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[[2022年]]7月、一般[[女性漫画]]誌『[[ミステリーボニータ]]』([[秋田書店]])8月号より「国を蹴った男」(原作:[[伊東潤]])の連載を開始予定
[[2022年]]7月、一般[[女性漫画]]誌『[[ミステリーボニータ]]』([[秋田書店]])8月号より「国を蹴った男」(原作:[[伊東潤]])の連載を開始<ref name="natalie20220706">{{Cite web |url=https://natalie.mu/comic/news/484409 |title=「国を蹴った男」マンガ版がボニータで、「海が走るエンドロール」映画鑑賞ノートも |website=[[コミックナタリー]] |date=2022-07-06 |accessdate=2022-07-07}}</ref>


=== 同人誌活動 ===
=== 同人誌活動 ===
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* 「イマジナリー」(『[[楽園 Le Paradis]]』第26号 - 連載中{{Refnest|group="注"|連載に先立ち、第25号より本誌巻頭の総扉カラーページを幾花が担当している。また、メロンブックスでの本誌購入特典(ミニ色紙風カード)も毎回描き下ろしている。}})
* 「イマジナリー」(『[[楽園 Le Paradis]]』第26号 - 連載中{{Refnest|group="注"|連載に先立ち、第25号より本誌巻頭の総扉カラーページを幾花が担当している。また、メロンブックスでの本誌購入特典(ミニ色紙風カード)も毎回描き下ろしている。}})
* 「あんじゅう」(『[[楽園 Le Paradis]] 増刊』、2018年8月配信 - 連載中{{Refnest|group="注"|増刊号は春(3-4月)、夏(7-8月)、冬(11月-12月)の年3回WEBで公開され、後に電子書籍としてまとめて配信されるが、その際の表紙イラストも幾花が担当している。}})
* 「あんじゅう」(『[[楽園 Le Paradis]] 増刊』、2018年8月配信 - 連載中{{Refnest|group="注"|増刊号は春(3-4月)、夏(7-8月)、冬(11月-12月)の年3回WEBで公開され、後に電子書籍としてまとめて配信されるが、その際の表紙イラストも幾花が担当している。}})
* 「国を蹴った男」(原作:[[伊東潤]]、「国を蹴った男」([[講談社]])より)(『[[ミステリーボニータ]] 』([[秋田書店]])2022年8月号 - 連載予定
* 「国を蹴った男」(原作:[[伊東潤]]、「国を蹴った男」([[講談社]])より)(『[[ミステリーボニータ]] 』([[秋田書店]])2022年8月号 - 連載


==== 単行本未収録 ====
==== 単行本未収録 ====

2022年7月6日 (水) 20:31時点における版

いくはな にいろ
幾花 にいろ
生誕 (1987-02-16) 1987年2月16日(37歳)
日本の旗 日本三重県
職業 漫画家
活動期間 2008年 -
ジャンル 4コマ漫画
成人向け漫画
青年漫画
代表作 『幾日』
受賞 芳文社「第6回新人4コマまんが大賞」努力賞(「机ノ上神話」)
公式サイト うさぎ大行進
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幾花 にいろ(いくはな にいろ、1987年2月16日[1] - )は、日本の漫画家。男性[2]三重県出身[3]東京都在住。ペンネームの由来は自身の誕生日である[1]

来歴

商業デビュー~二次創作アンソロジー

名古屋の専門学校在学中に友人の勧めで同人誌活動を開始[注 1][4]同人誌即売会でのスカウトを経て[5]2008年にゲーム「School Days」の二次創作アンソロジーコミックで商業誌デビュー[6]。これ以降も、「真・恋姫†無双」等の一迅社アンソロジーコミックを中心に執筆する。

なお、同人誌アンソロジーコミックでは、当初は「元樹朱鷺(あさぎ・しゅろ)」名義を使用していたが、後述の4コマ漫画誌では幾花にいろ名義を使用[注 2]し、2013年頃から商業活動を全て幾花名義に統一[9]している。

