パワプロクンポケット14

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パワプロクンポケット14

ジャンル	野球バラエティ
対応機種	ニンテンドーDS
開発元	コナミデジタルエンタテインメント （パワプロプロダクション） （パワポケチーム）
発売元	コナミデジタルエンタテインメント
人数	1～2人
メディア	ニンテンドーDS・DSi共通カード
発売日	2011年12月1日
対象年齢	CERO:A（全年齢対象）
デバイス	ニンテンドーWi-Fiコネクション対応 DSワイヤレスプレイ対応 DSダウンロードプレイ対応 ニンテンドーDSiカメラ対応

『パワプロクンポケット14』（ぱわぷろくんぽけっとじゅうよん）は、2011年12月1日にコナミデジタルエンタテインメント（KDE-J）から発売予定のニンテンドーDS用のゲーム。パワプロクンポケットシリーズの中の一作。キャッチコピーは「今度のパワポケはド派手!」

概要

本編におけるパワポケシリーズ第14作目。

今作の大きな特徴は必殺技で魔球を投げたり、魔打法で打ったりできる新しい野球モードの「必殺技野球」が追加されたことと、前作まで搭載されていた試合進行型育成モードのグッピーに変わる「トツゲキ甲子園」になったことである。また、前作で収録されていなかったカード野球が追加モードとなって再登場することである。

前作で好評だった選手がリアル頭身になった「リアル野球」、スクラッチでお手軽に選手を育成できる「センシュクラッチ」、投球操作が簡単に操作できる「ナゲルダケ」が引き続き搭載されている。

従来は表サクセスが高校野球編の作品でのみ阪神甲子園球場公認でサクセスモード以外でも同球場を使用できたが、今作では追加モードの「トツゲキ甲子園」で使用されるため、シリーズで初めて表サクセスが高校野球編以外の作品で阪神甲子園球場が使用できるようになった。

主な新要素・変更点

野球モード

• 必殺技で魔球を投げたり、魔打法を打ったりできる必殺技野球が追加された。
  • 選手グラフィックはパワプロ野球となる。
  • 必殺技を使うには貯まったガッツゲージを消費する必要がある。
  • 必殺技は投手と野手を合わせて30種類以上登場する。
  • 炎や闇などの属性の概念があり、属性は全部で6つである。属性によって、使用する必殺技が違い、相手の属性の相性が違う。
  • 今作の表サクセスでプレイする野球はこのモードでプレイする。
  • サクセス以外のモードでも選択可能で、プロ野球の実在選手などの選手でもこのモードで必殺技を使うことができる。
• 前作に収録されなかったカード野球が新しくなり、新モードとして再登場した。
  • 新しくなったカード野球は本格的なカードゲームになっている。
  • 登場するカードは250種類以上である。
  • 作成可能なデッキは最大8つまで作れる。
  • 今作の裏サクセスでこのモードでプレイすることになる。
  • 通信対戦対応で、自分の作ったデッキで対戦可能。
• ミートカーソル設定のフルダケのカメラアングルが改良され、見やすい視点になった。
• 試合を短時間で遊べるイチゲキシステムが追加された。
  • このシステムは二死満塁からの操作となる。
• リアル野球が改良された。
  • ストライクゾーンがリアル野球に合わせた高さに変更され、前かがみになるようなことがなくなった。
  • クイックモーションが完全再現された。

サクセス

• 表サクセス
  • 経験値の1つである素早さの名称が器用に変わった。
• センシュクラッチ
  • 前作で取得出来なかった超特殊能力が新たに追加された。
  • 通常より良い能力が出やすいレアカードが導入された。

モード

• 追加モード
  • トツゲキ甲子園
    • グッピーに変わる新しい試合進行型育成モード。詳細はトツゲキ甲子園を参照。

ペナントモード

• 共通
  • 主人公を操作する選手の衣装が、そのチームに合わせたユニフォームを着るようになった（例：阪神タイガースに所属している場合は、そのチームのユニフォームを着る等）。

選手データ

• 選手アレンジに必殺技野球で使う属性を設定できる「必殺技」の項目が追加された。
  • 6つの属性から選べて、なしにすることもできる。
  • 設定し直すにはパワポケポイントが必要となる。

収録ミニゲーム

今作のおまけモードで遊べるのは3種類（3種収録はパワポケ6以来）で、DSのパワポケの中で最も少ない。12以降と同じく、表サクセス内で1度プレイすれば、おまけモードで遊べるようになる。今作でも3Dポリゴンのあるミニゲームは収録されなかった。

トントンベジタブる〜ん

BEMANIシリーズに類似した調理系リズムゲーム。赤いラインに野菜が来たらY・B・Aボタンを押す。

忍者じゃじゃじゃ！

横スクロースアクションゲーム。

ちゃりんちゃりんでおつりんりん！

上画面に表示された商品と金額を見て、下画面でお釣りを渡すゲーム。

表サクセス 燃えろ！魔球リーグ編

今までのメインシリーズでは表サクセスは高校野球編→プロ野球編→アマチュア野球編の順番で繰り返されていたが、今作はメインシリーズ初の少年野球を舞台（外伝を含めればパワポケダッシュ以来）にしたサクセスである。

