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「宇部市」の版間の差分

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宇部興産を中心とした[[工業#工業の分野|重化学工業]]を基幹産業としている。
宇部興産を中心とした[[工業#工業の分野|重化学工業]]を基幹産業としている。


明治期から[[石炭]]産業で栄え、その後[[セメント]]製造などとも結びつき発展。企業間の合併買収の過程を経て、宇部興産はその中心となってきた。このため、宇部市は宇部興産の“[[企業城下町]]”であるとされている。現在も[[瀬戸内工業地域]]・[[北九州工業地帯]]の一角を担う一方で、エネルギー需要の変化とともに基幹産業の一つであった石炭関連事業は衰退
明治期から[[石炭]]産業で栄え、その後[[セメント]]や[[硫安]]の製造などとも結びつき発展。企業間の合併買収の過程を経て、宇部興産はその中心となってきた。このため、宇部市は宇部興産の“[[企業城下町]]”であるとされており、同社を中心に同社の関連企業、取引業者が集積している。現在も[[瀬戸内工業地域]]・[[北九州工業地帯]]の一角を担う一方で、エネルギー需要の変化とともに基幹産業の一つであった石炭採掘事業は昭和40年代に終焉を迎えた(但し、宇部興産では炭鉱の閉山以降、石炭事業として海外炭の輸入販売、貯炭事業を行っている)


1980年代には[[テクノポリス]]の指定を受け、市街地北部の丘陵地に宇部テクノパーク、宇部臨空頭脳パーク、宇部新都市「あすとぴあ」などの産業団地を造成し、科学技術産業の蓄積を模索している。
1980年代には[[テクノポリス]]の指定を受け、市街地北部の丘陵地に宇部テクノパーク、宇部臨空頭脳パーク、宇部新都市「あすとぴあ」などの産業団地を造成し、科学技術産業の蓄積を模索している。
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ファイル:Ube post office 55076.JPG|宇部郵便局
ファイル:Ube post office 55076.JPG|宇部郵便局
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==== その他 ====
;証券業
*[[岡三証券]] - 宇部支店
*[[東洋証券]] - 宇部支店
*[[みずほ証券]] - 宇部支店
;旅行代理店
*[[ジェイティービー|JTB中国四国]] - 宇部支店(旧・[[日本交通公社]]宇部支店)
*[[日本旅行]] - 山口宇部支店
*[[全日本空輸|ANAセールス]] - 山口宇部支店
;問屋
*[[西華産業]] - 山口支店
*[[メタルワン|メタルワン西日本]](旧・[[日商岩井]]宇部支店)
;建設業者
*[[大成建設]] - 山口営業所
*[[高田工業所]] - 宇部工場
*[[中電工]] - 山口西部支社


=== 商業施設・量販店 ===
=== 商業施設・量販店 ===

2010年10月2日 (土) 15:30時点における版

うべし ウィキデータを編集
宇部市
日本の旗 日本
地方 中国地方
都道府県 山口県
市町村コード 35202-1
法人番号 3000020352021 ウィキデータを編集
面積 287.05km2
総人口 156,034[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 544人/km2
隣接自治体 山陽小野田市山口市美祢市
市の木 くすのき
市の花 サルビアツツジ
宇部市役所
市長 篠﨑圭二
所在地 755-8601
山口県宇部市常盤町一丁目7番1号
宇部市役所
外部リンク 宇部市の公式サイト

宇部市位置図

― 市 / ― 町

特記事項
市旗
ウィキプロジェクト

宇部市(うべし)は、山口県西部の周防灘瀬戸内海)に面した

概要

山口県内では下関市山口市に次ぎ3番目となる約18万人の人口を擁する(人口密度は県内第1位[1])、山口県西部の拠点都市の一つ。本市を中心として人口約26万人の宇部都市圏が形成されているほか、福岡県北九州市などとの交流も深く、関門都市圏の一部でもある。

