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:: 移植を受けた者(レシピエント)が、術後に趣味嗜好が急変したり、生前の臓器提供者(ドナー)の生活を摸倣するような行動をとった、その能力・特技を「引き継いだ」という[[記憶転移]]が報告されている。臓器の神経組織は記憶をとどめる事が可能、という説もあるが医学的には否定される事が多い。これは「臓器の記憶」によるものではなく、大手術後のいわば「副作用・後遺症」であるとの説や、ドナーの情報を知り、感謝と贖罪の心理が合わさった結果による精神的なものだとするのが多数意見だが、ドナーの情報を全く知り得なかったレシピエントにも上記の兆候が現れたとされる例もあり、科学的には未解明の現象である。 |
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===事故に関する都市伝説=== |
===事故に関する都市伝説=== |
2008年8月6日 (水) 11:50時点における版
都市伝説一覧(としでんせついちらん)は、都市伝説の主な事例を一覧にしたものである。
有名な都市伝説
近代の都市伝説
- 偽汽車
- 明治時代、存在しないはずの機関車が線路を走るという噂が流れた。
- 西郷星
- 西南戦争の混乱の中、「火星の赤い光の中に西郷隆盛の姿が見えた」という噂が流れた。
- 電線に処女の生き血
- 明治時代は、電線にコールタールを塗布し絶縁していたが、これが誤認され伝わったことが原因か。噂の流行当時、妙齢の女性は既婚者に見られる様に丸髷・お歯黒・引眉を施し、地味な着物を着た。
- スリーピー・ホロウ
- ニューヨーク近郊に伝わる首なし騎士の伝説。映画『スリーピー・ホロウ』の題材にもなった。
- テコムサの呪い
- アメリカ先住民酋長の呪いにより、20で割り切れる年に選出された大統領は不慮の死を遂げる、というもの。実際に1960年選出のジョン・F・ケネディまで悲劇が続いていたが、1980年選出のロナルド・レーガンが任期を全うした為、単なる偶然であったという結論になった。
- バネ足ジャック
- 切り裂きジャックより数十年前に囁かれた都市伝説。
- 甘くない原料
- 明治時代の日本ではチョコレート(「貯古齢糖」と表された)は、「牛の血を固めたもの」と誤認され、売れ行きが芳しくなかった。
- 恐怖の種痘
- エドワード・ジェンナーにより18世紀末に考案された種痘は、「接種すると牛になってしまう」という噂の為、当時の人々の多くに拒否された。
迷信や誤解に由来する都市伝説
対象物への知識不足により、本来ならあり得ない事象が事実として語り継がれる事がある。単なる迷信との区別は明確ではない。
- 幸せのにんじん
- 「幸せのにんじんの手足や頭が取れていると当たった人もそうなる」、「噛まずに飲み込まないと死ぬ」、「丑の刻参りの藁人形に模して作られたもので当たると死ぬ」等。植物の根に特別な魔力があると信じられていることからか。
- 黄色い救急車
- 頭のおかしい人の所には黄色い救急車が来て、鉄格子付きの病院に連れて行かれる、というもの。
- ○○公園のボートに恋人同士で乗ると、離別する
- 井の頭公園や東山公園等、著名な公園が舞台にされる。
- 手こぎボートの操縦は案外難しく、水が撥ねてずぶ濡れになった、レンタル時間内に戻れなかった等のトラブルが不仲の原因になるから、との説もあるが、それは特定の公園に限った話では無いはずである。
- また特定の遊園地に行った恋人は別れるという噂もあるが、これも統計的な根拠は無い。
- 井の頭公園に関しては、池に祀られている弁財天が嫉妬深い女神である為、カップルを別れさせるのだ、との説が古来より伝わっている。ボートに乗った後に参拝すれば大丈夫との説もあるが、同じく弁財天を祀る江島神社にはカップルで訪れるだけで離縁させられるとの伝承がある。
- サーカスは人拐い
- サーカス団員は、親に売られたり団に誘拐されてきた人達だ、というもの。
- 最近はまず聞かない話ではあるが、昭和の終盤頃までは「悪い子はサーカスに連れて行かれるよ」、「売り飛ばすよ」と親が子供を叱る場面が見受けられた。これらは各地を巡業しているサーカス団に対して定住生活者が抱いた偏見が背景にあり、ヨーロッパでロマがジプシー(放浪民)と差別されたのと本質的に同じであろうと思われる。
事実認定が困難なため都市伝説化しつつある話
調べればすぐに分かる内容でも、一見それらしく思えるものは事実として伝えられ伝説化しやすい。また、事実である一部分が誇張され伝えられる事で伝説化する場合もある。
- 幽霊指揮者
- 廉価版CDに記載される指揮者に関する噂。
- ガンダム裁判
- 『機動戦士ガンダム』の版権所有社が韓国における商標登録訴訟で、「我国では『ガンダム』は空想ロボットを指す一般名詞」という理由で敗訴し、後に逆転勝訴した、というもの。
- その経緯が韓国司法当局のサイトに掲載されていたとされるが、そのURLが現存しない為、現在これを事実だと証明するソースはない。ただし、日本政府関係の会合で「韓国において一度は商標登録を断られた」という趣旨の発言がなされている[1]事から、何らかのトラブルがあったであろう事は推察できる。
- 金色の公衆電話
- 金色の公衆電話にギザ十を入れて片思いの相手と通話すると恋が叶う、というもの。東京の四谷にあるとされる。
- 皇太子ご成婚パレードの際には、実際に金色の公衆電話が設置されたとされる。
- 酒鬼薔薇聖斗のその後。
- 世間を震撼させた少年Aが、出所後自分の住んでいる街で暮らしている、というもの。
- 「ファンタ ゴールデンアップル」が実在した
- 清涼飲料水ファンタには多様な種類が存在した為、架空の種類が喧伝された。噂が現実化した稀有な例である。→詳細は「ファンタ § ファンタゴールデンアップル論争」を参照
- アロエビクスマン
- 近畿地方で流布した都市伝説。
- 横田基地は米国カリフォルニア州に含まれる
- 1990年まで軍事郵便の番号にサンフランシスコのコードが入っていた事実からの誤解か[2]。在日米軍基地は、あくまで日本側から基地用地が提供されているだけであり、基地内の犯罪等の司法・裁判権はあるものの、基地内に外交特権による治外法権が適用されているわけではない。
- スピード写真のネガは、密かに回収されモンタージュ写真に使われる
- 旧式の銀塩やインスタントのスピード写真は直焼きであり、元々ネガが存在しない。また最新のデジタルプリント方式では、ブースの中にデジカメと写真紙プリンターが組み込まれている為、やはりネガは存在しない。
- 近年では、「撮影ブースからインターネット回線経由で警察に送られる」という噂もあるが、たとえ技術的には可能でも、街頭防犯カメラの設置に対してすら神経質な反応を見せる日本で強行されるとは考えにくく、発覚した時のリスクを考えればあり得ない話だろう。
- TWガール
- 1999年にインターネット上で公開された、ある巨乳女性に纏わる様々な憶測。
- フォント「Wingdings」
- NewYorkCityの頭文字「NYC」をフォント「Wingdings」で入力すると、髑髏・ダビデの星・親指を立てたマークになるのはマイクロソフト社のユダヤ人迫害思想に基づくものだ、というもの。これについて同社は偶然だと否定した。
- 以後の改定で導入された新しい絵文字フォント「WebDings」では、同様に入力すると目・ハート・ビルのマーク=アイ、ラブ、ニューヨークと解釈できるマークが表示されるようになった。
- また「世界貿易センタービル(WTC)の住所である「Q33NY」を「Wingdings」で変換すると飛行機・二つのビル・髑髏・ダビデの星が表示されるのはアメリカ同時多発テロ事件と何らかの関係がある」との噂が流布された。実際には、ビルとされる形は書類を示す絵文字であり、そもそも「Q33NY」はWTCの住所ではない。住所の代わりに、ハイジャックされた飛行機の便等を対象とする同様の噂もある。アメリカ同時多発テロ事件#都市伝説、アメリカ同時多発テロ事件陰謀説も参照。
- 悪のローカル掲示板運営者
- ある電子掲示板(地域BBS)はカルト宗教が、世界征服の一貫として運営している、というもの。以下はその噂の例。
- ・自分達の都合の良い様に情報をコントロールする。
- ・過去の書込みを分析し、利用者の個人データーを作成。また、IPアドレスを元に投稿者の住所を割り出し、身辺調査等を行なう。
- ・これらを調べ始めると、身の周りに不可解な事件や事故・嫌がらせが発生、最終的に行方不明になってしまう。
生体、心理、医学に関する都市伝説
- 金粉で窒息
- 全身に金粉などを塗ったまま長時間経つと、皮膚呼吸が阻害され死に至る、というもの。「1時間が限界」と科学的根拠があるかのように語られる場合も。
- 明治以前の日本で、鉛が含有されていた白粉を多用していた歌舞伎役者が鉛中毒になったケースが誤解されて広まったとする説など、噂の発祥には諸説ある。
- 映画『007 ゴールドフィンガー』において裏切り者に金粉を塗り殺害するシーンがあり、これもこの噂を根強いものとした要因の一つとされる。尚、同映画のスタッフはこの噂を信じており、このシーンの撮影時には医療スタッフを立ち会わせた。
- 実際に皮膚から摂取される酸素は、総呼吸量の1%にも満たない。
- →詳細は「皮膚呼吸 § 人間と皮膚呼吸の迷信」、および「007 ゴールドフィンガー § その他」を参照
- 扇風機をつけたまま寝ると死ぬ
- 徐々に体温が奪われ、皮膚が窒息状態になり無意識のまま死亡する、または口に風が当たり続けると呼吸が妨げられ窒息死する、というもの。
- →詳細は「扇風機の都市伝説」を参照
- 殺人者を判別する心理テスト
- 「夫の葬儀の参列者に一目惚れした未亡人が、数日後自分の息子を殺害した。それはなぜか?」という心理テストに関する噂。
- 多くの人は「息子が邪魔になるから」と答えるが、嗜虐嗜好が極端に強い人間は「息子の葬式でもう一度その人に会えるから」と答えるという。「かの麻原彰晃や酒鬼薔薇聖斗が後者を選んだ」という解説が付くことも。また『ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説 信じるか信じないかはあなた次第』には、このテストは宮崎勤が考案したとの記述があるが、いずれにしても犯罪者に対し精神鑑定と称して信憑性がない手段を使うとは考えにくい、とするのが正論であろう。
- 『八百屋お七』の伝承はまさにこの心理をベースとしたものであり、桜庭一樹の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』、PS2ソフト『月の光~沈める鐘の殺人~』、『夜想曲2』などにもモチーフとして使われている。またフロイトの「夢判断」の伝承として同様の話が伝わっている。
- 2005年10月放送の『やりすぎコージー』で、千原ジュニアは後者の答えを選んだとされる。
- しゃっくりが100回続くと死ぬ
- 2007年にフロリダ州在住の、しゃっくりが止まらない15歳の少女のニュースが報じられている。[3]彼女のしゃっくりは1分間に50回というハイペースで、あらゆる治療を試みたものの効果は無く、世界中が少女の身を案じたが、発症から約5週間後に突然止まった。本人の談話からもその辛さは充分感じ取れるが、少なくとも100回程度であれば生命には別状が無い事が図らずして確認されたと言える。ちなみにギネスブック認定の「しゃっくり継続記録」は68年間である。
- 尺取虫が頭の天辺まで這い上がると死ぬ
- 棺桶のサイズは尺取虫のサイズを元に作られている、という噂が元ネタか。
- 点滴中に気泡が混じると死ぬ
- 点滴中に少量の空気が入る事はよくあるが、少量であれば気泡は肺の毛細血管に小さな塞栓を形成するだけであり、死に至るには大量の空気を送り込まなければならない。
- 血液型性格分類
- この性格判断が行われているのは日本及び韓国・台湾だけで、それらも日本の影響という説が有力。
- 民族学的見地を絡め、血液型と性格の関係を医学的に検証しようという研究もあるが、完全に証明されるには至っていない。
- 満月の夜には犯罪が増える
- ヨーロッパを中心に根強く伝わる説。狂気や精神異常を意味するlunaticの語源が、luna(月)+atic(…に影響された)であることからも見てとれる。
- これを統計的に裏付けるデータが存在すると語られる事も多いが、月の引力が人間の性質にまで影響を及ぼすという科学的な証明はなされていない。
- 大気汚染の酷い地域に住むほど鼻毛が伸びる
- 広域的かつ長期間にわたる調査・研究を実施した例が無い為、実証はされていない。
- 『探偵!ナイトスクープ』の独自調査では、山間部の空気の綺麗な場所では鼻毛が短い人が多く、逆に都市部になるほど長い人が多く見られた、という結果が報告されている。また、漫画「ドラえもん」でも似たようなことをあつかった。
- ○○の子供は女の子が多い
- 電磁波・高周波・有機溶剤・X線・放射線などの研究者や技術者、アマチュア無線愛好家、パソコン好きの人には女児が生まれやすい、というもの。「統計上明かだ」とまことしやかに語られる事もあるが、データそのものが示されたことはない。また男児が生まれた場合、周囲から仕事への取り組み方が悪いのではないかと揶揄されることもある。
- 電磁波等が男女の出生に影響するならば、携帯電話や微弱電磁波を出すCRTや電子レンジ等の急激な普及により、世界的規模で統計上有意に現れてくるはずだが、日本の人口統計によれば人口の男女性比は1965年前後から男性の比率が大きくなり、最近は男性:女性は105:100で飽和している。
- 徳田忠成著『ハロー、こちら機長席』(イカロス出版)に、筆者の航空自衛隊時代に知ったエピソードとして「強い電磁波を使用する対潜哨戒機の乗員の子供の8割が女の子だ」と記述しているが、根拠は示されていない。
- 真空状態で破裂
- 生物が真空状態に置かれると、肺が破裂したり目玉が飛び出したり血液が常温沸騰して体が破裂する、というもの。実際には体内の空気やガスは口や肛門から排出され、血液も血圧により常温沸騰には至らず、破裂することはない。これらは動物実験でも実証されている。またソユーズ11号の事故の際の搭乗員の死因は窒息であり、噂のような事象は起こっていない。
- 深海から魚を急激に引き上げると、消化管内の微量な発酵ガスの膨張によって口から内臓が出る事象からの発想だと思われるが、水深10m毎に1気圧増加する水圧と比べ真空状態のそれは極めて少ない減圧である。
- メンソールタバコを吸うとインポになる
- 米国都市伝説の研究書「消えたヒッチハイカー」に黒人社会発の噂として収録されている。当時、黒人にメンソール煙草の愛用者が多かった為、広まったものか。
- 白人による黒人断種政策の一環だとする陰謀論として語られる場合もあり、日本では、同様に「米国が日本民族の弱体化を目的に仕掛けた」とされるが、メンソール煙草は世界各国(無論米国でも)で販売されている。
- 骨髄移植の恐怖
- 骨髄移植のドナーは、ドリルで何百箇所も骨盤に穴を開けられる為、骨がボロボロになる、というもの。脊椎に穴を開けられる、脊髄を傷つけられて下半身不随になるとされる場合や、「健康被害を受けた人は多額の金銭と引き替えに口止めされている。」という派生系も存在する。
- 実際には骨髄液は骨盤から採取する為、脊髄を傷つける事はなく、ドリルではなく中空になった3~4ミリの針を使用する。また針は2~4箇所程度に刺すのみである。
- 骨髄採取の入院が予定より長引いたり、麻酔による合併症の可能性があることからの誤解と思われる(麻酔事故による死亡例は2件確認されている)が、それらは骨髄移植に限った話ではない。
- 腐らない死体
- 防腐剤が大量に含まれている食品を摂取している現代人の死体は腐敗しにくくなっている、というもの。「葬儀の際、遺体に副えられるドライアイスの使用量が○年前の半分になった」などと続く場合も。
- 漫画XXXHOLiCでも使われた。
- 焦げと発癌性
- 動物性たんぱく質の焦げた部分には発癌性物質が含まれている為、食べ過ぎると癌になってしまう、というもの。
- 目に焼きついたもの
- 角膜移植手術を受けて以来、車のナンバープレートのビジュアルが脳裏に浮かぶ様になる。不思議に思い調べたところ、角膜提供者は轢き逃げ事件で亡くなっている事が判明。そのナンバーの持ち主を取り調べたところ、犯行を認め、事件が解決したというもの。死亡すると角膜や網膜に最後に見た風景が残るという説には、そもそも医学的な根拠がない。
- 臓器の記憶
- 移植を受けた者(レシピエント)が、術後に趣味嗜好が急変したり、生前の臓器提供者(ドナー)の生活を摸倣するような行動をとった、その能力・特技を「引き継いだ」という記憶転移が報告されている。臓器の神経組織は記憶をとどめる事が可能、という説もあるが医学的には否定される事が多い。これは「臓器の記憶」によるものではなく、大手術後のいわば「副作用・後遺症」であるとの説や、ドナーの情報を知り、感謝と贖罪の心理が合わさった結果による精神的なものだとするのが多数意見だが、ドナーの情報を全く知り得なかったレシピエントにも上記の兆候が現れたとされる例もあり、科学的には未解明の現象である。
- 手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』や乙一の小説『暗黒童話』、高里椎奈の小説、薬屋探偵妖綺談シリーズの『悪魔と詐欺師』にも同様のエピソードが登場する。
事故に関する都市伝説
- 死を招くネックレス
- 少女が恋人から青白い宝石のついたネックレスをプレゼントされ、とても喜びずっと身に着けていた。数日後、体調を崩した少女を友人が見舞いに行くと、ネックレスの周りの皮膚が赤く腫れ上がっている。友人は心配するが、少女は大事なものだから離したくないと言う。間もなく彼女は死んでしまい、そのネックレスが気になっていた友人が詳しく調べたところ、宝石に見えたそれはウランの結晶であった、というもの。
- 青白く光る放射性物質を身につけ被爆した事例は実在し、1987年にブラジルの廃病院に放置されていたセシウム137を「光る粉」として体に塗ったり飲んだりした住民250名が被曝、4人が死亡した[4]。また1962年メキシコで、前の居住者が遺棄したコバルト60に子供が接触、父親以外の一家全員が死亡するという事故も起きた。
- 舌からゴキブリ
- 切手を舐めた際、誤って切ってしまった舌がしばらくして腫れてきたので病院で調べたところ、切手に付着していたゴキブリの卵が入り込み、舌の中で成長していた、というもの。
- 活きのいいマムシ酒
- マムシ酒を飲もうと一升瓶の蓋を開けたところ、マムシが飛び出してきて咬み付き、その人は死んでしまった、というもの。
- マムシ酒を作る際、排泄物を出し切る為に一ヶ月程絶食させてから焼酎に漬けるが、大抵の場合はその後しばらくは生きている事象から生まれた話と思われる。
- 回さないで、外さないで
- バイクライダーが転倒時にフルフェイスヘルメットが反対を向いた状態で気絶する。駆けつけた救急隊員が頭が回ってしまったと勘違いし、頭部を反対側にまで回してしまう、というもの。
- また、ツーリング中に転倒した友人のフルフェイスヘルメットを急いで外したところ、外傷は無く安心するが、その直後、ライダーの頭部がみるみる変形し最後には破裂してしまう。衝撃を受けた頭部がヘルメットによって辛うじて形を保っていたのだ、というものも。
- 赤ちゃんミンチ