4コマ漫画誌

2012年、初の投稿作品[6][10]である「机ノ上神話」で芳文社「第6回新人4コマまんが大賞」努力賞を受賞[11]。翌2013年4コマ漫画誌『まんがタイム』(芳文社)で『通り抜けできます。』の掲載を開始する(オリジナル作品の初掲載[6][10])。2015年には、『まんがタイムスペシャル』(芳文社)で『同姓同盟』[注 3]を掲載。

2019年2月、初の一般向け単行本『幾花にいろ初期作品集 机ノ上神話』が刊行[12][13][14]され、4コマ漫画誌掲載の作品がすべて収録された[注 4]

成人向け

2015年、『comicアンスリウム』(ジーオーティー)11月号に「開き直り」掲載。(初の成人向け作品[6])翌年には『COMIC快楽天』(ワニマガジン社)にも執筆を開始し、主な活動の場を成人向け漫画誌へと移す。

2018年4月、『COMIC快楽天』で発表した作品を収録した初の成人向け単行本『幾日』が刊行された[16][17][18][注 5]。刊行記念として、日本橋のギャラリー「space caiman[25]」にて『幾日展』(2018年4月27日-5月6日)が開催[26]され、原画や設定の展示・販売、特製グッズ販売[27]のほか、サイン会やライブドローイングなどのイベントが行われた[28][注 6]

2021年8月、『comicアンスリウム』他のジーオーティー発行雑誌で発表した作品を収録した2冊目の成人向け単行本『丹』が刊行された[35][36][注 7]

青年向け

2018年2月、一般青年漫画誌『楽園 Le Paradis』(白泉社)の第26号より「イマジナリー」の連載を開始[38]。幾花は『comicアンスリウム』と『COMIC快楽天』の2誌で手一杯であったため、それ以外の掲載依頼をすべて断っていたが、同誌編集長の飯田孝[39]からの度重なるオファーを断り切れなくなった、と述べている[23][注 8]。ついで同年8月、同誌のWEB増刊でも「あんじゅう」の連載を開始する[40][注 9]

2021年1月に「あんじゅう」の単行本1巻[42][43]、3月に「イマジナリー」の単行本1巻[44][45]が刊行された[注 10]

2022年7月、一般女性漫画誌『ミステリーボニータ』(秋田書店)8月号より「国を蹴った男」(原作:伊東潤)の連載を開始[48]

同人誌活動

先述のとおり、幾花は同人誌活動からキャリアをスタートさせている。サークル「うさぎ大行進」として各種二次創作同人誌に寄稿し、近年では個人サークル「幾花にいろサークル」を主宰してコミックマーケットに参加している。

