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「マリオ (ゲームキャラクター)」の版間の差分

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2009年11月29日 (日) 14:49時点における版

マリオシリーズ > マリオ (ゲームキャラクター)
マリオシリーズ > キャラクター > マリオ (ゲームキャラクター)
スウェーデンハッランド県クングスバッキャにあるマリオの像

マリオ (Mario) は、任天堂製のゲームソフトに登場するキャラクターで、マリオシリーズの主人公。同社の看板的存在。

1981年に発売されたアーケードゲームの『ドンキーコング』の主人公として初登場したが、名前は無かった。1985年ファミリーコンピュータソフト『スーパーマリオブラザーズ』が大ヒットし、世間に名前が知られるようになった。「最も知られているゲームキャラクター」として、ギネスブックギネス・ワールド・レコーズ)にもその名を連ねている。

プロフィール

当初は名前の設定は無く「ミスター・ビデオゲーム(Mr. Videogame)」という仮称で呼ばれた。この名称は『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』内でも、彼という存在を改めて示す称号として用いられている。程なく、任天堂の米国法人(Nintendo of America, NOA)でマリオ(当時、NOAが借りていた倉庫のオーナーに容貌が似ており、その人物の名から取られたという)というあだ名が付けられ、それが正式採用された[1]

フルネームはマリオ・マリオとされる事があるが、これはNOAでマリオのフルネームを決定する必要が生じた際、「マリオブラザーズ(マリオ兄弟)」から“マリオ・マリオ”とつけられた。このため、ルイージのフルネームも「ルイージ・マリオ」となっているが、両者共に非公式の設定である。また、ハリウッドで製作された映画ではマリオ・グランカートという名前だった。『ピクミン』『ピクミン2』の主人公、キャプテン・オリマーの名前はマリオに由来している。

誕生日は1981年9月13日。2011年には誕生30周年。年齢設定は25、6歳とされる一方で「ナイスミドル」と記されたこともある。デザインを担当した宮本茂は開発当時の逸話として「大体24~25歳くらいということ以外は何も決めていませんでした」と述べている。

身体的特徴

マリオシリーズのヒーローにも関わらず身長は155cmと低く、小柄で小太り、団子鼻で、鼻の下に立派なヒゲを蓄えている。普段は赤いシャツに青いつなぎを着て、正面に「M」と書かれた赤い帽子と白い軍手を身につけている。瞳の色はブルーで、髪の色かブラウンに描かれる事がほとんど。

デビュー作である『ドンキーコング』ではシャツとオーバーオールの色が逆(『スーパーマリオブラザーズ』では、青でなく褐色のシャツ)で、『スーパーマリオブラザーズ3』の頃までは配色の統一がなされなかった。ゲームのジャンルによって格好が変わることもある。このようなマリオの衣装は、ゲーム黎明期から登場してきたキャラクターならではの大きな意味がある。当時のドット数では髪の毛の表現が困難だったため、頭には帽子を被らせ、同じく当時のドット数では口の形が表現しづらかったためにヒゲをつけ(鍔付きの帽子とヒゲをつけたことで荒いドット絵でも進行方向が分かり易くなるという利点もある)、走る時の手の動きがよくわかるように目立つ色のオーバーオールを着せるなど、表現力の乏しかった1980年代初めのコンピュータにおいて、良好な視認性とキャラクター性を両立させるための様々な工夫が凝らされている。

声は明るく高い声で喋るのが特徴的で、『スーパーマリオ64』以降はチャールズ・マーティネーが声優を務めている。ちなみに『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』とアニメOVA『アマダアニメシリーズスーパーマリオ』では古谷徹が声優を務めていたので声質は大分違っていた。

名前、容貌、最近の作品中での台詞などからラテン系で、通常会話にアメリカ英語を使っているため英語の達者なイタリア人、またはイタリア系アメリカ人と考えられる。「マンマミーア」などイタリアの言葉も時折発する(『マリオテニスGC』では「オメデトー」と日本語を使っている場面も見られる)。『マリオストーリー』のCMでも日本語を喋っていた。しかしニンテンドーDS発売前の「NINTENDO WORLD Touch! DS」内のイベントにおけるクイズで「イタリア系アメリカ人」が答えだったことなどから、イタリア系アメリカ人だと思われる。映画でもニューヨークブルックリン地区在住のイタリア系アメリカ人三世とされている(日本任天堂未公認)。実際のところ、マリオの国籍についての公式設定は存在していない。そもそもマリオの住んでいる世界は架空の世界(キノコ王国、マリオワールドなど)なので、分類するのは無理があるともいえる。ちなみに英語版ウィキペディアには「Italian plumber who lives in the Mushroom Kingdom(訳:キノコ王国に在住するイタリアの配管工)」と記述されている。

