ひゅうが (護衛艦)
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艦歴 | |
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発注 | 2004年 |
起工 | 2006年5月11日 |
進水 | 2007年8月23日 |
就役 | 2009年3月18日 |
退役 | |
その後 | |
除籍 | |
要目 | |
排水量 | 基準 13,950トン 満載 19,000トン |
全長 | 197m |
全幅 | 33m |
吃水 | 7m |
機関 | IHILM2500ガスタービン 4基 2軸推進、100,000PS |
最大速 | 30ノット |
乗員 | 約340~360名 |
兵装 | Mk15ファランクスCIWS 2基 12.7ミリ単装機関銃 7丁 HOS-303 3連装短魚雷発射管 2基 Mk41VLS 16セル |
電子装置 | OYQ-10 情報処理装置 FCS-3改 対空捜索レーダー OPS-20C 対水上レーダー QQS-21 ソナー FCS-3改 NOLR-3C 電子戦装置 Mk36SRBOC チャフ発射機 4基 |
搭載機 | (通常)ヘリコプター 3~4機 (最大)ヘリコプター 11機 |
ひゅうが (JMSDF Hyūga, DDH-181) は、海上自衛隊の護衛艦。ひゅうが型護衛艦の1番艦。艦名は令制国の日向国に由来し、航空戦艦としての特性を持った伊勢型戦艦二番艦日向に次いで二代目。
艦歴
「ひゅうが」は、中期防衛力整備計画に基づく平成16年度計画13,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦2319号艦として、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で建造され、2006年5月11日に起工し、2007年8月23日進水、2009年3月18日に就役の後に第1護衛隊群第1護衛隊に配属された。
艦番号は当初DDH-145、建造番号2405号が与えられていたが、艦番号DDH-181、建造番号も2319号に変更されている。
2007年8月23日、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場にて挙行された進水・命名式において、防衛大臣小池百合子により「ひゅうが」と命名された[1]。
護衛艦としては初めて、設計段階からトイレや風呂、更衣室など女性の乗り組みを考慮した設計が成されており、女性自衛官17名が乗り込む[2]。
2009年9月5日、横浜港にて自治体、警察、消防、陸上自衛隊、海上保安庁のヘリコプターを用いての災害時における医療検証を行う[3][4]。
現在は第1護衛隊群第1護衛隊に所属し、定係港は横須賀である。
歴代艦長
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
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艤装員長 | ||||||
山田勝規 | 2007.8.23 - 2009.3.18 | |||||
ひゅうが艦長 | ||||||
1 | 山田勝規 | 2009.3.18 - |
雑記
- 海上自衛隊公式サイトの兵装の記述に、「高性能"20m"(メートル)機関砲X2」と、20mm(ミリメートル口径)を誤って記述していたことがあった。現在は修正されている。
- 就役から約1ヶ月後の2009年4月11日には一般公開され、8,200人が訪れた。この際、予定になかった艦載機用エレベーターに見学者を載せて昇降するデモンストレーションも行われた。[2][3]
- 艦内に除籍された飛行不能なSH-60Jを1機搭載している。この機体は、展示及び訓練に用いられており、上述の一般公開時にも飛行甲板上に展示されていた。
参考文献
- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』並木書房、2002年
- 『世界の艦船 第710集』海人社、2009年8月号
脚注
- ^ 進水式には防衛副大臣木村隆秀が出席して命名書を読み上げた。
- ^ 47News[1]2009年3月18日
- ^ 朝雲新聞 「ひゅうが」で防災訓練 「病院船」の役割も 2009年9月17日
- ^ 朝雲新聞 「ひゅうが」をヘリポートに 自治体・警察・消防ヘリが発着 震災時の医療検証 2009年9月17日
関連項目
- 海上自衛隊艦艇一覧
- ちきゅう - 日本の公的機関が所有する日本最大の船舶(海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船)
- しきしま - 海上保安庁の所有する世界最大の巡視船(ヘリ搭載型大型巡視船(PLH))
- ヘリ空母