東京都立大学 (2020-)
大学設置 | 2005年:首都大学東京 |
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前身 | 1929年:府立高等學校 1949年:東京都立大学 |
1954年:東京都立工業短期大学 1960年:東京都立航空工業短期大学 1972年:東京都立工科短期大学 1986年:東京都立科学技術大学 |
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1986年:東京都立医療技術短期大学 1998年:東京都立保健科学大学 |
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1947年:立川専門学校 1950年:立川短期大学 1954年:東京都立商科短期大学 1996年:東京都立短期大学 |
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学校種別 | 公立 |
設置者 | 公立大学法人首都大学東京 |
学長 | 西澤 潤一 |
同窓会 | 首都大学東京同窓会 |
本部所在地 | 〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1 |
キャンパス | 南大沢(東京都八王子市) 日野(東京都日野市) 荒川(東京都荒川区東尾久) 晴海(東京都中央区晴海) 新宿サテライト(東京都新宿区西新宿) |
学部 | 都市教養学部 都市環境学部 システムデザイン学部 健康福祉学部 |
大学院 | 人文科学研究科 社会科学研究科 理工学研究科 都市環境科学研究科 システムデザイン研究科 人間健康科学研究科 |
ウェブサイト | 首都大学東京公式サイト |
首都大学東京(しゅとだいがくとうきょう、Tokyo Metropolitan University)は、東京都八王子市南大沢1-1に本部を置く日本の公立大学、あるいはそれを設置・運営する公立大学法人。
公立大学法人
「公立大学法人 首都大学東京」は、旧都立4大学および新大学「首都大学東京」と、2006年度(平成18年度)開設された大学院大学「産業技術大学院大学」を運営する公立大学法人である。2005年(平成17年)4月1日に東京都により設置された。
また2006年4月1日に新設される「東京都立産業技術高等専門学校」の運営を2007年より行うことが計画されていたが、必要な法整備が当面なされない見込みであることからこれは先送りされた(都立高等専門学校の法人化について)。
以下の旧都立4大学は公立大学法人首都大学東京が設置・運営する大学として、2004年度までに入学の学生への学習環境保障のため、都立短大を除く三大学は2011年(平成23年)3月31日までの間は存続する。 また、都立短大は平成19年度閉学となった。
概観
都立四大学改革の議論のなかで、旧都立四大学を廃しその資産を受け継ぐ形で東京都の公立大学法人により設置された総合大学。日本の公立大学としては大阪市立大学に次いで2番目に規模が大きい。
大学名
2007年1月8日現在、日本国内に存在する全大学の中で校名の末尾に大学と付かない唯一の大学である。名称形態が他の大学の場合と比べて変わっていることもあり、単に「首都大学」や「首都大」と略されるケースが多い。改編に反対し辞任した教職員の間では「首大(クビだい)」と呼ばれている(→首大非就任者の会)。
なお、英語名称は東京都立大学のそれと同一の "Tokyo Metropolitan University" である。しかし、近隣の交差点の名称は "Shuto University Tokyo" になっている。
写真の校名標は首都大学東京開学時につけかえられたもの。南大沢キャンパス南門の右側にあり、夜になるとライトアップされている(なお、左側に設置された東京都立大学の新しい校名標はライトアップされていない)。
沿革
略歴
