「新東名高速道路」の版間の差分
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|[[海老名南ジャンクション|海老名南JCT]] |
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|{{Ja Exp Route Sign|C4}} [[首都圏中央連絡自動車道]] |
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|style="background-color:#CCC" rowspan="2"|[[2018年]][[1月28日]]開通予定<ref name="press20171220">{{Cite web|url=http://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4211.html|title=E1A 新東名高速道路 海老名南JCTから厚木南IC間が 2018年1月28日(日)15時に開通します。 〜物流の効率化による生産性向上と地域開発の促進が期待されます〜|date=2017-12-20|accessdate=2017-12-20|publisher=中日本高速道路株式会社}}</ref>{{Refnest|group="注釈"|name="ebina-atsugi1"|当初は2016年度開通予定だった<ref name="ebina-atsugi2">{{Cite web |date=2016-04-21 |url=http://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/interview/125.html |title=2016年04月21日宮池社長定例会見 |publisher=中日本高速道路株式会社 |accessdate=2017-02-15}}</ref><ref name="ebina-atsugi3">{{Cite web |date=2016-04-21 |url=http://media2.c-nexco.co.jp/images/press_conference/125/76240686157185833e9a63.pdf |title=定例記者会見 資料1 |format=PDF |publisher=中日本高速道路株式会社 |page=2 |accessdate=2017-02-15}}</ref>。}} |
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|colspan="2"|[[海老名市]] |
|colspan="2"|[[海老名市]] |
2018年1月28日 (日) 06:28時点における版
高速自動車国道 (有料) | |
---|---|
E1A/E52/E69 新東名高速道路 | |
路線延長 | 253.2 km(建設予定延長) |
開通年 | 2012年(平成24年)4月14日 - |
起点 | 神奈川県海老名市(海老名南JCT) |
主な 経由都市 |
厚木市・伊勢原市・秦野市・御殿場市・裾野市・沼津市・富士市・富士宮市・静岡市・藤枝市・島田市・掛川市・磐田市・浜松市・新城市・豊川市・岡崎市 |
終点 | 愛知県豊田市(豊田東JCT) |
接続する 主な道路 (記法) |
C4 首都圏中央連絡自動車道 E1 東名高速道路 E70 伊豆縦貫自動車道 E52 中部横断自動車道 E69 三遠南信自動車道 E1A 伊勢湾岸自動車道 C3 東海環状自動車道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
新東名高速道路(しんとうめいこうそくどうろ、SHIN-TOMEI EXPWY)は、神奈川県海老名市から静岡県を経由し愛知県豊田市へ至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は新東名高速(しんとうめいこうそく、SHIN-TOMEI EXP)、新東名(しんとうめい)、第二東名(だいにとうめい)など。法律上の路線名は第二東海自動車道横浜名古屋線。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、本線が伊勢湾岸自動車道・新名神高速道路とともにE1A、清水連絡路が中部横断自動車道とともにE52、引佐連絡路が三遠南信自動車道とともにE69と各区間割り振られているが、各連絡路もE1Aが割り振られており重複ナンバリングとなっている[1]。
概要
