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「ときめきミッドナイト」の版間の差分

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== あらすじ ==
== あらすじ ==
江塔蘭世はごく普通の女子高生。最近付き合い始めた亜論という彼氏がいるのに、秘かに運命の出会いを求めている。
江塔蘭世はごく普通の女子高生。最近付き合い始めた亜論という彼氏がいるのに、秘かに運命の出会いを求めている。
ある日蘭世のクラスに真柴シュンという不思議な転校生が現れる。そんな彼のことがなぜか気になってしまう蘭世だが……。実はシュンは魔界の王子様で、亜論とは双子の兄弟であった。魔界の王家の双子は不吉と言われ、まれてすぐに2人のうち「加護の力」の若干弱かった亜論が人間界に捨てられた。
ある日蘭世のクラスに真柴シュンという不思議な転校生が現れる。そんな彼のことがなぜか気になってしまう蘭世だが……。実はシュンは魔界の王子様で、亜論とは双子の兄弟であった。魔界の王家の双子は不吉と言われ、まれてすぐに2人のうち「加護の力」の若干弱かった亜論が人間界に捨てられた。


そんなとき、亜論の封印されたはずの魔力が解放されつつあることがわかり、シュンは魔界の掟に従い亜論を殺しに人間界にやってきた。しかし、蘭世の「2人とも生きていてほしい」という気持ちに心を動かされたシュンは王である父親と話をするために魔界に帰って行った。
そんなとき、亜論の封印されたはずの魔力が解放されつつあることがわかり、シュンは魔界の掟に従い亜論を殺しに人間界にやってきた。しかし、蘭世の「2人とも生きていてほしい」という気持ちに心を動かされたシュンは王である父親と話をするために魔界に帰って行った。
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しかし、1,000年前に死んだはずのジャン王子の叔父の怨念がダークとケインの父親で王の弟・ロウディン卿に乗り移り、その体を使い王座につこうとしていた。1,000年前の怨霊と決着をつけようとしたシュンは怨霊の道連れにされそうになるが、ガルーシュが怨霊を体に取り込みジャン王子とともに「本来いるべき場所」へ戻って行った。そして「双子の王子が不吉」とされる伝説は誤解であったことが証明される。
しかし、1,000年前に死んだはずのジャン王子の叔父の怨念がダークとケインの父親で王の弟・ロウディン卿に乗り移り、その体を使い王座につこうとしていた。1,000年前の怨霊と決着をつけようとしたシュンは怨霊の道連れにされそうになるが、ガルーシュが怨霊を体に取り込みジャン王子とともに「本来いるべき場所」へ戻って行った。そして「双子の王子が不吉」とされる伝説は誤解であったことが証明される。


シュンと亜論が産まれてすぐに、2人の母親で王妃であるターニアが怨霊によって深い眠りにつかされていたが、シュンと亜論の強い祈りの力によって目を覚ます。魔界の騒動に巻き込まれた蘭世だったが、王にシュンとの交際を反対され、強制的に人間界に送り返されてしまう。(りぼんマスコットコミックス第5巻までのあらすじ)
シュンと亜論が産んだ直後に、2人の母親で王妃であるターニアが怨霊によって深い眠りにつかされていたが、シュンと亜論の強い祈りの力によって目を覚ます。魔界の騒動に巻き込まれた蘭世だったが、王にシュンとの交際を反対され、強制的に人間界に送り返されてしまう。(りぼんマスコットコミックス第5巻までのあらすじ)


== 「ときめきトゥナイト」との主な違い ==
== 「ときめきトゥナイト」との主な違い ==

2009年4月15日 (水) 13:52時点における版

ときめきミッドナイト』は、池野恋による日本少女漫画作品。同作者の漫画『ときめきトゥナイト』第1部(蘭世編)のリメイク版である。2002年から2009年まで、集英社の『Cookie』およびその増刊である『Cookie BOX』にて連載された。単行本は、2009年3月現在同社のりぼんマスコットコミックスクッキーより8巻まで刊行されている。


注意:以降の記述にはときめきミッドナイトに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

江塔蘭世はごく普通の女子高生。最近付き合い始めた亜論という彼氏がいるのに、秘かに運命の出会いを求めている。 ある日蘭世のクラスに真柴シュンという不思議な転校生が現れる。そんな彼のことがなぜか気になってしまう蘭世だが……。実はシュンは魔界の王子様で、亜論とは双子の兄弟であった。魔界の王家の双子は不吉と言われ、生まれてすぐに2人のうち「加護の力」の若干弱かった亜論が人間界に捨てられた。

