天体戦士サンレッド
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天体戦士サンレッド | |
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ジャンル | コメディ 戦隊、怪人、日常 |
漫画 | |
作者 | くぼたまこと |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | ヤングガンガン |
レーベル | ヤングガンガンコミックス |
発表号 | 2004年創刊号 - 連載中 |
巻数 | 既刊10巻 |
アニメ | |
監督 | 岸誠二 |
シリーズ構成 | 上江洲誠 |
キャラクターデザイン | 森田和明 |
音楽 | 柿島伸次 |
アニメーション制作 | AIC A.S.T.A. |
製作 | JVCエンタテインメント →flying DOG(14話から) |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2008年10月3日 - 2009年3月27日 |
話数 | 全26話 |
アニメ:(第2期) | |
総監督 | 岸誠二 |
監督 | 松本剛彦 |
シリーズ構成 | 上江洲誠、中村浩二郎 |
キャラクターデザイン | 森田和明 |
音楽 | 柿島伸次 |
アニメーション制作 | AIC A.S.T.A. |
製作 | flying DOG |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2009年10月3日 - 2010年3月27日 |
話数 | 全26話(カウントは1期から継続) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『天体戦士サンレッド』(てんたいせんしサンレッド)は、くぼたまことによる日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。神奈川県川崎市を舞台に、正義の味方サンレッドと世界征服を企む悪の怪人組織フロシャイムとの闘いを描くギャグ漫画。
『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載中であり、単行本は2010年(平成22年)1月時点で10巻まで刊行されている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
本作は、世界征服を企む悪の秘密結社である怪人組織フロシャイムと、彼らの野望を阻もうとする正義の味方サンレッドとの対峙構造を主軸として、ときに行われる戦い、馴れ合い、心温まる友情などを描く、特撮変身ヒーロー物のギャグ漫画である。
神奈川県川崎市(主に高津区周辺)という極めて現実的かつ限定的な地域を舞台としており、物語には、マルイファミリー溝口(cf.)や武蔵溝ノ口駅前周辺、溝の口駅西口商店街、高津市民館といった地元色に富んだ設定とネタがふんだんにちりばめられている。それらは、設定の上で施設名を変えられてはいても、デザイン等の強い相似性から当地域に詳しければ一目で特定できる描かれ方となっている(例えば、物語に登場する「溝の口病院」は、現実世界の帝京大学医学部附属溝口病院がこれに相当する)。
主人公は一応サンレッドとなっているが、物語の中核をなしているのは悪の組織側であり、フロシャイム川崎市支部幹部のヴァンプ将軍を始めとする怪人達が真の主人公であるような描写がされている。
怪人の性格は、良識人であるヴァンプ将軍を筆頭に、総じて人にも地球にも優しい連中である。 彼らは姿形こそ怪人であるが、普通に社会に溶け込んでおり、一般人と面識がある。また、フロシャイムなどの特定組織に所属しない“善良な一般市民の”怪人などもおり、悪の組織に所属しても根は善い怪人という者が多い。
その一方で、正義の味方を謳うサンレッドは粗暴な上、社会的にも非適応型でヒモとして暮らしていたりと、悪と正義の性格が逆転している。サンレッド以外のヒーロー達も素行の悪い者が比較的多く、乱暴者や、軽薄な男などが揃っている。
個々の戦いは基本的に、ヴァンプ将軍が公園などにサンレッドを呼び出して、その回の怪人と戦闘要員2人と共に闘いを挑むというものであるが、サンレッドはヴァンプ将軍を除く敵方の怪人と戦闘員を叩きのめし、虫の居所によってはヴァンプ将軍以下一同に説教を垂れる、無理を押し付ける、使い走りを強要する、などという展開になる。しかし、建前上は敵対しているが、相手が困ったときは助け舟を出したり、ときに友人として付き合うことなどもある間柄でもある
作者が靴好きということで、怪人の名前などでそれにちなんでいる例が多い。また、同作者の漫画作品『GOGO!ぷりん帝国』とは世界観を共有しており、ぷりん帝国からのキャラクターがゲスト出演している。
なお、神奈川県にゆかりのあるイベントや企画とのコラボレーションを行うこともあり、実際にも地域密着型の作品となっている。例えば、テレビアニメにおける川崎フロンターレとのコラボレーション・アニメの制作や、高津区による区セールス事業[1] などがそれである。他にもアキバプロレスにサンレッドとヴァンプ将軍および戦闘員1号が出場を果たしている(実際に戦ったのはサンレッド)。
登場人物
※登場人物名ヨコの声 - (人物名)はテレビアニメ版における声の出演者。
主要人物
- サンレッド
- 声 - 高木俊
- 川崎市在住の正義の味方。年齢は27歳である。ヒーローらしい戦闘服も持っているが、フロシャイム怪人との戦いではTシャツに短パン、サンダルといったラフな格好をしている。Tシャツには神奈川県ゆかりの一言が書かれている事が多い。マスクは常に被っており、これまでにマスクを脱いだ描写はない。
- 粗暴な性格で無職。恋人の内田かよ子の家に住み、彼女にお金を貰って生活する、いわゆるヒモである。対決が無ければパチンコなどで時間を潰し、フロシャイムの構成員が悪の組織でありながら好人物であることとよく対比される。しかし、戦闘の際に壊れたブロック塀の破片で子供が怪我をしないように戦闘員達に片付けさせている場面もある。また、かよ子に負担をかけていることを気にして、失敗をしたものの就職面接を受けたこともあった。口癖は不明だが、原作では「殺すぞ」、アニメ版では「埋めるぞ」とヴァンプたちの前で言いかけそうになった。
- フロシャイムからの対決の呼び出しには嫌々ながらも応じ、半殺しの上で正座させて説教することはあっても殺しはせず、彼らを殺しかねない先輩が来た時には鉢合わせないように気を遣っている。ヴァンプ将軍たちが困っていれば助けることもあり、ブレーカーを直したり、サンレッド抹殺用のロボットをメカに弱いヴァンプに代わって組み立ててやったこともあった。逆に、引っ越しなどを手伝わせることもある。
