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「パチスロ」の版間の差分

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なお日本国外でパチスロを打つ場合、日本における[[保安電子通信技術協会]](保通協)や公安委員会による検定制度に相当する制度が存在しない、あるいは制度が存在しても検定基準が異なるといった理由から、台に改造が加えられゲーム性が当該機種本来のものと異なる(いわゆる「裏モノ」化している)可能性がある点には注意が必要である。
なお日本国外でパチスロを打つ場合、日本における[[保安電子通信技術協会]](保通協)や公安委員会による検定制度に相当する制度が存在しない、あるいは制度が存在しても検定基準が異なるといった理由から、台に改造が加えられゲーム性が当該機種本来のものと異なる(いわゆる「裏モノ」化している)可能性がある点には注意が必要である。



==日本のメーカー==
*[[サミー]] http://www.sammy.co.jp/
*[[ロデオ (企業)|ロデオ]] http://www.rodeo.ne.jp/
*[[山佐]] http://www.yamasa.co.jp/
*[[平和 (パチンコ)|平和]] http://www.heiwanet.co.jp/
*[[北電子]] http://www.kitadenshi.co.jp/
*[[大都技研]] http://www.daito.co.jp/
*[[アルゼ]](エレコ・ミズホ・メーシー販売) http://www.aruze.com/
*[[アリストクラートテクノロジーズ]] http://www.aristocrat.co.jp/
*[[ベルコ (パチスロ)|ベルコ]] http://www.s-bellco.co.jp/
*[[パイオニア (パチスロ)|パイオニア]] http://www.slot-pioneer.co.jp/
*[[オリンピア (パチスロ)|オリンピア]] http://www.olympia.co.jp/
*[[ネット (パチスロメーカー)|ネット]] http://www.net-fun.co.jp/
*[[SNKプレイモア]] http://www.snkplaymore.co.jp/
*[[三共 (パチンコ)|SANKYO]](ビスティ) http://www.sankyo-fever.co.jp/
*[[IGT|アイジーティージャパン]] http://www.igt.co.jp/
*[[藤商事]] http://www.fujimarukun.co.jp/
*[[大一商会]] http://www.daiichi-shokai.co.jp/
*[[タイヨー]] http://www.taiyo-slot.co.jp/
*[[岡崎産業]] http://www.okazakisangyo.com/
*[[マックスアライド]]
*[[アビリット]] http://www.abilit.co.jp/
*[[エマ]] http://www.ema.to/
*[[バルテック]] http://www.baltec.jp/
*[[清龍ゲームジャパン]] http://www.seiryugame.co.jp/
*[[トリビー|エイペックス]]→[[トリビー]]
*[[マツヤ商会]]
*[[ニイガタ電子精機]]
*[[ラスター]] http://www.luster777.co.jp/
*[[リックコーポレーション]]
*[[オーイズミ]] http://www.oizumi.co.jp/
*[[三洋物産]] http://www.sanyobussan.co.jp/
*[[西陣 (企業)|西陣]] http://www.nishijin.co.jp/
*[[日本回胴式遊技機工業]](JSI)
*[[ユニオンマシーナリ]]
*[[大東音響]]→[[藤興]]
*[[ナコル]] http://www.nacol-hq.co.jp/
*[[イレブン (パチスロメーカー)|イレブン]] http://www.eleven11.co.jp/
*[[バンガード]]
*[[パル工業]]
*[[アスワン東京]]
*[[アクト技研]] http://www.act-giken.co.jp/
*[[クリエイトツーワン]]
*[[JPS (パチスロ)|ジェイピーエス]] http://www.jps777.com/
*[[タイヨーエレック]] http://www.taiyoelec.co.jp/
*[[弁慶]]
*[[ヤーマ]] http://www.yama777.co.jp/
*[[KPE]] http://www.kpenet.jp/
*[[日活興業]]→[[ネット (パチスロメーカー)|ネット]]
*[[バークレスト]]→[[ロデオ (企業)]]
*[[太陽電子]]→[[タイヨーエレック]]
*[[興進産業]]→[[テクノコーシン]]→[[ラスター]]
*[[エーアイ]]→[[大都技研]]
*[[トリビー]]
*[[エール]] http://www.yell777.jp/


