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'''Open Directory Project''' ('''ODP''')は、[[ネットスケープ・コミュニケーションズ]]社が[[ボランティア]]方式で運営ている世界最大の[[ウェブディレクトリ]]である。
'''Open Directory Project''' は、[[ボランティア]]方式で運営されている世界最大の[[ウェブディレクトリ]]である。
[[ドメイン名]]には、'''D'''irectory '''Moz'''illa を略したDMozを使ている。
'''ODP''' の[[ドメイン名]]には、'''D'''irectory '''Moz'''illa を略したDMozいられている。また、[[ミラーサイト]]のドメイン名には、その初期の名称のひとつである '''Newhoo''' がある。


ODPに登録されている[[ウェブサイト]]は[[カテゴリ]]に分類され、カテゴリは担当の[[エディタ]]によって管理されている。エディタをボランティアによるというやり方は[[オックスフォード英語辞典]]での先例を[[World Wide Web]]での[[索引]]作りに取り入れたものである。
ODPに登録されている[[ウェブサイト]]は[[カテゴリ]]に分類され、カテゴリは担当の[[エディタ]]によって管理されている。エディタをボランティアによるというやり方は[[オックスフォード英語辞典]]での先例を[[World Wide Web]]での[[索引]]作りに取り入れたものである。


ODPは、[[オープンコンテント]]であり、その成果は[[Resource Description Framework|RDF]]の形で毎週供給され、ライセンスを遵守する限り、無料で利用することができる。言語ごとやカテゴリごとなど、自由に改変して利用することが認められているため、<!--これは、[[インターネット]]の基本的な考え方である[[分散型]]と一致する。-->
ODPは、[[オープンコンテント]]であり、その成果は[[Resource Description Framework|RDF]]の形で毎週供給され、ライセンスを遵守する限り、無料で利用することができる。言語ごとやカテゴリごとなど、自由に改変して利用することが認められているため、
*掲載サイトのトップページが縮小表示される[[Thumbshot]]という発展形態
*掲載サイトのトップページが縮小表示される[[Thumbshot]]という発展形態
*[[多言語ディレクトリ]]である ODP から日本語階層だけ抽出した[[CustomDir]]
*[[多言語ディレクトリ]]である ODP から日本語階層だけ抽出した[[CustomDir]]
というODPデータの二次著作物の配布サイトが登場した。
というODPデータの二次著作物の配布サイトが登場した。


== 歴史 ==
==沿革==
ODPは、その初期の名称である Gnuhoo や Newhoo が示すように、
当時先行していたウェブディレクトリである [[Yahoo!]] への不満から出発した。
その頃、Yahoo! の手法を[[ビジネスモデル]]とみなして、
ただ単にこれを真似ただけのウェブディレクトリが数多くあったが、
その大部分が淘汰され、現在では消滅してしまっている。
これらとは対照的に、ODP が発展できたのは、
ボランティアと無料配布という非[[商業]]化によるところが大きい。

==年表==
* 1998年06月 Rich Skrenta と Bob Truel が Gnuhoo を開始
* 1998年06月 Rich Skrenta と Bob Truel が Gnuhoo を開始
* 1998年11月 [[ネットスケープ・コミュニケーションズ|Netscape]] が NewHoo Community Directory Project を取得
* 1998年11月 [[ネットスケープ・コミュニケーションズ|Netscape]] が NewHoo Community Directory Project を取得

2004年7月28日 (水) 00:00時点における版

Open Directory Project は、ボランティア方式で運営されている世界最大のウェブディレクトリである。 ODPドメイン名には、Directory Mozilla を略したDMozが用いられている。また、ミラーサイトのドメイン名には、その初期の名称のひとつである Newhoo がある。

ODPに登録されているウェブサイトカテゴリに分類され、カテゴリは担当のエディタによって管理されている。エディタをボランティアによるというやり方はオックスフォード英語辞典での先例をWorld Wide Webでの索引作りに取り入れたものである。

ODPは、オープンコンテントであり、その成果はRDFの形で毎週供給され、ライセンスを遵守する限り、無料で利用することができる。言語ごとやカテゴリごとなど、自由に改変して利用することが認められているため、

というODPデータの二次著作物の配布サイトが登場した。

沿革

ODPは、その初期の名称である Gnuhoo や Newhoo が示すように、 当時先行していたウェブディレクトリである Yahoo! への不満から出発した。 その頃、Yahoo! の手法をビジネスモデルとみなして、 ただ単にこれを真似ただけのウェブディレクトリが数多くあったが、 その大部分が淘汰され、現在では消滅してしまっている。 これらとは対照的に、ODP が発展できたのは、 ボランティアと無料配布という非商業化によるところが大きい。

年表

  • 1998年06月 Rich Skrenta と Bob Truel が Gnuhoo を開始
  • 1998年11月 Netscape が NewHoo Community Directory Project を取得
  • 1999年01月 Netscape Open Directory が正式オープン
  • 2000年03月 Google が ODP を採用
  • 2001年08月 Google日本語がODP日本語階層を採用
  • 2003年12月 掲載サイト数が400万件を突破
  • 2004年05月 CustomDir が一般公開を開始

各国語別の利用状況

  • 2003年9月現在、Open Directory Project が対応する言語の数は、71ヶ国語に上る。
  • 2004年7月現在、カテゴリ数は日本語階層だけで1万以上、全言語での総数は59万以上。

外部リンク