ジャニーズカウントダウンライブ
ジャニーズカウントダウンライブ(Johnny's Count Down Live)とは、ジャニーズ事務所に所属しているアイドルが日本時間の大晦日から元旦にかけて行うカウントダウンコンサート、および同公演の中継番組の総称である。「ジャニーズカウントダウンコンサート」ともいい、その場合は「カウコン」「ジャニコン」と略される。
概要
1996年にV6が行った「V6 COUNTDOWN '97」を皮切りに、阪神大震災の災害復興チャリティーイベントとして始まる。1997年以降はJ-FRIENDSとして出演し、各会場で募金活動やチャリティーグッズを販売。収益金は神戸市教育委員会に寄付した。
1998年から公演場所を東京ドームに移し、大晦日の昼夜にKinKi Kidsがコンサートを行っている都合によりKinKi Kidsのステージセットをそのまま転用するようになる。また同公演よりフジテレビ系列のテレビ放送局で特別番組として生中継するようになり、番組の終了間際に記念撮影を行うのが恒例となる。J-FRIENDSとしての公演は、その後2002年まで続いた。
2003年よりCDデビューをしているタレント・グループ一同が参加し、スペシャルゲストとして近藤真彦を始めとする1970年代から1980年代にデビューした先輩タレントやジャニーズ事務所との親交が深い森光子も出演するようになる。ただ、内海光司(元光GENJI)やSMAPが出演した事はない。また18歳未満のメンバーは労働基準法の関係で参加できないため、あらかじめ撮影しておいた録画映像を使用する場合がある。
2006年からは「年男ユニット」という期間限定ユニットが登場するようになった。
近年フジテレビではカウコン中継前の時間帯の番組が低視聴率に喘いでおり、視聴率の取れるカウコン中継拡大を図ればいいと考えられるのだが、『NHK紅白歌合戦』(TOKIO、SMAPに、2009年は嵐、NYC boysも出場)に一応配慮してか23:45からの1時間放送で固定されている模様(カウコンそのものの開始は基本的に23時)。
各回の内容
チャリティーイベントとしてのカウントダウンライブ(1996 - 2003年)
- 1996年 - V6 COUNTDOWN '97(神戸ワールド記念ホール)
- 1997年 - ジャニーズ カウントダウン・コンサート(東京宝塚劇場)
- 1998年 - Asia Biggest Countdown in Dome(『ワールドカウントダウンスペシャル 踊る大みそか・走るお台場』の中で、23時45分から3時に中継。本公演以降、東京ドームでの年越しが恒例となる)
- 1999年 - J-FRIENDS MILLENNIUM in TOKYO DOME(『ワールドカウントダウンスーパースペシャル24時間まるごとライブLOVE LOVE2000〜世界中の子供たちに僕らが愛でできること』の中で中継)
- 2000年 - J-FRIENDS COUNTDOWN FROM TOKYO(23時45分から0時30分に中継)
- 2001年 - Vivaメントレ兄弟presents J-FRIENDS COUNTDOWN in TOKYO DOME(23時40分から0時40分に中継)
- 2002年 - J-FRIENDS カウントダウンコンサート(23時40分から0時40分に中継)
ジャニーズスターシップカウントダウン
2003年12月31日23時40分から、2004年1月1日0時40分までの時間帯に中継した。本公演より、一部を除く全タレント・グループが参加するようになった。
初登場のNEWSは労働基準法の関係により小山慶一郎・錦戸亮・山下智久の3名のみの出演となり、カウントダウン後に少年隊『君だけに』や光GENJI『パラダイス銀河』など先輩の楽曲をカバーした。KAT-TUNは同じく労働基準法の関係により亀梨和也を除く5人でバックダンサーとして出演した。またスペシャルゲストとして、東山紀之・岡本健一・赤坂晃・佐藤アツヒロが出演した。
ジャニーズビッグサプライズカウントダウンライブ
2004年12月31日23時40分から2005年1月1日0時40分までの時間帯に中継し、平均視聴率10.6%を記録した。出演者および曲目はTOKIO『自分のために』、NEWS『希望〜Yell〜』、KAT-TUN『ハルカナ約束』、嵐『Hero』、V6『ありがとうのうた』、関ジャニ∞『浪花いろは節』、KinKi Kids『Anniversary』である。
18歳未満のメンバーがいたNEWSは小山慶一郎・錦戸亮・山下智久・増田貴久・内博貴の5名での出演となった。また特別出演者として、少年隊・岡本健一・赤坂晃・佐藤アツヒロ・タッキー&翼が登場。番組の最後には、各グループごとに2005年の抱負を発表した。
