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「本庄早稲田駅」の版間の差分

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駅名の中の「早稲田」は、[[1970年]]に本庄市の大久保山に早稲田大学のセミナーハウスが設置されて以来、主に周辺地区でその一帯を「早稲田の山」もしくは「早稲田の森」と呼んでいたことに基づくと、本庄市が事務局を務めた駅名公募委員会では説明している。
駅名の中の「早稲田」は、[[1970年]]に本庄市の大久保山に早稲田大学のセミナーハウスが設置されて以来、主に周辺地区でその一帯を「早稲田の山」もしくは「早稲田の森」と呼んでいたことに基づくと、本庄市が事務局を務めた駅名公募委員会では説明している。


また、駅名由来の俗説として、近くに[[早稲田大学]]の本庄キャンパスがあることや、地元請願駅のため建設費確保に埼玉県・本庄市及び周辺自治体からの公費と並んで企業・各種団体・住民からの寄付も集められており、その中でも早稲田大学の拠出額が大きな割合を占めたことからその貢献に報いる意味で持たせたというものがある(建設費約116億千万円.埼玉県総合政策部ホームページより)。したがって、開業当時一部に見られた「新幹線の駅名に大学名が入るのは初めてのことであり、新幹線の駅に[[学校法人]]である[[私立大学]]の名称を入れるのはおかしい」という批判は、そうした誤った認識を前提とするものと考えられる。
また、駅名由来の俗説として、近くに[[早稲田大学]]の本庄キャンパスがあることや、地元請願駅のため建設費確保に埼玉県・本庄市及び周辺自治体からの公費と並んで企業・各種団体・住民からの寄付も集められており、その中でも早稲田大学の拠出額が大きな割合を占めたことからその貢献に報いる意味で持たせたというものがある(土地取得費を除く建設費の総額約116億千万円のうち約2億円を早稲田大学が負担)。したがって、開業当時一部に見られた「新幹線の駅名に大学名が入るのは初めてのことであり、新幹線の駅に[[学校法人]]である[[私立大学]]の名称を入れるのはおかしい」という批判は、そうした誤った認識を前提とするものと考えられる。


== 利用状況 ==
== 利用状況 ==

2006年10月31日 (火) 11:39時点における版

本庄早稲田駅(ほんじょうわせだえき)は、埼玉県本庄市北堀2070番地にある東日本旅客鉄道(JR東日本)上越新幹線である。

ファイル:P1010105.jpg
本庄早稲田駅北口
本庄早稲田駅南口
ファイル:P1010119.jpg
本庄早稲田駅のホーム。壁と架線柱がそのままとなっている

上越新幹線では、上毛高原駅に次いで2番目の新幹線単独駅である。本駅は、高崎線本庄駅の南約2kmに位置する。

利用可能な鉄道路線

駅構造

相対式ホーム2面2線の高架駅

のりば
1 上越新幹線 高崎越後湯沢新潟方面
長野新幹線 高崎・軽井沢長野方面
2 新幹線 大宮東京方面

上下線とも元から存在したコンクリート高架橋の側壁をほとんどそのまま残したうえで、さらにその外側に副本線を敷設し、そのまた外側にホームが設けられている。この構内構造の採用により、本駅建設の工期と予算の削減、工事に伴う本線の支障を最低限に留めることが可能となった。また、丘の斜面に駅が造られたため、ホームの熊谷寄りは高架構造ではなく掘割構造となっている。

駅名の由来

「本庄早稲田」の駅名は公募で第1位となったものである(2位は本庄児玉、3位はこだま)。

なお、本駅の構想段階では「新本庄」が予定されていたが、駅名に「浦和」が含まれる各駅での案内上の混乱の反省から、「新」や東西南北のつく駅名は好ましくないとの意向が東日本旅客鉄道(JR東日本)より事前に伝えられていたため、公募条件の上でこれらは始めから不可とされていた。

駅名の中の「早稲田」は、1970年に本庄市の大久保山に早稲田大学のセミナーハウスが設置されて以来、主に周辺地区でその一帯を「早稲田の山」もしくは「早稲田の森」と呼んでいたことに基づくと、本庄市が事務局を務めた駅名公募委員会では説明している。

また、駅名由来の俗説として、近くに早稲田大学の本庄キャンパスがあることや、地元請願駅のため建設費確保に埼玉県・本庄市及び周辺自治体からの公費と並んで企業・各種団体・住民からの寄付も集められており、その中でも早稲田大学の拠出額が大きな割合を占めたことからその貢献に報いる意味で持たせたというものがある(土地取得費を除く建設費の総額約116億3千万円のうち約2億円を早稲田大学が負担)。したがって、開業当時一部に見られた「新幹線の駅名に大学名が入るのは初めてのことであり、新幹線の駅に学校法人である私立大学の名称を入れるのはおかしい」という批判は、そうした誤った認識を前提とするものと考えられる。

利用状況

2005年度の乗車人員は1日平均1,924人。

駅周辺

パークアンドライド

この駅はもともと自動車で駅まで行き、新幹線に乗り換える利用形態(パークアンドライド)を想定して計画され、本駅開業と同時に本庄市の設置する1000台級の無料大駐車場(駅に隣接)の利用も開始された。

在来線の本庄駅周辺に立地する駐車場(いずれも民間)は、1日1000円の利用料金が相場であるため、新幹線特急料金を払っても駐車場料金まで考慮するならばその負担感は少なく、むしろより速くて快適な新幹線を使える本駅に利用客の移転が見られる。また、本駅からの公共交通機関が無いため、自家用車によるアクセスや、東京方面からの出張客に対しては訪問先工場等の差し向けるマイクロバスの利用が中心となっている(他には駅北口にタクシー乗り場あり)。もともと埼玉県北部~群馬県は自家用車への依存傾向が強いため、このような駅が考えられた。駅勢圏は広く、県境を越えて群馬県伊勢崎市周辺からの利用も多く、さらに関越自動車道本庄児玉ICから近いことも相まって、一部は前橋市高崎市にまで及んでいる。

ところがその公設駐車場が、駅開業から一年とおかず恒常的に満車状態となってしまったうえに、無料であるゆえ駅とは無関係の利用も目立ってきたため、本庄市の今後の対応が課題となっている。なお、開業時に設定のあった本庄早稲田駅前発着の本庄駅および伊勢崎方面への民間バスは、朝夕中心の限られた本数での運行に止まったことや、むしろ在来線本庄駅での列車接続を優先したダイヤのため本駅での利用では必ずしも便利とは言いかねる状況であった。そのため、当初からの利用率の低迷を理由に各社とも2006年3月31日限りで撤退となった。したがって、現在バスでの乗り継ぎは、駅周辺まで範囲を広げてみても本庄駅南口~児玉折返し場間の路線バス(国道462号線経由)が目に付く程度となっている。

歴史

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
上越新幹線・長野新幹線
熊谷駅 - 本庄早稲田駅 - 高崎駅

関連項目

外部リンク