- ヒーローとしてのスペックはかなり高い。基本的に、敵を正拳突きの一撃で倒すが、これはフロシャイム側が弱いのではなく、あくまでサンレッドが強いのであり、本人もそれを自覚している。普段、戦闘服を着ないことなども、自分が強すぎる結果、相手が弱すぎて本気を出す気になれない向きが強く、強そうな相手に対しては期待する様子が見て取れる。他にもレッドイヤー(半径10km以内の物音を聞き分けることが出来る能力)やレッドアイ(1km先の縫い針の穴まで見ることが出来る能力)などの能力を有する。また、子供の頃は「カッパのサンちゃん」と呼ばれるくらいに泳ぎが得意で、独り暮らしが長かった[2]ため裁縫も得意である。更に、過去に喫茶店でアルバイトをしていた経験から、グラタンとホワイトソースの腕前は店長とヴァンプにお墨付きをもらえるほど。ただし、これまで2度かよ子のためにグラタンを作っているが、あらゆる理由でまだ一度も食べてもらえたことがない。
- 戦隊時代は今より粗暴で、ヴァンプは「あの頃に比べたらレッドさんも丸くなった」と発言している。怪人もかつてのサンレッドを「ビーバップとかに出てくるタチの悪い不良みたいだった」と評している。ただし、機嫌が悪い時は「昔に戻ったみたい」と言われることがある。詳しくは気象戦隊ウェザースリーを参照。
- 単行本では10巻現在まで未だに表表紙を飾ったことがないが、代わりに裏表紙で姿を確認する事ができ、内容は全て「表表紙に載せてもらえないこと」で拗ねている、という内容になっている。
- ヴァンプ将軍
- 声 - 山田ルイ53世
- サンレッドの宿命の敵であり、この作品の主人公格の登場人物である。誕生日は3月3日[3]で、名前の由来は革靴から。
- 世界征服をたくらむ悪の大手組織フロシャイムの幹部で「将軍」の地位にあり、川崎支部の事務方のトップと川崎市内で行われる戦闘などの現場指揮官を兼任している。「フロシャイム」による世界征服という野望を抱いており、世界征服の邪魔になるサンレッドを抹殺するため全力を注いでいる。
- 兜と、だぶだぶの紫の服が特徴。武器は盾と槍で、盾の内部にはアジトの鍵や救急セット・夕食のおかずなどを収納出来る(サンレッド曰く「お前の盾はトートバッグか!?」)。ただし戦闘には未使用。兜は風呂の最中でも外さない。口はあるのだが、開いたシーンがない。アニメでも発声時は「口は閉じたまま頭部が上下に微動する」という表現になっている。ややオネエ口調気味で話すが戦闘シーンでは威風堂々とした口調となる。
- 世界征服を目指す悪の組織の幹部ながら腰が低く、人付き合いを大事にして町内会にも出席する好人物で、サンレッドから「悪の組織」である事についてしばしば疑問視されている。食事や掃除などの家事・雑事が得意で、作中では「カリスマ主夫」と表記されている。反面、性的な知識は皆無でレッドや怪人たちのちょっとした会話にもついてこられない。生命保険にも加入し、「まだ日本を征服していない」ので、ちゃんと確定申告して納税もしている。
- サンレッドとは頻繁に戦っているが、本人が「友好的に敵対関係を築いてきた」と言うように決闘以外ではサンレッドに普通に接している。温厚な性格で部下を「○○君」と呼び、彼らがサンレッドに敗北しても憤慨せずに看病と激励をするなど人望が厚い。しかし「年末大掃除をサボった時」や「避難訓練を真面目にやらなかった時」には怪人達に激怒している。普段が温厚な分、その怒り方は部下たちを戦慄させるぐらいに怖い。
- 料理が得意なことから「ヴァンプ将軍のさっと一品」という料理コーナーが単行本に収録されている。アニメ版でも同様のコーナーがあった(ヴァンプ将軍のさっと一品)。
- 携帯電話の着信音は着うたではなく、内蔵音源である。原作はキューティーハニーだが、アニメは羞恥心になっている。
- 単行本のカバーを剥がすと表表紙と裏表紙の2コママンガになっており、表で「ヴァンプ(稀に他のフロシャイムの怪人)が従来の悪の組織の様な重いセリフを放」ち、裏で「結局いつものフロシャイム通り、庶民的な一言で締め」る構造になっている。
- 内田 かよ子(うちだ かよこ)
- 声 - 鍋井まき子
- サンレッドの彼女で同棲している。年齢はもうすぐ30歳近くで、職業は保険の外交員。出身地は四国の香川県。(アニメ2期の最終回でのかよ子の母親の留守電にて母親に独特の方言が見られる。後に同人誌「みんなおつかれサンレッド!!」中の担当声優である鍋井のコメントより、かよ子の出身を鍋井と同じ香川県にすることを作者のくぼたまことが了解したことが判明。なお、かよ子の母親の声優も鍋井の母が演じている。)
- サンレッドにとって、頭の上がらない存在の1人。ヒーローなので定職に就かないサンレッドと時折ケンカや言い争いにもなるが、それでも2人の仲は上手く行っているようである。ウェザースリー解散後しばらくしてレッドと出会ったらしい。『増刊ヤングガンガン』掲載の特別編において、レッドの当時の彼女であったあゆみ(詳しくは気象戦隊ウェザースリーを参照)の家に保険の営業で訪れた際にレッドに一目惚れし、人前でも平気でレッドを罵るあゆみに耐え切れず怒りを露わにしたことで成り行きでレッドを家に連れ帰ったことがレッドとの馴れ初めであることが判明した。
- ヴァンプ達とはおすそ分けをし合ったり、通販で共同購入したり、サンレッドとの離別を止められたりと非常に良好な関係を築いている。フロシャイム怪人達からの人望も厚く、彼らのバイト先ではVIP級のサービスを受けている。
- 以前はアパートに住んでいたが、現在は新築のマンションに引っ越している。アニメではこの引越しの時に初めてヴァンプ将軍と会ったことになっている。
- 結婚適齢期だが、一度も結婚を意識した発言をサンレッドにしたことがないらしい。サンレッドと比較して、彼女の裁縫の技術は人並み以下。料理もあまり得意ではないらしく、ヴァンプから教わることも多い。
- かよ子のキャラデザインはこれまでに数回変わっており、初期のころは人相が比較的悪く描かれていた。いわゆる美人キャラとして描かれるようになったのは単行本3巻の「天井」がサンレッドを説教する話からである。現在もマイナーチェンジがされており、今後もデザインが変わる可能性があるとのこと[4]。
- アニメ版は単行本3巻以降のデザインに準拠しているため最初から美人キャラとして描かれている。
- なお、『ぷりん帝国』に登場する長老バルゲンの嫁も「かよ子」という名前であり、作者によれば名前を流用したのだという[5]。
フロシャイム川崎支部
フロシャイムとは別に記載する。組織としての詳しいことはフロシャイムを参照。
ごく普通の一戸建て住宅。築23年、木造2階建て、庭付き。ただしブレーカーはヒューズ式で、しかも30アンペアしかない。自家用車はないがママチャリが1台置いてある。ヴァンプや戦闘員が住んでおり、怪人達も多数利用する場所である。溝の口駅や登戸駅から近い場所に建っている。アニメ版では溝の口周辺の描写が多いため高津区である。秘密基地ではないので付近の住民も場所を知っている。
ヴァンプを含め、メンバーは戦闘時はサンレッドを呼び捨てにするが、それ以外の時は常に「レッドさん」と下手に話す。アニマルソルジャーは常時「レッド」と呼んでいる。
戦闘員