性格

公式の一人称は「ボク」(一部の作品や漫画では「私」「俺」)。基本的にはラテン系らしく陽気な性格をしているが、ゼルダの伝説シリーズリンクドラゴンクエストシリーズの主人公と同様にゲームの主人公という立場から、それ以上にキャラクター付けをされることはなくRPGシリーズでは言葉を話さない。一方、『マリオゴルフ ファミリーツアー』、『マリオvs.ドンキーコング』、『いただきストリートDS』では、マリオにもテキストの台詞が用意されている。陽気で当たり障りのない台詞が多いが、自分がスーパースターであることを意識している節があり(『スーパーマリオRPG』などでは相手が自分を知らないと落ち込む)、少しナルシスト。また、相手を軽くからかったりすることもある。

職業

本業は大工[2]だが、配管工を生業にしているという設定も一般に知られている。これはマリオブラザーズのイメージ(土管で移動する)が強く、そこから劇場版が作られた際に任天堂の公式設定に加えられた[3]ハリウッドでの劇場版では貧乏な配管工会社(社員2名)の社長という設定であり、「工具は俺たちの命だ」なる台詞まで飛び出している。しかし出演作品が多岐に渡るにつれて多くの副業を兼ねる事になっていった。

実際に経験した職業として冒険家を始め、テニスバスケットボールゴルフ野球サッカーなどのスポーツ選手レーサー医者、ビルの解体屋パティシエ審判員(テニス)、職業軍人審判員ボクシング)、雀士、玩具会社社長など多種多様で、何でも器用にこなす優れた才能の持ち主。これらの多彩な職業や作品中で多数のコインを集めることから、アメリカの有名な経済誌『フォーブス』に架空世界の長者番付において「10億ドルの総資産を持つ男」と紹介されている。[4]

スーパーマリオシリーズでは姫を助けに行く様が印象的だが、自身もマリオ城という城を持っており(『マリオワールド』『スーパーマリオランド2 6つの金貨』)、一国の国王だが趣味として様々な副業をしているという見方も出来る。欧米では一般人よりも王子が姫を助けるストーリーの方が一般的なので、そこを意識しているのもしれない。

家族構成

両親は存在するが詳細は不明で、明らかにされている血縁は双子の弟ルイージのみ。
作品によってはルイージと同居しており、マリオの冒険中は彼が留守番するというパターンが一種の通例であったが、近年では共に冒険したり、マリオとは別の冒険に出かけるといった発展的なパターンも増えてきた。

能力

その体型からは想像もできないほど超人的な体力と運動能力を兼ね備えている。特にジャンプ力は非常に高く、自分の身長の数倍もある壁を軽々と越えることができる。それを活かした三段跳び、宙返り、壁を利用した三角跳びなど、常人には不可能なアクションを軽々とこなす。手から炎を発したり空中浮遊を行う魔法のような技を使用する場面も数多くの出演作品でみられる。基本的に武装はせずに素手で戦うが、アクションRPGシリーズではハンマーを武器としている。また『スーパーマリオ64』では、帽子が防具の役割を果たしており、帽子が無いと受けるダメージが増幅するという弱点があった。

宇宙空間に出て銀河を駆け巡ったり(スーパーマリオギャラクシー)、次元の違う世界を冒険をした事もある(スーパーペーパーマリオ)。スポーツも万能で、特にゴルフはクッパやドンキーコング、デイジー並みの飛距離を叩き出すなどトッププロクラスの腕を持っている[5]マリオゴルフシリーズ)。苦手な運動は水泳だが、それでも驚異的な潜水能力と心肺能力の高さで超人じみた水泳能力を誇る。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』や『マリオカートシリーズ』を始めとする対戦ゲームでは、平均的な能力を持った初心者向きのプレイヤーキャラとして登場する事が多い。

