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『サイボーグ009』(サイボーグ ゼロゼロナイン)は、石ノ森章太郎のSF漫画、およびそれを基にしたSFアニメ、及び主人公のコードネームである。
概要
『仮面ライダー』と並ぶ石ノ森の代表作で、未完の大作である。石ノ森自身のこの作品に対する思い入れは相当強く、仮面ライダーシリーズに関しては作画を他人に任せたことが多かったが、本作は雑誌掲載作品のほとんどを自分で描いた。例外として、映画『サイボーグ009超銀河伝説』のコミカライズ作品に、シュガー佐藤や桜多吾作などの筆によるものがある。
「009」というネーミングは、007シリーズに由来する。連載開始が1960年代と古く、当初008はアフリカの奴隷商人に連行される直前にブラックゴーストにより救出(のち拉致)されたなど、作中には、今となっては明らかに人種差別と受け取れる表現が多々あった。
特徴的な戦闘服は後世の漫画アニメ文化に大きな影響を与えた。たとえば2005年現在連載中の林家志弦作『はやて×ブレード』の、天地学園制服である。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
連載誌
漫画の連載開始は1964年の「週刊少年キング」。その後、「週刊少年マガジン」、「月刊少年ジャンプ」、「COM」、「週刊少年サンデー」、「月刊マンガ少年」、「少年ビッグコミック」、「SFアニメディア」など、複数の出版社、複数の雑誌で連載された。
1960年代の米ソ東西冷戦が背景になり、ベトナム戦争を舞台にするなど反戦色のあるテーマである。基本的には石ノ森作品に共通的に存在する、正義に対する哲学的作品である。また、ある時ギルモア博士が、戦闘能力向上を目的として、また黒人であるとの理由から、008の体全体をうろこ状に改造したことについて003がギルモア博士を激しく非難するなど、人種差別についても考えさせられる一面も垣間見える。
「移民編」については、未来からの逃亡者がみな障害者で、生まれたときから奇形であるとの描画があった。これについても、
- 生まれた時から両腕がなく体にウロコがはえて生まれた → 食肉植物に両腕を食べられてしまった
- 足の指が6本で生まれた → 食肉植物に足に噛み傷をつけられた程度で済んだ
- 怪物のような奇形の姿の未来人たち → シルエットで表現
等のように、後日の版で描き直しが行われている(未来からの黒服姿の男たちの顔が怪物のような描写のままのところに、その名残がある)。
ストーリー
少年鑑別所を脱走した島村ジョーは謎の男たちに捕らえられ、サイボーグにされてしまう。謎の男たちは世界の影で暗躍する死の商人・黒い幽霊(ブラックゴースト)団の手先だった。ブラックゴースト団は画期的な新商品・サイボーグ兵士の試作品としてジョーをサイボーグに改造したのである。その名も009。だが彼は、同じくゼロゼロ・ナンバーを付けられた8人のサイボーグと、自分たちを改造したギルモア博士とともにブラックゴースト団を脱走する。人の心を持ちながらヒトでも機械でもない存在となった悲しみを胸に、サイボーグ戦士たちはブラックゴーストの野望を打ち砕くために戦い続ける。
主な登場人物
ゼロゼロナンバーサイボーグ
001を除くゼロゼロナンバーサイボーグに共通してメンバー間のみで通じるトランシーバー機能(脳波通信回路)が装備されている。なお、これはブラックゴースト側のサイボーグも同様(ベトナム篇のサイボーグマン)。動力は原子力(001を除く)。
- 001:本名、イワン・ウイスキー
- 0歳。誕生日不明。ロシア出身。科学者であった父・ガモ=ウイスキーの実験台にさせられ、施された脳改造によって成人の10倍の脳の働きをもつようになった結果、エスパー能力を身につけた赤ん坊。念力、テレパシー、テレポートなど様々な超能力を持つ。常に冷静沈着で正確な判断を下す。ただし、改造されたのは脳だけであり、心肺機能の向上は図られていないため、海中ではメンバー中唯一酸素ボンベを着用する必要がある。15日間眠っては15日間起き続ける(=一ヶ月が一日に相当)という特異な生活リズムを持ち、ほとんど成長していない。また念力バトルやドルフィン号丸ごとのテレポート…など、能力を酷使した後には眠ってしまう。普段からギルモア博士の所にいる。理知的で人類愛に溢れる性格だが、時に世界のために非情ともいえる冷徹さを見せる。また自らを改造した父(行方不明)に対しては複雑な感情を抱いている。
