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== 受賞 == |
== 受賞 == |
2010年11月2日 (火) 10:35時点における版
はらしま ふみお 原島 文雄 | |
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生誕 |
1940年2月3日 東京都 |
出身校 | 東京大学 |
職業 | 首都大学東京学長 |
原島 文雄(はらしま ふみお、1940年2月3日 - )は、日本の工学者。第2代首都大学東京学長(任期は2009年4月から4年間)。ロボット工学・制御工学・電気工学研究の第一人者である。東京都立科学技術大学学長、東京電機大学学長、首都大学東京学長を歴任。工学博士、東京大学名誉教授、東京都立科学技術大学名誉教授。東京都出身。
略歴
学歴
- 武蔵中学校・高等学校卒業
- 1962年3月 東京大学工学部電気工学科卒業
- 1964年3月 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻修士課程修了。工学修士
- 1967年3月 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程修了。工学博士
職歴
- 1967年4月 東京大学生産技術研究所助教授
- 1980年8月 東京大学生産技術研究所教授(1998年3月まで)
- 1992年4月 東京大学生産技術研究所所長(1995年 3月まで)
- 1995年1月 フランス科学技術庁(CNRS)主任研究員(1998年3月まで)
- 1995年4月 文部省宇宙科学研究所客員教授(1999年4月まで)、早稲田大学客員教授(1998年3月まで)
- 1995年11月 香川大学教授(1998年3月まで)
- 1998年4月 東京都立科学技術大学学長(2002年 3月まで)
- 2000年4月 東京大学名誉教授
- 2002年4月 東京電機大学教授
- 2004年6月 東京電機大学学長(2008年 6月まで)
- 2009年4月 首都大学東京学長
学外における役職
- 1969年 通産省大型プロジェクト「電気自動車」幹事会委員(~1973年)、大平正芳首相私的諮問委員会「科学技術の史的展開」委員
- 1981年 文部省学術審議会専門委員(科学技術研究費審査委員)(~1982年)
- 1984年 電気学会編集理事
- 1985年 計測自動制御学会理事、米国電気電子学会(IEEE)産業エレクトロニクス部門副会長
- 1986年 IEEE産業エレクトロニクス部門会長(~1987年)
- 1989年 日本ロボット学会理事(~1990年)
- 1990年 IEEE取締役会会員、執行委員、総務副会長
- 1992年 電気学会理事、産業応用部門長
- 1993年 文部省宇宙科学研究所運営協議会委員(~2001年)
- 1994年 電気学会東京支部長
- 1995年 Editor-in-Chief, IEEE/ASME Transactions on Mechatronics(~1996年)
- 1996年 宇宙開発委員会技術評価部会副部会長(~2000年)、建設省ITS(高度道路交通システム)推進委員会委員長、香川県科学技術振興協議会会長
- 1997年 通産省IMS(知的生産システム)推進委員会委員、通産省IMS最高顧問会議メンバー
- 1998年 日本ディスタンスラーニング学会副会長、高速信号処理応用技術学会会長
- 1999年 日本学術振興会未来開拓プロジェクト推進委員会委員
- 2000年 電気学会会長代理、科学技術振興事業団さきがけプロジェクト研究総括
- 2001年 電気学会会長(~2002年)、Editor-in-Chief, IEEE Transactions on Industrial Electronics、文部省宇宙科学研究所評議会副会長
- 2005年 日本学術会議会員(~2008年)
- 2007年 電気学会電気技術史技術委員会委員長
- 2010年 電気学会名誉員
その他役職
- シンガポール国立大学顧問委員会委員(1995年~1996年)
- 香港大学顧問委員会委員(1995年~1996年)
- スペイン科学技術庁顧問委員会委員(1996年~1999年)
- 光州科学技術大学客員教授(1997年~)
- サバンチ大学客員教授(2001年~)
- 韓国科学技術大学(KAIST)外国人教授(2002年~2004年)
- 東京都立科学技術大学名誉教授(2003年)
- 豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議座長(2008年8月~)
- 電子情報通信学会ITS(高度交通システム)研究専門委員会顧問
- 文部省宇宙科学研究所運営協議委員
研究歴
- 1967年 パワーエレクトロニクスに関する研究 (~現在)
- 1967年 制御工学及びメカトロニクスに関する研究 (~現在)
- 1980年 ロボット工学に関する研究 (~現在)
- 1990年 インテリジェントメカトロニクスの研究 (~現在)
企業との共同研究
日立製作所、東芝、三菱電機、富士電機、東洋電機、電元社製作所、トヨタ自動車、矢崎総業、リコー、東北電力、川崎電気、日本電信電話公社、日本国有鉄道、住友重機、アマダなど
主な外部研究資金
- 1999年 未来開拓事業「電磁波雑音の低減」約 5億円(~現在)
- 2000年 科学技術振興事業団 さきがけプロジェクト「相互作用と賢さ」約10億円(~現在)
教育歴