そんなとき、亜論の封印されたはずの魔力が解放されつつあることがわかり、シュンは魔界の掟に従い亜論を殺しに人間界にやってきた。しかし、蘭世の「2人とも生きていてほしい」という気持ちに心を動かされたシュンは王である父親と話をするために魔界に帰って行った。

その後、亜論の監視と人間界にいるルールを犯した魔界人を見つけ出し裁きを与え強制送還するという使命を受けたシュンは人間界の蘭世のもとへ戻ってくる。

あるときシュンと蘭世は、蘭世の父で小説家(魔界研究家)の望里が、京都に「魔界と人間界をつなぐかもしれない」神社があることを聞く。数日後に京都に修学旅行に行く蘭世とシュンはその神社を調べてくるように言われる。実はこの神社は1,000年前に双子の王子が叔父の策略によって対立させられ、それに伴った数々の事件の真相を知った兄のジャン王子の魔力が暴走し、魔界の次元に穴をあけ、弟のアレン王子と魔獣のガルーシュの3人が落ちた場所であった。ジャン王子とガルーシュはガルーシュが放った化け物とともにその神社に封印されていたが、その封印を亜論が解いてしまう。

しかし、1,000年前に死んだはずのジャン王子の叔父の怨念がダークとケインの父親で王の弟・ロウディン卿に乗り移り、その体を使い王座につこうとしていた。1,000年前の怨霊と決着をつけようとしたシュンは怨霊の道連れにされそうになるが、ガルーシュが怨霊を体に取り込みジャン王子とともに「本来いるべき場所」へ戻って行った。そして「双子の王子が不吉」とされる伝説は誤解であったことが証明される。

シュンと亜論が産んだ直後に、2人の母親で王妃であるターニアが怨霊によって深い眠りにつかされていたが、シュンと亜論の強い祈りの力によって目を覚ます。魔界の騒動に巻き込まれた蘭世だったが、王にシュンとの交際を反対され、強制的に人間界に送り返されてしまう。(りぼんマスコットコミックス第5巻までのあらすじ)

「ときめきトゥナイト」との主な違い

リメイクにおける設定上の大きな違いは以下の通り。

  • 蘭世とその一家が人間になっている。これに伴い、前作初期にみられた「蘭世の変身によるドタバタコメディ」の要素はなくなっている。
  • 「不吉な双子の王子」の言い伝えに基づくシュンとアロンの役割が入れ替わっている。
  • 冥界に関する設定が大きく異なっており、前作のストーリーの根幹であった「冥界人による魔界(を含む他の世界)の侵略」は行われていない。クライマックスでは人間・魔界人・冥界人が協力することによって事件を解決していくストーリーになっている。
  • 人間界と魔界を行き来する方法が、前作では江藤家の地下室のドアからだったのに対して、本作では「ヤリ」のようなもので空間を刺すことによって行き来する。

