「日立国際電気」の版間の差分
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* [[2000年]][[10月1日]] 国際電気を存続会社として、日立電子・八木アンテナが合併し現社名に。 |
* [[2000年]][[10月1日]] 国際電気を存続会社として、日立電子・八木アンテナが合併し現社名に。 |
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* [[2001年]] アキタ電子(現・[[アキタ電子システムズ]])の持ち株全てを日立製作所に売却し、電子部品事業より撤退。同年、小淵沢 |
* [[2001年]] アキタ電子(現・[[アキタ電子システムズ]])の持ち株全てを日立製作所に売却し、電子部品事業より撤退。同年、小淵沢事業所を閉鎖。仙台事業所を分社化し東北電子エンジニアリングを設立。 |
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* [[2002年]] 富士吉田 |
* [[2002年]] 富士吉田事業所を閉鎖。 |
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* [[2003年]] 千歳 |
* [[2003年]] 千歳事業所と、八木記念情報通信システム研究所(仙台市内に存在した)を閉鎖。 |
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* [[2004年]] 八木アンテナ |
* [[2004年]] 八木アンテナ事業部を分社化。 |
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* [[2006年]] 本社を秋葉原UDXビルに移転。富山工場に生産棟を新設。小金井工場に事務・設計棟を新設。 |
* [[2006年]] 本社を秋葉原UDXビルに移転。富山工場に生産棟を新設。小金井工場に事務・設計棟を新設。 |
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* [[2009年]]3月 日立製作所の株式公開買付けにより出資比率が約52%に達し、同社の子会社となる。 |
* [[2009年]]3月 日立製作所の株式公開買付けにより出資比率が約52%に達し、同社の子会社となる。 |
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* [[2010年]] 東北電子エンジニアリングを吸収合併し仙台分工場を設立。 |
* [[2010年]] 東北電子エンジニアリングを吸収合併し仙台分工場を設立。 |
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===今後の予定=== |
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* [[2013年]] 小金井工場の生産棟を改築。羽村工場を閉鎖。仙台分工場を子会社・五洋電子に移管。事業集約により八木アンテナなど一部子会社が消滅。<ref>[http://www.hitachi-kokusai.co.jp/news/pdf/ir121029_02.pdf グループ会社の再編について] - 日立国際電気 ニュースリリース</ref> |
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== 事業所 == |
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*本社(東京都千代田区) |
*本社(東京都千代田区) - [[秋葉原UDX]]内、主として企画・営業部門が存在。 |
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*富山工場([[富山県]][[富山市]]、半導体製造装置) - 富山八尾中核工業団地に立地。 |
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** [[秋葉原UDX]]内、主として企画・営業部門が存在。 |
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*羽村工場([[東京都]][[羽村市]]、特機システム) - かつての旧国際電気の主力工場であった。 |
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** 富山八尾中核工業団地に立地。 |
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*羽村工場([[東京都]][[羽村市]]、特機システム) |
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** かつての旧国際電気の主力工場であった。 |
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*小金井工場(東京都[[小平市]]、通信・情報システム、放送・映像システム) |
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** 旧日立電子の製造工場であった。2001年に分社化した[[東北電子エンジニアリング]]を2010年4月に再統合した。 |
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== 主なグループ会社 == |
== 主なグループ会社 == |
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* (株)[[日立国際電気サービス]] |
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*[[八木アンテナ |
* (株)[[八木アンテナ (企業)|八木アンテナ]] |
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* (株)[[日立国際電気エンジニアリング]] |
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上記三社は2013年をもって統合するとの発表があった。<ref>[http://www.hitachi-kokusai.co.jp/news/pdf/ir121029_02.pdf グループ会社の再編について] - 日立国際電気 ニュースリリース</ref> |
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*(株)五洋電子 |
*(株)五洋電子 |
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==関連項目== |
==関連項目== |
2012年10月30日 (火) 08:13時点における版
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 6756 1996年2月15日上場 |
本社所在地 |
日本 〒101-8980 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 (秋葉原UDX) |
設立 |
