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== 経歴 ==
== 経歴 ==
詩人としてデビュー、性を赤裸々に語る特異話法人気す。[[ポランド]]文学者の[[西成彦]]と結婚、出産してから育児関係の[[エッセイ]]などを書いていたが、離婚。後小説を書き始める。[[1993年]]、『家族アート』で第6回[[三島由紀夫賞]]候補。1997年より[[カリフォルニア州|カリフォルニア]]在住。[[1998年]]、「ハウス・プラント」で第119回[[芥川龍之介賞]]候補。[[1999年]]、「ラニーニャ」で第121回芥川龍之介賞候補、『ラニーニャ』で第21回[[野間文芸新人賞]]受賞。[[2006年]]、『河原荒草』で第36回[[高見順賞]]受賞。[[2007年]]、『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で第15回[[萩原朔太郎賞]]受賞。
[[1978年]]『草木の空』でデビュー、『姫』『青梅』『テリトリー論Ⅱ/Ⅰ』80年代にかけての女性詩ブーム井坂洋子とともにリード性と生殖、そして死に関する言葉を多用し、テマ的には過激であるが、[[現代詩]]としてはむしろ読みやすく、繰り返し多い、呪いや語りのような、力強い作風。[[1985年]]『良いおっぱい悪いおっぱい』で、「子育てエッセイ」という分野を開拓する。のちに詩をやめて小説に移行し、[[1999年]]『ラニーニャ』などで一定の評価得るが、[[2005年]]『河原荒草』で、また詩復帰す。[[1997年]]より[[カリフォルニア]]に在住。[[1993年]]、『家族アート』で第6回[[三島由紀夫賞]]候補。[[1998年]]、「ハウス・プラント」で第119回[[芥川龍之介賞]]候補。[[1999年]]、「ラニーニャ」で第121回芥川龍之介賞候補、『ラニーニャ』で第21回[[野間文芸新人賞]]受賞。[[2006年]]、『河原荒草』で第36回[[高見順賞]]受賞。[[2007年]]、『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で第15回[[萩原朔太郎賞]]受賞。

[[自閉症]]に関して誤った認識を持っていることを指摘されている。<!-- 誰がどこで指摘したのか明記を -->{{要出典}}


== 著書 ==
== 著書 ==

2008年7月31日 (木) 01:34時点における版

伊藤 比呂美(いとう ひろみ、1955年9月13日 - )は、日本詩人小説家東京都出身。東京都立竹早高等学校青山学院大学文学部日本文学科卒業。

経歴

1978年『草木の空』でデビュー、『姫』『青梅』『テリトリー論Ⅱ/Ⅰ』などで80年代にかけての女性詩ブームを井坂洋子とともにリードする。性と生殖、そして死に関する言葉を多用し、テーマ的には過激であるが、現代詩としてはむしろ読みやすく、繰り返しの多い、呪いや語りのような、力強い作風。1985年『良いおっぱい悪いおっぱい』で、「子育てエッセイ」という分野を開拓する。のちに詩をやめて小説に移行し、1999年『ラニーニャ』などで一定の評価を得るが、2005年『河原荒草』で、また詩に復帰する。1997年よりカリフォルニアに在住。1993年、『家族アート』で第6回三島由紀夫賞候補。1998年、「ハウス・プラント」で第119回芥川龍之介賞候補。1999年、「ラニーニャ」で第121回芥川龍之介賞候補、『ラニーニャ』で第21回野間文芸新人賞受賞。2006年、『河原荒草』で第36回高見順賞受賞。2007年、『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で第15回萩原朔太郎賞受賞。