- 車が赤ちゃんを挟んだ状態で走行し、引きずられた赤ちゃんが、ミンチ状になってしまった、というもの。
- ショック死
- 夫婦喧嘩の腹いせに妻を驚かせてやろうと考えた夫は、巧妙に首吊り自殺を装い、外出した妻を待った。帰宅した妻は悲鳴を上げ卒倒する。ここまでは夫の思惑通りだったが、この悲鳴を聞きつけた隣人が駆けつけてしまった。電話を探そうと室内を見渡した隣人は、以前から夫が大切にしていた記念のホームランボールを見つけてしまい、魔が差した彼はそれをこっそり持ち帰ろうとする。ボールを盗られる瞬間を目の当たりにした夫は思わず大声を上げてしまい、隣人は死んだと思い込んでいた夫の声に驚きショック死してしまった、というもの。
- 米国のTV番組で検証した結果、この夫はハンガリー人(又は移民)という設定で、ハンガリー(Hungarian)とハンガー(hanger=首吊り)をかけた洒落ではないかという結論に落ち着いている。この話は日本のTV番組「世界まる見えテレビ特捜部」でも紹介された。なお、首を吊ったように見せかけるにはまず身体全体を浮かさなければならず、素人が思いつきで実行するのは困難であろうと思われる。
- 東野圭吾の小説『予知夢』、及びそれを原作としたドラマ『ガリレオ』では首吊り自殺に見せかける為、ER流体を使用するトリックが登場する。
- ウエルダン内臓
- 日焼けサロン好きの人が体調を崩し、医者の診察を受けたところ「あなたの内臓は焼け爛れています。治療はできません。一度焼いたステーキ肉を生肉に戻すことができますか?」と言われた、というもの。内臓がこのような状態になるのであれば、紫外線を直接受けている皮膚はもっと酷い状態になるであろうことは言うまでもなく、自覚症状が体調を崩した程度ですむとは考えられない。
- 角膜融合
- 溶接作業者の目に火花が入った結果、角膜とコンタクトレンズが溶接されてしまい、レンズを外そうとしたら角膜も一緒に剥れてしまった、というもの。このような事はあり得ないが、中国では1年間装着し続けて眼球に食い込んだレンズを手術で除去した事例がある。[5]
- フジツボ
- 海で負った切り傷を放置していると、入り込んだフジツボの卵が体内で孵り繁殖する、というもの。「膝の皿の内側にびっしりとフジツボが」と続く場合も。
- 体液は生理食塩水だから、フジツボは固着性や繁殖性が強いから、と理由付けられることが多い。またクジラの皮膚に寄生している絵図もイメージ促進の一助となっている可能性もある。
- 甲殻類のフジツボは、幼生期はカニ・エビなどと同様にプランクトンとして浮遊生活を送り、その後変態して固着生活に入る。実際に動物の体内で生息することは浸透圧差のため不可能で、「条件が揃えば繁殖可能」という説も、生態に関する無知に由来するものと思われる。
- 桜玉吉の『しあわせのかたち』や岡野剛の『未確認少年ゲドー』でも採り上げられた。
- 見るなよ
- 轢死体の首が、野次馬に対して「こっち見るなよ」と言った、というもの。声は肺からの空気で声帯を振動させて出す為、首だけになった人間がしゃべることは不可能。
- ギロチンによって切断された頭部が、何かを語りかけるように口をパクパクさせたという伝承もあるが、斬首の瞬間の急激な血圧変化の為、意識を失うというのが医学的通説である(ギロチンの項参照)。
- 「列車事故で切断された首が27回まばたきをした」という噂もあるが、なぜわざわざ数えたのか、またその状況下で冷静に数えられる人が存在するのかは疑問である。
- 耳から白い糸
- 耳に開けたピアスの穴から白い糸が出てきたので引っ張ったところ、突然眼球が裏返しになり、失明してしまった、というもの。
- →詳細は「耳から白い糸」を参照
- 「爪の間から白い糸」という派生形も存在する。
- 人間シチュー
- 入浴中に急死した人が、発見された時には煮込まれてシチューのようになっていた、というもの。実際、入浴中に急死するケースは多く、かなり崩れた状態で遺体が発見される例も少なくない。「いい匂いがした」等は誇張であるとしても、事実に基づいている話と言えよう。[6]
- 爆乳
- 豊胸の為に封入したシリコンが、飛行機の離陸の際に生じる気圧差で膨張し、胸が破裂する、というもの。
- 同様の話として「戦闘機パイロットの虫歯が破裂する」と語られることもある。
生物、自然現象に関する都市伝説
- 5秒ルール
- 地面に落下した食べ物に雑菌が付着するまで5秒かかるので、それ以内に拾い上げれば害なく食べられる、というもの。時間は3~15秒まで諸説ある。
- 2004年、この「理論」の妥当性の研究に対してイグノーベル賞が贈られた。
- 下水道に棲む巨大(白い)ワニ
- ペットとして仔ワニを飼っていた人間が、持て余して下水道に捨てたところ、暖かく栄養も豊富な下水の環境に適応して巨大に成長してしまった、というもの。
- 石神井公園の三宝池で巨大ワニの目撃証言が相次いだ為、マスコミが連日報道し、罠を仕掛けるなどの大騒動になったが、結局発見されなかった(1993年8月)。
- 以下の創作物のモチーフとなっている。
- 小説:『白いワニの帝国』(五木寛之)・『群猫』(1965年 筒井康隆)
- 漫画:『ストップ!!ひばりくん!』・『浦安鉄筋家族』・『街童子』
- 映画:『アリゲーター』(1980年)
- アニメ:『機動警察パトレイバー』(1989年)
- ゲーム:『メタルマックス』(1991年)・『メタルマックスリターンズ』(1995年)・『バイオハザード2』(1998年)
- 百匹目の猿現象
- ニホンザルの観察において、特定の行動を取るサルが一定数を上回った時、その行動が群れ全体や他の群れに伝播する、というもの。ライアル・ワトソンの創作であることが分かっている(彼による創作は他にもあり、グリセリン結晶に関するものなどが有名)。
- ヘビイチゴには毒がある
- 実際は無毒。ただし、味はあまり無くスカスカなので食用には適さない。
- リンゴの蜜
- 蜜入りリンゴは蜂蜜などを注射器で注入している、というもの。実際には僅かな傷が付いても規格外品として通常の流通には乗せないことを考えれば、あり得ない話であろう。
- 死の行軍
- レミング(タビネズミ)は個体数が一定以上に達すると集団で海や川に飛び込んで死ぬ、というもの。レミングの個体数の変動に基づく説だが、実際は食物連鎖による捕食者数増加が原因。また、昔アトランティス大陸に泳いで渡っていた名残である、とする説もある。ジェイムズ・サーバー「Interview with a Lemming」(1942年)、アーサー・C・クラーク「憑かれたもの」(1953年)、リチャード・マシスン「Lemmings」(1957年)らが同様のモチーフを扱った小説を発表しており、その後1958年の記録映画「白い荒野(原題:White Wilderness)」に集団自殺の光景を収めたとした映像が登場するが、レミングを追い立てて撮影した捏造だと判明している。
- ゲームレミングスのモチーフにもなった。
- カンガルーは「分からない」という意味の現地語が語源
- 有名な俗説だが、実際は「跳ぶもの」を指した現地語 gangurru が変化したと考えられる。→詳細は「カンガルー § 語源」を参照
- 地震雲
- 地震予知に関する俗説のひとつで、地震が起こる前兆として色や形が特異な雲が現れるというもの。地上で目撃(撮影)されたものが主だが、天気予報用の衛星写真から見つけようとする研究者もいる。
- 地震による岩盤破壊に伴い放出された電磁波が地震雲を生み出す可能性はあるが、現時点では科学的に立証されておらず、地震後に目撃例が出てくる「後付けの理屈」である観は否めない。なお、ギリシアでは電磁波を用いた地震予知法が実用化されている。
- 神の手雲
- 山の上に空を裂くように二つの手が映った写真を、携帯で複数人に送ると受けた人が幸せになる、というもの。実際は合成画像であった。
- 南極のニンゲン
- ニンゲン、ヒトガタは南極に現れるとされる未確認動物。特徴は、体長は数十メートルで遠くから見ると氷山のように見える、色は白色または透明で写真に撮影出来ない等。[7][8]
- 日本の調査捕鯨隊が目撃したとされる。また、これを基にした動画や写真が多数作られている。
- ムー2007年11月号にはGoogle Earthにニンゲンが写りこんでいるという記事がある。[9]
- 原発周辺の巨大生物
- 原子力発電所の構内や周辺で、通常よりも明らかに巨大な動植物や魚を目撃した、というもの。
- 常識的には、放射線の影響ではなく、冷却水等の廃熱が原因だと解釈される事が多い。たがみよしひさが短編『収穫の季節』で用いた。
- ケムトレイル
- 時間がたっても消えることの無い飛行機雲に関する噂。毒雲説や、アメリカ軍の化学実験説などがある。
- 排水口に出来る渦は北半球と南半球で逆になる
- 洗面台等で排水する際に出来る渦はコリオリの力により回転する向きが決まる、というもの。
- 実際にはそのような小規模の環境には影響を及ぼさないと言ってよい。→「コリオリの力 § 現象」を参照
- また赤道上にある観光地などには、バケツに汲んだ水を底に開けた穴から流し、赤道の北側と南側とで渦の向きが変わるという見世物があるが、実際は観光客に分からないよう渦の向きを調整しているだけである。
- 富士の樹海では方位磁針が正常に動作しない
- かの地は溶岩の上に出来た地形で磁鉄鉱が多い為、方位磁針が役に立たないというもの。実際には僅かな狂いは生じるものの、方位が分からなくなるほどではない。これは『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でも「ガセビア」として紹介された。→詳細は「青木ヶ原 § 青木ヶ原にまつわる俗説」を参照
- また、樹海は一度迷うと脱出困難な為、遭難者や自殺未遂者が集まって自給自足している村落があるという噂もある(高橋留美子の漫画『ダストスパート!!』はこの説に似たストーリー)。
- エロマンガ島水没
- 南太平洋に存在する同島が、地球温暖化による海面の上昇で既に水没した、というもの。一部マスコミが報じたことに加え、同島の表記が「イロマンゴ島」に変更されたことも原因か。同島には標高800m近い火山が存在する為、数m程度の海面上昇で全島が水没することはあり得ない。
- 消えるカラス
- 都会に数多く生息するにもかかわらず、死骸をほとんど見かけないのは、特別な方法で自らの死骸を消すからだ、というもの。対消滅、異次元へ消え去る、自然発火して燃焼するなどの理由付けが試みられる。諸説は矢追純一の著書『カラスの死骸はなぜ見あたらないのか』(ISBN 4277880118)に詳しい。
- 野鳥が弱って死ぬ場合、巣で死亡する場合が多く、また街中で死亡したとしても、カラスや野良猫などが人目につきにくい自分の餌場まで運んで行ってしまうからだとの説が現実的か。
- また、カラスなど野鳥の死骸は、頻繁にこそ見掛けはしないが街中を探索すれば発見でき、「死骸をほとんど見かけない」という設定自体正確ではない、との意見もある。
犯罪、事件、裁判、法律に関する都市伝説
- 猫レンジ
- 米国で、濡れた猫を電子レンジで乾かそうとして死なせてしまった人物が、「取扱説明書に『ペットを乾かす為に使ってはいけない』と明記しなかったメーカーの責任」と訴え、勝訴して莫大な賠償金を得た、というもの。
- 「訴訟大国アメリカ」を揶揄する際によく使われるが、日本弁護士連合会・消費者問題副委員長が米国弁護士協会に照会したところ、「そのような判例は聞いた事がない」との回答を得た[10]。なお、米国ではこのような注意書きは存在しないが、英国では実際に書かれている。
- この話は『焼きたて!!ジャぱん』、『さよなら絶望先生』でもネタにされた。
- カナダでは強盗に入った13~15歳の少年が実際に猫を電子レンジに入れて殺害したという事件が、また2007年5月にはテキサス州で精神障害を持つ男が生後2カ月の娘を電子レンジで加熱し、大火傷を負わせるといった事件が起きている。
- コーヒーで火傷して3億円訴訟
- 「マクドナルド・コーヒー事件」を参照の事。
- 後ろの男
- 女性が車を運転していると不審な車に後をつけられる。怖くなった彼女が速度を上げると不審車も速度を上げてくるではないか。意を決した彼女が車を止め、後続車の運転手を問い詰めると男は言った。「あなたの車の後部座席に不審な人が乗っている。あなたは危ないところだったんだ」。
- テロリストのお礼
- 親切に接した外国人から、「当分は○○(鉄道や飛行機)に乗らない方がよい」と告げられる。後日テロ事件が発生し、その実行犯が件の外国人であった、というもの。地名・施設名が挙げられ、「当分は○○に行かない方がよい」と言われるバージョンもある。
- テロやそれに類する事件が起こるたびに形を変えて流布される傾向にあり、「外国人」が「オウム信者」、「北朝鮮の工作員」などに置き換えられる場合もある。
- オウム真理教による一連の事件が報道されていた頃には、「○月○日に○○で信者が事件を起こす」、「水道水に毒を混入する」などの噂が相次いで流布された結果、実際に警察による厳重な警備が行われるなど社会問題にまで発展した。
- オウム・サリン事件の闇
- 北朝鮮工作員がサリン事件に使用されたサリンの製造に関与していたというもの[11]。サリンは海外から持ち込まれたものと合わせて、現在も日本に秘匿されているという説もある[11]。
- 消えた我が子
- 遊園地で迷子になった娘を探していると、トイレから短髪の子供を抱いた男が出てきた。その子が娘と同じ靴を履いている事に気づき、逃げる男を捕まえてみたら、その子供は髪を切られた我が娘であった。男は臓器密売人で娘に男の子の服を着せて誘拐し、臓器を売ろうとしていたのである、というもの。野沢尚の小説『リミット』に、同様の手口で犯行を重ねる臓器密売目的の誘拐犯が登場する。
- 当たり屋グループ
- 「当たり屋グループにご注意を」という趣旨の文章とともに、車のナンバーが列挙(ほとんどが架空ナンバー)されている怪文書が1985年頃から流通し続けている。
- 橘あゆみ
- チェーンメールによって広まった、強姦事件の被害者だとされる名前。同名のキャラクターが、ゲーム『ファミコン探偵倶楽部』に登場するが、関連性は不明。
- 黒いキューピー人形
- 女手ひとつで赤ちゃんを育てていた母親が一人で外出した際、不幸にも事故死し、身元不明の無縁仏とされてしまう。
- 数ヶ月後、家賃督促の為、部屋を訪れた大家が見つけたものは黒いキューピー人形。だがよく見るとそれは、ハエやゴキブリがたかり黒く見えた、変わり果てた赤ちゃんの姿だった。
- ベッドの下の男
- →詳細は「ベッドの下の男」を参照
- ルームメイトの死
- ルームメイトが殺人鬼によって殺されたのを知らずに翌朝までその部屋で過ごす、というもの。
- 逆探知
- アメリカを舞台とする都市伝説。ある女性宛のイタズラ電話が次第にエスカレートしていき、ついには殺人を仄めかすようになる。怖くなった女性が電話で警察に相談すると「次に掛かってきた時に逆探知をする。しっかり施錠をして誰も家に入れるな。家にいる限りは安心だ」と言う。女性が電話を切ると、すぐまた殺人予告の電話が掛かってきた。女性がその電話を切ると、今度は警察から先程とは打って変わって焦った口調の電話が。「早く家から出て!犯人はお宅の二階から電話を掛けています」。
- 1970年代に流行し、二階にいた子供が惨殺される、ベビーシッターが主人公、などのパターンや、ルームメイトの死のエピソードが織り込まれた派生も存在する。
- M資金
- 秘密裏に運用されている巨大ブラックマネーが存在する、というもの。第二次世界大戦以降、詐欺事件の口上に利用された例も多く、小説等でも題材とされている古典的都市伝説である。同様の話として山下財宝があり、マルタ騎士団、フリーメイソンと関連付けられる場合もある。
- 赤マント
- 赤いマントの誘拐犯が少女を暴行して殺すというもの。
- サンチアゴ航空513便事件
- 1989年10月12日にブラジルの空港に、35年前に西ドイツを飛び立ち行方不明となっていた飛行機が突如現れて着陸したが、乗客乗員全員が白骨化していた、というもの。同様の話としてソ連の飛行場に白骨死体の乗ったナチスドイツの戦闘機が着陸したというものもある。これらは逆バミューダ現象だとされる事が多い。
- フィラデルフィア計画
- マンハッタン計画と並行して行われたとされる。米国では未来へタイムスリップするストーリーとして映画化もされた(『フィラデルフィア・エクスペリメント』)。
- 怖い道路標識
- 「歩行者専用」の道路標識は、子供を誘拐する犯人の姿を元にデザインされた、というもの。→詳細は「歩行者専用道路 § 道路標識」を参照
- 多重債務者はマグロ漁船に乗せられる
- マグロ漁従事者は高給なので、債権者が負債者を強制的に乗船させ働かせるという噂。実際に従事するには、遠洋マグロ漁船乗船資格を始めとする資格・免許の取得や知識・技術の習得(水産高校卒業資格等)が必要で、何ら資格や技術のない素人を従事させる事はまず不可能である。また最近では外国人労働者が従事するケースが増え賃金が下がっており、債権回収の手段としては非現実・非効率的であると言えよう。
- ただしこれらは債権者が法を遵守するという前提での話であり、非合法手段で無資格者を従事させる事はあり得るとの説もある。また非合法な回収手段として、生命保険をかけて海へ突き落とし殺害するという噂もあるが、現在に至るまで摘発例はない。
- しかし債権者が「マグロ漁船に乗せるぞ」と負債者を脅迫し逮捕された例や、実際に乗せようとしたが、旅券取得に失敗した為、未遂で逮捕された例はある。
- 漫画『マグロ一本釣り伝説 じょっぱれ瞬!』はこの話を基にしたと思われる内容。
- 偽の警察官
- 殺人事件の聞き込みに来る警官が真犯人であり、訪問を受けた目撃者がテレビニュースでそれを知る、というもの。
- 外国航路船の簡易便所
- 遠洋漁船や外国貨物船の甲板隅に簡易便所として設けられた極狭空間に、拉致して来た女性を監禁し、航海中に船員がかわるがわる凌辱した挙句、最後は海に廃棄する、というもの。北芝健が著書で実話として紹介している。
- 中国奥地の達者(だるま)
- 拉致された日本人が両手両足を切断され見世物にされる、というもの。だるま女と呼ばれる女性が闇ルートで売買されているというものもある。
- 忽然と客の消えるブティック
- ブティックの試着室に入った客が次々と行方不明になる、というもの。その後の行方には諸説あるが、中国奥地の達者等の人身売買話につながる場合が多い。
- フランスの「オルレアンの噂」と呼ばれる似た話が元になったものか。
- 漫画『シティーハンター』の第1巻に同様の話がある。
- スナッフフィルム
- 実際の殺人の様子が収められた映像が裏社会で流通している、というもの。
- 悪魔の密輸
- 赤ん坊の腹を切り、中に麻薬を詰め込んで密輸する、というもの。『ワシントン・ポスト』がこの噂を事実だと誤認して1985年3月25日に新聞に掲載し、3月30日に訂正した。
- ダン・シモンズの小説『Song of Kali』には、密輸目的の為、主人公の子供が殺害される描写がある。また2000年代に欧州で、犬の腹部にコカインを隠して持ち込もうとした事件があった。
- 車道男(シャドウマン)
- 謎の男が、アイスバーン状態の車道のセンターライン上をスケート選手並の速度で駆け抜け、すれ違う車や通行人を大声で驚かす、というもの。帯広市に出現するとされる。また、二人存在する説もある。
- 三億円事件の真実
- 犯人は警察幹部の息子だった、というもの。父親が犯人を青酸カリで殺した、と続く場合もある。
