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'''K-POP'''(ケー・ポップ、{{lang-ko-short|케이팝}})は、[[大韓民国]]の[[ポピュラー音楽|ポピュラー音楽(ポップソング)]]を指す言葉<ref name=":5">{{Cite web |title=Kポップとは |url=https://kotobank.jp/word/K%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%97-188894 |website=コトバンク |access-date=2022-05-26 |language=ja |last=知恵蔵 |quote=韓国(=KOREAN)のポップスのこと。アーティストのルックス、凝った衣装、高いダンスパフォーマンスなど、つくりこまれた世界観で注目を集めている。}}</ref><ref> [https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/k-pop K-pop] Cambridge Dictionary,[[ケンブリッジ大学出版局|ケンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)]]</ref>。アーティストの[[ルックス]]・[[衣装]]・[[ダンス|ダンスパフォーマンス]]などに拘ってつくられた世界観をしている<ref name=":5" />。1990年代に登場し<ref name=":6" />、2000年代以降世界的に人気となった<ref>{{Cite web |title=2020年代、K-POPが世界をつなぐ! あらゆる違いを乗り越える彼らの力。 |url=https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/2020-01-08-k-pop-and-the-world-cnihub |website=[[ヴォーグ|VOGUE]] Japan |date=2020-01-08 |access-date=2022-05-26 |language=ja-JP |first=Condé |last=Nast}}</ref><ref name=":4">{{Cite web |title=BTSの“快挙”がK-POPの歴史を変えた! 「グラミー賞ノミネート」の意味 |url=https://crea.bunshun.jp/articles/-/27088 |website=CREA |access-date=2022-05-26 |language=ja |last=文春オンライン}}</ref><ref name=":6" />
'''K-POP'''(ケー・ポップ、{{lang-ko-short|케이팝}})は、[[大韓民国]]の[[ポピュラー音楽|ポピュラー音楽(ポップソング)]]を指す言葉<ref name=":5">{{Cite web |title=Kポップとは |url=https://kotobank.jp/word/K%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%97-188894 |website=コトバンク |access-date=2022-05-26 |language=ja |last=知恵蔵 |quote=韓国(=KOREAN)のポップスのこと。アーティストのルックス、凝った衣装、高いダンスパフォーマンスなど、つくりこまれた世界観で注目を集めている。}}</ref><ref> [https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/k-pop K-pop] Cambridge Dictionary,[[ケンブリッジ大学出版局|ケンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)]]</ref>。アーティストの[[ルックス]]・[[衣装]]・[[ダンス|ダンスパフォーマンス]]などに拘ってつくられた世界観をしている<ref name=":5" />。1990年代に登場し<ref name=":6" />、2000年代以降世界的に人気となった<ref>{{Cite web |title=2020年代、K-POPが世界をつなぐ! あらゆる違いを乗り越える彼らの力。 |url=https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/2020-01-08-k-pop-and-the-world-cnihub |website=[[ヴォーグ|VOGUE]] Japan |date=2020-01-08 |access-date=2022-05-26 |language=ja-JP |first=Condé |last=Nast}}</ref><ref name=":4">{{Cite web |title=BTSの“快挙”がK-POPの歴史を変えた! 「グラミー賞ノミネート」の意味 |url=https://crea.bunshun.jp/articles/-/27088 |website=CREA |access-date=2022-05-26 |language=ja |last=文春オンライン}}</ref><ref name=":6" />

2022年5月26日 (木) 21:06時点における版

K-POP
現地名 케이팝
様式的起源
文化的起源 1990年代
大韓民国の旗 大韓民国
使用楽器
関連項目
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K-POP(ケー・ポップ、: 케이팝)は、大韓民国ポピュラー音楽(ポップソング)を指す言葉[1][2]。アーティストのルックス衣装ダンスパフォーマンスなどに拘ってつくられた世界観をしている[1]。1990年代に登場し[3]、2000年代以降世界的に人気となった[4][5][3]

概要

1990年代以前の韓国でポピュラー音楽産業は、「世界地図の無人島」のような存在だった。 韓国で「ポップ」とはアメリカンポップスを意味し、音楽ファンなら米国やイギリスのポップスやロックを聞くのが当たり前とされていた。そのため、「流行歌」の段階を超えることができず、輸入された洋楽にくらべ、地位は高くなかった[5]

現代K-POPの始まりは、1991年に結成された「ソテジワアイドゥル」と見なされている[6]。そして、1992年のデビュー曲「I know」とともに韓国歌謡のトレンドが変わり、韓国内で「文化大統領」という称号を得た[7]。このグループは多くのファンを育て、多数の韓国国内のバンドにインスピレーションを与え、日本と韓国で人気のあるアイドルと呼ばれる音楽活動に繋がるファンダムの総称であるアイドルカルチャーを生み出した[3]

1984年に設立されたイェダン企画(現バナナカルチャー)所属だった「ソテジワアイドゥル」を基点とした台1世代(1990年代)、第2世代(2000年代)、第3世代(2010年代)、2020年以後デビューのアイドルは第4世代アイドルと呼ばれている[8]