- 002:本名、ジェット・リンク
- 18歳(旧設定22歳)。2月2日生まれ。アメリカ出身。元々はニューヨークの下町に住むストリートギャングのリーダーだったが、敵対するグループのリーダーをナイフで刺し、逮捕を恐れて逃げていた時にブラックゴースト団に捕まり改造手術を受けてしまう。両脚にジェットブースターを内蔵、マッハ5での飛行能力を持つ。9人中、009以外で唯一加速装置を持つが、その性能は009程ではなく彼の7割程度である(具体的な数値は2001年版アニメでの設定)。通常はアメリカンフットボール選手(1979年版アニメでは四輪レーサー)。空を飛ぶという非常に派手な能力を持ちながらも、実際には00ナンバーサイボーグとして最初期に改造された為、ギルモアには事有る毎に「旧式」といわれている。明るい伊達男で、仲間を大事にする。
- 003:本名、フランソワーズ・アルヌール
- 19歳(旧設定16歳)。1月24日生まれ。フランス出身。レーダー能力を保有、4キロ四方の索敵ができる聴覚、遠視力(透視能力も付随)を強化。サイボーグ戦士の紅一点。001を除くメンバー中もっとも改造箇所が少ない。元々はプリマドンナを目指す普通の少女だったが、偶然ブラックゴースト団に目をつけられ誘拐された後、改造手術をされてしまう(他の00ナンバー達は、サイボーグにされる前に様々な理由を抱えているが、彼女だけは「年頃の少女が不意にいなくなる事は良くある事」という理由でさらわれている)。通常はバレリーナとして舞台に立ったりイワンの世話をしている。昭和版の2度のアニメシリーズでは大人しく母性を感じさせるタイプのヒロインに描かれていたが、2001~02年版(平成版)では、昭和版と比較すると行動的で男とも対等に渡り合っていく強い心の持ち主として描かれた。いずれにしても心優しく争いを嫌う性格ゆえに、平和を乱す者と戦わねばならないことに苦しむ。ジョーとは相思相愛の仲。飛行機乗りの兄(ジャン)がいる。平成版アニメでは原作の時代背景とタイムラグがあるため、002,004とともに数十年前の東西冷戦時代にブラックゴースト団に改造された「第1世代サイボーグ」という設定になっており、それゆえ作中で009・島村ジョーに対してその事実を伝えて「とんだお婆ちゃんでびっくりしたでしょう?」と自嘲気味に言うシーンもあった。
- 004:本名、アルベルト・ハインリヒ
- 30歳(旧設定28歳)。9月19日生まれ。ドイツ出身。旧東ドイツから恋人(ヒルダ)を連れ出そうとベルリンの壁を越えようとするが失敗、銃撃により恋人を失う。その際自らも重傷を負い、気絶して倒れている所をブラックゴーストに捕まり改造手術をされてしまう。銃撃による重傷を負ったため、生身の体のほとんどが使い物にならなくなったという理由から、身体の大部分を機械化される。右手の指はマシンガン(そのため普段は手袋を常用)、左手の手刀はレーザーナイフ(006に包丁代わりに使われる描写も)。大腿部にマイクロミサイル(アニメ第一作では両腕の二の腕内にも)。果ては体内にヒロシマ型原爆までをも内蔵した戦闘用サイボーグで「死神」とあだ名される。普段はトラックの運転手をしている。その過去から虚無的でニヒルな性格である。
- 005:本名、ジェロニモ・ジュニア(但し、2001年版アニメのみ、G・ジュニア)
- 27歳(旧設定31歳)。12月25日生まれ。アメリカ先住民。(ジェロニモ族の名を持つ彼が、モヒカン族のヘアスタイルをしているのはおかしいとの理由で2001年版アニメで変更された。呼び名の変更もそれ故)。アメリカ先住民として謂れの無い差別を受け、仲間達が己のプライドを捨てて見世物じみた仕事についている事に怒り、今の状況に失望していた時にブラックゴーストにスカウトされ改造手術を受ける(ただし、自分がサイボーグになる事は知らなかった)。砲弾にも耐える強固な皮膚と100万馬力(後に1000万馬力に改造)の怪力を持つ。また、これは改造によるものではないが、シャーマンの様に自然の声を感じ取ることが出来る。無口で心穏やかだが、口にする言葉は大抵は重い。
- 006:本名、張々湖(ちゃんちゃんこ)
- 42歳(旧設定30代後半)。2月29日生まれ。中国出身。元々は貧乏な農民で、干ばつの為作物が育たず、生活苦にあえぎ首吊り自殺をしようとした所をブラックゴーストに見つかり、楽な暮らしが出来ると騙され改造手術を受けてしまう。高熱火炎(もしくは熱線)を口から放射。地面をも溶かしてしまうことで地中行動も可能。のんびりした食いしん坊でギャグメーカーとしての側面を持つ。普段も張々湖飯店という料理店を経営しているほどの腕のいい中華料理人で、作戦行動中もあらゆる手段でメンバーの食事面に気を配る。懐が広く、「大人(たいじん)」と呼ばれる。