山口県内でも比較的早い時期に市制施行した都市(下関市に次いで2番目)であり、村から町を経ずに市に昇格した例は全国的にも珍しい。

宇部興産発祥の地であり、現在でも同社は本社機能の一部及び主力生産拠点を市内に置いている。市の沿岸部は同社を中心とした工業地帯が形成されている。宇部港津久見港大分県)、苅田港福岡県)に次いで国内3位のセメント輸出量を誇るなど、北九州工業地帯瀬戸内工業地域の一翼を担う。

山口大学医学部附属病院宇部興産中央病院独立行政法人国立病院機構山口宇部医療センターの3つの病院をはじめ、市内には多数の大規模病院が点在しており、人口1万人あたりの医師数が山口県内第1位(全国第32位)の都市でもある[2]

また、山口県内唯一の定期旅客便発着空港である山口宇部空港を擁し、山口県の空の玄関口となっている。

地理

地勢

真締川
小野湖

山口県西部の瀬戸内海側に位置する。県中西部を南北に貫流する厚東川の下流域にあたり、川の両岸に広がる平野部および海岸沿いの平地に人口が集中する。中心市街地北部に穏やかな山地が広がっており、近年は工業団地の建設などにより開発が進められている。

市南部に位置する中心市街地周辺は大部分が海底炭田により埋め立てられた跡地である。市西部の厚南地区は干拓により開墾されたことから「中野開作」「妻崎開作」などの地名が残る。また、以前厚南地区は水田が広がる田園地帯であったが、近年は国道190号沿線やゆめタウン宇部周辺に郊外型の店舗が多数進出しており、市街化が著しい。

地名の由来

  • 海辺の景観(つまり、「うみべ」の読みが転訛した)
  • 地元名産植物であるムベ (トキワアケビ)が繁茂していた
  • 応神天皇が設置した宇治部に関連している

などの説がある。

市勢

  • 面積:287.71m²
  • 人口:175,166人
    • 男性:83,395人
    • 女性:91,771人
  • 世帯数:77,593世帯

(2009年(平成21年)末)

自然

人口

宇部市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 161,241人
1975年(昭和50年) 169,926人
1980年(昭和55年) 176,620人
1985年(昭和60年) 182,505人
1990年(平成2年) 182,526人
1995年(平成7年) 182,771人
2000年(平成12年) 182,031人
2005年(平成17年) 178,955人
2010年(平成22年) 173,772人
2015年(平成27年) 169,429人
2020年(令和2年) 162,570人
総務省統計局 国勢調査より


市政

市長

  • 市長 久保田后子(1期)

2009年(平成21年)6月28日執行 宇部市長選挙

※当日有権者数:140,551人 最終投票率:39.75%(前回比:+8.3pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
久保田后子54無所属38,660票-%-
五島博53日本共産党10,424票-%-
中司正彦66無所属5,425票-%-

歴代市長

氏名 就任年月日 退任年月日 備考
国吉亮之輔 1922年(大正11年)3月22日 1926年(大正15年)3月21日
2 林仙輔 1926年(大正15年)4月6日 1928年(昭和3年)6月30日 宇部共同義会結成者、帝国議会衆議院議員
3 紀藤閑之介 1928年(昭和3年)7月1日 1929年(昭和4年)4月20日 宇部時報創刊者、宇部共同義会会長
4-5 国吉信義 1929年(昭和4年)4月21日 1935年(昭和10年)12月16日 宇部曹達初代社長、東見初炭鉱社長、宇部興産取締役
6 紀藤閑之介 1935年(昭和10年)12月17日 1938年(昭和13年)7月29日 宇部時報創刊者
7-8 伊藤勘助 1938年(昭和13年)7月30日 1946年(昭和21年)1月21日
9-10 西田文次 1946年(昭和21年)2月19日 1951年(昭和26年)4月4日
11-12 三隅順輔 1951年(昭和26年)4月23日 1959年(昭和34年)4月30日 沖宇部炭鉱取締役
13-15 星出壽雄 1959年(昭和34年)5月1日 1969年(昭和44年)3月28日
16 西田竹一 1969年(昭和44年)5月18日 1973年(昭和48年)5月17日
17 新田圭二 1973年(昭和48年)5月18日 1977年(昭和52年)5月17日 宇部興産取締役山陽無煙鉱業所長
18-20 二木秀夫 1977年(昭和52年)5月18日 1987年(昭和62年)6月18日 学校法人宇部学園理事長、市長退任後に参議院議員2期、科学技術政務次官、中安閑一宇部興産会長の
21-22 中村勝人 1987年(昭和62年)8月9日 1993年(平成5年)6月12日 元宇部市社会福祉協議会会長
23-26 藤田忠夫 1993年(平成5年)7月18日 2009年(平成21年)7月17日 建設省道路局国道1課長
27 久保田后子 2009年(平成21年)7月18日 現職 山口県議会議員

