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「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の版間の差分

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ドンブラザーズの関係者:  五色田介人(ゼンカイザーブラック)、鬼頭ゆり子
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::* マントを被っているようなデザイン案もあったが、ドンモモタロウを立たせるために派手さを抑え、落ち着かせている{{R|U17673}}。また、『ゼンカイジャー』に登場したセッちゃんを黒くして続投させるアイデアもあった{{R|U17673}}。
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== ドンブラザーズの装備・戦力 ==
== ドンブラザーズの装備・戦力 ==

2022年10月30日 (日) 14:24時点における版

スーパー戦隊シリーズ > 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
スーパー戦隊シリーズ
第45作 機界戦隊
ゼンカイジャー
2021年3月
- 2022年2月
第46作 暴太郎戦隊
ドンブラザーズ
2022年3月
-
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ジャンル 特撮テレビドラマ
原作 八手三郎
脚本 井上敏樹
監督 田﨑竜太
出演者 樋口幸平
別府由来
志田こはく
柊太朗
鈴木浩文
石川雷蔵
富永勇也
宮崎あみさ
タカハシシンノスケ
駒木根葵汰
和田聰宏
声の出演 能登麻美子
村瀬歩
オープニング 「俺こそオンリーワン」
歌:MORISAKI WIN
エンディング 「Don't Boo! ドンブラザーズ」
歌:MORISAKI WIN
言語 日本語
製作
プロデューサー 大川武宏(27 - )
井上千尋(1 - 36)
テレビ朝日
白倉伸一郎
武部直美(1 - 8)
東映
矢田晃一
深田明宏
東映エージエンシー
製作 テレビ朝日
東映エージエンシー
東映
放送
放送局テレビ朝日系列
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2022年3月6日 -
放送時間日曜 9:30 - 10:00
放送枠テレビ朝日日曜朝9時30分枠の連続ドラマ
スーパーヒーロータイム第2枠
放送分30分
公式ウェブサイト - テレビ朝日
公式ウェブサイト - 東映

特記事項:
スーパー戦隊シリーズ」 第46作
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(あばたろうせんたいドンブラザーズ)は、2022年3月6日より、テレビ朝日系列で毎週日曜9:30 - 10:00(JST)に放送されている、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。

概要

スーパー戦隊シリーズ第46作[1][2]。一連のスーパー戦隊シリーズにおいて「〇〇ジャー」と付かないのは『特命戦隊ゴーバスターズ』以来10年ぶりであり、「革新的な作品を目指す」という意気込みの表れとなっている作品である[3]。モチーフは日本を代表するおとぎ話の一つ・『桃太郎』であり、同作品に登場する人物・動物をモデルにしたドンモモタロウと4人のお供たちの活躍を描く[1][2][3]。5人のうち2人はモーションキャプチャによる全編CGで描かれるキャラクターとなっている[2][4]

この5人のヒーローらはそれぞれに特徴があり、ドンモモタロウはちょんまげを結っている、オニシスターは角が生えている、サルブラザーは筋骨隆々のマッチョマンタイプで、イヌブラザーが身長100cmの小柄なのに対し、キジブラザーは身長220cmの巨体であるなど、スーパー戦隊シリーズ史上類を見ない凸凹シルエットが特徴となっている[3]。ピンク戦士であるキジブラザーはスーパー戦隊シリーズ史上初のデフォルトカラーがピンクの男性戦士となる[注釈 1][5]。変身に用いられるアイテム「アバタロウギア」や、スーパー戦隊の力を借りる能力などは前作『機界戦隊ゼンカイジャー』の世界観が一部踏襲され、初期設定でスーパー戦隊シリーズの前作の内容が継続されることや『ゼンカイジャー』の主人公であった五色田介人役の駒木根葵汰が同役で2年連続でレギュラー出演することもスーパー戦隊シリーズ史上初の事例となった[1][2][6][7][注釈 2]

「革新的な作品を目指す」というスローガンの下、メインライターには井上敏樹が採用された。井上は『鳥人戦隊ジェットマン』以来31年ぶりのスーパー戦隊作品メインライターとなり、東映作品でメインライターを担当するのは仮面ライダーシリーズの『仮面ライダーキバ』以来14年ぶりとなった。

制作

前作『ゼンカイジャー』にドンモモタロウやエンヤライドンが先行登場したことや、前作の主人公であったゼンカイザーが色を変更して登場したり、互換性のあるアイテムを投入させたのは、1年でリセットして次の作品にスライドさせていくというこれまで続けてきたやり方自体にメスを入れたもので、はっきりとリセットさせずに緩やかにクロスフェードしていく番組の移り変わりを目指したことが本作品の発端であったという[8]

令和のスーパー戦隊の有り様としてリーダーと仲間たちは非対称な構成の方が少なくとも正しいと思ったため、『ゼンカイジャー』のように非対称な1対4の形にするために、誰もが知る主人公とお供の物語の典型であり、視聴者にも観る前からそういうものであると納得するように、お供を引き連れている『桃太郎』をモチーフとしたものとなった[8][9]

どのスーパー戦隊かシルエットのみで一目でわかるチームにするため、本作品では実写アクションという大前提を一回棚に上げて、自由な発想でヒーローデザインをすることとなった[8]

脚本の井上は、「戦隊は集まるまでが面白い」と思っていたが、その面白さは第1話で終わりかねないため、現場に全員が駆けつけて変身するのではなく、変身した瞬間に突然離れた場所から飛ばされて来れば、変身前の姿は知らないが、ドンブラザーズとしては面識があるというシーンが作れるものとなり、戦隊としてのチームでの戦闘を売りにしつつ、戦闘と変身前の人間ドラマを切り離した形でどれだけ作れるのか、というのがアバターチェンジの発端であったという[10]

「暴太郎」という名称は、「アバター戦隊」か「桃太郎戦隊」かで悩んでいた企画陣に対し、ある人物が両方をまとめて「暴太郎」にすればいいと意見を出して採用された[11]

あらすじ

現役女子高生漫画家として人気を集めていた鬼頭はるかは、ある日盗作疑惑が掛けられたことで連載は打ち切りとなり、クラスでの地位も一気に降下する。

それに加えて、不思議なサングラスをかけたことで人間の中に紛れ込んでいた怪人が見えるようになり、その果てに出会った謎の男・桃井陣から「桃井タロウを探して忠誠を誓え」と告げられる。

そして、はるかは強制的にオニシスターへと変身したことで怪人たちとの戦いに巻き込まれ、風流人・猿原真一 / サルブラザー、指名手配犯・犬塚翼 / イヌブラザー、会社員・雉野つよし / キジブラザーもはるかと同様におかしなことが起こり始めた。4人は共通して宅配便で働く若い男に出会うが、彼こそはるかが探していた桃井タロウ / ドンモモタロウであった[12]

登場人物

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

桃井タロウと4人の個性豊かなお供たちで、人々を守るため、そして自分の願いを叶えるために脳人やヒトツ鬼と戦う[12]

当初はそれぞれの正体を知らずに面識はあったが、話が進むにつれて徐々にそれぞれがメンバーであることを知っていく。

メンバーは変身の前後にかかわらず本名で呼び合うが、イヌブラザー(翼)がいる場合はコードネームで呼ぶ場面もある[13]。一方、翼がメンバーであることは現時点でジロウを除く他の4人は知らないため、「ワンちゃん」や「イヌさん」など違う呼び方で呼んでいる。

これまでにおよそ5000人の候補者が力を得てドンブラザーズとなったが、力の使い道を誤って脱落したという[ep 1]

