コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「剣幸」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
222行目: 222行目:
*[[ブロードウェイ]][[ミュージカル]]ショー「SHOWTUNE」([[天王洲銀河劇場]]/ [[兵庫県立芸術文化センター]]中ホール)
*[[ブロードウェイ]][[ミュージカル]]ショー「SHOWTUNE」([[天王洲銀河劇場]]/ [[兵庫県立芸術文化センター]]中ホール)
[[2009年]]
[[2009年]]
*こまつ座「兄おとうと」(再々演)吉野玉乃役(7/31~8/16 [[紀伊國屋サザンシアター]]/1/14~1/29 / 8/18~10/6まで各地[[演劇鑑賞会]]巡演)※[[読売演劇大賞]]優秀女優賞受賞
*こまつ座「兄おとうと」(再々演)吉野玉乃役(7/31~8/16 [[紀伊國屋サザンシアター]]/1/14~1/29 / 8/18~10/6まで各地演劇鑑賞会巡演)※[[読売演劇大賞]]優秀女優賞受賞
*ミニミュージカル「隣人」([[リーガロイヤルホテル]]東京/リーガロイヤルホテル大阪)
*ミニミュージカル「隣人」([[リーガロイヤルホテル]]東京/リーガロイヤルホテル大阪)
*「kohibumi concert 2009」([[兵庫県立芸術文化センター]]中ホール/[[シベールアリーナ]]
*「kohibumi concert 2009」([[兵庫県立芸術文化センター]]中ホール/シベールアリーナ)
*「この森で、天使はバスを降りた」ハンナ役(5/5(火)~5/31(日) [[シアタークリエ]])※[[読売演劇大賞]]優秀女優賞受賞
*「この森で、天使はバスを降りた」ハンナ役(5/5(火)~5/31(日) [[シアタークリエ]])※[[読売演劇大賞]]優秀女優賞受賞
*「[[モスラ]]を待って」千影役(11/13(金)~11/17(火) [[ピッコロシアター]]大ホール/11/20(金)~11/21(土) [[可児市文化創造センター]]小ホール/11/27(金)~11/29(日) 池袋あうるすぽっと)
*「[[モスラ]]を待って」千影役(11/13(金)~11/17(火) [[ピッコロシアター]]大ホール/11/20(金)~11/21(土) [[可児市文化創造センター]]小ホール/11/27(金)~11/29(日) 池袋あうるすぽっと)

2013年7月2日 (火) 11:31時点における版

つるぎ みゆき
剣 幸
生年月日 (1954-03-02) 1954年3月2日(70歳)
出生地 日本の旗富山県
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台テレビドラマ
活動期間 1974年 -
活動内容 1974年宝塚歌劇団入団
1975年月組に配属
1985年:月組トップスター就任
1990年:宝塚歌劇団退団、以降舞台中心に活動。
公式サイト 剣幸オフィシャルウェブサイト
主な作品
舞台
ミー・アンド・マイガール
蜘蛛の巣
カーネギーの日本人
この森で、天使はバスを降りた
兄おとうと
ハロー・ドーリー!
ドラマ
美しい罠
金色の翼
受賞
とやま賞(1985年・芸術文化部門)
第18回菊田一夫演劇賞
東京芸術劇場ミュージカル月間個人優秀賞
第17回読売演劇大賞優秀女優賞
備考
宝塚歌劇団卒業生
テンプレートを表示

剣 幸(つるぎ みゆき、1954年3月2日 - )は、日本女優で元宝塚歌劇団月組男役トップスターである。

富山県富山市出身。富山県立富山工業高等学校卒業。公称身長165センチ(最近のプロフィールでは162センチ)、血液型O型。愛称「ウタコ」。

趣味は「ものを作ること全般」、特に編み物料理[1]

略歴

高校卒業を待ち宝塚音楽学校受験・合格、1974年宝塚歌劇団に入団。60期生。『虞美人』で初舞台。

「プロのダンサーになりたくて、宝塚がどういうところかよく知らず受験したと本人は語っている。[2]芸名は出身地の富山県を代表する山のひとつである剱岳に由来。[3]

同期に元女優の遥くらら(元星・雪娘役トップ)、大浦みずき(元花組男役トップ)、専科の磯野千尋(元花組組長)がいる。月組に配属された。

公称身長のとおり小柄で(1985年以降就任の男役トップでは最も身長が低い)、初舞台当初は目立った存在ではなかったが1976年の『ベルばらIII』配役変更公演の小公子や1977年の『風と共に去りぬ』(初演)新人公演アシュレ役と役付きも着実にランクアップしやがて当時のトップスターにして副組長兼任だった榛名由梨主演『隼別王子の叛乱』で新人公演初主演。

