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アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く

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アルトネリコ > アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く
アルトネリコ3
世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く
ジャンル ムスメ調合RPG
対応機種 プレイステーション3
開発元 ガストバンダイナムコゲームス
発売元 バンダイナムコゲームス
人数 1人
メディア Blu-ray Disc:1枚
発売日 2010年1月28日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
その他 予約特典
『アルトネリコ3 Official Visual Book』
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アルトネリコ3 (Ar tonelico III) 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』(アルトネリコ3 せかいしゅうえんのひきがねはしょうじょのうたがひく)は、日本のガストバンダイナムコゲームスが共同開発したプレイステーション3用のコンピュータRPG

2010年1月28日に発売。「アルトネリコ」シリーズの3作目のゲームソフトにあたる。

概要

日本のガストとバンダイナムコゲームス(旧・バンプレスト)が共同開発したコンピュータRPGシリーズの第3作目。前作『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』から数年後の、同じ惑星上の異なる地域を舞台とした物語を描く。前作までがプレイステーション2をプラットフォームとしたのに対して、本作からはプレイステーション3に移行した。操作キャラ画像が2Dから3Dグラフィックへと変更されるなどの変更点がある。また、独自開発の新技術「R.A.H.(詩調合)システム」により、「状況に合わせたリアルタイムでのBGM構成」を実現させている。結果、ニコニコ動画ではブリハマチのようなブームが産まれている。

本作のトゥルーエンドでは、第1作、第2作から本作へと、登場人物の間でバトンが受け継がれた結果として[1]、シリーズの舞台となる惑星の環境そのものに大きな影響を与えるという、アルトネリコシリーズの「終章」となる結末が描かれている[1]。ただし後に雑誌上のディレクター土屋暁とプロデューサー河内厚典のインタビューにおいて発表されたところによれば、シリーズは本作で最終作とはならず、今後も継続されるとしている[2]

フィンネルのコスモフィアにて排便を連想する描写が含まれていることから、スカトネリコといった蔑称が生まれている。

システム

戦闘システム

本作では、武器で戦う戦士系のキャラクター3人までが前衛に、詩魔法を謳って戦うレーヴァテイル1人が後衛に配置される。その場から動かず詩魔法を詠唱し続ける後衛のレーヴァテイルを、戦闘フィールド上を自由に動くことができる前衛キャラクターを操作して守りながら敵を攻撃するというのが基本スタイルとなっている。

本作の戦闘では前作のようにターンやフェイズによる区切りがなく、プレイヤーが前衛キャラクターをリアルタイムで操作して攻撃や防御、後衛を庇うといった行動を行うアクションゲームの要素が導入されており、プレイヤーが操作している以外の仲間キャラクターはAIによって操作される。戦闘画面のマップ上キャラが前作までの2Dドット画像から3DCGモデルに変更されている。

R.A.H.(詩調合)システム
本作では、前回までのあらかじめ用意された詩魔法をそのまま使うという形でなく、「詩調合」という行為でプレイヤーが戦闘時に使用する詩魔法のメロディを製作するというシステムを採っている。ダイブによって集めた「ヒューマ」という素材を用いて、プレイヤー自身がレーヴァテイルの詩魔法を製作するというもので、これによって前作までのように詩魔法の効果が変化するだけでなく、実際に戦闘時に流れるBGMにも変化が反映される。また前衛の装備やレーヴァテイルのパージの度合いによって、演奏される曲のテンポなども変わっていく。
詩調合で使用される本作の音素材ライブラリは2GB以上あり、それぞれにコードも違えばテンポの盛り上がり具合も異なるため、天文学的数の組み合わせが可能となっている。それぞれのつなぎ目も、CRI・ミドルウェアの技術協力によって、ピッチシフトタイム伸長フォルマントといった技術を駆使することで、ごく自然な仕上がりを実現したとしている[3]
ハーモグラフィ
画面下部にはレーヴァテイルが謳っている詩魔法のリズムを反映する波形が表示されており、この波形ににタイミングを合わせて前衛が攻撃を行うことにより前衛の攻撃の威力が上がるほか、ビートアップと呼ばれる現象が発生して後述のパージが発生しやすくなる。詩魔法の変化によって曲が激しくなれば、前衛の攻撃のタイミングもリズムに合わせやすくなる。
パージ
本作では、レーヴァテイルは衣服等の妨げをなくすことでより多くの星の力を受け、より強力な詩魔法を紡ぐことが可能になるという設定になっている。前述のビートアップによってレーヴァテイルの士気が上昇することで、脱ぎやすい心境が発生して衣装のパージ(脱衣)が可能となり、歌っている詩魔法をより強力なものへと発展させることができる。パージが四段階に達すると、フリップスフィアと呼ばれる強力な詩魔法が発動される。
また、前衛が行う必殺技のうち最大威力を持つ超必殺技の使用にはこのパージを第三段階まで進めた上で、一定のバースト値に到達している必要があり、その上でバトルメニュー画面から使用することになる。超必殺技を使用した際には、前衛の衣装も男女の区別なくパージされる。使用後は多少のバースト値消耗は有るが、詩魔法自体は継続されている。