見なきゃソンSONG「PRIDEかけてジャニーズ歌合戦」 at TOKYO DOME since 1998
2005年12月31日23時45分から2006年1月1日0時45分までの時間で生中継し、平均視聴率13.0%を記録した。司会はKinKi Kidsが担当。タイトルにある「PRIDE」と総合格闘技イベントのPRIDEをかけた対決形式のメドレーがあり、グループを越えたステージを披露した。メドレーの出演者および曲目は以下の通りである。
- 期間限定グループ対決 - 修二と彰『青春アミーゴ』、トラジ・ハイジ『ファンタスティポ』。
- バレーボール対決 - V6『MUSIC FOR THE PEOPLE』、嵐『A・RA・SHI』、NEWS『NEWSニッポン』。楽曲を披露したのちに、手に持ったバレーボールを投げ込む演出があった。
- 若手3組対決 - 関ジャニ∞『好きやねん、大阪。』、NEWS『TEPPEN』、修二と彰『青春アミーゴ』(中丸雄一がボイスパーカッション、田中聖がラップで参加)、KAT-TUN『絆』。最後にもう一度『好きやねん、大阪。』に戻り、3グループ全員がボーカルを取った。
- KinKi Kids VS TOKIO対決 - TOKIO『AMBITIOUS JAPAN!』、KinKi Kids『永遠のBLOODS』。堂本剛がTOKIOでボーカルを取り、堂本光一・長瀬智也がKinKi Kidsの曲を歌った。
その他、KinKi Kids『ビロードの闇』、タッキー&翼『Venus』、嵐『WISH』、TOKIO『明日を目指して!』や、結成10周年を迎えたV6によるメドレーも披露された。昨年に引き続き、18歳未満のメンバーがいたNEWSは6人での出演だった。後半には、岡本健一・赤坂晃・佐藤アツヒロがスペシャルゲストとして登場。またデビュー25周年を迎えた近藤真彦もゲストとして登場し、新曲の『挑戦者』や代表曲のメドレーを歌い上げた。
ジャニーズカウントダウン2006-2007
2006年12月31日23時45分から2007年1月1日0時45分までの時間帯に中継し、平均視聴率13.1%を記録した。司会はTOKIOが担当。出演者および曲目はTOKIO『宙船(そらふね)』『Get Your Dream』、V6『HONEY BEAT』、KinKi Kids『Harmony of December』、嵐『きっと大丈夫』『サクラ咲ケ』、タッキー&翼『Venus』、NEWS『NEWSニッポン』『サヤエンドウ』『TEPPEN』(山下智久『抱いてセニョリータ』、テゴマス『ミソスープ』も披露)、関ジャニ∞『関風ファイティング』、KAT-TUN『Real Face』『僕らの街で』である。
2007年デビュー10周年を迎えたKinKi Kidsは年が明けた2007年1月1日0時以降から登場し、後輩グループと10周年を記念したメドレーを披露した。また、2006年5月から活動を休止していたNEWSが年越し後の本公演で復帰。その際、城島茂が観客に向けて「NEWS!」コールを行い場内を沸かせた。その他、本公演内のみの特別ユニットとして結成された「いのししエイト」が新年にあたっての抱負を述べ、後半にはスペシャルゲストとして近藤真彦・少年隊が登場しそれぞれの新曲を歌い上げた。
10年目だよ!見なきゃソンSONGジャニーズカウントダウン歌合戦
2007年12月31日23時45分から2008年1月1日0時45分までの時間帯に中継され、平均視聴率10.1%を記録した。コンサートの正式名称は「Johnnys' Countdown 2007-2008」で、司会は嵐。10周年にあたって、ヒット曲を年代順に振り返るメドレーを披露した。また、全員で唄う『はつうた』という曲を初披露したり、この公演限定のユニット「チューチューエイト」も登場した。
Hey! Say! JUMPのメンバーが生出演することは労働基準法に触れるため、12月30日にKinKi Kidsのライブで収録を行った映像で『Ultra Music Power』を放送した(当時、メンバー全員が18歳未満だった)。ただし他の未成年のジャニーズJr.らと一緒に客席で観覧しており、テレビ放送にメンバーが映されることもあった。
放送日時・時間
ウシシもぅ大変!東西ドーム10万人集結!!年越しジャニーズ生歌合戦
2008年12月31日23時45分から2009年1月1日0時45分までの時間帯に中継され、平均視聴率10.1%を記録した。コンサートの正式名称は「Johnnys' countdown 2008-2009」で、司会は嵐。本年は東京ドームと、Kinki Kidsがコンサートを行う京セラドーム大阪(格闘技イベント「Dynamite!!」がさいたまスーパーアリーナへ移動したことにより実現)に10万人を集結し、過去最大規模で行った。