フロシャイムの戦闘員。川崎支部には2名配属されており、黒の全身タイツを着用し「1号」「2号」と番号で呼ばれている。2人とも本名は不明。鳴き声は「キー」だが、普段は普通に会話している。戦闘員だが直接的な戦闘行為はあまり行っていない。勤務中はいつもヴァンプ将軍の隣にいて後方支援や雑用などが主だが、支部の会議には常に参加し、作戦の立案から企画・準備まで関わっている。戦闘中は猫背が基本スタイルだが、普段は背筋を伸ばした姿勢で生活をしている。ビームスやユナイテッドアローズなどへ服を良く買いに行くなど、流行に敏感であり、戦闘員服でも白ブーツの履き方を色々と変えてこだわりを見せている。なお、1号と2号は外見上、よく似ているが声は違う。アニメ版では額に「1」「2」と書いてある。
- 1号
- 声 - ひぐち君 (先代 - 鍋井まき子)
- 戦闘員の1人。今の1号は2代目でウェザースリー解散後、川崎支部の戦闘員となった。原作の先代1号は背は低いマッチョタイプの男性で、マナーや人の目を気にしないマイペースタイプであったが、アニメ版ウェザースリー時代の先代1号は、声が若い細身の女性である。
- 2号
- 声 - 清水聖 (先代 - イッキ)
- 戦闘員の1人。原作での2号はウェザースリー時代から、中の人は同じである(アニメ版の先代2号は声優が異なる。)。
- アニメ版では「週代わりのバイト」という設定[6]であるため、外国人のような片言であったり、オカマ風の喋り方であったりと、声優は同じであるものの口調や声質が毎回違うものになっている。
主要な怪人
- ドルゴン
- 声 - 斧アツシ
- 必殺技 - ヘルネイル
- トリの怪人。最初の怪人で第1話に登場。自慢の爪で改造クマを一撃で倒すほどの実力を持つが、サンレッドを強襲した際に牛丼を台無しにしたため、キレたレッドに凶器で殴り倒される。その後も、飛行能力を持つことに起因して、かよ子の引越しや短編などでたびたび登場する。飛行能力を持つ怪人で構成される「フロシャイム翼の会」(毎月第2、第3水曜日に開催される飲み会)のメンバー。
- アニメ第18話で再登場した際には、居酒屋でバイトしていること、同僚の南という青年と仲が良く一緒に旅行に行ったことを明かす。それ以降、クチバシに口紅を塗り、内股、女言葉が目立つオカマキャラとなっている。原作では第69話にあたるエピソードだが、こちらでは普通のままとなっている。チャームポイントはお尻。
- タイザ
- 声 - 斧アツシ
- オオカミの怪人。登場しても、寝る、食う、パチスロのどれかで、多くは涎を垂らして呆けていたり、単語の復唱で喋るなど、知能が幼児程度の言動がよく見られる。時速100km/hの大型トラックを止めるほどの怪力を誇るが、後述のこともあって戦闘要員ではないらしく、必殺技も持たない。
- 月の満ち欠けによって知能が変化するという特徴を持ち、満月に近づくほど知能が高くなる。もっとも知能が低い新月の時は会話もできない状態だが、満月の夜になるとIQは200以上とヘンゲル将軍を上回り、姿もさわやかな青年となる。川崎支部の経理担当で、満月の夜に1か月分の川崎支部の経理を片付けてしまう。
- 川崎支部在住らしく、支部での食事のシーンにはほぼ必ずいる。
- アーマータイガー
- 声 - 斧アツシ
- 必殺技 - デスハリケーン、タイガー殺法、タイガークラッシュ、タイガークロー、タイガーラリアット
- トラの怪人。名前が長いので、たまに「アーマー」と名前を縮められることがある。初期の漫画版では普通の口調だったが、アニメ版での一人称は「自分」、二人称は「貴様」、語尾は「ッス」となっている。川崎市内の古アパート「山本荘」の103号室に住む。
- 活動する時はアーマーを付けているが、普段はランニングシャツにトランクス、時にジャージというラフな格好をしている。万年床で、武器の槍を物干し代わりに使ったり、レッドとの勝負の予定をうっかり忘れ続けるなど、自堕落なシーンが多い。しかし、戦闘能力は川崎支部の中でも高い方であるようで、「ヒーローを3人倒した」と自称する強力な怪人すら軽く倒してしまうほどの実力がある。
- 住んでいる部屋はボロアパートのため隣の部屋との音漏れなどが酷く、昼間は隣に住む中年男性が寝ているので大きな音が出せず、抗議を受けてしまうことがある。アニメで実家がベンガルにあることが判明。
- カーメンマン
- 声 - 清水聖
- 必殺技 - 太古の呪い、ヴァジェットウィップ、ツインデスアタック(メダリオと2人で使う必殺技)
- ミイラの人型怪人。通称「カーメン」。4000年以上生き続けており、実家はエジプト。年齢は4002歳(アニメ版では生年月日の書かれた履歴書が登場しており、BC2429年生まれの満4439歳)。メダリオとは悪友で、行動を共にすることが多く、共に川崎支部の中では古参らしい。ウサコッツといることも多い。アントキラーの兄。口癖は「呪ったろかコラ!」や「呪うぞ!」。
- 川崎支部によく出入りしており、登場回数はかなり多い。どちらかといえば、メダリオやウサコッツに振り回される方である。レッドからは「エジプト」と呼ばれている。元々アパートで暮らしていたが、現在は金が無いとの理由で弟のアントキラーのマンションに転がりこんでいる。一度カビラジェイに憑依されたことがある(アントキラー曰く「ミイラにカビはNGだ・・・」)。
- 川崎支部の怪人の中では数少ない自動車運転免許所持者。後日、中古の「ビッツ」を購入した。
- メダリオ
- 声 - イッキ
- 必殺技 - マシンガンシャワー、メダリオキャノン、ツインデスアタック(カーメンマンと2人で使う必殺技)
- 人型怪人。悪友のカーメンマンと行動を共にすることが多く、共に川崎支部の中では古参らしい。ウサコッツといることも多い。口癖は「溶かすぞ!」。アニメでは「レベル高ぇ~」も口癖になっている。
- 川崎支部によく出入りしており、登場回数はかなり多い。カップラーメンが好物で、新製品のカップ麺が発売されると必ずチェックしている。楽しみにとっておいたカップ麺をカーメンマンに食べられたことで喧嘩したことがある。他にもカーメンマンの言動や行動を「レベル低い」と罵ったり、からかったりしては喧嘩することも多い。
- ゲイラス
- 声 - 松本忍
- 必殺技 - ブラックプレッシャー
- イカの怪人。イカだが空を飛ぶことが可能で、空を飛べる怪人としてよく登場する。鳴き声は「ゲゲー」。
- イカであるため、伸縮自在で器用な足がたくさんあり、さらに冷蔵庫のような重い物も簡単に飛んで運べる。そのため、かよ子の引越しでは活躍した。また、アニメ版では丁寧な言葉遣いをする。「フロシャイム翼の会」と「海の会」のメンバー。
- モスキー
- 声 - 清水聖
- 必殺技 - ヘルドリーム
- 蛾の怪人。鳴き声は「キチュー」。
- 初登場はかよ子の引越しの手伝いで、「空を飛べる」という理由で荷物運びに選抜された。その後も、メインの怪人ではないが高頻度で登場している。アニメでは「すっげー」や「ちーす」が口癖になっている。