著書

単著

  • 伊藤比呂美詩集(1980年9月、思潮社)
  • 青梅(1982年7月、思潮社/1988年8月、集英社文庫)
  • 感情線のびた(1984年7月、弓立社)
  • テリトリー論(1985年4月、思潮社)
  • 週刊本34 知死期時 近松と馬琴と南北と(1985年5月、朝日出版社)
  • 良いおっぱい悪いおっぱい(1985年10月、冬樹社/1992年7月、集英社文庫)
  • おなか ほっぺ おしり(1987年9月、婦人生活社/1993年11月、集英社文庫)
  • 伊藤比呂美詩集(1988年12月、思潮社、現代詩文庫)
  • おなか・ほっぺ・おしりそしてふともも(1989年2月、婦人生活社/1996年9月、集英社文庫)
  • 主婦の恩返し(1990年12月、作品社)
  • 家族アート(1992年7月、岩波書店)
  • わたしはあんじゅひめ子である 伊藤比呂美詩集(1993年9月、思潮社)
  • コドモより親が大事(1993年9月、婦人生活社/1997年6月、集英社文庫)
  • 居場所がない!(1996年9月、朝日新聞社/1999年4月、朝日文庫)
  • ラニーニャ(1999年9月、新潮社)
  • 伊藤ふきげん製作所(2000年8月、毎日新聞社/2003年12月、新潮文庫)
  • またたび(2000年11月、集英社)
  • 万事OK(2002年7月、新潮社)
  • 日本ノ霊異ナ話(2004年3月、朝日新聞社/2007年2月、朝日文庫)
  • ラヴソング(2004年7月、筑摩書房)
  • おなか ほっぺ おしり トメ-末っ子のトメが加わって究極の最終完結編(2004年9月、PHP研究所)
  • レッツ・すぴーく・English(2005年5月、岩波書店)
  • ミドリノオバサン(2005年11月、筑摩書房)
  • 河原荒草(2005年12月、思潮社)
  • コヨーテ・ソング(2007年5月、スイッチパブリッシング)
  • とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起 (2007年6月、講談社)

共著

  • 靴をはいた青空〈3〉 詩人達のファンタジー(1981年12月、出帆新社)田村隆一岸田衿子鈴木志郎康岸田今日子矢川澄子との共著
  • 女のフォークロア(1986年11月、平凡社)宮田登との共著
  • 性の構造ーうれしい変態 たのしい淫乱(1987年6月、作品社)黒木香との共著
  • パパはごきげんななめ(1989年3月、作品社/1992年7月、集英社文庫)西成彦との共著
  • 恋愛微妙相談 男もつらいが、女もつらい(1989年6月、徳間書店)荒川洋治ねじめ正一との共著
  • 魔法の鏡のなかへ(1989年7月、思潮社)平田俊子、榊原淳子、諏訪優鈴木志郎康、さとう三千魚との共著
  • のろとさにわ(1991年12月、平凡社/1995年11月、平凡社)上野千鶴子との共著
  • あかるく拒食ゲンキに過食(1992年3月、平凡社)斎藤学との共著
  • おなかほっぺおしり ポーランドゆき西成彦(1994年10月、婦人生活社)
  • 家庭の医学西成彦(1995年3月、筑摩書房)
  • 手・足・肉・体―Hiromi 1955(1995年8月、筑摩書房)石内都との共著
  • ハイパーヴォイス ジェンダー、ジャンルを越えて交差/融合する主体としての声(1996年1月、ジャストシステム)有満麻美子ミルキィイソベ大原まり子、キャロリン・ガイアとの共著
  • THE SLICES OF THE U.S.A. 9人の作家が描いたそれぞれのアメリカ(1996年7月、バックアップパブリッシング)リチャード・ヘル、ジョエル・ローズ、辻仁成、ジョー・メイナード、駒沢敏器、デニス・クーパー、保田卓夫、カオリンタウミとの共著
  • 現代語訳 樋口一葉・にごりえ他(1996年12月、河出書房新社/河出文庫)
  • なにたべた?(1999年10月、マガジンハウス)枝元なほみとの共著
  • 死を想う われらも終には仏なり(2007年5月、平凡社)石牟礼道子との共著

訳書

  • ラ・フォンテーヌ寓話(1981年5月、白泉社)
  • きみの行く道(1999年6月10日、河出書房新社、ドクター・スース著)
  • キャット イン ザ ハット(2001年1月、河出書房新社、ドクター・スース著)
  • ビリー・ジョーの大地(2001年3月、理論社、カレン・ヘス著)
  • 11の声(2003年8月、理論社、カレン・ヘス著)
  • ふしぎのたね(2007年5月、福音館書店、ケビン・ヘンクス著)