- 007:本名、グレート・ブリテン
- 45歳(旧設定40代後半)。4月1日生まれ。その名のとおりイギリス出身(この辺りはジェームズ・ボンドへのオマージュと見られる)。元々は売れなくなった舞台俳優で、役者として仕事が無く、酒浸りの日々を送っていた所をブラックゴーストに見つかり、騙される形で改造手術をされてしまう。細胞の分子配列を変化させて消費財以外のあらゆるものに変化が可能(鳥に変身して空を飛ぶことや魚に変身して水中を泳ぐこともできる)。能力発動のスイッチは出臍(でべそ)に仕込まれている。当初は、変身能力に戦闘服が対応していなかったため、変身時には戦闘服を脱ぐ必要があった。後に戦闘服が能力に対応したことにより、着用時でもベルトのバックル部を押すことで能力の発動が可能になった。変身後は役者経験からくる巧みな演技力で活躍する。しかし、彼の真の能力は、変身ではなく、細胞の分子配列変化を応用し、透明人間の如く周囲の環境に完全に溶け込んでしまう能力である。ゆえに、あだ名は「カメレオン」。006とは良いコンビで、張々湖飯店の共同オーナーでもある。メンバーの中では最も感情を豊かに表す。が、性格自体はペシミスト。シェイクスピア劇のような台詞回しを好んで使う。アニメ版第一作や原作の一部では子供として登場する。
- 008:本名、ピュンマ
- 22歳(旧設定21歳)。8月20日生まれ。アフリカ出身(旧設定ではケニア出身。奴隷の描写が作品中にあるため、実在の国名を出すのはまずいとの配慮からアフリカの某国出身と変更。2001年版アニメでの出身国は架空の「ムアンバ共和国」)。当初の設定では、元々はアフリカの原住民の青年で、奴隷狩に遭い逃げている時にブラックゴーストに発見され、奴隷商人からは助けられるが、そのまま拉致され改造手術をされてしまう(ただし、現在ではこれらの設定はまずいとの配慮から、触れられていない)。深海活動用に改造されたため水の中で素早く活動できる推進能力や人工のえら、深海の水圧に耐える皮膚を持ち、「人魚」とあだ名される(アニメ第一作では戦闘時に水を吐く描写もあった)。地底帝国・ヨミ編の冒頭で敵の超音波攻撃で首から下をバラバラにされる重傷を負った結果、ギルモア博士の緊急手術を受けて、首から下の全身を銀色のうろこ状の肌に改造された(水中での能力のパワーアップのため)が、ピュンマ本人は当初あまりに人間とかけ離れた自分の姿にショックを受けて落ち込み、フランソワーズがギルモア博士のこの行為(アニメでは今後の戦闘で死んで欲しくない一心で能力強化のため銀色の身体にしたと説明。ただし、原作では当時の社会背景からか「(人種差別を受ける)黒い肌よりも良いのではないかと考えて」改造したという趣旨の発言もある)に対して、「彼(ピュンマ)は自分の黒い肌に対して私たちが考えるような引け目を持っていません!」などと厳しく非難する描写もあった(昭和期の2度のアニメ化ではこのエピソードについて触れていない。また、原作では「海底ピラミッド編」「裸足のザンジバル編」で元の黒い肌に戻っていることが確認できる)。通常は祖国でパークレンジャー(公園管理官)として働いている。大陸の貧困や偏見・迷信を解消しようと努め、アフリカの自然を守ろうと考えている真面目な青年。尚、平成版アニメでは祖国独立の為ゲリラ戦に従事していた事から戦闘のプロであり、メカや武器の扱いがうまい、という設定が付与されており、サイボーグたちが使用する万能戦艦・ドルフィン号のメインパイロットとして活躍する場面も多い。
- 009:本名、島村ジョー(しまむら ジョー)
- 18歳。5月16日生まれ。日本人の母と外国人の父との間に生まれたハーフ。他の8人の技術を結集した完成体。両親はすでに死亡しており、孤児としてハーフとして謂れの無い差別や偏見を受け、その事によってグレて犯罪に手を染め、少年鑑別所に送致されるが、一緒に送致された仲間と共に脱走し、逃亡中に事故に起こし、気を失っていた時にブラックゴーストに発見され、拉致された後、改造手術を本人の知らない内に受けてしまう(2001年のアニメ版では、この辺りの設定は変えられている)。「加速装置」を内蔵しており、マッハ5で行動できる(2001年版アニメでの設定。マッハ5という超高速から、加速状態での人命救助は不可能とされているが、張々湖の為に甲殻類を市場から加速装置を用い運んで来た事もある)。普段はギルモア博士の手伝いをしている(旧設定では四輪レーサー。自動車は言うに及ばず、船や飛行機に至るまでどのような乗り物も即時に操れる才能を持つ為“ハリケーン・ジョー”の異名がある)。偏見や差別にさらされる経験をしてきたため、殊更に人間同士の憎しみや争いを嫌う。戦いの場においてさえ、相手のことを気遣ってしまう優しい性格である。尚、古い版の単行本では一部「村松ジョー」と表記されている。
