「ヒッポリト星人」の版間の差分
編集の要約なし |
My soea rex (会話 | 投稿記録) |
||
85行目: | 85行目: | ||
* [[ウルトラ怪獣一覧]] |
* [[ウルトラ怪獣一覧]] |
||
* [[ウルトラマンAの登場怪獣]] |
* [[ウルトラマンAの登場怪獣]] |
||
* [[地獄星人]] |
|||
{{ウルトラ怪獣}} |
{{ウルトラ怪獣}} |
2010年11月26日 (金) 00:58時点における版
ヒッポリト星人(ヒッポリトせいじん)はウルトラシリーズに登場する架空の宇宙人。別名「地獄星人(じごくせいじん)」。
『ウルトラマンA』に登場したヒッポリト星人
『ウルトラマンA』第26話「全滅! ウルトラ5兄弟」、第27話「奇跡! ウルトラの父」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:6万3千トン
地球侵略を企む異星人。地獄のような環境のヒッポリト星で生活している強靭な宇宙人で、自分達のことを「宇宙で一番強い生き物」と豪語しており、過言ではなく実際に高い戦闘能力を誇っている。ノズル状の口から噴射する強力な火炎や強風、腕からの自動追尾ミサイル「ヒッポリトミサイル」、頭部の三つの突起から放つ閃光「ヒッポリトビーム」が武器である。また、幻像を投影したり、ウルトラ戦士を固めてしまうタール「ヒッポリトタール」を噴きつける巨大カプセル「ヒッポリトカプセル」などの武器も用いる。
最初は200メートルもの自身の幻像をスモッグに投影し、それに都市を攻撃させていた。本体は都市部から遠く離れた山岳地帯に陣取ってヒッポリトカプセルを通して自分の姿を投影しており、幻像なのでTACの超兵器の数々も無効だった。本体がいる場所を通りかかったため殺害された男性が、死ぬ間際に北斗・南隊員に星人と接触した事を伝えたため仕掛けを見破られたが、罠として予め用意していたカプセルにAをはじめ救援に駆けつけたゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、新マンらウルトラ4兄弟を閉じ込め、ヒッポリトタールを流し込んでブロンズ像に変えてしまった。更にカプセルの秘密を暴いたTACを逆に火炎攻撃で大苦戦させるが、そこへ救援に駆けつけたウルトラの父との対決となる。最初はウルトラの父の攻撃に圧倒されるが、地球へ向かう長旅でエネルギーを消耗していた隙をついて倒してしまう。しかし、最期はウルトラの父の捨て身の行動で復活したAとTACの猛攻を受け、メタリウム光線で爆破された。
- 声:谷津勲
- 特徴的な鳴き声はムルチのアレンジ。
- 26話OPでは「地獄星人ヒッポリト」とテロップされていたが、27話OPでは「ヒッポリト星人」となっている。劇中でも自ら「ヒッポリト星人」と名乗っており、現在では「ヒッポリト星人」が公式の名称とされている。
- 内山まもるによる漫画版『ウルトラマンA』では、ヒッポリトカプセルは使わず口から直接タールを噴射していた。TV版と違い、最期はウルトラの父との戦いでそのまま倒されている。
『ウルトラマン Fighting Evolution0』に登場したヒッポリト星人
プレイステーション・ポータブル専用ソフト『ウルトラマン Fighting Evolution 0』に登場。
ウルトラ兄弟抹殺のためにバルタン星人、ナックル星人、テンペラー星人、ババルウ星人と手を組み、ヤプールに利用されている。ゴルゴダ星でウルトラ兄弟の1人(プレイヤーキャラ)と対決し、騙し討ちで力を奪い取り、必殺技を使えない状態にする。その後、地球に現れてゾフィー(レオ編ではセブン)の力を奪って強化された状態で襲ってくる。
ヒッポリト星人のLv3の必殺技「ヒッポリトタール」は発動したら防御不可能な上に確実にHPが0になる凶悪な技であり、難易度イージーでもゲージが溜まり次第積極的に使ってくる為、序盤に登場する敵にしては対戦難易度がかなり高い。
『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場したヒッポリト星人
てれびくん版『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場。
マーゴドンを操り、カプト星でレオ、アストラ、80と対決。3人をブロンズ像にし、マーゴドンの冷凍能力でカプト星を氷の惑星に変える。レオ達を助けに来たメビウスをカーン星人とアトランタ星人の作戦でエネルギーを消耗させブロンズ像にしようとするが、救援に駆けつけたメロスによって妨害される。さらにウルトラマン、ジャック、エース、タロウの「ウルトラの星作戦」でレオ達も復活し完全に形勢が逆転、最後はウルトラ兄弟とメロス達の合体光線でマーゴドン共々粉砕された。
作中では終始マーゴドンの背中に騎乗しており、ヒッポリトビームやヒッポリトミサイル、ヒッポリトカプセル等の武器を使用していた。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場したヒッポリト星人
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』第5話「密林の黒い悪魔」、第6話「ヒッポリト星人の甘い罠」に登場。
バトルナイザーを狙う宇宙人として登場。第5話でサタンビートルを倒した主人公の様子を見てバトルナイザーを見つけたことを確信し、第6話にて等身大で主人公達の前に姿を現す。紳士的な口調で喋り、「バトルナイザーを持っていると怪獣に襲われる」などと言って主人公からバトルナイザーを騙し取ろうとするが、ピグモンに自身の企みを見破られると本性を表し、モンスアーガーを呼び出して、力ずくでバトルナイザーを奪おうとする。モンスアーガーを倒されるとついに自ら巨大化して戦いを挑むが、結局はバトルナイザーの怪獣に敗北し、バトルナイザーの名前を叫びながら消え去った。