市議会

  • 議長 広重市郎(ひろしげ・いちろう)
    • 副議長 兼弘三朗(かねひろ・さぶろう)

会派の構成

2010年4月25日現在。計32人。

会派名 議席数 議員名=◎は代表者
新政会 8 ◎植松洋進、兼弘三朗(副議長)、青木晴子、唐津正一、小川祐己、志賀光法、重枝尚治、山下憲章
新風会 6 ◎射場博義、笠井泰孝、穐村将人、三戸充、高井仁、岩村誠
日本共産党 5 ◎荒川憲幸、大野京子、岡本公一、眞鍋恭子、時田洋輔
公明党 4 ◎新城寛徳、村上恵子、長谷川浩二、安藤巧
清志会 3 ◎河崎運、猶克実、杉山孝治
市民クラブ 2 ◎山下節子、田中敏弘
市民連合 2 ◎柴田敏彰、宮本輝男
無所属 2 広重市郎(議長)、木下俊夫

行政機構

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市役所

  • 本庁舎
  • 港町庁舎 - 教育委員会など
  • 小串庁舎

市民センター・出張所

  • 東岐波市民センター
  • 西岐波市民センター
  • 厚南市民センター
  • 原市民センター
  • 厚東市民センター
  • 二俣瀬市民センター
  • 小野市民センター
  • 万倉出張所
  • 吉部主張所

公営企業

国政・県政

国の行政機関

宇部地方合同庁舎
  • 国土交通省
    • 大阪航空局山口宇部空港出張所
    • 中国地方整備局
      • 山口河川国道事務所宇部国道維持出張所
      • 宇部港湾事務所
    • 気象庁福岡航空観測所山口宇部空港事務所
    • 海上保安庁第七管区海上保安本部門司海上保安部宇部海上保安署
  • 財務省
  • 防衛省自衛隊山口地方協力本部宇部地域事務所
  • 厚生労働省
    • 山口労働局
      • ハローワーク宇部
      • 宇部労働基準監督署(宇部地方合同庁舎)
    • 広島検疫所宇部出張所(宇部地方合同庁舎)
    • 日本年金機構宇部年金事務所
  • 法務省
    • 山口地方法務局宇部支局(宇部地方合同庁舎)
    • 山口刑務所宇部拘置支所
    • 山口地方検察庁宇部支部

県の行政機関

山口県宇部総合庁舎
  • 山口県宇部総合庁舎
    • 宇部土木建築事務所
    • 宇部県税事務所
    • 宇部県民局
  • 山口県宇部港湾総合庁舎
    • 宇部港港湾管理事務所
    • 宇部小野田湾岸道路建設事務所
  • 厚東川ダム管理事務所
  • 山口宇部空港
    • 山口宇部空港事務所
    • 消防防災航空センター
  • 宇部健康福祉センター
    • 宇部環境保健所
  • 厚東川工業用水水道事務所

公共サービス

宇部警察署
警察
宇部警察署が、市全域(山口東京理科大学の敷地を除く)を管轄している。
消防
消防業務は宇部市消防本部が担当している。現在市内には2消防署3出張所があり、市全域を管轄している。
(以前は山口市阿知須地区も管轄していたが、2009年11月1日に山口市南消防署阿知須出張所が開所したことにより、同日山口市の常備消防事務受託を解除した。)
  • 中央消防署
    • 東部消防出張所
  • 西消防署
    • 北部消防出張所、楠消防出張所

