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金刀比羅神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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金毘羅神社(こんぴらじんじゃ)は、香川県仲多度郡琴平町金刀比羅宮を総本社とし、その祭神である大物主神を祀る神社である。日本全国に存在する。金刀比羅(ことひら)、琴平(ことひら)と称するもの、「神社」ではなく「宮」と称するものもある。

概要

金刀比羅宮は、元はその鎮座する象頭山の神を祀るものであった。古くから象頭山は瀬戸内海の航行の目印とされてきたことから、象頭山の神は航海安全の神として信仰されるようになった。後に、象頭山の神は大国主神和魂である大物主神と同一視されるようになった。中世に神仏習合が盛んになると、仏教の守護神である十二神将の一柱である宮比羅大将(クンピーラ神、金毘羅)と同一視されるようになった。これは、元となったクンピーラ神がの神であり、これが日本では龍神と考えられたためである。そのため、航海安全だけでなく、祈雨の神として農民からも信仰された。

江戸時代に船による流通が盛んになると、海運業者や商人によって金毘羅信仰が日本中に広められ、分社が各地に作られた。現在、金毘羅神社は日本全国に約600社ある。

主な金毘羅神社

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