1949年(昭和24年)11月17日 (国際電気株式会社) |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 2010001098064 |
事業内容 | 情報通信システム、電力・産業システム及びデジタルメディア・民生機器関連製品の製造及び販売・サービス |
代表者 | 篠本 学(取締役兼代表執行役社長) |
資本金 | 100億58百万円 |
売上高 |
連結:1,220億円 単独:939億円 (2010年3月期) |
純資産 |
連結:782億円 単独:1,199億円 (2010年3月31日現在) |
総資産 |
連結:1,338億円 単独:1,199億円 (2010年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:5,013名 単独:2,712名 (2009年12月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
(株)日立製作所 49.9% (2009年3月31日現在) |
主要子会社 | 八木アンテナ(株) 100% |
外部リンク | http://www.hitachi-kokusai.co.jp/ |
株式会社日立国際電気(ひたちこくさいでんき、英: Hitachi Kokusai Electric Inc.)は、日立グループの電気機器メーカー。
同社は、日立グループ内にて無線通信機器や放送・映像機器の製造販売を手がけていた、国際電気・日立電子・八木アンテナの3社が、2002年10月1日付で、旧国際電気を存続会社として合併して誕生した。(八木アンテナはその後、同社の100%子会社として分社化。)
主な事業内容
主に無線通信システム、放送映像システム、半導体製造装置が主力。かつては音声タイプの携帯電話やポケットベルも製造していた(旧国際電気にて)。現在でもNTTドコモ向けなどに、FOMA通信モジュール(UM02-KO)などを製造している。
セグメント別事業内容
- 映像・無線ネットワーク部門
- 無線通信システム
自治体向け防災無線システムや移動体通信基地局システム等を手がける。 - 情報処理システム
金融・証券業界向け情報処理システム等を手がける。 - 放送システム
放送インフラ設備や放送カメラ等を手がける。 - 監視システム・画像処理
官公庁向け監視カメラシステム等を手がける。
- 無線通信システム
- エコ・薄膜プロセス部門
- 半導体製造装置等
縦型拡散・CVD装置など半導体成膜システムを手がける。
- 半導体製造装置等
沿革
前述したように、日立グループの同業3社が合併して成立した会社である。
旧国際電気
無線通信機器や情報処理装置、そして半導体製造システムを手がけていた。
- 1940年 国際電気通信が東京都狛江町に自家用通信機工場(狛江工場)を開設。[1]
- 1948年 国際電気通信の逓信省への業務移管に伴い、狛江工場を電元工業(現 新電元工業)として分離。
- 1949年 電元工業から狛江工場が独立して国際電気株式会社を設立。
- 1954年 日本初の列車誘導無線装置を阪神電鉄(株)に納入。
- 1957年 日本電信電話公社に日本最初の誘導無線方式公衆用列車無線電話装置を納入。
- 1961年 東証1部上場。国産初の業務用電子レンジを発売。[2]。
- 1963年 日本初の純国産拡散炉開発。
- 1967年 狛江工場から、東京都西多摩郡羽村町に開設した羽村工場へ移転。
- 1985年 山梨県富士吉田市に富士吉田工場を開設。(2002年3月閉鎖)
- 1989年 富山県婦負郡八尾町に富山工場を開設。同年、仙台市泉区に仙台研究所を開設。(後の八木記念情報通信システム研究所。2003年12月閉鎖)
- 1989年 大韓民国天安市に現地法人 KOKUSAI ELECTRIC KOREA CO.LTD を設立。
- 1996年 千歳市に千歳工場開設。(2003年12月閉鎖)
旧日立電子
無線通信機器や放送・映像機器を手がけていた。
- 1948年 芝電気株式会社設立。(商標:シバデン)
- 1955年 昭和電子株式会社設立。
- 1956年 テレビカメラの国産化に成功。
- 1958年 アナログコンピュータがベルギー万博でグランプリを受賞。小金井工場を新設。
- 1958年 国産初の放送用VTRを完成。
- 1961年 芝電気、東証・大証2部上場。昭和電子株式会社が日立電子株式会社に社名変更。
- 1964年 東京オリンピックにVTR独占供給、カメラ、中継機も大活躍。
- 1967年 芝電気の製造会社として東北シバデン株式会社設立。(後に日立電子仙台工場→日立国際電気仙台事業所→東北電子エンジニアリングを経て、現在の日立国際電気仙台分工場)
- 1973年 芝電気と(旧)日立電子が合併(存続会社は芝電気)し、新生・日立電子が発足。
- 1975年 山梨県北巨摩郡小淵沢町に小淵沢工場を開設。(2001年12月閉鎖)
- 1978年 家庭用ビデオカメラ(発売元は日立家電販売)を開発。国産初の固体化カメラを発売。
旧八木アンテナ
- 1952年 八木アンテナ株式会社設立。
- 1957年 国産第1号8段スーパーターンスタイルアンテナ開発(北海道放送に納入)。
- 1959年 第2の八木式アンテナともいえる複合アンテナ開発(特許取得)。
- 1960年 埼玉県大宮市に大宮工場を新設。
- 1962年 東証2部上場。
合併後
- 2000年10月1日 国際電気を存続会社として、日立電子・八木アンテナが合併し現社名に。
- 2001年 アキタ電子(現・アキタ電子システムズ)の持ち株全てを日立製作所に売却し、電子部品事業より撤退。同年、小淵沢事業所を閉鎖。仙台事業所を分社化し東北電子エンジニアリングを設立。
- 2002年 富士吉田事業所を閉鎖。
- 2003年 千歳事業所と、八木記念情報通信システム研究所(仙台市内に存在した)を閉鎖。
- 2004年 八木アンテナ事業部を分社化。
- 2006年 本社を秋葉原UDXビルに移転。富山工場に生産棟を新設。小金井工場に事務・設計棟を新設。
- 2009年3月 日立製作所の株式公開買付けにより出資比率が約52%に達し、同社の子会社となる。
- 2010年 東北電子エンジニアリングを吸収合併し仙台分工場を設立。
今後の予定
事業所
- 本社(東京都千代田区) - 秋葉原UDX内、主として企画・営業部門が存在。
- 富山工場(富山県富山市、半導体製造装置) - 富山八尾中核工業団地に立地。
- 羽村工場(東京都羽村市、特機システム) - かつての旧国際電気の主力工場であった。
- 小金井工場(東京都小平市、通信・情報システム、放送・映像システム) - 旧日立電子の主力工場であった。現在は本社機能のうち総務・経理部門なども存在し、日立国際電気の中枢である。
- 仙台分工場(宮城県柴田郡柴田町、通信・情報システム、放送・映像システム) - 旧日立電子の製造工場であった。小金井工場の製造部門の一部という位置づけとして「分工場」と命名されている。
主なグループ会社
- (株)日立国際電気サービス
- (株)八木アンテナ
- (株)日立国際電気エンジニアリング
上記三社は2013年をもって統合するとの発表があった。[4]
- (株)五洋電子
- (株)国際電気セミコンダクターサービス
関連項目
外部リンク
脚注
- ^ 狛江市市民活動情報・生活情報誌わっこ、狛江市生活活性化
- ^ 沿革 - 日立国際電気 会社情報
- ^ グループ会社の再編について - 日立国際電気 ニュースリリース
- ^ グループ会社の再編について - 日立国際電気 ニュースリリース