桃井 タロウももい タロウ
21歳[14][15]。純粋な熱血漢で、超人的な能力を全ての物事に対して発揮するが、生まれながらに嘘が付けない性格[14][15][12]。これは嘘をつくと脈が止まるという異常な体質を抱えているためであり、何でも口に素直に出してしまうことから、幼少期は近隣の住民たちから疎まれていた[ep 2][16]。また、「人は殴らない」ことを信条としており、喧嘩になった際は相手を手を上げることなく倒す[ep 3][ep 4][ep 5]。傲慢な性格であることから、初めて謙虚な態度をとったときはメンバーから驚かれた[ep 6]
物語開始から遡ること21年前、赤ん坊のころに桃型の特殊なカプセルに乗り、人間界にやってきて陣に拾われるが、現在は家出をして一人暮らしであり、普段はシロクマ宅配便で宅配の仕事をしている[14][15][12]
後に脳人が住む世界・イデオンの王家で、イデオンの壊滅という事態を招いた末に滅亡に追いやられた、ドン王家の末裔であったことが判明する[17]
ソノイとは互いの素性を知らないまま知り会い、変身後の姿が互いに倒すべき相手だとは知らないまま交流を続けていたが、互いの正体を知った後にタロウがドン王家の末裔であることを知ったソノイに、嘘がつけないことが災いしてドンオニタイジンの合体解除後に力が数秒間抜けることを正直に教えてしまったため、その隙をつかれる形で獣電鬼ングを倒した直後に斬りつけられ、消滅させられてしまった[ep 7]。その後、真一とはるかのキビ・ポイントによって一時的に復活した後、再び消滅するが[ep 8]、ソノイの教えによって異空間に閉じ込められていることが判明し、ジロウとつよしによって救出される[ep 5]
その後、ソノイとの決闘で一度は勝つも、復活したソノイに敗れる。だが、介人が翼を除くお供たちと脳人3人から得たエネルギーを飲ませたことで回復し、ゴールドンモモタロウに強化変身する[ep 9]
ドンモモタロウ[18]
桃井タロウがアバターチェンジする戦士[14][15]。変身音声は「よっ!日本一!」[19]。名乗り口上は「桃から生まれた!」。登場時には天女たちが舞い踊る中で神輿に担がれながら登場する。また、タロウもチェンジすると暴れん坊な性格になり、織田信長のような勢いを持ち[3]、剣術を得意とするが、お供たちを顧みないスタンドプレーで敵を蹴散らす[14][15][12]
圧倒的な戦闘力を誇るが、数年に一度、肉体に負荷がかかり続けると力の反作用で無力に陥り、変身前にやっている手助けなどの行いができなくなったり、ヒトツ鬼とまともに戦えなくなるほどの弱体化を起こしてしまう。この状態を脱却するためには杵と臼で生地をしっかりと突いたきび団子を必ず300個食べさせる必要があり、工程を省略したものや1個でも足りないと短時間で元に戻ってしまうほど回復しないが、一方でお供のサポートが1個分の代わりになることもある[ep 10]
  • モチーフは桃太郎[19]。マスクはアクション時にチョンマゲが折れた際のアクシデントを想定し、パッチン錠で前後の固定を行うアクション面が2個、アップ用が2個の計4個が用意された[19]。マスクには本作品のもうひとつのアイデンティティであるサングラスのほかに、チョンマゲにはアバタロウギア、メッキ処理された桃を額に誂えることで極めてシンプルではあるが桃太郎に見えるスタイリングが実現された[19]。スーツは肩パーツに発泡ウレタンを用いたアップ用、より伸縮性に優れた生地が採用され、薄手にプロテクター類を成形したアクション用の2種類が制作された[19]
ゴールドンモモタロウ
ドンブラスターにオミコシフェニックスを合体させてゴールドアバターチェンジしたドンモモタロウの強化形態[20][21]
必殺技は敵を桃型のバリアに封じ込めて、羽を広げた弩に縁パワーを乗せて放つ抱腹絶桃・フェスティバル縁弩ほうふくぜっとう・フェスティバルエンド
  • マスクはアップ用・アクション用が各1個、プロテクターがアップ・アクション兼用の1着が制作され、マスクと上半身プロテクターをドンモモタロウのスーツと交換することで表現している[20]。アップ用マスクのゴーグル部は塗装をミラー調のフィルムに加えている[20]
猿原 真一さるはら しんいち
博学で几帳面な風流人[14][15][12]。21歳[14][15]。2001年3月6日生まれ[ep 11]。近隣住民からは「教授」というあだ名で呼ばれ慕われている良き相談相手であり、分析が得意[14][15][12]。周囲からは「生まれながらの変人」と言われるが、自覚はない[ep 3]
俳句を詠むなど広い一軒家での自由気ままな暮らしを満喫しているが、金は持ち歩いておらず、その理由として「世の中のほとんどの犯罪の主な動機が金銭であり、人々の欲望や悲しみ、怨念がこびりついている不浄なもの」と忌み嫌い、最後に100円玉に触れた際にやけどをして以来触れていないという[ep 12][ep 13]。また、中卒[22]で、生まれてから今まで働いたことが一度もなく[注釈 3][注釈 4]、「生きることが仕事」であるという[ep 3]。金がなくても空想の力が生活を豊かにすると考えており[ep 13]、空想で腹を満たしている[ep 3][ep 13][ep 1]。飄々としながらも温厚な性格である反面、プライドが高いため、タロウに対してはその実力差を認識していたことから、一度戦いをボイコットしたことがある。
ある日、スマホを拾ったことでサングラスを装着し、その影響で、自家だけに地震が起こったり、何者かが泥棒に入り、家の照明を盗まれるなどろくなことがないという[ep 3]
サルブラザー[18]
猿原真一がアバターチェンジする戦士[14][15]。ドン21話では白井がアバターチェンジした。変身音声は「よっ!ムッキムキ!」[24]。名乗りは「浮世におさらば!」。真一とは対照的にパワーに長けており、剛腕を活かしたパワープレーを得意とする[14][15][12]。ゴリラと間違えられたこともある[ep 3]
  • モチーフは桃太郎のお供であるニホンザル[24]。マスクはドンモモタロウと同様の基本モチーフだが、頭全体や口のライン、サングラスなどを変え、鼻ディテールを設けることで猿に見えるように処理している[24]。スーツはドンモモタロウと同様のパーツ構成だが、肩パーツがない代わりに筋骨隆々のファーで両腕を覆い、ロボのようなグローブ、ラバーソールの上げ底ブーツなどで等身を変えており、シックスパック調のモールドが腹にあるほか、ニホンザルがモチーフであることから尻は赤くなっている[24]。アンダータイツの太腿には、アクション時にベーススーツに設けられたアンコがズレるのを防ぐため、特殊布素材が縫製されている[24]
鬼頭 はるかきとう はるか
漫画家志望の女子高生[14][15][12]。17歳[14][15]
冗談社マンガ大賞を受賞したものの、謎のサングラスを装着したことで異次元空間が見えるようになり、その翌日には同人漫画からの盗作疑惑が掛けられ、彼氏の花村や友達、さらには漫画家の道さえも失ってしまう。その後、陣と出会い「桃井タロウに会い、忠誠を誓えば失ったものを取り戻せる」と言われたことでオニシスターとなり、ヒトツ鬼と戦うようになる[ep 14]。その後、どんぶらでバイトを始める[ep 12]
盗作疑惑を起こしたことからクラスメイトからは「トウサク」と呼ばれるようになってしまってもいる[ep 13]
キビ・ポイントを使い一時的にドンブラザーズを脱退して漫画家としての栄光を取り戻したが、自分の居場所がドンブラザーズにあることが分かり、ドンブラザーズに戻ることを決めた[ep 15]
本作品の語り部も務める[25]
  • ドン4話の猿原との特訓では、志田が趣味の一環で少しだけやっていたキックボクシングが活かせたという[26]
オニシスター[18]
鬼頭はるかがアバターチェンジする戦士[14][15]。ドン10話では前田真利菜がアバターチェンジした。変身音声は「よっ!オニに金棒!」[27]。名乗り口上は「マンガのマスター」。金棒・フルコンボウを専用武器とし、トリッキーな動きを行う[14][15][27][28]。「ウサギ」と間違えられたこともある[ep 3]
  • ドンモモタロウとは最小限に差別化され、サングラスと鬼の角のような意匠、口元の形状を変更している[27]。フルコンボウはアップ・アクション兼用の一点物が制作された[27]。オニシスターのスーツアクターを務める下園は、はるかを演じる志田との身長差はなく、身長差を埋めるための厚底ブーツは履く必要はないが、オニシスターは甲冑があり、面が大きいことから、縮まって見えることから、できるだけインソールを入れているという[26]
  • フルコンボウは芯材があるため意外に重く、オニシスターのスーツアクターを務めた下園愛弓は自然なスイングができるようにバッティングセンターに通い、鍛えたという[27]。ドン10話に登場した真利菜がアバターチェンジしたオニシスターは、はるかの活発さを抑えて年上をイメージして演じたという[26]。また、はるかがドンブラスターが両手持ちであったのに対して、真利菜は関係性がすでに出来上がっていて戦い慣れていることから片手持ちにしたという[26]
犬塚 翼いぬつか つばさ
無実の罪を着せられ、指名手配され[注釈 5][注釈 6]、逃亡しながら真犯人を探している逃亡者[14][15][12]。1997年4月3日生まれの24歳[14][15][29]→25歳。皮肉屋の嫌われ者で、他人を信用せず利己的[14][15][12]高所恐怖症[ep 18]猫舌でもある。
一年前は夏美とともに売れない劇団員であったが、役者仲間とともに山荘に泊まった際に獣人の襲撃に遭い、適合者であった夏美を獣人にさらわれ、一年間誰にも口外しなければ夏美と再会できるという約束を獣人と交わしたことで逃亡者となった過去を持つ[ep 19]
狭山に成り代わった猫の獣人によって襲われたアノーニを助けた際に森へと送られた後、獣人に口に猫の折り紙を押し込まれたことでその姿をコピーされてしまう[30][ep 20]
イヌブラザー[18]
犬塚翼がアバターチェンジする戦士[14][15]。ドン31話では乾龍二がアバターチェンジした。変身音声は「よっ!ワンダフル!」[4]。名乗り口上は「逃げ足ナンバーワン!」。身長100cmで、俊敏さと小柄な体を活かしたスピード戦法で敵を翻弄する[14][15][12]
  • 全編CGで描かれるが、他のキャラクターとの絡みやアップ時にはギニョールの造形物が制作されている[4]
雉野 つよしきじの つよし
メンバー最年長の33歳[14][15]。コンサルタント会社・フェズントコンサルタントに勤めるサラリーマンで、妻帯者。そのため、他のメンバーと違い、失う物がない[14][15][12]
ごくごく平凡で幸せな新婚生活を送っていたが、ある日、サングラスを装着したことでキジブラザーとなり、それに起因して不幸が続くようになる[ep 12]
妻のみほを大切に思っており、彼女に害をなす者は例えヒトツ鬼に欲望を支配された人間であっても何をしても許さず、見捨てる行為に及ぶこともある[ep 4]。ドン15話ではみほを傷つけた人物を許せないという思いから激走鬼になってしまったが、タロウとジロウによって元に戻された[ep 5]。また、ドン33話ではソノイに欲望を開放されたことで太陽鬼となるが[注釈 7]、ゴールドンモモタロウによって元に戻される[ep 9]
キジブラザー[18]
雉野つよしがアバターチェンジする戦士[14][15]。変身音声は「よっ!トリッキー!」[4]。名乗り口上は「トリは堅実!」。身長220cmのスレンダーボディーで、空中戦に長ける[14][15][12]
  • 全編CGで描かれるが、他のキャラクターとの絡みやアップ時には全身のスーツの造形物が制作されている[4]
  • 第2話ではキジの特徴を反映させるために、「ケンケンケンケンケーン!」というキジの鳴き声を言っている[31]
桃谷 ジロウももたに ジロウ
ドン14話より登場。
物語開始から遡ること21年前、赤ん坊のころに桃型のカプセルに乗り、人間界に流れ着いた[32]。駐在に拾われて田舎の村の施設で育てられ、16歳で一人暮らしを始めるまでの間に内なる声からの命令でひたすら体を鍛え続け、幼いころから憧れていたヒーローになるために内なる声に導かれて住んでいた村を出て脳人と戦うドンブラザーズの前に現れる。しかし、初戦ではポーズのみがヒーローで石ころを脳人に投げつけるだけであり、はるかたちからは「ヒーロー番組見すぎのヒーローマニア」と勘違いされたが、内なる声によってドンドラゴクウへと覚醒する。
純真無垢な明るい熱血漢で、思い込みが激しい良くも悪くもマイペースな変わり者。いらないお節介を焼くなど他人に迷惑をかけることもしばしばだが、ヒーローを目指しているだけもあって、幼少期から己を磨いていた努力家で、上京してからも鍛錬は欠かさない。
ドンという名前にこだわりを持ち[ep 21]、タロウに代わる者として、主人としての存在を目指すようになる[ep 5]。それゆえにタロウにお供扱いされることを良しとしておらず、尊大な羞恥心と臆病な自尊心が臨界点を迎えるともうひとつの人格である「危ないジロウ[32][注釈 8]が表出するという厄介な性質を持っており、自分一人がヒーローになるという欲望から普段の明るい性格とは打って変わって低くドスの利いた声を発しながらヒーローだと思う者を襲うようになる。この状態ははるかのビンタなどで我に帰ると元に戻るが、豹変していた際の記憶は一切ない。このような性質と上記のお節介を焼く一面からタロウやそのお供たちからは問題児として腫れ物扱いされている。しかしタロウからはその個性を「面白い」と評されてお供たちほど問題視されておらず[ep 22]、真一から「憎めない」と言われるなど[ep 17]、次第にお供たちからも受け入れられるようになる。
やがて「危ないジロウ」が自身の体から一時的に分裂して出現し、互いの人格に干渉したり共闘したりすることができるようになり、同時にロボタロウにアバターチェンジできるようにもなった[ep 23]
タロウやはるかたちがイヌブラザーの正体に気付いていない中で、臭いでイヌブラザーが翼であることを見抜いていた[ep 17]
元は「危ないジロウ」としての人格であったが、幼少期に友人たちと「かごめかごめ」で遊んだ際にジロウとしての人格が表出し、現在に至ったことが判明した[ep 24]
  • クールでカッコいい追加戦士ではソノイと重複することから、全く異なるキャラクターとしてバカにされても頑張る努力家ということとなった[10]
ドンドラゴクウ
桃谷ジロウがアバターチェンジする戦士[32]。変身音声は「超一龍!アチョー!」[16]。お供たちのサングラスによって他のメンバーにアバターチェンジすることも可能[ep 6]。必殺技はライトニングドラゴンフラッシュ[32]
  • 桃太郎をモチーフとしたレッドに対するモチーフとして、浦島太郎金太郎という意見も出る中で、少し雰囲気を変えて孫悟空となったが、サルはサルブラザーと重複し、モードやカッパモードにチェンジする案もあったが、もっと強いモチーフとして日・中共通で強いイメージのある龍と虎がモチーフとなった[9]
  • マスクのドラゴンのグラフィックのモチーフは香港のネオン街のネオン管だが、電飾などはアクションを考慮して施されておらず、VFXによって発光が表現されている[16]
ドントラボルト
「危ないジロウ」の人格が表出したジロウがアバターチェンジする戦士[32]。ジロウから体が一時的に分裂してジロウとともにアバターチェンジすることもある。変身音声は「エクストラホアチョー!」[35]。必殺技は雷刃闇駆白虎らいじんやみがけびゃっこ
  • デザインコンセプトはドンドラゴクウと同様のもので構成され、キーカラーは銀となっている[35]。アップ用スーツのタイツはややルーズに作られているため、光沢感がある一方で、シワが寄ることで光沢の陰影が映える形となっている[35]