K-POPの語源は1993年代より、日本国内のポピュラー音楽に「J-POP」という語が使われ始めたことに影響を受け、1990年代後半頃から日本のメディアによって「K-POP」という語が使われるようになった[9]

MasterClass2022年にK-POPの特徴を通常4人以上の「大規模なアイドルグループ」、「ハイブリッドサウンド」、「ユニークなファッション」「体系的なトレーニング」、「幅の広い振り付音楽だけ」としている[10]。MasterClassによると、2000年代にK-POPは国際化し、2006年にデビューしたBIGBANGのようなグループと共に成長を続けた。特に2010年に結成された人気のBTSの大成功によって、K-POPは批評家の称賛の波を受け、西洋の聴衆に人気が高まった。彼らは国際的なチャートや記録を更新し、ツアーを完売し、2020年のリリース時にビルボードチャートを上回った最初の英語シングル「Dynamite」をリリースしている[3]

2022年の中央日報によると、ファンダムの情熱と消費でグループは成長するというファンダムの影響が大きいジャンルである[11]。韓国のK-POPのファンダムは布教活動や広告看板掲載やカフェイベント開催など2~3次コンテンツの生産に熱心な特徴をを持つで。活動内容や所属事務所の運営方針が不適切と判断した際に抗議行動を起こし、それらが運営に直接的に影響を与える例もある[11][12]


国外における人気と影響

東南アジア

1990年ごろから韓国の歌謡曲が進出をはじめていたが、2000年代に入るとタイ王国シンガポールでK-POPが広く知られるようになった[13][14]。経済大国である米国、日本、中国の次に東南アジアがK-POPファン層が厚く、東南アジア出身メンバーが含まれたグループはほとんど無条件に東南アジアで人気を獲得できるほどだ。 タイの場合、BlackPinkのリサ、H1-Keyのシタラが人気が高い。 フィリピンの場合、韓国のShowbtEntertainmentが現代Pinoypop(P-POP)の男子アイドルの始まりであるSB19をデビューさせ、フィリピンで最も人気のある男子アイドルとして位置づけられた[15]。SB19は2021年東南アジアで初めてビルボードトップソーシャルアーティスト部門の候補者に上がった。

日本

韓国のSMエンターテインメント社が日本のエイベックス社と業務提携をして、自社に所属する韓国人アイドルグループの東方神起などを売り出していった。2004年の韓国テレビドラマ『冬のソナタ』をきっかけとした韓流ドラマや、それらに伴う主題歌と主演俳優が後押しをしていき、2000年代後半ごろからは日本をビジネスチャンスとする韓国人アイドルグループが増えていった。

アメリカ、ヨーロッパ

K-POPの輸出が推進され、PSYの「江南スタイル」が大きな成果を挙げた[16]。「江南スタイル」は当時流行していたEDMと呼ばれる先進的な音楽性を取り入れつつ、乗馬ダンスとも称される独特のダンスをPVで全面に押し出し、社会的なブームとなった。アジア発の楽曲がアメリカのBillboard Hot 100で2位以内にランクインしたのは坂本九の「上を向いて歩こう」以来、史上2度目であった。また少女時代KARA東方神起などはアジアにおけるスターのアイコン的な存在として欧米などの西側諸国で営業活動を推進していた。2021年, BTSビルボードではアジア初の10週連続HOT100チャート1位、アジアで初めて米国3大音楽授賞式の一つであるAmerican Music Awardで大賞格である「Artist of the year」を受賞した。K-POPの海外進出は韓国政府が推進している韓流の輸出政策の一環として継続的に行われており、韓国という国家自体のイメージアップに繋がることが期待されている。

海外進出の背景

日本の音楽市場に進出する動機

K-POPアーティストが、日本語を習得して日本語の歌で次々デビューしている背景には、日本の音楽市場規模が韓国の約5倍と破格に大きいことに加え、韓国ではいわゆるCDアルバム日本円で約1000円前後と、音楽に対する商用価値が低いことも挙げられている。世界各国の全てのジャンルを含めた音楽売上高(市場規模)をレコード会社収入ベースで見ると、2008年平成20年)は世界総計で184億米ドルの売上高があり、そのうちアメリカ合衆国と日本の2国合計で、世界シェアの約50%を占めて他を圧倒している。売上高順位1位がアメリカ合衆国の49億7700万米ドル(同27%)、2位が日本の41億0900万米ドル(同22%)であり、以下大きく数字を引き離し、3位がイギリスの18億4500万米ドル(同10%)、4位がドイツの16億2700万米ドル(同9%)、5位がフランスの10億5000万米ドル(同6%)[17]で、3位以下の主要3国合計でも、アメリカ合衆国の単独売上に達せず、2位の日本の単独売上とほぼ同数に留まっている。そんな中で韓国については、わずか1億4000万米ドルで18位だった(世界シェア1%[17]。また、2008年平成20年)9月リーマン・ショック以降、大韓民国ウォン1997年平成9年)のアジア通貨危機以来の安値まで暴落し、値を戻しながらもウォン安傾向が続いているため、日本市場を重視した形で攻略する方が、結果的には利益が多くなる可能性が高い状態となっていることも、韓国ショービジネスの日本進出の動機の1つとなっている[18]。2021年時点の音楽市場で、日本は世界2位、韓国は世界7位の水準となっている[19]