トークマター

従来のヒロインを対象とした物の他に、今回はパーティーメンバーが対象のパーティーマターが追加された。

パーティーマター
ヒロインマターと同様に、宿屋や話の種を所得することによって発生する。
基本的にはヒロイン相手のトークマターと同様の物で、取得することによってパーティメンバー同士の絆を深め合うための会話イベントが発生する。
ヒロインマターは取得後宿屋で発生するが、パーティーマターは取得したその場で発生する。

調合

第1作『アルトネリコ』におけるグラスメルクや前作『アルトネリコ2』のショップ調合に相当する。『1』と同様に宿屋及びキャンプで現れる「イメージ調合」というコマンドにより、以下で説明する2種の調合が可能となる。

イメージ調合
これまでの物と違い、今回からはヒロインだけでなく、パーティーメンバーも調合に参加する形となっている。
ただし、パーティメンバーは普通に手伝うと言うより、冷やかしという形での参加となる。
必殺技調合
今回はアイテムの調合ばかりでなく、前衛が発動する必殺技の開発も「必殺技調合」という形で行われることとなった。
アイテムの調合同様に、宝箱などから入手するレシピを元にヒロインやパーティメンバーの意見も取り入れて製作される。
尚、『1』におけるグラスメルク(調合)と同様に、ヒロインが名前を付けることもあり、結果としてとんでもない名前になる事もありうる。

ハートポイント

前作までは、各ヒロインのルートに分岐するための選択肢はただ一度の選択肢によって行われていたが、今作では主人公がどのヒロインを気にかけているのかという選択肢が複数回に振り分けられ、その度合いがハートポイントという数値で表現されるようになった。ポイントを分散させれば誰とエンディングを迎えるかという結論を終盤まで先延ばしにすることができるが、一方でポイントが偏っている場合にしか見ることができない、ヒロインとの絆を深め合うイベントも存在する。

周回プレイ向け要素

本作はフルコンプリートを目的とした2周目以降のプレイを考慮されており、引き継ぎ及び開始位置選択等が用意されている。

引き継ぎ要素
本作では、「お金」ダイブや調合で消費される「DP(ダイブポイント)」「経験値」の3つがクリアデータからの開始によって引き継がれる。
開始位置
クリアデータから開始する際、選択肢が出て、「1番最初」「PHASE-2」、そして勝敗がストーリー分岐の条件となる「時限戦闘の少し前」の3つから選択する事が出来る。
モードセレクト
前作『アルトネリコ2』の「EASY」「NORMAL」に加えて「HARD」が加わった。
ただし周回時に経験値が引き継がれることもあって、2周目以降での使用を前提としている「HARD」モードは、初回プレイでは最初の戦闘ですらクリア不能な内容となっている。

デバッグモード

本作にはデバッグモードに入れる裏技隠しコマンド)があり、無条件でレベルを最大値まで上げたり、資金を大幅に増やしたり、ゲーム進行に関係するフラグを直接操作したりすることが出来るが、それによってゲーム進行が不可能になることもある。この裏技が製作途中の不備で意図せず残されてしまったものなのか、意図的な隠し技であるのかどうかは公表されていない。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


世界観

シリーズ共通の世界観

本作の世界観

ソル・クラスタ
アルトネリコ3の舞台となる世界。レーヴァテイルオリジンたるティリアの管理する塔「ハーヴェスターシャ」が存在している。
アルトネリコシリーズの代名詞たるレーヴァテイルという女性のみの種族が中心であるクラスタニアと、それに逆らうアルキア及び大牙で構成される世界。
ハーヴェスターシャ
惑星アルシエルに三基存在する巨塔のうち、ティリアが管理する第三の塔。その名は神話上の人物である巫女ハーヴェスターシャ[4]に由来する[5]。同時にこの塔と「原初の塔」に設置された二つの人工頭脳の名でもあり、それぞれの人工頭脳に宿っている仮想人格の呼び名にもなっている。「#キャラクター」の項も参照。
大牙
第一期終焉以前に起こった天変地異でこの地方が壊滅した際にできた山岳地帯「大牙」の難民キャンプが原型となっている地下都市の連合体。
その成り立ちも有って、それ以外の地とは異なり、他ではグラスノインフェリアの影響で失われた第一期文明の恩恵がかなり多く残されている。
それぞれの太牙内の諸集落ごとの自治体が連合した「太牙連合」によって治められている。
最大集落である「トコシヱ」は、ソル・クラスタでも有数の大都市として知られている。
クラスタニア
レーヴァテイル上位主義の国家。
「世界はレーヴァテイルに支配されるべきであり、人間は奴隷としてレーヴァテイルに管理されるのが理想的である」という思想を国是としたレーヴァテイル上位社会。
ティリアの管理する第三塔「ハーヴェスターシャ」のほぼ全域を支配するソル・クラスタ最強国であり、塔の恩恵をほぼ独占している。国是に従い、「クレンジング」と称して大牙やアルキアの街を破壊し、レーヴァテイルの能力開発用奴隷として人間を連れ去っている。
ヒロインの1人フィンネルはこの国の出身であり、いま1人のヒロインサキは、この国から身柄を狙われる存在。
アルキア
正式名称は「アルキア株式主権市国」。 ハーヴェスターシャの塔の原型である「原初の塔」の残骸が存在する地でもある。
第1期の頃から存在するアルキア研究所を中心として纏まっている国家。その原型となったのは第三塔「ハーヴェスターシャ」の建造を請け負った企業のベースキャンプ「クロガネラボラトリーズ」の従業員及びその家族。
位置的には第三塔「ハーヴェスターシャ」の下の方に付いているごく小さな部位のみを領土としており、度々行われるクラスタニアによる「クレンジング」で都市破壊を被っている。
現在の代表ラファエーレは、住民からの信頼も厚いが、その裏で特殊なレーヴァテイルであるヒロインの「サキ」を誕生させてなんらかの世界に重大な改変をもたらす計画を計画している。
原初の塔
第三塔「ハーヴェスターシャ」の原型である実験施設であり、第三塔を建造していたクロガネラボラトリーズの本拠地でもあった施設。後にこれを防衛するために『アルキアの会』が結成されて、現在のアルキアが成立するに至った。現在ではすでに破壊されて稼働停止しているが、その残骸は未だにアルキア内部に存在している。
この塔とは別に、ソル・シエールにも第一塔「アルトネリコ」の原型となった同名の塔が存在する[6]

