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また「かばんの会」が月刊で発行している短歌同人誌のことを指す。 |
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2013年5月29日 (水) 13:35時点における版
「かばん」は、「歌人集団かばん」あるいは「かばんの会」の略称。 また「かばんの会」が月刊で発行している短歌同人誌のことを指す。
概要
1984年創刊時の会員数は、中山明、小森須美、井辻朱美、黒崎政男、渋谷祐子、林あまりの6名。[1]中山明が代表者(歌人集団「ペンギン村」村長)として創刊した。2013年4月現在の発行人は井辻朱美、会員数は約120名。主な活動は『かばん』の発行、歌会の運営。
選者欄、添削制度をもたず、また主宰者もいないため、正確には短歌結社ではない。また退会後も再入会可能であり、会員の自由意思に基づいて相互の批評などを行なっている。編集作業には電子メールが活用されている。[2]
「かばん」という誌名は会員・鈴木照子の発案で、「何でも入る」かばんのイメージから命名されている。
ゆかりのある歌人
「かばん」に在籍中、または在籍した会員の歌集を以下に記す。(50音順)
- あまねそう 『2月31日の空』
- 飯田有子 『林檎貫通式』
- イソカツミ 『カツミズリズム』
- 井辻朱美 『水晶散歩―井辻朱美歌集』等
- 入谷いずみ 『海の人形』
- 植松大雄 『鳥のない鳥籠』
- 榎田純子 『リズムみそひと』
- 北川草子 『シチュー鍋の天使』
- 鯨井可菜子 『タンジブル』
- 久保芳美 『金襴緞子』
- 佐藤弓生 『薄い街』等
- 柴田瞳 『月は燃え出しそうなオレンジ』
- 白糸雅樹 『ゆらぎ』
- 杉崎恒夫 『パン屋のパンセ』等
- 鈴木照子 『えんさいくろぺでぃあ '86』
- 高柳蕗子 『潮汐性母斑通信』等
- 千葉聡 『飛び跳ねる教室』等
- 辻井竜一 『ゆっくり、ゆっくり、歩いてきたはずだったのにね』
- 中沢直人 『極圏の光』
- 中山明 『愛の挨拶』等
- 野間亜太子 『五十音図の男』等
- 林あまり 『LOVE & SWEETS』等
- 原田洋子 『風』
- 伴風花 『ずっとあなたが好き』等
- 東直子 『十階』等
- 穂村弘 『ラインマーカーズ』等
- 本多忠義 『禁忌色』
- 本田瑞穂 『すばらしい日々』
- 柳谷あゆみ 『ダマスカスへ行く 前・後・途中』
- 山田航 『さよならバグ・チルドレン』
- 雪舟えま 『たんぽるぽる』
関連年譜
- 2013年
5月 - かばん30周年記念イベント開催[3]
脚注
- ^ かばん創刊号
- ^ 『短歌という爆弾』p.69
- ^ 「朝日新聞」2013年5月21日夕刊(文芸・批評欄)「若い感覚 軽やかに発信 -- 短歌同人誌「かばん」創刊30年」