日本の音楽市場の現況

朝鮮語が日本語と文法的に近いため、文法的に遠い英語中国語よりは習得し易く、同じ単語も多く翻訳が容易であることがある。そういった意味から、マーケティングのしやすさであり、ビジネス交渉のしやすさを作りだしていることも背景として挙げられる。グループ BIGSTARは2014年に韓国ミュージシャン史上初の日本国内100回連続コンサートを記録[20]。一方、日本の音楽産業としては、レンタルビジネスの定着や、インターネットの普及と楽曲の音楽配信などの影響もあって、従来メディアとしての「CD」の売上高が、1998年平成10年)の5879億円をピークに、 わずか10年後の2009年平成21年)には2460億円と、半分以下にまで減少して危機的状況にあったこと[要出典]も特筆しなければならない。その対策として、ほぼ素人に近い新人アイドル(歌手、芸人、俳優)の大量販売や、人気の定着を待たないベスト盤販売など、実力派アーティストを育てない、第一印象主義の使い捨て的新譜の大量発売(薄利多売)が主戦略として行われており、そういった状況下(音楽の低価値化)においては、円高 ウォン安によって日本人アーティストより安価な労働力と言える韓国人アーティストを輸入した方が、素材面で明らかにビジネスリスクが低い上、ある程度までの基礎的育成は本国で行われるから、先行投資的な要素においても経費が省けて、ヒットの是非以前のコストパフォーマンスが良いという、マネージメント側の、典型的なデメリット回避的ビジネス指向に合致する場面が目立って行った[21]。韓流ドラマについても同様の理由で、日本のメディアにとってはビジネス上、魅力的であり、多くの作品が輸入され放映されている。なお、韓国から日本への文化輸出に制限はないが、その逆には制限がかかっている(「韓国での日本大衆文化の流入制限」参照)。一方で2012年の李明博竹島上陸および韓国による天皇謝罪要求をきっかけとして、それまで堅調に伸びていた韓流ブームが突如として終焉を迎え、日本国内でのK-POPビジネスは大きな転換期を迎えている。しかし、依然としてK-POPの消費国1位は圧倒的に日本であり、大きな格差で2位は米国である。 政治的な問題でしばらく韓流の勢いが鈍っているようだったが、長続きせず再び韓流に対する関心が高まり始めた。プロデューサーのSKY-HIによると、現在K-POPとJ-POPの格差は20年前から広がり始め、世界市場で成功したK-POPで日本の人材が流出している[22]

日米戦略

韓国政府は大韓民国国家ブランド委員会や韓国コンテンツ振興院(KOCCA)の設立等を通してコンテンツ産業振興・輸出の一環としてK-POPを強力に支援しており、2010年10月29日には東京国際フォーラムホールAでK-POPショーケースが全席無料招待で開催された[23]。2011年には、欧州など海外で「新韓流ブーム」を巻き起こしているK-POPの今後のインフラを拡充するとして、スター育成に向けたK-POPアカデミー(仮称)支援事業や、2015年までの4年間で1兆ウォンの予算を投資するグローバルファンドを通じて韓流コンテンツ制作などを推進する予定であることなどが発表された[24]

韓国の2008年度の文化振興予算は1169億で、日本の1018億円より多い。国家予算比では日本の7倍であり[25]。自国市場規模がそれほど大きくない韓国はコンテンツ輸出産業に活路を求め、国家的な規模でK-POPをはじめとする商品の海外への宣伝と輸出を積極的に推し進めている。パリで開催したKorean Connectionでは韓国政府機関が後援し、Japan Expoでは韓国コンテンツ振興院が自らブースを出展して、K-POPを宣伝している[25]。また韓国政府の後援を受けたVANKもK-POP振興のためにネット上で積極的に活動を行っている。尚、政府から資金の注入された強引な宣伝は、「ゴリ押し」ともとられ、近年はその方法論議も相まって、各国で嫌韓を助長しているという向きもある[26][27]

韓国の総合エンターテインメント企業であるHYBEは、2021年5月7日にアメリカの音楽プロデューサーであるスクーター・ブラウンが最高経営責任者を務め、ジャスティン・ビーバーアリアナ・グランデが所属するイサカ・ホールディングスを吸収合併した[28][29]

世界での評価と影響力

欧米アーティストの反応

アメリカでは、ケイティ・ペリージャスティン・ビーバーエマ・ストーンなどがK-POPに対して言及している[30]2014年には、レディー・ガガが自分のワールドツアーでCRAYON POPをオープニングステージに立たすコラボレーションを行った。

