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「恵那山トンネル」の版間の差分

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'''恵那山トンネル'''('''えなさんとんねる''')は、[[中央自動車道]]の長大トンネル([[トンネル|隧道]])。
'''恵那山トンネル'''('''えなさんとんねる''')は、[[中央自動車道]]の長大トンネル([[トンネル|隧道]])。


恵那山トンネルは[[1975年]]8月に開通した中央自動車道の[[中津川インターチェンジ|中津川IC]]~[[園原インターチェンジ|園原IC]]間にあり、[[岐阜県]][[中津川市]]と[[長野県]][[下伊那郡]][[阿智村]]を結ぶトンネル。延長は上り線が8,649m、下り線が8,489m。開通当初は道路トンネルの中で日本一の長さであり、ここしばらくは第3位であったが、[[東海北陸自動車道]][[飛騨トンネル]]の貫通、[[東北中央自動車道]]の[[栗子トンネル]]の貫通(いずれも未供用)に伴い、順位が繰り下がり、第5位(陸上トンネルとしては第4位)となった。なお、1975年の開通当初は、現在の下り線トンネルで1車線対面通行で供用されていたが、[[1985年]]に上り線トンネルが完成、上り線・下り線が別々のトンネルとなった。(4車線ではあるが、トンネル内は車線変更禁止であり、制限速度も70km/hである。)トンネル内は進路変更禁止になっている。中津川インターチェンジ付近に恵那山トンネル危険物積載車両通行禁止の看板がある。
恵那山トンネルは[[1975年]]8月に開通した中央自動車道の[[中津川インターチェンジ|中津川IC]]~[[園原インターチェンジ|園原IC]]間にあり、[[岐阜県]][[中津川市]]と[[長野県]][[下伊那郡]][[阿智村]]を結ぶトンネル。延長は上り線が8,649m、下り線が8,489m。開通当初は道路トンネルの中で日本一の長さであり、ここしばらくは第3位であったが、[[東海北陸自動車道]][[飛騨トンネル]]の貫通、[[東北中央自動車道]]の[[栗子トンネル]]の貫通(いずれも未供用)に伴い、順位が繰り下がり、第5位(陸上トンネルとしては第4位)となった。なお、1975年の開通当初は、現在の下り線トンネルで1車線対面通行で供用されていたが、[[1985年]]に上り線トンネルが完成、上り線・下り線が別々のトンネルとなった。(4車線ではあるが、トンネル内は車線変更禁止であり、制限速度も70km/hである。)トンネル内は進路変更禁止になっている。中津川インターチェンジ付近に恵那山トンネル危険物積載車両通行禁止の看板がある。下り線の恵那山トンネルを通ってますとなんとなく恵那山トンネルの中で梅宮辰夫さんが力強く立っているようなイメージがわきます


ちなみに危険物搭載車両は(園原ICが名古屋方面のみ接続の[[ハーフインターチェンジ]]のため)園原IC~[[飯田インターチェンジ (長野県)|飯田IC]]間も含めて全面走行禁止であり、そのため[[JR]][[飯田線]]の石油貨物輸送は[[1996年]]まで継続する結果となった。また恵那山トンネルは、建設費、維持管理費(月に約2800万円)などに費用を要することから、他の区間と比べて料金が高く設定されている。そのため高額な料金の支払いを嫌う大型トラックなどが、恵那山トンネルを含め、[[中津川インターチェンジ]]-[[塩尻インターチェンジ]]間を通らず、代わりに[[国道19号]]線を猛スピードで駆け抜けるなど、危険な運転が問題になっている。国道19号は別名'''木曽高速'''とも呼ばれている。
ちなみに危険物搭載車両は(園原ICが名古屋方面のみ接続の[[ハーフインターチェンジ]]のため)園原IC~[[飯田インターチェンジ (長野県)|飯田IC]]間も含めて全面走行禁止であり、そのため[[JR]][[飯田線]]の石油貨物輸送は[[1996年]]まで継続する結果となった。また恵那山トンネルは、建設費、維持管理費(月に約2800万円)などに費用を要することから、他の区間と比べて料金が高く設定されている。そのため高額な料金の支払いを嫌う大型トラックなどが、恵那山トンネルを含め、[[中津川インターチェンジ]]-[[塩尻インターチェンジ]]間を通らず、代わりに[[国道19号]]線を猛スピードで駆け抜けるなど、危険な運転が問題になっている。国道19号は別名'''木曽高速'''とも呼ばれている。

2007年12月10日 (月) 09:34時点における版

恵那山トンネルえなさんとんねる)は、中央自動車道の長大トンネル(隧道)。

恵那山トンネルは1975年8月に開通した中央自動車道の中津川IC園原IC間にあり、岐阜県中津川市長野県下伊那郡阿智村を結ぶトンネル。延長は上り線が8,649m、下り線が8,489m。開通当初は道路トンネルの中で日本一の長さであり、ここしばらくは第3位であったが、東海北陸自動車道飛騨トンネルの貫通、東北中央自動車道栗子トンネルの貫通(いずれも未供用)に伴い、順位が繰り下がり、第5位(陸上トンネルとしては第4位)となった。なお、1975年の開通当初は、現在の下り線トンネルで1車線対面通行で供用されていたが、1985年に上り線トンネルが完成、上り線・下り線が別々のトンネルとなった。(4車線ではあるが、トンネル内は車線変更禁止であり、制限速度も70km/hである。)トンネル内は進路変更禁止になっている。中津川インターチェンジ付近に恵那山トンネル危険物積載車両通行禁止の看板がある。下り線の恵那山トンネルを通ってますとなんとなく恵那山トンネルの中で梅宮辰夫さんが力強く立っているようなイメージがわきます。

ちなみに危険物搭載車両は(園原ICが名古屋方面のみ接続のハーフインターチェンジのため)園原IC~飯田IC間も含めて全面走行禁止であり、そのためJR飯田線の石油貨物輸送は1996年まで継続する結果となった。また恵那山トンネルは、建設費、維持管理費(月に約2800万円)などに費用を要することから、他の区間と比べて料金が高く設定されている。そのため高額な料金の支払いを嫌う大型トラックなどが、恵那山トンネルを含め、中津川インターチェンジ-塩尻インターチェンジ間を通らず、代わりに国道19号線を猛スピードで駆け抜けるなど、危険な運転が問題になっている。国道19号は別名木曽高速とも呼ばれている。

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