- 事件自体が新左翼のアジトを一斉捜査する為に公安警察により仕組まれたもの、という説もある。事実、近辺ではローラー作戦と呼ばれる全世帯に対する聞き込み捜査が行われ、多くの過激派アジトが摘発されている。
- 胎児を殺すと殺人罪
- 刑法上では堕胎罪となる。
- 胎児を法律上人間とみなすか否かは刑法・民法で判断体系が異なり、判例も多種多様である(人の始期の項目参照)。日本の民法では生きている限りは人間とみなされ、胎児の段階で遺産も受け取れる。
- 死ななかった死刑囚は釈放
- 明治5年、絞首刑執行後に蘇生した人物が、司法省を通じ太政官正院より放免と原籍編入を指示された実話が形を変えて流布したものか。[12]
- 1984年12月、ジョージア州で、電気椅子による放電が6分間行われたものの死に至らず、さらに20分間再放電されて執行完了となった事例や、1983年7月、イランで絞首刑執行後20分経過しても死なかった死刑囚を、1度刑を科したら再度は出来ないイスラム法に基づき放免したとされる事例、1884年、絞首台の落とし戸が3度も開かなかった英国の男が減刑され22年後に出所した事例[13]等が元ネタの可能性もある。[14]。
- 太田蘭三著『白の処刑』を原作とした「無実の罪で死刑に処せられた男が生き延びた為に密かに釈放され、復讐を果たす」という2時間ドラマが三浦友和主演で製作された。また元死刑囚監房掃夫によるノンフィクション『そして、死刑は執行された』(合田士郎著 恒友出版)には、この噂に最後の望みを託し、その真偽を監房掃夫に問う死刑囚の姿が描写されている。また同書には、昭和40年代の宮城刑務所では、執行後に医師が毒薬や空気を注射し、蘇生しないよう処置していたとの記述もある[15]。
- 汚物ばらまき事件
- 既存店舗の意を受けた者が、排泄物などをばらまきパチンコ店などの新規開店を妨害する、というもの。
- 具体的な被害店舗名をあげて語られる事が多いが、このような行為は犯罪(威力業務妨害・器物破損など)であり、実際に起こっていれば、そのインパクトも相まって大きく報道されるはずだが、多くの場合は文字通り「噂止まり」である。
- 嫌がらせとして風俗店にバキュームカーを乗り付けて汚物を店内に噴射した事件は実際に発生しており、泉麻人の『B級ニュース図鑑』(新潮文庫、1990年)でも新聞記事を引用し紹介されている。
- ラストダンスは私の部屋で
- 何が撮られているか解らないビデオテープを見てみると、どこかの部屋で男が踊っている。面白かったので、友人達にも見せたところ、一人の女の子が青ざめこう言った。「これ、私の部屋だ…」。
- テレビドラマ『踊る大捜査線』の第5話「彼女の悲鳴が聞こえない」に同様のシーンがある。
- 墾田永年私財法は現在でも有効
- 詳細不明。明示的に廃止された形跡がないことを根拠とする冗談と思われる。
- 日本の近代土地所有権は明治政府による官民有区分や下戻処分によって創設され、それが民法上の所有権になったとの考え方が多数説である。
国家・政治・軍事に関する都市伝説
- 公表されない大地震
- 大地震は事前に予知されているが、パニック回避の為、一部の有力者以外には公表されない、というもの。現在の技術では数日単位での地震予知は不可能とされている(地震、宏観異常現象を参照)。
- 2005年に東京で中規模な地震が発生した際、災害対応要員用官舎に住み、ポケットベルの常時携帯が義務づけられていた都職員の多くが非常招集に応じなかったばかりか連絡もとらず、問題になった。
- 運転免許証の番号
- 免許番号には個人の犯歴や特定政党・団体所属歴等の情報が含まれ「要注意人物」を判別できる、というもの。
- 今後予定されている運転免許証のICチップ搭載化に対して、様々な個人情報が書き込まれる可能性がある、と危惧する声もある。ちなみにICチップを読み出せるのは警察関係者(全ての情報)と、所持者本人が警察施設内設置の専用端末を使い表面の印刷情報との同一性確認の範囲で閲覧する場合である[16]。
- →詳細は「運転免許証 § 番号の属性」を参照
- 首都高速戦車走行説
- 首都高速道路は有事の際、戦車の走行が可能なように高架が頑丈にできている、というもの。総重量が50tほどの戦車の通行を可能とする為にはある程度の強度が必要ではあるが、特別高強度が必要なわけではない。海外では、滑走路にもなるドイツのアウトバーンなど、有事の際の軍事利用を前提に設計された道路が存在し、日本でも横浜の海軍道路などの例がある。
- 国道16号首都圏防衛ライン説
- 国道16号は有事の際の首都圏防衛ラインとなり、戦車を走行させる為道幅を広げている、というもの。陸上自衛隊習志野駐屯地は国道16号と接する国道296号沿いにある。また、国道16号沿いには在日米空軍の基地、横田基地がある。なお、実際、相模原市中央部は道幅が広いが、これは戦時中に軍都計画が持ち上がった際、緊急時に滑走路として使えるようにした為である(上記にあるドイツのアウトバーンや海軍道路と同じ理由)。
- 丸の内線核シェルター説
- 丸ノ内線(特に国会議事堂前駅)は、国会議員や都庁関係者用の核シェルターである、というもの。海外の地下鉄や地下街などには、実際に核シェルターの機能を果たすものもある。日本国内においては存在しないが現在消防庁が有事に備えて地下鉄をシェルターにする構想を発表している。
- 有楽町線軍用路線説
- 有楽町線は有事の際、防衛省(旧・東部方面総監部)のある市ヶ谷駐屯地に近い市ヶ谷駅と、平和台駅(第1師団司令部が置かれている練馬駐屯地)・陸上自衛隊朝霞駐屯地(東部方面総監部がある)に近い和光車庫・さらには、西武鉄道池袋線稲荷山公園駅(航空自衛隊入間基地)との間で、軍事物資や人員を運搬する為に作られた、というもの。
- 東京地下鉄の謎の連絡線
- 東京の地下鉄には、政治家の避難を目的とした「脇線」と呼ばれる、蜘蛛の巣よりも複雑な線路が存在する、というもの。東京地下秘密路線説も参照。
- 複数路線の車両整備の一元化や新車搬入の為に、各路線間を結ぶ「連絡線」は実在し、イベント列車の運行で使用されることもある。
- ただし集電装置が架空電車線方式の路線と第三軌条方式の路線に分かれているので、両者間相互乗り入れは困難。
- 秋庭俊の著書『帝都東京・隠された地下網の秘密』(2002年)で紹介されている他、以下の創作物のモチーフとなっている。
- 漫画『ゴルゴ13』(1980年頃)
- 映画『機動警察パトレイバー 2 the Movie』(1993年)
- 映画『交渉人 真下正義』の脇線(2005年)
- 内堀通滑走路説
- 皇居外苑から日比谷公園にかけての内堀通から祝田通にかけての区間は直線である為、有事の際は、代替滑走路として使用され、桜田門の警視庁庁舎が管制塔として使用される、というもの。実際には警察無線の設備しかない警視庁本庁を使うよりも、自衛隊の移動管制塔を使用する方が実用的である(防災訓練では自衛隊機に対して同様の運用がされている)上、総延長も2キロメートルないので離陸は出来ず、実用性は疑問である。
- 尚、大韓民国は現在でも戦時下である為、ソウル特別市では滑走路に転用可能な広い道路を都市計画の段階で設けている。
- JR中央本線沿線は有事の際の臨時政府の施設が密集している。
- 「謎の連絡線」に似た説。「立川市の国営昭和記念公園の地下に政府の重要拠点がある」とさんま・福澤のホンマでっか!?ニュースにて語られたが政府が正式に認めているわけではなく真偽は不明。近くに米軍横田基地がある事や、太平洋戦争時、昭和天皇が長野県松本市に避難する際に使用されたのが中央線に近い甲州街道だった事実がこの説の信憑性を高めている。尚、災害時に国の中枢機能を代替できる立川広域防災基地は存在するが、いわゆるバックアップサイトであり、普段は防災広報行政などを行っている。
- 札幌市営地下鉄南北線軍事路線説
- 札幌市営地下鉄は、他の都市のそれに比べて大きめの規格で作っており、有事の際は、真駒内駐屯地営門すぐ向かいの南北線自衛隊前駅から大型車両や戦車がそのまま線路に乗り入れられるようになっているというもの。施設隊員が大通駅の南北線ホームの一部を壊してスロープを作り、ホームの壁のある場所を壊せば、札幌市営大通地下駐車場に抜けられ、そのまま地上に出られるようになっているという説も。実際には自衛隊前駅は高架駅で車両の乗り入れが不可能な上、駐屯地から中心部に続く国道230号線(石山通)を封鎖して使用した方がはるかに現実的であろう。
- 将軍様の不死身部隊
- 朝鮮民主主義人民共和国には 麻薬で神経系を麻痺させて痛みを感じにくくした兵士で編成した部隊があるという話。ナチス・ドイツや大日本帝国陸軍にも似た話もあるが、現時点では確認されていない。
- 麻薬中毒者は痛みや恐怖が麻痺し、数発撃たれたくらいでは刃向かって来るということで(「コンバットマガジン」によるニューヨーク市警緊急機動隊取材での市警コメント)、これが事実なら「死ににくい兵士」とするのが正確ではある。また、漫画『スーパードクターK』には施術により死ににくくなった「無敵兵士」が登場する。
- 日帝風水謀略説
- 日本植民地統治時代の朝鮮総督府が「民族精気を抹殺する為に、全国の名山に鉄杭を打ち込んで地脈を断ち切った」とする、韓国の風水思想に基づく都市伝説。実際は単なる測量器具であったというオチが付くことも多い。
- あの国のあの法則
- 韓国や北朝鮮、在日朝鮮人と関係を築くと不幸になるという法則。「檀君の呪い」とも。実際はゴシップや単なるこじ付けである場合が多い。
- リンカーン大統領とケネディ大統領の共通点
- 両者が暗殺されるに至るまでの経歴等に数々の共通点が見られるというもの。これには因果関係があると続くこともあるが、偶然の一致又はこじつけであるとの見方が一般的である。
- ステルス戦闘機 F-19
- 米軍の戦闘機ナンバーF-19が欠番になっていた為、秘密兵器ではないか、という噂が流布した。イタリアのプラモデルメーカーイタレリが「F-19」と銘うった商品を発売したことから、噂に拍車がかかった。
- 実際の新機種はF-117で、外観もプラモデルとは似ても似つかないものであった。しかし「極秘開発中のステルス機」は実在していたことになる。
- エリア51
- 米国の同基地は広大な敷地を有しながら秘匿性が極めて高く、詳細がほとんど知られていない秘密基地的な存在である為に、UFOや宇宙人と関連付けられた様々な憶測が生まれている。基地内部の機密から目を逸らすために意図的に流されたデマであると続くことも。
- MJ-12
- 12人からなる米国政府直属の秘密委員会がUFOや宇宙人との接触、交渉、調査を行っている、というもの。
- メン・イン・ブラック
- 地球外生命体や地球外技術に関する極秘事項などを知り得た者は、黒尽くめの衣装の男に襲われ、記憶を消されたり証拠品を奪われる、というもの。映画『メン・イン・ブラック』の題材にもなった。
教育、学問、職業に関する都市伝説
- 日本のろう学校は手話禁止
- 手話が出来ない健常者に合わせる為、障害者は読唇術を強制されている、というもの。
- 1933年頃に、ろう教育界で手話が抑圧された事実はあるが、1990年代頃から再び広まり、現在では手話を使えない教員はいるものの、禁止している学校は存在しない。一部のろう運動家が、意図的に広めたものとされる。
- 「ゆとり教育」の円周率は3
- →詳細は「円周率は3」を参照
- 耳は災いの元
- 解剖実習時に献体から切除した耳を壁に貼り付け、「壁に耳あり」とふざけた医学生が不謹慎として退学になった、というもの。:→詳細は「壁に耳あり」を参照
- 死体回収のアルバイト
- 鉄道事故の轢死体を回収する高報酬のアルバイトが存在する、というもの。別名「マグロ拾い」。また回収の際に手袋をするのは死者に対して失礼に当たる為、素手で回収する、と続く場合も。轢死体回収は警察や消防署の立ち会いの下で行われる重要な職務であり、かつ故人や遺族のプライバシーに配慮が必要なデリケートな側面を持つ為、鉄道会社の職員が担当し、アルバイトに委託することはない。
- 漫画『GTO』では主人公がこのアルバイトをしているシーンが描かれている。
- 死体洗いのアルバイト
- 病院等で遺体をホルマリンで洗う高報酬のアルバイトが存在する、というもの。
- →詳細は「死体洗いのアルバイト」を参照
- 骨折実験
- 完治までの臨床データを提供する為、骨折させられるアルバイトが存在する、というもの。実際には骨折治療患者の膨大な臨床報告例が蓄積されている為、わざわざ人体実験まがいの行為をする必要はないとするのが正論であろう。
- 地下の核施設
- 某大学の地下には核のマークがついた古い扉があり、その先は核施設になっている、というもの。
- 実際に東京大学、京都大学、近畿大学が各々研究用の原子炉を持っている(武蔵工業大学、立教大学は廃炉)。ただし、いずれも発電用や産業用の原子炉と比らべ遥かに小規模で、出力も僅かなものである。
- 相対性理論の理解者
- アルベルト・アインシュタイン提唱のこの理論が極めて難解である為、正確に理解出来ているのは世界に3人しかいない、というもの。
- この話を聞いたアーサー・エディントンが「はて、3人目は誰だろう?(アインシュタインと自分以外に、他に誰がいるのか?)」と答えた、というエピソードは有名である。
就職、試験等に関する都市伝説
- 個性的な回答で面接に合格・不合格
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- サッポロビールの面接試験で、質問に対し無言で何も答えない学生に、面接官が「なぜずっと黙っているのか?」と聞くと学生は一言、「男は黙ってサッポロビール」(三船敏郎出演の同社CMの決め台詞)。この回答で彼は内定を得た、というもの。この話を聞いた他の学生が同じ事をしたが、「オリジナリティのない人間は不必要」と不採用になった、と続く場合も。河合塾の講師である川本和彦が、著書にこのエピソードを載せていたこともあり、長い間実話とされていたが、2005年2月に放映されたフジテレビ系列の番組『就職の神様』に出演した同社の人事部長はこの噂を否定した。
- 日産自動車の面接で「GNPとは?」と聞かれた学生が緊張の為答えられず、苦し紛れに「頑張れ・日産・パルサーです」と答えた。てっきり不合格だと思っていたら、後日内定通知が届いた、というもの。同じ問題で、うっかり「日産・プレリュード」と答えて不合格になったというバージョンもある(プレリュードはホンダの自動車。ちなみに当初は日産が商標権を持っており、のちにホンダの持っていた「サンタナ」と商標権を交換した)。尚、この話は様々な雑誌(『ジャンプ放送局』第8巻にも収録)や番組に体験談として投稿され、その都度盗作と指摘された。
- 面接中に両手を組んで親指を回す癖を始めた学生に面接官が苛立ち、「君はそれしかできないのか」とたしなめた。すると彼曰く、「いいえ、逆にも回せます」。結果、彼は内定をもらった、というもの。
- 面接官から「家業は何ですか」と聞かれた時、緊張の余り「か行」と間違え、「かきくけこ!」と言ってしまった学生が内定になった、というもの。この話はトーク番組『踊る!さんま御殿!!』で投稿ネタとして放送された。
- 製菓会社の面接で「当社のCMソングを歌って下さい」と言われた学生が「チョッコレート、チョッコレート、チョコレートは…」とまで歌ったところで退出を命じられた。彼が受けていた企業は森永製菓で、その学生は不合格となった、というもの。言うまでも無く、彼が歌ったのは明治製菓のCMソングだが、無理矢理「チョコレートは森永」と歌い切り、合格になるという派生もある。
- 同様に、松下電器の入社試験で東芝のCMソングを歌いかけてしまい、「光る♪…光るナショナル♪」と歌いきった強者の伝説もある。
- 航空会社の入社試験を受けた学生が「キーン」と言いながら両腕を広げ、旅客機の真似をしながら面接会場に入室した。「着陸許可を願います!」と言う学生に面接官曰く、「そのまま旋回しなさい」。やむなく彼は、両腕を広げたまま引き返し退室した、というもの。舞台は全日空とも日本航空とも言われている。
- 昭和60年代、三菱電機の集団面接で「当社提供のテレビ番組を答えなさい」という問いに、多くの学生は当時人気番組だった『テレビ探偵団』と答えたが、その中で『太陽にほえろ!』と答えた者だけが次の試験に進めた、というもの。
- 内定辞退の報復
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- 複数の内定を得て、その中の一社に断りに出向いた学生を、企業の担当者が「まあ最後に食事でも」とレストランに誘う。注文された品が配膳されると、担当者は突然料理(コーヒーの場合も)を、学生の頭から浴びせかけ罵倒し「クリーニング代だ!」と、いくばくかの紙幣を投げつけた、というもの。就職活動が学生の「売り市場」だったバブル期によく語られ、この企業はなぜか野村證券とされる場合が多かった。怒った学生が担当者を殴り倒し、クリーニング代として渡された現金を「治療代だ」と突き返すパターンも存在する。中谷彰宏の著作『面接の達人』では「このような噂がいつまでも無くならないのはマイナスイメージを払拭しようとする企業努力を怠っているからだ」という企業へ対する苦言として記述されている。
- 内定辞退の挨拶に出向いたものの、担当者の翻意を懇願する熱意に負けた学生が、入社することにした。担当者は学生の気が変わらないうちにと、その場で他の企業に内定辞退の電話をさせた。全ての会社への電話を終えた学生に対し、担当者は先程とは打って変わり、「我が社をなめるなよ!!」と罵声を浴びせ、内定取消しを申し渡した、というもの。この企業も、なぜか野村證券とされる場合が多かった。
- 教授の愛したテスト
- 授業の出席率が極めて悪い事に立腹した教授が学生に一泡吹かせてやろうと一計を案じた。これまで毎年同じ問題を出題していた彼の新作は、「以下の写真の中から私の顔を選べ」で、教授の顔すら定かではないほどの怠慢な学生は大いに慌てた、というもの。大学名を具体的に示すエピソードも多い。また問題を退官する年だけ変更し、受験者全員が単位を落とした、いうものもある。
- 元ネタは『ショートショートの広場5』の「究極の試験問題」とされる。『週刊ストーリーランド』でも同様の話が放送された。
- 試験に出るカレーの作り方
- 難問に手も足も出ない学生が、やけくそでカレーの作り方を書いたところなぜか試験に受かった、というもの。
- 次の年に真似をした学生はあえなく不合格。理由を尋ねられ教授曰く「ジャガイモが入ってなかったから」。
- 1980年代の東大教養学部の理系向け哲学概論の教授は、講義中にカレーの調合について一席ぶつことで知られていた。教授は例年、「期末試験において、カレーの調合に言及した答案はAとする。ただし香辛料一つでも抜けた場合は不合格」と宣言していた。講義に登場する香辛料は数十種類ある為、本当に挑戦した学生がいたかどうかは不明。なお、70年代後半には既に周知の伝説であったとの説もある。
- 漫画『動物のお医者さん(単行本5巻71~72P)や喬林知の『天にマのつく雪が舞う!』にも、答えが分からない時やレポートの枚数を稼ぐ為の埋め草の例として登場する。
- 剣道の段位審査の学科試験でも同様の噂がある。
- 「答案として~を書けば合格」「答案用紙の裏に~(「柔道部」、「ラグビー部」などとされることが多い)を書けば合格」等の噂は全国の大学、特に教養課程科目に多数存在し、中には教授自らが合格あるいは加点を明言しているケースもあるとされる。酒井法子の写真を貼れば合格という噂もあった。
- 私は誰でしょう?