K-POP最大の男性アイドルグループである防弾少年団(以下、BTS)は、現在までにホールジーエド・シーランザ・チェインスモーカーズチャーリーXCXスティーヴ・アオキコールドプレイなどの世界的アーティストと積極的に楽曲のコラボレーションを行っている。また女性アイドルグループのBLACKPINKは、レディー・ガガセレーナ・ゴメスデュア・リパとコラボレーションを行っている。

各国音楽チャート

2001年キム・ボムスのシングル「Hello Good-bye Hello」がアメリカのBillboard Hot 100の集計要素のひとつであるHot 100 Singles Salesに入り、韓国人歌手として初めて北米の大衆音楽チャート入りを果たした[31]

2009年には、Wonder Girlsのシングル「Nobody」が韓国人歌手として初めてアメリカのBillboard Hot 100入りする。

2010年には、テヤン(SOL)のアルバム「Solar」がiTunesR&Bチャート、2NE1のアルバム『To Anyone』がビルボードWorld Albums chart入りする[32]

2011年には、BIGBANGのアルバム「Tonight」がアメリカのiTunesチャートで初めてランクインしたK-POPアルバムになり、上位100位入りした唯一の英語以外のアルバムになった[33]。また、Top Heatseekersアルバムチャートにも入った。

2012年には、PSYの「江南スタイル」がBillboard Hot 100で7週連続2位を記録した[34]YouTubeに公開されたミュージックビデオは史上初の視聴回数10億回を突破し、世界で一番多く視聴したビデオになった。

2018年には、BTSがアジア圏のアーティストとしては初の2作品連続アメリカのBillboard 200において1位を獲得する快挙を達成。その他、全英アルバムチャートでもTOP10入りするなどヒットとなった。

2020年には、BTS初の英語曲「Dynamite」が世界的ヒットを生み、Billboard Hot 100では初登場から2週連続で1位を飾った[35]。本チャート史上、初登場で1位になった曲は本作を含め全43曲で、そのうち2週連続1位をキープした曲は本作が20曲目であった。ミュージックビデオは公開24時間で1億110万回再生され、YouTubeにおける24時間最多再生回数を記録した。

2021年には、BTSの「Butter」がBillboard Hot 100にて9週連続で首位を独走した[36]。ミュージックビデオは24時間で再生回数1億820万回を記録し、「Dynamite」のYouTubeにおける24時間最多再生回数記録を約10ヵ月で更新した[37]。BTSはButterで1995年以降、グループ最長連続1位の記録を立てた。 また、これでビルボードメインシングルチャートで4週連続1位を維持した初のアジアアーティストとなった。

世界的ブランド・国連での起用

2010年代後半頃より、世界的な高級アパレルブランドが韓国国内はもとよりアジアやグローバルにおける広報担当として、K-POPアーティストを起用している。BTSはルイ・ヴィトン、BLACKPINKの各メンバーはシャネルディオールイヴ・サンローランセリーヌのアンバサダーに就任するなど、多くのアーティストが世界的なファッションアイコンとして活躍している[38]

2021年BTSは「文化特別使節団」に任命され、臨時外交官として国連で演説を行った。 国連での演説は2019年から2021年まで3年連続だった。 また、国連会議場で新曲「PermissionToDance」を歌い、世界で初めて国連会議場で公演をしたアーティストになった[39]

政治との関係性

韓国ではしばしば音楽に政治が持ち込まれ、政治とは切り離せない存在となっている[40]。芸能人にも『愛国心のある優等生』として振る舞うことが求められる[41]。女性アイドルグループmiss Aスジや、男性グループHIGHLIGHTヤン・ヨソプなどのように従軍慰安婦を支援するための商品を使ったアーティストは「愛国ティナー」[注 1]と称賛され、女性アイドルグループ少女時代サニーが韓国独立運動の記念日である3月1日に『歴史を忘れてしまった民族には未来がない』というメッセージを出したことがある[41]。中でも防弾少年団(以下、BTS)は、世界に向けて国家として「韓流」を積極的に後押ししている韓国の歴代大統領のお気に入りであり、国賓としてフランスに出向いた朴槿恵大統領(第18代)や文在寅大統領(第19代)がそれぞれ現地で彼らの公演を観覧し、終演後には抱擁を交わしてメンバーとの親しさをアピール[42]。BTSがビルボード1位を取った際には文化勲章が贈られ、文在寅大統領は「Congratulations to the Seven Music-loving Boys and Their Wings, 'ARMY'! The songs, dance, dreams and enthusiasm of BTS energized to young people around the world.(音楽好きな7人の少年と彼らの翼であるARMY(「ARMY」はファンの総称)、おめでとうございます! BTSの歌、ダンス、夢、熱意は世界中の若者を活気づけ、力を与えました」とのコメントを寄せている[40][42]

