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特別応援許可

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特別応援許可(とくべつおうえんきょか)は、日本プロ野球において、経営側が応援団に対して出す許可のこと。

現在の応援規程では、全球場において基本的に鳴り物(トランペット太鼓など)を用いた応援は全面的に禁止されており、この許可を得た後に初めて可能になる。

かつてはプロ野球の応援団は任意許可のみで、現在の様な審査制度は整備されておらず、ある程度容易に団体の新設及び応援団としての活動が可能であった。しかし、暴力団関係者が応援団の幹部になっていたことが発覚するなどしたために、2004年に「暴力団及び悪質な応援団の徹底排除」を主な目的とする団体「プロ野球暴力団等排除対策協議会」が設立され、協議会の許可を得た応援団のみが活動できることになった。協議会の運営はプロ野球の12球団及び日本野球機構(NPB)・警察庁など。NPBのコミッショナーなどトップも審査に関わっている。尚、球団によっては「プロ野球暴力団等排除対策協議会」という名称と異なる場合もある。

2004年以降、実際に複数の私設応援団が活動禁止処分を受け、広島東洋カープ応援団の広島緋鯉会のように一年で復帰できる団体もあれば、現在に渡っての活動禁止または解散に至った団体もある。阪神タイガース応援団の中虎連合会読売ジャイアンツ応援団のG-FREAKSなどは、複数年に渡って活動不可能な状況が続いている。2006年には、すでに排除されている団体への処置は継続し、既得権拡大を防ぐために新規の参入団体は認めない方針を決めた。一方で、阪神タイガースの応援団などが新規参入しているケースもある。また、2008年には中日ドラゴンズ応援団で最大規模の全国竜心連合の特別応援許可が不許可となり、ナゴヤドーム以外の球場の中日応援席には鳴り物を用いた応援を行える応援団がまったくいないという事態となっている。

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