- 試験時間終了後も延々と解答を続けていた学生に対し、監督官は時間切れ失格を言い渡す。慌てる様子も無く学生は聞いた。「ところであなたは僕のことを知ってますか?」。怒った監督官は「お前なんか知るものか!!」と答える。学生は「ならば!」と他の答案の中に自分の答案を混ぜ込み逃げ出した、というもの。
- これは有名な小話で、『ユダヤ・ジョーク集』にはアイゼンハワーを怒らせた二等兵が同様のやり取りの末助かったという小編がある。
企業、商品、サービスに関する都市伝説
長命な企業に対する噂は、世代を超えて語り継がれ伝説化する場合がある。「口止め料をもらった」とされる事があるが、なぜ口止めされたのに話が広まっているのかについて、言及されることは少ない。 Template:画像掲載について(TDR)
- 電化製品は叩けば直る
- 初期の頃のテレビは、ソケットを介して真空管を使用していた為、接触不良が多発した。またその他の古い電化製品も機械的接点を持つ為、劣化や磨耗等が原因の接触不良が多かった。これらが叩く・蹴るなどの衝撃によりたまたま改善された事例や、最近の製品では、ハンダ外れの箇所が衝撃により一時的改善された事例等が誤解を生んだと思われる。
- これらは偶発的、かつ一時的なもので根本的に「直った」とは言えない。また電子制御が主流となった最新の電化製品や、パソコンなどの精密機械までも叩いて直そうとする人がいるが、衝撃を与える行為は本来正常な部分にまで不具合を発生させ、最悪の場合短絡による火災事故につながる恐れもある為、不具合が発生した場合は修理または買い替えすべきである。Wiiリモコン等、叩いて直る事をメーカーが明言しているもの以外ではするべきではない。
- アポロ16号の月着陸船で、点きっ放しになった警報灯のパネルを飛行士のジョン・ヤングが蹴飛ばして直したことを受け、同飛行士のマクディビットが「機械がちゃんと動かない時にとりあえず蹴飛ばすのはアメリカの伝統」と答えていることから、洋の東西を問わず流布していることが伺える。
- 格段に優れた新製品
- 購入した新車の燃費効率が極めて優秀で喜んでいると、後日メーカーの人間が「販売してはいけないものを手違いで売ってしまった」と高額の迷惑料と共に回収に来た、というもの。
- 既存製品より燃料消費率の格段に優れた内燃機関が既に完成しているが、石油産業からの圧力や配慮により公表されていないという陰謀論的な要素も含んでいる。同様の話は「洗剤不要の洗濯機」、「切れない蛍光灯」、「エイズの特効薬」などが存在する。ロバート・A・ハインラインの小説『光あれ』のモチーフにもなった。
- マクドナルド
- 英語版マクドナルドの都市伝説(en:McDonald's urban legends)を参照。
- ハンバーガー永久無料券
- 勝俣州和を含む数人が所有している、というもの。また勝俣は吉野家の無料パスも保有している、と続く場合も。
- 実際には『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』の企画で同社の研修を受た記念として、「永久」ではないが2100年までバリューセットが無料になるパスをもらった。彼はこのカードについて「まだ1度も使っていない。食べ物に困ったら使わせてもらう。」とテレビで発言した。
- ハンバーガーの肉
- ハンバーガーの肉(パティ)に、ネズミ・ミミズ・ネコ等が使われている、というもの。食用ミミズは高級食材であり、ネズミや野良猫を捕まえているとすると人件費がかかるなど、かえって経費がかさむ上、発覚時のダメージを考えればあり得ない話と考えるのが妥当であろう。
- ミミズを食べミミズ人間になるというホラー映画『THE WORM EATERS』(1965年)が日本で公開された際の邦題が『ミミズバーガー』だった事が噂の発端だとする説もある(但しこの映画にミミズ入りハンバーガーは登場しない)。
- また、「ミミズが入っている事を店長に指摘したところ、口止め料をもらった(殴られた)」と続く場合も。
- 類話として、某地方チェーン店のラーメンスープのダシはヘビで採られている、等のローカル系の噂も存在し、「店長に話したら口止め料」と続くところまで同一である。
- 戒律により牛肉食を禁じられているヒンドゥー教圏の店舗では、鶏等の肉も使う事がある。
- 味の素の原料
- 味の素は毛髪が原料で、製造会社が理髪店から仕入れている、というもの。1917年にはヘビが原料ではないかという騒ぎも起こった。他にも石油原料説がまことしやかに囁かれたことがある。
- かつては小麦粉。大豆・石油を用いた時期もあるが、現在はサトウキビが原料。
- 2000年にはイスラム教国であるインドネシアで原料に豚肉の成分が使われているという噂が広がり、イスラムの戒律に則り、現地法人の社長が逮捕される騒動となった(後に釈放)。
- DORENPUの豆本キーホルダー「雑学の本(編集・イラスト/永野めぐみ)」中の「いろんなもの編(美容院で切られた髪はどこへゆく?)」にも「髪に含まれるアミノ酸を利用すると調味料になる」、「日本も物不足の戦中・戦後に毛屑から代用醤油製造」の記述がある(「ニューヘアー」1982年9月号にも同様の記述あり)。製法は、毛屑を10%の塩酸の中に入れて24時間程煮沸した後に濾過し苛性ソーダで中和させる、とある。
- 中国では政府により再三生産禁止命令が出されているが、依然として各地で毛髪醤油が密造され、低級醤油として販売されているという[17]。
- また、企業における柔軟な発想の転換の重要性を表す例として「味の素は売上(消費)促進の為に瓶の蓋の穴を大きくした」、と語られる事があるが、公式に否定されている[18]。
- 改造ブロイラー
- 某フライドチキンチェーンはモモ肉を効率よく得る為に、鶏をバイオテクノロジーで3~4本足に改良している、というもの。それに気付いた店員等が、口外しないように口止め料をもらった、と続く場合もある。
- この異形の鶏の目撃談が語られる場合「従来のブロイラーは過度の薬物投与や品種改良等で体重が個体の限界に達しており、それを改善する為に3~4本足の鶏が作られた」という解説が付け加えられる例もある。この話は荒俣宏のシム・フースイでも使われた。
- ブロイラーは実際に品種改良が繰り返された種で(羽根を毟る手間を省く為「羽無し裸ブロイラー」の開発が試みられた事も)、狭い鶏舎や抗生物質の過投与にも批判・疑念の声が強く、これらが噂の背景にあると思われる。
- ロールス・ロイスは壊れない
- 砂漠横断中にロールスロイスのドライブシャフトが折れて立ち往生した際、どこからともなく現れた作業員が修理してくれた。(ひとまず携帯電話でメーカーに、対処について問い合わせると、しばらくしてヘリコプターがやってきて、降りてきた男たちが自動車を修理し、立ち去るというパターンもある。)後日、いつまで経っても修理代の請求が来ない事を不審に思ったオーナーがメーカーに問い合わせると、「ロールスロイスのドライブシャフトは、決して折れることはありません」と言われる。修理に来たのは「ロールスロイスは壊れない」というイメージを守り抜く為に会社が派遣した修理団であった、というもの。
- ブルガリアヨーグルト
- 明治乳業の製品「ブルガリアヨーグルト」は国名の無断使用でブルガリア政府からクレームを受けた、というもの。実際はブルガリア政府公認の元、ブルガリアから乳酸菌を取り寄せ製造されている[19]。交渉時に一度ブルガリア政府から断られた経緯が誤って伝わったものか。
- ウイルスは陰謀
- コンピュータウイルスはアンチウイルスソフトのメーカー自らが開発している、というもの。近年ではしばしば陰謀論の範疇でも話題にされている。
- 赤福餅
- 赤福餅を作った際に余った餅を、関連企業マスヤの「おにぎりせんべい」で再利用している、というもの。「赤福餅はもち米、おにぎりせんべいは粳米を使用しており、再利用はあり得ない」と赤福・マスヤ共公式に否定した。
- コカ・コーラに関する都市伝説
- 民間伝承(フォークロア)と引っかけて、諧謔的に「コークロア」と呼ばれる(ブルンヴァン等)。「歯が溶ける」・「太る」や中毒性など健康への悪影響を示唆するものが多い。「コカコーラに関する都市伝説」の節を参照。
- ミッキーはNG
- ディズニーは著作権保護に非常に厳しい、というもの。以下はその代表的な噂。
- 東京ディズニーランドの都市伝説
- ディズニーランドは、「夢の国」というイメージ戦略がある為、それを壊そうとする噂が流されやすい。
- 日産自動車の都市伝説
- ソニータイマー
- ソニーの電化製品は無償修理期間が過ぎた頃、絶妙のタイミングで故障が発生する、というもの。
- →詳細は「ソニータイマー」を参照
- 無料パスポート
- サーティワン・アイスクリームで31歳の誕生日に身分証明書を提示すれば無料パスポートがもらえる、というもの。実際にはこのようなサービスは無い。
- 飛脚のふんどし
- 佐川急便のトラックの車体に描かれている飛脚の褌や尻に触れると幸運が訪れる、というもの。
- →詳細は「飛脚のふんどし」を参照
- コアラのマーチ
- 眉毛のあるコアラのマーチを見つけると幸せになれる、というもの。
- 腹部に傷がある「盲腸コアラ」を見つけると不幸になる、盲腸にかからない、と言われる事も。
- 最近ではメーカーが遊び心や話題性狙いで製品自体やラベル・個装に何らかの違いがある『見つけられたら幸福になるプレミア品』を仕込むことが多くなった。エスキモーPinoの『星pino』やヱビスビールの『ラッキーヱビス』が有名。
- 看板のへそ
- すかいらーくの看板に描かれている鳥にへそがない事を指摘すると料金が無料になる、というもの。吉野家の丼にも同様の噂がある。
- リカちゃん電話
- 特殊な方法でリカちゃん電話に繋ぐと何かが起こる、というもの。ダイアル回線、特に旧型の黒電話等でフックスイッチを素早く数回連打すると、交換器がその操作を回数に相当したダイアルパルスと認識し、正しい番号にかかる可能性があった。
- 「ラッキーストライク」は原爆投下を記念して誕生
- 他にも「日の丸を元にデザインされた」など多数の流説がある。
- 実際は戦前から生産されており、19世紀にアメリカ西部で金鉱を掘り当てた男が叫んだ言葉が商品名の元。
- クローン携帯
- 携帯電話機には、正規品と全く同じ識別情報を持つ違法端末があり、その使用料金は正規端末の所有者に請求される、というもの。
- →詳細は「クローン携帯」を参照
- 出玉の遠隔操作
- パチンコ屋は遠隔操作で出玉を調整し、定期的に当たりを出す事で客をパチンコ依存症にしている、というもの。当局の承認後、内部ROMを俗に言う「裏ロム」に取替えて摘発された事件などがこの噂を根強いものにしていると考えられる。
放送・メディアに関する都市伝説
- 砂嵐
- 以下は放送終了後のスノーノイズ画面(いわゆる「砂嵐」)に関する主な噂である。
- 放送終了後の都市伝説
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- 小中学生を中心に「放送終了後にいやらしい番組が始まる」という噂が語られた例は多い。また、この「いやらしい番組」とは砂嵐の事であり、「いやらしい」は性的な意味でなく、単純に「不快」という意味だ、というオチがつく。またNHKで放送終了後に受信料未払い者の一覧を流した、という噂や、さまざまな個人名や企業名が流た後に、「明日の犠牲者は以上です。おやすみなさい。」と表示される「明日の犠牲者」という番組がある、という噂も。これらも「いやらしい」の派生だとされる事もある。
- 放送終了後に一般の番組表に記載のない番組が放送される、というもの。実際に地方局の職員が誤ってアダルトビデオを流してしまうという放送事故があったとされる。オンエア自体は数秒だったが、直後に抗議の電話が十数件寄せられた。抗議をした人々が放送終了後に何を見ていたのかは不明。また、新聞などには掲載されていないが、電子番組表には試験放送として表示されているものがある。
- 生放送の生首事件
- ある深夜番組に、身体の一部が消えている3人の少女の写真が送られてくる。真中に映っている投稿者に電話で話を聞くと、両端の足と腕が消えている友達は、既にその部位を失い死んでしまい、首が消えている彼女は怖くて外に出られないと言う。彼女の家はテレビ局の近くなので、出演交渉した結果、深夜なので母親同伴でよければ、という運びになる。しかし、少女はテレビ局のすぐ側で交通事故に遭い首が取れてしまう。発狂した母親は、娘の生首を持ったまま制止を振りきってスタジオに乗り込み、その模様が数秒間放送されてしまった、というもの。特定のタレントを名指しした、ラジオ番組のバージョンも存在し、チェーンメールとして広まった事がある。
- ミンキーモモと地震
- アニメ『魔法のプリンセスミンキーモモ』が放送されると大地震が起こるというもの。→詳細は「魔法のプリンセスミンキーモモ § 都市伝説」を参照
- 『おねがいマイメロディ』シリーズにも同様の説があり、これは過去2シーズンの最終回に石川県沖で地震が発生した事実から生まれたと思われる。
- 昭和天皇崩御時にテレビ東京は通常どおりの放送をした
- いかなる大事件・大災害が突発した場合でも報道特別番組を組まずに、元々のスケジュールどおりの番組を放送するテレビ東京の姿勢(テレビ東京#報道(緊急放送)を参照)を踏まえた都市伝説。『楽しいムーミン一家』を放送していた(正しくは湾岸戦争開戦時)という具体的な例があげられる場合もあるが、実際には事前の日本民間放送連盟での取り決めに基づき、他局同様追悼番組を放送し、独立UHF放送局の多くもテレビ東京の番組をネットした。一方でNHK教育は、崩御直後や「平成」の元号発表の記者会見など一部を除いて、ほぼ通常通りの放送をした。
- 電動こけし事件
- NHKの人気番組『連想ゲーム』で、キャプテンが出した「電動」というヒントに対し、ある女優が「こけし」と即答したというもの。キャプテンや女優には複数の説がある。実際は「電動」ではなく「伝統」らしい。
- 同様に「会見」というヒントを「回転」と聞き違えて、男性俳優が「ベッド」と即答したというものもある。
- 出演幼児強制排除事件
- 日本テレビの幼児番組『ロンパールーム』で、「『き』で始まるものの名前を答えて」と問われた幼児が、「きんたま!」と叫んだ。司会者が焦りながらも「もっと綺麗なものは?」と尋ねると今度は「きれいなきんたま!」。慌てる大人達を尻目に、その後も幼児はこれを連呼。結果CM後、その幼児が座っていた場所にクマのぬいぐるみが置かれていた、というもの。後日談として、この処置に視聴者から「かわいそうなことをするな」との抗議が殺到した為、責任者が左遷されてしまった、と続く場合もある。
- このオンエアを実際に見たという証言は多いが、噂が広まったのは同番組終了後の1980年代になってからである。当時の司会者だったうつみ宮土理は、2002年12月29日放映の『さんまのSUPERからくりTV』や2005年4月28日放映の『ビーバップ!ハイヒール』で、実際の出来事であると発言している。彼女が司会者として登場するのは放送開始から2年半後であるが、この様なアクシデントは生放送以外では起こり得ず、事実であるならば時期は同番組が生放送だった放送開始の年(1963年)から1年間に限定されてしまう為、矛盾が生じるのだが、うつみ本人の説明によると、当時のVTR編集は非常に時間が掛かる為、「撮って出し」と称して、ほとんど編集せず放送することも多く、この回もそうであったと説明している。また、当時のTV局の放送基準もそれに対する世論も現在ほど厳しくなく、発言者も子供だったので、それほど問題視されなかったのでは、と述べている。
- 『東京フレンドパーク』のズラクラッシュ事件
- ゲストの俳優がアトラクション「ウォールクラッシュ」に挑んだが、ジャンプ後壁面にカツラが引っ掛かり外れてしまった為、スタッフは観客全員に緘口令を敷き、観客を入れ替え収録し直したと、いうもの。
- 1999年頃からチェーンメールでこの噂が流れ(証拠写真と称されるものが添付された例も)、更に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』で松本人志がトークのネタにしたことで一躍広がった。その後タレントの所属事務所が「本人は、これまで同番組に出演した事はない」とコメント、この噂は自然消滅していった。
- そもそも、ウォールクラッシュは、安全面から壁側にループ起毛の面、服側にフック起毛の面が張られており、壁のループ面にかつらが引っ掛かることは物理的にあり得ない。俳優本人のかつら疑惑に「いかにも」な信憑性を植えつける為に生まれた噂であろう。
- 呪われたCM
- 1985年頃に放送されたクリネックスのCMに関する噂。出演した松坂慶子が放映後、鬼の子を産んだ・赤鬼役の子が非業の死を遂げた・深夜に挿入歌のアカペラの声が若い女性からしわがれた老婆のものに変わる・挿入歌は「聞くと不幸になる死の歌」だ、など。
- 「鬼の子」云々は言うに及ばず、挿入歌も実際は明るい曲(Miss Jane『It's a fine day』)で、幻想的に作られたこのCMが、見方によっては不気味に見える為、この様な噂が囁かれたと思われる。
- サブリミナルCM
- フジテレビの深夜枠で放送されていたCM『JUNGLE』にサブリミナルがかかっていた、というもの。エイズと原子爆弾の被害者に対して偏見を持つような内容だったとされる。
- さよならドラえもん
- 藤子・F・不二雄が亡くなった日の深夜に、突然『ドラえもん』が放送された、というもの。オープニングが流れた後、10分ほど歩くのび太の後ろ姿が流され、最後にのび太が「行かなきゃ」と言ってフェードアウトしたという。
- 『TVジョッキー』で食べたゴキブリが胃の中で繁殖して死亡
- ゴキブリの生命力・耐久力から生まれた流説で、実際は胃液で溶けて死ぬ為、起こり得ない。漫画『GTO』に同趣のネタがあった為、噂の長寿化に拍車が掛かったと思われる。
- なお、後にこのゴキブリ男は別のテレビ番組に出演し、自身の生存を証明している。
- 『PLAYBOY』の星印
- 「P」の中、及び字を囲むように印刷された星(0から12個まであるとされる)に意味がある、というもの。これは創刊者ヒュー・ヘフナーによる、プレイメイトに対する格付けで、魅力・ヘフナーと寝た回数・ベッドでの相性等を総合的に判断して彼自身が付けると言われていた。実際は地域版を表す記号で、カバーガールとは無関係。
- 『ザテレビジョン』のレモン
- 表紙を飾る人が毎回レモンを持っているのは魔よけの為、というもの。
- →詳細は「ザテレビジョン § レモン伝説」を参照
- クイズ番組を潰した女優
- 1990年代半ば頃、某女優がクイズ番組に出演した際、「日本国民の三大義務は教育・納税と?」という問いに「子作り」と答えるなど、余りに酷い回答を連発した為、「放送に耐えられない。彼女ばかりでなく芸能人全体の名誉が損なわれてしまう」と、番組自体がお蔵入りになった、というもの。
- この真偽はともかく、現在では『クイズ!ヘキサゴンII』に代表される「珍回答」を全面に押し出したクイズ番組が人気で、「おバカキャラ」は売りのひとつという時代になった。
- ドッキリ番組を潰した歌手
- 『スターどっきり(秘)報告』のターゲットとして隠し撮りされていた某人気男性歌手がアダルトチャンネルを見ながら自慰行為を始めてしまった為、お蔵入りになったというもの。
- うっかり八兵衛のうっかり
- 『水戸黄門』の劇中において、うっかり八兵衛がついうっかりコーヒーを飲んだ、明治以降の歌を口ずさんだ、「ご隠居、ファイト!」、「この宿はサービスがいい」、「逃げるなら今がチャンスですぜ」と使われるはずのない言葉を使った、というもの。
- 「トリビアの泉」で、八兵衛が出演した880話分を実際に調べたが、この種の「うっかり」は存在しなかった事が確認された。
- この番組に出演した渡哲也が、茶店で湯飲みを受け取った際、思わず「サンキュー」と言ってしまいNGになった逸話が元ネタか。
- 本当に恐ろしいもの
- テレビ局には視聴者から様々な心霊写真・ビデオが投稿されるが、中にはどう見ても「本物」としか思えないものもあり、そういった「本当に恐ろしいもの」は放送されずに、お蔵入りする、というもの。織田無道がTV番組(委細は書籍『爆笑問題のピープル!』に掲載)で、心霊現象と思われる原因不明の事故が起きたロケ映像がお蔵入りになったと語った事がある。
- オマン国際空港
- 中東のオマーンは本当は「オマン」であるが、空港で事件があった時に放送できないので間を伸ばした、というもの。
- 数字が全て
- 民放放送はCM=スポンサー収入によって成り立っており、視聴率、聴取率が極めて重要なものとして扱われる為、「数字が上がる(あるいは下がる)」という流言、ジンクスが多数存在する。以下はその例。
- 怪談話はダメ
- 深夜のラジオ番組は一人で聴く場合が多く、あまりにも怖いと聴取率が下がってしまう為、怪談番組はNGだ、というもの。
- 事故防止放送
- ラジオ局のスタッフが、タクシーに乗る度に「運転中に○○放送を聴くと、事故が減るよ」と聴取率アップを狙いつつ冗談で話していたら、実際に平均聴取率が上がった、というもの。
芸能界、有名人、著名人に関する都市伝説
- くぅーちゃん死亡説
- 消費者金融「アイフル」のCMに出演していたチワワのくぅーちゃんが死んだという噂。その後の続編に出演しているのは別の犬で、発覚しない様に出演時間も若干少なくしている、と続く場合も。
- この噂は、写真週刊誌が、当時このCMの影響で流行していたチワワをペットショップで購入したが、すぐに病死してしまったという記事を載せた際、その見出しを「くぅちゃんが死んじゃった」とした為に起きた誤解であると考えられる。また、彼女の妹にあたる犬が、犬種品評会でモノのように扱われていた映像が流れた事から、彼女も業界に酷使されたのでは、と考えられた可能性も。いずれにしても消費者金融業についての悪いイメージがもたらした都市伝説であると言えよう。
- 彼女はCM降板後の2006年に雄雌双子の子供を産み、親子写真集も発売された。
- なお、ほねっこ(サンライズ)のゴン太は、1歳を目前に撮影された1993年のCMから、画面でも白毛が目立つようになった2004年のCMまで、同じ1頭のラブラドール・レトリバーで撮り続けられてきた。この偉業は、逆の意味で伝説だと言えよう。
- なめ猫
- ツッパリ学生に模した子猫キャラクターが1980年代にヒットしたが、猫を直立させる為に尻から割り箸を差し込んだ、または針金を体内に埋め込んだという説が囁かれた。実際には衣装に仕掛けがあり、猫の体に負担をかけずに撮影した。
- 東郷ビール
- ロシアの圧迫を受けてきた北欧諸国では、日露戦争を指揮した東郷平八郎の人気は絶大で、フィンランドには彼の活躍を記念した「東郷ビール」がある、というもの。
- 実際に「提督シリーズ」の一つとして彼をラベルにしたビールは存在したが、彼の活躍を記念したものではなく、同国で彼が人気絶大であるという事実は無い。この話は一部の歴史の教科書にも載っており、誤解が広まる原因となっている。
- 同じくロシアの脅威に晒されていたトルコでは、日本の勝利=ロシアの敗北を喜び、当時生まれた子供に「トーゴー」と命名するケースもあったという。日露戦争勝利を理由に、トルコには今でも親日家が多い、との説も。
- アインシュタインの予言
- 近代日本の驚異的発展や天皇制を賞賛し、「来たるべき世界政府の盟主は日本が担うことになるであろう」、「日本が存在する事を神に感謝する」と述べている、というもの。偽書説も存在する。
- フロッピーディスクの発明者はドクター中松
- 実際の開発者はIBM社。
- →詳細は「フロッピーディスク § 中松義郎とフロッピーディスク」を参照
- 鳥山明ロード