その一方で、女性アイドルグループKARAのメンバーは記者会見でマスコミから「竹島はどこの領土か?」と聞かれた際に「韓国で活動するのは久しぶりです。日本のファンからは愛をたくさんいただいて…」などと言葉を濁したため、記者の質問をはぐらかしたとしてネットユーザーのみならず大手新聞やポータルサイトからも非難され、バッシングを受けた[注 2][43]安重根尹奉吉など朝鮮の独立運動家に関するテレビ番組のクイズに誤答したアイドルたちは視聴者から非難され、公式な場で謝罪を余儀なくされている[41][44]旭日旗模様、またはそのように見えるデザインを使用した男性アイドルグループBIGBANGのリーダー・G-DRAGON[注 3]とメンバーのT.O.P、少女時代のティファニー[注 4]音楽ユニットTrouble Makerのヒョンスン(元BEAST)とヒョナ(元4minute[注 5]、女性アイドルグループGirl's Dayのヘリ[注 6]などが批判を受け、バッシングされたり謝罪に追い込まれたりしている[45][46][47]

なお、韓国人のなかには「反日」と「愛国」を同一視する者も多い[41]。2000年代にはチャート上位に反日ソングが入るようになり、『独島は我が領土』を歌った少女時代[注 7]竹島で脱北合唱青年団40人と「独島コンサート」を開催した歌手RUI(イ・スンチョル)のように反日に結びつく政治的活動を行うアーティストも現れるようになった[48][49][50]。日本人を罵倒し嘲る歌詞の『fUKk zAPAN』(DJ DOC[注 8])や反日的な内容の歌詞の『東京は我らの領土』(G-MA$TA)、そして日本のロックフェス「FUJI ROCK FESTIVAL '01」において日の丸を引き裂くパフォーマンスをしたNo Brainというロックバンドなどは韓国でも問題視された[48]

2018年9月、日本の秋元康が作詞を手掛けたBTSの楽曲「Bird」が、「秋元康は右翼的だ」という韓国人ファンからの反発で別の曲に差し替えられた[51]

2018年11月、韓国では日本統治からの解放の象徴とされる原爆投下時のきのこ雲とそれを喜ぶ韓国人の写真がプリントされたTシャツを着たBTSの行動が日本で問題となり、同月9日放送のテレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション』の出演が取りやめになった[41][42]。さらに同月11日には、ユダヤ人人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センター」が、過去にBTSがナチスの軍服に似た衣装を着て、ハーケンクロイツに似たマークが入った旗を使ったことを指摘、日本とナチスの被害者への謝罪を要求した[注 9][42]

2019年7月、日本政府が打ち出した半導体などの材料3品目を対象とする輸出規制強化に反発する韓国のネットユーザーからTWICEIZ*ONEなどのK-popグループの日本人メンバーに対して「日本に帰れ」という脱退要求があり、さらには「韓国人メンバーと同じ給料を受け取るな」などという非難も出た[52][53]

騒動と論争

少女時代とKARAを巡る騒動

2010年10月、韓国政府の女性家族部や国会議員の間で少女時代KARAを筆頭とした「韓国芸能界における未成年者の過激な(性的)露出」が問題となり、少女時代の所属事務所の代表が国会に召喚され、露出規制が行われようという動きがあった[54][55][56][57]

2011年1月、少女時代の所属事務所のSMエンターテインメントとKARAの所属事務所のDSPメディアが、共に「インターネットの日本語ウェブサイト上に拡散している漫画『K-POPブーム捏造説を追え!』が、事実でない悪意のある描写をして名誉毀損をしている」として、法的措置も含めた「強気な対応」を取ることを表明した。

この漫画は作中で、対外文化広報政策を推進したい韓国政府と日本の大手広告代理店電通(作中では「D社」と表現)との間の経済的利害関係をあげて、「日本におけるK-POPブームはやらせである」と示唆している。または、少女時代やKARAが韓国芸能界において性接待や整形に関与していると憶測している。この「漫画論難」は、韓国のメディアで大々的に報じられており、日本の一部メディアでも報じられた。但し、作者は根拠が無いフィクションであることを自分のブログで明らかにしている[58][59]

フジテレビを巡る騒動

2011年2月27日、放送された情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ関西テレビ)において、ジャーナリストの木村太郎が韓国の国家ブランド委員会大韓民国#文化・ポップカルチャーの項目も参照)がYoutubeなどの動画投稿サイトでK-POP関連の再生数を上げるよう広告宣伝会社に依頼していると言及したことにより日本や韓国のメディアでも報道され、国家ブランド委員会の対外協力局が「大衆文化を国家がコントロールするのは常識的にありえない。」と反論し[60]、フジテレビ側に訂正を求めた。その結果、翌週の放送で司会の宮根誠司滝川クリステルが追加説明の上で発言の一部を訂正した。

2011年7月23日、俳優の高岡蒼甫Twitterでフジテレビを初めとした日本のテレビメディアが韓流ドラマばかり放送することを批判して、インターネット上で反響を呼んだ[61][62]

