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ファイル:Poertschach Halbinsel Landspitz Gazebo 31122008 78.jpg|ヴェルター湖畔のガゼボ(オーストリア) |
ファイル:Poertschach Halbinsel Landspitz Gazebo 31122008 78.jpg|[[ヴェルター湖]]畔のガゼボ(オーストリア) |
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ファイル:Seattle - Good Shepherd - gazebo.jpg|公園のあずまや(ガゼボ) |
ファイル:Seattle - Good Shepherd - gazebo.jpg|公園のあずまや(ガゼボ) |
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2017年6月10日 (土) 10:53時点における版

四阿(あずまや、しあ)、東屋(あずまや)とは庭園などに眺望、休憩などの目的で設置される簡素な建屋。「四阿」の「阿」は棟の意味で、四方に軒を下ろした寄棟、宝形造などの屋根を持つ建造物を意味する。唐風に「亭」(ちん)とも呼ばれる。和語の「あずまや」は東国風の鄙俗な建屋を意味する。
構造
柱だけで壁面をほとんど持たないか、持っていても簡素な造りのものが多い。開放的で眺望に優れるため、大名庭園や神苑、池の畔などに休憩所として設営された。屋根は寄棟など四方に軒を下ろしたもののほか、六角形や八角形の屋根を持つ宝形造のものが多く見られる。中国では寄棟造を「四阿頂」という。
風景を楽しむ場所のみならず、建物それ自体が庭園の風景にとけ込み、意匠として風景に雅趣を加えることもある。屋根は藁葺き、茅葺き、板葺きが多いが、瓦葺きや桧皮葺きの屋根を持つものもある。広さは4~5人が入れる程度のものであり、座席や欄干を設けることもある。
現代建築としては、公園や観光地に設置される西洋風の四阿(英語で「ガゼボ」という)が馴染み深い。
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ヴェルター湖畔のガゼボ(オーストリア)
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公園のあずまや(ガゼボ)
著名な四阿
- 卍字亭(桂離宮)
- 臨泉亭(好古園)