主な技

ファイアボール
片手から赤い球状の火球を生み出し、前方に放つ技。発動条件さえ満たしていれば(無ければ無条件で)連射できる。
スーパーファイア
スーパーマリオRPG』での技。ファイアボールの上位版で、火球のサイズが大幅に大きくなっている。複数の敵にヒットするウルトラファイアという技もある。
マリオトルネード
その場で高速回転し、相手を連続で攻撃する技。『スマブラX』では必殺技から空中下攻撃に降格したが、それでもマリオの頼れる技。『スーパーマリオギャラクシー』においても「スピン」という類似した技が登場する。
スピン
スーパーマリオギャラクシー』に登場する技。星の子チコの力を借りなければ使用できない。この技は攻撃だけでなく飛び道具を跳ね返したり、水中を高速移動することも可能で、特定の仕掛けを回すなどの謎解きにも用いられる。この技の応用として、『スーパーマリオワールド』などに登場した「スピンジャンプ」も再現可能。
ヒップドロップ
主に3Dアクションシリーズで登場する技。高いところから尻もちで急降下する技。ボタンを押したり敵を倒すのにも使える。『スーパーペーパーマリオ』では実行にへびードンというフェアリンの力が必要。『スーパーマリオサンシャイン』ではより高い所から急降下することで、隕石のように炎をまとった「スーパーヒップドロップ」に発展する。ちなみに、『スーパーマリオギャラクシー』では、敵の近くでのスピン中にヌンチャクのZボタンを押すと、百発百中の奥義、“ホーミングヒップドロップ”(スピンドロップとも言われる)になる。
スーパージャンプパンチ
相手の腹部にアッパーを仕掛け、そのままジャンプして突き上げるマリオならではの技。空中でも使えるため、場外からの復帰技としても重宝する。ヒットに応じてコイン入手時の効果音が発生する。
スーパーマント
スーパーマントを出し、その場でひるがえす技。相手に当てれば向きを、外部からの飛び道具に当てれば進行方向を反転できる。空中で使うと僅かながら浮上するため、場外からの復帰にも使える。出典は『スーパーマリオワールド』。
ファイア掌底
片手に炎を溜め、踏み込んで掌底を繰り出す。同時に手先より僅かに先の地点で炎が爆裂する。『スマブラDX』からの技。
ポンプ
スーパーマリオサンシャイン』に登場する道具。『スマブラX』では、コントローラをスティック下+Bボタンでポンプを構え、Bボタンを押すと正面に放水する。放水中にスティックを上下すると放水角度が変わる。また、ため撃ちで勢いが強まる。水自体に攻撃力はないが相手を押し出せる。
マリオファイナル
『スマブラX』でマリオの「最後の切り札」とされる技。両手から1本ずつ、らせん状に広がる炎の波動を打ち出す。

ベビィマリオ

ベビィマリオというマリオの赤ん坊時代の姿も登場している。初登場の『ヨッシーアイランド』ではヨッシーの背に乗せられ保護されているが、スターを取ると無敵化して走り回れるようになるなど、この頃から現在の片鱗を見せており、その他にもゴルフやテニス、カートレースまでこなすといった赤ん坊離れした力を持つ。また、そのゴルフやテニス等では成長したマリオと共演しているため、別人の可能性もある。また、『マリオ&ルイージRPG2』では本当に過去の自分と共演する。漫画スーパーマリオくんでは、成長したマリオが過去へタイムスリップし、べビィマリオと共演している。ヨッシーアイランド(DS含む)ではベビィ服(オムツ姿)だったが、『マリオ&ルイージRPG2』では成人マリオと同じオーバーオール姿で登場する。