用語

本作では従来の共通の重要用語の他に、本作の世界でのみ主に語られる用語がいくつか存在する

星の意志
本作では、シリーズの舞台となっている惑星アルシエル自体が巨大な生命体であり、意思や感情を持った存在として人間とコミュニケーションを取る手段が存在しているという設定が明かされている。
ソル・シエールやメタ・ファルスの世界では、レーヴァテイル・オリジンが「神」と呼ばれて信仰や畏怖の対象となっていたが、ソル・クラスタではかつて惑星アルシエルの意志たちが「神」と呼ばれ信仰の対象となっていたという描写がある。
抗体
人類を拒絶するようになった惑星アルシエルが、人類を排除すべく生み出した生命体。
雲海の猛毒やブラストラインのプラズマもものともせず、逆に活力源としてしまう脅威の生命体でもある。
ソル・クラスタは過去この抗体の脅威に何度もさらされており、ほんの数十年前に根絶できたばかりである。
抗体がもつ本来の目的は、ブラストラインのエネルギー及びこの世界の生きとし生けるものを全て食い尽くして死ぬことにより、その屍を星の命の土壌とすることである。
DFP
DetailWave Flare Pulseの略。導体D波と呼ばれる波動(物理的な作用を起こすエネルギーそのもの[7])をフラッシュさせる装置。
レーヴァテイルおよび導体波で動作する装置全般に対して一時的に行動を停止させることができる。
なお、ゲーム内用語集では「DitailWave Flare Pulse」と表記されているが誤植である。
β-6D
一般的なβ純血種のクローン元となるオリジンの同等存在の事。
β純血種はこのβ-6Dと総称される個体の広大な精神世界をコンパートメント(分割)し、その1セグメントを使用して作られている。
つまりβとは、非常に高価なコストのかかるレーヴァテイルの根幹部分を共有することで、オリジンより製作しやすくした物と言える[8]
γ昇華体
アルキア研究所が開発した特殊なレーヴァテイル。通常のレーヴァテイルの場合精神世界の深度は第9層までしか存在しないが、γ昇華体は第24層までの深度を持つ。その訳は人間以上の高次の存在である星の意志を精神世界内に存在させるためである。
AHPP
かつて第一期文明時代末期のソル・シエールとソル・クラスタの戦争中に発生した「七つの血痕事件」を期に起こり始めた異常気象を解決するべく計画された惑星再生計画。
正式名称は「アルシエル・ヒーリング・プラネット・プロジェクト」。
元々は第三塔で技術開発を行い、第二塔のあるメタ・ファルスの地で実行という予定であった[9]
しかし第三塔における責任者にして研究所所長でティリアの養父であったクロガネ博士の自殺及び、ティリアのリバーシアプロトコルの失敗により、中断された。
エンシェント派
AHPPの続行を目指したかつてのアルキアの主流派。しかし、派閥争いの敗北もあってアルキアから追放され、逃亡者という立場にある。現在その多くは上帝門にある「時の輪製作所」に在籍している。
キラハはこの派閥の一員。
ネオアトラス派
AHPPの続行を断念し、人間と抗体を融合させることでアルシエルに順応しようとする計画、「人類進化計画」を推し進めようとしている現在のアルキアの主流派。
幹部は身体のどこかにレーヴァテイルを制御するクリスタルを埋め込んでいるのが特徴。
ラファエーレや『アルトネリコ2』に登場したラウドネス博士はこの派閥に属する[10]
Vボード
アルキアを中心にソル・クラスタ全域で流行しているスポーツで、ソル・クラスタでは自転車同様の感覚で普及しているメジャーな乗り物であるフリッパー版を装備したサーフボードの様な形状の『Vボード』を使って行われる競技。
大会や専門誌も存在しており、ゲンガイはこのスポーツの有名選手でもあるらしい。

ストーリー

キャラクター

ソル・クラスタ世界の人間は通名とは別に、フルネームである「真名」を持つ。仲間キャラクターの真名はステータス画面で確認することができる。

主人公

蒼都(アオト)
声 - 杉山紀彰
上帝門生まれの青年。元気で向こう見ずな性格[11]。父の死後、形見のペンダントを持って蒼谷の里に移り住み、現在は鳶職の見習いをしている。
仕事に向かう最中に、ミュートと戦うサキア・ルメイとキラハに出くわし、父の形見と同じペンダントを持つキラハから今際の際にサキとペンダントを託され、以後はサキを連れて逃亡生活に入る。
真名は「蒼都_lx.架種上帝門」。
武器は大剣やドリル、ハサミなど複数の形態に変形する工具。超必殺技はパンツ一丁となり巨大なドリルで突貫する「コンストラクト・ゼロ」[注 1]

