「彼女が水着にきがえたら」の版間の差分
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ツバメ号のクルーが溜まり場とする「クラブ・ヒッチ」に招かれた真理子と恭世は、壁に飾られた飛行機の写真に目を奪われる。その飛行機こそ、恭世と真理子が海底で見つけたDC-3であった。ことの真相を察知したツバメ号のクルーは恭世と真理子を問い詰め、飛行機の場所を問いただす。このDC-3にはツバメ号のクルーが長年追い続けてきた、ある物が積まれていた。 |
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彼らにクルーザーパーティの一行のところへ連れ戻してもらうが、真理子は文男に少しばかりの恋心を抱く。文男も真理子に淡い感情を抱き二人はいったん別れた。夜になり、船上パーティが開催されると、そこはどこもかしこも若い男女が付き合う[[合コン]]パーティになっていた。そして、真理子はそのパーティの主催者・山口から強引な誘いを受ける。逃げ回る真理子を執拗に追いかける山口のところへ、若い男たちの一団が現れ窮地の真理子を救い出す。救い出した男の名は吉岡文男。山口たちも文男たちを追跡し、海上、陸上と追激戦を繰り返す。そして、文男たちは山口たちを振り切り、「クラブ・ヒッチ」というバーにたどり着く。 |
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真理子と文男はすっかり意気投合し、着替えを済ませ、「クラブ・ヒッチ」へ向かう。すると、真理子を執拗に求めた山口が悠然と席に座っていた。驚愕する真理子に文男の仲間たちは、「女の子争奪ゲームだった」とどんちゃん騒ぎ。1人気分を害した真理子はその場から帰ろうとする。 |
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ところが、店内に飾ってある一枚の飛行機の写真を恭世が、「今日潜ったところで見た」とつぶやく。店内騒然となり、その場所はどこかと二人に詰め寄る。その飛行機とは[[朝鮮戦争]]のさなかに[[戦争]][[成金]]が宝を積んだまま海中に墜落した[[ダグラス・エアクラフト|ダグラス]][[DC-3]]型機でいまだ発見されていないというのだった。「馬鹿馬鹿しい」と話を信用しない真理子は文男にわずかな誤解といまだ捨てきれない恋心を残しつつその場を去る。それが、真理子と文男をめぐる宝捜しの大冒険活劇になるとは予想もつかないまま。 |
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== 出演 == |
== 出演 == |
2013年12月28日 (土) 00:18時点における版
彼女が水着にきがえたら | |
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監督 | 馬場康夫 |
脚本 | 一色伸幸 |
製作 |
三ツ井康 相賀昌宏 |
出演者 |
原田知世 織田裕二 |
音楽 | サザンオールスターズ |
撮影 |
長谷川元吉 中村宏治 |
編集 | 冨田功 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1989年6月10日 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『彼女が水着にきがえたら』(かのじょがみずぎにきがえたら)は、1989年に公開された原田知世主演の日本映画。
概要
『私をスキーに連れてって』、『波の数だけ抱きしめて』とともに、1980年代後半から1990年代前半にかけてのバブル景気時代に公開された、ホイチョイプロダクションズ原作の『ホイチョイ3部作』の第2作。
ウィンタースポーツをテーマにした前作とは代わってマリンスポーツをテーマにし、湘南エリアと東京湾内を中心にロケが行われた。バブル景気絶頂期の作品らしく、広告代理店の電通が中心になって行った、プロダクトプレイスメントを目的とした企業タイアップが非常に多いのが特徴である。