作品リスト

アンソロジーコミック

元樹朱鷺名義

作品タイトル 書名 号数 初版発行日 出版社 ISBN 備考
「スタートライン」 School Days 言葉コミックアンソロジー - 2008年3月15日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004282 商業誌デビュー作
「前原圭一 ●●(ピー)の危機」 ひぐらしのなく頃に コミックアンソロジー 傷癒し編 2008年3月25日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004312
「龍宮救助(レスキュー)隊顛末」[注 11] 夢灯し編 2008年5月25日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004404
「乙女心と初夏の空」 霊遷し編 2008年7月25日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004510
「下味は一途な愛を」 Fate/hollow ataraxia コミックアンソロジー vol.13 2008年5月15日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004398
「恋愛探偵、推理、される。」 vol.14 2008年7月15日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004497
「朱に交わりて、なんかもうドス黒く…」 vol.15 2008年9月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004602
- スーパーロボット大戦Z コミックアンソロジー - 2009年1月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004763 カラーイラスト
「お姫様、お手をどうぞ?」 マクロスF コミックアンソロジー - 2009年4月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004862
「若気の至り」 俺たちに翼はない コミックアンソロジー - 2009年5月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004916
「マイハニーフォーエバー」 真・恋姫†無双 コミックアンソロジー 第1巻 2009年6月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758004930
「その時、外史が動いた」 第2巻 2009年8月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005029
- 第3巻 2009年9月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005128 総扉イラスト
- 第5巻 2010年1月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005289 カラーイラスト
「本日の議題」 第7巻 2010年5月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005494
「酒は飲んでも」 第8巻 2010年7月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005586
「愛のかたち」 第9巻 2010年9月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005876
「友達100人計画(松風編)」 真剣で私に恋しなさい!! コミックアンソロジー vol.3 2010年6月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005531 総扉イラスト
「呪いの兜」 vol.7 2011年11月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006613
「ここにいるぞ!」 真・恋姫†無双 THE ANIMATION コミックアンソロジー - 2010年8月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005708
「蒲鉾が恋を語る話」 探偵オペラミルキィホームズ コミックアンソロジー - 2011年5月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006200
「八雲のあそび方」 あっぱれ!天下御免 コミックアンソロジー - 2012年5月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006866
- 真・恋姫†無双~萌将伝~ コミックアンソロジー 第1巻 2010年11月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758005968 カラーイラスト
「くるくる萌将伝」 第3巻 2011年2月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006071
「元気が出るおまじない」 第4巻 2011年4月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006187 折り返しイラスト
「癒しの森」 第5巻 2011年6月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006262
「ハーメルンの笛吹き」 第6巻 2011年8月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006385
「前門の虎」 第7巻 2011年10月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006545 カラーイラスト
「内助の功?」 第8巻 2011年12月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006644
「三国が嫉妬する髪」 第9巻 2012年2月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006712
「二人の休日」 第10巻 2012年4月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758006828 裏表紙イラスト
「貧乳じゃない品乳だ」 第12巻 2012年8月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007030
「俺は白蓮の無限の可能性を信じてる」 第13巻 2012年10月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007153
「酒盛って尻切られる」 第14巻 2012年12月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007245
「一番苦い薬が最良薬だ」 第15巻 2013年2月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007320

幾花にいろ名義

作品タイトル 書名 号数 初版発行日 出版社 ISBN 備考
「ロールプレイング子守り」 真・恋姫†無双~萌将伝~ コミックアンソロジー 第16巻[注 12] 2013年4月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007429
「V9への軌跡」 第17巻 2013年6月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007535
「俺たちの大将!」 第18巻 2013年8月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007689
「手のひらに太陽を」 第19巻 2013年10月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007795
「老兵のなすべきは」 第20巻 2013年12月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007849
「ダークサイド」 第21巻 2014年2月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007924
「きっくあす!」 第22巻 2014年4月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007993
「明日天気にしておくれ」 第23巻 2014年6月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758008099
「このあと怪我人続出」 第24巻 2014年8月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758008136
- 第25巻 2014年10月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758008242 カラーイラスト
「人たらしの才」 戦国†恋姫 コミックアンソロジー - 2014年3月5日 一迅社/DNAメディアコミックス ISBN 9784758007948
「屋上でのヒメごと」 真・恋姫†無双~萌将伝~ 恋ノ祭編 春二 2014年4月25日 アース・スター エンターテイメント
アース・スター コミックス
ISBN 9784803005738
「スタートアップサマー」 夏二 2014年6月25日 アース・スター エンターテイメント/
アース・スター コミックス
ISBN 9784803005813
「絡みチュパ」 秋二 2014年8月25日 アース・スター エンターテイメント/
アース・スター コミックス
ISBN 9784803005837
「裸族のススメ!?」 真・恋姫†無双~萌将伝~ 21 2014年5月25日 アース・スター エンターテイメント/
アース・スター コミックス
ISBN 9784803005776
「SUNTANラバーズ」 22 2014年7月25日 アース・スター エンターテイメント/
アース・スター コミックス
ISBN 9784803005820
「ないしょの夜食」 23 2014年9月25日 アース・スター エンターテイメント/
アース・スター コミックス
ISBN 9784803005974
「温泉卓球で抱きしめて」 26 2015年1月25日 アース・スター エンターテイメント/
アース・スター コミックス
ISBN 9784803006865
「見ていますよ、先輩」 艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編 7 2015年4月7日 KADOKAWA/電撃コミックスNEXT ISBN 9784048651110