- 漫画家の鳥山明が、原稿の受け渡しに不便な地元愛知県から東京への引越しを考えていると知った地元行政が、彼から得る莫大な税収を守る為、鳥山邸から名古屋飛行場までの直通道路を作った、というもの。実際にはそんな道路は存在せず、逆に鳥山は担当編集者に「原稿を落としたら東京に出て来てもらう」と言われ、行きたくない一心で原稿を落とさず週刊連載を続けた、との噂も。
- 高橋名人逮捕
- ファミコン名人として知られた彼の「ボタン秒間16連射」は、コントローラーに仕込んだバネによるトリックで、それが詐欺に問われ逮捕された、というもの。
- →詳細は「高橋名人 § 高橋名人逮捕説」を参照
- 脳味噌
- ある女性歌手が飛び降り自殺をした際、偶然現場に居合わせたファンが脳の断片を持ち帰ってしまった、というもの(その場で食べてしまったとの説も)。また、たまたま現場に居合わせ、写真を撮ったカメラマンが後日に変死したと続く場合も。
- 事故死の裏に
- ある女性歌手が転落死した病院のらせん階段は、これまで多くの患者が事故死している場所で、そのほとんどが彼女と同じ市の出身であり、彼女はその亡霊達に引きこまれたのだ、との噂。
- 頭蓋骨を欲しがる者
- 宮川大助(宮川大助・花子)の頭蓋骨は、人類史上稀な巨大さなので、とある医療研究機関が、死後標本として欲しがっている、と言うもの。
- アイドルの醜聞
- ある女性アイドルが、空港の金属探知機に引っかかり、調べた結果、バイブが出てきた、というもの。
漫画家の同一人物説
- 『BLUE DRAGON ラルΩグラド』の原作者鷹野常雄も、大場・ガモウや、萩原一至との同一説が流れている。
- 冨樫義博=「冨樫」 - 冨樫義博が兄、冨樫が弟である実の兄弟であることが確認されている。
- 麻宮騎亜=きくちみちたか(菊池通隆) - 結論としてはペンネームを使い分けた同一人物である事が判明している。麻宮は雑誌のコメント欄で、別人であるかのような発言をしたり、座談会記事で「同一人物視はもう止めて欲しい」とするなど、一種のジョークとして一人二役を演じていた様子。
死去した著名人との遭遇・生存説
エルヴィス・プレスリーとの遭遇譚に代表される「著名人の生存説」はその死を認めたくない支持者に信じられている。遺体が見つかっていない人物、影響力の大きい人物に発生しやすい。また、死後も未発表作品が発見され続ける等の理由で、生存説が囁かれる事もある。
- アドルフ・ヒトラー - 1950年代から60年代にかけて、親ナチスの南米で生存しているという説が流れた。
- マルチン・ボルマン - ヒトラーの命を受けベルリンから南米へ脱出し、ナチスの隠し財産を管理してナチスの再建に当たっていたとする説。
- ジョン・F・ケネディ
- スバス・チャンドラ・ボース - 母国インドでは政府が調査団を結成し調査、「生存の可能性はない」という報告書まで作成された。
- テレサ・テン
- 2パック - 死後も未発表作品を元に多くの「新曲」を出し続けているためか。
- ウォルト・ディズニー - 彼は冷凍保存されている、というもの。
有名人の死亡説・非実在説
急激に露出を減らした有名人が死亡した、と噂される現象。またメディア露出がほとんど無い人物について「実在しない」という噂が流れる事がある。
- 死亡説
- ポール・マッカートニー - 本人が『ライフ』のインタビューに応じて打ち消しに躍起になったほど有名な都市伝説。ポール・マッカートニー#ポール死亡説を参照。
- 志村けん - TV出演が減っていた時期に同姓同名の別人の訃報が新聞に載り、それが誤って広まった為とされる。志村けん#死亡説を参照。
- 高倉健 - 出演作以外では、メディアへの露出が極端に少ないことから発生したと考えられる。
- テレサ・テン - 1990年5~6月と1991年4~5月に、病死説・暗殺説が流れた。1995年の他界後は逆に、終焉の地であるタイのチェンマイを中心に生存説が流れている。
- アーノルド坊や - 義姉役の女優の死去が誤って広まったものか。
- 井上真央 - 『キッズ・ウォー3』にて中高生の知名度が上昇した時期に発生。
- 秋本治 - 作風や絵柄が、初期と比べてあまりにも変化した為か。
- 冨樫義博 - 休載が多く、掲載されても「生前に描き溜めていたものだ」と噂された。
- 鈴木れい子 - 「 声優・鈴木れい子」の死亡説ではなく「ねるねるねるねのCMの魔女役の人が死亡した」という噂が流れた。
- ディエゴ・マラドーナ - 彼が2007年に腹痛で入院した際、なぜか死亡説が流布した為、アルゼンチン政府までもが事実関係を調査するに至った。
- 野本礼三 - 生前から「2002年頃死去」とされていた。2006年没。
- マリリン・マンソン
- つぶやきシロー - 死亡説を自らネタにしている。
- シャドウ・リュウ(テンテン) - 交通事故で死去という噂が流れた。
- 新井薫子
- 長島雄一(現・チョー)
- 堀江淳
- レイモンド・ジョンソン
- サモ・ハン・キンポー
- 引田天功(初代) - 死亡説とは異なるが、実際は病死であったにもかかわらず、「脱出マジックに失敗して命を落とした」と言われている。これは脱出マジック演者のいわば宿命と言うべきものであり、ハリー・フーディーニも同じ誤解をされる事が多い。
- 非実在説
- 筒美京平
- 大黒摩季・坂井泉水(ZARD)などのビーイング系女性アーティスト - 所属事務所の戦略としてメディア露出を極端に控えていた事が原因か。
- チトー終身大統領(旧 ユーゴスラビアの元首)
- 七海花音
著名人の幽霊騒動
- 美空ひばり - 1990年6月に放送された没後1年の特別番組に彼女の幽霊が出たという噂。
- 夏目雅子 - 彼女が辛い時に泣いていたとされるTBSのトイレ個室に彼女の幽霊が出るという噂。
- 可愛かずみ - 彼女が死去した1997年の8月、「巨人vsヤクルト戦」の生中継中に彼女の幽霊が出たという噂。
- 岡田有希子 - 歌番組「夜のヒットスタジオ」で中森明菜が『ジプシー・クイーン』を歌っている最中、バックに彼女の幽霊が出たという噂。
スポーツに関する都市伝説
- 南海コンドルズ
- 1947年6月の近畿日本鉄道と南海電気鉄道の分離分割に伴い、保有球団の「グレートリング」も改称することになった。「電鉄会社⇒飛ぶように速い⇒鳥の名前」がまず決まり、コンドルズが有力候補になった。しかし当時の球団代表が見事な禿頭で「ハゲタカはまずい」となり、次点の「ホークス」に決まった、というもの。チーム創生期に監督を務めた鶴岡一人が言い出したとされ、彼はこの話を折に触れては繰り返し語った挙句、最後には自伝『御堂筋の凱歌』の中にまで記してしまった。
- コンドルズが有力だったのは、電車だけに客がよく乗っている(=混んどる)方がいいから、とつく場合もある。
- 実際は、南海の社章が鷹の羽を描いたものであった事に由来する。また「グレートリング」は、スラングでは女性器にまつわる意味があるので変更したとの説も。
- 国鉄コンドルズ
- 現在の東京ヤクルトスワローズの前身である国鉄スワローズは、当初「コンドルズ」とする予定であったが、「混んどる」ではよくない⇒「座ろう」⇒「スワローズ」になった、というもの。
- 「スワロー」=「ツバメ」は国鉄にとってシンボル的な存在であり、当時の代表的特急列車の「つばめ」号に因んだもの。後に『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』の「ガセビアの沼」でも紹介された。
- 札幌ウィンドウズ
- Jリーグ・コンサドーレ札幌が、1996年に前身の東芝サッカー部を札幌に移転して新法人化する際、マイクロソフト社が、メインスポンサーとして名乗り出たが、その条件が、「チーム名を勝利(Win)と北海道(道)に掛けて「ウィンドウズ」にする」であった為、運営会社の北海道フットボールクラブが断った、というもの。
- カーネル・サンダースの呪い
- 1985年に阪神タイガースが優勝した際、便乗した暴徒がケンタッキー・フライドチキン店頭からカーネル・サンダース人形を持ち去った後、ランディ・バース選手に見立て、胴上げと称して道頓堀川に投げ込んだ。その翌年からタイガースは長期低迷し、これがカーネル人形の呪いではないか、という噂が流れた。
- 『探偵!ナイトスクープ』で人形を発見・救出し、呪いを解こうという企画がなされ、発見されるには至らなかったが、この噂が「全国区」となる大きな要因となった。
- 36球ファウル
- 一打席で36球ファウルを打った打者はアウトになる、というもの(地域によって33球とも30球とも)。昭和後期にはかなり広まっていた説であり、野球ルールを扱った書籍の多くにも「そんなルールはない」と明記されていた。試合の進行を円滑にする為のローカルルールが広がったものとの説が有力。
- 日本のプロ野球で1人の打者が一打席で投手に投げさせた最多投球数(注:「一打席での最多ファウルの記録」ではない)の記録は19球であり、実際に当ルールが適用される状況はほとんど起こり得ないと考えられる(1947年11月11日、太陽ロビンスの松井信勝が記録。最後は四球を選んだ)。
- ドームラン
- 他の球場であれば外野フライ程度の打球が、東京ドームでは異様な伸びを見せてホームランになる、というもの。空調操作によって巨人の攻撃時のみホームランが出やすくなっている、と続く場合が多い。
- 一試合平均のホームラン数は同ドームが2.74本で一位(最下位は0.96本の札幌ドーム)というデータもあるが、球場の大きさやフランチャイズチームの戦力にも影響される問題であり、同ドームの特異性なのかや、何らかの作為が働いているか否かの判断は難しい。
- ドームランという言葉は東京ドームのモデルであるメトロドームで生まれた。ここでも打球の異様な伸びは見られていたが、パークファクターの指数によると他球場よりホームランが出にくいとの結果が出ている。また、空調操作があったと元球場職員が証言したが、これは負けている試合の終盤に限ってのことであり、それがどの程度試合に影響していたかは検証されていない。
- ジャンパイア
- 巨人に有利な判定を行う審判員が存在する、というもの。
- アンチを中心に、巨人贔屓の判定が多いとの声があるのも事実だが、常に注目され、かつ元々勝率の高い球団故の中傷だとする意見もある。
- 移籍経験者の広澤克実も「思ったほど巨人は有利ではなかった」とコメントしている反面、現監督の原辰徳が「昔は巨人に有利な判定が多かったが、それは巨人が強いという先入観によるもので、逆に最近、不利な判定が多いのは弱いという先入観によるものではないか」と発言するなど現場レベルでも意見が分かれている。
- 藤見雅希の『悪魔の野球』では、有利な判定をしなかった審判員を巨人関係者が試合後に罵倒していたという証言を元に事実として紹介している。同著には前出の「ドームラン」に関する記述もある。
- 偉大なるON
- 現役時代の王貞治、長嶋茂雄は、その実績・カリスマ性により、選手は勿論審判まで特別扱いしていた、というもの。きわどいコースのボールを王が自信満々に見逃した場合、「”世界の王”が見逃したのだから」と、ボールと判定される例が多かったとされ、「王ボール」とも呼ばれた。
- 長嶋が監督の時代、彼がどんなに激しい抗議をしても絶対に退場処分にしてはいけないという暗黙のルールがあった、という説もある。これら「偉大なるスーパースター」に対する「遠慮」が前述の「ジャンパイア」の源流にあるとの説もある。
- 「王ボール」の対極の意味で「稲尾ストライク」・「江夏ストライク」が語られる場合もあった。
- 巨人が優勝した年は景気が良くなる
- フランチャイズを中心に優勝セールや関連グッズ特需等の経済波及効果は顕在し(社会現象にもなった1985年・2003年の阪神の優勝が好例)、あながち間違いとは言い切れないが、球団及び各選手の活躍にどれだけ多くの人や企業が注目し便乗したかに左右される事案である。また嗜好の多様化が進む近年では、その対象が巨人、もしくはプロ野球球団である必要はない。
- 中日ドラゴンズが優勝した年は政変がある
- 過去7度の優勝年のうち、1954年・74年・82年と2006年に総理大臣が交代している。
- また「大災害・大事件が発生する」と言われる事もあり、実際に「1954年:第五福竜丸被爆、82年:ホテルニュージャパン火災、99年:東海村JCO臨界事故、2004年:新潟県中越地震」等が起こっているが、取り立てて『特異な発生率』とは言いがたいとするのが正論であろう。
- 2005年5月に中日ファンの森山周一郎がNHKテレビの中日・ヤクルト戦中継にゲスト出演した際、「中日が優勝した年にはろくな事が起きないと言われているので、今年は平穏無事に優勝したい」と発言したところ、これが「中日が優勝すると不吉な事が起こる」との意に受け取られ、240件の抗議が寄せられた(結局この年は阪神が優勝した)。
- 「巨人優勝の翌年には戦争勃発」という説(2000年・02年優勝の翌年に各々アメリカ同時多発テロ・イラク戦争)もあるが、これまた特異な率とは言い難い。
- ロッテ弁当の呪い
- プロスポーツで、チームや選手の応援・記念弁当が発売されると故障や成績不振など良くないことが起こるというもの。千葉ロッテのものが特に有名で、多くの選手が故障や成績不振、移籍などに見舞われた。開幕戦や交流戦に対戦相手の「ウェルカム弁当」を発売したところロッテが好成績を収めたという呪いを逆手に取ったような事例もある。
特撮・漫画・アニメ等に関する都市伝説
各種作品の改変されたストーリーや裏設定等が流布し、これがある程度広まった場合、原作にあったものと誤認される事がある。また、続編やリメイク版などにおいて、都市伝説が「逆輸入」される場合もある。 なお、公共放送やWEB等で、改変したストーリーを流布させた場合、著作権侵害にあたる可能性が強いので注意が必要である。
- 『ジョジョの奇妙な冒険』の予知
- 単行本20巻にアメリカ同時多発テロを予兆したかの様な描写がある、というもの。
- 2007年8月頃、作者の荒木飛呂彦が「溜池Now」(GyaO)で中川翔子と対談した際、「なぜ描いたのか覚えていない。無意識のうちに予知していた事も考えられるが、恐らく偶然だろう」と語っている。なお、荒木がこの噂を知ったのは2007年5月頃と、噂の出始めた時期と比べかなり遅かった。
- 同作品の記述と現実の事件等を関連付けて紹介するサイトの影響も考えられる。また、荒木には「何らかの理由で年を取らない」・「土方歳三と同一人物である」などの噂も存在し、予知に関しても、冗談として語られるうちに広まった可能性もある。
- 『かっとばせ!キヨハラくん』の予知
- 近鉄とオリックスの合併、東尾修の西武監督就任などの記述が後に実現。
- 核戦争の後の世界
- ムーミンは、放射能で突然変異したカバのミュータントであり、スナフキンは人類の終末を見届ける為に生かされている最後の人間だ、というもの。
- 広く知られたアニメのイメージに対し、原作の設定が知られていないためか、ムーミンはカバだとする誤解が多いが、本当は妖精である。
- 『天空の城ラピュタ』幻のエンディング
- 同作品が初めてテレビ放映された時、映画公開時には無かった別のエンディングシーンが流れたというもの。「パズーがシータの故郷に訪れるシーンがあった」、「シータが飛行石を暖炉に隠すシーンがあった」等、様々な証言がある。
- 制作元のスタジオジブリは、これを公式に否定しているが「実際に見た」という声が非常に多いのも事実。但し、目撃証言の多さに対して映像・画像等の物的証拠が一切無い事や、証言の多くが「私も見ました」のような追従・同意的である事にも注目するべきである。また、『小説版・天空の城ラピュタ』や『未来少年コナン』に類似したシーンが見られる為、混同したという説や、放送時間の関係でエンディングをそのまま流せなかった為、テレビ局側で本編映像等の静止画を編集してクレジットを流したところ、まるで後日談かのように意味が通ってしまった、という説もある。
- 『サザエさん』と『ドラえもん』の最終回
- 長期連載漫画にはつきものと言える都市伝説。口コミの他、同人誌でのパロディやネット上での創作が、真の最終回と誤解されて広まった。ドラえもんは「小学四年生」で三度最終回(『さようならドラえもん』ほか ドラえもんの最終回参照)が掲載されたが、その後連載を再開し、都市伝説として広まったストーリーは原作者自らが否定している。どちらも作品未完のまま原作者が亡くなっているので、原作者自らが意図した「最終回」は存在し得ない。
- 以下は流布された都市伝説の例。
- 『サザエさん』の最終回
- 一家の乗った飛行機が海に墜落し、家族はそれぞれの名前の海の生き物になった。
- 玉手箱を開けてしまい、今まで止まっていた時間が一気に進んでしまう。
- 時が経ち、波平は脳卒中で他界、マスオはリストラ、カツオは不良化し一家は路頭に迷う。
- 波平は認知症、マスオは愛人を作り、サザエはヒステリーで金属バットで魚をくわえたドラ猫を殴殺し、カツオは覚醒剤中毒、ワカメは売春婦となり、一家離散。
- 『サザエさん』の最終回
- 他にも多くの一家離散型のパターンがある。
- 『ドラえもん』の最終回→詳細は「ドラえもんの最終回 § ドラえもんの最終回についての都市伝説」を参照
- 『ドラえもん』の最終回
- 普通に話すイクラちゃん
- 普段は幼児語しか話さないイクラちゃんが、一度だけ普通の言葉を話した、というもの。実際に、通常話す3語「チャーン」「ハーイ」「バーブー」以外の幼児語をしゃべっていた時期があったが、視聴者の評判が良くなかった為、ごく短期間で元に戻された。
- ドラゴンボールの続編
- 『ドラゴンボール』の続編『ドラゴンボールAF』シリーズがあるとする説:日本での認知度は低いが、米国等ではファンによる同人的作品が横行しており、その中にこの題名の物が実在する。また、インドネシアでは原作者の監修・承認を得ていないオリジナルストーリーが出版社から単行本化されたが、人気は続かず中途半端な形で終了となった。
- 正規作品は単行本42巻、アニメは『ドラゴンボールGT』までである。
- 『ドラゴンボールGT』
- 同作品は作者の鳥山明に許可を取らずに作り、GTの意味は「ごめんなさい鳥山先生」というスタッフの謝罪の略という説。
- 「テニス」名称使用禁止勧告
- 漫画『テニスの王子様』は連載を重ねていくにつれ、キャラクターたちの常人離れした描写が目立つ様になり、テニス団体から連載誌の週刊少年ジャンプ編集部及び原作者の許斐剛に「これはもはやテニスではない。だから「テニス」という名称を使わないで欲しい。「テニヌ」か「超テニス」にして欲しい」というクレームが来たという噂。「これは一種のギャグ漫画である」と揶揄され始めた頃から広まったもの。
- 噂の元はこのウソニュース記事だと思われる。なお、記事中に登場する「全日本テニス振興会」という団体は実在しない。
- 本物の『地獄通信』
- 「数年前まで本物の『地獄通信』があった」というもの。「作中と全く同じアドレスだった」、「実際に人が行方不明になっている」、「噂が広まってしまった為ネットポリスが削除し、現在は存在しない」と続く場合も。
- 腐ったブタと呼ばれた将軍
- 「核のボタンを誇示する「将軍」と取り巻きのボンデージ姿の女性達」等の描写が北朝鮮のかの将軍様をモデルとしたものであるとの噂。
- 『北斗の拳』の「死のブーメラン」に登場するゴッドランドの首領「カーネル」が、彼のかつての上官である「将軍」が利益確保の為に核のボタンを押した張本人だと回想するシーンより。
- 原作者の武論尊が自衛隊出身で、世界情勢や軍事関連に関して一般人よりも情報を持っていた為、と理由付けされる事も。
- 『笑ゥせぇるすまん』
- 喪黒福造が「ドーン」をしたその瞬間に相手が喪黒の顔面を殴った。すると、喪黒の顔面が割れ人間ではない本来の姿をさらけ出した、というもの。実は「ドーン」の右手一指し指が『本当の顔』である、と続く。
- 原作『黒ィせぇるすまん』を含む単行本全6巻にはそのようなシーンは存在しない。
- 『ウルトラセブン21』
- 1992年に『ウルトラセブン21』というセブンシリーズの特撮番組が製作予定され、異例の「雑誌でのオーディション募集」が行われたが、応募者が少なく合格者なしとなり、お蔵入りになった、というもの。1996年頃、TVチャンピオンの「特撮クイズ選手権」で事実であると語られた、との説も。
- なお、「ウルトラセブン21」というキャラクターは実在し、2000年発売のビデオシリーズ『ウルトラマンネオス』に登場する。
- ウルトラマンご乱心
- ウルトラマンが町を破壊するシーンで終わる作品があるというもの。
- ヒーローが良く似たデザインだった特撮番組に由来する都市伝説。詳しくはアイアンキングを参照。
- ドラえもん 謎の回
- 同アニメには「タレント」と題された謎の回があった、というもの。主な噂としては、
- 画面および登場キャラクターがぐにゃぐにゃになっていた
- ストーリーが支離滅裂でセリフも混乱、もしくは無音、通常では考えられない過激な内容
- 「1984年7月20日放送」と明確に語られる場合があり、「証拠画像」もネット上に流布されている
- 「何らかの理由で溶けたテープを誤って流した放送事故だ」とする説もあるが、実際には考えにくい。先出の『天空の城ラピュタ』の噂同様、「実際に見た」の声が多いのも特徴である。
ゲームに関する都市伝説
- バキュラ撃破
- 『ゼビウス』の破壊不能とされる敵「バキュラ」は、弾(ザッパー)を256発撃ち込むと撃破できる、というもの。『マイコンBASICマガジン』1983年12月号の別冊付録にも記載されている。各敵キャラクターの設定値を解析した者が「最上位ビットが1であるバキュラは256発当てれば破壊できる」と誤解したのが発端とされる。このビットは「破壊できない」ことを意味するフラグであり(最上位ビットの1は「破壊できない」事を示すフラグであるため、256発弾を撃ち込む事で「破壊できない」というフラグが消失し、理論的には破壊できる等とされる場合があった。)、開発者も「できない」と公式に発表したが、実際に256発撃ち込む事自体が難しい為根強く流布した。当時ゲーム攻略同人誌を発行していた田尻智は、「噂の真相を探ろうと各地のゲームセンターを尋ね回ったことが逆に噂を広める結果となってしまった」と著作で述べている。
- 続編『スーパーゼビウス・ガンプの謎』ではスーパーザッパーを使う事でバキュラを破壊できるようになった。
- ナムコの『テイルズオブシンフォニア』と『ぼくらのテレビゲーム検定 ピコッと!うでだめし』にも256回攻撃しないと倒せない敵としてバキュラが登場。またコナミの『極上パロディウス~過去の栄光を求めて~』にもバキュラを模した敵が登場し、これまた弾を256発当てる事で破壊できる。(この際、「あと何発で倒せる」と表示される)
- 偽の裏技
- 漫画『ファミコンロッキー』には架空の裏技が多数登場したが、掲載誌が幼年向け雑誌であったことから信じてしまった者も多数いた。有名なものとして、『スパルタンX』でシルビアが襲ってくる、『スターフォース』のゴーデスの側にピラミッドが埋まっている、などがある。
- SFC版『ドラゴンクエストV』でエスタークが仲間になる
- 隠しボスキャラクター・エスタークを、数ターン以内に倒すと仲間にできるというもの。PS2版でも仲間にはならないが、エスタークを倒した後に自称エスタークの息子「プチターク」が仲間になる要素が追加された。
- →詳細は「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を参照
- ボスの正体
- エスタークの正体はドラゴンクエストVIに登場するテリーであるというもの。
- 『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』でキーファが戻ってくる
- 冒険の途中パーティから抜けるキャラであるキーファが、ある条件を満たすと戻ってくる代わりに、その子孫であるアイラが仲間にならない、というもの。その条件は様々。
- SFC版『ファイナルファンタジーV』のモアイ像の謎
