中央美術学院
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中央美術学院(中国語: 中央美术学院、英語: China Central Academy of Fine Arts、略称:CAFA)は、中国の北京市朝陽区にある美術大学。通称「美院」(メイユェン)。現在では中華人民共和国教育部直属の唯一の国立美術大学。中国の美術大学の中では最も歴史が長く、教育機関としても最高峰とされ、しばしば日本の東京藝術大学と比較される。中国画や洋画の代表的作家のみならず、世界的な現代アート作家も多く輩出しており、主に作家達で構成される教師陣も充実している。学校名の揮毫は毛沢東による。また、2008年10月18日に開館した付属美術館は、日本人建築家の磯崎新による設計。
沿革
1950年に北平芸術専科学校と華北大学美術系が合併する事によって成立した。なお、北平芸術専科学校は1918年に設立され、中国最初の国立の美術教育機関であった。2000年頃までは北京の中心部、王府井にある少数精鋭型の小さな学校であったが、90年代からの教育機関の経営の自律化の動きに伴って生徒数を拡充する必要に迫られ、現在の場所への移転を開始した(なお、その際に教師達が古い軍需工場をスタジオとして利用し始めた事が798芸術区の始まりである)。それと同時に学部学科も拡大し、現在では、建築設計やインテリアデザイン、ファッションデザイン、プロダクトデザインなどのデザイン学科をも擁する総合美術大学となっている。
組織
- 造形学院
- 基礎部
- 油絵系
- 版画系
- 彫刻系
- 壁画系
- 実験芸術系
- 中国画学院
- 人文学院
- 美術史系
- 文化遺産学系
- 芸術管理学系
- 美術教育学系)
- デザイン学院
- 建築学院
- 都市デザイン学院
- 継続教育学院
- 付属中等美術学校