ドンブラザーズの関係者

桃井 陣ももい じん
タロウの育ての養い親[14][15]。タロウを拾って以降、年を取っていない[15]。何らかの罪を着せられて異空間にあるバーチャル刑務所に収監中で、各所にアバターとして出没する[15]。タロウに不思議なサングラスを配り、4人のお供を集める[15]
その正体はドンモモタロウを育てた罪を犯して守護人となり、罰を受け、人間世界と脳人の世界の境界にある獣人の抜け道を防ぐための守護の要石として幽閉されていた人間であり[36][ep 20]、ソノイたちとも面識がある。
五色田 介人ごしきだ かいと[14]
はるかがアルバイトをしている喫茶店「どんぶら」のマスター。影ながらにドンブラザーズをサポートする[15][12]
その顔は前作『機界戦隊ゼンカイジャー』の同姓同名の主人公に酷似しており、関係性は不明だが、寡黙な性格であるなど全く異なる人物である[14][15][12]
  • 介人を演じる駒木根は、テレビドラマ『HERO』で田中要次が演じるバーのマスターをイメージしているという[37]
ゼンカイザーブラック[18]
五色田介人が変身する戦士[18][注釈 9]。『機界戦隊ゼンカイジャー』のゼンカイザーに酷似した姿だが、そのつながりは不明で、カラフルさが抜け、モノトーンの姿となっている[7][38]
  • マントを被っているようなデザイン案もあったが、ドンモモタロウを立たせるために派手さを抑え、落ち着かせている[8]。また、『ゼンカイジャー』に登場したセッちゃんを黒くして続投させるアイデアもあった[8]
雉野 みほきじの みほ
つよしの妻。美容師[12]。美容師としては優秀といわれている[ep 25]
その正体は鶴を折る獣人が夏美をコピーした姿で[ep 26][39]、狭山に成り代わった獣人と人間離れした身体能力で戦ったこともある[ep 23][40]
だが、突如として夏美の人格と記憶を取り戻したと同時にみほとしての記憶を失い[30]、翼と同棲するようになった[ep 27]
  • みほを演じる新田は、獣人の場合は出る限り最も低い声を出している[13]
倉持 夏美くらもち なつみ
翼の想い人。顔は雉野みほと瓜二つ。みほと同様に美容師志望であった[ep 17]
一年前に適合者として獣人によって異空間へとさらわれ、消息を絶つ[ep 19]。その後は鶴の獣人によってコピーされ、「雉野みほ」として人間界に現れた[30][ep 20]
鬼頭 ゆり子きとう ゆりこ
はるかの叔母で、王苦署の警部補[ep 28]。警察関係者というだけあり、アノーニを圧倒したこともあった[注釈 10][ep 28]
ドン35話では、暴走したつよしの策略で逮捕された翼の取り調べを行った際、自身が巻き込まれた獣人絡みの事件の真相を探るため「倉持夏美を観察して獣人の正体・目的についての情報を提供してくれれば、翼の指名手配を取り消す」と取引を持ちかける。

ドンブラザーズの装備・戦力

共通装備

アバタロウギア[1][2]
ドンブラザーズが変身などに用いる赤い歯車型ギア。これを使用することで強力なアバターであるアバタロウにアバターチェンジする[28]
歴代のスーパー戦隊のアバタロウギアを用いると、その戦隊の戦士の姿にアバターチェンジすることが可能[7][41]。ただし、全員が共通のギアを使用するため、各メンバーに対応した色にしかチェンジできない[41]
ヒトツ鬼が倒されると、それと同じ力が込められたセンタイギアがアバタロウギアへと変化し介人の手に渡る[12]。また、ゼンカイザーブラックがヒトツ鬼から手に入れたギアは、自動的にドンブラザーズのドンブラバックルに転送される[41]。ドンドラゴクウが使用した場合は追加戦士にアバターチェンジする[42]
  • 前作『ゼンカイジャー』をアイテムとしても繋ぐものを出すこととなり、本作品にも「ギア」をモチーフとしたアイテムを出すこととなった[9]
名称 効果 備考 初登場
ドンモモタロウ ドンモモタロウへの変身 ドン1話
オニシスター オニシスターへの変身
キジブラザー キジブラザーへの変身
ゼンカイジャー ゼンカイジャーへの変身
リュウソウジャー リュウソウジャーへの変身
騎士竜一桃リュウソウ斬きしりゅういっとうリュウソウざんの発動
イヌブラザー イヌブラザーへの変身 ドン2話
トッキュウジャー トッキュウジャーへの変身
サルブラザー サルブラザーへの変身 ドン3話
ルパンレンジャー ルパンレンジャーへの変身
オーレンジャー ドン4話
パトレンジャー パトレンジャーへの変身 ドン5話
ジュウオウジャー ジュウオウジャーへの変身 ドン6話
ファイブマン ファイブマンへの変身 ドン7話
キラメイジャー ドン8話
ゴーバスターズ ドン9話
ゴーカイジャー ドン10話
ニンニンジャー ドン11話
キュウレンジャー ドン12話
キョウリュウジャー ドン13話
ターボレンジャー ドン14話
ドンドラゴクウ ドンドラゴクウへの変身 ドン15話
カーレンジャー
ジュウレンジャー ドン16話
ドラゴンレンジャー ドラゴンレンジャーへの変身
ジェットマン ドン17話
ゴーオンジャー ドン19話
ダイレンジャー ダイレンジャーへの変身 ドン20話
キバレンジャー
シンケンジャー ドン21話
メガレンジャー ドン22話
キョウリュウゴールド キョウリュウゴールドへの変身
ゲキレンジャー ドン23話
カクレンジャー ドン24話
ゴーグルファイブ ドン25話
マジレンジャー ドン27話
ダイナマン ドン28話
アバレンジャー ドン29話
フラッシュマン ドン30話
ゴセイジャー ドン31話
ボウケンジャー ドン32話
サンバルカン ドン33話
デカレンジャー ドン34話
ライブマン ドン35話
ハリケンジャー 劇場版
アバタロウギアアルター
ドンモモタロウが使用する水色のアバタロウギアで、手のひらサイズの特別なアバターであるアルターにアルターチェンジすることが可能。
名称 効果 備考 初登場
ドンモモタロウアルター ドンモモタロウアルターへの変身 ドン2話
トッキュウジャーアルター トッキュウジャーアルターの実体化 ドン3話
ジュウオウジャーアルター ジュウオウジャーアルターの実体化 ドン6話
リュウソウジャーアルター リュウソウジャーアルターの実体化 ドン8話
ドンドラゴクウアルター ドンドラゴクウアルターへの変身 ドン16話
ニンニンジャーアルター ニンニンジャーアルターの実体化 ドン17話
ロボタロウギア
ドンモモタロウが使用する金色のギアで、ヒトツ鬼ングと戦闘するためのロボロボタロウのデータを引き出す。
名称 効果 備考 初登場
ドンゼンカイオー ドンゼンカイオーへの合体 ドン5話
ドンロボタロウ ドンロボタロウへの変身 ドン9話
オニシスターロボタロウ オニシスターロボタロウへの変身 ドン10話
サルブラザーロボタロウ サルブラザーロボタロウへの変身
イヌブラザーロボタロウ イヌブラザーロボタロウへの変身
キジブラザーロボタロウ キジブラザーロボタロウへの変身
ドンオニタイジン ドンオニタイジンの巨大化 ドン12話
虎龍攻神(トラドラゴンジン) ドンロボゴクウへの変身
ドンロボボルトへの変身
ドン23話
暴太郎極アバタロウきわみ ゴールドンオニタイジンへの合体 ドン34話

初期メンバーの共通装備

ドンブラスター[1][2][43]
ドンブラザーズの変身に用いられるサングラス型変身銃[1][2][43]。ギアテーブルにアバタロウギアやセンタイギアをセットしてスクラッチギアを回してトリガーを引くことでギア内部のアバターデータを実体化し、アバターチェンジする[1][2][43]
他のメンバーがアバターチェンジするとアバタロウギアを装填したドンブラスターによって強制的にアバターチェンジさせられてそのメンバーがいる場所に転移し、チェンジオフすると元の場所へ送還される。しかし、変身は必ずしも強制ではなく、変身される前にアバタロウギアを外せば変身はせず、転送を拒否することも可能[ep 7][ep 29]
必殺技は天面の青いボタンを押してスクラッチギアを回すことで発動する狂瀾怒桃きょうらんどとう・ブラストパーティー
  • ダイヤルやバレル、ギアなどが連動するフルギミックのものが3丁、軽量化されたハーフギミックと呼ばれるアップ用のものが2丁、アクション用のものが5丁制作された[19]
  • 変身や必殺技の音声を童謡の「桃太郎」になぞらえたり、歌舞伎風であるのはオーダーによるものであったが、センパイジャーへのアルターチェンジ時に「大先輩」を「でぇせんぱい」に聞こえるようにしているのは、音声を担当した濱野大輝が提案したものであるという[44]
ドンブラバックル[19]
  • 撮影用プロップは、アップ用・アクション用のほかに、開閉ギミックが付いたものが用意された[19]

ドンモモタロウの装備

ザングラソード[1][43]
ドンモモタロウの専用武器であるサングラス型大太刀[1][43]。ドンブラスターの天面に鍔中央のスクラッチギアをタッチさせることで、ドンブラスターに装填したギアの能力を宿した剣技が可能[1]。スクラッチギアを回して相手を断ち切る必殺奥義ザングラソード・快桃乱麻かいとうらんまが得意技[43]。さらにお供たちのドンブラスターによる援護射撃と共に敵に放つ必殺奥義桃代無敵・アバター乱舞とうだいむてき・アバターらんぶ、エネルギーを仲間のドンブラスターから貰って敵にすさまじい斬撃をぶつけるダブルパワースラッシング[38]がある。
  • アップ用プロップのほかに、電飾のLEDが仕込まれたものも制作され、プロポから遠隔操作することでレインボーカラーに発光させている[19]
オミコシフェニックス
ドンモモタロウが指笛で召喚する御神輿をモデルとした黄金鳥[20][21]
  • アップ用モデルには変形ギミックが仕込まれている[20]