- レッドに対しては下世話な考えや行動が多いが、ヴァンプからは真面目な性格と見られている。メダリオやカーメンマンにいじられる事が多い。「フロシャイム翼の会」のメンバー。
- 名前の由来は蛾の英語役の「moth(モス)」と蚊の英語役の「mosquito(モスキート)」の語呂合わせ。
- デルズ
- 声 - 清水聖
- 必殺技 - デルズショック
- クラゲの怪人。本部から川崎支部へ派遣された怪人。軟体怪人とも呼ばれ、ゼリー状の体によって物理攻撃は一切効かない。そのために無敵かと思われていたが、ある日レッドからの脅しに負けて無理矢理ポリバケツの中に詰め込まれて数日間出られなくなった。かなりオドオドしている。
- 川崎支部にクール便で送られてくる。最初、不完全体(アニメ版では蛹の状態)のため、完全体になるまで風呂場に置かれた。ヴァンプ不在中に完全体となったが、そのまま川崎支部を出てしまい、方向音痴であるため数日道に迷っていた。そして、その間に居着いた「天井」がデルズだと思われていた。
- ギョウ
- 声 - 川本宗幸
- 必殺技 - ドメステッククラッシャー、ドメステックアーム
- 人型怪人。合コン好きで、人数合わせのため後輩を集めたりする。しかし、合コンに飛び入り参加する事になったヴァンプに女性陣の人気を取られ、直後飲み屋でサンレッドに泣きじゃくる。その後レッドと飲みに行った際、絡んできた一般人と一触即発状態になりかけたレッドを宥め、自身がレッドに暴行される。この話は自身で何度も口に出している。
- 手首から先を切り離して遠隔操作できるが、作中では這ったりよじ登ったりして前進しており、自力で浮遊できるかは不明。
- キャラクターとして目立った登場は少なく、相槌を打つような役回りでしばしば登場する。メダリオやカーメンマンにタメ口で話すシーンがあるが、彼が古参なのかどうかは不明。アニメ版では入社年度が書かれた履歴書が登場しており、カーメンマンより後輩であるため、敬語になっている。ただし、アントキラーが敬語で接している事から、アントキラーよりは先輩であるらしい。
- ガメス
- 声 - 高木俊
- 必殺技 - メガトンセントーン、ガメスウイング
- カメの怪人。基本的にギョウやムキエビなどと言った先輩に苦労させられる後輩としての役回りで登場する。
- 原作では、アニメの声を同じ声優が演じていることから、サンレッドがガメスのモノマネをしてヴァンプに電話をするシーンがある。「フロシャイム翼の会」と「フロシャイム海の会」双方に参加している。
- アントキラー
- 声 - 井吹哲也(一期は山崎祐名義での出演)
- 必殺技 - サンドミキサー、ブルシザース
- アリジゴクの怪人。砂漠戦では随一の戦闘力を誇る。通称「アント」。カーメンマンの実弟。
- モゲラとモギラを呼び出して付き合わせることが多く、先輩風を吹かせて迷惑をかける。逆にヴァンプ将軍を始めとする上司や先輩怪人の前では大人しくなり、媚びへつらう。相手がアニマルソルジャーのような幼い容姿の先輩やムキエビのような迷惑な先輩であっても、態度を変えることなく後輩として献身的に接している。口癖は「○○じゃねぇーよ」。
- アリジゴクなので巣を作れば無敵であり、それを使ってサンレッド抹殺を目論み、ヴァンプが許可を得た民家の庭に巣を作ったが、たまたま近くを通っていたサンレッドに作戦がばれ、倒された。また、川崎支部きってのDQNで、レッドが借りたヴァンプの自転車を盗難した事も。
- カーメンマン同様4000年以上生きているが、年は2歳違いであるため、メダリオからは「4000年生きてて2歳違いのバカ兄弟」とばかにされる。100年以上アルバイトしたことで多額の貯金があり、貧乏暮らしが多い怪人達の中では例外的に高級マンションに住んでいる。結果、金の無いカーメンマンが転がり込んでいる。
- アニメ23話のOPで中古バイク屋で売られていたレッドのバイクを見つめるアントキラーと思わしき影が登場しており(24話OPで値札に商談中の札が付き、25話OPではバイクが売却された後の空きスペースが映される)、アニメ2期のOPにてレッドバイクを押して歩くアントキラーとカーメンマンと思われる姿を確認することができる。
- モギラ&モゲラ
- 声 - 川本宗幸(モギラ)、イッキ(モゲラ)
- 必殺技 - 以心伝心
- 双子のモグラ型怪人。アントキラーに付き合わされる形でつるんでいることが多い。先輩風を吹かすアントキラーを若干疎ましく思っているが、同時に先輩ならば分け隔てなく接するところには尊敬の念を持っている。同じモグラ型怪人であるガジェムとは対立関係にある。
- セミンガ
- 声 - つぶやきシロー
- 必殺技 - ビーストシックル
- セミの怪人。現在はマスクドフォームと呼ばれる幼虫形態で、全身を覆う殻の防御力はフロシャイム中でも最強の部類を誇る。
- 脱皮(キャストオフ)を重ねることで成長し、最終的に羽虫形態になるらしい。しかし、それがいつの日になるのかは当の本人すら不明で、アニメでは「羽化さえしていれば」が口癖となっている。すでに脱皮を何度か経験済みだが、失敗して下半身が殻の中にくっついた状態になることも多い。川崎支部所属の怪人の中でも飛行能力がある者のみ加入できる「フロシャイム翼の会」に加入する日を夢見ている。割と古参であるが(アニメ版では入社歴20年)、そのような事情でフロシャイム内の立場が微妙なため戦闘員達からも将来を心配されている。
- 合コンで出会った天童よしみ似の女性・みき(声:野川さくら)と付き合っている上に同棲しており、彼女からは「だっぴー」と呼ばれている。また、本人は交際がバレてないと思っているが、戦闘員たちには完全にバレている。
- ムキエビ
- 声 - イジリー岡田
- 必殺技 - デススプリンガー
- 殻を剥いたエビの怪人。フロシャイムのバイオ実験によって生まれる。命を持たないため、殺すことはできない。
- 非常に個性が強く、相手の都合お構いなしに自分のペースで話を進め、しかも後述するようにかなりの古参であるため、むげに扱うこともできず、かなり鬱陶しい存在。モテたいという理由でアニマルソルジャーへの加入を狙っており、その回以降、自分がアニマルソルジャーの一員であると勝手に思い込んでいる。また、アニメでは怒ると体色が赤くなる。
- 川崎支部にはヴァンプ将軍よりも前からいるらしく、地位が上のヴァンプ将軍も敬語で話す珍しい存在。
- 登場時は「エビふりゃー」の連想からか、「シャチホコイダーGのテーマ」のイントロに乗って現れる。
- ガニメデ
- 声 - 大林洋平
- 必殺技 - シザーハンド
- カニの怪人。外殻はミサイルを防ぐほどの硬度を誇る。興奮すると、カニの脚を模した頭部が「がぱぁ」と展開する。キャラクターとして目立った登場は少なく、モブ的な登場が多い。
- 防音対策がないアパートで、隣に住む女性の部屋の騒音に悩まされている。隣人の問題を抱えるという点でアーマータイガーと仲が良い。
- 原作において隣人の目覚まし音楽は小柳ゆきだが、アニメ版では曲が「好きです かわさき 愛の街」に変更されている。
- ゴタ
- 声 - 中村俊洋
- 必殺技 - デビルテンタクル、ブラックドリーム