東名高速道路と並行する道路として計画され、連絡路を介して相互に補完し合う計画とされている。新名神高速道路とともに、東京・名古屋・大阪を結ぶ日本の新しい大動脈として期待されており、伊勢湾岸自動車道を介して新東名神として一体で呼ばれる[2]。
法定路線の第二東海自動車道の起点は東京都であるが、新東名高速道路は首都圏中央連絡自動車道と接続する海老名南JCTが起点となり、海老名南JCT以東のルートや事業化は未定である。また、第二東海自動車道の終点は名古屋市であるが、豊田東JCT - 東海IC間は、東海IC - 四日市JCT間と合わせ伊勢湾岸自動車道として供用中であり、四日市JCTで新名神高速道路や東名阪自動車道に接続している。東海IC - 名港中央IC間は高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路の「伊勢湾岸道路」(名古屋環状2号線)であり、第二東海自動車道としては事業化されていない。
総事業費は約7兆円、全線開通時期は2020年度を予定している。
道路規格
道路規格は第1種第1級(設計速度120 km/h)であるが(浜松いなさJCT以西は暫定施工時 第1種第2級)、道路構造令にはない設計速度140 km/hを担保とした構造になっている。このため工事費用は割高になっているが、現在は規制速度100 km/h - 110 km/hで運用されている(設計速度と規制速度の決定についての詳細は設計速度の節を参照)。基本的には暫定4車線(完成6車線)で施工されており、一部区間は5車線や6車線に拡幅されているほか、トンネルや橋などの構造物は6車線分確保されている部分もある。ただし、浜松いなさJCT - 岡崎SA間は工費や工期削減のため、従来の4車線構造で施工されており、路肩部分も下記に示す幅は確保されていない。
- 構造規格 : 第1種第1級(海老名南JCT - 御殿場JCT、浜松いなさJCT - 豊田東JCTは暫定施工時: 第1種第2級)
- 設計速度 : 120 km/h
- 車線幅員 : 3.50 m-3.75 m
- 路肩
- 左側 : 2.50 m-3.00 m
- 右側 : 1.25 m-1.75 m
- 中央分離帯 : 2.25 m-4.50 m
- 最小曲率半径 : 標準値3,000 m
- 海老名南JCT - 伊勢原北IC : 1,500 m、伊勢原北IC - 秦野IC : 2,997 m、秦野IC - 御殿場JCT : 2,994 m
- 最急縦断勾配 : 標準値2.0 %
- 海老名南JCT - 厚木南IC : 1.4 %、厚木南IC - 伊勢原北IC : 2.1 %、秦野IC - 御殿場JCT : 3.0 %
- 車線数 : 4車線(用地買収6車線)
- 構造物比率 : 橋梁 32.4 %、トンネル 29.4 %
- 東名高速道路(参考値) : 橋梁 14.9 %、トンネル 3.0 %
設計速度
当初は、従来の高速道路よりも道路規格が高い設計速度140km/hで建設運用が計画されていたが[3]、道路構造令で設計速度140km/hは定められておらず、国土交通省が改正を要請していた。
新名神高速道路と同じく、道路規格は第1種第1級(設計速度120km/h)として建設され、規制速度も法定最高速度の100km/hが基本となっている。
警察庁は、国土交通省の担当者や学識者らをメンバーに加えた「規制速度決定の在り方に関する調査研究検討委員会」において、高速道路や一般道路の最高速度引き上げを2006年(平成18年)から3年がかりと長期間かけて検討を行ったが、高速道路の制限速度については「上限を上げるにはさらなる検証が必要で、直ちに上げる必要はない」と見送りという方針を示した[4]。ただし、有識者として会議に出席した交通工学が専門の中村英樹(名古屋大学大学院教授)は制限速度引き上げに肯定的なコメントを出している。
これに対し静岡県は、6車線化(前述)を前提とした法定速度140km/h化を国などに要望するとしている[5]。
2014年(平成26年)2月24日に静岡市で開かれた自民党の会合で警察庁を統括する国家公安委員会・委員長の古屋圭司は制限速度を120km/hに見直すことを検討することを表明し、翌日にはこの発言を受けて、静岡県知事の川勝平太も140km/hの設計速度にふれた上で、いきなり制限速度を140km/hにあげるのではなく、120km/hが妥当だという見解を示した。その後警察庁で行われた「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会」において、「新東名高速道路を始めとする高規格の高速道路については、設計速度120km/hで、かつ、片側3車線以上の道路などに関して、最高速度100km/hを超える速度への引き上げについて早急に検討を開始すべき」との提言がなされた[6]。
