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2009年1月19日 (月) 14:28時点における版
長尾 龍一(ながお りゅういち、1938年8月2日 - )は、日本の法学者。専門は法哲学・政治思想史・憲法思想史。旧満州斉々哈爾市生まれ。
学歴
- 1961年東京大学法学部卒業
職歴
- 1980年 東京大学教養学部教授(法学専攻)
- 1998年 日本大学法学部教授
受賞
- サントリー学芸賞(『日本国家思想史研究』)、1982年
著書
単著
- 『ケルゼンの周辺』(木鐸社、1980年)
- 『日本法思想史研究』(創文社、1981年)
- 『思想史斜断』(木鐸社、1981年)
- 『遠景の法学』(木鐸社、1982年)
- 『法哲学入門』(日本評論社、1982年/講談社[講談社学術文庫]、2007年)
- 『日本国家思想史研究』(創文社、1982年)
- 『アメリカ知的冒険旅行』(日本評論社、1984年)
- 『アメリカ知識人と極東――ラティモアとその時代』(東京大学出版会、1985年)
- 『大道廃れて――権力と人間に関する諸省察』(木鐸社、1985年)
- 『カール・シュミットの死』(木鐸社、1987年)
- 『政治的殺人――テロリズムの周辺』(弘文堂、1989年)
- 『神と国家と人間と』(弘文堂、1991年)
- 『法学に遊ぶ――落語から法哲学へ』(日本評論社、1992年)
- 『リヴァイアサン――近代国家の思想と歴史』(講談社[講談社学術文庫]、1994年)
- 『日本憲法思想史』(講談社[講談社学術文庫]、1996年)
- 『思想としての日本憲法史』(信山社出版、1997年)
- 『憲法問題入門』(筑摩書房[ちくま新書]、1997年)
- 『法学ことはじめ』(信山社出版、1998年)
- 『西洋思想家のアジア』(信山社出版、1998年)
- 『文学の中の法』(日本評論社、1998年/新装版、慈学社、2006年)
- 『争う神々』(信山社出版、1998年)
- 『純粋雑学』(信山社出版、1998年)
- 『されど、アメリカ』(信山社出版、1999年)
- 『法哲学批判』(信山社出版、1999年)
- 『古代中国思想ノート』(信山社出版、1999年/新装版、慈学社、2006年)
- 『オーウェン・ラティモア伝』(信山社出版、2000年)
編著
- 『現代の法哲学者たち』(日本評論社、1987年)
- 『穂積八束集』(信山社出版、2001年)
- 『カール・シュミット著作集(1・2)』(慈学社、2007年)
共編著
- (鵜飼信成)『ハンス・ケルゼン』(東京大学出版会、1974年)
- (新正幸・高橋広次)『新ケルゼン研究――ケルゼン生誕百年記念論集』(木鐸社、1981年)
- (田中成明)『現代法哲学(全3巻)』(東京大学出版会、1983年)
- (樺山紘一)『ライブラリ相関社会科学(1)ヨーロッパのアイデンティティ』(サイエンス社、1993年)
- (河上倫逸)『開かれた社会の哲学――カール・ポパーと現代』(未來社、1994年)
- (大石眞・高見勝利)『憲法史の面白さ――対談集』(信山社出版、1998年)
訳書
- カール・シュミット『リヴァイアサン――近代国家の生成と挫折』(福村出版、1972年)
- カール・シュミット『現代帝国主義論』(福村出版、1972年)
- ハンス・ケルゼン『自然法論と法実証主義』(木鐸社、1973年)
- ハンス・ケルゼン『ヤハウェとゼウスの正義――古代宗教の法哲学』(木鐸社、1975年)
- ハンス・ケルゼン『社会主義と国家――マルクス主義政治理論の一研究』(木鐸社、1976年)
- ハンス・ケルゼン『法学論』(木鐸社、1977年)
- ハンス・ケルゼン『プラトニック・ラヴ』(木鐸社、1979年)
- カール・シュミット『政治神学再論』(福村出版、1980年)
- ハンス・ケルゼン『ハンス・ケルゼン自伝』(慈学社、2007年)
論文
- 「穗積憲法学雑記」『法哲学年報(1969)』(1970年)
- 「西周における人間と社会」『法哲学年報(1978)』(1979年)
- 「穂積法理学ノート」『法哲学年報(1979)』(1980年)
書評
- 「竹下賢編『実践地平の法理論』(昭和堂、一九八四年)」『法哲学年報(1984)』(1985年)
- 「水波朗『ホッブズにおける法と国家』」『法哲学年報(1988)』(1989年)
関連人物
- 碧海純一(長尾の師)
- 上原行雄(兄弟子)
- 菅野喜八郎
- 佐藤幸治 (憲法学者)