- タコの怪人。鳥取戦士サキューンに成りすましたレッドにヒーローらしい戦い方で戦ってもらえた幸せな怪人。後日、本物のサキューンに一撃で倒される。
- 特に強いわけではないが、登場回はブラックドリームによる墨攻撃が話の鍵になっていることが多い。この攻撃によってレッドに様々な損害を与えた。
- グルゲゲ
- 声 - 清水聖
- 必殺技 - バブルヘルドリーム
- カエルの怪人。趣味はラーメン屋巡りとブログ。
- 1日5食という程のラーメン好きで、ネット上でラーメンの感想を書いたブログを開設しアクセス数が多かったため、自意識を拡大させていた。周囲にはグルゲゲがブログを書いていることは知られていない。
- 実際は酷い味音痴で、ブログのアクセス数も電子掲示板上で晒し者にされていたためであった。名店と信じていたラーメン屋を間接的に知ったという形でヴァンプ将軍や戦闘員たちに紹介したが、彼らに味を否定され、さらに戦闘員より自身のブログを味音痴と評され、その日にブログを閉鎖した。アニメでは後に掲示板を書き込み不可にして復帰。
- その後はパソコン・インターネットが使える怪人として一役買っている。また、原作では同じカエル型怪人であるツノンガと区別される。
- カビラジェイ
- 声 - 山田ルイ53世 / ひぐち君 / 河西智美 / 高木俊 / 鍋井まき子 / 斧アツシ / 清水聖 / イッキ / 間宮くるみ / 村瀬克輝 / 川本宗幸 / 井吹哲也 / 中村俊洋 / 大林洋平 / 柿原徹也 / マイケル・リーバス (全員で一役)
- 必殺技 - ショッカーパウダー
- 意思を持った無数のカビの胞子が集合合体した怪人。本部から川崎支部へ派遣される。
- 動くだけで周囲に毒胞子を撒き散らすため、カビ毒に弱いヴァンプ将軍ほか、仲間からは避けられている(特にヴァンプのカビ嫌いに対してはふてくされてしまった)。口が無く喋れないためにカビの胞子で文字を作ったり、立て札に文字を書き自分の意思表示をしている。また、梅雨の時期にはパワーアップし、「千と千尋の神隠し」のカオナシのように、メダリオやカーメンマンを取りこんで喋ることができた。
- 名前のモデルはそのまま川平慈英と思われジョンという生き別れの兄がいる。
- RX77(アニメ版ではSMR-KK)
- フロシャイムが開発したロボット型兵器の試作品。レッド抹殺用。初期動作の調査などモニターとして川崎支部へ部品の状態で送られてくる。
- 不器用なヴァンプ将軍では組み立てることができず、正体を隠してレッドの元へ持ち込んだがすぐバレてしまった。当初渋ったレッドも最終的に組み立てたが、最後は戦う前に空中爆発してしまう。
- ヨロイジシ
- 声 - 村瀬克輝
- ライオンの怪人。アフリカ出身。自らの体力を防御力に変える「呪われた鎧」で身を固め、鉄壁の防御を誇る。同じ猫科の猛獣であること、アーマーと鎧というコンセプトが同じであることなどからアーマータイガーとライバル関係にある。2度目の登場からキャラ付けを意識し古風な武家言葉で話すようになるが、鎧を脱いでいる時は普通の喋り方に戻る。
- 鉄壁の防御力を自負しているが、対レッド戦では顔面を執拗に殴られたり、逆関節を決められるなど、鎧の意味が全く無い。
- ナイトール(ナイトマン)
- 声 - 市来光弘
- 元々は「ナイトマン」というヒーローである。レッドの後輩。山口を守るヒーローの家系に生まれ、ヒーローとして育てられてきたが、幼い時より「自分はヒーローではなく怪人でありたい」と心の悩みを持っていた。
- 今まで家族には打ち明けることができず、思いつめてレッドに相談し悩ませた。その後、ヴァンプ将軍の下を尋ねてフロシャイムの一員となり、名前もナイトールと改め怪人デビューする。そのデビューとなった対レッド戦では、実家から父と兄(後述)も駆けつけて応援、レッドをさらに悩ませる。
- 怪人の心理ゆえに、正義の味方を倒したいという衝動を持ち、昔から先輩のレッドのことを嫌いではないが殺したいと思っていた。怪人転向後の現在もレッドの後輩として戦闘時以外は普通に接している。
- ハニーバンダム&ブジンガーZ&ド・グー mkII
- 必殺技 - 全て不明
- ハニワ型怪人。ド・グーは土偶型怪人。大きさはアニマルソルジャーとほぼ同じ。埼玉支部から川崎支部へ派遣される。基本的に、ハニーバンダムが意図不明のクレームや攻撃をしかけ、ブジンガーZがそれに相槌や助言を行う。ド・グーは一緒に行動しているが自分からは何もしない。
- ハニワは墓の番人ということで、カーメンマンやムキエビを死者として慕い、彼らを守ろうと勝手に行動している。そのため、カーメンマンと親しいウサコッツを、馴れ馴れしいとして攻撃をしかける。
アニマルソルジャー
川崎支部でウサコッツをリーダーに活動する怪人達。略称はアニソル。ウサコッツ、デビルねこ、Pちゃん・改の3名を指し(後にヘルウルフが加入)、全員がぬいぐるみ型だがぬいぐるみ型怪人=アニマルソルジャーというわけではない。
その名の通り素材はぬいぐるみで非生物であり、負傷の際も綿がはみ出し、縫うなどして処置する。しかし、かなり機械的なPちゃん・改ですら普通に食事を取り、デビルねこのように生活習慣病にかかって食事制限を受ける、薬やインスリンを常用するなど、実態は生物と変わらない。コンスール・ドルゴン・タイザ・アーマータイガーを勝手にライバル視している。
ぬいぐるみ型怪人とは、フロシャイムが子供を人質にするために作った物で、子供に危害を加えられないようにされている。その為に、逆に子供から苛められることが多い。また、そうでなくとも、その愛くるしい姿から女子供に人気があり、取り囲まれて身動きが出来なくなることがよくある。
レッドを倒す気は、怪人たちの中でも高く、ヴァンプ将軍に無断で襲撃することもよくある。しかし、他の怪人同様、当のレッドには全く敵わない上にほとんど敵として見られておらず、デコピンで済まされるなど、かなり甘い返り討ちで済むことが多い。また、ヘルウルフ以外の3名はフロシャイムの中でも古参で、多くの怪人は彼らに敬語を使い、「兄さん」「先輩」などと呼ぶ。
- ウサコッツ
- 声 - 間宮くるみ
- 必殺技 - デーモンクロー(指先から長い爪を出す。)
- ウサギのぬいぐるみ型怪人。アニマルソルジャーのリーダー格。自分自身は可愛くないと言うが、外見や行動が可愛いため、若い女性や子供から好かれる。ウサギ型だが、背中に羽を持つため、飛行能力を有する。
- 川崎支部の中でもかなりサンレッドを倒す気があるのだが、見た目の可愛さで失敗することが多い。かよ子にタレミミ先輩を差し向けたり、水分を取らせないことで精神的に追い詰めたり、Pちゃん・改のレーザー攻撃で不意討ちをかけるなど、サンレッドを追い込んだこともある。
- アニマルソルジャー以外では、同期であるらしいカーメンマン、メダリオと一緒にいることが多い。レッドからは「ウサ公」と呼ばれている。綻びをかよ子に直してもらったことがあり、彼女に好意を持つ。一度寝ぼけてレッドの膝の上に寄添った事があり、以来そこが気に入っている様子。