一般向け

単行本

  1. 『机ノ上神話 幾花にいろ初期作品集』(芳文社、2019年2月7日発売[49]ISBN 978-4-8322-5742-9
    • 「通り抜けできます。」(『まんがタイム』2013年4月号 - 6月号/9月号 - 12月号、全7回)- オリジナルでの連載デビュー作。
    • 「同姓同盟」(『まんがタイムスペシャル』2015年9月号 - 2016年5月号、全9回)- 初デジタル作画。
    • 「捨てられないひと」(『まんがタイムスペシャル』2019年3月号)- 単行本掲載のための新作。
    • 「机ノ上神話」(新人4コマまんが大賞投稿作)- 第6回の努力賞を受賞。
    • あとがきマンガ(カバー下描き下ろし)
  2. 『あんじゅう 1』(白泉社、2021年1月29日発売[50]ISBN 978-4-592-71181-0
    • 『楽園 Le Paradis 増刊』2018年夏増刊(2018年8月配信)~ 2020年冬増刊(2020年12月配信)の掲載分を収録。
  3. 『イマジナリー 1』(白泉社、2021年3月31日発売[51]ISBN 978-4-59271-183-4
    • 『楽園 Le Paradis』第26号(2018年4月)~ 第32号(2020年2月)、および『楽園 Le Paradis 増刊』2019年夏増刊(2019年8月配信)の掲載分を収録。
  4. 『イマジナリー 2』(白泉社、2022年7月29日発売予定[52]ISBN 978-4-59271-207-7

連載

単行本未収録

成人向け

単行本

  1. 『幾日』(ワニマガジン社、2018年4月27日発売[53]ISBN 978-4-86269-559-8
  2. 『丹(あか)』(ジーオーティー、2021年8月31日発売[54]ISBN 978-4-82360-201-6

単行本未収録

キャラクターデザイン

イラストその他

参加イベント

幾花本人が参加した公開のイベントのうち、個人の単行本刊行に関するもの以外につき記載する。

「楽園祭2018」[61](2018年4月14日-15日、アニメイト新宿)
2015年より同所で行われている「楽園祭」で描き継がれた会場壁絵に追記するライブドローイング[62]に参加。
「エロマンガ修正ナイト」[63](2019年4月11日、阿佐ヶ谷ロフトA
出演者として登壇。
「楽園オンリーショップ(東京)」[64](2019年7月13日-15日、うりぼうざっか秋葉原本店横)
7月15日、黒咲練導と共にジャンケン大会を実施(参加者と作家がジャンケンを行い、勝ち残った参加者にサイン入り特大キャラクターパネルが進呈された)。
「楽園オンリーショップ(大阪)」[65](2019年9月14日-16日、メロンブックス梅田店)
9月16日、木尾士目とのトークショーを開催、また木尾と共にジャンケン大会を実施(東京会場と同方式)。
「楽園 Le Paradis 10th ANNIVERSARY FESTIVAL」[66][67](2019年11月3日、ロフトプラスワン
出演者として登壇。