ドンドラゴクウ / ドントラボルトの装備

龍虎之戟リュウコノゲキ
ドンドラゴクウ / ドントラボルトのドラゴン流変身武具。アバタロウギア ドンドラゴクウを矛モードの中央部に読み込むことでギア内部のアバターデータをロードしてドンドラゴクウにアバターチェンジする[16]
  • アックスモードのアップ用モデルは展開用ギミックが組み込まれている[35]
虎的盾鑼タイガードラ
ドンドラゴクウ / ドントラボルトの銅鑼型のタイガー流変身武具[16]。エネルギー気功弾や必殺ショットを発射するほか、天板にアバタロウギアをセットしてアルターチェンジやスーパー戦隊の追加戦士へのアバターチェンジを行う[16]
  • アップ用は回転ギミックが仕込まれており、アクション用はギミックが省略されて持ち手部分はワイヤーになっているほか、小ぶりのスーパーアクション用が用意された[16]

エンヤライドン

ドンモモタロウが搭乗するバイク型のメカ[1][2]。4基のハイパワーエンジンをリアカウルに搭載している[43]。脳人レイヤーに突入する際に使用する[45]

  • 『ゼンカイジャー』で使われていなかったモチーフとして、ドンモモタロウが1人でしか出てこず、1人乗り用のビークルとして、子供が多く持つ玩具である『ゼンカイジャー』の1号ロボであるジュランと半身合体できる体積を持つボリューム感のビークルとしてバイクが選ばれた[46]
ドンゼンカイオー[2]
巨大化したエンヤライドンと『機界戦隊ゼンカイジャー』のジュランティラノがドン全界合体した姿[1][2][38]
武器は右腕に装備したアバターソード[43]とエンヤライドンの風防を盾とする[45]。必殺技は右肩にセットした巨大ギアを回転させてアバターソードにパワーを充填させて稲妻を帯びさせて放つドン・ゼンカイクラッシュ[43]、右足に巨大ギアをセットして回転させてエネルギー光弾を発射するドンレッグバスター[43]
  • 『ゼンカイジャー』の登場時にはモーションキャプチャーではなく、藤田洋平がポーズを取り、その動きを1コマずつCGでトレースして作っている[47]

アルターモード

ドンモモタロウとドンドラゴクウがアバタロウギアアルターで、ドンムラサメがニンジャークソードでアルターチェンジした小型戦闘システム。

ドン王家に連なる戦士が使用し、魂をアルターに宿すことで防御力と俊敏性が増し、数倍に回避性能が向上するが、本体を持たないドンムラサメを除いて、アルターとなっている間は本体が無防備になるという弱点を持つ[40]

  • シリーズの定番である全員が集合して合体ロボになるものだけではなく、リーダーのドンモモタロウのみが使える専用ロボのようなものとして生まれたキャラクターである[9]。継続して「ギア」を使うというコンセプトから、レジェンド戦隊の力を借りる、というのをアバターとしてビジュアル化したものとなった[9]
ドンモモタロウアルター
ドンモモタロウがアルターチェンジした姿[12]。ドンモモタロウの意思を小さなアルターに宿らせる[38]
ドントッキュウモモタロウアルター
ドンモモタロウアルターがアバタロウギア トッキュウジャーアルターで召喚したトッキュウジャーアルターと合体した姿。戦車のようなフォルムで、敵に両腕のハサミ状の踏切で攻撃する[12]
ドンジュウオウモモタロウアルター
ドンモモタロウアルターがアバタロウギア ジュウオウジャーアルターで召喚したジュウオウジャーアルターと合体した姿[12]。羽を鳥のように広げて、大空を滑空する[12]
ドンリュウソウモモタロウアルター
ドンモモタロウアルターがアバタロウギア リュウソウジャーアルターで召喚したリュウソウジャーアルターと合体した姿。
ドンドラゴクウアルター
ドンドラゴクウがアルターチェンジしたドラゴンをモデルとしたアルター[32]。ドラゴンモードに変形可能で、凄まじい威力の火炎を口から放射する[32]
ドンニンニンドラゴクウアルター
ドンドラゴクウアルターがアバタロウギア ニンニンジャーアルターで召喚したニンニンジャーアルターと合体した強化アルター[32]。空中を飛行し、敵を手の刃で切り裂く[32]
ドンムラサメアルター
ドンムラサメがアルターチェンジしたサメをモチーフとしたアルター[32]。サメモードに変形可能[32]

ロボタロウ

ロボタロウギアを用いてアバターチェンジした姿。

  • 当初はモモタロウアルターに変身することから、ドンロボタロウ時では等身大戦を想像していなかったという[9]
  • スーツはアップ・アクション兼用の1着が制作されている[48]
ドンロボタロウ
ドンモモタロウがロボタロウギア ドンロボタロウを用いてアバターチェンジした桃太郎をモデルとしたロボタロウ。ドンオニタイジン・トラドラオニタイジンの中心を構成する。
心桃滅却・アバター光刃しんとうめっきゃく・アバターこうじん前人未桃・打ち上げロボタロウぜんじんみとう・うちあげロボタロウが得意技。
  • スーツなどはアップ・アクション兼用の1体が制作されている[49]。マスクはドンオニタイジンのものを基にウレタンやポリ製のパーツを加飾して制作している[49]。マスクは前後分割式だが、兜によって首元までの距離があるため、松葉ピンではなく面ファスナーによる固定となっている[49]。スーツは各パーツをディテールが腹などに奢られた専用のベーススーツに装着するものとなっている[49]
サルブラザーロボタロウ
サルブラザーがロボタロウギア サルブラザーロボタロウを用いてアバターチェンジした猿をモデルとしたロボタロウ[50]。両腕はかなりデフォルメされており、ゴリラに似た外観だが、あくまでもサルである[50]。ドンオニタイジンの両腕、トラドラオニタイジンの左腕を構成する。
  • 毛並みはサルブラザーではファーで処理されていたが、造形物による処理となった[50]。毛のハネ感を多層に組み合わせた毛のパーツで表現している[50]
オニシスターロボタロウ
オニシスターがロボタロウギア オニシスターロボタロウを用いてアバターチェンジした鬼をモデルとしたロボタロウ[48]。肩アーマーやフルコンボウのトゲトゲを追尾型ミサイルとして発射する[48]。ドンオニタイジン・トラドラオニタイジンの右足を構成する。
  • アーマーを肩、胸、腰などに装着したシンプルな強化形態となっている[48]
イヌブラザーロボタロウ
イヌブラザーがロボタロウギア イヌブラザーロボタロウを用いてアバターチェンジしたイヌをモデルとしたロボタロウ[51]。この姿になると他のお供たちに似たサイズに変化する[51]。ドンオニタイジン・トラドラオニタイジンの左足を構成する。
  • イヌブラザーと同様にフル3DCGによって表現される[52]
キジブラザーロボタロウ
キジブラザーがロボタロウギア キジブラザーロボタロウを用いてアバターチェンジしたキジをモデルとしたロボタロウ[52]。ドンオニタイジンの両肩とキジンソード、トラドラオニタイジンの両肩とキジンスピアーを構成する。
  • キジブラザーと同様にフル3DCGによって表現される[52]
ドンロボゴクウ
ドンドラゴクウがロボタロウギア 虎龍攻神を用いてアバターチェンジした龍をモデルとしたロボタロウ。トラドラオニタイジンの中心を構成する
ドンロボボルト
ドンロボボルトがロボタロウギア 虎龍攻神を用いてアバターチェンジした虎をモデルとしたロボタロウ。トラドラオニタイジンの右腕を構成する。
  • ドンロボゴクウが金のため、銀にした場合、ドンオニタイジンにも銀が多く使われていることから、7体が合体した際の色味の違いを意識して紫となった[9]

ドンオニタイジン

5体のロボタロウが大合体した鬼退治ロボ。ロボタロウになったドンモモタロウの号令の元、4人のお供たちが文字通り、手足となって変形し合体する。この状態では等身大だが、ここでさらにドンオニタイジンのロボタロウギアを使用することで巨大ロボへと変化する。

4人のお供たちの意思はそれぞれの手足に宿っていて思考を持ち、自らの意思で攻撃をすることも可能で、等身大の状態でも床几に腰掛けていても、アノーニを蹴散らすことができるほどに強力だが、合体を解除するとタロウが数秒間の間脱力して動けなくなるという致命的な弱点がある[ep 7]

武器は黒い軍配・ドンばいと背中に装填されているキジブラザーロボタロウの尻尾が変形したキジンソード。必殺技は一騎桃千・ドンブラパラダイスいっきとうせん・ドンブラパラダイス

  • 『ゼンカイジャー』にも登場したドンゼンカイオーを本作品の前半にも出すこととなったため、序盤はドンゼンカイオーが活躍し、本格的にその後に登場させることとなった[9]
  • 合体前と合体後でのキャラクター性の断絶という『ゼンカイジャー』での反省を踏まえ、「メンバーの顔をそのまま正面に配する」といった形で、キャラクターとしての一貫性や合体ロボとしての満足度の高さを両立する試みがなされている[36][9]。またDX玩具は全高約36センチと、史上最大級のスケールとなる[53][注釈 11]
  • スーツとマスクはアップ・アクション兼用の1体が制作された[54]。マスクは前後分割式で、眼には電飾が設けられている[54]。拳を握った状態のもののほかに、剣を握る際には換装用のロボディテールのグローブが装着される[54]

虎龍攻神

読みは「トラドラゴンジン」。ドンロボゴクウとドンロボボルトが大合体した巨大龍虎ロボ[21]。両肩の盾には両腕の武器の銘の文字が刻まれている[55]

武器は左腕の大きな爪神盾撃器イージストライガーとドンロボゴクウの尾である右手の剣熱烈貫戟ねつれつかんげき[55][21]。必殺技はトラドラ奥義・炎虎龍々ジロウ'sハリケーンえんこりゅうりゅうジロウズハリケーン[21]

  • ドンオニタイジンとは異なる体形のロボットとして、「パワードスーツを纏ったスリムロボ」というコンセプトとなった[9]
  • スーツはドンロボゴクウにドンロボボルトが入り込む、マトリョーシカ方式[55]。胸の檻フレームの一部とドラゴンの鼻先は金メッキという設定であるため、光沢感のあるビニルレザーを貼り付けている[55]。神盾撃器は換装して装着している[55]。熱烈貫戟は芯材にグラスファイバーの釣竿を利用した軟剣と固いアップ用、アクション用がある[55]

トラドラオニタイジン

ドンオニタイジンとトラドラゴンジンが呉越同舟超絶大合体したスーパー鬼退治ロボ[21]

アバターホースに騎乗しながら戦い、敵を馬上から貫き倒すキジンスピア豪傑突き、敵を弓で狙い撃つドラゴンキングダムアローなどを得意とする[21]。必殺技は天下桃一・ドンブラファンタジアてんかとういつ ドンブラファンタジア[21]精神一桃・ドンブラシャングリアせいしんいっとう ドンブラシャングリア

ブラックオニタイジンムラサメ

ドンムラサメがアバターチェンジした鮫をモデルとした巨大暗黒ロボ[21]

ドンオニタイジンに酷似した姿で、戦闘スタイルもドンオニタイジンと同等である。武器は2本のソーシャークソード

ゴールドンオニタイジン

ドンオニタイジンとオミコシフェニックスがオミコシ大合体した黄金の巨大鬼退治ロボ[21]