ヒロイン

サキとフィンネルの二人はそれぞれ多重人格を抱えた特殊なレーヴァテイルであり、人格が切り替わることによって、それぞれ主人格とは体格や衣装も異なる姿に変身することができる。これらの特殊な精神状態を構築する原因となったのは、彼女らが高次の存在である惑星アルシエルの意志を宿すために生み出されたレーヴァテイルであるため。また、咲の本来の主人格であるサキア・ルメイとフィンネルを除く他の人格たちの正体は、アルシエルの意志の一部が宿った存在である。多重人格はレーヴァテイルの寿命を著しくすり減らし、本来150年ほどの寿命を持つβ純血種でも長くはもたない。

咲(サキ)
声 - 後藤麻衣 / 歌 - 志方あきこ
本作のヒロインの一人で、「女の子らしい純粋なかわいさ」を前面に押し出したキャラクター[12]。アルキアによって生み出されたγ昇華体レーヴァテイルであり、その特殊な出自のため複数の勢力から追われているが、過去の記憶を失っているため、なぜ自分が追われているのか分からない。
性格は優しくあまり人を疑わない。本人は真面目で一生懸命だが、思考や言動が常識からやや外れており、お話作りのセンスやアイテム調合時のネーミングセンスも独特であることなどから、その性格を「天然電波[13]と形容されてしまうこともある。争いのない平和な世界を夢見ており、それを夢物語と批判されても信念を貫こうとする。元はサキア・ルメイに宿ったアルシエルの意志の一部であり、アルシエルの「平和を司るモノ」。
アルキアにいた頃には保育園の先生をしていた経験があり、子供たちから慕われていた。
真名は「咲_zx.零種フレードジャンクション」。ヒュムネコードは「SAKIA_FEHU_TILIA_HARVESTASYA」[14]
心の護は、流浪のガンマン「バクダソマソ」。
サラパトゥール
声 - 後藤麻衣
サキに宿る人格の一人。サキの開放的な部分を司っており、サキの欲望に忠実。そのためサキに代わってアオトにアプローチするなど何事にも積極的。アルシエルの「愛を司るモノ」。
心の護は、乱暴な言葉遣いの少年「アーケ」。
フィラメント
声 - 後藤麻衣
サキに宿る人格の一人。伝説上のレーヴァテイルであるティリアを捜し求めている。純真なサキの物理的・精神的なダメージを肩代わりする役割を持つ。アルシエルの「バランスを司るモノ」。
心の護は、メイド服を着た黒猫「こけってー」。
咲夜流命(サキア・ルメイ)
声 - 後藤麻衣
サキの身体の本来の人格で、アオトと最初に出会いサキのことをアオトに託した人格である。サキの管理者を自称しサキが本来の目的を果たすためにはいかなる障害も排除しようとする。
そのため再登場の際には世界よりもサキを護ろうとするアオトらと対立する。
心の護は、王子の扮装をした男装の麗人「ツァリヴェーラ」。
フィンネル
声 - 喜多村英梨 / 歌 - 霜月はるか
本作のヒロインの一人。性格はツンデレ[12]、少々ドジなところがある。クラスタニアの出身のβ純血種レーヴァテイルだが[11]、その身体にはサキと同様の事情を抱えており、すり減っていく寿命の問題を解決するため「大地の心臓」と呼ばれるものを探して故郷を離れている。アオトらと知り合うまではトコシヱの食堂でウェイトレスの仕事をしていた。失敗の多い自分に自信がなく自己評価が低いが、からかわれるとむきになって突っかかる一面もある。
彼女は惑星の意志を精神世界に宿らせるという目的のために生み出されたレーヴァテイルであり、それを達成する上で彼女自身の意志は邪魔であるという理由から、幼い頃からいじめを仕向けられ精神を抑圧されていたという過去を持つ。彼女のコスモスフィア内では、暗くて汚いトイレに閉じ込められ続けるという内容の心象風景や、自身の理不尽な境遇を無理に合理化するための葛藤などが描かれる。
真名は「フィンネル_ax.鋳種クラスタニア」。ヒュムネコードは「FINNEL_FEHU_TILIA_HARVESTASYA」[14]
心の護は、サディスティックな女性の「ももこ」。
ユリシカ
声 - 喜多村英梨
フィンネルに宿る人格の一人。フィンネルとソーマのサポートに徹しており、両者が対応できないような局面では表に出て力を発揮する。そのため非常にサバイバル能力が高い。アルシエルの「変革を司るモノ」。
心の護は、ミサイル等で武装したロボット「ハベリ」。
ソーマ
声 - 喜多村英梨
フィンネルに宿る人格の一人。偶然を装ってフィンネルをアオトに引き合わせた。クラスタニアの刺客として暗殺の仕事を請け負っており、またフィンネルを監視している。冷徹な性格であるが、利害が衝突しない範囲では彼女なりにフィンネルとの共存を望んでおり、本来は敵であるアオトやココナとも共闘するようになる。
心の護は、カボチャに乗った少女の「かぼたつ」。
和服の少女
声 - 喜多村英梨
名前は珠洲ノ宮(スズノミア)。フィンネルに宿る人格の一人。当初は自身の名前を含めた記憶を失いつつも深層心理階層から度々フィンネル達に呼びかけていた。アルシエルの「詩と想いを司るモノ」。
ダイブの階層が深くなるにつれてフィンネルの身体の所有権を主張して独自の行動を開始する。アル・ルゥとも関係のある人格であり、名前を失っていた際にはアル・ルゥと同一視されていた。
心の護は、態度の裏表が激しい少女「アレーティア」。
ティリア
声 - 坂本真綾 / 歌 - KOKIA
レーヴァテイル・オリジンの1人であり、ソル・クラスタに聳え建つ第三塔「ハーヴェスターシャ」の管理者。第1作の舞台であるソル・シエールにおいて信仰の対象となっていたエレミア三謳神の一柱「ティリア神」その人であり、ソル・クラスタでは伝説上のレーヴァテイルとして認知されている。700年前に塔と一体化したことで身体を失い死亡したとされているが、物語中である条件を満たすことによって肉体を得て復活する[注 2]
性格はかなりマイペースで、しばしば脈絡もなく大好物の揚げパンを欲しがるなど[15]、突飛な言葉を口にすることがある。また、結婚生活に憧れており旅を終えた後は幼妻になりたい、と答えるなど少女らしい一面も持つ。
物語終盤「リバーシアプロトコル(EXEC_REBIRTHIA=PROTOCOL/.)」の詩を思い出すために、彼女の記憶から構築された仮想世界にダイブをすることになる。過去に起きた事件の影響で心を揺さ振られることに恐れを持つため、自分と心の距離が遠かった当時のボディーガードだった楠将門の役にアオトを当てた。しかし、その役を超えた影響をアオトがバイナリ野に与え続けた結果、次第に彼に好意を抱くようになる。
オリジンであるため、メタ・ファルスに存在する第二塔の管理者であるフレリアと同じ「エル・エレミア」(=当時のソル・シエール)出身。ソル・シエールに建つ第一塔の管理者であるシュレリアとは二回ほど面識があり、理由は不明だがプロフィールで嫌いなものはエオリア(=シュレリア)となっている。普段は下着同然の衣装を着ているが、戦闘では第1作のシュレリアと同様、専用の甲冑「リンゲージ」を纏って参加する。インストールポイントは、オリジン共通である腰。ヒュムネコードは、「TILIA_ANSUL_HARVESTASYA」。

