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「マツダ・パークウェイ」の版間の差分

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* [[1977年]]11月 マイナーチェンジ。ディーゼルエンジンを3000ccに変更。マツダのエンブレムも'''MAZDA'''から現在の'''mazda'''に変更される。
* [[1977年]]11月 マイナーチェンジ。ディーゼルエンジンを3000ccに変更。マツダのエンブレムも'''MAZDA'''から現在の'''mazda'''に変更される。
==== パークウェイロータリー26 ====
==== パークウェイロータリー26 ====
普通[[乗用車]]の[[マツダ・ルーチェ|ルーチェ]]や[[マツダ・コスモ|コスモAP]]と同型の13B型ロータリーエンジンを搭載している。2835kgという重量にもかかわらず、最高速度120km/hで走行可能である。グレードは26人乗りのDXと、13人乗りのスーパーDXがあった。
普通[[乗用車]]の[[マツダ・ルーチェ|ルーチェ]]や[[マツダ・コスモ|コスモAP]]と同型の13B型ロータリーエンジンを搭載している。2835kgという重量にもかかわらず、最高速度120km/hで走行可能である。グレードは26人乗りのDXと、13人乗りのスーパーDXがあった。クーラーと保冷庫がオプションで装備できたが、発電機と保冷庫を車内後部に設置したためスペースがないDXは定員が4人減の22人乗りになっている


[[マニュアルトランスミッション]]には、前述の乗用車と同様、低回転域での運転性を改善する「トルクグライド」と称する[[流体継手]]が追加されている。これは[[エンスト|エンジンストール]]やスナッチ(ガク・ブル)を防ぐ目的で採用されたもので、[[トルクコンバーター]]のような[[トルク]]増幅機能は無い。これにより、[[シフトレバーの配置|シフトパターン]]には、拘束用のパーキングポジションが追加されている。
[[シフトレバー]]はコラムシフトで[[マニュアルトランスミッション]]には、前述の乗用車と同様、低回転域での運転性を改善する「トルクグライド」と称する[[流体継手]]が追加されている。これは[[エンスト|エンジンストール]]やスナッチ(ガク・ブル)を防ぐ目的で採用されたもので、[[トルクコンバーター]]のような[[トルク]]増幅機能は無い。これにより、[[シフトレバーの配置|シフトパターン]]には、拘束用のパーキングポジションが追加されている。


ロータリーエンジンのスムーズな回転による低振動と静粛性、さらに曲線を多用したデザインがこのバスの売りであったが、18.3kg-m/4000rpmというエンジンスペックに現れているとおり、高回転型の特性のうえ、[[燃費]]経済性においても[[ディーゼルエンジン]]には太刀打ちできず、販売は不振であった。総販売台数はわずか44台、2年間の生産のみで終わっている。
タコメーターが標準装備されロータリーエンジンのスムーズな回転による低振動と静粛性、さらに曲線を多用したデザインがこのバスの売りであったが、18.3kg-m/4000rpmというエンジンスペックに現れているとおり、高回転型の特性のうえ、[[燃費]]経済性においても[[ディーゼルエンジン]]には太刀打ちできず、販売は不振であった。総販売台数はわずか44台、2年間の生産のみで終わっている。


[[消防]]の通信車両として、[[広島県]][[広島市]]や[[静岡県]][[浜松市]]に導入されたが、現在は不明。
[[消防]]の通信車両として、[[広島県]][[広島市]]や[[静岡県]][[浜松市]]に導入されたが、現在は不明。
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*[[マツダ・タイタン]]
*[[マツダ・タイタン]]
*[[ミニ四駆]]([[タミヤ]]) 2代目後期型がイベントキャラバンカー「ダッシュワゴン」として使用された。
*[[ミニ四駆]]([[タミヤ]]) 2代目後期型がイベントキャラバンカー「ダッシュワゴン」として使用された。



== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.mazda.co.jp/philosophy/history/greatcar/p7.html マツダの名車たち 小型バス編(マツダ公式サイト)]
* [http://www.mazda.co.jp/philosophy/history/greatcar/p7.html マツダの名車たち 小型バス編(マツダ公式サイト)]
* [http://minkara.carview.co.jp/en/userid/232669/blog/25622795/ SHIFT_C33-NEO STYLE VER.2 激レアなはたらくクルマ]   


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2016年8月9日 (火) 01:24時点における版

マツダ・パークウェイ (Mazda Parkway) は、マツダから発売されたマイクロバス。主に送迎用(自動車教習所企業など)として用いられた。車体は西日本車体工業製。

歴史

初代(1972-1982年)

  • 1972年4月 ライトバスの後継としてパークウェイ26が、クラフト・ライトバスの後継としてパークウェイ18が登場。トラックのタイタンをベースとし、エンジンは2000ccのガソリンと2500ccのディーゼルを搭載。パークウェイ26とパークウェイ18はフロントグリルのデザインが異なる。テールランプはファミリアロータリークーペからの流用。
  • 1974年7月 ロータリーエンジン搭載のパークウェイロータリー26を追加設定。また、パークウェイ18が生産中止。
  • 1977年11月 マイナーチェンジ。ディーゼルエンジンを3000ccに変更。マツダのエンブレムもMAZDAから現在のmazdaに変更される。

パークウェイロータリー26

普通乗用車ルーチェコスモAPと同型の13B型ロータリーエンジンを搭載している。2835kgという重量にもかかわらず、最高速度120km/hで走行可能である。グレードは26人乗りのDXと、13人乗りのスーパーDXがあった。クーラーと保冷庫がオプションで装備できたが、発電機と保冷庫を車内後部に設置したためスペースがないDXは定員が4人減の22人乗りになっている。

シフトレバーはコラムシフトでマニュアルトランスミッションには、前述の乗用車と同様、低回転域での運転性を改善する「トルクグライド」と称する流体継手が追加されている。これはエンジンストールやスナッチ(ガク・ブル)を防ぐ目的で採用されたもので、トルクコンバーターのようなトルク増幅機能は無い。これにより、シフトパターンには、拘束用のパーキングポジションが追加されている。

タコメーターが標準装備されロータリーエンジンのスムーズな回転による低振動と静粛性、さらに曲線を多用したデザインがこのバスの売りであったが、18.3kg-m/4000rpmというエンジンスペックに現れているとおり、高回転型の特性のうえ、燃費経済性においてもディーゼルエンジンには太刀打ちできず、販売は不振であった。総販売台数はわずか44台、2年間の生産のみで終わっている。

消防の通信車両として、広島県広島市静岡県浜松市に導入されたが、現在は不明。

2代目(1982-1997年)

2代目パークウェイ
真室川町営バス 1996年10月撮影)
  • 1982年1月 登場。車名は単にパークウェイとなる。トラックタイタンをそのままバスにしたようなデザインだった。また、タイタン同様副変速機の2ウェイシフトが設定され、助手席用ドアも装備された。テールランプはBDファミリア前期型ハッチバックからの流用である。エンジンはレシプロの3000ccディーゼルのみ。初期型~中期型において、乗車定員25人乗りクラスのバスでは唯一、フロントガラスが部分強化ガラスであった(保安基準改正により、1987年のマイナーチェンジで合わせガラスへ変更される。)
  • 1984年5月 マイナーチェンジ。エンジンを3500ccに変更し、昭和58年排出ガス規制に適合。
  • 1987年 マイナーチェンジ。タイタンに合わせてヘッドライトが角型4灯となる。
  • 1990年 平成元年排ガス規制適合。
  • 1997年 販売終了。OEMによる存続もなく、マツダはバスの販売から完全に撤退した。

インドのスワラジマツダではこの型をベースとしたバスや救急車が、マツダとの関係が解消された現在も独自生産が続いている。

関連項目


外部リンク