武器はゴールドンランスとゴールドンシールドで、必殺技は両足で放つ最強オニキックと不桃不屈・ドンブラユートピアふとうふくつ ドンブラシユートピア

スペック

名称 全高 全幅 全長 重量 スピード 出力 初登場
エンヤライドン[43] 2.0m
(合体時:21.0m)
1.6m
(合体時:16.5m)
4.9m
(合体時:51.5m)
750kg
(合体時:1300t)
400km/h 3000馬力
(合体時:500万馬力)
『ゼンカイジャー』第42カイ!
ドン1話
トッキュウジャーアルター 3.5cm 3.0cm 21.0cm 1.7kg 150km/h 650馬力 ドン3話
ジュウオウジャーアルター 3.8cm 3.8cm 3.8cm(イーグル6.0cm) 1.3kg(3つの合計) 200km/h 350馬力 ドン6話
リュウソウジャーアルター 10.4cm 8.8cm 20.6cm 2.7kg 120km/h 700馬力 ドン8話
ニンニンジャーアルター 3.7cm 15.0cm 15.2cm 1.6kg 250km/h 400馬力 ドン17話
名称 全高 全幅 胸厚 総重量 スピード 出力 初登場
ドンゼンカイオー[43] 48.0m 34.0m 20.8m 2500t 400km/h 1050万馬力 『ゼンカイジャー』第42カイ!
ドン1話
ドンモモタロウアルター 14.0cm
(肩上まで15.5cm)
12.0cm 3.5cm 2.5kg 100km/h 650馬力 ドン2話
ドントッキュウモモタロウアルター 9.7cm 9.7cm 15.0cm 4.2kg 150km/h 1100馬力 ドン3話
ドンジュウオウモモタロウアルター 14.0cm
(翼の上まで19.0cm)
29.3cm 13.5cm 3.8kg 200km/h 1000馬力 ドン6話
ドンリュウソウモモタロウアルター 15.0cm 12.0cm 17.9cm 5.2kg 120km/h 1350馬力 ドン8話
ドンロボタロウ 200cm 130cm 72cm 200kg 180km/h 2300馬力 ドン9話
サルブラザーロボタロウ 160cm 152cm 65cm 340kg 80km/h 2600馬力 ドン10話
オニシスターロボタロウ 185cm 82cm 56cm 250kg 120km/h 1900馬力
イヌブラザーロボタロウ 75cm 42cm 180cm 190kg 250km/h 1500馬力
キジブラザーロボタロウ 55cm 367cm 453cm 270kg 200km/h 2000馬力
ドンオニタイジン 55.0m
(旗上まで75.8m)
38.0m 21.5m 3000t 300km/h 1700万馬力 ドン12話
ドンドラゴクウアルター 19.6cm 7.0cm 5.2cm 3.5kg 200km/h 900馬力 ドン16話
ドンドラゴクウアルター ドラゴンモード 8.4cm 7.7cm 40.0cm - - -
ドンニンニンドラゴクウアルター 22.0cm 20.0cm 4.0cm 5.1kg 250km/h 1300馬力 ドン17話
ドンムラサメアルター 15.0cm 10.0cm 2.8cm 2.8kg 150km/h 750馬力 ドン18話
ドンムラサメアルター サメモード 10.0cm 3.2cm 19.6cm - - -
ドンロボゴクウ 120cm 125cm 580cm 360kg 200km/h 2700馬力 ドン23話
ドンロボボルト 95cm 155cm 230kg 300km/h 1700馬力
トラドラゴンジン 55.7m 31.5m 21.5m 2300t 300km/h 1300万馬力
トラドラオニタイジン 60.0m
(翼上まで65.0m)
57.0m 37.0m 5300t 350km/h 3000万馬力 ドン28話
ブラックオニタイジンムラサメ 55.0m 38.0m 21.5m 3000t 300km/h 1700万馬力 ドン32話
ゴールドンオニタイジン 56.0m 57.5m 31.5m 3700t 350km/h 3000万馬力 ドン34話

脳人

読みは「ノート」。人間には認識不可能な人間世界の裏に重なって存在する高次な世界・イデオン[17][40]の住人で、人間界のものに興味を持つ[15]。人類が誇る名画の並ぶアジトを拠点とする[25]

一方で、人間の過剰な欲望は、脳人の世界を維持している人間界から生まれた波動が乱れ、脳人の世界が不安定となって荒廃することから、それを粛正するためにソノイたちは元老院から欲望の裁定者として遣わされ、人間の欲望から生まれるヒトツ鬼を人間ごと消去しようとする[12][17][40]。だが、ドンブラザーズの攻撃によって倒されたヒトツ鬼が元の人間に戻ることを知り、彼らの存在に注目するようになり[12]、否定していた人の欲望にも強い興味を抱くようになる[25]

ソノイ、ソノニ、ソノザは胸の前で左腕にはめたブレスに右手を翳すことで戦士の姿に変身し[注釈 12]、共通して胸部に脳人シールドを武装している。

  • ソノイ、ソノニ、ソノザは過去の東映ヒーローをモチーフとしている[57]
諸元
ソノイ
身長 192cm
体重 90kg
ソノイ
人間が生み出す芸術に人間の不完全さを見出し、興味を持つ、非常に高貴で穏やかな物腰の男[15][12][58]。変身体では一級剣いっきゅうけんバロンソードと紺青の脳人シールドが武器[12]
人間の命は何よりも尊いと思っており、人命救助を行うこともあるが、世界を滅ぼす人間の過剰な欲望を憎んでいる[ep 4]。趣味は絵画鑑賞[15]
タロウに申し込んだ決闘で敗れ、ドンムラサメによってどこかへと連れ去られた[58][ep 30]。その後、自身の葬式が行われ、招待されたタロウに対して空っぽとなったソノイの人形が襲い掛かって身体を刺し、力を吸う[21]。その後、タロウの力を取り込んだ影響[59]でタロウのような性格と赤いメッシュが入った髪で現れ、2度目のタロウとの決闘では勝利を収める[ep 31]。ソノニとソノザに忠誠を誓わせ、お供にした[ep 9]。だが、タロウたちやソノニ・ソノザととともに食べたおでんのからしで涙を流したことで性格と髪だけは元に戻った[ep 27]
  • 戦闘で傷ついたり、プールに入るシーンがあることから衣裳は2着用意されている[60]
ソノニ
人間界の恋愛に興味を持つ妖艶な女[15][12]。変身体では二重弓にじゅうきゅうコンドルアローと純白の脳人シールドが武器[12]
自身にナンパをしてくる男性に愛の言葉を求めるが、事あるごとに理由を付けて断っている。また、その中で翼とも知り合い[ep 4]、タロウたちよりも先に彼がイヌブラザーであることを知る[ep 19]
  • ソノニを演じる宮崎は、声が高いため、アフレコで機械を通すと少し弱く聞こえてしまうことから、気持ち低めの声を意識しているという[56]
ソノザ
人間の喜怒哀楽に興味を持つが、未だ理解できていないため場違いなところで笑ったり泣いたりする粗暴な男[15]。長い柄が長槍に似た傘・三刃槍さんじんそうカゲスピアと灰茶の脳人シールドが武器で、カゲスピアによる三段突きを得意とする[15][12]
はるかの漫画『初恋ヒーロー』にハマり、彼女をさらって続きを描かせようとした[ep 22]
ドンムラサメ
脳人の世界で光の粒が集まって生まれた人工生命体の実験兵士[61][32][62]で、ニンジャークソードから人型にアバターチェンジする。専用武器はニンジャークソードとサメ型の手裏剣[61][32]
対獣人用の兵器として元老院に造られたが[ep 28]、謎の存在であるマザーの命令によって未完成のまま元老院から脱走して現世に降臨し、ドンブラザーズやドンドラゴクウ(ドントラボルト)を襲う[61][32]が、獣人からアノーニを守るために戦うこともある[ep 1]
マザーの命令に従って戦い続けていたが、本来の自分が分からなくなり、自分の中には「2人の自分」がいるとしていたが、ジロウに対して「2人の自分」がいると似たものを感じており、ジロウから「どう生きるかを2人で探す」ということを聞き、マザーもムラサメ自身の言葉に耳を貸すようにした[ep 24]
アノーニ
脳人世界由来の工作員。人間になりすまして人間社会に紛れ込んでいるが、不思議なサングラスをかけると本来の姿が見えるようになる[40]
脳人に忠誠を誓っており、殴槌おうついアノハンマーを振るい、人間を襲うが、時にはヒトツ鬼に手を貸すこともある[40]

ドンムラサメの装備

ニンジャークソード[61][32]
ドンムラサメの専用武器である背中に納刀した鮫モデルの忍者剣[61]。ザングラソードの形状をより鋭利にし、ギザギザの刃となっている[61]
その正体はドンムラサメの本体で、人型にアバターチェンジするほか、アルターチェンジやスーパー戦隊へのアバターチェンジも可能。
ムラサメ自身の意識が眠り、妖刀として扱われると手にした人間は「戦え」という声に従って凶暴化し、敵味方関係なく襲い掛かるが、タロウのみは自らの意志で戦うことが可能[ep 24]
  • プロップには電飾は仕込まれていない[61]。剣のホルダーは、ベルトとプロテクターの接合面に設けられたスリットに通して面ファスナーで固定するほか、外すことも可能[61]

獣人

読みは「ジュート」。人間に成り代わって世界を侵食する存在で、脳人からは人間界だけではなく自分たちの世界も滅ぼしてしまうことから危惧されている[63]。また、脳人自らの力では倒すことはできず[63]、ソノイたちは「不可殺の者」と呼んでいる。ドンブラザーズの攻撃も同様に通じない[ep 30]が、対獣人用の兵器として造られたドンムラサメもしくはニンジャークソードでのみ倒すことができる[ep 24]

折り紙を折ったり操るのが特徴で、獣人が折る動物によってその強さのランクが判別可能[36][63][注釈 13]で、位が高くなるほど知性も人間社会に溶け込めるほどになる[40]。また、肉が好物である。

猫の獣人の怪人態は鉤爪を武器とする[64]

元々はドン家がより安定した資源の供給を求めて造った人工生命体であったが、失敗に終わり、ドン家によって封印されていた[ep 30]。その後は、守護人であった陣によって人間界と獣人を繋ぐ扉を封印することで人間界と脳人の世界に現れることを防がれていたが、何らかの理由で封印が解け、別の新しい扉から抜け出して人間世界に現れ、観光バスの乗客全員を襲い、その乗客のうちの一人である翼を追っていた刑事・狭山が第一の獣人として成り代わられた[36][40][ep 20]。また、狭山が参加したバスツアーのバスガイドの女性にも成り代わっており、折り紙による攻撃でソノイを翻弄した[ep 8]

また、獣人がコピーした人間は、獣人が死ぬと元の人間自身も死んでしまう[ep 28]

ヒトツ鬼

読みは「ヒトツキ」。強い欲望を持った人間から生まれ、人に憑いている鬼のこと。

憑依した人間の欲望を暴走させて、最終的に自我を失った人間の体を取り込んで鬼の姿へと変貌を遂げる。また、欲望だけが人間から分離した実体がないヒトツ鬼も存在する[ep 4]。また、憑依した人間の欲望が満たされてなくなると、憑依した人間から浄化し、新たに強い欲望を持つ人間から生まれる[ep 17]