その他
- アイザック・ギルモア博士
- 63歳。1月25日生まれ。ユダヤ系ロシア人。元ブラックゴースト団の一員。9人のサイボーグ戦士を改造したが組織に造反し、彼らとともに脱走。9人のよき理解者でもある。ブラックゴーストの科学者として自分がしてきたことを後悔している。反面、これ以上サイボーグ戦士を増やしたくない、そして子供のような彼らを戦いで死なせたくない、という観念からサイボーグ戦士たちをパワーアップのために改造することに躊躇はなく、瀕死の008に対しても、もはや人間とは呼べないほどの改造を施したこともある(→008の項参照)。
黒い幽霊団(ブラックゴースト)
世界に死と戦争を撒き散らし、利益を得る「死の商人」。世界の各地に拠点があるらしく、その正体は消えることのない人間の欲望そのものである。魔神像を操っていたのは3つの人間の脳髄だが、彼らを倒しても別の者たちが新たに争いを引き起こす。新・黒い幽霊(ネオ・ブラックゴースト)からどのようにして神々との戦いへ繋がっていくかは明らかにされていない。
- スカール
- ブラックゴーストの表向きの首領。来たる宇宙戦争に向けてサイボーグの使用を提唱した。ゼロゼロナンバーシリーズの成果を活かしたと思われる完成されたサイボーグであり、加速装置も内蔵している。体内の組織を大幅に改造しており、腕にヤリ、腹部に砲口を内蔵し、首が取れても動ける。
- その他のサイボーグ
- 兵士として多数が戦線投入されるサイボーグマンを除いて、ゼロゼロナンバーたち9人以降に完成したサイボーグは、単体では彼らを上回る能力を持っている。009たちは、戦いの経験によって培ったチームワークと勇気で強敵に打ち勝っていく。「週刊少年キング」版および2001年アニメ版では、ブラックゴースト側のゼロゼロナンバーとして、0010(ゼロゼロテン)、0011(ゼロゼロイレブン)、0012(ゼロゼロトウェルブ)、0013(ゼロゼロサーティーン)が現れる。「ミュートスサイボーグ編」ではアポロンを始めとする神話の神々・怪物を模した様々なサイボーグが登場する。「地下帝国ヨミ編」では強敵バン・ボグートが009たちを苦しめる。その他にも異なる時代・世界・文明から生まれたものたちが敵として姿を現す。
漫画作品
第1期(1964-65年)
「週刊少年キング」(少年画報社)に連載。009たちの誕生経緯から、ブラックゴースト団からの脱走、暗殺者たちに追われる様子が描かれる。ミュートスサイボーグとの戦いによってストーリー的には一応完結している。
第2期(1966年)
「地下帝国ヨミ編」。映画版の公開に合わせて「週刊少年マガジン」(講談社)に掲載。ブラックゴースト団との最後の戦いが描かれており、ストーリー的には完結している。その後も掲載誌を変えて新作が発表され続けているが、本編を真の完結編と考えているファンも多い。ラストシーンがアメリカのファンタジー・SF作家レイ・ブラッドベリの『万華鏡』(短編集『刺青の男』所収)に触発されたものとしばしば語られることでも有名。
第3期(1967-69年)
「冒険王」(秋田書店)に連載。「怪人島編」、「中東編」など6編の中篇からなる。最後の「天使編」はシリーズに終止符を打つ意気込みで開始されたが、序章的な部分を描いたのみで中断。
第4期(1970年)
「神々との闘い編」。「COM」(虫プロ商事)に連載。中絶した「天使編」を構想を新たに描き直したものだが、やはり中断という同じ運命を辿った。この後しばらくの間、『サイボーグ009』は描かれなくなる。
第5期(1975-76年)
「週刊少女コミック」(小学館)に連載。「風の都編」、「雪のカーニバル編」、「エッダ編」の3編の中篇からなる。ブラックゴーストは登場せず、伝説や神話に絡んだ謎に009たちが挑むというストーリー。
第6期(1977-79年)
第5期の一環とも言える「月刊少年ジャンプ」(集英社)掲載の「ディノニクス編」、「プレイコミック」(秋田書店)掲載の「グリーンホール編」などを経て、「月刊マンガ少年」(朝日ソノラマ)に久々の長編である「海底ピラミッド編」を連載。