それを踏まえ、2016年(平成28年)3月24日、御殿場JCT - 浜松いなさJCT間において、2017年以降に試験的に最高速度を110km/hに引き上げると発表し[7]、同年10月23日には、試行的に最高速度を引き上げる区間を「新静岡IC - 森掛川IC間」 (50.5 km) とすることが発表された。2017年度にも実施され、1年以上をかけてデータ収集・分析が行われた上で、最高速度100km/hとした交通規制基準の見直しを検討するとしている[8]。
2017年(平成29年)9月28日、警察庁から「2017年11月1日から、新静岡IC - 森掛川ICで試験的に最高速度を110 km/hに引き上げる」との発表がされ、予定通り11月1日午前10時に実施された[9][10]。
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が である区間は既開通区間に存在する。
施設欄の背景色が である区間は未開通区間または未供用施設に該当する。
未開通区間の名称は海老名南JCTと厚木南ICを除く全て仮称である。 - スマートインターチェンジ (SIC) は背景色 で示す。
- 路線名の特記がないものは市道。
- バスストップ (BS) のうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 英略字は以下の項目を示す。
本線 (E1A)
清水連絡路 (E52/E1A)
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
BS | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
9-2 | 清水JCT | 東名高速道路 | 0.0 | - | |
9-1 | 清水いはらIC | 県道75号清水富士宮線(市道経由) | 1.8 | ||
9 | 新清水JCT | 本線 | 4.5 | - | |
E52中部横断自動車道 身延・増穂・双葉方面(事業中) |
引佐連絡路 (E69/E1A)
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
BS | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
三遠伊勢連絡道路(計画中) | |||||
17-1 | 三ヶ日JCT | E1 東名高速道路 | 0.0 | - | |
15-1 | 浜松いなさIC | 国道257号 | 11.0 | ||
15 | 浜松いなさJCT | E1A 本線 | 12.7 | - | |
E69三遠南信自動車道 鳳来峡方面 |
歴史
- 1987年(昭和62年)
- 6月30日 : 第四次全国総合開発計画の閣議決定により、第二東名自動車道として東京 - 名古屋間が高規格幹線道路に構想される[29][30]。
- 9月1日 : 国土開発幹線自動車道建設法の一部改正により、第二東海自動車道として東京都 - 名古屋市が国土開発幹線自動車道の予定路線となる[31]。
- 1989年(平成元年)
- 1991年(平成3年)12月3日 : 長泉沼津 - 東海間の整備計画が決定する[33]。
- 1993年(平成5年)
- 1996年(平成8年)12月27日 : 海老名南JCT - 秦野、御殿場JCT - 長泉沼津間の整備計画が決定する[33]。
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)12月24日 : 伊勢原市 - 秦野市間に施工命令が出る[33]。
- 2000年(平成12年)1月12日 : 伊勢原北IC - 秦野IC間の工事に着手する[39]。
- 2003年(平成15年)12月25日 : 第1回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)[40]で整備計画の変更(コスト削減)が決定する[41]。
- 2006年(平成18年)
- 2009年(平成21年)8月15日 : 8月11日に発生した駿河湾地震で東名高速道路が通行止になり、その影響で特に混雑が著しい大井川の渡河区間において、建設中の大井川橋を緊急通路として開放する[43][44]。
- 2011年(平成23年)
- 3月1日 : 静岡SAスマートIC、浜松浜北スマートIC(現・浜松SAスマートIC)の設置が許可される[45]。