上記のいわゆるフジテレビ韓流騒動について、コラムニストの小寺信良がフジテレビがK-POPなどの韓国関連コンテンツの版権を持ち、流行を煽って経済的利益を得ようとする姿勢に対して、「局アナ」のタレント化やお台場テーマパーク化などの前例を挙げて、フジテレビは昔から「自社リソース」を意図的に流行化させて経済的利益を上げようとしてきたと分析した。また、これほど「ゴリ押し」をするのは、うまくいかなかったから焦って過剰なまでに露出をエスカレートさせることになったからではないかと主張した[63]

作家の深水黎一郎も高岡の一連の韓流騒動について、今回の騒動は反韓流からではなくフジテレビ自体に問題があることが起点であり、「韓流が嫌なら見なければいい、という論理は通用しない」と主張している。国から放送免許を受けたテレビ局が、フジや子会社のコンテンツを宣伝するため、公共の電波を利用しているようにも見える。これが事実だとすれば「違法であることは子供でも分かる」と主張した。これまで他のテレビ局でも「偏向放送」はあったが、「多くの視聴者が、それが洗脳レベルに達していると感じたから騒ぎになっている」と分析し、韓流を差別しているという意見に対しては、むしろ差別されているのは日本人であり、「フジは人種差別をやめろ」とデモで訴えたいくらいだ、と主張している[64]

2011年8月21日、上記7月の高岡の発言をきっかけとして、東京お台場のフジテレビ本社界隈でフジテレビの韓流ゴリ押し・偏向報道抗議デモが2回行われた。1回目は主催者発表で約6,000人から8,000人、警察発表で3,500人がデモ行進をした[65][66]

続いて行われた2回目は市民団体・頑張れ日本!全国行動委員会が主催してデモと街宣活動を行い、約5,000人がデモ行進した[67]。2回のデモの合計人数は、警察集計で延べ5,300人[68]。この日のデモには少なくともNHK韓国KBS韓国SBS韓国MBC[69]講談社J-CASTニコニコニュース、ガジェット通信、ナックルズ・ザ・タブーが取材に訪れていたことが確認されている[65]

以後、多数のデモが日本各地で行われ、フジテレビに留まらずスポンサー企業や他局にも反発の目が向けられた(フジテレビ抗議デモを参照)。ただし、2012年以降は沈静化している。フジテレビ抗議デモも起こっていない。

ファンによるチャートの不正操作

K-POPのアイドルグループは熱狂的なファンの存在について言及されることが多いが、その行動が批判の対象となることがある。例えばビルボードチャートの信頼性を失わせる順位の不正操作が指摘されている。不正操作の方法としては、アメリカ在住のファンが音楽ストリーミングサービスのアカウントを作り、Twitterや各種SNS、電子メール等で他国のファンたちにログイン情報を送り、情報を受け取ったファンがストリーミングを繰り返すなどの方法が一例として挙げられている。その際は複数のデバイスを使ったり、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)を利用し視聴者の位置情報を偽造しアメリカで視聴されていると見せかける。例えば、ある防弾少年団(以下、BTS)のファングループは1000以上のアカウントをばらまいたという。この他にも、アメリカ在住のファンが有料アカウントを作れるように募金活動を主催するファンもいるという。BTSのファングループは、これらのチャート操作を指摘するメディアの取材に答えないように各ファンを統制している[70][71]

この際、明確なチャート不正と判定された場合はチャートから削除されることもあり、例えば元EXOクリスがファンによるiTunesチャートの不正操作が認定され、クリスのアルバム「Antares」は該当部分のみビルボードチャートから除外された[72]。結果は100位を記録した[73]

ファンによる集団投票

ファンによるとみられる過剰な集団投票が論争となることもある。例えば、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にはネット投票システムがあるが、2006年ころから不自然にK-POPアーティストが1位になる事態が相次いでいる。

例えば、2012年ロンドンオリンピックオープニングで歌ってもらいたい歌手のアンケートを取った所、K-POPアーティストがレディーガガジャスティン・ビーバーらを抑え上位を独占。この結果に不満を抱いたネットユーザーがコミュニティサイト4chanで組織票を依頼し、1位に日本のボーカロイドソフトである初音ミクがランクインする事態に発展した[74]

2018年には、アメリカのドナルド・トランプ大統領カナダジャスティン・トルドー首相、アメリカ下院議長ナンシー・ペロシテスライーロン・マスクCEO、Facebookのシェリル・サンバーグCOO等の世界的な有名人に圧倒的な大差をつけて、1位にBTS、2位に文在寅大統領が選ばれた。またアメリカのフォーブス誌の「ここ30日で最もリツイートされたアーティスト」という世界的なランキングでも、突然、カニエ・ウェストジャスティン・ビーバーなどを押しのけて、その時点ではほぼ無名であったBTSが1位となる事態が引き起こされている[75]

四大芸能事務所

歴史の長い順に「SMエンターテインメント」「JYPエンターテインメント」「YGエンターテインメント」がK-POP三大事務所として韓国のポップ音楽業界を引っ張ってきた。そこにBTSの世界的ヒットで拡大した「HYBE(旧社名:Big Hitエンターテインメント)」を加えた4社が韓国四大芸能事務所と呼ばれている[76][77]