欲望がさらに暴走し、それが脳人レイヤーと積み重なることでヒトツ鬼ングと化し、脳人レイヤーの中で大暴れすることによって破壊活動を行うことがある。

ヒトツ鬼はドンブラザーズに撃破されることで元の人間の姿へと戻るが、人の欲望を忌み嫌う脳人からも狩猟対象となっており、彼らに消去されてしまうとその元となった人間ごと消滅してしまう。だが、ドン15話で脳人によって消滅させられた人間は異空間に閉じ込められていたことが判明した[ep 5]

また、ヒトツ鬼となった人間がドンブラザーズに倒されて元に戻っても欲望を捨てきれていなかった場合、再度ヒトツ鬼に変貌するケースも存在する[ep 30][ep 31]

設定・用語

脳人レイヤーノートレイヤー
ドンブラザーズに与えられた「不思議なサングラス」越しに視ることができる不思議なセカイ。平行世界ではなく、人間世界の一つ下の層に重なって存在する表裏一体の世界で、アノーニたちが紛れて暮らしている普段目に映る世界とは違った世界[11][36]。サングラス越しに見える四角い扉・ワープドア[40]は様々な場所に通じている不思議な出入り口で、円形のジャンプサークルは踏むと飛ぶジャンプ台となっている。ヒトツ鬼を倒すと脳人レイヤーのみが引きはがされて単体化して浮き上がり[40]バトルフィールドが現れる。
キビ・ポイント[25]
タロウとジロウを除くドンブラザーズの4人のお供に与えられるポイント。管理人である介人によって管理され、戦闘によって溜まったポイントを使用することによってそのポイントに応じてどんな願いを叶えることもドンブラザーズを辞めることも可能だが、下手に使用したり、獲得したポイントに見合わない願いを叶えようとしてマイナスになると不幸が訪れる可能性もある[65][40]。後者に該当するはるかは足が不自由になり、真一は俳句が詠めなくなった[ep 5]
溜めたポイントを使って、一時的にではあるが、つよしが仕事ができるようになって出世して裕福な生活を手にしたこと[ep 25]や、はるかがドンブラザーズを脱退して元の人生を取り戻したり[ep 15]、真一とはるかがタロウを生き返らせたこともある[ep 8]
ドン王家
イデオンの王族で、かつて脳人と人間の共存を唱えイデオンを壊滅の危機に陥らせたため滅亡した。滅亡の直前にドンモモタロウ(桃井タロウ)とドンドラゴクウ / ドントラボルト(桃谷ジロウ)を桃型のカプセルに乗せて人間界に逃した。
元老院
イデオンを統治する組織で、自らの世界の安定のためにソノイたちを人間界に派遣する[40]

キャスト

レギュラー・準レギュラー

声の出演

ゲスト

スーツ・モーションアクター

キジブラザーのモーションアクターは高田が務めており、主に歴代のピンク戦士にアバターチェンジするものの、男性の体型ではスーツが入らないことから、田畑がアバターチェンジ後のスーツアクターを務めている[78]

  • ドンモモタロウ[87][12] - 浅井宏輔
  • サルブラザー[87][12]、ドンドラゴクウ(サルブラザーチェンジ時 / 16)[88]、サルブラザー(先代 / 22)[62] - 竹内康博
  • オニシスター[87][12]、オニシスター(真利菜 / 10)[74] - 下園愛弓
  • イヌブラザー[87][12]、ドンドラゴクウ(ドントラボルト共演時 / 23)[89] - 岡田和也
  • キジブラザー[87][12]、ゼンカイザーブラック[12]、激走鬼(15)[72]、太陽鬼(33)[90] - 高田将司
  • ドンドラゴクウ[72][32]、ドントラボルト[84][32]、闇ジロウ(吹き替え / 23)[82] - 伊藤茂騎
  • ドンゼンカイオー[43]、ドンオニタイジン[91]、トラドラオニタイジン[92][21]、ゴールドンオニタイジン[93][21] - 藤田洋平
  • トラドラゴンジン[82][21] - 草野伸介
  • ソノイ変身体[15][12] 、ソノイ(吹き替え / 27)[64] - 森博嗣
  • ソノニ変身体[15][12] - 蜂須賀祐一
  • ソノザ変身体[15][12] - 清家利一
  • ドンムラサメ[94][32]、ブラックオニタイジンムラサメ[21] - 米岡孝弘
  • キジブラザー(他戦隊アバターチェンジ後)[95][78] - 田畑渚
  • 雉野つよし(吹き替え / 2)[95]、手裏剣鬼(11)[39]、轟轟鬼(32)[39] - 神前元
  • ヒトツ鬼[96]、特命鬼(9)[96] - 井口尚哉
  • ヒトツ鬼[96]、海賊鬼(10)[97]、五星鬼(20)[84] 、獣拳鬼[89] - 齊藤謙也
  • 高速鬼(14)[98] 、オニシスター(キリンレンジャーチェンジ時 / 23)[89] - 大林勝

スタッフ

監督は『星獣戦隊ギンガマン』以来にパイロットを務める田﨑竜太、メインライターは『鳥人戦隊ジェットマン』などを執筆した井上敏樹が担当する[1]

  • 原作 - 八手三郎[1]
  • 連載 - テレビマガジンてれびくん
  • Special Thanks - 石ノ森章太郎
  • 脚本 - 井上敏樹[1]、八手三郎
  • 音楽 - 山下康介
  • 撮影 - 上赤寿一、相葉実、大沢信吾、さとう真之[99]
  • 照明 - 堀直之、本田純一、柴田守
  • 美術 - 岡村匡一
  • 録音 - 中山寿範、新妻聡、関根光晶
  • 編集 - 須永弘志[100] → 金田昌吉
  • スクリプター - 高山秀子、國米美帆、柿﨑徳子、國米美子
  • チーフ助監督[注釈 44] - 茶谷和行
  • 制作担当 - 𠮷川和也、中島嘉隆、石切山義貴、伊藤隆幸、田中耕作
  • ラインプロデューサー - 佐々木幸司
  • 計測 - さとう真之、邊母木伸治
  • 撮影助手 - 山田一都(1 - 19)、加藤瞭一、長谷川統万(20 - )
  • モニター担当 - 川端健太、瀬尾幸夫
  • Ultimatteオペレーター - 山下武昭(1 - 10、ヨコシネデジテック)→ 馬場覚(11 - 、ヨコシネデジテック)、植松美咲(29,30 / ヨコシネデジテック)
  • 照明助手 - 林大樹、堀直之、柴田守、溝渕健二、鹿野克巳、西田文彦、川名和宏 / 堀本奈穂、速川英明
  • 録音助手 - 原明日香
  • 美術助手 - 安田菜々美
  • 装置 - 紀和美建
  • 装飾 - 塩満義幸、山口康孝(1 - 4,11,12)、淀名和祐介、大前瑠美、飯島奈知(13 - 25)(東京美工)、高津装飾美術
  • セット付 - 古賀琢麻、井上天見
  • 衣裳 - 藤井和輝、杉山敦子・元木裕里有(東京衣裳)
  • 脳人 衣裳デザイン - doldol dolani
  • メイク - 辻真美・遠山穂波(サフェイスメイクオフィス)
  • 特殊メイク - 中田彰輝・笠井千晴(20 / ゾンビストック)
  • 操演 - 橋本一輝(ライズ)
  • カースタント&コーディネート - 西村信宏(武士レーシング)
  • 助監督 - 上窪貴一、竹内祐一、斎藤凛太朗、小池優里
  • 原稿担当 - 佐々木智章
  • 振付 - 彩木エリ
  • 絵コンテ - 田中浩二、伊藤康洋
  • マットアート - 木村俊幸
  • アシスタントマットペインター - 原満陽子(Vex studio LOOP HOLE)
  • イラスト - 渋谷亮介
  • 造型 - レインボー造型企画前澤範、前澤まさる、吉川学
  • キャラクター管理 - 佐藤藍・田山健
  • 進行主任 - 金杉直子、餅田愛里咲、伊藤隆幸、石切山義貴、喜多智彦
  • 制作進行 - 山崎敦貴、鳥谷部みなみ
  • 制作部応援 - 石切山義貴 (1,2)
  • MA - 薄井洋明
  • 選曲 - 宮葉勝行
  • 音響効果 - 桑原秀綱(SoundRound)
  • MAオペレーター - 錦織真里
  • 編集助手 - 大畑英亮・内藤瑠 → 片瀬健太
  • EED - 菊地光洋(東映デジタルラボ)
  • EED助手 - 畑野茉里絵、大原駿也(東映デジタルラボ)
  • 技術運営 - 川崎秀彦・林和哉
  • 仕上進行 - 行成杏奈、川崎堅斗(16 - 19)
  • 企画協力 - 企画者104
  • 資料担当 - 松井大・神内大輝
  • デザイン協力 - プレックス
  • キャラクターデザイン - 篠原保[101]
  • はるか漫画製作 (1 - 3,5,10,21,22,32,33) / 真・初恋ヒーロー作画(9) / 似顔絵(19) - ふじもとまめ
  • 筆文字(1 - 3,5,7,8,11,13 - 16,18,21,22,24,25,27,29)/ 劇中テロップ(12) - 平原ようす
  • AP - 磯田ゆう、湊陽祐・松浦大悟、小笠原栞菜
  • ラインプロデューサー補 - 伊場野高嗣
  • 制作デスク - 近藤孔明・山下梨乃
  • 取材担当 - 平林京子
  • 編成 - 川崎栞(1 - 25) → 平泉季里子(26 - )・芝高啓介(テレビ朝日)
  • デジタル担当 - 渕勇二(テレビ朝日)、竹脇しをり(27 - )[注釈 45]
  • 宣伝 - 森千明
  • インターネットデータ放送 - メディプレ
  • Live合成
    • ディレクター - 遠藤眞一郎
    • VPDアーティスト - 植松美咲(1 - 19 / ヨコシネデジテック)、馬場覚(1 - 6 / ヨコシネデジテック)、長滝由依(7 - 25,27 - / ヨコシネデジテック)
  • バーチャルプロダクション制作協力 - Amineworks
  • リアルタイムモーションキャプチャー - アイ・ペアーズ
  • CGプロデューサー - 大内勝憲
  • CGディレクター - 山田博紀
  • リードエンジニア - 宇田竜司
  • リードデザイナー - 坂本雄二
  • Unityエンジニア - 高木楓人・長野浩貴
  • プロダクションマネージャー - 戸井田怜奈
  • デジタル合成[注釈 44]
    • 日本映像クリエイティブ - 斉藤幸一・柳原嘉宣・光田望・坂本将太郎・西方寛人・水本悠友・翁長優・足立麻沙子
    • 國米修市、大谷喜朋(1 - 28)、南剛・津田侑子(1,2,9,10)
    • GlitterMagic.Co,Ltd. - ChiwinBas(1,2,7 - 25,27 - )、井出啓太(1,2,7 - 15)→ ThepinChanthaupalee(16 - 19)→ Wanwisa Polyiem(24,25,27 - )
  • (株)特撮研究所[注釈 44]
    • 撮影 - 岡本純平
    • Bキャメ - 鈴木啓造(12 - 14,24,25)
    • 撮影助手[注釈 46] - 内田圭・高橋優作
    • 照明 - 山崎豊・福吉麟太郎
    • 美術 - 松浦芳・髙橋一・長谷川俊介、鶴田智也(1 - 6) → 岩村高志(7 - 11,15 - 23) → 鈴木優太(28)
    • 操演 - 和田宏之[注釈 47]・中山亨・河村有
    • 助監督 - 橋本彗
    • 現場応援 - 関谷和隆(12 - 14,24)
    • キャラクター管理 - 西谷将之(7 - )
    • 制作進行 - 高柳優一
  • プロデューサー - 大川武宏(27 - 、テレビ朝日)、井上千尋(1 - 36、テレビ朝日)[1]テレビ朝日)、白倉伸一郎[1]東映)、武部直美[1](1 - 8 / 東映)、矢田晃一[1]・深田明宏[1]東映エージエンシー
  • アクション監督 - 福沢博文[1]
  • 特撮監督 - 佛田洋[1]特撮研究所
  • 監督 - 田﨑竜太[1]中澤祥次郎渡辺勝也加藤弘之山口恭平諸田敏、茶谷和行
  • 制作 - テレビ朝日東映東映エージエンシー