ゲーム中で得ることのできる特殊能力

スーパーマリオ (『スーパーマリオブラザーズ』など)
スーパーキノコ(作品によってはライフUPキノコやハート等)を取ることで変身・巨大化する。2Dのアクションゲーム(『スーパーマリオブラザーズ』)などでは変身前のマリオは背が低く、取ると「チビマリオ」から「スーパーマリオ」になる。それ以外のゲームではスーパーキノコを取ると「スーパーマリオ」から更に巨大化する。『スーパーペーパーマリオ』ではHPが回復できる。
ファイアマリオ (『スーパーマリオブラザーズ』など)
ファイアフラワーを取ることで変身する。手からファイアボールを放つことが出来る。ファイアマリオに変身すると、帽子や服の色も変わる(白色と赤色)。ただし『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズや一部の作品では普通にファイアボールが使える。また、『スーパーマリオギャラクシー』においては変身時間に限りがあり、一定時間で変身が解けてしまう他、スピンが出来なくなるというデメリットを持つ。
無敵マリオ (『スーパーマリオブラザーズ』など)
スーパースターを取ることで一時的に得ることができる能力。敵にぶつかってもやられなくなるが、穴に落ちるとミスなのは変わらない。また、一部の作品ではジャンプが通常のモーションから宙返りに変更される(性能そのものに変化はない)。
しっぽマリオ (『スーパーマリオブラザーズ3』)
スーパーこのはを取ることで変身する。帽子に耳、お尻にタヌキのようなしっぽが生え、しっぽを振り回して攻撃できる。また、勢いをつけてジャンプすると空に向かって上昇することができる。今のところ登場は『スーパーマリオブラザーズ3』のみ。
タヌキマリオ (『スーパーマリオブラザーズ3』)
タヌキスーツを着ることで変身する、しっぽマリオの上位種。しっぽマリオの能力に加え、下+Bで地蔵に化け、一定時間無敵+水中で早く落ちるようになる。空中で地蔵に化けて、普段踏めない敵を踏むことも可能。
ハンマーマリオ (『スーパーマリオブラザーズ3』)
ハンマースーツを着ることで変身する。ハンマーブロスのようにハンマーを山なりに投げて攻撃できる。このハンマーはファイアボールより強力で、ファイアボールが効く敵ならばより少ない攻撃回数で倒せる他、テレサやカロン等のファイアボールが効かない敵をも倒すことができる。しゃがむとヘルメットと甲羅のガードにより、ファイアパックン等が吐き出すファイアボールを防げるようになる。ただし坂を滑り降りることはできない。
クツマリオ (『スーパーマリオブラザーズ3』)
5-3にのみ登場する靴クリボーの靴を奪う事で変身出来る。この靴は片足分しかないが、マリオの首から下がすっぽり収まるほどの大きさで、中に乗り込むようにして使う。しっぽの能力も使えなくなり、物も持てなくなるが、通常踏めない敵を踏みつけ一撃で倒せるようになる。ブラックパックン等の一部の敵は倒せないまでも無敵マリオのように上を歩くことが可能になる。
カエルマリオ (『スーパーマリオブラザーズ3』)
カエルスーツを着る事によって変身する。水中での移動が速くなり、ジャンプの距離が延びる。反面地上での歩行能力が極端に落ちるが、甲羅などを持っている時は通常の歩行ができる。
マントマリオ (『スーパーマリオワールド』・『スーパーマリオアドバンス4』)
マント羽根を取ることで変身する。名前どおりマントを装着し、マントを振り回して攻撃できる。また、勢いをつけてとても高くジャンプした後で滑空することもできる。同じ飛行能力のしっぽマリオとは操作感がかなり異なる。
風船マリオ (『スーパーマリオワールド』・『スーパーマリオ64DS』・『マリオ&ルイージRPG3』)
パワーバルーン(『64DS』ではパワーフラワー)を取ることで変身する。体が膨らみ、空中を風船のごとく上昇していく。『マリオ&ルイージRPG3』では、空気ポンプを使いルイージとともに熱気球のように上昇していく。
スーパーボールマリオ (『スーパーマリオランド』)
フラワーを取ることで変身する。外見の姿はスーパーマリオと同じだが、手からスーパーボールを発射できる。ファイアボールとの違いとして、壁に当たっても消えずに反射する。敵に当たる、画面外から行く、一定時間が経過などの条件で消滅する。画面上にボールがある間は次のボールを撃てない。ボールにはコイン収集能力もあり、届かないコインを取るときにも使われる。
バニーマリオ (『スーパーマリオランド2』)
ニンジンを取ることで変身する。ウサギの耳が生えて、その耳を使ってジャンプした後にボタン連打で浮遊移動ができる。甲羅を持つ時は耳の上に乗せる。
はねマリオ (『スーパーマリオ64』)
「はねぼうし」や「はね」を取ることで変身する。高くジャンプしたり大砲から飛ばされたりすることで上昇した後、滑空できる。
メタルマリオ (『スーパーマリオ64』他)
マリオがメタルぼうしを取ることで変身する。体が金属のようになり、無敵状態で敵にぶつかってもそのまま蹴散らして進める。また、水中では底をそのまま歩くことも出来るが、泳げない。