- 3月11日 : 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、東名高速道路および並行する国道1号が通行止になり、建設中の藤枝岡部IC - 新富士ICの上り線を緊急輸送路として活用する[46][47]。
- 8月26日 : 道路名称が新東名高速道路に、御殿場JCT - 浜松いなさJCT間と清水連絡路および引佐連絡路の各施設の名称が正式決定する[48]。
- 11月2日 : 静岡SAスマートIC、浜松浜北スマートICの名称がそれぞれ静岡SAスマートIC、浜松SAスマートICに正式決定する[49]。
- 2012年(平成24年)4月14日 : 御殿場JCT - 浜松いなさJCT間、清水連絡路の清水JCT - 新清水JCT間、引佐連絡路の三ヶ日JCT - 浜松いなさJCT間がそれぞれ開通し、これまでに開通した日本の高速道路で一度の開通延長が最も長い区間となる約162kmが開通する[50]。
- 2014年(平成26年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年 (平成30年)
開通予定年度
※この情報は2017年12月現在の情報であり、工事の進捗状況によって前後する可能性がある。
車線・最高速度
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | ||
---|---|---|---|---|
大型貨物等 三輪・牽引 |
左記を除く車両 | |||
本線 | (海老名南JCT - 御殿場JCT間未開通) | |||
御殿場JCT - 長泉沼津IC | 4=2+2 | 80 km/h | 100 km/h (法定) | |
長泉沼津IC前後 | 6=3+3 | |||
長泉沼津IC - 新富士IC | 4=2+2 | |||
新富士IC前後 | 6=3+3 | |||
新富士lC - 新清水JCT | 4=2+2 | |||
新清水JCT - 新静岡IC | 5=2+3 | |||
新静岡IC - 静岡SA | 5=3+2 | 110 km/h (指定) | ||
静岡SA - 藤枝岡部IC | 5=2+3 | |||
藤枝岡部IC - 藤枝PA | 6=3+3 | |||
藤枝PA - 島田金谷IC | 4=2+2 | |||
島田金谷IC - 掛川PA | 6=3+3 | |||
掛川PA - 西郷TN | 5=2+3 | |||
西郷TN - 森掛川IC | 4=2+2 | |||
森掛川IC - 遠州森町PA | 5=2+3 | 100 km/h (法定) | ||
遠州森町PA - 浜松浜北IC | 4=2+2 | |||
浜松浜北IC - 浜松SA | 6=3+3 | |||
浜松SA - 岡崎SA | 4=2+2 | |||
岡崎SA - 豊田東JCT | 6=3+3 | |||
清水連絡路 | 清水JCT - 新清水JCT | 4=2+2 | 80 km/h (指定) | |
引佐連絡路 | 三ヶ日JCT - 浜松いなさJCT |
前述した通り、本路線は暫定4車線での供用となっており、路肩側に6車線化の為の用地が確保されている区間もある。一部区間では5車線や6車線に拡幅されている区間もあるが、現時点では付加車線扱いとなっている。
新静岡IC - 森掛川ICは試験的に最高速度が110 km/hに引き上げられた。この区間では大貨等・三輪・牽引の最高速度とそれ以外の車種の最高速度の標識がそれぞれ設置されている[61]。
道路施設
新東名高速道路においては全ての一般レーンが自動精算機による対応で行われている[62]。
サービスエリア・パーキングエリア
区間内の全てのサービスエリア (SA) と清水パーキングエリア (PA) は「NEOPASA」(ネオパーサ)のブランド名で施設を展開する。また、浜松SA下り線以外の全てのサービスエリア・パーキングエリアにはヘリポートを併設しており、防災活動や医療搬送などで活用される(浜松SA下り線に関しては隣接地に「浜松市消防ヘリポート」が既設されており、これを活用する)。
売店は全てのサービスエリア・パーキングエリアに設置されている。ガソリンスタンドは全てのサービスエリアにあり、全て24時間営業セルフ式である。24時間営業の売店は全てのSAと遠州森町PA上り線と藤枝PA下り線を除く全てのパーキングエリアにある(駿河湾沼津SAの上下各1店舗と藤枝PA上り線を除き全てコンビニである)。飲食店は全てのサービスエリアと清水PAの一部店舗で24時間営業である(サービスエリアでは持ち帰りのみ24時間営業店舗あり)。[要出典]