==関連項目==
==関連項目==

2007年8月27日 (月) 06:20時点における版

パチスロとは、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」によって規制を受ける7号営業店=パチンコ店等に設置されるスロットマシンのことである。正式名称は「回胴式遊技機」。保安電子通信技術協会(保通協)によって行われる型式試験に合格しなければ設置できない。登場当初はオリンピア物産(現在のオリンピアとは別の会社)製の機械がメインだった為、「オリンピアマシン」とも言われる。

パチスロ登場以前は、ラスベガスなどでお馴染みのいわゆる「アップライト型」が主流であったが、大型のスロットマシンは店舗への導入が困難である事から、パチンコの枠にそのまま設置できるスロットマシンが開発された。

スロットマシンがリールの自動停止を待つのに対し、パチスロでは遊技者がストップボタンでリールを停止する。これはパチンコとともに法的に遊技者が最低限の技術介入を求められているためである。パチンコと共に庶民に最も身近な遊技のひとつ。

概要

パチスロはスロットマシンをパチンコ台の空間に入るよう製造されたもの(ただし0号機の時代はその限りではなく、筐体はそのまま外国のスロットマシンと同じものだった)。そのため当初からパチンコを設置している店の一角にパチスロのコーナーが設けられていて、換金方法もパチンコの方式をそのまま流用しているところがほとんどである。

換金率は、かつてはパチンコの換金率から換算されていたため同じホールでの換金率はパチンコもパチスロもほぼ同じであったが、最近はパチスロ台の機械割が全体的に低下していることから、パチスロに限り等価交換を導入しパチンコと換金率に差を付けているホールも増えている。

パチンコとの遊技性の違いは、「ある程度の技術介入」要素が明確であり、出玉を左右しやすい点にある。つまり打ち手のレベルやテクニックによって目に見えて差が開きやすい。しかしながらシステムや遊技方法にある程度の理解が無いと遊技する上での楽しみや興奮が少なく、始めるにあたり敷居が高い、と思う者も多い。とくにパチンコとの顕著な違いは「あらゆる役が当選しても、遊技者がその絵柄を決められた位置に止めないと払い出しを受けられない」という部分である。ボーナスに限っては店の従業員に止めてもらうことも出来るが、その他の小役は基本的に遊技者が止める必要がある。

4号機が発売されていた時期はパチンコのホールをパチスロ専用のホールとして改装する店が多くあった。これはパチスロの演出の変化により店内のBGMや放送及び照明がパチンコのものと両立しなくなってきたためである。もちろん当時のパチスロ人気の高騰も原因の一つだった。これはパチンコの出玉に関する規制が厳しくなったために、より爆発力の大きいパチスロに客が流れたことに原因があった。

このことからもわかるように、遊技者は大量のコインを短時間で獲得できるような仕様のパチスロ機を求め、設置するホールも客の求める機種を多く設置するため、メーカーもそのような機種を発売する。そのために常にギャンブル性(射幸性)の高さが問題となり、そのたびに当局より規制を受けることになる(パチスロの進化と変遷の項を参照)。

ちなみに全国的にパチスロが普及した後も、三重県では公安委員会がパチスロの導入を認めないという理由でパチスロ台が1台も稼動していない状況が続いていたが、2000年にはパチスロの導入を認める方針に転換し、同年7月より三重県内でもパチスロが一斉に導入された。

2005年、これまでのメダルではなく、パチンコ玉にて遊技するパチスロ機(通称「パロット」)がSANKYOから登場。メダル3枚に相当するパチンコ玉15発が一回の遊技代となるが、上記のようにスロットとパチンコで換金格差がある関係でどうしてもスロットと同じように遊技できるという状況ではなく、メダルでの遊技ができるスロット機が主流となっている。