脚注

注釈

  1. ^ この時の専門学校のメンバーの手による「遊戯王トレーディングカードゲームの対戦動画(幾花も参加している)がニコニコ動画に数多く投稿されている。
  2. ^ 実際には、これより先にも同人誌やPixiv等で平行して幾花名義も使用している[7][8]
  3. ^ 本作より以降はデジタル作画である[10]
  4. ^ 本書は、発売週にCOMIC ZINの週間ランキングで2位を記録した[15]
  5. ^ 本書はコミックとらのあな秋葉原店Aの2018年上半期および年間成年コミックランキングで1位を記録した[19][20]。幾花の成人向け漫画は、「キャラクターのリアリティや魅力的な生っぽさなどが反響を呼んだ[14]」、「男性だけでなく女性からの支持も得た[21]」、「成年コミックながら老若男女幅広い層から支持を受け続けています[22]」と評され、実際に女性漫画家からも高い評価を受けている。連載開始前の『楽園』執筆陣(蒼樹うめシギサワカヤ位置原光Z)との座談会において、シギサワは幾花の描く成人向け漫画について「幾花さんの描くキャラクターたちはセックスするだけの存在じゃなくて、ちゃんと生活していて日常を送っている感じがすごくする」「セックスしてる最中に、ペットボトルで水を飲んでたんですよ。そういうところが好きなんです。『あ、セックスすると喉が乾くもんね』って思える」「人間らしいですよね。たぶんセックスが終わって冷蔵庫の中に何も入ってなかったら、この後キャラクターたちは何か食べに行くんだろうなとか想像できる」と評価した。幾花はそれに対し「セックスをする男女を描くだけのマンガにしたくなくて。結果としてセックスをすることになる2人なだけで、ベッドの外には当然世界があって、描いてないけど2人がセックスする部屋の隣にも部屋があって、冷蔵庫やダイニングテーブルがあったりするはず」と述べている[23]。また蒼樹からは「幾花さんのマンガって、感情の動きがすごくあるんですよね。この行動を取ったことで、こういうふうに気持ちが変わったとかがキャラクターの手の描写に出ていたり。すごく丁寧に描かれて」いると評されている[24]
  6. ^ 『幾日展』は、台湾でも開催された[29](台北d/art[30]、2018年6月16日-7月15日)。幾花が渡台[31]し、現地でもサイン会[32]やライブドローイング[33]が行われた。また、台湾オリジナルの特典冊子が付属した『幾日』台湾版単行本(日本版と別装画のダブルカバー仕様)が販売された[34]
  7. ^ 本書はコミックとらのあな秋葉原店Aの2021年下半期成年コミックランキングで1位を、年間成年コミックランキングで2位を記録した[37]
  8. ^ 前述の座談会で、幾花はこの時の飯田の口説き文句は「4ページだけでもいいから」「楽園は年3回だから、年3回で4ページとかでいいから。本当に全然描かなくていいんだよ」「しかも今仕事受けても、次に描くのは来年の2月とかだから」といったものであったと述べている[23]。なお飯田はこの年間刊行回数による口説き文句について「『楽園』は休載なしと決めていたが、他誌で既に描いている作家に依頼する際、年3回と言えるのは大きかった」と述べている[39]。また、新連載作品について幾花は「話を描く、というよりはアイデアを生のままぶつけるというイメージ」と語っている[3]
  9. ^ 前述の座談会で、シギサワカヤは新連載に挑む幾花に対して「これから、「Web増刊描かない?」とかいろいろ丸め込まれるかもしれませんけど。」と述べている[41]。はからずも1年も経たずに予言が成就したこととなる。
  10. ^ 「あんじゅう」1巻は、発売週にCOMIC ZINの週間ランキングで5位を記録した[46]。また、コミック専門店では、「あんじゅう」「イマジナリー」の単行本と、『楽園 Le Paradis』本誌およびシギサワカヤの同時期発行の単行本を同時購入することで特典がもらえる施策が行われた[21][47]
  11. ^ 『ひぐらしのなく頃に奇譚撰集(3)』(一迅社、2010年6月、ISBN 978-4758005661)に再録されている。
  12. ^ 幾花の著者コメント(156頁)に「元・元樹朱鷺です。ペンネーム変えました。」と記載されている。
  13. ^ 連載に先立ち、第25号より本誌巻頭の総扉カラーページを幾花が担当している。また、メロンブックスでの本誌購入特典(ミニ色紙風カード)も毎回描き下ろしている。
  14. ^ 増刊号は春(3-4月)、夏(7-8月)、冬(11月-12月)の年3回WEBで公開され、後に電子書籍としてまとめて配信されるが、その際の表紙イラストも幾花が担当している。

出典

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関連項目

外部リンク

  1. ^ 幾花にいろ [@ikuhananiro] (2015年1月15日). "アカウント乗っ取りにあい、対処法がわからぬまま面倒くさいのでアカウントを消してしまいました". X(旧Twitter)より2021年7月3日閲覧
  2. ^ 幾花にいろ [@ikuhananiro] (2018年7月20日). "pixivを退会しました。というのも現状全く利用しておらず、メッセージ機能でしばしばお仕事のご依頼などいただくのですが(pixivのメッセージ機能あんま便利じゃないし)対応が面倒なためです!勝手で申し訳ないですが!". X(旧Twitter)より2021年7月3日閲覧