- 海底に存在する謎のモアイ像にまつわる噂。神秘的な情景な為、「特定の条件を満たすと何かが起こる」とまことしやかに囁かれていたが、実際は単なるオブジェクトで何の意味もない。GBA版ではモアイ像についての特殊なイベントが追加された。
- →詳細は「ファイナルファンタジーV」を参照
- 『ファイナルファンタジーVII』でエアリスが復活する
- 登場人物のエアリスは物語の中で殺されるが、ある特定の条件を満たすと生き返る、または、彼女を助けることができる、というもの。CD-ROMの入れ替えを利用して彼女が殺されるイベントを強引にスキップしゲームを進行させるという裏技が実際に存在したが、本作ではゲーム中のCD-ROM入れ替えについて禁止する記述があり、本来のシナリオには彼女の復活や殺害を防ぐイベントなどは設定されていない。
- →詳細は「ファイナルファンタジーVII § ストーリーの謎とネット上のデマ情報」を参照
- 『ポケットモンスター』・幻のポケモン
- いわゆる「裏技」やプロアクションリプレイなどの使用により、「幻のポケモン」が入手出来る、というもの。
- 『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』
- 後に「幻のポケモン セレビィ」が公式に発表されたが、発表以前から「幻のポケモン」の存在や入手方法について様々な噂が流れた。ゲーム内に多くあった意味深なアイテムやオブジェクトと関連付けられる事が多い。ちなみに、『金・銀』のセレビィは、ミュウ同様データのプレゼントでしか手に入れられなかったが、『クリスタル』では期間限定でモバイルアダプタGBを利用したサービスにより、ウバメの森の社に野生のセレビィが出現するイベントのデータが配布された。
- シリーズ恒例の「幻のポケモン」は存在するのだが、公式発表以前に憶測が多く流れ、中には「証拠写真」をCGで捏造して真実味を付加するケースもあった。
- 『ポケットモンスター ルビー・サファイア』の示唆
- 伝説のポケモンレジロック、レジアイス、レジスチルの3匹は第二次世界大戦における日本への空襲や原子爆弾投下を暗示している、というもの。その根拠として下記の点があげられることがある。
- ゲーム中の描写や関連書籍にはこの説を裏付けるものはない。
- プリクラが2枚出てくる裏技
- プリクラ機の撮影時にある行為をするとプリクラが2枚出てくる、というもの。様々な方法が噂されたが、「代金を入れるときに10円硬貨を一緒に入れる」が最もポピュラー。
- 最近の筐体は10円硬貨を投入出来ない為、再現は不可能。他にも「プリントアウト時に筐体の奥まで手を入れ、中にある棒状の物を引っ張る」というものがあるが、実際にはそのような部品は存在しない。プリントアウト口の奥にある特定のボタンを押すと、最新撮影プリクラがもう一枚出てくる機種は実在したとする噂もあるが、いずれの場合も手が抜けなくなったり、高価な筐体を破損しかねない非常に危険な行為である。
- 『幻想水滸伝II』でジョウイが仲間になる
- 本来ジョウイは途中でパーティから抜けるため、終盤のストーリーで一度戻るときを除いて仲間にすることは出来ない。元々は終盤の選択肢や条件を満たすことで仲間になるという噂程度のものであったが、後に攻略サイトなどで、セーブ手順のバグによりジョウイが加わったセーブデータが公表された。この方法は、一度パーティから外すと再度戻せない、ストーリー進行に支障をきたす、メモリーカードに異常をきたすなどの危険性がある。
- 『幻想水滸伝IV』
- 2周目以降では敵の将であるトロイが仲間になる、またはそれによってラスボス後のストーリーが存在する、というもの。攻略掲示板の書き込が流布に拍車を掛けた。主人公に嫉妬しつづけた親友のスノウが108人目の仲間であることへの不満や、PS版『幻想水滸伝II』より内容が薄かったこと、さらに公式サイトやTVコマーシャルでのトロイの扱いの大きさのわりにゲーム中での存在感の無さに起因する噂だとされる場合も。
- レアよりレアなカード
- TCG「マジック・ザ・ギャザリング」のカードセット「ローウィン」におまけとして封入されているトークンカードもしくはルール説明カードの内、「アバター」は非常に出現しにくい、というもの。
- サウスポー村
- ニンテンドーDSソフト『おいでよ どうぶつの森』で、村名をサウスポーむらにすると主人公が左利きになる、というもの。実際に入力しても出来ない為、「1/5の確率で」「低確率で」「様々な条件が重なった時に」などの条件が付く事もある。同様に「かねもちむら」にすると最初から所持金が最高になるというものもあるが、こちらも単なる噂にすぎない[20]。ダービースタリオンの同様の裏技が元になったものか。
- 2007年5月3日放送の『TVチャンピオン2・ゲーム王選手権』で取り上げられたが、あくまで「ウワサ問題」として出題されており、実際に左利きになった映像は一切流れていない。また、その裏技が実在するかのようなコメントもあったが、あくまでゲーム製作とは無関係の府元晶の発言である為、噂の域を出るものではない。
歌・音楽に関する都市伝説
- 浜崎あゆみ『fairyland』
- サビの部分で「ビーフジャーキー」と聞こえる箇所がある、とされる。
- 中島美嘉『LIFE』
- サビの部分で「お母さん」と聞こえる箇所がある、とされる。
- 岩崎宏美『万華鏡』
- 2番の「万華鏡の様」という歌詞の後に「うぁー」と聞こえる箇所がある、とされる。
- 絢香『三日月』
- 3分39秒辺りのサビの部分で「死にたい」と聞こえる箇所がある、とされる(バックコーラスのパートで、実際の歌詞は「missing you」)。
- ケツメイシ『歩いてく』
- イントロの部分で「お兄ちゃん」と聞こえる箇所がある、とされる。
- 19『以心伝心』
- 最初の「今何してるの」の部分で叫び声のようなものが聞こえる。
- 『トミノの地獄』
- 西條八十の詩「トミノの地獄」を音読すると凶事が起こる、とされる。
- 怖い『はないちもんめ』
- 「あの子が欲しい」とは、人身売買を表している、というもの。USO!?ジャパンでも紹介された。
- 『かごめかごめ』の謎
- 歌詞の「鶴と亀」とは、母親と胎児の事であり、「後ろの正面だあれ」とは、犯人、又は水子霊を示しているなどとされる。また、徳川埋蔵金の在処を示している等、様々な説がある。
- 『とおりゃんせ』は神隠しの歌。
- 他にも埋蔵金のありかを示している、遊郭で性病を患った様子、被差別部落を示唆、生け贄に行く人の姿、といった説も。
- 『あめふり』は迎えに来てもらえない子供の哀しみの歌。
- この歌の2番を夜に歌うと窓から女の子が覗き込むとも。
- 『いろは歌』は暗号
- いろは歌を7文字毎に区切り、一番下の文字を順に読むと、「とかなくてしす=咎無くて死す」と読める事から。無実の罪で死罪に処された人間が残した、とされる場合も。いろは歌の項も参照。
- 『サッちゃん』の真実
- 「バナナが半分しか食べられない」のは踏み切り事故で轢死して体が半分しか無くなったからだ、など数々の噂があり、それらを知ると不幸に見舞われる、とも。
- サッちゃんのモデルはタレントの阿川佐和子であるというものもあり、阿川も自ら著書に記述している。事実、作詞者と阿川の父阿川弘之が知り合いで近所にも住んでいたが、本当のモデルは作詞者自身の幼少時であるという事実を作詞者本人に確認して一件落着した、とのこと。
- 『一年生になったら』の謎
- 富士山の上で友達100人でおにぎりを食べるという歌詞だが、友達100人に自分を入れると101人になるはずなので、減った一人は座敷童だ、と言う説。
- 『赤い靴』
- 誘拐され外国に売られてしまった少女を歌ったものだ、とする説。実際には特定のモデルはいないとされる。長らく「外国人宣教師に養女として引き取られた少女がモデル」とされてきたが、この話は1978年に放映されたテレビ番組によって創作されたものであると指摘する本が2007年に出版された。
- 『暗い日曜日』
- この曲を聞いた数多くの人が自殺したとされる。
怪談都市伝説
幽霊、妖怪などの超常現象や未確認生物は、存在否定することが難しい為、永年にわたり伝承されることが多い。また恐怖心を煽る、よく出来た怪談は語り継がれやすく、特に超常現象が絡むものは事実かもしれないという思いが伝播に拍車をかける場合がある。ただしこれらには、当事者が全て死亡しているのに、なぜか話だけが伝わるという根本的な矛盾が見られるケースも多い。
- 学校の怪談
- ○○の七不思議
- 「七不思議」は、元来珍しい建造物・景観を纏めたものだが、日本では主に怪談話として語られ、元々の概念とは異なったものとして定着している。また、江戸時代以来の怪談話である本所七不思議を始め、各々の地域を舞台とした伊豆七不思議、遠州七不思議、越後七不思議など、特定の地方に伝わる怪談・奇譚を纏めた物をそう呼ぶこともある。これらもまたいくつかの組み合わせがあり、必ずしも総数が七ではない。
- 「学校の七不思議」は、学校によって異なり、七つ全てを知ると何かが起こるという場合が多い。また、八つ目がありそれを知ると不幸になるというパターンや七不思議のうち、六つを知ってしまうと七つ目の怪異が訪れるとされることもあるが、これもまた七つとは限らない。
- これらはホラーやミステリーなどのテーマにされることも多く、漫画『金田一少年の事件簿』では、「学園七不思議殺人事件」というエピソードが描かれた。
- 「赤い紙、青い紙 」、「赤いマント・青いマント」
- 小学校の古いトイレで生徒が用を足そうとすると、「赤と青とどちらがよいか」と聞いてくる。どちらを答えても悲惨な結末に。→詳細は「赤い紙、青い紙」および「赤いマント・青いマント」を参照
- 気づかなかった
- 参列した葬儀の遺影写真が自分のものであり、そこで初めて自分が死んだことを理解する、というもの。交通事故に遭い、事故現場跡を見て気づくというパターンもある。自殺や事故で死んだ人間は自分の死を理解できずに、いつまでも霊としてさまよい続けるという説もある。
- 猫が追う「何か」
- 猫が何も無いところを追っかけてじゃれているのは、人間には見えないものが見えているからだ、というもの。
- お化け屋敷
- 某お化け屋敷には本物の幽霊が出る、というもの。
- 消えた乗客
- 墓場の近く(場所は青山墓地と限定される場合が多い)で白い着物を着た女性がタクシーに乗り込んだ。彼女は運転手が話しかけてもなぜか一切しゃべらない。暫く走った後、運転手がふとバックミラーに目をやると彼女の姿は無く、シートがびしょびしょに濡れていた、というもの。逆に墓場まで乗せていく途中で消えるパターンもある。
- 米国にも以下の著名な類話がある。
- 消えるヒッチハイカー
- ヒッチハイカーを乗車させるが、行き先としていた家に到着した時には消えていた。驚いた運転手が事情を説明すると家人は言った。「あなたで何人目かしら。それは死んだ私の娘よ」。
- この話は、行方不明になった花嫁が幽霊になって馬に乗せてもらい家族の下へ帰る「インディアンの花嫁」という伝説が元になっているとされる。
- 日本でも古来より「馬(駕籠)に乗せた人物が消える」といった伝承が存在している。
- 消えた?乗客
- タクシーが青山墓地付近で、様子のおかしい女性客を乗せる、しばらくしてバックミラーに目をやると、彼女が消えていた。恐怖に駆られた運転手が交番に駆け込み、警官と一緒に車内を確認すると、泥酔して座席から転げ落ちた客が眠っていた、というもの。
- 消えた運転手
- 夜、うら寂しい場所(多くは墓地のあたり)でタクシーが一人の女を乗せる。乗せた女が途中で消えたという同僚の話を思い出し、恐怖に駆られた運転手が車を停め、ある家に駆け込む。困ったのは客の女。いつまでも戻ってこないので、その家を訪ねると線香臭い。家は運転手の自宅で本人の葬儀中だった(運転手が幽霊だったというパターンだが、終始、運転手の視点で語られる)。
- 「見つからないんだ」
- 少年が電車に轢かれて死亡した。バラバラに轢断された遺体は、全てを集めるのも一苦労という酷い有様で、結局片足だけがどうしても見つからず、ついに捜索も打ち切られる。それから暫く経ったある夜、少年の友達が事故現場付近を歩いていると、死んだはずの少年が草むらにうずくまっているではないか。驚いて声を掛けると、少年はゆっくりと振り向き言った。「無いんだ…僕の足が見つからないんだ…」。見つからない部分が足ではない場合もある。
- 夢の結末
- 近所のコンビニで暴漢に襲われる夢を見た人が、気にしつつもその店に行く。すると夢の男が実際にいた。怖くなって、逃げ出そうとすると、その暴漢から「夢と違うことするんじゃねえよ」と言われた、というもの。
- 暴漢に追われ、逃げ切る直前に殺されてしまう夢を繰り返し見ていたため、一足早く逃げることで無事自宅に辿り着いた結果、ドア越しに暴漢が悔しげに前述のセリフを言うなど様々な派生も存在する。
- 結城モイラの『わたしの心霊体験』(小学館)に読者投稿の類話が掲載され、編者はこの体験を「夢ではなく幽体離脱し、異次元をさまよっていた為で、その男は異次元世界に引きずり込もうとしている悪霊である」といった解説をしている。
- 死を写すコピー機
- あるコンビニに設置されたコピー機には妙な噂があった。顔写真をコピーすると、死ぬ時の顔が映し出されるというのだ。噂を聞いた少年が周りの制止も聞かずに自分の顔写真をコピーしたところ、今と全く変わらない顔が出てきた。「噂は嘘だ」と笑って店を出た少年に暴走車が突っ込み、少年は死亡する。噂は真実で、コピー機は少年の「死亡時の顔」をしっかりと映し出していた、というもの。
- スクエア
- 雪山で遭難した5人の学生達の話。山小屋の四人とも。
- 呪われた○○
- 持ち主が必ず不幸になるとされる宝石や車の噂。「ホープダイヤモンド」「オルロフのダイヤ」やサラエボ事件で暗殺されたオーストリア=ハンガリー帝国皇太子フランツ・フェルディナント大公が乗っていた赤塗りオープンカー等が有名。
- 宝石は、含まれていた放射性物質に身体を侵された為と説明される場合がある。
- タイタニック号の沈没はアモン・ラー神殿のミイラの呪いの為、とする説もある(ミイラは現在大英博物館所蔵、「大英博物館展」で日本で公開された際の解説でも「呪い」のエピソードは否定的にだが紹介されている)。博物館などに所蔵されれ、個人所有でなくなると呪いが収まるとされる場合が多い。
- 白岩寺(はくがんじ)の幽霊画
- 無名時代の円山応挙が描いた幽霊画は、病身の少女をモデルにしたものだったが、その娘の死を皮切りに不幸が相次ぎ、絵を見た人は数日中に死ぬと噂された。その後も歴代所有者に不幸が起こったとされ、現在は白岩寺(静岡県島田市)に所蔵されている。
- これが日本美術史上初の“足のない”幽霊の絵だとされるが異説もある。また元々は足が描かれていたがいつの間にか消えた、との伝承も存在する。
- 「幽霊の足」に関しては、作画効率を上げる為に下半身を省略したところ、不気味な演出効果を得られた為定着した、との説もある。
- 紫の鏡
- 20歳になるまで「ムラサキカガミ」という言葉を覚えていると死んでしまう、又は不幸になるというもの。1990年代に女子高生を中心に広まった。
- 他にも「赤い沼」、「紫の亀」、「黄色いハンカチ」、「黄色いミイラ」、「銀色のナイフ」などがあり、また「白い水晶」「ホワイトパワー」等の言葉を覚えておけば呪いが消えるとされる事も。
- 異様な猫
- 車の下にいた猫を抱き上げると、後ろ足が地面に着いており、その間は非常識な長さの胴体で繋がっていた。慌てて手放すと、その猫はあたかも尺取虫のような動きでありながら、猫特有の俊敏な動きで逃げて行った、というもの。その場所は何らかの研究機関の近所で、猫はそこから逃げ出した実験動物だったと続く場合も。『ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説 信じるか信じないかはあなた次第』にも掲載されている。
- 「見えてるくせに」
- 霊感の強い人が、横断歩道の向かい側にいた女の人から尋常ではない気配を感じ取ったが、恐ろしかったので気づかないふりをしていた。信号が青に変わり、すれ違いざまに女性はニヤッと笑って言った「見えてるくせに」。相手が軍服を着ているパターンもある。
- た す け て …
- 夏休みの前に放送室や地下室に閉じ込められて餓死し、新学期に白骨死体で見つかるという話。扉や壁のいたるところに脱出しようして引掻いた跡が残されていた、と続く場合が多い。
- 「死ねばよかったのに…」
- ドライブ中、トンネルを抜けるといきなり女性が落ちてくる。びっくりして急ブレーキをかけ慌てて車を降りるが誰もいない。ふと車の先に目をやるとそこは崖。急ブレーキをかけていなければ崖に落ちて死んでいたであろう。男はここが心霊スポットであることを思い出し、女性を霊だと確信、感謝しつつ車をバックさせようとした際、バックミラーに女性の姿が。そして女性はこう呟いた。「死ねばよかったのに…」。
- 「死ねばよかったのに…」2
- カーナビが言う。「5km以上道なりです」。日が落ち、山道に入ってもカーナビは言う。「5km以上道なりです」。やがて前が見えない位の大雨となるが、それでもカーナビは言う。「5km以上道なりです」。突然の雷鳴に驚きブレーキを踏んだ運転手が嫌な気を感じて下車したところ、目前は断崖絶壁であった。カーナビは言った。「死ねばよかったのに…」。
- 「死ねばよかったのに…」3
- 彼女とドライブに出かけたが、日が落ちて道に迷ってしまう。彼女が「そこを右に曲がって」と言うので曲がったところ、目の前は崖。「危ないじゃないか」と言おうと目をやると彼女は寝ている。彼女は眠ったまま、男のような低い声で言った。「死ねばよかったのに…」。
- 「死ねばよかったのに…」=ツンデ霊=
- その後この幽霊に対して「助けてくれてありがとう」と言うと、「べ、別にあなたのためにやったわけじゃないからねっ!」とツンデレぶりを発揮し、後々交際関係になるという話が2ちゃんねるにおいて発生し、「ツンデ霊」と言うジャンルの発生のきっかけとなった。
- 『ほんとにあった怖い話』で類似したエピソードが放映された。
- 三本足のリカちゃん
- トイレにリカちゃん人形が落ちている。不審に思い手にとって見ると、足が3本ある。驚いて地面に落とすと「私リカちゃん。呪われてるの……」と話すではないか。怖くなってその場から逃げだすが、リカちゃんの声が耳から離れない。頭の中をリカちゃんの声がぐるぐる回りだし、耐えられなくなった人は発狂して自殺してしまう、というもの。
- 「メーカーのミスで生産された三本足のリカちゃん人形が流通している」という噂もあり、これが新たな噂を生み出したのかもしれない。
- 写真撮影の恐怖
- 奇数人で写真を撮ると真ん中の人が透ける、不幸になる、早死にする、とされる。その原因として下記の解釈がなされる場合がある。
- [カメラ]]が日本に伝来した頃に語られた「撮影されると魂が吸い取られる」といった噂が現代にまで継承されている。
- 写真を撮る際には年長者を真ん中に立たせるケースが多く、確率的に「対象者が先に死ぬ」場合が多かった
- 旧式のカメラは、ピントが撮影範囲の中心に近づくほど合いにくく、中心がぼやけた事例や、昔の銀板写真は左右が反転して写るため、出来上がり時に着物が右前に写るようにと撮影時には「死装束」である左前に着たケースなどから、写真撮影は元々日本では不吉なものと捉えられていたとの説もある。
- ありえない帰宅
- 家に帰ってきたはいいが、酔っていたのでどうやって帰ってきたのか覚えていない。靴を履いていなかったのに靴下が綺麗なままだったり、友達の家に財布を置き忘れていた為に無一文だったり、普通は家に帰れない状況で帰宅するという内容。UFO(アブダクション)と関連付けられる場合もある。「新耳袋」に友人宅のトイレのドアを開けたらなぜかそこが自宅で、翌日にその友人から靴や上着を渡され、「トイレに行くと言って、突然姿が消えたのだが、どうやって帰ったのか?」と尋ねられる話がある。
- 合わせ鏡
- 深夜0時丁度に合わせ鏡を作ると、自分の将来の顔や自分の死後の顔などが映る、というもの。手前から○個目に映っている顔が死に顔だというパターンや、悪魔が出てくるという話もある。実際はビクビクした自分の顔が映っているだけという場合も。
- 結婚相手が見える洗面器
- 深夜0時丁度にカミソリを口に咥えて水を張った洗面器をのぞくと『将来の結婚相手が見える』というもの。カミソリを水に落としてしまうと、数年後マスクをした異性と出会い、「なぜマスクをしているのか?」と尋ねると、マスクを外し醜い傷跡を見せ「お前のせいだよ!」と続く場合も。
- 白い手
- 水難事故で子供を亡くした親が、せめてもの思い出にと、その時の写真を現像に出したところ、死んだ子供に対して海から無数の白い手が伸びていた、という話。「新耳袋」にも同様のエピソードが紹介されている。
- 呪いの転生
- 醜くく生まれた子供をフェリーから突き落とした過去をもつ夫婦に数年後再び子供が生まれる。その子供はとても可愛かった。さらに数年後、家族旅行でフェリーに乗った時、その子供がこう言った。「今度は落とさないでね」。
- 「殺した相手が自分の子供に生まれ変わる」という因果応報を主題とした古くからある民話・怪談(『六部殺し』、『真景累ヶ淵』、夏目漱石の『夢十夜』など)の影響が伺える。小松左京の『石』では放射性物質と組み合わされている。
- デジャヴ
- 初めてなのに既に体験した事象のように感じること。事件、事故、犯罪の予知などと絡め、サイコホラー、サスペンスの題材になることが多い。
- 赤い部屋
- あるインターネットサイト、あるいはポップアップウィンドウを見た者には死が訪れる、というもの。ビジュアルノベルの体裁をとって、この話の紹介とちょっとしたサプライズを実際に製作した人物もいる。
- 首なしライダー
- 首の無いバイクライダーを目撃する話。バイクライダーへのいたずらや復讐の為に、道路にピアノ線を張る者がいる、というものもある。
- 呪われた事故多発ポイント
- 事故が多発するポイントは、かって墓地であった場所だった、というもの。
- 道路建設において、安い土地を入手しようとした場合、「安い土地=人気が無い=墓地の側、もしくはかって墓地であった場所」となる場合が多い。実際に高速道路沿線に墓地がよく見受けられるのはその為である。よって特定の事故多発ポイントが「墓地がらみ」であったとしても不思議ではない(「学校の怪談」でよくある「ここは昔墓地だった」という触れ込みも、同様の背景か)。
- また「そこには幽霊や火の玉が出る」という話が付け加えられるが、いくつかのポイントでのそれは墓石が自動車や道路のライトに照らされて起きる光学現象であることが証明されている[21]。
- ただこれらの推論、証明が全ての「事故多発ポイント」において適応されるものではなく、「なぜこんな見晴らしのいい場所で?」、「なぜここでばかり?」と訝しがられる「ポイント」が存在することもまた事実である。
- 「お前だよ…」
- 身ごもり出産した少女が、生まれたばかりの赤ん坊を駅のコインロッカーに捨てる。数年後、彼女が迷子と思しき子供に「ママはどこなの?」と聞くと男の子はニタリと笑ってこう言った。「お前だよ…」。後日コインロッカーに押し込められた彼女の死体が発見される、というもの。
- キュルキュル
- 知らない女性から電話が掛かってくる。「あなた、キュルキュルキュルでしょ?」となぜか一部が聞こえない。しかし、だんだん声がハッキリしてきて、最後には「あなた、死にたいんでしょ?」となる。「嫌だ」と叫ぶと「ちっ」という声と共にドン!と大きな音がして電話が切れた、というもの。稲川淳二の怪談に同様の話がある。
- 鞠
- 夕暮れの校庭で少女が一人で鞠をついて遊んでいる。近づいてみると、少女がついていたのは鞠ではなく自分の首だった、というもの。
- サッカーボールやバスケットボールの代わりに自分の頭をドリブルする首なし少年の話も存在する。
- お父さん、何で?