今回のサクセスの期間は小学6年生の1年間だが、パワポケ9やパワポケ12のような1日刻みの進行ではなく、1コマンドで1ターン進行するターン制（四季の各季ごとに最大30ターンで、合計最大120ターン）。

今作のシステムとしてガッツゲージとストレスゲージと技シーンがある。

• ストレスゲージはイベントなどで増減され、これが一定以上まで溜まるとバーニング状態になり、発動している間は練習時にもらえる経験値が2倍になるが、成功率が半分（怪我する確率が2倍）になってしまう（パワポケ1の血の気、パワポケ2のプレッシャーシステムに類似）。
• ガッツゲージは試合の展開やイベントなどで増減され、これが一定以上溜まると野球の試合中に必殺技を出すことが出来る。ガッツゲージが高いほど必殺技が強力になり、最大で3段階まで上がる。
• 技シーンは野球の試合で特定の場面で決められた勝利条件で勝負し、特定の場面で勝った回数で勝敗が決まるようになっている。

あらすじ

今から11年前のある日、そっくりな顔でメガネをかけた湯田と山田と落田の野球大好きな3人が夜の道を歩いていた。

帰り道の途中、道端に倒れていて赤ん坊を抱き抱えていた主人公の母親を見つけ、主人公の母親は亡くなる寸前で赤ん坊を託すよう頼まれた。

湯田と山田と落田の3人は赤ん坊である主人公を育てることを決心し、立派な野球少年へ育て上げることになった。

現在、小学6年生になった主人公は少年野球のエクスリーグのフィンチーズという野球チームへ入ることになった。

果てさて、この先の主人公の運命やいかに・・・。

裏サクセス 札侍編

今回の裏サクセスは和風世界を舞台になったサクセス。

カードゲームで戦っていく。

あらすじ

中学校の野球部に入っている主人公は野球部の練習をしていて、練習中にボールが草むらのところへ飛んでいき、主人公はボールを取りに行くのであった。

ところが、草むらのところに怪しい深い穴があり、主人公は誤って穴に落ちてしまった。

穴に落ちた主人公は助かったものの、落ちた先の世界ははるか昔の江戸時代の世界であった・・・。

トツゲキ甲子園

グッピーに変わる新しい試合進行によるサクセス。今まではストーリーがなく、ひたすら試合を勝ち続けるだけのモードだったが、今作はストーリーが付いて本格的になった。

チーム概要

所属するのはパライソ高校で、グッピーと同じように最初はかなり弱い状態から始まる。

今作では主人公の概念が追加されたため、主人公を視点で進めていく。主人公の能力はポジションなどによって初期能力や能力の上がりやすさなどが変化するのは同じであるが、他の選手と違って初期能力が通常より強い状態で始まる。

能力の上がり方は今までのグッピーと同じであるが、成長タイプに新しく特殊能力のタイプが追加された。

仲間

今までは試合に勝って選手を強化するだけであったが、今作は新たに対戦した高校に勝てばその高校にいる選手を仲間にすることができるようになった。

• 対戦相手は歴代サクセスの高校野球編で登場した高校が登場する。
• 仲間にできるのは地方大会決勝戦までで、甲子園大会からは仲間にすることはできない。
• 仲間にできるのは最大8人まで。
• 条件を満たさないと仲間にできない人物もいる。

試合

試合は全部で13試合まであり、内容によって試合数が異なる。

• 練習試合：3試合
• 地方大会：5試合
• 甲子園大会：5試合

今作では新しく「やさしい」と「ふつう」の2つの難易度選択が可能になり、難易度に応じて所属する野球部の環境や監督とマネージャー、対戦する高校などが変わるようになった。

選手登録

今までのグッピーと違い、今作では練習試合で負けてもゲームオーバーにならなく育成を続行できる。

地区大会2回戦に勝てば、これ以降に敗退してもその時点まで育成した状態で選手登録ができ、甲子園に出場すれば選手登録の代わりにチーム登録ができるようになる。地区大会2回戦までに負けるとゲームオーバー。

試合に勝ち抜いた結果に応じて、選手登録できる人数が変わる。

最終結果	選手登録	チーム登録
地区大会2回戦までに敗退	0人	×
地区大会2回戦勝ち抜き	主人公のみ	×
甲子園出場	主人公+1人	○
甲子園優勝	主人公+2人	○

あらすじ

また暑い夏がやってくる。

運を天に任せるつもりはない、今までの努力が結果につながるだけ・・・、そう信じて俺達は頑張ってきた。

泣くのは勝ってからにしよう。出せる力を全て出し切ろう。

そうだ、俺達は勝つ！甲子園にトツゲキだ！

関連項目

• パワプロクンポケットシリーズ
• パワプロクンポケットシリーズの正史
• パワプロプロダクション

外部リンク

• パワプロクンポケット14 公式サイト
• パワプロクンポケット14 商品情報ページ