「BitDefender」の版間の差分
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[[ソースネクスト]]販売の「スーパーセキュリティZERO」はBitDefenderの[[OEM]]製品である。BitDefender Total Securityをベースにしている。使用するOSのサポート期限までの間、更新が保障される特徴がある。 |
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== 動作環境 == |
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2019年5月15日 (水) 04:13時点における版
開発元 |
ルーマニア SOFTWIN社 |
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最新版 | |
対応OS | Windows/Linux/FreeBSD |
プラットフォーム | PC/AT互換機 |
種別 | アンチウイルスソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | www.bitdefender.com |
BitDefender(ビットディフェンダー)とは、ルーマニアのSOFTWIN社の開発・販売するアンチウイルスソフトウェアである。
概要
前身は1996年にルーマニア国内で発売されたDOSアプリケーションの「AntiVirus eXpert」で、その後Windows版、Linux版が開発される。2001年にブランド名を「BitDefender」に統一して世界販売を開始する。その後企業向け製品なども投入し、ヨーロッパでは高いシェアを持つ。
検出率の高さと独自のヒューリスティック機能を持つアンチウイルスソフトウェアで、第三者機関によるテストでも常に上位に入る好成績を収めている。サーバー向けからデスクトップ向けまで幅広い製品を展開している。
日本での販売及びサポートは株式会社サンブリッジが行っており、ユーザからの問い合わせは年中無休で受け付けているが、回答は48時間以内としている。
個人向け製品
Windows環境向けに、機能に応じて次の3エディションが発売されている。フリー版(後述)と異なる点として、ユーザの練度に応じたインターフェイスの切り替え機能、常に常駐してのリアルタイムスキャンを行う点があり、仮想環境でのふるまい検知(B-Have)や、通常時のふるまい検知(AVC)などの2つのヒューリスティック機能が備わっている。さらにエディションによってはファイアウォールやバックアップ機能が追加される。
- BitDefender AntiVirus Plus 2015
- アンチウイルス機能など基本的なマルウェア対策機能を持つ
- BitDefender Internet Security 2015
- ファイアウォール機能が追加され、ネットワーク接続時にトラフィックをリアルタイムスキャンを行う
- BitDefender Total Security 2015
- バックアップ機能、ファイル暗号化機能が追加されている
- BitDefender GameSafe
- ゲーマー向けに特化した製品。日本では未発売。
Mac環境向けに、次の製品が発売されている。
- BitDefender Antivirus for Mac
- アンチウイルス機能など基本的なマルウェア対策機能を持つ製品。日本では未発売。
Unix環境向けに、次の製品が発売されている。
- BitDefender Antivirus Scanner for Unices
- アンチウイルス機能など基本的なマルウェア対策機能を持つが、常駐機能は有していない。グラフィカルインターフェイスでの操作が可能。日本で購入可能であるが、日本語化はされていない。
サーバー向け製品
企業内での利用に特化した次の製品を販売している。
- BitDefender Client Security
- 社内の複数のWindowsデスクトップ環境にアンチマルウェアソフトを展開、管理するクライアント・サーバ型の製品
- BitDefender Security for File Servers
- Windows Server環境向けのアンチマルウェア製品。スキャンエンジンを複数マルチスレッドで動作可能
- BitDefender Security for Samba
- Unix環境でのSambaサービス向けのアンチマルウェア製品。
- BitDefender Security for Mail Servers
- Unix、Windows環境に導入されたメールサービス(sendmail、qmailなど)向けのアンチマルウェア製品。
以下は日本では未発売の製品
- BitDefender Security for SharePoint
- Microsoft社のSharePointサービス用のアンチマルウェア製品。
- BitDefender Security for Exchange
- Microsoft社のExchangeサービス用のアンチマルウェア製品。
- BitDefender Security for ISA Servers
- Microsoft社の ISAサービス用のアンチマルウェア製品。
個人向け製品(フリー版)
デスクトップ向け製品からファイアウォール機能などを省き、30日間利用可能な無料版として BitDefender Free Edition が提供されている。アカウント登録をすることで30日間以上無料版を使用することが出来、GoogleアカウントやFacebookアカウントでの利用も可能である。英語版にもかかわらず日本でも広く利用されており、有料版が日本語化され販売される2009年まで、個人ユーザーの間で BitDefender といえば Free Edition のことを指していた。
アンチウイルスソフトウェアでは、常駐監視機能をもつ製品を複数インストールすることは通常望ましくないとされているが、旧 BitDefender Free Edition には常駐監視機能が無かったため、オンデマンド検査専用の「第二のアンチウイルスソフトウェア」として導入する個人ユーザーも多かった。しかし、近年のマルウェアの進化に対抗するため、現在のBitDefender Free Editionでは常駐監視機能をもつ有料版と同等の常駐監視モジュールを組み込むようになっており、以前のバージョンでの「原理的に他のアンチウイルスソフトウェアと干渉しにくい」といった特徴は失われている。
他に次のツールが本国サイトでは利用できる
- BitDefender Online Scanner
- Webブラウザから利用できるマルウェアの検索ツールで、Internet Explorer 6以降で動作する。駆除も行う。
- BitDefender Quick Scan
- 60秒でスキャンが完了する。
以下のツールは現在は提供されていない
- BitDefender Anti Phishing Free Edition
- 無償で利用できるフィッシング (詐欺)対策ツールで、Windows XP Service Pack 2以降の32bit版で動作するInternet Explorer 6.0およびMozilla Firefoxのプラグインとして提供されている。
- BitDefender Chat Encryption
- インターネットメッセンジャーの暗号化ツールで、プライバシーの保護されたチャットを簡単に利用できるようにするもの。
個人向け製品(OEM版)
ソースネクスト販売の「スーパーセキュリティZERO」はBitDefenderのOEM製品である。BitDefender Total Securityをベースにしている。使用するOSのサポート期限までの間、更新が保障される特徴がある。
動作環境
「BitDefender 2015」の動作環境は以下のように公表されている。
- Windows XP Service Pack 3 以降の32bit版。Windows Vista Service Pack 2 以降、Windows 7 Service Pack 1以降の32bit版と64bit版
- Intel Core Duo以上のプロセッサ
- 1GBのRAMメモリ(1.5GB以上を推奨)
- 1GBのハードディスク空き容量
トラブル事例
2010年3月21日 午前1時(日本時間)に提供された自動アップデートにて64ビット版Windows環境においてOSのシステムファイルやBitDefender自身のファイルをTrojan.FakeAlert.5として誤検出し、場合によりOSが起動しなくなる問題が発生した。同日午前3時半にこの問題を解決したアップデートを提供した。[1][2]
外部リンク
- BitDefender Japan
- BitDefender US
- BitDefender Germany
- BitDefender Spain
- BitDefender France
- BitDefender UK
- BitDefender Romania
- BitDefender Forum
- Malware City
- BitDefender Channel