出演者は錦織一清(少年隊)、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、滝沢秀明、今井翼、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、内博貴、Musical Academy、Kis-My-Ft2、A.B.C.、M.A.D.、関西ジャニーズJr.である。KinKi Kidsは京セラドーム大阪にてカウントダウンコンサートを行っていたのでMusical Academyと共に中継で流れた。また、タッキー&翼の滝沢秀明も舞台のため帝劇からジャニーズJr.のKis-My-Ft2とA.B.C.(18歳未満のメンバーがそれぞれのグループにいたためそのメンバーは出演していない)と特別出演する錦織一清と共に中継で流れた。Hey! Say! JUMPは、去年同様18歳未満のメンバーが生出演することは労働基準法に触れるため、ライブで収録を行った映像『真夜中のシャドーボーイ』を放送したが、18歳以上のメンバー(薮宏太・髙木雄也・八乙女光・伊野尾慧)が途中から出演し、18歳未満のメンバーは昨年同様客席から映っていた。
年越し後は、KinKi Kidsの新曲を初披露したスペシャルメドレーやデビュー10周年を迎えた嵐のスペシャルメドレーや2009年サプライズヒットメドレーを行なった。2009年サプライズヒットメドレーでは、元NEWS・関ジャニ∞の内博貴が関西ジャニーズJr.のB.A.D.、 濱田崇裕、中田大智、千崎涼太とともに「内博貴とRockな仲間たち」として登場したり、途中からV6や『紅白歌合戦』に出場したTOKIOが登場したり、去年同様シャッフルユニットを行なうなどサプライズや、この公演限定のユニット「ウシシ4」も登場した。
吠えろ!ジャニーズ虎の巻 東西ドーム10万人集結!!超豪華年越し生歌合戦
2009年12月31日23時45分から2010年1月1日0時45分までの時間帯に中継され、視聴率12.5%を記録した。コンサートの正式名称は「Johnnys' countdown 2009-2010」で、司会は嵐。本年は東京ドームと関ジャニ∞がコンサートを行う京セラドーム大阪、滝沢秀明座長公演「新春人生革命」及び「新春滝沢革命」の会場である帝国劇場で行った。
東京ドームからTOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、今井翼、NEWS(錦戸亮を除く5人)、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP(Hey! Say! BESTのみ)が、京セラドーム大阪から関ジャニ∞が、帝国劇場から滝沢秀明が出演した。
Hey! Say! 7は去年同様18歳未満のメンバーが生出演することは労働基準法に触れるため、ライブで収録を行った映像『Ultra Music Power』を生出演しているHey! Say! BESTメンバーの映像と組み合わせて、年越し後に歌った『真夜中のシャドーボーイ』はHey! Say! BESTのみで放送した。NYC boys(中山優馬 w/B.I.Shadow)は18歳未満のメンバーが生出演することは労働基準法に触れるため、ライブで収録を行った映像を放送した。NEWSは東京ドームにいる山下智久、小山慶一郎、加藤成亮、増田貴久、手越祐也の映像と京セラドーム大阪にいる錦戸亮の映像を組み合わせて放送した。
その他年明け後には東京ドームから近藤真彦、内博貴、生田斗真、帝国劇場から錦織一清も出演している。
また、今回は今井翼が東京ドームで『卒業』を歌った後、番組中に帝国劇場に移動し番組後半からは錦織、滝沢らと共に帝国劇場から出演した。
中継スタッフ
ソフト化
2002年のJ-FRIENDS カウントダウンコンサートは「J-FRIENDS Never Ending Spirit 1997-2003」として2003年4月9日にジャニーズ・エンタテイメントよりVHS/DVD化されている。
関連項目
- 東京ドーム
- 東京ドームシティ
- 年男ユニット
- 音楽番組
- 夜のヒットスタジオ - メドレーで同番組の映像を使用。
- メントレG - TOKIO出演。2001年の番組タイトルとして一部使用。
- 新堂本兄弟 - KinKi Kids出演。音組による制作という共通点がある。2001年の番組タイトルとして一部使用。
- VVV6 - V6出演。2001年の番組タイトルとして一部使用。
- 東京ドームコンサートを開催したミュージシャンの一覧
外部リンク
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