「まったく新しい大学をつくる」という石原慎太郎東京都知事の掲げた公約のもと、東京都大学管理本部は、それまでの大学改革方針(「東京都大学改革大綱」による4大学統合)を突然破棄し、新たな方針として「都立の新しい大学の構想について」を2003年に発表した。その概要は、都立の4大学を廃し新大学を設置すること、新たに教員への任期制を採用すること、旧来の学部学科を「都市教養学部」などへ統合すること、「単位バンク制度」を導入することなどである。
これに反発した教員の一部が新大学への教員就任を拒否し、また、「経済学コース」設置が見送られるなど紆余曲折あったが、首都大学東京は概ねこの新大学構想に基づき設立された。
年表
- 2005年4月1日 開学。
- 2006年4月1日 システムデザイン学部システムデザイン学科に「インダストリアルアート」コースを設置。大学院の構成を改組(新大学院)。
基礎データ
所在地
- 南大沢キャンパス(旧都立大学)東京都八王子市南大沢1-1
- 日野キャンパス(旧都立科学技術大学)東京都日野市旭が丘6-6
- 荒川キャンパス(旧都立保健科学大学)東京都荒川区東尾久7-2-10
- 晴海キャンパス(旧都立短期大学晴海キャンパス)東京都中央区晴海1-2-2
- 新宿サテライトキャンパス(東京都庁内)東京都新宿区西新宿2-8-1
教育および研究
組織
学部
- 都市教養学部 都市教養学科
- システムデザイン学部 システムデザイン学科
- ヒューマンメカトロニクスシステムコース
- 情報通信システム工学コース
- 航空宇宙システム工学コース
- 経営システムデザインコース
- インダストリアルアートコース
大学院
- 新大学院(平成18年度-)
法科大学院以外は博士前期・後期課程。法科大学院は3年履修課程および2年履修課程。
- 人文科学研究科
- 社会行動学専攻
- 人間科学専攻
- 文化基礎論専攻
- 文化関係論専攻
- 社会科学研究科
- 政治学専攻
- 基礎法学専攻
- 法曹養成専攻(法科大学院)
- 経営学専攻
- 理工学研究科
- 数理情報科学専攻
- 物理学専攻
- 分子物質化学専攻
- 生命科学専攻
- 電気電子工学専攻
- 機械工学専攻
- 都市環境科学研究科
- 地理環境科学専攻
- 都市基盤環境工学専攻
- 建築学専攻
- 都市システム科学専攻
- 環境調和・材料化学専攻
- システムデザイン研究科
- システムデザイン専攻
- 人間健康科学研究科
- 人間健康科学専攻
- 開学時暫定大学院(平成17年度入学者)
- 人文科学研究科
- 哲学専攻
- 教育学専攻
- 心理学専攻
- 史学専攻
- 国文学専攻
- 中国文学専攻
- 英文学専攻
- 独文学専攻
- 仏文学専攻
- 社会科学研究科
- 社会人類学専攻
- 社会学専攻
- 社会福祉学専攻
- 政治学専攻
- 基礎法学専攻
- 法曹養成専攻(法科大学院)
- 経営学専攻
- 理学研究科
- 数学専攻
- 物理学専攻
- 化学専攻
- 生物科学専攻
- 地理科学専攻
- 身体運動科学専攻
- 工学研究科
- 機械工学専攻
- 電気工学専攻
- 土木工学専攻
- 建築学専攻
- 応用化学専攻
- システム基礎工学専攻
- インテリジェントシステム専攻
- 航空宇宙工学専攻
- 都市科学研究科
- 都市科学専攻
- 保健科学研究科
- 看護学専攻
- 理学療法学専攻
- 作業療法学専攻
- 放射線学専攻
- 保健科学専攻(博士後期課程)
附属機関
- 図書情報センター - いわゆる附属図書館のこと。
- 本館(南大沢)
- 日野館
- 荒川館
- 都市研究所
- 情報処理施設
- 計算機センター(日野)
- 牧野標本館
- 基礎教育センター
- 国際交流会館
- 学生サポートセンター
- 科学技術交流施設(日野)
教育研究拠点
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
南大沢キャンパス
体育会・文化部連合・サークル連合の各上部団体のもと、部・サークル活動が行われている。また、上部団体に加盟しない団体の活動も活発である。
原則として、体育会所属の団体はサークル棟に部室がある。ただし、競技ダンス部の部室は例外的に学生ホールにある。また、文化部連合・サークル連合所属の団体と各委員会は学生ホールに部室がある。