第7期(1979-80年)
再度のテレビアニメ化に合わせ、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載。たくさんの短編・長編からなるが、その内容はネオ・ブラックゴースト団との戦いと、日常的な人間ドラマに二分される。尚、並行して同じ小学館発行の隔週刊誌「少年ビッグコミック」にも作品を発表している。
第8期(1985年)
「時空間漂流民編」。「SFアニメディア」(学習研究社)に連載された長編。作者の死により最後の作品となったが完結編ではない。尚、石ノ森は本当の完結編として『Conclusion God's War』の構想を立てており、作者の死後に放映された2001-2002年のテレビアニメではその序章部分を映像化している。
第9期(2006年-)
生前の石ノ森が残したプロットを基に小野寺丈が完成させた、本当の完結編となる小説『2012 009 conclusion GOD'S WAR』が刊行される。サイボーグ戦士が21世紀の人間という設定に変更され、それに合わせて改造される経緯も新解釈になっている。
アニメ作品
1966-68年、1979-80年、2001-02年の3期に分けられる。
1966-68年
先行して劇場版2作が作られ、その後テレビシリーズが始まった。
企画経緯
当時、東映のアニメ映画は文芸性の高い長編が製作されていたが、プロデューサーの旗野義文がテレビアニメの手法による中編映画を企てた。東映動画が創立以来年に1本から2本公開してきた名作ものを原作とする長編のフルアニメーション作品を「A作」。この「A作」に対して長編フルアニメとテレビアニメの中間的位置付けとして、3コマ撮りの中編作品を「B作」とするものである。テレビシリーズの『レインボー戦隊ロビン』のスタッフを投入して製作されたB作の第一弾が『サイボーグ009』だった。本作が選定されたのは『西遊記』などを演出した白川大作と石ノ森との縁による。
演出は映画2作とテレビシリーズともに芹川有吾が担当。メインライターは辻真先でオリジナルエピソードも加えられた。音楽は映画、テレビとも小杉太一郎が担当。映画『怪獣戦争』の主題歌はテレビシリーズでも継承された。その際「メンバーの名乗り」が曲の前に入れられた。
アニメ化にあたって009の設定に以下のような変更が加えられた。
- 脱走犯をレーサーへ
- 混血の栗毛を黒髪へ
- 前髪を垂らすのをやめる
- コスチュームを赤から白へ
- マフラーを009のみ赤へ
すなわち「健全なヒーロー化」である(テレビシリーズではキャラクターデザインが変更され、髪形や表情が原作に近づけられている)。
また007のキャラクターが、大人から子供に変更されている。
劇場版
主題歌
声の出演
- 001:鳥山京子
- 002:石原良
- 003:ジュディ・オング
- 004:大竹宏
- 005:増岡弘
- 006:藤村有弘
- 007:曽我町子
- 008:内海賢二※1作目のクレジットでは、誤って005と表記されている。
- 009:太田博之
- ギルモア博士:八奈見乗児
- ヘレナ:市原悦子
テレビシリーズ
各話共通の敵はいない。毎回起きた事件に009を中心に挑む(009以外のサイボーグは話に応じて出てくるので全員揃うことは少ない)。「戦争の準備を怠らない現実から起きた事件」「新しい飛行機作成の妨害」「独立運動の妨害」など子供向けとは思えない話もある。
- 1968年4月5日~1968年9月27日 全26話
- NET(現:テレビ朝日)系 金曜19:30~
- 白黒作品
- 企画:宮崎慎一、江藤昌治、旗野善文
- 脚本:辻真先、伊上勝、小沢洋、佐藤純弥、高久進、芹川有吾、安藤豊弘
- 演出:芹川有吾、田宮武、勝間田具治、勝田稔男、藪下泰次、田中亮三、新田義方、宮崎一哉、永樹凡人、岡崎稔、高見義雄
- 音楽:小杉太一郎
- 選曲:宮下滋
主題歌
- オープニングテーマ:「サイボーグ009の歌」(作詞:漆原昌久 作曲・編曲:小杉太一郎 歌:マイスタージンガー)
- 冒頭のメンバーの名乗りは、テレビ用とレコード用で印象が大きく異なるものになっている。
- エンディングテーマ:「戦いおわって」(作詞:石森章太郎 作曲・編曲:小杉太一郎 歌:ボーカル・ショップ)
声の出演
- 001:白石冬美
- 002:石原良
- 003:鈴木弘子
- 004:大竹宏/内海賢二
- 005:増岡弘
- 006:永井一郎
- 007:曽我町子