SM(SM Entertainment)
1995年設立。設立者のイ・スマン(Lee Soo-Man)のイニシャルが由来となっている。SMエンターテインメントに所属するデビュー前の公開練習生たちで構成された「SM Rookies」というプレデビューチームを持つ[76]。韓国初の組織的・戦略的なアイドルの発掘天育成・プロデュースを行った[78]。SMエンターテインメント[注 10]、にはBoA東方神起SUPER JUNIOR少女時代SHINeef(x)EXORed VelvetNCTaespaなどが所属する[78]
YG(YG Entertainment)
ソテジワアイドゥルのメンバーで歌手だったヤン·ヒョンソクがグループ解散後の1996年に設立した芸能事務所[79][76]。2019年にヤン・ヒョンソクは代表職を辞任している[79]田中絵里菜 の『K-POPはなぜ世界を熱くするのか』によると、主に米国系黒人音楽をベースに発展させたK-POP会社。 そのため、2021年時点て四大芸能事務所の中で北米で人気が最も多い方である。ソテジワアイドゥルでの活動経験を基にヒップホップをK-POPに最もよく取り入れている芸能事務所である[80]PSYBIGBANG2NE1WINNERiKONBLACKPINKTreasureなどが所属する[81]
JYP(JYP Entertainment)
歌手のJ.Y.Parkが1997年に設立した芸能事務所で、大きな特徴はサバイバルオーディション番組である[76]。四大芸能事務所の中で一番先に米国音楽市場に進出した会社[82]。。TWICE2AMWonder GirlsmissAGOT7Stray KidsITZYなどが所属する[83]
HYBE( 旧 Big Hit Entertainment)
2005年2月にJYPの作曲家として活動していたパン・シヒョクによって、Big Hit Entertainmentとして設立された会社[76]。四大芸能事務所の中で最も遅い設立であったが、 最大のK-POP事務所になった[84]。 従来のK-POP界の海外進出の最終目標が「アジアを拠点としたエンターテインメントビジネスを展開」だったのに対して、2013年にデビューさせたBTSは、設立時韓国内で駆け出しの弱小事務所扱いだったことでYouTubeやTwitter等のSNSアプリやオンラインメディアを活用したこと、米国音楽市場での活動を重視したことで躍進した背景がある[84]
BTS 、TXTSeventeenfromis_9ENHYPEN[84]LE SSERAFIM[11]などが所属する[85]