司法

医療

山口大学医学部附属病院

文化施設

ホール・集会場

美術館・博物館・資料館

図書館

  • 宇部市立図書館
  • 山口大学医学部図書館

スポーツ施設


歴史

江戸時代まで

明治から第二次大戦まで

第二次大戦後

産業

ファイル:Factory ube.jpg
宇部港沿岸の工場群

宇部興産を中心とした重化学工業を基幹産業としている。

明治期から石炭産業で栄え、その後セメント硫安の製造などとも結びつき発展。企業間の合併買収の過程を経て、宇部興産はその中心となってきた。このため、宇部市は宇部興産の“企業城下町”であるとされており、同社を中心に同社の関連企業、取引業者が集積している。現在も瀬戸内工業地域北九州工業地帯の一角を担う一方で、エネルギー需要の変化とともに基幹産業の一つであった石炭採掘事業は昭和40年代に終焉を迎えた(但し、宇部興産では炭鉱の閉山以降、石炭事業として海外炭の輸入販売、貯炭事業を行っている)。

1980年代にはテクノポリスの指定を受け、市街地北部の丘陵地に宇部テクノパーク、宇部臨空頭脳パーク、宇部新都市「あすとぴあ」などの産業団地を造成し、科学技術産業の蓄積を模索している。

流通大手のユニクロファーストリテイリング)は、柳井正の父・柳井等が宇部市中央町に創業した小郡商事が前身である。

主な産業

(産業別事業所数上位5位まで。2006年10月1日現在)

  1. 卸売・小売業 2,223
  2. サービス業 1,413
  3. 飲食店・宿泊業 952
  4. 建設業 849
  5. 医療・福祉 479

産業人口

(産業別就業者数上位5位まで、単位・人。2006年10月1日現在)

  1. 卸売・小売業 16,561
  2. 製造業 12,425
  3. サービス業 10,954
  4. 医療・福祉 10,208
  5. 建設業 6,968

水産業

主な漁港

  • 宇部岬漁港
  • 床波漁港
  • 丸尾漁港

農業

  • 山口宇部農業協同組合(JA山口宇部)
    • 小野地区は「小野茶」で知られるお茶の名産地であり、ズッキーニの産地でもある。
    • 吉部地区には特産の米を活かした「幽霊寿司」という珍しい食文化が残っている。
  • 農地面積 2,800ha(2007年度)
    • 内訳は以下の通り
  1. 普通田 2,280ha
  2. 普通畑 369ha
  3. 樹園地 148ha
  4. 牧草地 8ha
  5. 特殊田 4ha

工業

工業事業所数 (産業別事業所数上位5位まで。2007年。)

  1. 一般機械器具 50
  2. 金属製品 31
  3. 食料品 28
  4. 出版・印刷・同関連品 15
  5. 化学工業製品 14

工業従業員数 (産業別従業員数上位5位まで。2007年。単位:人)

  1. 化学工業製品 2,486
  2. 電子デバイス 1,858
  3. 一般機械器具 1,675
  4. 食料品 844
  5. 金属製品 817

工業製品等出荷額 (産業別出荷額上位5位まで。2007年。単位:万円)

  1. 化学工業製品 25,061,284
  2. 電子デバイス 9,620,511
  3. 一般機械器具 5,581,198
  4. 窯業・土石製品 4,581,823
  5. 鉄鋼 2,780,860

産業団地

2010年より、「宇部市イノベーション大賞」という制度が創設されており、現在分譲中の市内の産業団地において革新的な事業を実施する事業者から事業計画を募集し、最も優れたものに対し宇部市が上限1億円の奨励金を交付する予定となっている。