- 008:野田圭一
- 009:田中雪弥(現・森功至)
- ギルモア博士:八奈見乗児
サブタイトル
- 恐怖の怪人島
- Xの挑戦
- 南極の対決
- 宇宙魔人
- あゝクビクロ
- ガラリア王救出作戦
- 消えたスクール・バス
- 金色の眼の少女
- 悪魔は夜歩く
- 地底の黄金宮殿
- 黄金のライオン
- 天かける巨人
- 悪魔城の秘密
- 呪われた砂漠
- 悲劇の獣人
- 太平洋の亡霊
- 幽霊同盟
- わが父は悪魔の使徒
- 恐怖の原潜シークネイス号
- 果てしなき逃亡
- 幻の騎馬軍団
- 復讐鬼
- 復讐鬼(後編)
- 非情な挑戦者
- よみがえれ不死鳥
- 平和の戦士は死なず
1979-80年
テレビシリーズが1年間放送された後、劇場版が作られた。
テレビシリーズ
『宇宙海賊キャプテンハーロック』の終了後に本作が放送された。本編開始前に、「前夜祭」と称した番組が2週にわたって放映された。スタジオに石ノ森や声優、一般のファンを集めた前宣伝の番組であった。
本編は「宇宙樹編」、「戦士の休暇編」、「ネオ・ブラック・ゴースト編」からなった。「ミュートスサイボーグ編」のアニメ化の構想もあり、石森がラフデザインを描き下したが実現しなかった(ここでヘレンの代わりとして考案されたアルテミスは、2001年版のアニメに登場する)。メインライターは酒井あきよしで17本を担当している。辻真先も第1話を書いている。スタッフとして、アニメーターの金田伊功、作画監督の芦田豊雄、演出の高橋良輔(ペンネーム・山口和十八を使用)らが参加した。
- 1979年3月6日~1980年3月25日 全50話
- テレビ朝日系 火曜19:00~
- プロデューサー:小泉美明、飯島敬、鈴木武幸
- 監督:高橋良輔
- 脚本:酒井あきよし、辻真先、吉田善昭、桜井正明、山崎春哉、安藤豊弘、吉川惣司、加藤有芳、山口和十八
- 演出:広川和之、滝沢敏文、三浦将則、鈴木行、石崎すすむ、吉田浩
- アニメーション・キャラクター、総作画監督:芦田豊雄
- メカニック設計:サブマリン
- 音楽:すぎやまこういち
- 音響演出:太田克己
- 録音:村田好次
- 効果:いとうひろゆき
- 音響制作:映広音響(池田昌彦)
- 製作協力:日本サンライズ
- 制作:テレビ朝日、東映
主題歌
- オープニングテーマ:「誰がために」(作詞:石森章太郎 作曲:平尾昌晃 編曲:すぎやまこういち 歌:成田賢、こおろぎ'73)
- エンディングテーマ:「いつの日か」(作詞:八手三郎 作曲:平尾昌晃 編曲:すぎやまこういち 歌:こおろぎ'73)
声の出演
- 001:千々松幸子
- 002:野田圭一
- 003:杉山佳寿子
- 004:山田俊司
- 005:田中崇
- 006:はせさん治
- 007:肝付兼太
- 008:戸谷公次
- 009:井上和彦
- ギルモア博士:富田耕生
- ブラフマー:古川登志夫
- ヴィシュヌ:田中崇
- シヴァ:戸谷公次
- ガンダール:中田浩二
- オーディン:永井一郎
- ロキ:田の中勇
- トール:柴田秀勝
- フレイヤ:吉田理保子
- ナレーター:野田圭一
サブタイトル
- よみがえった神々
- 氷にねむる巨人
- 凱旋門の鬼
- 誇りに燃えよアフリカの星
- 巨人よ眠れ、伝説の中に
- 女神の涙なんか欲しくない
- 神々の罠
- 愛に響けバイオリン
- 宇宙樹の村が呼んでいる
- 大西部に散った友情
- よみがえった幻の総統
- 闘うマシーンにはさせない!
- 姿なき暗殺者
- イルカにのった少年
- 恐怖の異常植物
- ウエストサイドの決闘
- 阻止せよ! Xの悲劇
- 我が心の吸血鬼
- 人喰いメルヘンランド
- 裏切りの砂漠
- 永遠に眠れ恐竜ディノニクス
- ネオ・ブラックゴーストの挑戦
- 死闘! V2作戦
- 世界平和会議を守れ
- 優しきぼくらの父ギルモア
- 追え! 熱砂の武器ルート
- 美しく生きよ! 愛しき女王
- サイボkグ帝国をたたけ!!
- 走れ! オスカー、平和を胸に!
- ジョー! 父さんを追え!
- 必殺キック! 決死の暗殺サッカー
- 豪華客船フェアリー号の罠
- 一人ぼっちの少年
- あした鳴れ愛の鐘
- 悲しき友情のケルン
- カジノ攻防戦! イカサマには替え玉を
- 大森林からの脱出
- 百獣の王ライオン野生の雄叫び
- 大根役者に乾杯!
- スピードに命を賭けた男
- 悲しみは海の彼方に
- イワン・父を求めて!
- あばけ! 三兄弟の秘密
- ネオ・ブラックゴーストの尻尾を掴め!
