「登山計画書」の版間の差分
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2009年9月20日 (日) 14:28時点における版
登山計画書(とざんけいかくしょ)とは、登山の際に提出する書類のこと。「登山届」「登山者カード」「入山届」ともいう。
概要
登山計画書は警察に提出する。基本的には提出は任意だが、自治体によっては条例で特定の山岳への登山に登山計画書の提出を義務づけている場合もある(富山県登山届出条例など)。 登山計画書を提出することで、遭難や行方不明時の初動捜索が容易になり、救出されやすくなる。高山登山はもちろん、低山でも提出が望ましい。
提出先
登る山を管轄する警察署への提出を基本とする。あるいは県警察本部地域課あてでもよい。郵送・FAXのほか、最近はインターネットで提出ができる場合もある。
以下の場所でも提出を受け付けている。
- 登山口に近い交番・駐在所(ただし、深夜早朝は駐在所署員が不在のことがあるため注意。)
- 山のふもとの駅のBOX(必ずあるとは限らない)
- 主要登山口にあるBOX(必ずあるとは限らない)
また、警察だけでなく、家族にも登山計画書を渡しておくことで、もし遭難したときに捜索しやすくなる。
書式
基本的に自由様式である。警察などが作成した雛形がインターネットで公開されているのでそれを利用するのもよい。
最低限、以下の項目は記入したほうがよい。
- 登山者それぞれについて、氏名・年齢・住所・携帯電話番号・緊急連絡先(家族)の電話番号
- 登山ルート(入山場所、経由地、目的地、下山場所)
- 登山日数、入山予定日時、下山予定日時
- 緊急時対策はどうするか
- 緊急時は、どの山小屋に泊まるのか、あるいは、どのルートで下山するのか。
- ここでいう緊急時とは、予定時間を大きくオーバーしたり、突然の荒天・負傷、想定以上の積雪などをいう。
- 食糧の数量