産業団地一覧

()内は立地する事業所数。2010年5月12日現在。

  • 宇部新都市 テクノセンター(0、分譲中)
  • 宇部テクノパーク(3、分譲中)
  • 宇部臨空頭脳パーク(9、分譲中)
  • 小野田・楠企業団地(0、分譲中)
  • 神元・第2神元団地(1)
  • 瀬戸原団地 第1工区(16)
  • 瀬戸原団地 第2工区(6)
  • 山口テクノパーク(6)

主な企業

宇部市内に本社・本部を置く主な企業

宇部市内に主力拠点を置く主な企業

金融機関

上記の他、かつては福岡銀行宇部支店(1998年に下関支店に統合)、親和銀行宇部支店(2009年に小倉支店に統合)が存在した。なお、福岡銀行は再び宇部支店を開設する方針を決定しており、2010年(平成22年)12月に旧親和銀行宇部支店で営業を開始、2011年(平成23年)8月にかつての福岡銀行宇部支店跡地へ新築移転するとしている[3]

その他

証券業
旅行代理店
問屋
建設業者

商業施設・量販店

中心市街地

かつては中心市街地に「中央大和」、「駅前大和」、ダイエー(後に「Let's O9」)、「マルシン」、「エムラ」などの商業施設があったが、車社会化が進むとともに郊外の大型商業施設へと買い物客が流出し、いずれも閉店した。

衰退しつつあった商店街を活性化しようと試みる動きはあったものの、具体的に実施されたものはごくわずかとなっている。1980年代には「商業近代化計画」により、宇部中央銀天街の改築、興産通り再開発、カルチャーセンター計画(後述の新天町1丁目西地区再開発計画と同じ街区、図書館・温水プール・文化ホールなどの複合施設)、平和通り再整備、常盤通り再整備、新天町アーケード改築、新町地区街区改造計画、臨海道路整備など多様な事業が提案されたが、実施されたものは平和通り再整備(シンボルロード)、新天町アーケード改築(ハミングロード新天町)、臨海道路整備(市が整備した後国道190号線に昇格させ、常盤通り再整備事業を行う予定であったが市道のままとなっている)のみである。

1991年に、新天町一帯の再開発(新天町1丁目西地区市街地再開発事業)によるそごう進出計画があったが、宇部中央銀天街や既存百貨店の反対のために、計画は頓挫した。

郊外

商店街

相生町商店街
宇部全日空ホテル、NTT西日本宇部電話交換所等に近接している。
宇部中央壱番街
宇部中央銀天街の東端に位置する。2009年(平成21年)、旧宇部東宝ビルに商業施設・ルナーレが開業した。
宇部中央銀天街
かつては宇部市内で最も賑わいのある商店街であったが、駐車場の少なさや核店舗の撤退、郊外の大規模商業施設への買い物客の流出などにより、現在ではいわゆるシャッター通り状態となっている。この状況を打開するため、現在中央町三丁目地区で再整備事業が行われている。
宇部新天町名店街(ハミングロード新天町)
郊外の大規模商業施設により打撃を受けたものの、地区内に一定の人口があり生活商店街として機能しているため、宇部中央銀天街ほどの衰退には至っていない。レッドキャベツ宇部新天町店が進出している。
宇部中央バス停商店街
宇部中央バス停沿いに位置する。三菱東京UFJ銀行宇部支店を始め、金融機関が多く立地する。
興産通り商店街
以前は宇部新川駅から宇部興産への通勤者で賑わっていたが、車社会化により衰退した。2009年度(平成21年度)に都市計画道路宇部新川駅沖ノ山線の拡幅・再整備が完了した。
琴芝駅通り商店街
琴芝駅を中心に南北に伸びる。国道190号線(常盤通り)との交点に山口井筒屋宇部店が立地する。
三炭町商店街
宇部中央銀天街の西端に位置する。生活用品店が中心の商店街で、かつてはアーケードも設置されていた。しかし、衰退したことに加え老朽化が進んだことから、2006年(平成18年)末にアーケードが撤去された。宇部市営バスの「三炭町入口」バス停がかつての面影を残している。
新川駅前商店街
宇部新川駅の南側に位置する。飲食店等が多く立地し、周辺は歓楽街となっている。近年は他の商店街に比べて新規出店が多い。
新町商店街
真締川と国道190号線に囲まれた街区に位置する。かつて「新町街区改造計画」により街区全体を再整備し、ホテルや商業施設を誘致し公共施設等の計画地を確保する構想があったが頓挫し、それ以降別の計画はない。
錦町商店街
国道190号線の南(宇部港側)の通りに位置する。宇部錦町郵便局が立地する。
松島町商店街
宇部新川駅の東側に位置する。もともと核店舗となる大型店が無く、小規模商店のみで構成される商店街であるが、駅に隣接していることもあり、通行者は多い。宇部新川駅前郵便局が立地する。
宇部新天町名店街(ハミングロード新天町)
宇部新天町名店街(ハミングロード新天町)
新天町名店街西側入り口
新天町名店街西側入り口
宇部中央銀天街
宇部中央銀天街
中央町三丁目の再整備地区
中央町三丁目の再整備地区
宇部中央壱番街
宇部中央壱番街
新川駅前商店街
新川駅前商店街