ストーリー
アパレルメーカーに勤める田中真理子は、同僚の恭世からクルーザーパーティに誘われる。相模湾でダイビング中、真理子と恭世は海底に沈んだ飛行機DC-3の残骸を見つけ、気を取られているうちにダイビング仲間とはぐれてしまう。遭難しかけた所を偶然通りかかったヨット船「ツバメ号」を操縦する大塚とクルーの吉岡文男に救出される。
ツバメ号のクルーが溜まり場とする「クラブ・ヒッチ」に招かれた真理子と恭世は、壁に飾られた飛行機の写真に目を奪われる。その飛行機こそ、恭世と真理子が海底で見つけたDC-3であった。ことの真相を察知したツバメ号のクルーは恭世と真理子を問い詰め、飛行機の場所を問いただす。このDC-3にはツバメ号のクルーが長年追い続けてきた、ある物が積まれていた。
出演
- 田中真理子:原田知世
- 吉岡文男:織田裕二
- 石井恭世:伊藤かずえ
- 高橋裕子:田中美佐子
- 大塚:谷啓
- 山口:伊武雅刀
- 浦野:竹内力
- ハロルド・ダック:安岡力也
- ジョン・リー:坂田明
- 「クラブ・ヒッチ」のマスター:白竜
- 謎の中国人:今井雅之
- 謎の中国人ボス:佐藤允
叶美香(当時の芸名は玉井美香)も出演している。
スタッフ
- 監督:馬場康夫
- 脚本:一色伸幸
- 製作者:三ツ井康、相賀昌宏
- プロデューサー:河井真也、茂庭喜徳
- エグゼクティブプロデューサー:村上光一、堀口壽一
- 原作:ホイチョイプロダクションズ
- 音楽:サザンオールスターズ
- テーマ曲:サザンオールスターズ「さよならベイビー」(ビクターTAISHITAレーベル)
- 挿入歌:サザンオールスターズ「ミス・ブランニュー・デイ」「思い過ごしも恋のうち」「みんなのうた」「C調言葉に御用心」、桑田佳祐「いつか何処かで (I FEEL THE ECHO)」
- 製作協力:ライトヴィジョン
- 製作:フジテレビジョン、小学館
- 協賛:西武自動車販売、三菱自動車、京浜急行電鉄、浦安マリーナ、トヨタ自動車、富士重工
プロダクトプレイスメントで登場するアイテム
- ヘリコプター:ロビンソン R22 Mariner
- アマゾン号:50フィート級クルーザー 「リーバ50 スーパーアメリカ」
- ツバメ号:30フィート級クルーザー「バンドフェ」
- 小型ボート:KAWASAKI 「JETMATE」
- 潜水艇:カナダ製 「スポーツ・サブ」
- 水上オートバイ:KAWASAKI 「JS 550 SX」
- 水上オートバイ:KAWASAKI 「X-2」
- 水中スクーター:アポロスポーツ 「AV-1」
- 金属探知機:ホワイト・エレクトロニクス社製
- 水中無線機:マスク部位は軍用マスクを転用
- ホーバークラフト:住友ジェットホバー
- 山口の愛車:サーブ・900
- 裕子の愛車:トヨタ・ハイラックスサーフ
- 吉岡の愛車:トヨタ・セリカ・コンバーチブル
- アマゾン号の装備運搬車:三菱・ミラージュ、スバル・ドミンゴ
- 謎の中国人の移動車:三菱ふそう・ザ・グレート
- 飲用するビール:バドワイザー
- 衣類:オンワード
ロケ地
エピソード
- 海の中のシーンは相模湾ではなく沖縄で撮影された。
- マリンスポーツがテーマの映画にもかかわらず、相模湾ロケの時期の都合から海のシーンの多くが曇り空である。
- カーチェイスのシーンで道路交通法に違反する部分がある為、映画の最後に注釈が書かれている。
- 水上オートバイとボートのチェイスのシーンで海上交通安全法に違反する部分がある為、同じく映画の最後に注釈が書かれている。
- ヨットの名称ツバメ号とアマゾン号はアーサー・ランサムの児童文学へのオマージュである。
関連商品
- VHS
- 「彼女が水着にきがえたら」(1991年6月21日)
- DVD
- 「彼女が水着にきがえたら」(2003年11月19日)
関連項目
- バブル景気
- デニス・コナー
- 彼女がトカゲに喰われたら - アメリカ映画。原題は「Demon of Paradise」。