富士市では、駿河湾沼津SA - 新富士IC間に位置する神戸(ごうど)地区に休憩施設の設置(追加)を目指し、住民運動が行われている[63]。また、静岡県商工会議所連合会は静岡県に設置を要望しており、静岡県知事の川勝平太は既に中日本高速道路に要望している旨を明らかにしている[64]。
なお、新東名にはバス停(バスストップ)は1ヶ所も設置されておらず、区間内で乗降扱いを行わない長距離バスの一部は東名から新東名に経路をシフトしている[注釈 3]。
トンネル・主な橋梁
区間 | トンネル | 橋梁 | |||
---|---|---|---|---|---|
上り線 | 下り線 | 上り線 | 下り線 | ||
本線 | 海老名南JCT - 御殿場JCT | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
御殿場JCT - 長泉沼津IC | 5 | 5 | 不明 | 不明 | |
長泉沼津IC - 新富士IC | 1 | 1 | 15 | 15 | |
新富士IC - 新清水IC | 3 | 3 | 9 | 14 | |
新清水IC - 新清水JCT | 3 | 3 | 11 | 10 | |
新清水JCT - 新静岡IC | 2 | 2 | 9 | 9 | |
新静岡IC - 藤枝岡部IC | 6 | 6 | 17 | 16 | |
藤枝岡部IC - 島田金谷IC | 6 | 6 | 13 | 14 | |
島田金谷IC - 森掛川IC | 5 | 4 | 13 | 8 | |
森掛川IC - 浜松浜北IC | 0 | 0 | 30 | 30 | |
浜松浜北IC - 浜松いなさJCT | 2 | 2 | 14 | 14 | |
浜松いなさJCT - 新城IC | 2 | 2 | 12 | 11 | |
新城IC - 岡崎東IC | 11 | 11 | 15 | 16 | |
岡崎東IC - 豊田東JCT | 4 | 4 | 11 | 11 | |
本線(御殿場JCT - 豊田東JCT間)累計 | 50 | 49 | 169以上 | 168以上 | |
(参考)東名高速 御殿場JCT - 豊田JCT | 8 | 8 | |||
清水連絡路 | 清水JCT - 新清水JCT | 0 | 0 | 6 | 6 |
引佐連絡路 | 浜松いなさJCT - 浜松いなさIC | 0 | 0 | 2 | 2 |
浜松いなさIC - 三ヶ日JCT | 2 | 2 | 5 | 6 |
内牧トンネル(新静岡IC - 静岡SA間)以西の5本、寺島トンネル(藤枝PA - 島田金谷IC間)以西の5本は、連続するトンネル群となっているため、トンネル入口には長さの右側に「n/5本」という表記がある。また雁峰第一トンネル(長篠設楽原PA - 岡崎東IC間)以西の9本は、連続するトンネル群となっているため、トンネル入口には長さの右側に「n/9本」という表記がある。
参考資料:新東名高速道路 浜松いなさJCT〜豊田東JCT間構造物の正式名称をお知らせします 中日本高速道路 2016年1月29日掲載・30日閲覧
案内標識
民営化後より実施されつつあるサイン類の「新デザイン」への更新により、全線で案内標識の書体が、これまでのいわゆる「公団文字」ではなく「ヒラギノ角ゴシック体」を用いている(一般道にあるインターチェンジ案内の標識は一部公団文字のものがある)。
当路線と東名高速道路との分岐点では誤認防止の為、「新東名」と、「新」が「東名」より大きく強調されている。
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成27(2015)年度 |
---|---|
御殿場JCT - 長泉沼津IC | 41,877 |
長泉沼津IC - 新富士IC | 45,620 |
新富士IC - 新清水IC | 45,222 |
新清水IC - 新清水JCT | 48,378 |
新清水JCT - 清水いはらIC | 9,433 |
清水いはらIC - 清水JCT | 9,179 |
新清水JCT - 新静岡IC | 44,689 |
新静岡IC - 静岡SASIC | 43,534 |
静岡SASIC - 藤枝岡部IC | 43,852 |
藤枝岡部IC - 島田金谷IC | 42,702 |
島田金谷IC - 森掛川IC | 42,268 |
森掛川IC - 遠州森町PASIC | 42,092 |
遠州森町PASIC - 浜松浜北IC | 42,122 |
浜松浜北IC - 浜松SASIC | 40,450 |
浜松SASIC - 浜松いなさJCT | 40,145 |
浜松いなさJCT - 浜松いなさIC | 40,101 |