姉妹都市・提携都市

海外

文化

花と緑と彫刻のまち

市内のときわ公園とその中にある緑と花と彫刻の博物館(ときわミュージアム)の野外彫刻展示場(旧・宇部市野外彫刻美術館)は、箱根の箱根 彫刻の森美術館と並んで、野外の彫刻美術館としては国内の双璧をなす。国内屈指の彫刻ビエンナーレであるUBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)の会場としても全国的にその名が知られており、同展は若手彫刻家の登竜門となっている。

村野藤吾と宇部

市内には村野藤吾の作品が散在しており、主なものとして、村野の最初期の作品である渡辺翁記念会館や村野の生前最後に完成した宇部興産ビル等がある。また、実現はしなかったものの、「宇部図書館」「宇部商工会議所」「宇部鉱業会館」等の建設計画の設計図が、現在も村野・森建築事務所に保管されている。

  • 宇部興産ビル
  • 宇部興産宇部本社
  • 宇部興産宇部本社旧館(2000年(平成12年)に取り壊し)
  • 宇部興産中央研究所
  • 宇部市文化会館
  • 宇部窒素工業(現・宇部興産ケミカル工場事務所)
  • 宇部油化工業(現・協和発酵宇部工場)
  • 旧宇部銀行館(旧・宇部銀行本店)
  • 渡辺翁記念会館

宇部市を舞台とした作品

映画

アニメーション

メディア

新聞

放送

教育

大学

高等専門学校

国立

高等学校

中学校

公立

私立

小学校

特別支援学校

専修学校・各種学校

  • 宇部朝鮮初中級学校
  • YICビジネスアート専門学校(旧山口情報ビジネス専門学校)
  • 山口医療福祉専門学校

観光

観光地


主な祭り・イベント

  • 1月下旬 - 中国山口駅伝競走大会
  • 3月中旬 - くすのきカントリーマラソン
  • 3月下旬 - 岡田屋百手神事(宇部市指定無形民俗文化財)
  • 3月13日〜4月25日 - ときわ公園春のキャンペーン
  • 4月4日〜11日 - さくらウィーク(ときわ公園)
  • 4月29日 - つつじまつり
  • 5月3日〜5日 - 新川市まつり
  • 7月下旬 - 宇部市花火大会
  • 8月上旬 - 小野湖交流ボート大会
  • 8月28日 - ときわサマーフェスタ(ときわ公園)
  • 9月中旬 - 空の日記念フェスティバル(山口宇部空港)
  • 9月中旬〜11月中旬 - ときわ公園秋のキャンペーン
  • 10月〜11月 - UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)(隔年開催)
  • 11月6日〜7日 - 宇部まつり
  • 12月:TOKIWAファンタジア(ときわ公園)