- 東洋のイエス(前編)
- 東洋のイエス(後編)
- 四つ子の謎(前編)
- 四つ子の謎(後編)
- 倒せ! 恐怖のシャングリラ計画
- ネオ・ブラックゴーストの最後
劇場版
テレビ版は日本サンライズ制作だったが、劇場版は東映動画が制作した。監督は明比正行、キャラクターデザインと作画監督は山口泰弘という東映動画系のスタッフで固めた。脚本も中西隆三とテレビ版にタッチしていないスタッフを起用した。脚本協力にSF映画『スターウォーズ』のスタッフという触れ込みでジェフ・シーガルを起用したが、この事は本シリーズとして一つの転機となった。ジェフ・シーガルは、黒人であることを誇張した008ピュンマの漫画的なキャラクター描写に、「アメリカ輸出のときに人種差別と取られる」とアドバイスした。これにより、本作以降008のキャラクターデザインが変更されたのである。
- 『サイボーグ009 超銀河伝説』
- 1980年12月20日公開
- 130分
- 製作:渡辺亮徳、今田智憲
- 原作・総指揮:石森章太郎
- プロデューサー:飯島敬、小湊洋市
- 脚本:中西隆三
- 脚本協力:ジェフ・シーガル
- 作画監督・アニメーションキャラクターデザイン:山口泰弘
- メカニック作画監督・メカニックデザイン:角岡紘一
- 音楽:すぎやまこういち
- 編曲:あかのたちお、小六禮次郎、神山純一
- 製作担当:横井三郎
- 監督:明比正行
主題歌
声の出演
メインキャストは1979年のテレビ作品をベースとしているが、001、008、ギルモア博士の3人は異なる。
2001-02年版
1年間にわたってテレビ東京にて「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」のタイトルでテレビシリーズが放送された。
テレビシリーズ
アニメーション制作はジャパンヴィステック。キャラクターデザインは、『人造人間キカイダー THE ANIMATION』で石森キャラクターをものにした紺野直幸が担当。シリーズ構成には大西信介、監督に川越淳という布陣で、原作漫画に忠実という方針(ただし008=ピュンマのキャラクターデザインは、先に述べたような事情で紺野のオリジナル要素が強い。とはいえ石森風のデザインであまり違和感なく処理されている)で制作に臨んだ。avexが出資者となり、音楽を小室哲哉が担当、主題歌はglobe(後期EDはFayray)が歌ったことも話題を呼んだ。誕生編から原作の主要エピソードを連ねていき(この流れがちゃんとアニメ化されたのは、初めてのことである)、地底帝国ヨミ編で終了する。そのため、この時点では話は完結していることになる。
2001年に製作されたこともあり、原作が掲載された時とは世界情勢が異なるため(東西ドイツ統合等)、004以前のサイボーグ達は過去に改造手術をされた初期型のサイボーグで、様々な問題が発生したため、完全な改造技術が確立するまで冷凍睡眠させられていたと言う設定にされている。
製作現場の事情で放送時に作画が崩れていた箇所は、ビデオ及びDVDでは原則として修正されている。但し、一部のエピソードはビデオ化の時点で修正が間に合わず、DVDでようやく修正されたものもある。また、放送時は一部エピソードの放送順が本来の予定と異なっており、ビデオでもそのままになっているが、DVDでは本来予定されていた順番に変更されている。
石ノ森章太郎の遺稿である『Conclusion God's War』は最後の3話で序章部分が語られるが、放送時は諸般の事情で第47話と第48話の間に急遽総集編が追加されたため、『Conclusion God's War』は2話に短縮された(ビデオ、DVDでは本来の予定だった全3話になっている)。
放送時間が日曜18:30なだけに、裏番組として「サザエさん」(フジテレビ系)と競合していた。
- 2001年10月14日~2002年10月13日 全51話(放送時は全50話+ビデオ未収録の総集編)
- テレビ東京系 日曜18:30
- ゼネラルプロデューサー:長澤隆之
- 監督:川越淳
- 企画:大橋研一、好木俊治、岩田圭介(テレビ東京)
- 音楽:小室哲哉(サポート:多田彰文、松尾早人)
- スーパーバイザー:小野寺章
- プロデューサー:井上光晴、岩田牧子(テレビ東京)
- シリーズ構成:大西信介
- キャラクター&メカデザイン:紺野直幸
- 音楽制作:avex mode
- 製作協力:avex mode、博報堂
- 製作・著作:テレビ東京、ジャパンヴィステック
主題歌
- オープニングテーマ:「What's the justice?」(作詞:KEIKO & MARC 作曲・編曲:Tetsuya Komuro 歌:globe)
- 本作OP用に、オリジナル版にはない歌詞を追加している。
- 第1話と第48話、『Conclusion God's War』はオープニングが存在しない。また、オープニング映像は放送時は中期になってから変更されたが、DVDでは第4話から変更されている。
- エンディングテーマ1:「What's the justice?」
- 第1話のみエンディングに使用された。
- エンディングテーマ2:「genesis of next」(作詞:Tetsuya Komuro & MARC 作曲・編曲:Tetsuya Komuro 歌:globe)
- フルサイズとTVサイズでは歌詞の一部が異なる(そのためか、TVサイズは作詞者がMARCのみになっている)。また、エンディング映像は放送時は第1話のものをそのまま使用していたが、DVDでは新規に作成されたものに変更されている。
- エンディングテーマ3:「STARTING FROM HERE」(作詞:KEIKO & MARC 作曲・編曲:Tetsuya Komuro 歌:globe)
- こちらもフルサイズとTVサイズでは歌詞の一部が異なる。globeのアルバム『Lights2』が初出で、シングルは発売されていない。
- エンディングテーマ4:「I do」(作詞・作曲・歌:Fayray)
- エンディングテーマ5:「I do(special edition)」(作詞・作曲・歌:Fayray)
- 『Conclusion God's War』で使用。TVサイズしか発表されておらず、フルサイズが存在するかどうかは不明。
声の出演
- 001:植田佳奈
- 002:森久保祥太郎
- 003:雪乃五月
- 004:飛田展男
- 005:大塚明夫
- 006:茶風林
- 007:長島雄一
- 008:岩田光央
- 009:櫻井孝宏
- ギルモア博士:麦人
- スカール:若本規夫
サブタイトル
話数は最終決定版であるDVD版のもの。放送時及びVHS版では第19話と第21話が逆になっている。
- 誕生
- 脱出
- 閃光の暗殺者
- 死闘の果てに
- 鋼鉄の涙
- 消えた博士を追え!