パーティーメンバー

タツミ
声 - 斎賀みつき
アオトの友人であるクールな少年。トラブルに巻き込まれたアオトに協力し蒼谷の里を出る。
師匠で命の恩人であるゲンガイの導きもあって、Vボードと呼ばれるサーフボード状の乗り物の熱狂的な愛好者であり、大会出場を夢見ての修行中に蒼谷の里を訪れて、そこで唯一の同年配であったことから、アオトに友人たることを求められて現在に至る。一方その素性には秘密があり、ある事実をアオトに隠している。
真名は「龍御_lx.縛種堕天峰」。
戦闘ではVボードを剣のように振るって戦う。
ココナ・バーテル
声 - 志村由美 / 歌 - 片霧烈火
前作『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』から引き続いて登場。
前作のエンディングで仲間であるジャクリ(ミュール)からの懇願を受け、ハーヴェスターシャに「大地の心臓」を渡すという使命を帯びて、メタ・ファルスからこの世界を訪れた。しかし、ソル・クラスタには存在しない特殊なレーヴァテイルのIPDであることや、大地の心臓を隠し持つため、クラスタニアから狙われ、ゲンガイ等の協力の下で身を隠している。
武器は一対のトンファーに分離するVボード。超必殺技は水着姿となってVボードに乗り、髪留めに偽装していた武器で複数回斬りつける「フォトンライド∞∞」[注 1]
光五条(ひかりごじょう)
声 - 森川智之
アルキアの貧民層出身のレーヴァテイル専門医。美形で、患者たちからは人気がある。妹「藍紗」の死の謎を追い求め、アルキアを去り、大牙に移り住んだ。
色男なのではあるが、戦闘中にふんどし一丁になったりするせいか、ヒロイン達のコスモスフィアでの扱いはすこぶる悪い。
真名は「光五条_ox.癒種ヴァーミリア・ヘプト」。
様々な武器(本来は医療器具)に変形する鞄を使って戦う。超必殺技はふんどし一丁となって複数の必殺技を連続で浴びせる「五条式 禁術 裏療法」[注 1]

