常滑駅
常滑駅 | |
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西口(2019年2月) | |
とこなめ TOKONAME | |
所在地 | 愛知県常滑市鯉江本町五丁目141-2 |
駅番号 | TA 22 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 島式 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
9,967人/日 -2022年[1]- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)4月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 常滑線* |
キロ程 | 29.3 km(神宮前起点) |
◄TA21 多屋 (0.7 km) | |
所属路線 | 空港線* |
キロ程 | 0.0 km(常滑起点) |
(1.6 km) りんくう常滑 TA23► | |
備考 | * 両線は直通運転実施。有人駅 |
常滑駅(とこなめえき)は、愛知県常滑市鯉江本町にある名古屋鉄道常滑線・空港線の駅。駅番号はTA22。
概要
[編集]常滑線と空港線の境界駅であり、現在のダイヤでは一部時間帯の普通列車、空港行き終電後の当駅止まりの急行列車などを除くほとんどの列車が両線を直通する。また、始発とその次の空港行きへの送り込みのため、5時台に当駅から西ノ口駅まで回送列車が2本運転されている。
強風で空港線が不通になると、ミュースカイ(通常は朝の上り以外は通過)を含めた全列車が当駅止まりになるが、この駅から中部国際空港へのバス代行輸送は実施されないため、予め空港バスを利用するか、タクシーを使う必要がある。
歴史
[編集]- 1913年(大正2年)4月1日:愛知電気鉄道が常滑線を開業。
- 1935年(昭和10年)8月1日:名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1981年(昭和56年)度:貨物営業廃止[2]。
- 1982年(昭和57年)12月21日:駅発着線を1面1線から2面3線に変更[3]。
- 1987年(昭和62年)3月27日:第三セクターによる「常滑駅ビル」と名鉄の「名鉄常滑ビル」が一体となった駅ビル(鉄筋6階建)が完成。駅舎、コンコース、地元テナント店舗が「常滑駅ビル」に、名鉄ストアー、名鉄直営レストラン、賃貸マンションが「名鉄常滑ビル」に入居[4]。
- 2002年(平成14年)1月26日:駅高架化による工事のため休止(榎戸駅までバスでの代行運転)。駅ビルの東側半分を解体。
- 2003年(平成15年)10月4日:駅高架化完了・移転。
- 2005年(平成17年)1月29日:名鉄空港線が開業。同時に当駅を通過する定期列車も設定された[5]。
- 2011年(平成23年)2月11日:ICカード「manaca」の利用が可能となる。
- 2012年(平成24年)2月29日:トランパスの使用を終了。
- 2016年(平成28年)10月22日:駅ビルの残存部分も解体[6]。
- 2018年(平成30年)10月5日:駅ビルの跡地に「μPLAT常滑」が開業[7]。
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大正時代の常滑駅
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駅ビル(2009年1月)
駅構造
[編集]2面4線のホームを持つ高架駅である。ホームは8両まで対応しており、上屋は6両分ある。高架化と同時にLED式発車案内(2段表示)も設置された。1・2番線は2004年の空港線暫定開業時(1番線を使用していた)まではほとんど使用されていなかった。ホームはややカーブしており、ミュースカイが通過する際は少し減速する。バリアフリー設備としてエレベータと多目的トイレがある。
かつては、陶器を中心とする貨物輸送に重きを置いていたため、貨物用の広大な敷地に対し、旅客用ホームは1面1線で、駅構内直前から単線となっており、多客時はネックとなっていた。
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
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1 | TA 空港線 | 中部国際空港ゆき[8] | 一部の太田川方面折り返し列車も発着 |
2 | |||
3・4 | TA 常滑線 | 太田川・金山・名鉄名古屋方面[8] |
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改札口
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ホーム
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駅名標
配線図
[編集] ← 太田川・ 名古屋方面 |
→ 中部国際空港方面 |
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凡例 出典:[9] |
利用状況
[編集]- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は10,581人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中32位、常滑線・空港線・築港線(26駅)中5位であった[10]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は10,011人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中41位、常滑線・築港線(24駅)中4位であった[11]。
- 「とこなめの統計」によると2016年度の1日平均乗降人員は11,284人である。常滑線・空港線では、神宮前駅・中部国際空港駅・太田川駅・大同町駅に次いで5番目に多い。近年の1日平均
乗降人員は下表のとおりである。
年度 | 1日平均乗降人員 | ||
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定期 | 定期外 | 合計 | |
2003年(平成15年) | 7,400 | ||
2004年(平成16年) | 5,540 | 3,316 | 8,856 |
2005年(平成17年) | 6,616 | 3,913 | 10,529 |
2006年(平成18年) | 6,656 | 3,600 | 10,256 |
2007年(平成19年) | 6,686 | 3,545 | 10,231 |
2008年(平成20年) | 6,520 | 3,545 | 10,065 |
2009年(平成21年) | 6,560 | 3,358 | 9,918 |
2010年(平成22年) | 6,708 | 3,228 | 9,936 |
2011年(平成23年) | 6,936 | 3,266 | 10,202 |
2012年(平成24年) | 7,014 | 3,259 | 10,273 |
2013年(平成25年) | 7,200 | 3,381 | 10,581 |
2014年(平成26年) | 7,184 | 3,415 | 10,599 |
2015年(平成27年) | 7,494 | 3,610 | 11,104 |
2016年(平成28年) | 7,542 | 3,742 | 11,284 |
駅周辺
[編集]駅ビルには名鉄ストアーとして開店したパレマルシェがあったが、2012年(平成24年)8月に閉店となった[13]。跡地には2018年(平成30年)10月、スーパーや飲食テナントが入居する商業施設「μPLAT常滑」がオープンした[14]。
バス路線
[編集]2020年(令和2年)10月からは電気バスを使用したコミュニティバス「グルーン」が乗り入れている
- 半田・常滑線
- 知多半田駅 - 西板山 - 常滑駅 -- ボートレース北 - 中部国際空港
- 常滑市北部バス
1980年(昭和55年)に運行開始[15]。平日のみ運行[15]。無料。2022年9月いっぱいで運行終了。
- コミュニティバス「グルーン」(2022年10月運行開始)
- ボートレース常滑・イオンモール常滑方面、市民病院方面、上野間駅・武豊方面
隣の駅
[編集]- 名古屋鉄道
- TA 常滑線・空港線
脚注
[編集]- ^ “令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月18日閲覧。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1052頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、pp578, 581, 1062頁。
- ^ “ダイヤ改正に関する別紙資料(1)はこちらをご参照ください。” (PDF). 名古屋鉄道. 2015年3月9日閲覧。
- ^ “名鉄 常滑ビルを解体 活用策を検討”. 2019年11月22日閲覧。
- ^ “ミュープラット常滑 2018年10月5日(金)開業!テナント5店舗一覧! 出店ウォッチ”. 2019年11月22日閲覧。
- ^ a b “常滑(TA22)(とこなめ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ とこなめの統計 Archived 2012年12月6日, at the Wayback Machine. - 常滑市
- ^ “名鉄常滑駅の商業施設「パレマルシェ」来夏閉鎖”. 中部経済新聞(中部経済新聞社).(2011年10月18日)
- ^ “μPLAT常滑(ミュープラット常滑) | 名古屋鉄道”. www.meitetsu.co.jp. 2019年3月8日閲覧。
- ^ a b c d 安田功(2015年5月1日). “「北部バス」1日6便に 常滑市倍増、停留所も追加”. 中日新聞(中日新聞社)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 常滑駅 - 名古屋鉄道