学生ホールとサークル棟はしばしば混同されるが、生協・生協食堂と同じ建物が学生ホール、体育館脇の建物がサークル棟である。
- 体育会 - 主に体育系の部・サークルが所属する上部団体。大阪府立大学及び横浜市立大学との交流戦(府大戦・横市戦)が毎年行われている。2006年度時点で、府大戦の通算成績は首都大学東京の21勝30敗2引き分け(前身校時代からの通算)となっている。
- 文化部連合 - 主に文化系の部・サークルが所属する上部団体。
- サークル連合 - 体育系・文化系のサークルが所属する上部団体。
日野キャンパス
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荒川キャンパス
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学園祭
みやこ祭(みやこまつり)と称する大学祭が南大沢キャンパスで、楓祭と称する大学祭が日野キャンパスで、 青鳩祭と称する大学祭が荒川キャンパスでそれぞれ催される。 なお、「みやこ祭」以外は旧大学時代よりその名称を引き継いでいる。 また、2005年度から大学祭の日程が以前の4日間から3日間に短縮された。
南大沢キャンパス「みやこ祭」ではカラオケ大会、花火、著名人による講演会などの企画が運営団体・大学祭常任委員会により催される。他にも大学祭参加団体により多数の企画が催され、2005年度からミスキャンパスコンテストTHE BRIGHTEST AWARDが始まった。
なお、臨時大学祭委員総会レジュメによると、2006年度のみやこ祭の集客人数は22,383人。
また、2006年度は日野キャンパス「楓祭」は開催されず、学内イベントとして「木風祭」が開催された。その主な理由として、システムデザイン学部1・2年生は日野キャンパスにいないため「楓祭」運営組織である楓祭実行委員会に1・2年生がおらず、運営人員が不足したことがあげられる。
施設
キャンパス
南大沢キャンパス
- 使用学部:全学部(システムデザイン学部は2年生まで、健康福祉学部は1年生のみ)
- 使用研究科:人文科学研究科、社会科学研究科、理工学研究科、都市環境科学研究科、人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス系
- 交通アクセス:
- 京王相模原線南大沢駅より、徒歩。
- 大学の休日を除き、日野キャンパス~南大沢キャンパスを結ぶ学内バスが走っている。
南大沢キャンパスは東京都立大学と同居している。
日野キャンパス
- 使用学部:システムデザイン学部(3年生~)
- 使用研究科:システムデザイン研究科
- 交通アクセス:
- JR中央線豊田駅より、京王バス(平山工業団地循環)で「旭ヶ丘中央公園」下車、徒歩。
- 日野市コミュニティバス(旭ヶ丘循環線)で「首都大学東京前」下車。
- ※ 豊田駅から首都大学東京前へ行けるコミュニティバスは日に数本しかない。
日野キャンパスは都立科学技術大学と同居している。
荒川キャンパス
- 使用学部:健康福祉学部(2年生~)
- 使用研究科:人間健康科学研究科(ヘルスプロモーションサイエンス系を除く)
- 交通アクセス:
荒川キャンパスは都立保健科学大学と同居している。
晴海キャンパス
- 使用学部:なし
- 使用研究科:法学研究科法曹養成専攻(法科大学院)
- 交通アクセス:
晴海キャンパスは、かつての都立短期大学晴海キャンパスを使用している。
新宿サテライトキャンパス
東京都庁内に設けられた新宿サテライトキャンパスは、 高度専門職業人養成プログラム(ビジネススクール)が使用する。
学生食堂
- 南大沢キャンパス
- 大学生協売店・食堂、首都大学東京生協本部
- コンビニエンスストア「アップルマート」
- 国際交流会館内レストラン
- 荒川キャンパス
- 大学生協売店・食堂(食堂は昼のみ)
- 日野キャンパス
- 大学生協売店・喫茶(喫茶は昼のみ)
南大沢キャンパスでは学生数が増えたために食堂の混雑が激しくなっており、改善が求められている。
寮・寄宿舎
南大沢キャンパス敷地内に寄宿舎があり、その一部を利用するかたちで寮が設けられている。 現在インターネット接続環境の導入を目指している。