浜松いなさIC - 三ヶ日JCT | 40,482 |
浜松いなさJCT - 新城IC | 調査当時未開通 |
新城IC - 岡崎東IC | |
岡崎東IC - 豊田東JCT |
(出典:「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
なお平成28年に開通した、新東名愛知県区間(浜松いなさJCT - 豊田東JCT)の通行量の速報値は、平日で約43,000台、休日で約47,000台[65]。
渋滞
2016年9月時点で御殿場JCT - 豊田東JCT間が開通しており、この区間と並行する東名高速道路で発生していた交通集中による渋滞は大幅に減少した。しかし、ゴールデンウィークなどの大型連休には新清水JCT - 新富士IC間で上下線ともに渋滞が発生しやすい。さらに、東名上りの大和トンネル付近を先頭とする渋滞が、御殿場IC付近まで伸びることがある。
鉄道ライター・イラストレーターの恵知仁は、2016年2月の浜松いなさJCT - 豊田東JCT間の開通により、(御殿場JCT - 豊田東JCT間の)所要時間は60分の大幅短縮の試算発表を公開し評価している一方[66]、モータージャーナリストの清水草一は、新東名の更なる延伸により2021年以降、御殿場JCT・海老名南JCTそして海老名JCTにおいて、交通交錯の可能性について述べている[67]。
道路管理者
- 中日本高速道路(NEXCO中日本)東京支社
- 御殿場保全・サービスセンター: 御殿場JCT - 長泉沼津IC
- 富士保全・サービスセンター : 長泉沼津IC - 新静岡IC、清水連絡路
- 浜松保全・サービスセンター : 新静岡IC - 新城IC、引佐連絡路
- 中日本高速道路 名古屋支社
- 豊田保全・サービスセンター: 新城IC - 豊田東JCT
ラジオ
電波出力が大きい在京、在名のAMラジオ局は静岡県内においても日常的に聴取されていることから、全トンネルでNHK静岡(ラジオ第1・第2・FM放送)・SBSラジオ・K-mix、北沼上トンネル以東でTBSラジオ・文化放送、平島トンネル以東でNHK東京(ラジオ第1・第2放送)・ニッポン放送、粟ヶ岳トンネル以西でNHK名古屋(ラジオ第1・第2放送)、CBCラジオ、東海ラジオをそれぞれ再送信する。これらは大井川、天竜川を事実上の境界にしており、実際の聴取可能範囲や関東または中京地区への文化、生活における地域の指向に則している。関東・中京という広域圏を放送対象としたAM局を2つとも再送信するトンネルが存在するのは全国的に見ても特異なケースである。
尚、民放FM局については静岡県内の放送局のみが再送信されている。一般的なカーラジオでは県外FM局の受信が困難であるため再送信も行われていない。東名高速では一部の高性能受信装置を内蔵するカーオーディオ、カーナビを利用すれば受信することが出来るが、山間部を通る新東名では電波が遮られるため御殿場や浜松など県境に近い地区以外は受信が困難である。
ハイウェイラジオ
新東名高速道路では既存の高速道路と比較してかなり長い区間にわたってハイウェイラジオが放送されている。このうち、2012年に開通した御殿場JCT - 浜松いなさJCT間と清水連絡路・引佐連絡路の各局では既存の高速道路で見られる放送区間を告知する標識は設置されておらず、道路上の簡易情報板に放送中である旨の告知が表示されている。ただし、一部の区間については供用から1ヶ月後に無放送区間を長く設定し混信を防ぐことと併せ、放送区間を告知する標識が設置されている。一方、2016年に開通した浜松いなさJCT - 豊田東JCT間の各局については開通当初から既存の高速道路と同様の看板が設置されている。
新城ICを境に東側は東京支社の川崎管制による独特のメロディで始まる放送形態、西側は名古屋支社の一宮管制による4点チャイムの後に「○○時○○分現在の高速道路情報をお知らせします」で始まる放送形態に分かれている。
なお、全ての局において局名告知を兼ねて放送終了時に「ハイウェイラジオ、新東名○○(局名)よりお伝えしました。」とアナウンスがなされている。
本線
- 御殿場(御殿場JCT - 長泉沼津IC)
- 裾野(御殿場JCT - 長泉沼津IC)
- 長泉(御殿場JCT - 長泉沼津IC)
- 沼津(御殿場JCT - 長泉沼津IC)
- 沼津SA(駿河湾沼津SA付近)
- 駿河湾(駿河湾沼津SA - 新富士IC)
- 新富士(新富士IC付近)
- 富士宮(新富士IC - 新清水IC)
- 新清水(新清水IC付近)
- 新清水JCT(清水PA - 新清水JCT)
- 新静岡(新清水JCT - 新静岡IC)
- 内牧(新静岡IC - 静岡SA)