専門用語

ペン
ファンを朝鮮語式に発音したもの(朝鮮語にはFの発音がない)。「○○ペン」のようにグループ名や個人名を付けることで「○○のファン」であることを示す[86]
マスター
私設ファンサイトの管理人のこと。日本では「マスター」と呼ばれているが、韓国では「ホムマ」という呼び名が一般的で、これはホームページマスター[注 11]の略[87][88]。ファンがホームページを作成してそこに撮影したアーティストの写真を載せるようになったのが由来で、韓国では2000年代前半頃までアイドルやアーティストの公式写真コンテンツが少なかったため、ファンが勝手に撮った生写真をブロマイドのように販売したのが始まりと言われている[87]
韓国ではファンからアーティストへの"サポート"が盛んで、ラッピング広告を出したり出演番組の現場などに丸ごとカフェを差し入れしたりといったサポートをする資金を集めるために自分で撮った写真を使って写真集などのグッズを作るようになっていき、写真の展示会を開催してその入場料を回す者もあらわれた。中にはプロのカメラマンになった者もいる[87]。アイドルグループの活動初期はマスターがどれだけ付いているかが人気のバロメーターにもなっていて、売れるかどうかの一つの指標でもあり、アーティストの中にはマスターを「自分専用のカメラマン」として認知する人間もいる[87]。その一方で嫌がるアーティストもいるが、過去に事務所側がマスターに厳しくしすぎてファンから反感を買ったという事例もあり、長年その存在は看過されてきた[89]。しかしファンの数が増えるにつれてマスターが作る写真集の収益も大幅に上がって多い時には日本円で何千万円もの金額が動くようになり、アーティストのサポート以外にも使っているのではとの疑いがもたれたり、国税庁の調査が入るようなケースも出てきて問題となっている[89]
2019年には、マスターをストーカーやサセン扱いする海外ファンと韓国のファンの対立により、マスターの活動休止が相次いだ[89]
チクドク
アイドルの追っかけをして一眼レフカメラなどで本格的な写真を撮るファンのこと[90]。アイドルの芸能活動について回り、コンサートや公開収録時の写真だけでなく移動中の私服写真も撮影し、どんどんネット上にアップする[90]。特に海外活動の多いアイドルは飛行機の搭乗前後も必ずカメラに捉えられ、"空港写真"という名でリアルタイムにも近い速さで世界中に公開される[90]。その際の服装は"空港ファッション"と呼ばれ注目されるため、アイドルたちも特に空港での服装には気を使っているほど[90]。アイドルの人気を後押しする存在でもあるため、彼らやその所属事務所も公認していることが多い[91]
サセン
アイドルの私生活を追いかける過激なファンのこと[89][91]。アイドルの私生活を執拗に詮索し、時には犯罪まがいのストーカー行為を繰り返し、韓国では社会問題になるほど[91]。例えばアイドルの寮やマンションに不法侵入したり、携帯電話に連絡して個人情報を知ろうとするなど。
オッパ・オンニ・ヒョン・ヌナ
「オッパ」は女性(ファン)が年上の男性(芸能人)に対して親しみを込めて呼び掛ける言葉(「兄さん」のような意味)。「○○オッパ(○○兄さん)」のように名前の後に付けることもある。同様にして、女性から年上女性へは「オンニ」、男性から年上男性へは「ヒョン」、男性から年上女性へは「ヌナ」という呼びかけが使われる[92]
カムバック
韓国では新しいアルバムを発売してから一定期間[注 12]、連続して音楽番組に出演してプロモーションを行い、その期間が過ぎると出演しなくなる[93]。新しいアルバムを発売して初めての音楽番組への出演を「カムバックステージ」または「カムバック・スペシャル[94]」と呼び、新曲や新しいアルバムを発売すること自体も「カムバック」と呼ぶ。ファンの間では「カムバ」と略されることが多い。また活動期間における最後の番組出演を「グッバイステージ」と呼ぶ。このカムバックという概念を生み出したのはソ・テジである[94]
活動曲・タイトル曲・後続曲
韓国では、シングルを発売してからアルバムを発売するのではなく、初めからアルバムを発売してその中の2〜3曲をプロモーション用の曲としてミュージックビデオを作ったり音楽番組で披露したりする[95]。このようなプロモーションの中心となる曲を「活動曲[注 13]」または「タイトル曲」と呼ぶ。また2番目にプロモーションに使われる曲の事を「後続曲」と呼ぶ。
シングルアルバム
シングル[96]やミニアルバムのこと[97]シングル#韓国におけるシングルも参照。
正規アルバム
通常のアルバムのこと[95]
スペシャル・アルバム
企画もしくはコンピレーション・アルバムのこと[95]
リパッケージアルバム
一旦発売されたアルバムにいくつかの新曲を追加し、装丁を変えて再度発売するアルバムのこと。売り上げとしては同一のアルバムとして数えられる[98]
〜集
韓国では発売したアルバムの枚数をカウントする際に「ファースト・アルバム」「セカンド・アルバム」という言い方をせず、1集・2集と「集」という表現で数える。その際、正規アルバムは「1」、スペシャルアルバムは「0.5」とカウントする。例えば正規アルバムを2枚発売したアーティストが、3枚目のアルバムをスペシャルアルバムとして発売した場合、そのアルバムは「2.5集」となる[95]
Japanese Ver.
アルバムのタイトル曲が日本語に翻訳の上でシングルカットされたもの。日本での第一次K-POPブームの頃まではこれが付かなかったため、朝鮮語の原曲と区別しづらかったが、2010年代の後半以降はこれが曲名の後に付いていることが殆どとなっている。
エギョ
「愛嬌」の朝鮮語読みだが、日本語でいう「愛嬌」とは意味が異なり、アイドルがわざとらしく可愛い振りをすること[99]。日本語でいう「ぶりっこ」に近い。2011年頃から、愛嬌をふりまく際のお決まりとして「プインプイン(뿌잉뿌잉)」という言葉が韓国の若者の間で流行した。

脚注

注釈

  1. ^ 2015年頃に韓国で生まれた『愛国者』と『エンターテイナー』を合わせた造語
  2. ^ それ以前から日本で活躍した俳優やタレントは、まるで「踏み絵」のように竹島問題や日本の印象について記者から質問を受け、親日派のレッテルを貼られて芸能活動ができなくなることを恐れたタレントの多くは反日と受け取られる回答をしている。
  3. ^ 2017年、自身のインスタグラムに掲載した動画に白地に中央から放射線状に赤い色が広がる柄に染色された絞り染めのTシャツ姿が映っていた。
  4. ^ 2016年、自身のスナップチャットに旭日旗模様のスタンプ入りの写真を投稿した。
  5. ^ 2013年、2人で旭日旗がプリントされたペアTシャツを着た。
  6. ^ 2012年、東日本大震災への応援メッセージの意味で着たTシャツに旭日旗プリントがあった。
  7. ^ リハーサルの際に歌ったが、日本での活動に支障が出るとのことで本番では歌わなかった。
  8. ^ この曲では『ペクチェ (百済)』名義。
  9. ^ 過去にはナチスを思わせる帽子で写真に収まったリーダーのRMが非難を受けている。
  10. ^ 過去に所属にしていたアーティストも含まれています
  11. ^ 日本でいうウェブマスターのこと。
  12. ^ アルバムを発売してから平均で3〜4か月[93]
  13. ^ プロモーションに使われる曲全体のことも「活動曲」と呼ぶ[95]

出典

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関連項目

外部リンク