音楽

オープニング「俺こそオンリーワン」
作詩 - 及川眠子 / 作曲・編曲 - フワリ / 歌 - MORISAKI WIN[102][103] / 振付 - 彩木エリ
スタッフクレジットの表示はオープニングに集約。
エンディング「Don't Boo! ドンブラザーズ」
作詩 - 渡部紫緒 / 作曲・編曲 - 坂部剛 / 歌 - MORISAKI WIN[104]
本編の終盤から次回予告にかけて挿入される。エンディング映像、スタッフクレジットの表示はない。
挿入歌
「A Battle World」[74](10、31)
作詩・作曲・歌 - 大西洋平 / 編曲 - 渡部チェル
「キララ・スマイル」[105](12)
作詩 - 金子麻友美 / 作曲 - 久下真音、金子麻友美 / 編曲 - 久下真音 / 歌 - 吉良きらら(和泉風花)
「出陣!ドンオニタイジン」[91](12)
作詩 - 八手三郎 / 作曲・編曲 - 山下康介 / 歌 - 濱野大輝
「君のヒーロー」[72](15)
作詩 - 及川眠子 / 作曲・編曲 - 山下康介 / 歌 - 谷本貴義
「燃えろ!虎龍攻神!」[22](25)
作詞 - 八手三郎 / 作曲 - 山下康介 / 編曲 - 亀山耕一郎 / 歌 - NewJack拓郎
「月ノミゾ知ル。」[64][106](27)
作詞・作曲 - 高取ヒデアキ / 編曲 - 籠島裕昌 / 演奏 - ZETKI / 歌 - ドンモモタロウ / 桃井タロウ(樋口幸平)、ソノイ(富永勇也)

放送日程

  • 話数のカウントは「ドン○話」と表記。
  • サブタイトルは昔話のタイトルのようになっている[78]
放送日 放送回 サブタイトル 登場怪人 脚本 監督
2022年03月06日 1 あばたろう 井上敏樹 田﨑竜太
3月13日 2 おおもも、こもも
3月20日 3 あかりどろぼう 中澤祥次郎
3月27日 4 おにぎりのおに
4月03日 5 たてこもったイヌ 渡辺勝也
4月10日 6 キジみっかてんか
4月17日 7 せんせいのむれ
  • 地球
    • 地球鬼ング
  • ベニツ鬼
加藤弘之
4月24日 8 ろんげのとりこ
5月01日 9 ぼろたろうとロボタロウ 田﨑竜太
5月08日 10 オニがみたにじ
5月15日 11 イヌのかくらん 山口恭平
5月22日 12 つきはウソつき
5月29日 13 さよならタロウ 渡辺勝也
6月05日 14 みがわりジロウ
6月12日 15 おかえりタロウ
6月19日 16 やみおちスイッチ 加藤弘之
6月26日 17 ひかりとつばさ
  • 鳥人
    • 鳥人鬼ング
  • 地球鬼
7月03日 18 ジョーズないっぽん - 諸田敏
7月10日 19 もしもしユーレイ
7月17日 20 はなたかえれじい 山口恭平
[注釈 48]7月24日 21 ごくラーメンどう
7月31日 22 じごくマンガみち 渡辺勝也
[注釈 49]8月07日 23 イヌ、いぬになる
[注釈 50]8月14日 24 むすこ、ににんばおり 加藤弘之
[注釈 51]8月21日 25 ヒーローしごとにん
    • 大鬼ング
8月28日 26 フィナーレいさみあし - 八手三郎 茶谷和行
9月04日 27 けっとうマジマジ
  • 魔法
    • 魔法鬼ング
  • ソノイ
井上敏樹 田﨑竜太
9月11日 28 ひみつのヒミツ
9月18日 29 とむらいとムラサメ 諸田敏
9月25日 30 ジュートのかりゅうど
10月02日 31 かおバレわんわん 山口恭平
10月09日 32 けっとうソノ2
10月16日 33 ワッショイなとり 加藤弘之
10月23日 34 なつみミーツミー
10月30日 35 おりがみのうた 井上敏樹

放送局・インターネット配信

放送対象地域 放送局 放送期間 系列局 放送時間 備考
日本全域
(一部地域除く)
テレビ朝日系列フルネット全24局 2022年3月6日 - テレビ朝日系列 日曜 9:30 - 10:00 字幕放送
番組連動データ放送
富山県 北日本放送 2022年3月13日 - 日本テレビ系列 日曜 6:30 - 7:00
徳島県 四国放送 2022年3月18日 - 金曜 10:55 - 11:25
鳥取県
島根県
さんいん中央テレビ フジテレビ系列 金曜 15:15 - 15:45
宮崎県 宮崎放送 2022年3月19日 - TBS系列 土曜 5:15 - 5:45
山梨県 山梨放送 2022年3月20日 - 日本テレビ系列 日曜 5:45 - 6:15
福井県 福井テレビ フジテレビ系列 日曜 5:30 - 6:00
高知県 テレビ高知 TBS系列 日曜 6:15 - 6:45
インターネット配信
配信対象地域 配信先 更新期間 更新時間 備考
日本全域 東映特撮ファンクラブ 2022年3月6日 - 毎週日曜10:00更新[注釈 52] 定額制による見放題見逃し配信
1話は4月2日、2話は4月9日まで無料配信
TELASA
Amazon Prime Video 2022年3月9日 - 毎週水曜10:00更新[注釈 52] 定額制による見放題見逃し配信

また、放送開始を記念してYouTubeの以下のチャンネルにて以下のエピソードの無料配信が行われた[107]

配信対象地域 配信先 更新期間 更新時間
日本全域 東映特撮YouTube Official 2022年3月6日 - 4月2日(1話)
2022年3月13日 - 4月9日(2話)
2022年5月22日 - 6月25日(12話)
日曜10:00更新
スーパーヒーロータイム / テレビ朝日公式
バンダイ公式チャンネル BANDAI OFFICIAL

他媒体展開

映画

暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』(2022年7月22日公開)
本作品の単独劇場版作品[108]。公開時期に当たるテレビシリーズの第18話から第23話まで(本放送のみ)、同作品の映像がOPに使用された。
また、同作品ならびに『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』の上映に際して、『NO MORE 映画泥棒』とコラボした特別バージョンのCM映像も劇場で流れる[109][110]他、同作品の公開に合わせ、2022年7月11日 - 31日までの期間、立ち食いそば・うどんのチェーン店である名代富士そばとのコラボ企画も実施されている[111]

テレビシリーズ

機界戦隊ゼンカイジャー
テレビシリーズの放送開始に先駆け、同作品の第42話にドンモモタロウが登場[112]

Webムービー

『暴太郎戦隊ドンブリーズ』PV / 『暴太郎戦隊ドンフレグランス』PV
2022年2月9日の制作発表会見で公開され、同日にYouTube『東映特撮YouTube official』で配信された暴太郎戦隊ドンブラザーズのパロディPV。また『ドンチャン!』内にてドンブリーズの「幻の第1話」が企画された。
キャスト
  • 鉄火丼レッド - 樋口幸平
  • 天丼ブルー - 別府由来
  • カツ丼イエロー - 志田こはく
  • 海鮮丼ブラック - 柊太朗
  • 牛丼ピンク - 鈴木浩文
  • Mr.アラカルト、オリエンタルノート - 富永勇也
  • フローラルノート - 宮崎あみさ
  • ウッディーノート - タカハシシンノスケ
『「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」meets「仮面ライダー電王」目指せ!ドン王』
2022年3月1日にYouTube『バンダイ公式チャンネル』、『テレビ朝日スーパーヒーロータイム』、『東映特撮YouTube official』で配信のコラボショートドラマ。ドンモモタロウと同じ桃太郎をモチーフとした仮面ライダー電王が共演する[113]。なお、この映像は『スーパー戦隊シリーズ 暴太郎戦隊ドンブラザーズ Blu-ray COLLECTION 1』の映像特典として収録されている[114]
キャスト
  • ドンモモタロウの声 - 樋口幸平
  • 電王の声 - 関俊彦
スーツアクター
  • 浅井宏輔
  • 高田将司
  • 井口尚哉
スタッフ
  • 原作 - 八手三郎、石ノ森章太郎
  • 脚本 - 八手三郎
  • 演出 - 茶谷和行
  • アクション監督 - 福沢博文
配信日 話数 サブタイトル
2022年03月01日 デン1話 たべよう
デン2話 つかおう
デン3話 あさめし
『「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」meets「センパイジャー」』
2022年3月9日にYouTube『バンダイ公式チャンネル』、『テレビ朝日スーパーヒーロータイム』、『東映特撮YouTube official』で配信のショートドラマ。ドンモモタロウが『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドから前作『機界戦隊ゼンカイジャー』のゼンカイザーまでの12戦隊の戦士にアバターチェンジする[115]
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ スピンオフ コレがドンブラザーズの名乗りだ! 暴太郎のホントの姿!?』
2022年3月30日にYouTube『バンダイ公式チャンネル』、『テレビ朝日スーパーヒーロータイム』、『東映特撮YouTube official』で配信のショートドラマ。本編では見せないスーパー戦隊らしい名乗りを披露する[116]