- 夫婦喧嘩の挙句、妻を殺害してしまった夫は、妻の遺体を庭に埋め、子供には「お母さんはお婆ちゃん家へ出かけてしばらく帰って来ない」と嘘をつき、子供も納得する。しかしそれから一週間、一ヶ月が経っても子供は母の不在を怪しまない。不安に思った父は子供に尋ねる。「何かお父さんに聞きたい事は無いかい?」。子供は言った。「お父さん、何でいつもお母さんをおんぶしてるの?」。
- マンションの一室の窓から見つめる女性
- 男が帰宅途中に見かける窓には、いつも夜空を見上げる女性の姿があった。思いを募らせた男は意を決してその部屋を訪れ、扉を開けると、そこには首を吊っている女性の姿があった。窓際でぶら下がっている様が夜空を見上げているように見えた、というもの。舞台は筑波研究学園都市とされることが多い。
- 悪魔
- 夜道で背の高い一人の男と出会う。男はいきなり「君は悪魔を見た事はあるかね?」と尋ねてくる。「俺の心の中にいるぜ!」と答えると、男はこの世ものとは思えない不気味な声で笑いこう言った。「それはやはりこんな顔をしているのかね?」…翌朝、恐怖に歪んだ形相の死体が発見された、というもの。
- くねくね
- 田畑に現れる正体不明の物体。白っぽい色をしており、くねくねと揺れる、あるいは踊るように動く。目撃時にそれが何であるか理解してしまった者は精神に異常をきたすという。
- 無駄だよ
- 就寝中に金縛りに遭い、同時に異様な気配を感じる。怖くなって必死に「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」と唱えていると耳元で声がした。「…そんなの無駄だよ」。
- 2001年8月31日放送の『ライオンのごきげんよう』で、林家いっ平が、金縛りに遭った上、何者かに腕を掴まれる。目を凝らすと男の顔が見えたので様々な経文を必死に唱えたが、耳元で「そんなんじゃ効かないよ…」と言われて気絶してしまい、翌朝目が覚めると、自分の脚に手の跡がついていた、という体験談を語っている。
- 聖夜のNGワード
- クリスマスイブに「ルベルグンジ」というキーワードを検索すると、「信じますか?」という質問だけが表示されたサイトに飛ばされる。そこで「はい」と答えると、両手首に杭で貫かれたような穴が開き、「いいえ」と答えると両目に逆さ十字状の傷ができて失明する、というもの。ジングルベルの曲を逆再生すると不気味な音楽になるという噂の派生か。
- 雨音
- 大雨が窓を叩く音がする。しかし外に出てみると雨が降った形跡が全く無かった、というもの。
- 残念ですが
- 急病で亡くなった少女の遺品を整理していると、一枚の奇妙な写真が出てきた。少女が友人二人にはさまれて写っているのだが、少女の容姿がこの世のものとは思えないほど奇妙な姿になっていた。不審に思った両親が霊能者に問い合わせたところ、霊能者は口を重くして「残念ですがお子様は地獄へ落ちました」と言った、というもの。
- 殺し屋
- ある電話番号にかけると、無言のまま一方的に切られ、その日から数日以内の丑三つ時に黒衣の男が現れ殺される、というもの。それを見た人も殺される、と続くことも。
- 指
- 夜(あるいは夕方)に学校の階段を登ると、後ろから指が付いてきて、追いつかれたら指をもがれる、殺される、というもの。杉並区や中野区で流行した。
- 階段
- 真夜中の学校で黒ずくめの男が階段を登ると、階段が一段ずつ消えていく、というもの。
- 幽霊が見える年齢
- 子供の頃は誰も皆、霊や妖怪が見えていた、というもの。「赤ん坊が誰もいない部屋の一部を凝視し、見えない何かの動きを目で追った」、「幼子が知る由も無い故人と会ったと語った」などの話は枚挙に暇が無い。
- お岩の祟り
- 四谷怪談は実話であり、出演者がお岩の墓に参らないと必ず不幸に遭う、というもの。その他にも「上演中に怪事件が起こる」、「幽霊を見た」という噂が多数伝わっている。
- 史実のお岩と夫は実に仲の良い夫婦であった、あるいは「実在のお岩に当たる人物は歴史上存在していない」など言われており、怪異譚は作者の鶴屋南北が演出の為、意図して流した噂に尾鰭がついて現代まで伝えられたものとされる。
- しかしながら、「テレビ番組でお岩の話題をしただけで怪異が起こった」などとも言われ、四谷怪談やそれに関するテレビ・映画・舞台などを製作する際は、関係者がお岩の墓がある妙行寺 (東京都豊島区)に参り、御祓い受ける慣習が今なお続いているのも事実である。
地方にまつわる怪談話
- 心霊スポット
- 幽霊や怪奇現象を見る事が出来るとされる場所。全国各地に存在する。
- 都市伝説多発スポット
- 都市伝説の舞台が、筑波研究学園都市(つくば市)と限定される事が多い。新興学術・研究都市で、「歴史が浅い=馴染みが薄い」、「研究施設が多い=謎の研究をしているのでは」が原因だとされるが定かではない。
- ・同市が舞台とされる都市伝説:マンションの一室の窓から見つめる女性、人面犬、口裂け女、「姉壁」、ロボットに変形する建物、特殊な核シェルターの存在 など
- 多摩ニュータウンなどにも同様の噂がある。
- 姉壁
- 90年代初頭の都市伝説。筑波研究学園都市のとある団地の外壁にはっきりと「姉さん」と見て取れる亀裂が入っており、それは近くで交通事故に遭い死亡した少年の断末魔で、いくら塗り直しをしてもまた浮かび上がってくる、というもの。現在は補修工事により亀裂自体が消滅している。
- 日本一自殺の多い団地
- 80年代、板橋区高島平の団地で部外者の侵入による飛び降り自殺が多発した為、屋上を立ち入り禁止にし、高層階の通路に金網を張るなどの対応がなされた結果、事件は激減したが、未だに自殺の名所として語られる事が多い。これは皮肉にも、多数設置された「自殺防止フェンス」が不気味さを醸し出しているから、との説もある。
- 犬鳴村伝説
- 犬鳴峠の近くにあるとされる、恐ろしい村に関する伝説。実在した福岡県の犬鳴村とは無関係。
- 杉沢村伝説
- 1人の男により村民全員が殺害され、廃村になった村があった、というもの。津山事件が噂の元とも言われる。
- 紅梅島伝説
- 戦時中、軍部が細菌兵器開発に失敗、バイオハザードを起こし、島全体が死に絶えた、というもの。瀬戸内海にあるとされる。ウィルスが未だ蔓延しており、感染拡大を防ぐため、島に接近した一般人は射殺される、と続く場合も。
- 霊が渡る歩道橋
- 静岡市日本平の有料道路上に実在する歩道橋に纏わる噂。以下はその代表的なもの。
- ハイキング中の親子に暴走車が突っ込こみ、子供だけが死亡した。それ以来、同地点で事故が多発した為、子供の霊が道路を横断し、家に帰れるようにと歩道橋を設置したところ、事故は激減した。
- 片側には「遊木の森」という施設があるが、反対側は獣道同然で、歩行者は皆無に近い。昔はキャンプ場があったから、との説もあるが、設置に至る経緯は不明。他にもワンピース姿の女性の霊の横断等が噂される。
- 八甲田山の亡霊
- 陸軍の無謀な演習により多数の死者が出た同山に、犠牲となった兵士が亡霊となって出る、というもの。
- 六甲の幽霊
- 六甲は有名な心霊スポットで、多数の幽霊話が伝わる。また、件の伝承も残る。
- 兵士の亡霊
- 真駒内駐屯地や旭川駐屯地に、終戦記念日の深夜0時頃に軍靴の音が響き、隊員達に向かって敬礼した後、師団司令部隊舎内の鏡の中に入る霊が出没する、というもの。
- サザエさんの家
- ある廃屋に関する都市伝説。
- 白いソアラ
- 格安のトヨタ・ソアラに関する噂。群馬県が舞台とされる。
- 橋北中学校水難事件の真実
- 36名が水死したこの大惨事は、戦禍で亡くなった人々の亡霊の仕業である、というもの。
- 2000年8月24日放送のフジテレビ系の番組『奇跡体験!アンビリバボー』の特番でも取り上げられた。
- 行き交う人々
- 地下鉄を降り、地上に出ると結構な雨。行き交う多くの人の間を縫うように歩いているといきなり肩を掴まれた。驚いて振り返るとそこにはタクシーの運転手が。険しい形相の彼は私の肩を掴んだまま、無言でタクシーに押し込もうとするではないか。わけのわからぬまま無理矢理乗車させられ、急発進するタクシー。我に返り、抗議しようとした私に運転手が青ざめた顔で言った。「無茶してすまなんだけど、誰もいない道で何かを避けるように歩いていたあんたを見て助けなあかん!と思たんや!あんた、危ないとこやったんや!」…「大阪市営地下鉄千日前線」。昭和47年5月13日に117名が犠牲になった「千日デパート火災」の現場のすぐ近くであった。
- 同様の話は「ホテルニュージャパン」跡地や、東京大空襲で多くの犠牲者を出した墨田区界隈でも語られる事がある。
- ひとりかくれんぼ
- 近畿地方で行われる降霊術に関する噂。→詳細は「ひとりかくれんぼ」を参照
現代の妖怪
- 注射男
- バブル景気の頃、関東地方で語られた。
- 足取り美奈子
- 夢の中に出てきた女性に「足なんていらないでしょう?」と尋ねられ、「いらない」と答えると足を持っていかれてしまう、というもの。「足、いる?」と聞かれる場合や、「今忙しい?」と聞かれて「暇」と答えると地獄へ連れて行かれるというものもある。
- アーモンド目の子供
- バスの窓越しにアーモンド目の子供を目撃するというもの。それが餓鬼であるとされる場合も。「新耳袋」に目撃談とされるものが掲載されている。
- ゴム人間
- 2メートルほどの長身で肌が黒く(緑色の場合も)体がゴム状になっている怪物。見える人間と見えない人間がいるという。ダウンタウンDXで的場浩司が語り流布した。2007年には明治神宮で写真も撮られ、東京スポーツの一面に載った。他にも親子連れや老人のゴム人間を見たという証言がある。
- 口裂け女
- 古来から妖怪の一種として語られていたが、1979年頃、日本各地で社会現象になる程の話題となった。2004年頃にはインターネットを通じ韓国でも流布された。
- カシマさん
- 「カシマレイコ(仮死魔霊子)」「キジマさん」「テケテケ」、足のない女性や軍人、幼児のようなバケモノなど、名前や姿は地方によって諸説ある。話を聞いた人の下に数日以内に現れると言われ、回避するには呪文を唱える必要がある、とされる。軍神を奉る鹿島神宮と旧日本軍との関連を示唆する説もある。
- ひきこさん
- 精神錯乱を起こした女性が、自ら傷つけた顔を小学生に見せて襲い掛かる、というもの。「口裂け女」との類似点が多い。被害者を引きずりまわすところから「ひきこ」、とされるが、引きこもりの症例を更に貶める方向に形成された、という分析もある。
- 件(くだん)
- 正確に言うと件(くだん)ではなく、牛女の都市伝説である。
- 件(くだん)は顔が人間、体が牛という怪物。性別は雄。江戸時代から流布しており、都市伝説と言うよりは本来の伝説の範疇である。件(くだん)はあくまでも牛から生まれる存在で、その図像は縁起物として利用されてきた。内田百閒の同名の短編小説の中で大きな災厄を予言した直後に死ぬ怪物として登場するほか、神戸市には件(くだん)の設定をひっくり返した牛女の都市伝説が広まっており(『新耳袋』など)、こちらは小松左京によって、『くだんのはは』の題で小説化された(小松が百閒の小説を元ネタに書いたという説もある)。
- 西岸良平の漫画『鎌倉ものがたり』、真倉翔・岡野剛の漫画『地獄先生ぬ~べ~』にも登場。
- 人面犬
- 1989年から90年にかけて社会現象にもなった噂。
- メリーさんの電話
- リカちゃん電話に絡めた怪談話の場合もある。
- 怪人アンサー
- 携帯電話を用いた儀式で呼び出せる怪人。
- この話は、ネットにおける都市伝説の伝播について調べる為に創作したと流布した本人が明かしている。[22]
- てけてけ(テケテケ)
- 冬の北海道の踏み切りで女性が列車に刎ねられ、上半身と下半身が切断されるが、あまりの寒さに血管が収縮してしまい、出血が止まり即死できずに数分間もがき苦しんで死んでいった。この話を聞いた人の所には三日以内に下半身の無い女性の霊が現れ、霊を追い払う呪文を言えないと足を引きちぎられるという。→詳細は「テケテケ」を参照
- テケテケ2
- 放課後、サッカーの練習をしていた少年がふと校舎に目をやると、とても可愛い女の子がこちらを見つめている。彼がしばらく見惚れていると、急に彼女は鬼のような形相で窓から飛び出して来る。彼女には下半身が無く、手を足の代わりにして走り去っていった、というもの。
- ヒタヒタ
- 妻は毎晩夜這いに出かけてしまう絶倫の夫を諫めるが、彼は聞こうとしない。ある日、「自分の誕生日だから今日だけは行かないでくれ」と懇願する妻を顧みず、やはり夫は夜這いに出掛ける。夫が帰ってくると妻が割腹自殺をして息絶えていた。夫は遺体を遠くの山中へ捨てたが、翌日から、毎晩上半身だけになった妻が家の周囲を這ってまわり、朝になると姿を消すようになる。ついには夫が上半身だけの遺体で発見された、というもの。
- テケテケやカシマさんと同様に、この話を聞いた者のところへ、ヒタヒタが現れる、と続く場合も。テケテケやカシマさんとの相違点として、話の登場人物であるヒタヒタが、突然(語り手を通して)聞き手に話し掛けてくるなど、破綻が見られる場合がある。
- 赤いクレヨン
- 中古の一軒家を購入し、改装しようと壁紙を剥すと釘付けされた扉を見付ける。扉の向こうの部屋の壁一面には、赤いクレヨンで「ママごめんなさい!ここから出して!」の文字がびっしりと書きつけられていた。この話は伊集院光の創作であることが本人により語られている。
- トイレの花子さん
- 女子トイレに現れる女の子の幽霊。男子トイレには太郎くんが現れるとされる。3番目のトイレである事が多い。→詳細は「トイレの花子さん」を参照
- トンカラトン
- 全身に包帯が巻かれ、背中に日本刀を背負った姿の妖怪。夕暮れ時に自転車に乗って現れ、遭遇した人は「トンカラトン」と言わされ、従わないと斬り殺され仲間にされる、というもの。また命令されていないのにトンカラトンと口にした場合も同じで、「こうやって仲間を増やしていく」と締めくくられる。フジテレビ系『ポンキッキーズ』内『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』から広まった。
- 卵鬼神
- 韓国に現れる卵型の妖怪。
- よだそう
- 夕方4時の図書館に現れるとされる妖怪。『よだそう』と言えば逃げるが、言えなければ殺される。『よだそう』=『うそだよ』の反対。
- ババアたち
-
- カコリ:「カコリ」と口にすると現れる、モンペを履いた妖怪。広島に現れるとされる。
- 一寸ババア:部屋の僅かな隙間から、凶器を持って侵入し、中にいる人を惨殺する。身長は数十センチ程。隙間から女が覗いている隙間女という話も。
- 三時ババア: 三時にトイレに現れる。
- 紫ババア: 夜中の学校に現れる。
- 足売りばあさん:学校の4階のトイレに現れる。
- ブーメラン婆:突然ブーメランの様に飛んでいく腰の曲がった老婆。
- ターボばあちゃん(100キロババア):高速道路を猛スピードで走り、車の窓を叩く。遭遇すると体が動かなくなって事故に遭う、といった派生型も。
- ばばされ:その話を知ると、当日の夜に開けた覚えが無い窓が開いていて、外を覗くと家の前の道に老婆が立っている。次の日、今度は家の前に立っている。さらに次の日、夜中に眼を覚ますと今度は目の前に立っている。その際「ばばされ」という呪文を詰まらずに3回言えないと、冷たい手で首を絞めてくる。
ジョーク的な都市伝説
内容が面白くウイットに富んだ話は語り継がれ都市伝説になりやすい。また、教訓を含む寓話は事実として広まりやすい。
- 電電公社が予言した市町村合併
- 福井市(市外局番:0776)より南に位置する市町村の市外局番は0778であるが、後に福井市と合併した清水町と越廼村だけはなぜか0776だった。合併協議会には鯖江市(0778)も参加していたが合意に至らなかった。
- 電電公社(NTT)は交換機の大規模工事に伴い市内通話エリアを統合する事があるが、これは市町村合併を予め把握しているからだ、というジョークの一例である。通話エリアと行政の市町村区分に関連性は無い(例:千葉県千葉市は0472、佐倉市は0434だったが三桁化統一の際に千葉市が変えられて043にされてしまった。現在047は船橋地区と市川地区、松戸地区の局番である)。
- 札幌市の分区計画。
- 札幌市には現在、東区、南区、西区、北区、白石区、中央区があり、現在西区に属している「発寒周辺」が分区すれば、区名に麻雀牌の"東南西北白発中"全てが揃う為、囁かれているジョーク。
- なお、名古屋市は、東区、西区、南区、北区、天白区、緑区、中区(と他9区)があり、発は緑一色などの役では「緑」とも呼ばれるので、"東南西北白発中"全てが揃っている。
- 大阪ビジネスパークのTWIN21ビルの影
- 1983年に開業したTWIN21ビル[23]はその姿が数字の11に似ている。それまで高層建築物のない近隣では、これができた事で、午前11時11分に11の影が11分間かけて通過し、暗くなる事から当時の人気深夜番組『11PM』に例え「イレブンピーエム」と呼ばれた、というもの。
- ロシアへ嫌がらせをこめて
- 米国映画『グレムリン』に登場する妖怪「グレムリン」はソ連共産党本部があったクレムリンに対する嫌がらせとして名づけられたとする説[24]。
- 小さな灰色の雲の姿で飛んで来て、飛行中の機体に纏わり付き、翼を捥いで墜落させるという『飛行妖怪グレムリン』の伝承は第二次世界大戦の頃から存在した。ドラマ『古畑任三郎』では、昔は機械の不調を妖怪のせいにしていた。という説が披露されている。また、機械の調子をおかしくする魔法使いの伝承が残っている国、地域もある。
- 牛の首
- 「『牛の首』という恐ろしい話があるが、恐ろしすぎて誰も語らない」という話。鮫島事件と同様に、その内容が知りたいという好奇心から伝播してゆく。
- 死んだカブトムシの電池を入れ替えようとした子供がいた
- 1980年代から話されているとの事。実際の生物に触れる機会が少なくなった子供が増えた事を非難・揶揄する為に作られたと言われている。
- 2000年代になり、森昭雄の『ゲーム脳の恐怖』の前書き、『甲虫王者ムシキング』ブームの際の保守系文化人の見解などで紹介され再び広まりつつある。
- ポンジュースが出てくる蛇口
- 愛媛県の水道の蛇口は3つあり、青の蛇口は水、赤はお湯、オレンジ色からはポンジュースが出る、というもの。類似型として、「香川県のうどんが出てくる蛇口」がある。実際にはそのような蛇口は存在しないが、京都府宇治市の小学校には宇治茶の出てくる蛇口が実在[25]する他、給湯室などで蛇口からお茶が出てくる学校はある。また、香川県の讃岐うどんのセルフサービスの店には、ダシの出てくる蛇口が存在する。[26]「ポンジュースの蛇口」は、その後観光振興の一環として実現された。(都市伝説一覧#事実になった都市伝説を参照)。
- 傾いた看板
- 大阪市北区にある消費者金融「プロミス」の傾いた看板にまつわる噂。この看板を請け負った業者は部品発注ミスの為、完成した看板を斜めに設置せざるを得ない状況になってしまった。新たにやり直す時間は残されておらず、仕方なく業者は傾いた看板を支社長に見せた。その看板を見た支社長は案の定激怒したが、気の利いた業者の責任者が「これはプロによるミス、すなわち本当の意味でのプロミスです。しゃれていて覚えやすいでしょう?」と言い、それをユニークだと捉えた支社長は納得し、結局看板は傾いたまま完成となったという話である。この他にも単に目立たせる為にわざと看板を斜めに設置したという説や「この看板のようにはならないで」という債務者へのメッセージが込められているという説も存在する。
- 人力看板
- 道頓堀かに道楽の動く巨大なカニの看板は、中で人が自転車を漕いで動かしている、というもの。
- 真っ赤になった男
- どうせわかるまいとプールの中で用を足したところ、他の客がこちらを睨んでいる。ふとみると、自分の下半身付近の水が赤く染まっているではないか。実はこのプールの水には尿に反応して色が変わる特殊な薬品が入れられており、それを知った男性は慌てて逃げていった、というもの。血尿の為、発覚したというパターンもある。
- サーフィン発祥伝説