また、筐体の変化も様々で、床置きタイプの筐体なども少ないながら存在する。

進化と変遷

1964年~
アメリカ統治下の沖縄で「オリンピアマシン」が誕生[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。、現代のパチスロの嚆矢となった。東京オリンピックに因んでオリンピアと名づけられたスロットマシン型のこの遊技機は、ゲーム機メーカーのセガタイトーが共同会社であるオリンピアを設立、セガがかねてより在日米軍基地や欧州市場向けに製造していたスロットマシンを応用した製品の製造を担当し、販売営業を分け合った。1ゲームに投入できるメダルは1枚、絵柄の組み合わせの有効ラインは1つで、ボーナスゲームはなかった。
1977年~
0号機(1985年に施行された風営法以前に作られた機種の総称)の登場。基準など無かった時代なので、極端にスベリの有るものや、反対にスベリの少ないものがあり、目押しの出来るプレイヤーにとっては攻略の対象になった。リールもギアで動くものだった機種では、窓を抑えることでリールを止めることができたものもあった。(この種の機種では、リールが停止してから役の判定をしていたので、「ド突き攻略法」が流行った。但し、実際にはゴトである)
役は、ボーナスゲームと小役ゲームのみで構成され、一度ボーナスゲームが当たると次回のボーナスゲームが高率で当たり、店が設定した打ち止めまで続くようになっていた。また、連チャンの規制も無かったので激荒の波を持った機種もあり、『リバティーベル』では50連チャンの話も有った。役の決定方式は、吸い込み方式だったと思われる。尚『パチスロパルサー』には山佐パターンと呼ばれる独特のリーチ目があって、リーチ目表(大量リーチ目タイプなので代表的なパターンのみ)がホールに張り出されていた。このパターンは現在まで続いていて、パルサーシリーズのウリになっている。
なお、当時は今のように無制限で交換率が5~7枚交換というものではなく、ボーナス1回ごとに交換し交換率も10枚交換などというホールがざらにあった。またリプレイもなかった。コインサンドもまだなく、通貨を50枚単位で包んであるのと同じものをカウンターで1000円で交換していた。今でも高年齢の人が1000円を1本と呼ぶことがあるのはこのときの名残である。
1985年~
1号機(新風営法に基づいた全国統一認定基準)の登場。現在のボーナスシステムと同等のゲーム性を搭載した。その後、不正改造対策により1.5号機が登場。
1988年~
2号機が登場。コインを50枚まで貯留できるクレジット機能が採用され操作性が向上し、シングルボーナスや集中役など新しい遊技機能が許可されたことにより、ゲーム性が従来と比較して格段に向上した。一方で、1ゲーム4秒(3号機以降は4.1秒)の規制が加わり、スピーディなプレイが難しくなった。
  • 代表機種:アラジン(開発:サミー、販売:ニイガタ電子精機)、バニーガール(オリンピア)、センチュリー21(瑞穂製作所)、アニマル(アークテクニコ)
1990年~
3号機が登場。2号機のギャンブル性を抑えた仕様であり、人気のあった集中役に対する規制が強化された。ゲーム性が画一化されてしまい、結果的に連チャンを誘発する仕掛けなど違法な裏モノが多く出回った。それへの対処として大規模な基板改修や再封印が行われた結果、パチスロ人気が急落した。
1992年~
4号機の登場。コイン持ちをパチンコに合わせるために、リプレイ搭載が義務づけられた。他方でフラグ告知機能も許可されたが、当初はあまり活用されなかった。他にも、オートリセット機能(3号機まではビッグボーナス終了のたびに店員を呼んでリセットをしてもらう必要があった)の搭載、払い出しに関係のない絵柄(多くの機種における中・右リールのチェリーなど)も4号機から認められている。さらに、ビッグボーナスに「期待値方式」を採用し、獲得枚数が毎回変化するようになったことも特筆される。
以上の4号機までの機種は2006年以降順次(最長でも2007年9月末まで)、検定期間満了によりホールから姿を消し、以下の5号機と入れ替えられることになっている。

また、これらの4号機をはじめとする「みなし機」は、換金性はないものの、(正規のパチスロ機への悪用防止のため)コインセレクターなどに若干の改造を加えられてゲームセンターなどで新たにメダルゲーム機として転用されている。