名産品

伝統芸能

  • 南蛮音頭

交通

空港

山口宇部空港は山口県内唯一の定期航空便発着空港であり、山口県における空の玄関口となっている。第3種空港から第2種空港に昇格した唯一の空港であり、1980年(昭和55年)にジェット化。その後2001年(平成13年)には滑走路が2500mに延伸され大型機の就航も可能となり、2002年(平成14年)には日本航空東京国際空港便の就航によりダブルトラック化した。

かつては大阪国際空港新千歳空港那覇空港にも航空路線が就航していたが、現在は東京国際空港のみとなっている。

鉄道路線

宇部市内の鉄道路線は総じて利便性が悪く、中心市街地周辺を除く郊外では沿線人口も少ない。このため市内を通る鉄道路線の利用者は、近年一貫して減少傾向にある。

市名を冠する宇部駅は市の外れに位置しており、中心駅にあたるのは宇部新川駅である。

西日本旅客鉄道

タクシー

  • 厚東タクシー
  • 中央交通
  • 宇部第一交通
  • スズランタクシー
  • 宇部相互タクシー
  • 船木交通
  • 宇部山電タクシー
  • ときわタクシー
  • 西部トモエ交通

バス

宇部新川駅前及び宇部中央バス停中央町)を中心に市内各地に路線が延びている。市街地から厚南地区へ向かう路線は3事業者が運行しており、他方面に向かう路線と比べて本数が多い。

以前はすべての高速バスが宇部中央バス停に発着していたが、2009年6月1日より福岡・山口ライナーの運行経路が変更され、宇部新川駅に停車するようになった。これに伴い、福岡・山口ライナーの宇部中央バス停での乗降扱いおよび宇部中央バスチケットセンターが廃止された。

高速バス

宇部・小野田 - 小倉線サンデン交通
福岡・山口ライナー中国JRバスJR九州バス

一般路線バス

道路

市内の道路網は、市の沿岸地域を結ぶ国道190号が東西方向の主要な軸となっている。国道2号も宇部市域を通過するが、市街地の北、旧山陽道の街道筋にあたる厚東地区・船木地区を通過しており、通過交通が主体となっている。南北方向は厚東川の左岸を国道490号が、厚東川の右岸を県道小野田美東線が貫いており、これらが主要な交通軸を形成している。

宇部市内には長らく高速道路が通っていなかった(中国自動車道が市の北部をかすめるのみであった)が、2001年に市街地の北縁を東西に結ぶ山陽自動車道宇部下関線の開通と、山口市と宇部市を結ぶ山口宇部道路の一部高規格化により解消された。しかし、市中心部の混雑の解消に至っていないこともあり、現在は地域高規格道路山口宇部小野田連絡道路都市計画道路宇部湾岸線)の整備が2011年度(平成23年度)の完了を目指して進められている。

また、中心市街地周辺の道路には愛称がつけられており、主なものとして松山通り(国道190号松山町二丁目交差点 - 松山町一丁目交差点)、常盤通り(国道190号松山町一丁目交差点 - 中央町交差点)、参宮通り(国道490号線松山町一丁目交差点 - 琴崎八幡宮前)等がある。

市内にある主な道路等

高速道路自動車専用道路

一般国道

主要地方道

一般県道

その他

港湾

  • 宇部港重要港湾
  • 丸尾漁港(第一種漁港)
  • 床波漁港(第二種漁港)
  • 宇部岬漁港(第二種漁港)

出身者

政治・経済

文化・芸術・マスコミ

芸能

スポーツ

その他

社会科学

学術

ジャーナリスト

その他

  • 市外局番は、0836(20~99、宇部MA)で統一されている。
  • 郵便番号は以下の通りとなっている。
    • 宇部支店:755-00xx、755-08xx、755-85xx、755-86xx、755-87xx、759-02xx、755-01xx、755-02xx、759-01xx、757-02xx
    • 宇部支店東吉部集配センター:757-04xx
    • 宇部支店小野集配センター:754-13xx

周辺主要都市までの距離

脚注

外部リンク

公式

観光

その他