サブキャラクター

アルキア

ラファエーレ
声 - 田中秀幸
アルキア研究所の所長であり、アルキアの指導者。民衆の支持の厚い反面、五条やゲンガイからは信頼の置けない人物であるとして危険視されている。
とある秘密の計画を遂行せんと暗躍していたり、前任者であるラウドネスが若くして引退に追い込まれメタファルスに渡っていたりと、いろいろと裏のある人物。
リッカリョーシャ
声 - ゆかな / 歌 - 東川遥
愛称は「リッカ」。アルキア研究所のナンバー2でもあるレーヴァテイル。光五条に熱烈な好意を寄せている。
元は、クラスタニアの将軍でアカネの前任者。過去に原初の塔側のハーヴェスターシャ(XPエディション)を確保するためアルキアに侵攻したが、逆に捕らえられ、ラファエーレの計画に必要な詩「EXEC_Z/.」が謳えるために生かされている。
五条の前では明るく振舞う反面、アルキアを恨んでいる彼との板挟みや、ラファエーレの計画に命を脅されつつ携わる事と、その秘密をを明かせば五条に嫌われるのではと、内心苦悩している。
沙亜紗(さーしゃ)
声 - 安田早希
前作『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』から引き続いて登場。
アルキアで「にゃにゃ屋」という名のショップを営みつつ、同じくメタ・ファルスから来たココナをサポートしており、「J&C」の協力の下、インフェルピラの効果範囲外で詩魔法の使えないココナのためにと人工衛星の開発も進めている。
ティリアのノーマルエンドではクルシェと共に、本来は塔から離れることができないティリアのために技術協力するほか、トゥルーエンドの物語終盤では、インフェル・ピラから送られた導力を反射させる衛星を完成させ、その導力に指向性を持たせるために、オリジンでさえ理解できない「新約パスタリエ」で構文されたヒュムノス「METHOD_HYMMELI/.」を独自で紡ぐなど、前作以上の天才ぶりを遺憾なく発揮する。その様はティリアに、後数年でクロガネを超えると言わしめるほど。
ジャック・ハミルトン
声 - 神奈延年
シリーズ第1作『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』からの再登場。
何でも屋「J&C」の従業員。アルキアに与する下請けとして様々な活動をしている。
「にゃにゃ屋」の店主である、さーしゃの協力者でもある。
クルシェ・エレンディア
声 - 南條愛乃
シリーズ第1作『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』から再登場。
ジャックとペア「J&C」を組みアルキアに協力しつつ、かねてよりの悲願である、生き別れの想い人、ルークの手がかりを探し求めている。
ジャック共々ココナとも面識があるが、アルキアに従っていることもあり、彼女からは信用されていない。
キラハ
ラファエーレとは対立していたエンシェント派の一員であった研究者で、カテナの父。サキを連れて逃亡生活を送っていたが、アカネやミュートが率いるクラスタニアの追跡から逃れる際に致命傷を負い、物語冒頭でアオトにサキとペンダントを託して息絶える。

大牙

ゲンガイ
声 - 玄田哲章
大牙の政府たる大牙連合の盟主にして「堕天峰」代表であったが、「クラスタニア恭順派」の無血クーデターによってその地位を追われ、「堕天峰」の生き残りや反クラスタニア運動家を纏め、レジスタンスを組織した。
タツミにVボードのテクニックを伝授した師でもあり、タツミの秘密についても知っている。
カテナ
声 - 広橋涼
光五条の友人で刻の環製作所に勤務する天才科学者。実年齢は29歳だが小柄で童顔。
以前から家族を捨てて失踪した父キラハの行方を追い求めていたが、父が今際の際にアオトに託したサキと出会ったことで、事件に巻き込まれていく。
DFPの開発者であることからクラスタニア軍にその身を狙われるも、幼なじみのミュートに救われたのを期に彼女と相思相愛となり、以後は本編の合間に二人の恋の物語が進行していく。
性格は極めて研究バカであり、集中すると周りのことがおざなりになりやすい傾向がある。
テポ
声 - 齋藤彩夏
光五条がサキの精神分裂を検査する目的で作った探査プログラムで、コスモスフィアを構成するデータを洗い出し、分断されたコスモスフィアを通常のものと同様にダイブ可能とする能力を持つ。
見た目は愛らしいが、口が悪いのでヒロインには嫌われがち。
ルーファン
声 - 小林ゆう
ゲンガイの部下である青年。アオトらにも協力者として接する。しかしそれは表向きの姿であり、周囲には素性と本名を隠している。
その正体は、ソル・クラスタでは忘れられた存在となっているテル族にしてクラスタニアの幹部であり、ハーヴェスターシャを操っている実質的な黒幕。本名は絢胤紅葉霧浪(アヤタネクレハキリナミ)、ソル・シエール風表記の場合はクレハ・ペル・キリナミといい、『アルトネリコ』『アルトネリコ2』に登場したアヤタネこと絢胤箕嵩(のモデルとなった人物)の縁者である[16]。実年齢87歳。ゲーム内の用語集では、彼ら「絢胤妖家」の一族が限定的な予知能力を持っており、予言に従ってグラスノインフェリアを引き起こしたり、予言の不完全な解釈に沿ってクラスタニアの援助に関わっていたことが明かされている[16]