- アパートで一人暮らしをしているが、たまに川崎支部の屋根の上で他のアニマルソルジャー達と寝ている。
- デビルねこ
- 声 - イッキ
- 必殺技 - 頭突き
- 猫のぬいぐるみ型怪人。ウサコッツとよく行動し、戦闘時には頭から角状の物がニョキッと出る。
- よく語尾に「-なの(-の)」をつけて話すなど可愛らしい印象があるが、糖尿病、四十肩、加齢臭、円形脱毛症と、中年男性のような生活習慣病を患っている。ウェストポーチに糖尿病の薬を入れて常備しているが、外出の際にそれを忘れたり、インスリンを打ち忘れたりして危機にひんすることがある。健康上の理由もあってか、他の3人とは違って気弱な性格で戦闘には消極的。相手の名前を反芻して呼ぶ癖がある。
- 『BAMBOO BLADE』に彼のイラストが登場したことがある。
- Pちゃん・改
- 音 - 奥田維城 / 声(エネルギーチャージ中の案内時) - 鍋井まき子 / 声(エラー時) - 柿原徹也
- 必殺技 - 破壊光線、核兵器
- ヒヨコのぬいぐるみ型怪人。自分の体を改造するのが趣味。初登場時は普通に喋り、また動いていたが、回が進むごとに改造を重ねて機械的な動作が目立つようになり、喋ることもできなくなる。
- 初期はビーム砲や通常の飛行能力程度だったが、改造がエスカレートするたびに、核ミサイルの搭載や米軍の戦闘機並の飛行能力を有すようになる。果ては深海6500mから大気圏、宇宙空間など活動可能領域を増やしていき、大出力太陽光レーザー砲など近未来的な能力まで持つに至る。そのような能力以外にも、液体金属になったり、映写機に変形することもでき、カーメンマンに一家に1台は欲しいと言われている。しかし、一気に電力を消耗する能力を使用すると電池切れになり、その際には数時間の充電を要する。飛行能力に至ってはドルゴン曰く「本気を出すとアメリカの戦闘機どころかF1並みのスピードを誇る」とのこと。
- 上記の様な装備から戦闘能力はフロシャイム中でも群を抜き、ほんの一瞬だがサンレッドを窮地に追い込んだこともある。
- アニメ版では初登場時から普通に喋ることができなくなるほど既に改造しており、モールス信号のように頭部のランプの点滅で意思表示するようになっている。2期では、エフェクトの音声で単語程度の短い言葉を発するように変化する。また、声優ネタかドイツ語も発したりする。
- ヘルウルフ
- 声 - あおきさやか / 変身形態声 - 斧アツシ
- 必殺技 - ムーンスパイク
- オオカミのぬいぐるみ型怪人。「魔界の狂えるキバ」の異名を持つ。普段はぬいぐるみの姿だが、満月の光を浴びると巨大なオオカミに変身し、その姿での戦闘力はフロシャイムのトップ5に入るという。しかし、満月が隠れると元のぬいぐるみ姿に戻るため、レッドに勝てるか以前に月がちゃんと出るかが問題である。元々アニマルソルジャーではないが、本部から川崎支部に招聘されて加入。
- 基本的に「○○、スキ(コロス)」(アニメ版では「チュキ(コロチュ)」)としか話さない(○○は「オマエ」や相手の名前)[7]。そのような無口な面と合わせ一匹狼らしく、基本的に単独で登場することが多く、アニマルソルジャーの一員として登場しても独立している。しかし、迷子になり交番に保護された際には職業欄に「あにまるそるじゃー」と記入し、迎えにきた他の3人に対して「スキ」と発言するなど、アニマルソルジャーの一員という自覚はある様子。
フロシャイム
世界征服を企む悪の組織。組織の全貌は不明だが全国に支部及び出張所[8]があり、そのうえに本部の将軍や大幹部キングフロシャイムが存在する。名前はアメリカの靴メーカーFlorsheim (en:Florsheim Shoes) のもじり。
現時点で確認できる限り、構成員はヴァンプ将軍を始めとして良い人が多いのが特徴。悪の組織らしからぬ言動が目立ち、対象とするヒーロー以外の人間に危害を加えるような作戦は取らないように心掛け、仮にしても最小限の危害に留めようとする[9]。本部は不明だが、支部は一戸建てであり、本部から支給される経費で賄われている。月に一度、各地の幹部を集めた幹部会議が行われているが、開催地が熱海や草津といった観光地である。
所属する怪人達は、ムキエビのように組織で作られた者もいるが、基本的にはスカウトや求人広告で集められているようである。給与体系などは不明だが、バイト生活や、貧乏暮らしをしている怪人も多い。ときにメダリオ・カーメンマン・ウサコッツなどは川崎支部の電気代のためにバイトをしたこともあり、本部から支部に支給される金額も必要最低限のようである。彼らは、普段は上記のようにバイトや、買い物を行い、素顔のままで人々と接し、一般市民と溶け込んで生活している。
一部の例を除き、怪人たちは必殺技や能力を持つが、ほとんどは使う前にサンレッドに一撃で倒されてしまっている。これはサンレッドが強すぎるためで、決して怪人達が弱いというわけではない。このことはサンレッド自身も認めており、ヒーロー3人を倒したという非フロシャイムの怪人たちにヴァンプが襲われそうになった際、アーマータイガーが撃退を果たしている。
本部
- キングフロシャイム
- 声 - 広瀬正志
- フロシャイム全ての幹部を統率する大幹部。普段は姿を見せずに各支部に設置されている通信機(アニメ版では壁に設置されているフロシャイムマークのパネル)を通して指令を出している。「まー君」という孫がいる。年賀状はいつも遅れて届く。アニメ版では悪筆であり字が汚い。自称「フロシャイムCEO」。
東京支部
川崎支部と同様のやや中古の一軒屋。なお、原作では「東京支部」だがアニメでは「西東京支部」である。
- ヘンゲル将軍
- 声 - 柴田秀勝
- フロシャイムの東京支部幹部。ヴァンプ将軍の先輩で、アニメでは彼と同様しゃべっても口が動くことがない。
- 顔に傷がある落ち着いた司令官風の怪人で、左腕に着脱可能な巨大なハサミを持ち「マスター・オブ・シザース」の異名を持つ。IQ150を誇り、的確な観察眼と判断力を併せ持つが、戦略や対決に用いられたことは無い。また、大変な好色家で、自身のことを好色ではなく「弩スケベ」だと公言し、それに関係するエピソードが多い。異名通りのハサミ好きでもあり、ハサミを楽しむ会「シザース倶楽部」の会員でもある。
- 後輩のヴァンプ将軍とは仲が良い。また、レッドとも何回か顔を合わせており、小田急線の中で周りに音が漏れるほど大音量で音楽を聴いていた強面な客に注意を行ったのを見て「是非、我が東京支部に欲しい人材」と評価している。しかし、ヴァンプの代理でレッドと対峙した際には「レッドマスク」「レッドバロス」など、最後まで「サンレッド」の名前を思い出すことができなかった。
- 年子の子供が5人おり、毎年産まれてくるのに(様々な意味で)耐え切れなくなった美人妻から離婚された過去を持っている。
- サミエル
- 声 - イッキ
- 人型怪人。ヘンゲル将軍の側近。東京支部の参謀でもある。
- 真面目な性格で、ヘンゲル将軍の幹部らしからぬ奇行にいつも悩まされている。
- なお東京支部のこの二人の容貌は、なぜか70年代ヒーロー「イナズマンF」のガイゼル総統とウデスパーに酷似している。