1969年から1998年にかけ、東京大学大学院工学系研究科電気工学専門課程において制御システム論、電力変換工学、電気機械特論、ロボット工学の授業を担当。この間東京都立大学、徳島大学、愛媛大学、九州工業大学、広島大学、岡山大学、名古屋大学、室蘭工業大学などで非常勤講師を務めた。1995年からは香川大学工学部教授を弊任し、教鞭を執った。国外では、アーヘン工業大学、ミズーリ大学、ローマ大学、パドヴァ大学、クイーンズ大学、バンデアビルト大学、ルンド大学、レニングラード工科大学、カリフォルニア大学、カリフォルニア工科大学、ブダペスト工科大学、ワルシャワ工科大学、イスタンブール工科大学、ボアジッチ大学、マドリッド工科大学、ノルウェー工科大学、ローザンヌ工科大学、バンデアビルト大学、ソウル大学、全南大学、韓国科学技術大学、光州科学技術大学、釜山大学、香港大学、上海工業大学、サンパウロ大学、ワイオミング大学、東明大学、シンガポール国立大学などで講義を行った。
受賞
- 1978年 計測自動制御学会論文賞(カルマン・フィルタを用いた自動車の自動操舵系の最適設計)
- 1983年 電気学会論文賞(界磁電流の変動が無整流子電動機の動作特性に与える影響の解析)
- 1984年 IEEE Anthony J. Hornfeck Award
- 1988年 IEEE Fellow
- 1988年 IEEE Eugene Mittelmann Outstanding Achievement Award
- 1990年 計測自動制御学会 Fellow
- 1993年 電気学会産業応用特別賞
- 2000年 IEEE Third Millennium Medal
- 2003年 電気学会功績賞(パワーエレクトロニクス・モーションコントロール技術の発展と学会の活性化・国際化に対する貢献)
- 2005年 教育功労賞オフィシエ(フランス共和国)、日本ロボット学会Fellow
- 2009年 IEEE Life Fellow、The ACA Wook Hyun Kwon Education Award 2009、日本工学会Fellow
- 2010年 電気学会特別活動賞(電気技術顕彰制度設立における諸活動)、日本ロボット学会功労賞(IROS の創設と運営)
原島賞
工学分野における原島の業績を記念して、以下の諸賞が設けられた。
- 2003年 「Fumio Harashima Mechatronics Award」Institute of Control and Automation Engineers(大韓民国)
- 2005年 「Fumio Harashima Best Paper Award」IEEE International Confrence on Emerging Technology and Factory Automation
- 2006年 「IROS Fumio Harashima Award」IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robot and Systems(IROS)
主な功績
研究業績に基づき、以下の国際会議を組織した。
- 1983年 「Program Chair」International Power Electronics Conference(IPEC)
- 1984年 「General chair」IEEE/IECON
- 1988年 「Organizing Chair」IEEE/IROS
- 1989年 「Honorary Organizing Chair」IEEE/IROS
- 1990年 「Organizing Chair」IPEC
- 1994年 「Honorary Organizing Chair」IEEE/International Joint Conference on Neural Networks(IJCNN)
- 1995年 「Honorary Organizing Chair」IPEC、「Organizing Chair」IEEE/International Conference on Robotics and Automation(ICRA)
- 1997年 「Organizing Chair」IEEE/ASME International Conference on Advanced Intelligent Mechatronics
- 1999年 「Organizing Chair」IEEE International Conference on Intelligent Transportation Systems、「Organizing Chair」IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics
- 2000年 「Organizing Chair」IEEE/IECON
著書
- 『電気制御の基礎 』(塚本修巳と共著)日刊工業新聞社、1972年7月
- 『図解モータ制御のしくみと考え方』(鈴木幹二、中野孝良と共著)オーム社、1981年10月。ISBN 4274028593
- 『マイクロ知能化運動システム 』(江刺正喜、藤田博之と共著)日刊工業新聞社、1991年8月。ISBN 4526029742
- 『モーションコントロール』(土手康彦と共著)コロナ社、1993年3月。ISBN 4339030848
- 『基幹産業ルネサンス』(武田康嗣、冨浦梓と共著)オーム社、1996年6月。ISBN 4274023230
- (監修)『インテリジェントネットワークシステム入門』(山口亨、久保田直行、高間康史共編著)コロナ社、2008年6月。ISBN 9784339024296