クラスタニア

ハーヴェスターシャ
声 - 浅川悠 / 歌 - 柚楽弥衣
クラスタニアの指導者。人前には片翼を持つ少女の姿で現れるが、その正体はティリアの塔「ハーヴェスターシャ」の人工頭脳に宿った仮想人格。戦闘時には煙管を持った女性の姿の戦闘形態をとる。アルキアにも同名の人工頭脳が存在しており、両者を区別する場合はクラスタニアのものが「ヴィスタエディション(サブフレーム)」、アルキアのものが「XPエディション(マスターフレーム)」と呼ばれる。
クラスタニアのヴィスタエディションは人間を嫌っており、レーヴァテイルだけの理想郷「レーヴァテリア」の実現を掲げている。アルキアのXPエディションは、物語開始時点では機能していない。
アカネ
声 - 遠藤綾 / 歌 - 上野洋子
β純血種のレーヴァテイルで、クラスタニアの若き女将軍。フィンネルの親友でもあり、個人的に彼女を気遣っている。
生まれつき感情が抑制されており、それ故に融通が利かない人物と見られることもあるが、本人はそれをとかく気にしている。
一匹の「抗体」を飼いならしており、ククロウと名付けて可愛がっている。
ミュート
声 - 大谷育江 / 歌 - あう(ぐしゃ人間
第三世代のレーヴァテイルで[11]、筋骨隆々とした巨体の女性。物語冒頭における戦いでアオトに破れ、以降も彼のことをライバル視して狙い続ける。
元々はアルキアの出身で、前作『アルトネリコ2』に悪役として登場したラウドネス博士の娘。己の肉体を強化する技術を与えてくれた父親を慕っており、父を追い落としたラファエーレを仇同然に憎んでいる。また幼馴染であるカテナに恋心を抱いている。
可愛いものが好きなど[17]、少女趣味な面もある。

その他

クロガネ
700年前にクロガネ研究所の所長としてAHPPを指揮し、第三塔「ハーヴェスターシャ」の建造に携わった人物。ティリアの設計者でもあり、今でも彼女から慕われているが、当時不可解な自殺を遂げ塔の完成を不完全な形に追い込んだ。ティリアの記憶から構成されたバイナリ野の仮想世界に登場する。
バイナリ野の仮想世界では姿が描写されない人物として登場するが、終盤でその容姿を、終了後のトークマターで生前の人柄等を知ることが出来る。
アル・ルゥ
声 - 小松由佳 / 歌 - 霜月はるか、志方あきこ
「抗体」の統率者とされる存在であり、「抗体頭脳」と呼ばれる。人間に対して敵対的な惑星アルシエルの意志の一つで、黒い翼[注 3]を持つ少女の姿で具現化する。サキやフィンネルの肉体に宿る惑星意志達が下位〜中位なのに対して、アル・ルゥは上位人格に相当する[18]。なおアル・ルゥとはアル(唯一の)・ルゥ(意思)という意味であり人名ではない。
フィンネルはアル・ルゥを呼び寄せ利用するための、サキはアル・ルゥを封じるために生み出されたレーヴァテイルであり、二人はこのアル・ルゥを巡って敵対する宿命にある。ただしゲームの進行によっては二人の対決を阻止してアル・ルゥと和解する展開になることもあり、その際にはティリアの一人格として融合しアオトらに協力してくれる。その際にティリアから「アルル」という愛称を与えられる[注 4]
シエラ
惑星アルシエルの意志そのものである、惑星意識の集合体。シエラとは第一期文明時代の人間が名づけた名称であり[19]、下位の意志たちからは「総意」と呼ばれている。トゥルーエンドの条件を満たしている場合にラストボスとして登場する。

