コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「小林照夫」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
'''太字文''' 小林 照夫(こばやし てるお、[[1941年]] ‐ )は日本の[[歴史学者]]、[[関東学院大学]]名誉教授。博士([[社会学]])。専門研究領域は英国史、港湾史、都市史。
== 見出しタイトル ==
== 小林 照夫'''(こばやし てるお)、[[1941年]] ‐ )
==
日本の[[歴史学者]]、[[関東学院大学]]名誉教授。博士([[社会学]])。専門研究領域は英国史、港湾史、都市史。
==来歴==
==来歴==
神奈川県生まれ。1969年関東学院大学大学院経済学研究科修士課程修了、今野国雄に師事。1978から79年英国・[[エディンバラ大学]]大学院経済学研究科留学、指導教授J.N.Wolfe。関東学院大学文学部教授、同大学大学院文学研究科指導教授、2011年3月定年退職、その間、中国青年政治学院経済管理系客員教授、英国・スターリング大学養殖研究所(the Institute of Aquaculture)客員教授、日韓次世代国際学術大会諮問教授(韓国・東西大学校委嘱)、[[日本大学]]大学院商学研究科非常勤講師、[[同志社女子大学]]大学院国際社会システム研究科嘱託講師等。学会活動では日本港湾経済学会会長、日本経済学会連合評議員等を歴任。
神奈川県生まれ。1969年関東学院大学大学院経済学研究科修士課程修了、今野国雄に師事。1978から79年英国・[[エディンバラ大学]]大学院経済学研究科留学、指導教授J.N.Wolfe。関東学院大学文学部教授、同大学大学院文学研究科指導教授、2011年3月定年退職、その間、中国青年政治学院経済管理系客員教授、英国・スターリング大学養殖研究所(the Institute of Aquaculture)客員教授、日韓次世代国際学術大会諮問教授(韓国・東西大学校委嘱)、[[日本大学]]大学院商学研究科非常勤講師、[[同志社女子大学]]大学院国際社会システム研究科嘱託講師等。学会活動では日本港湾経済学会会長、日本経済学会連合評議員等を歴任。

2015年5月17日 (日) 06:32時点における版

太字文 小林 照夫(こばやし てるお、1941年 ‐ )は日本の歴史学者関東学院大学名誉教授。博士(社会学)。専門研究領域は英国史、港湾史、都市史。

来歴

神奈川県生まれ。1969年関東学院大学大学院経済学研究科修士課程修了、今野国雄に師事。1978から79年英国・エディンバラ大学大学院経済学研究科留学、指導教授J.N.Wolfe。関東学院大学文学部教授、同大学大学院文学研究科指導教授、2011年3月定年退職、その間、中国青年政治学院経済管理系客員教授、英国・スターリング大学養殖研究所(the Institute of Aquaculture)客員教授、日韓次世代国際学術大会諮問教授(韓国・東西大学校委嘱)、日本大学大学院商学研究科非常勤講師、同志社女子大学大学院国際社会システム研究科嘱託講師等。学会活動では日本港湾経済学会会長、日本経済学会連合評議員等を歴任。

論点―スコットランド独立住民運動―

2014年9月18日に、スコットランド独立の賛否を問う住民投票が行われた。Scottish National Party(スコットランド国民党)が掲げたスローガン「スコットランドの独立」を願う人たちにとっては残念な結果に終わったが、この選挙を通して、日本人も多くのことを学んだ。有権者約85%の投票率、その数字は「議会制民主主義が形骸化した」と嘆いている多くの人たちに希望を与えた。また、選挙民の独立に対するNOとYESの毅然とした態度、その背景には地域や組織での議論も忘れてはならない。その意味でも、この度のスコットランドの選挙、重要事項は国民(今回の場合は領域的住民)という手立ては、集団的自衛権の解釈の変更などで現代史が大きく変わろうとしている日本にも教訓を与えてくれた。尚、小林照夫の「スコットランド独立住民投票の論点」については、2014年9月26日付『毎日新聞』(朝刊、聞き手中西啓介)の記事が参考になる。