- 藁科(静岡SA付近)
- 岡部(静岡SA - 藤枝岡部IC)
- 藤枝(藤枝岡部IC - 藤枝PA)
- 島田(藤枝PA - 島田金谷IC)
- 金谷(藤枝PA - 島田金谷IC)
- 粟ヶ岳(粟ヶ岳トンネル内)
- 掛川(島田金谷IC - 掛川PA)
- 森掛川(掛川PA - 遠州森町PA)
- 森町(遠州森町PA - 浜松浜北IC)
- 浜北(浜松浜北IC - 浜松SA)
- 浜松(浜松SA - 浜松いなさJCT)
- 引佐(浜松SA - 浜松いなさJCT)
- 鳳来(浜松いなさJCT - 新城IC)
- 長篠設楽原(新城IC - 岡崎東IC)
- 岡崎(岡崎東IC - 豊田東JCT)
- 清水連絡路
- いはら(清水JCT - 新清水JCT)
- 引佐連絡路
- 三ヶ日(浜松いなさJCT - 三ヶ日JCT)
地理
通過する自治体
本線
清水連絡路
- 静岡県
-
- 静岡市(清水区)
-
引佐連絡路
- 静岡県
-
- 浜松市(北区)
-
通過予定の自治体
本線
接続する高速道路
- C4首都圏中央連絡自動車道(海老名南JCTで接続予定)
- E1東名高速道路(伊勢原JCTで接続予定)
- E1東名高速道路(御殿場JCTで接続)
- E70伊豆縦貫自動車道(長泉沼津ICで接続)
- E52中部横断自動車道(新清水JCTで接続予定)
- E1東名高速道路(清水連絡路を経由して清水JCTで接続)
- E69三遠南信自動車道(浜松いなさJCTで接続)
- E1東名高速道路(引佐連絡路を経由して三ヶ日JCTで接続)
- E1A伊勢湾岸自動車道(豊田東JCTで直結)
- C3東海環状自動車道(豊田東JCTで接続)
災害時の対応
2009年(平成21年)8月11日に発生した、駿河湾地震で東名高速道路の一部区間が通行止となったことから、迂回路の混雑緩和のために、8月15日9時-16時まで、大井川橋(静岡県島田市牛尾-同市相賀間)の上り線(約1.3 km)を普通車・小型車のみ緊急に供用した[68]。建設中のために舗装が十分でなかったことから制限速度は20 km/hであった。
また、2011年(平成23年)3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の際に大津波警報が発表されたことにより、それぞれ一部区間が通行止となった東名高速道路と国道1号の代替道路として、緊急車両のみ通行可能となったこともある。
その他
NEXCO中日本協力のもと、開通前の和田島トンネルでは、テレビドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の撮影が行われていたり、他のトンネルや本線上でテレビ撮影も行われている[69]。他にも、浜松いなさJCT - 豊田東JCT間の開通に合わせて、中日本高速道路とドワンゴによる共同IP製作プロジェクト「幻想交流」が立ち上げられ、道路施設であるサービスエリア・パーキングエリアを擬人化したキャラクターが登場する異世界と、NEXCO中日本やドワンゴが登場する現実世界が入り混じった幻想的な世界観をベースとして、メディアミックス展開が進められている[70]。
高速道路が開通する際は一般的に、指定の料金所で先着5名に通行証明書(料金所を何番目に通行したかを証明するもの)と記念品を贈呈しているが、当路線が最初に開通した時は一切行われず、代わりに「開通日通行証明書」(開通日にこの路線を利用したことを証明するもの)を4か所のSA・PAで計2,000枚配布した。
当路線や新名神高速道路などの中央分離帯に専用軌道を敷き、東京-大阪間に物流専用の高速貨物鉄道を走らせる東海道物流新幹線構想がある。
ギャラリー
脚注
注釈
- ^ 下り線の入出路にはラウンドアバウトを設置予定[25]。
- ^ 引用エラー: 無効な
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」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ ただし、東京 - 名古屋間の一部を除くドリーム号や昼特急などのJRバスは三ヶ日に運転手交替施設があるため、静岡県内に関しては依然として東名経由のままである。
出典
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の日付が不正です。 (説明) - ^ "「NEXCO中日本×ドワンゴ」 共同製作 『幻想交流』シリーズ始動 芝村裕吏氏web小説公開のお知らせ" (Press release). ドワンゴ モバイル事業本部. 12 February 2016. 2016年6月10日閲覧。