オーディオコメンタリーバージョン

東映特撮ファンクラブではオーディオコメンタリーバージョンが限定配信されている。

話数 ゲスト 司会進行
1 田﨑竜太(監督)
白倉伸一郎(プロデューサー)
2 田﨑竜太(監督)
佛田洋(特撮監督)
湊陽祐(プロデューサー補)
3 中澤祥次郎(監督)
田﨑竜太(監督)
松浦大悟(プロデューサー補)
4 中澤祥次郎(監督)
福沢博文(アクション監督)
5 渡辺勝也(監督)
上赤寿一(カメラマン)
湊陽祐(プロデューサー補)
6 渡辺勝也(監督)
上赤寿一(カメラマン)
高山秀子(スクリプター)
7 加藤弘之(監督)
口幸平(桃井タロウ役)
別府由来(猿原真一役)
松浦大悟(プロデューサー補)
8 加藤弘之(監督)
高田将司(キジブラザー役)
岡田和也(イヌブラザー役)
9 田﨑竜太(監督)
福沢博文(アクション監督)
浅井宏輔(ドンモモタロウ役)
湊陽祐(プロデューサー補)
10 田﨑竜太(監督)
福沢博文(アクション監督)
下園愛弓(オニシスター役)
11 山口恭平(監督)
柊太朗(犬塚翼役)
鈴木浩文(雉野つよし役)
松浦大悟(プロデューサー補)
12 山口恭平(監督)
佛田洋(特撮研究所/特撮監督)
寺野彰((株)バンダイ)
13 渡辺勝也(監督)
樋口幸平(桃井タロウ役)
富永勇也(ソノイ役)
湊陽祐(プロデューサー補)
14 渡辺勝也(監督)
藤井和輝(衣装部)
加藤紀子(バンダイアパレル担当)
15 渡辺勝也(監督)
志田こはく(鬼頭はるか役)
石川雷蔵(桃谷ジロウ役)
16 加藤弘之(監督)
福沢博文(アクション監督)
伊藤茂騎(ドンドラゴクウ役)
松浦大悟(プロデューサー補)
17 加藤弘之(監督)
柊太朗(犬塚翼役)
新田桃子(雉野みほ/夏美役)
18 諸田敏(監督)
大沢信吾(カメラマン)
高山秀子(スクリプター)
湊陽祐(プロデューサー補)
19 諸田敏(監督)
瀬尾幸夫(モニター担当)
20 山口恭平(監督)
駒木根葵汰(五色田介人役)
高田将司(ゼンカイザーブラック役)
松浦大悟(プロデューサー補)
21 山口恭平(監督)
竹内康博(サルブラザー役)
沖満(日本映像クリエイティブ)
22 渡辺勝也(監督)
志田こはく(鬼頭はるか役)
タカハシシンノスケ(ソノザ役)
湊陽祐(プロデューサー補)
23 渡辺勝也(監督)
岡田和也(イヌブラザー役)
佛田洋(特撮監督)
24 加藤弘之(監督)
穴井健太郎(日本コロムビア)
松浦大悟(プロデューサー補)
25 加藤弘之(監督)
前澤まさる(レインボー造形企画)
26 茶谷和行(監督)
白倉伸一郎(プロデューサー)
-
27 田﨑竜太(監督)
宮葉勝行(選曲)
湊陽祐(プロデューサー補)
28 田﨑竜太(監督)
井上千尋(プロデューサー)
佛田洋(特撮監督)
29 諸田敏(監督)
樋口幸平(桃井タロウ役)
タカハシシンノスケ(ソノザ役)
松浦大悟(プロデューサー補)
30 諸田敏(監督)
宮崎あみさ(ソノニ役)
タカハシシンノスケ(ソノザ役)
31 山口恭平(監督)
金田昌吉(編集)
湊陽祐(プロデューサー補)
32 山口恭平(監督)
富永勇也(ソノイ役)
森博嗣(ソノイ役)
33 加藤弘之(監督)
福沢博文(アクション監督)
さとう真之(カメラマン)
松浦大悟(プロデューサー補)
34 加藤弘之(監督)
高田将司(朝田刑輔(刑事)役)
山崎敦貴(制作進行)
35 田﨑竜太(監督)
別府由来(猿原真一役)
柊太朗(犬塚翼役)

電子書籍

『初恋ヒーロー』
東映特撮ファンクラブで、劇中で冗談社マンガ大賞を受賞した鬼頭はるかの漫画『初恋ヒーロー』第1話を前後編で配信。作・画はふじもとまめ。前編は2022年3月6日、後編は3月13日配信。さらにドン22話登場の『新章 初恋ヒーロー』が7月31日に配信。
『ファイヤードラゴン』
2022年8月28日に東映特撮ファンクラブで、ドン16話登場のジロウの力作を配信。作画は加藤弘之監督。

おはなしCD

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ シアターGロッソ おはなしCD』
2022年11月23日発売。品番COCX-41882。シアターGロッソ公演暴太郎戦隊ドンブラザーズショー シリーズ第2弾「鬼アツ!Gロッソで祭りだ祭りだ!新たなる戦士ドンドラゴクウ見参!!」を収録。Gロッソ公演のストーリーをリリースするのはシリーズ史上初となる。キャストの声は新たに録音、さらに脚本の井上テテにより公演時から加筆されており、ストーリー台本も同梱される[117]

ネットバラエティ番組

『ドンチャン!』
TELASAや東映特撮ファンクラブ、YouTubeのテレビ朝日スーパーヒーロータイムで配信されているネットバラエティ番組。
テレビ朝日スーパーヒーロータイムチャンネルでは短縮版、TELASAや東映特撮ファンクラブでは完全版が配信される。

バラエティ番組

声優パーク建設計画メタバース部 「声優パーク」「ドンブラザーズ」コラボで大暴れ 1時間SP』
テレビ朝日で放送されたバラエティ番組。2022年7月24日・10月2日放送分で生放送1時間特番として番組コラボ。主要キャスト6人が出演。また番組企画として『光と星のメタバース六本木』(アプリ『cluster』でログイン)もドンブラザーズ仕様となり、期間中一般参加者もドンモモタロウアバターを使用できる[118]

キャンペーン

岡山デスティネーションキャンペーン
岡山県の自治体や観光事業者、旅行会社などが、2022年7月1日より実施している大型観光キャンペーン。岡山県が桃太郎伝説ゆかりの地であるという縁から、前出の劇場版の公開時期に合わせて2022年7月22日より本作品とコラボしたプレゼントキャンペーンが実施されている[119][120][121]

脚注

注釈

  1. ^ 海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイチェンジや『烈車戦隊トッキュウジャー』の乗り換え変身による、一時的な男性ピンク戦士は前例がある[5]
  2. ^ 異なる作品における世界観の踏襲という点では『電子戦隊デンジマン』(1980年度)と『太陽戦隊サンバルカン』(1981年度)において、敵キャラクターとしてへドリアン女王が2年連続同じキャラクターでレギュラー出演したという例がある[3]
  3. ^ ドン25話では、つよしを助けるために路上で俳句を詠んで売る仕事をした[ep 11]
  4. ^ 資料によっては「風流人(無職)」と表記されている[23]
  5. ^ 本人曰く、「それなりにヤバいこともしてきたが、車のスピード違反とかその程度」。また、配達前の荷物を開けて高級食パンを食べながらも、持ち主に弁償するために送り状を保管するなど、タロウ曰く「犯罪者の心理ではない」という[ep 16]
  6. ^ ドン31話で報奨金は100万になった[ep 17]
  7. ^ 真一とはるかも同様に欲望を開放されて太陽鬼となるも瞬時に元に戻る[ep 9]
  8. ^ 台本や字幕では、「闇ジロウ[33]、資料によっては「闇のジロウ」と表記されている[34]
  9. ^ ドン33話では、復活したソノイとの一騎討ちで瀕死の重傷を負ったタロウを復活させるためのエネルギーを真一・はるか・つよしとソノイら脳人から借りる際、介人は自ら提案した「大食い競争」に挑む6人の近くでゼンカイザーブラックに変身して彼らの周囲を回っていたが、真一たちは勝負に夢中で全く気付いていなかった[ep 9]
  10. ^ ただし相手は多数で隙を突かれ、最終的には気絶させられてしまった。
  11. ^ ただし、「可動するスーパー戦隊ロボ」というのが当初のコンセプトであり、関節を動かすためにパーツを引っ張ったり捻ったり、回転する必要があり、それを解決するためにサイズが自然と大きくなっていったという[9]
  12. ^ ソノイは上から下、ソノニは上下上、ソノザは下から上に翳している[56]
  13. ^ 猫は強さB、鶴は強さA、ペンギンは強さS[36]
  14. ^ ドン14話のクレジットでは桃谷ジロウと表記。
  15. ^ 第8話までのクレジットでは夏美は役名未表記。
  16. ^ 第19話までのクレジットでは部長と表記。
  17. ^ 第2話のクレジットでは刑事と表記。
  18. ^ a b c クレジットでは同僚と表記。
  19. ^ a b c d ノンクレジット。
  20. ^ 第1話のクレジットでは編集者と表記。
  21. ^ 第10話ではノンクレジット。
  22. ^ ドン31話のクレジットではと表記。
  23. ^ ドン29話およびドン32話のクレジットでは黒天女、ドン33話のクレジットでは金天女と表記。
  24. ^ クレジットでは警官と表記。
  25. ^ a b c d e f クレジットでは役名未表記。
  26. ^ 第13話はノンクレジット。
  27. ^ クレジットでは切田と表記。
  28. ^ クレジットでは看護師と表記。
  29. ^ クレジットでは看護長と表記。
  30. ^ a b クレジットでは男子生徒と表記。
  31. ^ 9話のクレジットはバスの乗客
  32. ^ クレジットでは前田真利菜と表記。
  33. ^ クレジットではと表記。
  34. ^ ドン12話、ドン27話のクレジットでは大野と表記。
  35. ^ ドン20,35話のクレジットではルミと表記。
  36. ^ a b c ドン14話のクレジットではジロウの友人と表記。
  37. ^ ドン29話のクレジットでは幼いジロウと表記。
  38. ^ ドン32話のクレジットは大野の母
  39. ^ ドン29話のクレジットでは幼いルミと表記。
  40. ^ クレジットでは豪田と表記。
  41. ^ クレジットでは会社員と表記。
  42. ^ クレジットではと表記[86]
  43. ^ クレジットでは刑事と表記。
  44. ^ a b c ドン26話を除く。
  45. ^ ドン27,28話のみ「(テレビ朝日)」を併記。
  46. ^ ドン1 - 11,15 - 23話は「撮影」表記。
  47. ^ ドン12 - 14,24,26話を除く。
  48. ^ 熊本朝日放送のみ、「第104回全国高等学校野球選手権大会」熊本予選準決勝中継のため、同日の16:55 - 17:25に振替放送。
  49. ^ 朝日放送テレビのみ、「第104回全国高等学校野球選手権大会」中継のため、8月21日の同時間帯に振替放送。
  50. ^ 朝日放送テレビのみ、前述の同大会放送のため、8月21日の10:00 - 10:30に振替放送。
  51. ^ 朝日放送テレビのみ、8月7日放送分の振替放送のため、8月23日の10:55 - 11:25に振替放送。
  52. ^ a b テレビ朝日系列での放送が休止の場合、更新休止。

出典

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  19. ^ a b c ドン17話
  20. ^ a b c d ドン35話
  21. ^ ドン18話
  22. ^ a b ドン22話
  23. ^ a b ドン23話
  24. ^ a b c d ドン29話
  25. ^ a b ドン6話
  26. ^ ドン11話
  27. ^ a b ドン34話
  28. ^ a b c d ドン30話
  29. ^ ドン20話
  30. ^ a b c d ドン27話
  31. ^ a b ドン32話

参考文献

外部リンク

テレビ朝日系列 日曜 9:30 - 10:00
スーパーヒーロータイム第2枠
前番組 番組名 次番組
機界戦隊ゼンカイジャー
(2021年3月7日 - 2022年2月27日)
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
(2022年3月6日 - )
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