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「送電」の版間の差分

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通常、送電網(送電系統)から直接、一般需要家への電力供給は行われない。すなわち発電所から配電用[[変電所]](配電網に接続された変電所)まで電力を送ることを送電という<ref>前川幸一郎・荒井聰明『送配電』東京電機大学出版局 はしがき。</ref>。
通常、送電網(送電系統)から直接、一般需要家への電力供給は行われない。すなわち発電所から配電用[[変電所]](配電網に接続された変電所)まで電力を送ることを送電という<ref>前川幸一郎・荒井聰明『送配電』東京電機大学出版局 はしがき。</ref>。


通常、送電は[[電線路|送電経路]]での電力損失を抑えるため、数万ないし数十万[[ボルト (単位)|ボルト]]の特別高圧で行う。近年は[[スマートグリッド]]と呼ばれるより効率的な送電方法が開発されつつある。
通常、送電は[[電線路|送電経路]]での電力損失を抑えるため、数万ないし数十万[[ボルト (単位)|ボルト]]の特別高圧で行う。近年は[[スマートグリッド]]と呼ばれるより効率的な送電方法が開発されつつある。


送電系統の[[過負荷]]・[[地絡]]・[[短絡]]・[[落雷]]などは、多数の需要家の供給支障事故につながる。
送電系統の[[過負荷]]・[[地絡]]・[[短絡]]・[[落雷]]などは、多数の需要家の供給支障事故につながる。

2012年12月13日 (木) 17:25時点における版

送電(そうでん)とは、

概説

通常、送電網(送電系統)から直接、一般需要家への電力供給は行われない。すなわち発電所から配電用変電所(配電網に接続された変電所)まで電力を送ることを送電という[1]

通常、送電は送電経路での電力損失を抑えるため、数万ないし数十万ボルトの特別高圧で行う。近年はスマートグリッドと呼ばれるより効率的な送電方法が開発されつつある。

送電系統の過負荷地絡短絡落雷などは、多数の需要家の供給支障事故につながる。

なお、規模は小さくても、例えば商用配電線と接続して売買電を行う家庭用太陽光発電システムでは、太陽電池パネルからパワーコンディショナーまでが送電系統となる。

送電方法

無線送電

無線送電を試みようとする取り組みの中で、初期のものはニコラ・テスラの「世界システム」が知られている。

現在はマイクロ波レーザー光を用いて発電衛星から送電する計画が進行中である。既に基礎的な実験が各国で進められている (「宇宙太陽光発電」の項も参照) 。電磁場の強度は距離の二乗に反比例するので指向性の高いレクテナを用いて受電回路は送信周波数と同調する定数に設定される。

脚注

  1. ^ 前川幸一郎・荒井聰明『送配電』東京電機大学出版局 はしがき。

参考文献

  • 前川幸一郎・荒井聰明『送配電』東京電機大学出版局,1987年(第5版:初版発行1967年) ISBN 4-501-10240-3

関連項目

外部リンク