ステージに関しては一徹で厳格であったが、オフステージではファンのみならず多くの組子に親切で気遣いを欠かさなかったという(久世星佳麻路さき若央りさ轟悠真織由季天海祐希など当時月組組子であったものの談話より)。[4]

1985年、大地真央の後を受け月組のトップスターになる。相手役にはこだま愛が就き、トップ披露公演は『ときめきの花の伝説/ザ・スィング』。

以降1990年まで5年半、トップを務めた。1990年サヨナラ公演『川霧の橋/ル・ポアゾン』東京公演千秋楽をもちこだま共々退団。

宝塚退団後は、舞台を中心にコンサートや映像と活動の幅を拡げ(一時期、舞台以外の活動では平仮名の「つるぎみゆき」名義で出演していた)。近年は故郷・富山にてラジオ番組のパーソナリティも務めており、人気を博している。

主な出演作に「蜘蛛の巣」(菊田一夫演劇賞)「ヴェニスの商人」「グッバイガール」「シラノ・ド・ベルジュラック」「國語元年」「サド侯爵夫人」「カーネギーの日本人」(東京芸術劇場ミュージカル月間個人優秀賞)「兄おとうと」「この森で、天使はバスを降りた」(読売演劇大賞優秀女優賞)「剣幸kohibumi concert」などがある。また、2011年春全国公開されたディズニー長編アニメーション第50作記念作品「塔の上のラプンツェル」では、ヒロインの母・ゴーテルの吹替を担当している。

2011年よりオーバード・ホール名作ミュージカルシリーズに連続して出演。第1弾「回転木馬」では特別出演としてネティ役、第2弾「ハロー・ドーリー!」ではタイトルロールのミセス・ドーリー ギャラガー リーヴァイ役、第3弾「ME AND MY GIRL」では25年ぶりに主役ビルを熱演し、会場をおおいに盛り上げた。[5]

人物・エピソード

  • 宝塚音楽学校の入学試験で特技をやってくださいと言われ、側転をやった。[6]
  • 音楽学校の入学式にギリギリで到着してしまい、案内された席に慌ててついたものの後ろから2番目でほとんど目立たなかったという。[7]
  • 下級生時代、幾度となく野川由美子と人違いされた。これには剣・野川両者の顔立ち・生活圏が関西地方にあったこと(剣=宝塚歌劇団所属、野川=夫が当時関西テレビ放送勤務だった)も背景にあった。[8]
  • 大の魚嫌い。一番嫌いなものはちりめんで「死骸の山」だと本人談。また『心中・恋の大和路』で鯛のお頭つきが出てくるシーンでは、スタッフに頭をさげて小道具の鯛を蒲鉾に変えてもらったという逸話がある。[9]
  • 1988年、榛名の退団公演『戦争と平和』(星組・宝塚大劇場公演)でのサヨナラショーの際、女役の扮装をした剣が登場し榛名とデュエットダンスを踊る、という"サプライズ"があった。他組の現役トップの、しかも女役としての特別出演だった。[10]
  • 2009年12月2日に行われた宝塚60期生同期であった大浦みずき(同年11月14日逝去)のお別れ会の弔辞は三浦朱門阿川佐和子植田紳爾、剣が担当した。[11]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