―日本とスコットランドのレシプロシティー(互恵)―

「スコットランドの独立の住民投票」がニュースになったことやNHKの朝のドラマ『マッサン』が人気を博していることもあって、最近スコットランドのことがテレビや新聞等で取り上げられている。日本の近代化に際してのスコットランド人の役割は大きく、伊藤博文がヒュー・マセソンを介してスコットランドから人材を受け入れた。小林照夫の最近の論稿「日本の近代化に貢献した『連合王国』のお雇い外国人―明治維新政府がスコットランドで実現したレシプロシティー」(『互恵と国際交流』第1巻、編集責任矢嶋道文、クロスカルチャー出版、2014年9月)は、日本とスコットランドの互恵を通して日本の近代化を描いたものである。それは日本とスコットランドを考える一つの視点でもある。

著書

単著

  • 『スコットランド産業革命の展開―エディンバラ経済圏を中心に』 八千代出版、1981年
  • 『巨大都市と漁業集落―横浜のウォーターフロント』 成山堂書店、1992年(日本港湾経済学会北見賞)
  • 『スコットランド首都圏形成史―都市と交通の文化史論』 成山堂書店、1996年
  • 『日本の港の歴史-その現実と課題』(交通ブックシリーズ) 成山堂書店、1999年
  • 『スコットランドの都市―英国にみるもう一つの都市形成の文化史論』 白桃書房、2001年(日本都市学会奥井記念賞)
  • 『近代スコットランドの社会と風土―<スコティッシュネス>と<ブリティッシュネス>の間で』 春風社、2011年

編著(監修・共編著を含む)

  • 『近代史へのアプローチ―西洋と日本』 八千代出版、1983年
  • 『イギリス近代史研究の諸問題―重商主義時代から産業革命へ』 丸善、1985年
  • 『蒼穹の下漁鱗耀けし地―柴漁業協同組合史』 (清算法人)柴漁業協同組合発行、1990年
  • 『知性の社会と経済―湘南学派への模索』 時潮社、1997年
  • 『歴史としての近代―西洋と日本の史的構造』 八千代出版、1998年
  • 『貿易と港―取引と情報の革新』 成山堂書店、1998年
  • 『現代日本経済と港湾』 成山堂書店、2001年
  • 『社会経済と港湾』(現代港湾シリーズⅠ) パールロード、2004年
  • 『国際物流と港湾』(現代港湾シリーズⅡ) パールロード、2004年
  • 『集客戦略と港湾』(現代港湾シリーズⅢ) パールロード、2004年 
  • 『研究者たちの港湾と貿易』 成山堂書店、2009年
  • 『港都横浜の文化論』 関東学院大学出版、2009年
  • 『村山商店社史―創業140周年記念』㈱村山商店、2013年

事典

  • 『横浜市研究者年鑑』(1988年版)(共編)、横浜市研究者年鑑刊行委員会発行、丸善発売、1988年
  • 『話題源英語』(分担執筆)、とうほう、1989年
  • 『港湾産業事典』(共編)、成山堂書店、1993年
  • 『スコットランド文化事典』(分担執筆)、原書房、2006年
  • 『海と空の港大事典』(日本港湾経済学会編 共編・分担執筆)成山堂書店、2011年
  • 『イギリス文化事典』(イギリス文化事典編集委員会編・分担執筆)丸善、2014年

参考

  • 紀田順一郎他編『現代日本執筆者大事典』77/82、1984年、日外アソシエーツ(株)
  • Who'sWho in the World 1996,13th Edition,MARQUIS Who'sWho,A Reed Reference Company.
  • ''Dictionary of International Biography;A Biographical Record of Contemporary Achievement,'Twenty-Fifth Edition,International Biographical Centre,Cambridge, England,1997.
  • 「小林照夫先生の略歴と業績リスト」『紀要』第120・121号合併号下巻、関東学院大学文学部人文学会、2010年、259-295頁。
  • 「小林照夫先生の略歴と業績リスト 関東学院大学文学部 紀要 第120・121号合併号 下巻(2010)」 関東学院大学. 2014年10月14日閲覧
');