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「OMソーラー」の版間の差分

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*春から秋 - その熱を利用してお湯を採ることができるとともに、残った熱は屋外に排気する。
*春から秋 - その熱を利用してお湯を採ることができるとともに、残った熱は屋外に排気する。
*夏の夜 - 室温より外気温が低くなると、夜間の涼しい外気を取り込む。換気効果とあわせて翌日の室内温度上昇を低減させる。
*夏の夜 - 室温より外気温が低くなると、夜間の涼しい外気を取り込む。換気効果とあわせて翌日の室内温度上昇を低減させる。
*夏の昼(採涼換気システム「DOMAくーる」)- 暑い外気をそのまま室内に取り込まず、床下を経由させることで冷熱を利用し、外気温より低温の空気を室内に送る。


== エコスカイハウスプロジェクト ==
== エコスカイハウスプロジェクト ==

2009年11月7日 (土) 13:30時点における版

OM(オーエム)ソーラー株式会社
OM Solor, inc.
種類 株式会社
市場情報
GSエマージング(廃止) 2401
本社所在地 431-1207
静岡県浜松市西区村櫛町4601
設立 1987年昭和62年)2月
業種 金属製品
法人番号 2080401000960 ウィキデータを編集
事業内容 OMソーラーシステム事業
施設建築コンサルティング事業
金融サービス事業
代表者 代表取締役会長 石原信也
代表取締役社長 飯田祥久
資本金 1億9,435万5,000円
(2009年7月1日現在)
売上高 13億3,600万円
(2009年3月期)
従業員数 28名
決算期 3月20日
外部リンク http://omsolar.jp/
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OMソーラーは、太陽熱利用のOMソーラーシステムをはじめ、自然エネルギー利用技術を、学校や保育園、福祉施設その他の公共・民間の施設建築へ導入する計画コンサルティングを行う会社。

沿革

成り立ち

奥村昭雄(東京藝術大学名誉教授)の「熱と空気をデザインする」という思想のもと、熱と空気をコントロールして室内に快適な環境をつくりだす研究よりスタートする。

1979年には、OMソーラーの技術の基礎ともいえる「空気集熱式ソーラーシステム」をもつ住宅が設計された。 その後も、奥村を中心とした研究会がもたれ、1987年にOMソーラーシステムが誕生した。

なお、「OMソーラー」の「OM」は、「おもしろい、もったいない」の意味である。

OMソーラーシステム

太陽の熱を屋根で集めて利用する「パッシブソーラーシステム」の手法の一つ。

集熱しているときは常に新鮮な外気を取り込むため、1年を通じて室内換気の役割も果たす。

  • 冬 - 集めた温かい空気を床暖房に利用する。建物全体を暖める間接暖房のため、一室ごとに部屋間の温度差が少ない。
  • 春から秋 - その熱を利用してお湯を採ることができるとともに、残った熱は屋外に排気する。
  • 夏の夜 - 室温より外気温が低くなると、夜間の涼しい外気を取り込む。換気効果とあわせて翌日の室内温度上昇を低減させる。
  • 夏の昼(採涼換気システム「DOMAくーる」)- 暑い外気をそのまま室内に取り込まず、床下を経由させることで冷熱を利用し、外気温より低温の空気を室内に送る。

エコスカイハウスプロジェクト

三菱重工業グループの菱重エステート株式会社など菱重興産グループ7社とOMソーラーは、国土交通省から「平成20年度住宅・建築関連先導技術開発助成事業」の指定を受けて、2008年度に標準世帯が使う平均的エネルギーの97%を自然エネルギーで代替できるエコスカイハウスの開発に着手。モデルハウスを横浜市西区の三菱重工社宅敷地内に建設し、2009年2月から4人家族が生活するモニター実証に取り組んでいる。

エコスカイルーフ

2009年11月より、太陽光発電とOMソーラーシステムを一体化した新システム「エコスカイルーフ」の供給を開始。 エコスカイルーフは、エコスカイハウスにおける実証を通じ、三菱重工製タンデム型太陽電池パネルとOMソーラーシステムを一体化したもの。 太陽光発電などを単独で設置した場合よりも高効率かつ省スペースで、導入が容易なのが特長。

地球のたまご

「地球のたまご」は、2004年5月、静岡県の浜名湖畔に竣工したOMソーラーの社屋。OMソーラーをはじめとするパッシブ技術を検討・実施しながら、環境教育や産業観光などにも取り組む。事前申し込みによる見学も可能。

外部リンク