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「フェラーリ・612スカリエッティ」の版間の差分

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2004年、[[456M]]のポジションを引き継ぐために作られたのが、'''612 スカリエッティ'''である。名称の由来は、約6リッターの[[エンジン]]であること、12は[[エンジン]]の気筒数から。'''スカリエッティ'''という名前は、50年代~60年代に於いてフェラーリと強力なパートナーシップを築き、多くのコンペティションモデルの製作を手がけたボディ製作工場のオーナー、''セルジオ・スカリエッティ''氏による。
!colspan=2 style="color: white; background: darkgreen;"|612スカリエッティ
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2004年、[[フェラーリ 456GT]]のポジションを引き継ぐために開発されたのが、'''612スカリエッティ'''である。名称の由来は、約6リッターの[[エンジン]]であること、12はエンジンの気筒数から。'''スカリエッティ'''という名前は、50年代~60年代に於いてフェラーリと強力なパートナーシップを築き、多くのコンペティションモデルの製作を手がけたボディ製作工場のオーナー、''セルジオ・スカリエッティ''氏による。
[[456M]]同じく2+2タイプの4シーターでありながら、大きくなったボディと[[ピニンファリーナ]]の仕上げた巧妙なパッケージングにより、後席も含めた居住性は拡大し、実用性の面で進歩している


==スタイル・機構==
エンジンは575M マラネロ用の5.75リッターV型12気筒エンジン。このユニットは547馬力の値を吐き出しているが、更なるトピックとして、[[456M]]よりも低く、後方に搭載されることによって、重心位置の低下と重量配分の適正化も図られており、走行安定性の飛躍に直結している。
456GTのポストを引き継ぐ車して、2+2タイプの4シーターという室内レイアウトを保っている。大きくなったボディと[[ピニンファリーナ]]の仕上げた巧妙なパッケージングにより、後席も含めた居住性は拡大し、実用性の面で進歩を果たす
またボディサイズの拡大による重量増加を回避するため、[[360 モデナ]]で使用された押し出しアルミ材を使用したスペースフレームの採用で相殺し、車重1840㎏に抑えることに成功。4シーターながら、最高速315km/h以上を達成できると発表されている。
[[エンジン]]''ティーポ133型''と呼ばれる、[[フェラーリ 550マラネロ|575Mマラネロ]]用の5.75リッターV型12気筒48バルブエンジン。このユニットは547馬力の値を吐き出しているが、更なるトピックとして、456GTよりも低く、後方に搭載されることによって、重心位置の低下と重量配分の適正化も図られている。

[[トランスミッション]]は6速[[セミオートマチックトランスミッション]]である''F1マチック''が用意されている。F1マチックは、ギア操作とクラッチ操作を油圧により自動操作する機構であり、トランスミッションそのものはマニュアルミッションと共通である。
また、トランスミッションが[[トランスアクスル レイアウト|トランスアクスル]]化されることにより、重量が大きくリア側に移動することとなり、フロントエンジン、4シーターながら、フロントよりリアの方が重くなっている。

またボディサイズの拡大による重量増加を回避するため、[[フェラーリ 360モデナ|360モデナ]]で使用された押し出し[[アルミニウム|アルミ材]]を使用した[[スペースフレーム]]の採用で相殺し、車重1840㎏に抑えることに成功。4シーターながら、最高速315km/h以上を達成できると発表されている。




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[[category:自動車の車種|612]]
[[category:自動車の車種|612]]


*[[フェラーリ]]
*[[ピニンファリーナ]]
*[[ピニンファリーナ]]
*[[456M GT]]


[[en:Ferrari 612 scaglietti]]
[[en:Ferrari 612 scaglietti]]

2005年10月4日 (火) 12:51時点における版

612スカリエッティ
製造期間 2004年
ボディタイプ 2ドアクーペ(2+2)
エンジン ティーポ133型 V型12 5.7L 547PS
全長 4902mm
全幅 1957mm
全高 1344mm
ホイールベース 2950mm
車両重量 1840kg
サスペンション(前後) ダブルウィッシュボーン式サスペンション
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています

2004年、フェラーリ 456GTのポジションを引き継ぐために開発されたのが、612スカリエッティである。名称の由来は、約6リッターのエンジンであること、12はエンジンの気筒数から。スカリエッティという名前は、50年代~60年代に於いてフェラーリと強力なパートナーシップを築き、多くのコンペティションモデルの製作を手がけたボディ製作工場のオーナー、セルジオ・スカリエッティ氏による。

スタイル・機構

456GTのポストを引き継ぐ車として、2+2タイプの4シーターという室内レイアウトを保っている。大きくなったボディとピニンファリーナの仕上げた巧妙なパッケージングにより、後席も含めた居住性は拡大し、実用性の面で進歩を果たす。 エンジンティーポ133型と呼ばれる、575Mマラネロ用の5.75リッターV型12気筒48バルブエンジン。このユニットは547馬力の値を吐き出しているが、更なるトピックとして、456GTよりも低く、後方に搭載されることによって、重心位置の低下と重量配分の適正化も図られている。

トランスミッションは6速セミオートマチックトランスミッションであるF1マチックが用意されている。F1マチックは、ギア操作とクラッチ操作を油圧により自動操作する機構であり、トランスミッションそのものはマニュアルミッションと共通である。 また、トランスミッションがトランスアクスル化されることにより、重量が大きくリア側に移動することとなり、フロントエンジン、4シーターながら、フロントよりリアの方が重くなっている。

またボディサイズの拡大による重量増加を回避するため、360モデナで使用された押し出しアルミ材を使用したスペースフレームの採用で相殺し、車重1840㎏に抑えることに成功。4シーターながら、最高速315km/h以上を達成できると発表されている。


関連項目

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