スケスケマリオ (『スーパーマリオ64』)
スケスケぼうしを取ることで変身する。体が透明になり、金網や特殊な壁を通り抜けることができ、無敵状態で敵や攻撃をすり抜けることができるようになる。
スケスケメタルマリオ (『スーパーマリオ64』)
スケスケぼうしとメタルぼうしを両方取ることで変身する。メタル、スケスケ両方の特性が表れる。この状態を必要とするスターが1つだけ存在する。
ゴールデンハンマーマリオ (『レッキングクルー』)
ゴールデンハンマーを取ることで数秒の間変身する。どんな壁も一撃で粉砕できる。ボタンを連打すると空中歩行できる。
巨大マリオ (『New スーパーマリオブラザーズ』)
巨大キノコを取る事で変身する。体が非常に大きくなり、無敵状態で、どんな敵やブロックや土管でも触れただけでふっ飛んでいく。壊した土管には入ることができなくなる。
コウラマリオ (『New スーパーマリオブラザーズ』)
青い甲羅を取る事で変身する。ダッシュしていくと、甲羅に入って滑るように進む。その間は蹴り飛ばした甲羅のように敵を倒すことができる。しゃがんで甲羅に入って敵に触れても平気になる。水中の移動が少し早くなる。
マメマリオ (『New スーパーマリオブラザーズ』・『New スーパーマリオブラザーズ Wii』)
マメキノコを取る事で変身する。体がチビマリオより非常に小さく軽くなり、滑空できてフワフワと降りることが出来る。水の上を走ることもできる。この状態でないと通れない小さな道もある。但し、力が弱くなり、ヒップドロップでないと敵を踏み倒すことが出来ない。チビマリオと同じ扱いでダメージを受けるとミスになる。
次元ワザ (『スーパーペーパーマリオ』)
作中のとある人物から伝授される。Aボタンを押す事で平面世界と立体世界を行き来できる。ただし次元ワザには制限時間があり、長い間立体空間にいるとダメージを受けてしまう。平面世界からの安全地帯としても活用できるが、同じく次元技を使える敵や、存在が3Dの敵には通用しない。ある条件を満たすと、どれだけ次元ワザを使ってもダメージを受けないようになる。
巨大ドットマリオ (『スーパーペーパーマリオ』)
スターを取る事で変身する。姿は非常に大きなファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』のチビマリオになり、巨大マリオのように無敵状態で、どんな敵やブロックや土管でも触れただけでふっ飛んでいく。壊した土管には入ることができなくなる。
ハチマリオ (『スーパーマリオギャラクシー』)
ハチキノコを取る事でミツバチのコスプレをしたような姿に変身する。この状態では空中で一定時間の飛行が可能で、飛行可能時間は着地状態になることで回復する。また、ハチミツのついた壁を伝って360度の移動が可能。但し、ダメージを受ける他にも水に濡れることで変身が解け、元のマリオに戻ってしまう。
オバケマリオ (『スーパーマリオギャラクシー』)
オバケキノコを取る事でテレサのような姿に変身する。テレサが平気になり、リモコンを振ると透明になって金網や特殊な壁を通り抜けることができる。常に浮遊しているため、上昇することができる。但し、ダメージを受けることと水に濡れることに加え、光に当たることでも変身が解け、元のマリオに戻ってしまう。
アイスマリオ (『スーパーマリオギャラクシー』・『New スーパーマリオブラザーズ Wii』)
アイスフラワーを取る事で全身が氷になる。溶岩や水面に触れるとその場所が凍りつき、足場や壁として利用できる。ダメージを受けても変身が解けることはないが、変身時間が制限されている。また、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』でのアイスマリオの性質は「ファイアマリオ」に近く、アイスボールを投げて敵を凍らせることが出来る。凍らせた敵は甲羅同様に扱うことが可能。
レインボーマリオ (『スーパーマリオギャラクシー』)
レインボースターを取る事で変身する。基本的にスーパースターを獲得した無敵マリオと同等の効果が得られるが、レインボーマリオは更に一定時間走り続けることで両手を横に広げ、高速でのダッシュを可能にする。
バネマリオ (『スーパーマリオギャラクシー』)
バネキノコを取る事で変身する。常にピョンピョンしながらゆっくり移動することになるが、タイミングよくジャンプすると通常より非常に高くジャンプできる。但し、ダメージを受けることと水に濡れること、スターリングに触れることで変身が解け、元のマリオに戻ってしまう。
フライングマリオ (『スーパーマリオギャラクシー』)
レッドスターを取る事で変身する。空中でスピンすることで飛行する事が出来るようになる。飛行はヒップアタックを行うか、障害物にぶつかるまで続ける事が出来、一度飛行状態から解除されても変身の制限時間が切れるまでの間なら再飛行が可能。飛行中は前進し続け、上下左右の方向転換が可能。また、コインやスターピースなどの近くでスピンをするだけで収集が可能。