- 「茅ヶ崎市では、既に江戸時代(鎌倉時代とも)に、漁師がふんどし一丁でサーフィンをしていた」、というもの。他にも、カッパがサーフィンをしていたという伝説も。
- 営業中と準備中
- 学生2人が不良グループにからまれた。名前を聞かれた1人が側にあった看板を見てとっさに 「僕の名前はエイ・ギョチュウです」、 それを聞いたもう1人が「僕はジュン・ビチュウです」 と答えたところ、不良グループは激怒し2人を袋叩きにした、というもの。
- 怪談 黒猫
- 真夜中の運転中、飛び出してきた黒猫を轢いてしまう。怖くなってそのまま逃げるが、後ろから子猫を銜えた黒猫が追いかけてくる。どんなにスピードを出しても追いかけてくる。そして、とうとう追いつかれようとした瞬間、ふと目をやるとそれはヤマト運輸のトラックであり、黒猫はヤマト運輸のロゴであった。
- 偽プードル
- 英国のタブロイド紙「ザ・サン」が、「日本で何千人もの人々が、プードルと偽って毛を刈りこんだヒツジを買わされていた」、と報じた。(2007年4月26日)
- 川上麻衣子がTV番組で「そういう噂を聞いた」と語った話が「彼女の友人が被害に遭った⇒彼女自身が被害者」と変化したとの説が有力。→詳細は「川上麻衣子 § 来歴・人物」を参照
- 日本人なら噴飯もののでっちあげ記事だとすぐ解る話だが、「日本人は羊を良く知らないからそういうこともあるのだろう」という誤った認識を背景に英国では少なからず信じられたとの説も。
意図的なジョークが都市伝説化したもの
ジョークなのか都市伝説なのかの判別が微妙な話が存在する。
- 痛みの基準はハナゲ
- 「鼻毛を抜いた時の痛みを基準に、痛みを表す国際単位HANAGEが制定された」、というもの。1990年代半ばにパソコン通信「ニフティサーブ」のFJOKEフォーラムで披露されたものが、後にWeb掲示板への転載やチェーンメール等で流布された。これをきっかけにBSフジ『宝島の地図』で「かっこよさ」「はかなさ」などの単位を集めた「新しい単位」というコーナーが誕生した。
- 東京都庁は巨大ロボットに変身する
- 他にもフジテレビ社屋やビッグサイト等、特徴的な形の有名建造物に同様の噂が存在する。
- 1980年代には東海大学アニメ研究会が制作した自主制作アニメ作品『うにくらげ』に校舎が合体・変形して誕生する「東海大ロボ」が登場しており、この手のジョークがこの頃には既に存在していたことが伺える。
- 『行け!稲中卓球部』やトニーたけざきの漫画『岸和田博士の科学的愛情』などでも取り上げられている他、ゲーム『ソニックウィングス』(都庁ロボが敵キャラとして登場)、アニメ『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』(ビッグサイトが敵側の巨大ロボに変形)のモチーフにもなった。また、『SMAP×SMAP』で「前園真聖が搭乗員となり、フジテレビがロボットに変身する」というコントが披露された他、同局がお台場に移転した時の特番のラストで社屋がロボットに変形するCG映像が流された。
- 泳ぐめざし
- スーパーで売られている目刺を見た子供が、海でもその姿で泳いでいると信じてしまう、というもの。他にカマボコや開き、三枚おろし、切り身など水産加工品全般で語られる。落語「権助魚」が元ネタか。
- 爆笑問題の田中裕二は、10歳頃まで鮭とその切り身は別の生き物だと思っていた。[27]。
- 鮫島事件
- 真実を知った者は恐ろしい目に遭うとされる。『牛の首』の2ちゃんねるバージョン。
- →詳細は「鮫島事件」を参照
性に関する都市伝説
この項目には性的な表現や記述が含まれます。 |
- 打ち止め
- 射精時、ペニスより赤い玉が出たら、その人の生殖機能は限界に達した、というもの。
- この噂は聖飢魔IIの楽曲『赤い玉の伝説』、北崎拓の漫画『クピドの悪戯 虹玉』等のモチーフになり、私屋カヲルの漫画『青春ビンタ!』でもネタにされた。
- 昔のパチンコ店は現在の様に天井から自動的に玉を配給するシステムでは無く、出玉を台に内蔵させていた為、球の予定数終了が近付くと目印に赤い玉が排出された。これを「打ち止め」と称していた事が元ネタか。
- 赤ちゃん列車
- 大学の既婚者寮のうち一つだけ、入居者の出産率が異様に高いものがあった。調査の結果、寮のすぐ側に線路がある→始発電車の音で入居者夫婦達が起きる→「再び寝るには遅過ぎる、起きるには早すぎる」時刻→夫婦達は子作りに励む、というオチがつく。
- サプライズ・パーティ
- 今日が自分の誕生日である事に誰も気づいてくれない男が自棄になって自室に不倫相手ないし売春婦を呼ぶ。いざ行為に及ぼうと全裸になった瞬間、部屋のドアが開いて「ハッピー・バースデー」の大合唱が…友人達は彼を驚かそうと内緒で誕生パーティを企画していたのだ、というもの。
- 『世にも奇妙な物語』内で放映された「8時50分」にはサプライズパーティーで人が隠れていた為に犯罪が発覚する話が、また山口雅也の短編集『ミステリーズ』(1994年)にも、同様のミステリーが収録されている。
- 裸でスキー
- スキーの最中尿意をもよおした女性が、近くにトイレがなかったので仕方なく繁みに隠れ「放出」を始めたとたんバランスを崩して滑り出してしまい、そのままの姿でゲレンデを滑走する、というもの。
- 重なって救急車
- 性交中、膣痙攣の為、男性の局部が抜けなくなり、ふたり重なったまま病院へ搬送される、というもの。有名人や、身近な人物の実話として流布される(八中事件)。
- 男性の局部が抜けなくなった報告例がアメリカで一件だけあったが後に創作と判明。1971年ヴァンダービルト大学病院のボンジュラントとカパナーリが『フィラデルフィア医学ニュース』で嘘を暴露(ブルンヴァンの都市伝説シリーズより)。
- なお、膣痙攣は実在する症状である。正確には「膣痙」(英語ではvaginism、独語ではvaginismus)と呼ばれる。性交前に起これば挿入不可、もしくは痛みを伴う。性交中に起これば抜去不能となり、陰茎捕捉(cativus)になる。陰茎捕捉はイギリスで1947年の手紙による報告が一例あり[28]、それ以外にも少なくとも1人、日本人医師が治療している。
- I am AIDS
- ある男が海外に赴く前に友人から、「海外では男もゲイに狙われ危険だ。もし襲われたら、『I am AIDS(私はエイズです)』と叫べ」と聞かされた。そして到着後、本当に襲われてしまった彼は友人の助言を思い出し件の台詞を叫んだところ犯人曰く「Me too(俺もだ)」。
- 未知の微生物
- 女子学生が自分の唾液を顕微鏡で観察中に、教科書には載っていない微生物を発見する。講師を呼んで確認してもらったところ、一言「精子だね」。
- 医学生の間で実在の学生の実話として伝えられる事が多い。
- これくらい
- コンドーム売り場でどれを買えばよいか分からず迷っている女性客に、店員が「サイズは?」と問うと彼女は口を開けながら「これくらい」と答えた、というもの。
- 駆けつけた女
- 「精子バンクがサンプルとして精液を買い取る」という話を聞きつけた民衆が列を作っていたが、その中に頬を膨らませた女性が一人いた、というもの。
- エイズ・メアリー/エイズ・ハリー
- 行きずりの異性と夜を共にした翌朝、相手は姿を消し「エイズの世界へようこそ!」というメッセージが残されていた、というもの。
- コーラで避妊
- 性交後、コーラ(もしくはビール)を膣に入れると、精子が死んで避妊できるというもの。実際は死なない事が多い。
- 合コンで一番最初に上着を脱ぐ女性はやりやすい
- 座席に座ってまず上着を脱ぐのは普通の行為で、それだけでその女性を落としやすいと思うのは安易であろう。似た説に『ピンク色の洋服で合コンに来る女性は男を誘っている』というものもある。
都市伝説とされたことのある事実
ときに都市伝説として紹介されることもあるが、事実であるものを挙げる。
明らかとなっている陰謀も参照の事。
- 酒類に目薬を加えると睡眠薬代わりに出来る
- 目薬の成分にスコポラミン・アトロピン・ヒヨスチアミン(チョウセンアサガオ等に含まれるアルカロイド類)が含まれていた時代の話で、1960~70年代には実例があるとされているが、現在、日本国内で一般に販売されている目薬には該当成分が含まれてない。[29]
- 1989年1月14日付ドイツ共同通信の記事で、モスクワでウォッカに目薬を混入させて眠らせ金品を奪うという手口が、当時のモスクワ警察刑事課長によって紹介されている。[30]
- 味の素の原料は石油
- 化学合成製品であり、実際に石油を用いていた時期も少なからず存在した。→詳細は「味の素 § 味の素に関する流言飛語」を参照
- 近代以降の人柱
- 日本では古来より各地に人柱伝説が残されている。特に明治以降、タコ部屋労働者がトンネルなどに人柱として生き埋めにされ、今でも多くの人骨が埋まっている、との噂は根強い。常紋トンネルなどが有名。[31]
- しばしば「人柱にされた人間の幽霊が出る」、「周辺住民や職員には呪いがかかる」等の怪談話と共に語られる為、心霊スポットとして紹介されている場所も多い。
- 噂があっても事実確認されていない事が多いが、旧根北線の越川橋梁の橋脚部分のコンクリートに人柱を収めたと見られる空洞が調査で確認されたという例もある。[32]
- マスコミは昭和天皇崩御に備えて「特別番組」を準備している
- 1980年代半ば頃から、「マスコミの皇室担当が、天皇の寿命は後何年かなどと不謹慎な雑談をしていた」などの噂と共に語られた。
- 各メディアは病状の推移を鑑み、崩御の数日前より特別番組等の準備を行ってた。
- 著名人逝去の「準備」は『予定稿』と呼ばれ実在する。2008年1月にはAP通信がブリトニー・スピアーズ死去の予定稿を準備していたことが話題となった。[33]
- 幻の箱崎パーキングエリア
- 分かりにくい場所にあり、閉鎖されていることが多い為に生じた噂と思われる。
後に事実になってしまった都市伝説
- プルトップを集めると車椅子がもらえる
- 元々は都市伝説であったが、2007年現在では実際に交換してくれる業者・団体も存在する[34]
- ファンタ ゴールデンアップル
- 1990年前半に発生した上述の「ファンタゴールデンアップル論争」はコカ・コーラ社の公式見解によって収束したが、同社は2002年10月にゴールデンアップルというフレーバーをゴールデングレープと共に新商品として発売した。→詳細は「ファンタ § ファンタゴールデンアップル論争」を参照
- 観客強制排除事件
- 2005年9月21日、『笑っていいとも!』の生放送中に「番組が年内終了すると聞いたが本当か?」とタモリに繰り返し質問した観客がスタッフに排除され、CM後その席にはクマのぬいぐるみが置かれていた。上述の幼児強制排除事件を元にした、スタッフの機転であろう。
- みかんジュースが出る蛇口
- 上述の「ポンジュースが出てくる蛇口」の噂を元に、今治市の直売所で実際にみかんジュースの出る蛇口が作られた(期間限定)。松山空港のロビーでも、2008年1月5日から1月7日までの期間限定で蛇口が設置された。[2]製造・販売元であるえひめ飲料は「ポンジュース蛇口形ストラップ」のプレゼントキャンペーンを行なったことも。
参考文献
- ジャン・ハロルド・ブルンヴァン(日本語版は全て新宿書房より刊行)
- 『消えるヒッチハイカー―都市の想像力のアメリカ』 ISBN 4880081167 ISBN 4880082392
- 『ドーベルマンに何があったの?―アメリカの「新しい」都市伝説』 ISBN 4880082406
- 『チョーキング・ドーベルマン』 ISBN 4880081280 の改題新装版
- 『メキシコから来たペット―アメリカの「都市伝説」コレクション』 ISBN 4880081477
- 『くそっ!なんてこった 「エイズの世界へようこそ」はアメリカから来た都市伝説』 ISBN 4880081698
- 『赤ちゃん列車が行く』 ISBN 4880082414
- 白水社の本
- 『悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説』ロルフ・ヴィルヘルムブレードニヒ (編集)、Rolf Wilhelm Brednich (原著)、 池田香代子、鈴木仁子 (翻訳)、白水社
- 『ジャンボジェットのネズミ―ヨーロッパの現代伝説』同上。
- 『ピアスの白い糸日本の現代伝説』、池田香代子、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1994年、白水社
- 『魔女の伝言板日本の現代伝説』、近藤雅樹、池田香代子、高津美保子、常光徹、三原幸久、渡辺節子〔編〕、1995年、白水社
- 『走るおばあさん日本の現代伝説』、池田香代子、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1996年、白水社。
- 『幸福のEメール日本の現代伝説』、岩倉千春、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1999年、白水社。
- 『現代民話考』、松谷みよ子、筑摩書房
- エドガール・モラン
- 『オルレアンの噂:女性誘拐の噂とその神話作用』(1980年、杉山光信訳、みすず書房)
- 木原浩勝・市ヶ谷ハジメ・岡島正晃
- 『都市の穴 The hole of the city』 ISBN 4575292796(2001年、双葉社)
- 宇佐和通
- 『あなたの隣の「怖い噂」-都市伝説にはワケがある』 ISBN 4054017525(2002年、学研)
- 『続あなたの隣の「怖い噂」-都市伝説は進化する』(2004年、学研)]
- 『THE 都市伝説 THE URBAN LEGEND』 ISBN 4775303449(2004年、新紀元社)
- 松山ひろし
- 『3本足のリカちゃん人形 -真夜中の都市伝説』 ISBN 4872574109(2003年、イースト・プレス)
- 『壁女 -真夜中の都市伝説』 ISBN 4872574575(2004年、イースト・プレス)
- 別冊宝島(JICC出版局/宝島社)
- 別冊宝島92『うわさの本』(1989年、JICC出版局)
- 別冊宝島233『陰謀がいっぱい!』(1995年、宝島社)
- 一柳廣孝・編著『「学校の怪談」はささやく』(青弓社・2005年)
- 史都玲沙・服部あゆみ『怖い話をしよう』1巻-10巻(英国犯罪博物館・1999年-2004年・同人誌)
- 山口敏太郎
- 『ホントにあった呪いの都市伝説』(『コスミック文庫』)コスミック2005年7月。ISBN 4-7747-2031-3
- 『怪奇!世にも不気味な都市伝説』 ISBN 4309495435(2004年、河出夢文庫)
- 『怖くて今夜も眠れない! 最恐「ケータイ」都市伝説』 ISBN 978-4796647182(2004年、宝島社文庫)
- 『奇妙なウワサ怖い話 赤い部屋』 ISBN 4845826496(2005年リイド社)
- 『同上 張り付き婆』 ISBN 4845831902(2006年リイド社)
- 『同上 逃げてもムダよ』 ISBN 4845826550(2006年リイド社)
- 『同上 半魚人のミイラ』 ISBN 4845828251(2004年リイド社)
- 『TV芸能メディア都市伝説』 ISBN 9784862521415(2007年コアマガジン)共著
- 『本当にいる日本の「現代妖怪」図鑑』 ISBN 9784773003659 (4-7730-0365-0(2007年笠倉出版)
- 『身の毛もよだつ驚愕の都市伝説』 ISBN 9784944101245 (2007年マガジンランド)
- 松本修『全国アホ・バカ分布考-はるかなる言葉の旅路-』ISBN 4101441219(1993年8月、太田出版・後に1996年12月、新潮文庫)
- 日本語学の書籍だが、序盤で『探偵!ナイトスクープ』の話などが述べられている。
- 佐藤有文『怪奇ミステリー』(学習研究社ジュニアチャンピオンコース・シリーズ)
- 講談社学校の怪談シリーズ
- 『学校の怪談 』 ISBN 4061990063 (1990年)
- 『同上 2』 ISBN 4061990195 (1991年)
- 『同上 3』 ISBN 4061990241 (1992年)
- 『同上 4』 ISBN 4061990276 (1993年)
- 『同上 5』 ISBN 4061990284 (1994年)
- 『同上 6』 ISBN 4061990306 (1994年)
- 『同上 7』 ISBN 4061990322 (1995年)
- 『同上 8』 ISBN 4061990365 (1996年)
- 『同上 9』 ISBN 406199039X (1997年)
- 『新・学校の怪談①』 ISBN 406199560X (2005年)
- 『同上 ②』 ISBN 4061995618 (2006年)
脚注
- ^ コンテンツ専門調査会 デジタルコンテンツ・ワーキンググループ(第1回)議事録
- ^ 福生ドットTVより。米国内から在日米軍基地への郵便物は、全米のいくつかの都市で米国郵政公社から軍に引き渡され、日本へはAPO(アジア太平洋地域)のコードが入った軍事郵便(国内郵便扱い)として配達される。
- ^ Girl's Five Weeks of Hiccups Finally End、CBNニュース、2007年3月2日。(英語)
- ^ 失敗百選 ~アイソトープの不始末で放射線被爆~
- ^ Ananova - Man kept contact lenses in for a year
- ^ 特殊清掃プロセンター
- ^ 南極のニンゲン
- ^ 人間型UMA
- ^ Google Map
- ^ 朝日新聞1991年10月26日号掲載:「PL法を考える」より
- ^ a b 『朝鮮半島最後の陰謀』 李鍾植、幻冬舎 ISBN 978-4344013230
- 公安OBが「限りなく事実に近い」と述べ、アメリカ国務省の極東担当者も「ほぼ間違いのない事実だ」と顔を曇らせたとの記述
- ^ 死刑の話
- ^ 河合修治訳「殺人紳士録」中央アート出版
- ^ 誰か昭和を想わざる 昭和ラプソディ(昭和59年・下)
- ^ 同書は、実際にはその刑務所にいなかった死刑囚の執行が描写されているという、信憑性に関する重大な問題点があり、法務省も「合田士郎なる人物は存在しない」と否定している。これらの真偽のは不明で、都市伝説が新たな都市伝説を生み出した例と言えよう。
- ^ 2007年1月4日のJNNニュースにて確認済み
- ^ 2005年10月。沈陽市の新聞「沈陽今報」記事より
- ^ 昔、販売量を増やすために「味の素」の瓶の穴を大きくしたと聞きました。本当ですか?
- ^ ブルガリアヨーグルト辞典
- ^ おいでよ どうぶつの森 Wiki - ガセネタ・勘違い
- ^ 日本テレビ『特命リサーチ200X』1997年7月6日放送「高速道路の幽霊」等。
- ^ 怪人アンサーについて(インターネット・アーカイブのミラー)
- ^ TWIN21
- ^ クレムリ?クレムリン?
- ^ 宇治市立小倉小学校~お茶が出る蛇口がある学校~
- ^ 【ビックリ、ドッキリ讃岐うどん!】
- ^ 爆笑問題・西本英雄『爆笑問題のきょうのジョー』4巻、講談社、2002年、168頁。ISBN 4063345432
- ^ en:Penis captivus
- ^ 宝島社・別冊宝島173『気持ちいいクスリ』(1993年3月出版)P46-48 ISBN 4796691731
- ^ アレクサンダー・アドリオン著『スリ その技術と生活』 ISBN 4787231014
- ^ 常紋トンネル 北辺に斃れたタコ労働者の碑
- ^ 森口誠之『鉄道未成線を歩く国鉄編』23頁、JTB、2002年。
- ^ [1]
- ^ プルトップ換金車いす2台贈る 四国新聞社 2007/08/22
関連項目
- 学校の怪談一覧
- 流言
- 著名な陰謀論の例
- ガセビアの沼 - トリビアの泉のコーナーのひとつ。
- アメリカ同時多発テロ事件
- 民明書房 - 魁!!男塾に登場する都市伝説並みの眉唾物の情報が登場する架空の出版社。