主題歌・挿入歌

主題歌

オープニングテーマ「謳う丘〜Harmonics TILIA〜」
歌 - 志方あきこ / 作詞/作曲/編曲 - 土屋暁

ソングオブヒュムノス・挿入歌

EXEC_CUTYRUMP/.
歌 - あう(ぐしゃ人間) / 作詞 - 東川遥 / 作曲/編曲 - 井内舞子
ミュートが謳うヒュムノス。ラウドネス博士が作った、ミュートの身体能力を強化する詩。
風標
歌 - 井上あずみ / 作詞 - 井筒日見 / 作曲/編曲 - 伊藤賢治
PHASE-2(第2章)の冒頭で流れる挿入歌。
EXEC_EP=NOVA/.
うたったひと/さくし/さっきょく/へんきょく - しかたあきこ
サキが謳うヒュムノスで、DFPを操作するための詩。日本語歌詞は猫の喧嘩を題材に、戦いの停止を呼びかける内容となっている。
EXEC_FLIP_FUSIONSPHERE/.
歌/作曲 - 霜月はるか / 作詞 - 日山尚 / 編曲 - dani
フィンネルが謳うヒュムノス。ハーヴェスターシャのメインフレームの回路に攻撃を加えるために即興で紡がれた。
EXEC_METEMPSYCHOSIS/.
歌/作曲/編曲 - 上野洋子 / 作詞 - 江幡育子
アカネが謳うヒュムノスで、塔の施設「リンカーネイション」制御するための詩。ストーリー分岐の条件となっている時限戦闘で流れる。
EXEC_FLIP_ARPHAGE/.
歌/作詞/作曲/編曲 - 志方あきこ
サキが謳うヒュムノス。サキはこの詩を謳うために生み出されたレーヴァテイルであり、「抗体」を統率するアル・ルゥを封じる「ワクチン」を発動する効果がある。物語中盤の山場で使用されるが、途中でイベントを挟んでサキが記憶を取り戻すことにより、曲の方向性が大きく変化する[20]
TVCMにも使用された曲。
EXEC_ViiBaCi_MjiiRa/.
歌/作曲 - 霜月はるか / 作詞 - 日山尚 / 編曲 - dani
アル・ルゥとの戦闘で流れるヒュムノス。最初の部分はアル・ルゥに乗っ取られたフィンネルが、その後はアル・ルゥが引き継いで謳っている[20]
chmod b111000000/n
歌 - 柚楽弥衣 / 作詞 - 高橋麗子 / 作曲/編曲 - 弘田佳孝
ハーヴェスターシャが戦闘形態を取る際に流れる曲。
トキノスナ
歌/作曲/編曲 - 志方あきこ / 作詞 - 志方あきこ、波乃渉
サキのノーマルエンドで流れる。
星巡りの詩
歌/作曲 - 霜月はるか / 作詞 - 日山尚 / 編曲 - dani
フィンネルのノーマルエンドで流れる。
EXEC_REBIRTHIA=PROTOCOL/.
歌/作詞/作曲 - KOKIA / 編曲 - 伊藤真澄
ティリアが謳うヒュムノス。現状では不完全な塔を完成させるために必要な詩だが、700年前に発生した事件によって後半部分が失われている。
EXEC_COSMOFLIPS/.
歌/作詞/作曲 - KOKIA / 編曲 - 伊藤真澄
ティリアが謳うヒュムノス。かつてクロガネ博士が生み出した、惑星アルシエルの意志を取り込み同化するための詩。惑星との対話を可能とするための詩であり、AHPPの実行に不可欠な詩でもある[20]
EXEC_Z/.
歌/作詞 - 東川遥 / 作曲/編曲 - 井内舞子
リッカリョーシャが謳うヒュムノスで、ラファエーレの計画を実行に移すための詩。他のヒュムノスと異なり、リッカリョーシャの人間的な感情を前面に押し出した表現が意図されている[20]
光の中に
歌/作詞/作曲 - KOKIA / 編曲 - 伊藤真澄
ティリアのノーマルエンドで流れる。
METHOD_HYMMELI/.
歌/作詞/作曲 - 片霧烈火 / 編曲 - HIR
さーしゃが作り、ココナが謳うヒュムノス。メタ・ファルスのインフェル・ピラから第三塔ハーヴェスターシャへと導力を誘導するための詩。
XaaaCi.
歌/作詞 - みとせのりこ / 作曲/編曲 - 弘田佳孝
ラストボス戦で流れる。惑星アルシエルの、人間に対する複雑な感情を表現した曲[20]
Ec Tisia〜Tarifa
歌/作詞/作曲/編曲 - 志方あきこ
ラストボス戦で流れる。
Ec Tisia
歌/作詞/作曲/編曲 - 志方あきこ
トゥルーエンドのエンディングで流れる。ゲーム内の楽曲解説では、惑星アルシエルの各人格が少しずつ歌っている曲であるとされ[1]、作中ではアル・ルゥが歌っている姿が描写されている。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


関連商品

  • サウンドトラック
    • アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く オリジナルサウンドトラック
  • 挿入歌集
    • 咲夜琉命 〜Ar tonelicoIII hymmnos concert side. 蒼〜
    • 珠洲ノ宮 〜Ar tonelicoIII hymmnos concert side. 紅〜

このほか、「side. 蒼」と「side. 紅」のセット箱も数量限定で販売された[21]

脚注

注釈

  1. ^ a b c ただし必殺技名はヒロインの命名によって変化する。詳細は「#調合」の項を参照。
  2. ^ バッドエンドの条件を満たした場合など、ゲームの進行によっては復活しないままエンディングを迎える場合もある。
  3. ^ ただし衣装を最終段階までパージすると一緒に脱げる。
  4. ^ エンディングクレジット、ゲーム中のメニュー、クリア特典のEXTRAメニューなどでは「アルル」という表記で紹介されている。

出典

  1. ^ a b c ゲームクリア後、Extraから閲覧できる「Ec Tisia」の楽曲解説による。
  2. ^ ゲーマガ2010年3月号誌上インタヴュー
  3. ^ ◇世界終焉の引鉄は開発者も弾きまくる!【第7回】「R.A.H.開発秘話」◇
  4. ^ ◇第4回目:「謳う丘~EXEC_HARVESTASYA/.」◇
  5. ^ ゲームクリア後、Extraから閲覧できる「chmod b111000000/n」の楽曲解説による。
  6. ^ ゲーム内の用語集より。
  7. ^ アルトネリコ2設定資料集。
  8. ^ ◇トウコウスフィア第81回目!◇
  9. ^ ゲーム本編のセリフより
  10. ^ ゲーム内の用語集より。
  11. ^ a b c 公式サイトの人物紹介より。
  12. ^ a b ヒロインが脱ぐことによって世界が救われる!? 『アルトネリコ』ファン感謝祭開催”. 電撃オンライン. アスキー・メディアワークス. pp. p2 ( エラー: 日付が正しく記入されていません。). 2010年2月10日閲覧。
  13. ^ サキトゥルーエンド、三番目の選択肢より。
  14. ^ a b 各レベルのコスモスフィア完了画面による。
  15. ^ ゲーム中、長い眠りから覚めた時の第一声など。
  16. ^ a b アルトネリコ3内『人物辞典』「アヤタネ」及び『用語辞典』「絢胤妖家」の項より。
  17. ^ ゲーム内の「人物辞典」の紹介による。
  18. ^ ゲーム中の発言より
  19. ^ ラストボス戦におけるティリアの台詞による。
  20. ^ a b c d e ゲームクリア後、Extraから閲覧できる楽曲解説による。
  21. ^ アルトネリコ3関連CD特設サイト 限定BOXセット情報

関連項目

外部リンク

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