ペナルティーショット
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ペナルティーショット(Penalty Shot、略してPS)はアイスホッケーのルールのうちのひとつである。
PSが与えられるケース
- とある選手が、誰も防げなくなり、ゴーリーと1対1の状態になったときに、ディフェンスの選手などがその選手めがけて飛び込み、審判がそれをペナルティーと判断したときに与えられることがある。
- またシュートアウトはペナルティーショットの繰り返しである。
PSの要領
- PSが与えられる選手(怪我などをしてPSができない場合は代替選手の投入が可能)は、リンクの真ん中に置かれたパックを「パックキャリー」といういわゆるドリブルをしながら、シュートに持ち込む。
- PSにおける動きはいくつかあるが、氷のコンディションなどで主に決まる。
- 動きの中には、普通にシュートするパターン、ディーク(Deke)といわれるフェイントをかけるパターン、360°回転して相手ゴーリーを惑わせる「Spin-o-rama(スピン・オー・ラマ)」という動きなどが主にある。
- 試合中のPSなら得点するか、ゴーリーがパックをはじくかでそのPSは終わり、PSをしたほうの選手にとっての攻撃サイドからフェイスオフをして、試合を再開する。いうまでも無いが、サドンデスのOTなら、ゴールをしたらその地点で試合終了。
- シュートアウト中のPSなら、その次のシューターに移る。
チームの得点
- シュートアウト中のPSなら、シュートアウトの項目を参照のこと。
- 試合中のPSなら、ゴールした場合、チームの得点に1点が入る。
- ゴーリーがシュートをとめた場合、チームの得点は変わらない。
延長戦でのPS
- 延長戦でのPSは、まず与えられること自体が少ないうえ、PSそのものの成功率があまり高くないため「延長戦でPSを与えられ、決勝点をたたき出した」という選手はあまりいない。
- しかしながらナッシュビル・プレデターズの(プレデターズの史上初のドラフト指名選手でもある)デイビッド・レグワンド(David Legwand)は、2000年某日にニューヨークでそれを達成している。