その他、魔界人の多くは携帯電話の着メロの音が苦手といった新しい要素が付け加えられている。

登場人物

江塔 蘭世(えとう らんぜ)(人間)
元キャラは江藤蘭世。連載開始当時高校2年生。明るく前向きな性格で、不可能を可能に変えてしまうのでは、と周りに思わせる力を持っている。当初亜論と付き合っていたが、次第にシュンに惹かれていくようになる。普通の人間だが、気合を入れると猫に変身できる。
真柴 シュン(ましば しゅん)/シュン=ルーク=ウォーレンサー(魔界人)
元キャラは真壁俊。蘭世の学校に突然転校してくる。実は亜論とは双子であり、亜論を殺す目的で人間界に潜入。(「不吉な双子の王子」における役割を前作と入れ替える形となっている)。前作では、「人間界にいる魔界の王子様」。口は悪くぶっきらぼうだが、シャイで言葉にしない優しさをもつという男性だった。
間壁 亜論(まかべ あろん)(魔界人)
元キャラはアロン=ルーク=ウォーレンサー。この作品での登場時は蘭世の恋人であるが、いつの間にか「蘭世の元カレ」になっている。本人もそれは認めている様子。魔界の王子という設定は変わってはいないが、前作では「魔界の王子様」(後に王位を継承)。
スワンド=ルー(魔界人)
元キャラは王家の側近サンド。魔獣族であるが、一族から追放寸前のところをシュンに助けられ側近となる。
ダーク=カルラス(魔界人)
元キャラはダーク=カルロ。ロウディン卿の独身時代に魔獣のサリエラとの間に生まれる。シュン・亜論とは従兄にあたる。
ケイン=アラシュ=ロウディン(魔界人)
元キャラは筒井圭吾。ロウディン卿と正式な妻との間に生まれた子供。小さい頃に母親を亡くしており寂しがり屋で、生まれて初めて殴られた蘭世を好きになる。
ガルーシュ=ヴァーレン(魔界人)
(オリジナルキャラ)1000年前の魔獣族の族長。ジャン王子の親友だったが、婚約者ナミルを兵士に殺される事件で、暴走したジャン王子・アレン王子とともに人間界に落ちる。その後ジャン王子によって人間界にて封印される。
ナミル=ヴァーレン(魔界人)
元キャラは市橋なるみ。ガルーシュの恋人で魔界の王家専属の医療チームの一員だった。ガルーシュとの結婚式の当日に村に攻め入ってきた兵士によって殺されてしまう。
ジャン=カレル=ウォーレンサー(魔界人)
元キャラはジャン=カルロ=ウォーレンサー。1000年前の魔界の王子でアレン王子とは双子の兄弟。人間界でガルーシュを封印したあと、自分自身をも封印しアレン王子の体に入り込み、アレン王子と一生をともにする。
江塔 望里&椎羅(えとう もうり、しいら)(人間)
元キャラは江藤望里&椎羅。蘭世の父親と母親という点では変わらない。望里は売れない小説家、椎羅は一家を支えるキャリアウーマン。前作では吸血鬼と狼女。
江塔 鈴世(えとう りんぜ)(人間)
元キャラは江藤鈴世。蘭世の弟という点では変わらない。前作では狼男。
神矢瑶子(かみや ようこ)(人間)
元キャラは神谷曜子。げじ眉と天パは変わっていない。前作では蘭世と恋のライバルであり、また、事件に巻き込まれたり、犬に変身させられて活躍していたりしていたが、本作ではあまり活躍の機会がなかった。
アンドレフ=ガレフ=シュナイザ(魔界人)
元キャラは魔界の大王・レドルフ=エンバレン=ウォーレンサー。
フィリル=アルヴィナ(魔界人)
元キャラはアロンの妻、フィラ=ドリュー=ウォーレンサー。前作ではおしとやかでアロン一筋、といったイメージだったが、本作品では蘭世とシュンの仲を引き裂くためであれば手段を選ばない性格に描かれている。
日比野克(魔界人)
元キャラは聖ポーリア学園高等部ボクシング部員の日野克。フィリルの命により蘭世を誘惑するために人間界に送り込まれた魔界人。
ターニア=ラーセル=ファリス(魔界人)
元キャラは魔界のお后で俊とアロンの母、ターナ=フェリア=ウォーレンサー(真壁華枝)
ユリエル=カウァー(冥界人)
元キャラは河合ゆりえ。前作では容姿端麗の生徒会長で蘭世のよき理解者という役どころだった。本作品では、冥界の危機を救うためのいけにえとして、魔界の王子(シュン)を連れ去る。以前大切な人を失う過去を持つ。
メヴィーナ=タグ(姉)/メデューサ=タグ(弟)
元キャラは東の魔女・メヴィウス。前作では一人の魔女だったが、本作品では男女の双子として登場。
サリエラ(魔界人)
元キャラは夢魔のサリ。魔獣族の女性でロウディン卿の元恋人。身分の違いから結婚することができなかったが、ロウディン卿との間にダークをもうけるが後に自決する。
ジョル(魔界人)
元キャラは死神のジョルジュ。本作品吟遊詩人という設定である。
ロウディン卿(魔界人)
ゾーゴン(冥界人)
セイラ(魔界人)
テイル(魔界人)
緒方亮二(人間)
ルシオン(冥界人)
マリーン(冥界人)

以上でときめきミッドナイトに関する核心部分の記述は終わりです。


書誌情報

池野恋 『ときめきミッドナイト』 集英社りぼんマスコットコミックスクッキー

  1. 2002年12月発行 ISBN 4-08-856429-4
  2. 2003年9月発行 ISBN 4-08-856494-4
  3. 2004年4月発行 ISBN 4-08-856533-9
  4. 2005年5月発行 ISBN 4-08-856615-7
  5. 2005年10月発行 ISBN 4-08-856647-5
  6. 2006年9月発行 ISBN 4-08-856708-0
  7. 2007年10月発行 ISBN 978-4-08-856782-2
  8. 2008年7月発行 ISBN 978-4-08-856831-7

外部リンク