静岡出張所
静岡にあるフロシャイムの出張所(支部と出張所の違いは#フロシャイムを参照)。構成員は4名。また、資金集めのために下宿を集め一般人の木元友樹が住んでいる。
静岡出張所の面々は同じ作者の『超絶変身!! アースカイザー』単行本に「出張版」としてゲスト出演している。
- ロウファー
- 声 - テル
- フロシャイム静岡出張所の所長。ヴァンプ将軍の実の弟。
- 基本的にダメな性格。フロシャイムに入るきっかけも、いい年をして定職に就いていないことを見かねた兄の紹介による。
- 経理などは山田に丸投げで自分は一切関わらず、部下であるゴルが反抗的な態度を取っていることに対しても自分からは何もしようとしない。また、緊張すると笑いがこみ上げる性質のため、レッドと対峙したりヴァンプに説教されているような真面目な場面でヘラヘラしてしまうなど問題が多い。
- 長老
- 声 - 斧アツシ
- 静岡出張所顧問。長い白髭の老人。
- 元々フロシャイムの構成員で、定年退職した後、同じバイト先であったロウファーの個人的な雇用という形でフロシャイムに再就職する。本来は、その経験や知識を買われて顧問に就いたはずであるが、小心者であるため、ゴルを気にして全く助言を行わない。
- ゴル
- 静岡出張所の唯一の怪人。
- 出張所が下宿を始めたことを、生活費を入れない自分への当て付けであると思い込み、ロウファー達に反抗的な態度を取っている。ロウファー達の方も、何の手も打たないために、全く解決の兆しが見えない。
- 山田(やまだ)
- 声 - 山田ルイ53世
- 静岡出張所の戦闘員。本来は大学生で、アルバイトとして出張所の戦闘員をやっている。川崎支部の戦闘員とは服の色が反転している。
- ロウファーの甘えで出張所の経理を担当している。そのため、彼が卒論で忙しくなって経理ができなくなった際に、ロウファーは大変困ることになった。
- 木元 友樹(きもと ともき)
- 声 - 松本忍
- 一般人の大学生。名前は回文になっている。
- 友人宅に居候していたが、友人に彼女が出来て追い出されたため、静岡出張所に下宿することになる。不動産屋の推薦と予算の都合で下宿を始めたとはいえ、出張所内の雰囲気に馴染めず動揺している。
その他のフロシャイム関係者
- ゴドムとソドラ
- 声 - 清水聖(ゴドム)、イッキ(ソドラ)
- 西洋の兜風の怪人・ゴドムと、マスク怪人・ソドラの2人組。ゴドムが何かを言い、ソドラが一言発言をして終わるという流れになっている。所属は不明だが、4巻で「フロシャイム怪人ゴドムとソドラ」という表記があったため、どこかしらの支部に所属している模様。劇中サンレッドが目撃するシーンもある。話を見る限りではルームシェアをしている。
- アニメ版第1期ではミニコーナー「ゴドムとソドラ」として準レギュラーとなっている。当初は原作同様ルームシェアをしていたものの、意外な展開を迎えることになる。アニメ版第2期では、しばらく出演はなかったが、FIGHT.39で久々に登場した。
- ゴドムは「人を怒らせる天才」と作者から称されており、ソドラもゴドムにイラつかされることがかなり多い。
- ヴァイヤー
- 声 - 川本宗幸
- 人型怪人。仮面と防災頭巾のようなマントをしている。川崎支部在住の怪人かは不明。
- 毎回、お使いで何かしらの買い物をしてくるが、「川崎支部における」物ではないためヴァンプにダメだしされる。
- アニメ版では第2期より登場し、ミニコーナー「川崎支部の掟」の登場人物として準レギュラーとなっている。また、名前もこの際に付けられた。
- ガッキー
- アライグマのぬいぐるみ型怪人。コラボ版第2弾に登場。語尾に「-ガキ」をつけて話す癖がある。
- 漫画家志望で、「ヤングガソガソ」誌の大賞を取った大型新人。作風は見た目に似合わぬリアルな劇画調、しかも内容は本格SFアクション物で、レッドはなかなか信じなかった。
- ヒロクン&パックン
- コラボ版第5弾に登場。ヒロクンは黄色いクマ、パックンは水色のネズミのぬいぐるみ型怪人。
- 二人とも「同人ゲーム」の世界では知る人ぞ知る有名(怪)人。ヒロクンは学園物の、パックンはファミレス物の恋愛シミュレーションゲームを持ってくるが、ともにかよ子似のヒロインが存在し、しかもレッドが悪役で登場する内容で、プレイしたレッドは激怒した
- この2人はほとんど動かず、セリフがない。
ヒーロー
レッド以外にも各地にヒーローが存在する。管轄区域は都道府県単位なのか市町村単位なのかは不明であるが、自ら名乗る場合は都道府県名を言うことが多い。ヒーロー同士の関係は具体的には不明であるが、「ヒーロー協会」なるものが存在し、作中に登場した者では先輩後輩の関係にあたるようである。
全員が世界征服を目指しているわけではない怪人たちと同じく、ヒーローたちも全員がヒーローをやっているわけではない。例えばウェザースリーのレッド以外は、現在はそれぞれ別の職業に就いている。また、怪人たちとは対照的に、ヒーローたちは問題人物であることが多い。
- 兄弟戦士アバシリン(兄・アバゴールド / 弟・アバシルバー)
- 声 - 兄・斧アツシ / 弟・イッキ
- 北海道のヒーロー。アバゴールド、アバシルバーの兄弟戦士。名前は網走から。胸に北海道をもしたエンブレムがあるのが特徴。
- レッドの先輩。2人共に見上げるほどの巨漢で、巨漢過ぎてアニメ原作共々顔が映ったことがない。性格は「あの人達タチ悪いからよ」(レッド)、「レッドさんが引くくらいタチの悪いヒーロー」(ヴァンプ)と述べるくらい凶悪。酔った勢いで北海道の怪人たちを皆殺しにしてしまい、獲物を求めて上京してくるほど。アバゴールドの口癖は「あ~らららら」。
- レッドとかよ子に対しては優しいが、そのような性格のため、レッドらにも恐怖感を持たれている様子。
- シャチホコイダーG
- 声 - イッキ
- 名古屋市のヒーロー。元々神奈川県のヒーローで小田原城のシャチホコをモチーフとするヒーローだったが、シャチホコと言ったら名古屋城ということで愛知県に引っ越す。その際、頭のシャチホコを金色の物に変えた。
- レッドとは同期。同輩なのに敬語を使ってきたり、やたら自慢話をするため、レッドは内心嫌っている。またレッドより弱い。
- 曰く名古屋の悪の組織「天罰殺気(てばさき)」と死闘を展開し、充実した日々を送っているとレッドに散々自慢をする。その場にかよ子がいた手前、気を悪くしたレッドは、ヴァンプを呼び出して八つ当たりの説教を行うも、ヴァンプから「天罰殺気」は高齢化が深刻な弱小組織であると教えられる。更に彼がその「天罰殺気」にすら相手にされていないこと、戦闘員が話の矛盾点を見つけるなど、完全な嘘だったことが発覚する。
- 鳥取戦士サキューン
- 声 - 松本忍
- 鳥取県のヒーロー。名前は鳥取砂丘から。
- レッドの後輩。レッドには礼儀正しく接するが、怪人には、チンピラのような態度を取る。