月組時代

  • 1976年5月、『スパーク&スパーク』/『長靴をはいた猫』新人公演:次男・ミシェル役(本役:江夏淳
  • 1976年8月、『ベルサイユのばらⅢ』(東宝)小公子役[12]
  • 1977年3月、『風と共に去りぬ』新人公演:アシュレ・ウィルクス役(本役:瀬戸内美八
  • 1977年9月、『わが愛しのマリアンヌ』新人公演:ヴァレール中尉役(本役:瀬戸内美八)/『ボーイ・ミーツ・ガール』
  • 1978年6月、『マリウス』(バウ)ブラン氏役
  • 1978年8月、『隼別王子の叛乱』安麻役[12]新人公演:隼別王子役(本役:榛名由梨)/『ラブ・メッセージ』 *新人公演初主演
  • 1979年2月、『日本の恋歌』/『カリブの太陽』新人公演:ジェフ役(本役:榛名由梨) *新人公演主演
  • 1979年4月、『隼別王子の叛乱』安麻役/『ラブ・メッセージ』(福岡特別)
  • 1979年9月、『恋とかもめと六文銭』(バウ)権六役
  • 1979年11月、『バレンシアの熱い花』新人公演:ラモン・カルドス役(本役:順みつき)/『ラ・ベル・たからづか』(東宝)
  • 1980年1月、『アンジェリク』ニコラ役(少年時代)、新人公演:ジョフレ・ド・ペイラック役(本役:榛名由梨)/『仮面舞踏会』 *新人公演主演
  • 1980年6月、『スリナガルの黒水仙』ダーラ役、新人公演:ラムヒ王子/チャンドラー役(本役:榛名由梨)/『クラシカル・メニュー』
  • 1981年1月、『ジャンピング!』/『新源氏物語』柏木役、左馬頭役(2役)、新人公演:惟光役、夕霧役(本役:大地真央
  • 1981年2月、『ディーン』(バウ・東京特別)ベン役
  • 1981年6月、『白鳥の道を越えて』ルーポ、新人公演:ロベルト・オートヴィル役(本役:榛名由梨)/『ザ・ビッグ・アップル』 *新人公演主演
  • 1981年11月、『天明ふぁんたじい』(バウ)齋藤十郎兵衛役
  • 1982年2月、『あしびきの山の雫に川島皇子役、新人公演:天武帝(大海人皇子)役(本役:榛名由梨)/『ジョリー・シャポー』 *新人公演主演
  • 1982年5月、『白鳥の道を越えて』パウロ/『ザ・ビッグ・アップル』(全国ツアー)
  • 1982年8月、『シブーレット』(バウ)オリヴィエ・メトラ役
  • 1982年10月、『愛限りなく』利太郎役/『情熱のバルセロナ』ラファエル役
  • 1983年3月、『春の踊り』/『ムーンライト・ロマンス』ロベール役
  • 1983年6月、『恋と十手と千両箱』(バウ)銀次郎役 *バウホール公演初主演
  • 1983年11月、『翔んでアラビアンナイト』サレール役/『ハート・ジャック』
  • 1984年1月、『夜霧のモンパルナス』(バウ)モジリアニ役 *バウホール公演主演
  • 1984年5月、『沈丁花の花道』堀郷之助/『ザ・レビューⅡ』
  • 1984年9月、『南太平洋』(バウ)エミール・ドベック役 *バウホール公演主演
  • 1984年11月、『ガイズ&ドールズ』ネイサン・デトロイト役
  • 1985年5月、『二都物語』チャールズ・ダーネイ役/『ヒート・ウェーブ』

月組トップ時代

  • 1985年9月、『南太平洋』(全国ツアー)エミール・ドベック役
  • 1985年11月、『ときめきの花の伝説』ジャン・マリオ・バレンタイン役/『ザ・スィング』
  • 1986年5月、『百花扇』/『哀愁』ロイ・クローニン役
  • 1986年11月、『パリ、それは悲しみのソナタ』ジェフ・コステロ役/『ラ・ノスタルジー
  • 1987年1月、『スウォード・フラッシュ!』(バウ・東京特別・中日)
  • 1987年5月・11月、『ME AND MY GIRL』ウィリアム・スナイブスン役
  • 1988年2月、『ME AND MY GIRL』(中日)ウィリアム・スナイブスン役
  • 1988年5月、『南の哀愁』ジョン・マクレディ役/『ビバ!シバ!』
  • 1988年11月、『恋と霧笛と銀時計』水野銀次郎役/『レインボー・シャワー』
  • 1989年1月、『心中・恋の大和路』(バウ)亀屋忠兵衛役
  • 1989年5月、『新源氏物語』光源氏役/『ザ・ドリーマー』
  • 1989年9月、『ウォーターフロント・ララバイ』(バウ)
  • 1989年11月、『天使の微笑・悪魔の涙』ファウスト博士役/『レッド・ホット・ラブ』
  • 1990年2月、『大いなる遺産』フィリップ・ピリップ役/『ザ・モダーン』
  • 1990年8月、『川霧の橋』幸次郎役/『ル・ポアゾン 愛の媚薬*退団公演

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台・コンサート

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

  • 「ノーマル・ハート/ディスティニー・オブ・ミー」(朗読劇)
  • 「異邦人」ウォルディーン役(シアタードラマシティ
  • 「ドラマチックジョイントコンサート」
  • クリスマスディナーショー

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

  • 「うた会~アクト・歌・朗読でつづる空間ドラマvol.5 あなたと夜と音楽と?」(博品館劇場
  • こまつ座「兄おとうと」吉野玉乃役(紀伊國屋ホール 他)