エピソード

ヒーローとして以外の登場

ドンキーコングJr.』ではドンキーコングを捕まえ、それを救おうとするドンキーコングJr.を罠で邪魔するという、いわゆる悪役として登場した。

ルイージマンション』では、ルイージが手に入れた屋敷のお祝いパーティをする為にその屋敷に来たが、キングテレサの罠で絵の中に閉じ込められてしまい、初の助けられ役となった。また、『スーパープリンセスピーチ』では、マリオ達がクッパに囚われてしまい、いつもとは逆にピーチがマリオを救いに行くことになる。また、ファミコンの『テニス (任天堂)』、ゲームボーイの『TENNIS』では試合の審判を務めた。

コラボレーション

一部のゲーム内では様々な有名人との共演も果たしている。

更に、近年では他社とのコラボレーションも積極的に行われており、

バンダイナムコゲームス
KONAMI
スクウェア・エニックス
SEGA

と共演した。

マリオファミリー

マリオシリーズの登場キャラクターはマリオファミリーと呼ばれる。中には派生作品の主役として自立化し、独自のシリーズを展開する者もいるが、その後もマリオが登場するゲームに出演するなど関係を絶つ事はない。

ルイージ
双子。兄より背が高く、痩せ型。兄に比べて地味で損な役割を与えられることが多い。マリオとは競ったりもするが兄弟仲は良い。「永遠の二番手・脇役・サブキャラ・緑のヒゲ」などと呼ばれているが、『Mario Is Missing!』(開発・販売に任天堂は無関与、またアクションゲームではなく地理の教育用ソフトで日本未発売)や『ルイージマンション』は数少ない主役作品。当初はマリオと同じ能力で色が違うだけのいわゆる2Pカラーだったが、後年マリオとは別のキャラとして登場する作品においてはマリオよりジャンプ力が高かったりする代わりに、滑りやすいという特徴が付けられている。多くの場合でマリオより操作しづらいため、ルイージでのプレイは上級者向き。
クッパ
マリオの宿敵で、カメ一族の大魔王。同時にライバルでもあり、協力したり仲良くスポーツなどをやったりしたこともある。赤ちゃん時代からライバル関係だったらしい。
ピーチ
キノコ王国のお姫様。毎回何者か(初期の頃はほとんどクッパ)によってさらわれ、その度にマリオが助けに行く事になる。『スーパーマリオUSA』では何秒間か浮遊ができる。『スーパープリンセスピーチ』では主役を務める。マリオとは長い付き合いで、恋仲として定着している。
キノピオ
ピーチ姫を守る衛兵だが、実際はピーチに助けられた事もある。小柄で力持ち、しかしジャンプ力は低い。マリオストーリー以前は性別が不明だった。冒険では様々な形でマリオの手助けをしてくれる。
ヨッシー
マリオの冒険のパートナーで、マリオの親友。性別はない。マリオが赤ん坊の頃からの知り合い。赤ちゃんだったマリオとルイージを親の元へ届けたことがある。基本色は緑だが、他の色のヨッシーも存在する。ヨースター島に様々な色のヨッシーがいる。また、ヨッシーの色や作品によってヨッシーの能力が違う。
デイジー
サラサ・ランドのお姫様。とても活発な性格の持ち主。マリオに助けられた事もある。
ドンキーコング
初期の作品から因縁のあるゴリラ。初代ドンキーコングはクランキーコングとして事実上隠居しており、現在はその孫である2代目が活躍している。近年はマリオとの関係も向上。いつも赤いネクタイをしている。ドンキーコングJrは初代の息子。
キャサリン
『スーパーマリオUSA』の中ボスキャラ。口からタマゴを吐き、女の子のようだが男の子。「キャシー」と呼ぶと機嫌が良くなる。最近では、ヨッシーとコンビを組む機会が増えている。
ワリオ
マリオの自称ライバル。マリオよりさらに太っており、肥満。マリオにコンプレックスをいだき、敵対心を燃やしている。お金に目がない。ドンキーコングと同じく、力持ち。『メイド イン ワリオ』ではワリオカンパニーの社長を勤めている。好物はニンニク。実はマリオと幼馴染み。[6]