- 見えない敵を撃て
- トモダチ
- 深海の悪魔
- オーロラ作戦
- 幻影の聖夜
- 謎の無人島
- 倫敦の霧
- 再会の地で
- さらば友よ
- 突入
- 決戦
- 張々湖飯店奮闘記
- 英雄の条件
- まぼろしの犬
- 悪の化石
- 神々の来襲(ミュートス編)
- そびえ立つ神話(ミュートス編)
- アルテミス(ミュートス編)
- ミュートス、終章(ミュートス編)
- ギルモアノート
- 小さな来訪者
- 闘いの未来
- 青いけもの
- 未来都市
- 怪物島
- 機々械々
- 結晶時間
- ファラオウィルス
- 風の都
- 凍る大地
- 星祭の夜
- 黒い幽霊団
- 新たなる刺客(ミュータント編)
- シンクロワープ -同調跳躍-(ミュータント編)
- 悪夢の未来(ミュータント編)
- 明日へ…(ミュータント編)
- 異変(地下帝国「ヨミ」編)
- バン・ボグート(地下帝国「ヨミ」編)
- さよなら、ドルフィン(地下帝国「ヨミ」編)
- 地底へ!(地下帝国「ヨミ」編)
- 魔神、発動(地下帝国「ヨミ」編)
- 地上より永遠に(地下帝国「ヨミ」編)
- 総集編 黄泉の群像(地下帝国「ヨミ」編) ※第47話と第48話の間に放送、映像ソフトには未収録
- 完結編~Conclusion God's War~序章~
- 第1幕 女神の陰謀(はかりごと)
- 第2幕 光の羽音(はねおと)
- 第3幕 宇宙(かみ)の産声 ※未放送
なお、「009」がパチンコ機・パチスロ機で登場したが、2001年版のアニメを元にしている。
ラジオドラマ
豆知識
009のコスチュームは、初のアニメ化となる初期劇場版では「白い服と赤いマフラー」に設定された。しかし、原作でマフラーが赤かったのは初期のみで、しかもその時の服の色は緑である。同時期に「緑の服と黄色いマフラー」という配色も見られたり、2色刷りのページでズボンのみが赤く塗られていたりすることから、当時は作者の頭の中でも配色が一定していなかったことが窺える。ベトナム編の中期から「赤い服と黄色いマフラー」が定着し、アニメ版でも1979年以降はこの配色に統一されている。なお、2001年版アニメでは、原作の初期に見られた緑の服が「第1世代が冷凍睡眠に入る前に使用していた服」として本編中に登場したほか、『Conclusion God's War』では「青い服に赤いマフラー」という新しい配色が登場している(本来の構想ではデザイン自体を変更する予定だったという)。この青い服は石ノ森氏が生前に最終章をイメージして描いたイラストが原典であり、90年代中にゲームセンターでプリクラシールの絵柄としても登場している。
参考文献
- サイボーグ009 コンプリートブック(2001年、メディアファクトリー刊)
パロディ
- 『月刊ファンロード』にて、『サイボーグ009(マンマルク)』なる読み切りのパロディ漫画が掲載された。
- 永井豪が『けっこう仮面』の作中で、けっこう仮面と戦うゲストキャラとして『裁縫部009(ちなみに009の名前は「島村お嬢」)』とオリジナルをもじったキャラクターを登場させている。
関連項目
外部リンク
NET系 金曜19時台後半 | ||
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大魔王シャザーン
※月曜19:30へ移動 |
サイボーグ009(第1シリーズ)
|
|
テレビ朝日系 火曜19時台前半 | ||
サイボーグ009(第2シリーズ)
|
人気アニメ大行進
※19:00-20:00 |
|
テレビ東京系 日曜18時台後半 | ||
サイボーグ009(第3シリーズ)
|