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

  • 「剣幸kohibumi concert in MUSICASA」(1/11(金) 代々木上原ムジカーザ)
  • 「宝塚歌劇100周年に向けて」トークショー(2/3(日) 宝塚文化創造館)
  • ME AND MY GIRL」主演・ビル・スナイブスン役(2/28(木)~3/3(日) オーバードホール
  • 「トークショー~ショーほど素敵なものはない!」(4/13(土) /7/27(土) 池袋コミュニティカレッジ)*予定
  • 「凪の樹海」(7/3(水)~7/7(日) 下北沢ザ・スズナリ)*予定
  • 大阪よみうり文化センターディナートーク「私のタカラヅカ」(8/10(土) 大阪・太閤園ガーデンホール)*予定
  • ハロー・ドーリー!」(再演)主演・ドーリー役(8/16(金)~18(日) オーバードホール / 23(金)~25(日) 東京芸術劇場プレイハウス)*予定
  • 「DREAM, A DREAM~宝塚歌劇100周年前夜祭」(10/12(土)~27(日) 東急シアターオーブ/11/2(土)~17(日) 梅田芸術劇場)*予定

テレビ

ラジオ

  • FMとやま「告白しちゃいます!虎平太&剣幸のkohibumi radio!」(2010年10月より)
  • FMとやま「剣幸のkohibumi通信」(2011年10月より)ツール・ド・フライデー内、第2・4金曜

映画

  • Going West 西へ…(監督・向井寛)(1997年)
  • 青の瞬間(監督・草野陽花) (2001年)
  • 海の夢、都会の虚(監督・秋原正俊)(2004年)
  • Break Out」(監督・秋原正俊)(2005年)
  • 塔の上のラプンツェル(ディズニー)マダム・ゴーテル役吹替え(2011年)

CD・本・ビデオ・DVD

  • ビデオ「新たなる旅立ち」(1991年)
  • ビデオ「ON STAGE」(1991年)
  • CD「ラストダンスは私に」岩谷時子シャンソン詩集(1992年)
  • シングルCD「流星の丘」(1992年)
  • 本「メリーゴーランドのように」(1992年)
  • ビデオ「テレビはメリーゴーランド」(1993年)
  • シングルCD「今、あなたへの歌/アメリカンドリームをこの手に」(1997年)
  • ビデオ「うた会」(1999年)
  • ビデオ「うた会」(2000年)
  • ビデオ「うた会」(2001年)
  • ビデオ「うた会」(2003年)
  • DVD「美しい罠」(2007年)
  • DVD、CD「蝶々さん」(2007年)

CM

ナレーション

  • NHK「遠くにありて日本人」「にっぽん釣りの旅」「地球ウォーカー」

脚注

  1. ^ 情報紙ターミナル第15号(2003年3月発行)インタビュー
  2. ^ 1992年「メリーゴーランドのように (Soiree books)」剣幸 (著)(出版社: 東宝映像事業部)
  3. ^ 退団記念ビデオ「剣幸/愛と夢をありがとう」(制作・発売:宝塚音楽出版㈱)富山ロケにて本人が語る。
  4. ^ 1990年11月号「宝塚グラフ」・剣幸、その思い出と送る言葉 12月号「歌劇」・剣幸を送る言葉より
  5. ^ オーバード・ホール2013年8月公演「ハロー・ドーリー!」特設サイト キャスト・プロフィールより
  6. ^ 1992年「メリーゴーランドのように (Soiree books)」剣幸 (著)(出版社: 東宝映像事業部)
  7. ^ 1992年「メリーゴーランドのように (Soiree books)」剣幸 (著)(出版社: 東宝映像事業部)
  8. ^ 1993年8月17日(火)中日新聞に「ウィアー・ザ・ワールド」の紹介記事があり、野川と剣は「二人、似てるんじゃない?」と周囲の声。「それなら一度、共演してみては?」と実現したのがこの公演との記述がある。翌年も共演している。
  9. ^ 2013年2月 「宝塚歌劇100周年に向けて」トークショー(宝塚文化創造館)にて語る。
  10. ^ 1990年7月13日(金)サンケイスポーツ「榛名由梨のOh!タカラヅカ」(毎週金曜日掲載されていた榛名のコラム)
  11. ^ 「kohibumi concert 2010」で語る。大浦を想い「会いたい」を歌った。
  12. ^ a b 大地真央と役替わり

外部リンク