ワルイージ
ルイージをライバル視している。ルイージより更に背が高く、より痩せている。表舞台で活躍しているマリオブラザーズに対抗できる力をつけるまで、下積みをしていた苦労人。
クリボー
クッパ軍団の兵士で、マリオに立ち向かっては踏み潰されるのがお約束となっているキャラクター。マリオの手助けをしたりするクリボーもいる。
ノコノコ
クッパとのつながりで、敵でだったり、仲間キャラだったり、長い付き合い。マリオカート、マリオパーティシリーズ、サッカー、野球、などのゲームでは、相性が良い。
キノピコ
おさげが可愛い、キノピオ達のアイドル。賢くて優しい女の子でキノピオよりも頼れる存在。『マリオストーリー』の彼女は別人。
クッパJr.
クッパの息子。普段は口を隠しているが、素顔はクッパの幼少時代に似ている。ニセマリオに変身していた。マリオにいつか勝ちたいと思っている。
ボスパックン
スーパーマリオサンシャイン』で登場し、一気にレギュラーとなった巨大植物。マリオとは敵対することも多いが、共にスポーツを楽しんだりもする。
キングテレサ
ルイージマンション』で初登場したテレサの王。マリオに危害を加えたことがある数少ないキャラクター。
ロゼッタ
スーパーマリオギャラクシー』や『マリオカートWii』に登場したキャラクター。マリオとルイージの兄弟とキノピオ達、そして星の子チコとともにパワースターを探した。

マリオが登場する作品

脇役やゲスト・客演などでの登場作品も含む。
ここでは発売中止・未発売・海外版の作品、または発売に関する公式アナウンスの無いものは含まない。
なお、日本未発売の作品は参考のために記すものとする。

アーケード

ファミリーコンピュータ

スーパーファミコン

ニンテンドウ64

ニンテンドーゲームキューブ

Wii

ゲーム&ウオッチ

ゲームボーイ

バーチャルボーイ

ゲームボーイアドバンス

ニンテンドーDS

PC-8800シリーズ

日本未発売

アーケードはAC、FCはNES、SFCはSNES、マッキントッシュはMac、コンパクトディスクインタラクティブはCD-Iとそれぞれ表記する。
MS-DOS、1992年発売。Windows版とMac版が存在する。
WINDOWS、1997年発売。WINDOWS3.x版も存在する。

漫画

実写・アニメ

配役

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ 「宮本茂さんが語るNewスーパーマリオブラザーズWii」『Nintendo DREAM』第15巻第1号、毎日コミュニケーションズ、2009年11月、8頁、2009年11月21日閲覧 
  2. ^ ドンキーコングの主人公であった時は、当時のグラフィック環境において限界があり、オーバーオールとヒゲが似合った存在として大工に設定されたと公式HPに記載されている
  3. ^ http://www.nintendo.co.jp/nom/9908/profile/index.html
  4. ^ David M. Ewalt, "The Forbes Fictional 15", New York: Forbes, 2006.ちなみにそのフォーブスの記事には、マリオの最終学歴まで記載されている(ブルックリン工科高校というニューヨーク市に実在する公立高校)
  5. ^ 『マリオゴルフGB』や『マリオゴルフGBAツアー』では「伝説のゴルファー」、「最強のゴルファー」等と呼ばれており、他のスポーツゲームとは一線を画した扱いを受けている。
  6. ^ ワリオランドアドバンス公式サイトでワリオが語っている。

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