今作ではステータスが全体的に低いが、必殺技は「ヒッポリトビーム」「ヒッポリトミサイル」「ヒッポリトタール」と原作でお馴染みのものが再現されており、特にウルトラ5兄弟をブロンズ像に変えた「ヒッポリトタール」は非常に威力が高い。また、NEO第3弾ではセブンと戦った際に使用した目の怪光線「ヒッポリトアイライフル」が追加された。
- 声:塩屋浩三
- ポリゴンは『ウルトラマン Fighting Evolution 0』の流用。
地獄星人 スーパーヒッポリト星人
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場したスーパーヒッポリト星人
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場。
- 身長:60m
- 体重:6万5千t
かつてウルトラ5兄弟やウルトラの父を一度は倒したヒッポリト星人と同種族と思われる宇宙人。外見は通常のヒッポリト星人と違い、ヒューマノイド的かつエイリアン然としたものになっている。他にも腹部にあった発光体は胸に移動し、尻尾は3本に増え、更に頭頂部の突起が発光体の付いた触覚になっており、真顔だった瞳はやや鋭くなっている。
煙状の黒い竜巻から姿を現し、黒い影法師の配下として、ウルトラマンのいない本作の世界を我が物にしようと次々に配下の怪獣を呼び寄せ破壊工作を行う。標的を内側からは破ることは不可能な強固な特殊カプセルに閉じ込めて「ヒッポリトタール」を流し込んで生きたままブロンズ像に変えるという、ヒッポリト星人得意の戦法は健在で、これでウルトラマンメビウスを戦闘不能に追いやった。他にも胸の発光体から放つ破壊光線「ブレストクラッシャー」や、口の管から放つ破壊光弾「ヒッポリト・ファイヤーボム」を武器として使い、飛行能力も持つ。逃げ惑う人々を見て喜ぶなど残忍な一面を見せ、また、自尊心が強く自らを「偉大」と称しながら、ウルトラ戦士に対して「貴様らごときに敗北するはずがない」と豪語するなど、高飛車な言動と自信家な性格はかつての同族と同じである。
侵略計画の手始めとして横浜の街にキングゲスラとキングパンドンを次々と送り込み、キングパンドンを倒し疲弊したメビウスをブロンズ像に変えた。その後、キングシルバゴンとキングゴルドラスの二大怪獣を呼び寄せ横浜の街を破壊させる。更に変身したティガもブロンズ像にしようとしたが、ダイナとガイアによって防がれ、3対3の対決になる。自身はティガと高速空中戦を展開。最後はダイナとガイアの活躍で怪獣達を倒され、自身も激闘の末にティガのゼペリオン光線を喰らい爆発した。
その後、影法師の手によって配下の怪獣軍団の残存エネルギーと融合させられ、ギガキマイラの胴体となった。
- 声:大友龍三郎
- スーツアクター:末永博志
- 体表は虫のサナギが固い殻を破ろうとしている姿をイメージしている。また、当初発光体は初代ヒッポリト星人同様腹にあったが、監督の要望で夜のシーンで光らせる為、またメカを仕込みやすい位置とのことで胸に移動させたという[1]。
- 本作のオリジナルのマナーCMではマナー違反(上映中の携帯電話の使用)を行い、超ウルトラ8兄弟に注意された後は素直に謝っている。
- 劇中では「スーパー」を付けず「ヒッポリト星人」と名乗り、ダンからは「宇宙人」と呼ばれた。上記のマナーCMでは「スーパーヒッポリト星人」と呼ばれている。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場したスーパーヒッポリト星人
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し、ベリアル配下の怪獣軍団の一体となる。怪獣墓場で他の怪獣軍団と共にウルトラ戦士やレイの怪獣達に襲い掛かった。ゴモラに襲い掛かり、最後はウルトラマンゼロのゼロスラッガーの攻撃に敗れた。
また、百体怪獣ベリュドラの体を構成する怪獣の一体として、この姿ではなく初代の個体の姿が確認できる他、怪獣達が犇めき合うシーンでスーパーヒッポリト星人の姿も確認できる。
- 着ぐるみは『大決戦!ウルトラ8兄弟』の流用。
その他の作品に登場したヒッポリト星人
ウルトラシリーズ
- 『ウルトラマンタロウ』第40話の回想シーンに35大怪獣・宇宙人の一体として登場。その際の別名は「投影超獣人ヒッポリト[2]」と紹介されている。また、『タロウ』放映当時の学年誌の記事の裏設定では怪獣軍団に所属し、ヤプールと共に軍団の幹部となっている。
- 映画『ウルトラマン物語』では、宇宙の帝王ジュダの手先として登場。設定ではヒッポリト星は既にジュダに支配されている。(映像はウルトラマンA第26話、27話の流用)。
- 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では強豪宇宙人の一人だったが、闘士になったAにあっさり敗北した。
- 漫画『ウルトラマンSTORY 0』では星関連合の幹部として登場。
- 『ウルトラマンメビウス』第36話では、トリヤマ補佐官が読んでいた雑誌の表紙を飾っていた。
- 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第12話ではケイトの台詞で名前のみ登場し、ヤプールと共にレイブラッド星人を恐れていたことが語られた。
その他
- 『めちゃ²イケてるッ!』での『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の出演オーディションにスーパーヒッポリト星人が参加。バルキー星人と共にレッドキングの暴走を止めようとしていた。
脚注
- ^ 「てれびくんデラックス愛蔵版 大決戦!超ウルトラ8兄弟超全集」(小学館)より。
- ^ 劇中、ヒッポリト星人を初めて見た人々は超獣と誤認し、ゲーム『大怪獣バトル ウルトラコロシアム』ではヤプールの超獣軍団として登場したこともある。