2005年~
5号機の登場。射幸心を煽りすぎた4号機と比較して出玉性能が大幅に制限される反面、技術介入面での差はさほどなくなり、打ち手に平等になったと思われた。しかし、リプパンはずしという新しい技術介入方法が考案され、それによって機械割が上がる機種が増えている。
ただ、5号機そのものは、まだ確立されている状態では無い。そのため各メーカーは手探り状態でリリースを試みている。今後、4号機時代の様に、リプパンはずしに準ずる様々な解釈方法を反映させた機種が発表される可能性は極めて高い。
なお、この頃に導入された健康増進法が適用されるべき場所であるにもかかわらず、ごく一部のホールを除いて全く対策がなされていない。(『パチスロ機に灰皿が付属している』等)この件に関しては物議を醸している。

様々な規制の余波

2002年以降、出玉上の規制が行われ、スペックの変化は様々であるが、出玉設計以外の分野においても規制の余波が届いている。

ホール営業

原則的に「来店客に対し、射幸心を煽る店内行為」が自粛されている。

過剰なアナウンスの自粛
プレイヤーの射幸心・期待度を極端に煽るおなじみのアナウンスが自粛された。通常空き台の案内やイベント案内程度が主流。
出玉公開・写真
出玉ランキングにおいて、以前のような掲示方法が変わりつつある。大量獲得者の写真は、獲得者が強盗犯罪等に巻き込まれる可能性から、最近では無くなりつつある。
イベント
設定を断言するなどの行為が自粛される。その代わりに「(設定を)上げ・キープ」、「爆裂札」、「ゴロゴロ(5656)祭」、「エビアン(海物語シリーズの5・6絵柄であるエビとアンコウ)祭」、「ドラゴンボールの星の数で告知」などの告知方法が多く、建前上は告知を行っていないという姿勢をとっている。
営業時間の厳守
開店・閉店時間が厳格に守られるようになった。閉店時間に客が完全に退店していなければならなくなり、その結果、遊技を終了する時間が閉店時よりも早まっている(10~15分前)ので、その時間を計算して遊技を終了しないと、ボーナスやRTを取りきれずに終わらなければならないこともあるので注意が必要である。

海外でのパチスロ

パチスロは日本国内だけのものだと思われがちだが、実は北朝鮮平壌市にあるボウリング場「平壌ゴールドレーン」の中にもあり、日本と同様、景品と交換できる。

韓国ではソウル市内を中心に多数の店舗が存在する。台は日本国内で流通してる台がそのまま稼動している。説明書きなどはハングルに直されている場合もある。機種は古いものでは『大花火』、新しいものでは『ヒデキに夢中!!』まで確認されている(2006年2月末日現在)。店の規模は40-50台程度のところが多く、ほとんどの店は韓国の法律に照らすと不法営業である。貸しコインは1万ウォン(約1200円)で90枚貸してくれ、交換するときは100枚で1万ウォン分の商品券をくれる。そのまま使えば1万ウォンは1万ウォンだが、現金に(それなりに堂々と)変えてくれるお兄さんを通すとそこから更に10%引かれるので、交換率で言うと6.3枚交換程度になる。

またモンゴルでも、ウランバートル市内で数店舗が営業を行っている。台湾でも台中市などにパチスロ店が存在する。

パチスロに関する法令や許認可等の関係から、日本国内では2007年秋以降4号機以前のパチスロ台を使用したホール営業が事実上困難になるのに対し、海外ではそのような問題が発生しないことから、業界関係者の間では「今後海外のカジノ等で、日本人客の集客アップを狙い旧式のパチスロ機による営業を行うところが増えるのではないか」との声も挙がっている。

なお日本国外でパチスロを打つ場合、日本における保安電子通信技術協会(保通協)や公安委員会による検定制度に相当する制度が存在しない、あるいは制度が存在しても検定基準が異なるといった理由から、台に改造が加えられゲーム性が当該機種本来のものと異なる(いわゆる「裏モノ」化している)可能性がある点には注意が必要である。


関連項目