- レッドとは、名前のイニシャルが同じで、ヒーローリストにも連番で載っているため、バトルスーツなどを製造する業者が両者を取り違えて配送してしまうことがある。サキューンのバトルスーツが誤配された時に、レッドは遊び半分でサキューンのコスプレをして、フロシャイム怪人のゴタと戦ったことがある。レッドはスーツを汚されたことで焦って逃亡したのを、ゴタは勝ったと思い調子に乗っていたため、後日サキューン本人が川崎市を訪れた際には、勘違いして絡んできたゴタを一撃で殴り倒している。
- レッドは「サキューンジャンプ(高高度跳躍)」、「サキューンジャベリン(槍のような武器による刺突)」などの技を使用していたが、サキューン本人がこれらの技を使用するのかは不明。
- ナイトファーザー / ナイトブラザー
- 声 - ナイトファーザー・斧アツシ / ナイトブラザー・菊タロー
- 山口県のヒーロー。ナイトマン(怪人ナイトール)の父と兄。
- 当初、息子ナイトマンが怪人になることに反対していたが、ヴァンプ将軍からの電話による説得で、ナイトマンが怪人になることを許す。自身もナイトマンの「怪人でありたい」という悩みに気付いてあげられなかった事に対して悩んでいた。そして、怪人デビュー戦となるサンレッドとの戦いを見届けるため、山口から上京してくる。
- 管轄が山口なので、山口に帰ってきたら、ヒーローとして怪人になった息子と戦うことを宣言しているが、逆に山口以外にいる時は、家族として接するとしている。また、ヴァンプ将軍に対しては、「悪の組織でありながらヒーローに電話してきたことは中々できることではない」と良い上司であると称えている。
- 森林戦隊グリーンレンジャー(ナチュラルグリーン / ブルーグリーン / グリーンブルー)
- レッドの後輩。「森」の人文字が決めポーズ。
- リーダーのナチュラルグリーンはアバシリンの甥であり、昔の名前はネムログリーン。生意気で世間知らずだった若い頃に、身内であるアバシリンの言うことを聞かないため「教育」として一時期レッドに預けられていた。「気象」とは関係ないにもかかわらず、木は太陽や雨で育つからというこじつけで無理矢理ウェザーグリーンとなりウェザースリーに加入する。戦闘は自分一人で十分と豪語して一度だけフロシャイムとウェザー4として戦うが、戦闘本番で怖気づき、攻撃を外した上にレッドに当ててしまいボコボコにされ、北海道に逃げ帰る。
- その後は心を入れ替えて戦隊を組み、青森県の平和を守っていたが、そこでの活躍がヒーロー協会に認められてカナダのヒーローに任命される。出発前にレッドに礼を言いに会いに来たが、その華やかな経歴にレッドはショックを受けていた。
- ブルーグリーンとグリーンブルーの違いは、ブルーグリーンが青っぽい緑でグリーンブルーが緑っぽい青。
デビルアイ軍団
- デビルアイ
- 声 - 清水聖
- 必殺技 - デビルマリオネット
- フロシャイム以外に世界征服を狙う悪の組織として初めて登場した。団体名は不明だが、アニメ版では「デビルアイ軍団」となっている。部下にドッズとホーマスがいる。
- 侵略の手始めとして川崎に現れサンレッドに対決を挑むが、買い物の途中と断られる。さらにフロシャイム川崎支部を襲った方が良いとサンレッドに言い負かされ、ヴァンプを襲うが、あっさり負けてヴァンプから説教を受ける。
- ドッズ
- 声 - イッキ
- 必殺技 - スパイクキャノン、モンゴリアンキャノン
- 素手でヒーローを過去に3人も倒したことがある。その破壊力を見たサンレッドも納得している。しかし、ヴァンプ将軍に危害を加えようとして、逆に本気を出したアーマータイガーにボコボコにされてしまった。
- ホーマス
- 声 - 松本忍
- 必殺技 - ヘルホーマー
- デビルアイの参謀だと思われる。ドッズと一緒にアーマータイガーに打ちのめされた。
その他の怪人
- 天井裏の住人
- 声 - 河西智美(本体)、板野友美(小さい天井)
- フロシャイム川崎支部の天井裏に住み着く正体不明の怪人。姿を現す時は長い触手状のヘビのような部分のみが登場し喋ったりするが、大部分は天井裏に隠れたままであり、それが顔なのか本体なのかもわからない。名前も分からないので「天井(さん)」と呼ばれている。
- 本部より怪人デルズが送られた時に居着いたため、当初はデルズと思われていた。フロシャイムに対して害を及ぼすわけでもなく、ヴァンプ達からの呼びかけにも答えないために、デルズではないとわかった後もヴァンプ達はそのままにしている。基本的にサンレッドとフロシャイムの戦いには干渉しない。その一方で、フロシャイムの機密事項を知っていたり、ヴァンプ達の会話をしっかり聞いていたりする。
- 筋の通らないことが嫌いで、川崎支部の怪人たちのマナーに問題がある時は逐一注意する。作中において傲岸不遜なサンレッドに対しても、正座させた上で説教をしている。しかし、上記のように居候の身である自身は何もせず、それについて抗議を受けると無視する。
- しばしば天井から出てくる部分のデザインが変わる。また、劇中ではよくジブリ作品の台詞を使う。
- タレミミ
- 声 - 村瀬克輝
- イヌのぬいぐるみ型怪人。原作中でぬいぐるみとはっきり描写されたことは無いが、アニメではぬいぐるみと自己言及している。ウサコッツの学生時代の先輩。
- 歌舞伎町で「レイジ」という源氏名でホストをやっている。その愛らしさで店のナンバー1ホストとなっている。ナンバー1ホストだけあってその収入は大したものらしく、高級マンションに住み、マラネロに直接行ってキャッシュで買ったというフェラーリ・F430を愛車としている。
- 後輩のウサコッツを気に入っており、頼みなどを聞く。自分を越えることができるのは彼だけだと認識しており、1日も早くホストになることを願っている。
- フロシャイムの怪人ではないが、アニメ1期のオープニングではフロシャイム怪人の集合シーンにアニマルソルジャー達と並んで写っている。
- バラピ
- 声 - 蜂屋誠一
- ネズミ(カピバラ)型怪人。怪人派遣の裏サイト「デリバリーモンスター(通称デリモン)」に登録されている派遣怪人。2回目の登場以降、怪人派遣会社の経営に乗り出し、営業回りに精を出す。ヴァンプをお得意様としてしばしば川崎支部に訪れる。
- プドラ
- 声 - 葛城政典
- プテラノドンの怪人。
- 見た目に反して、礼儀正しく、昼は測量のバイト、夜は夜間学校に通うしっかり者。偶然ヴァンプに目をつけられ勧誘されかけるが、世界征服という慣れないスケールに困惑し、結局拒否する。
- ホライ
- 声 - イッキ
- 必殺技 - ドリルアロー
- 島根県出身のミミズ型怪人でラーメン屋「宝来軒」の店主。地元の怪人仲間の間では負け知らずであった。かつて世界征服を志しやって来た川崎で、初めに出会ったサンレッドに不意打ちで一撃を加えるも返り討ちに遭っている。その後、ヴァンプ達に保護されて人生観が変わり、ラーメン屋で真面目に働いて、自分の店を持つまでになる。現在ではレッドやかよ子、ヴァンプなどは店の常連。
- 必殺技のドリルアローについては、かつては厚さ10mくらいの岩盤ならブチ抜くことが出来たが、今では酔って豚骨を砕く際に使う程度となっている。
- ガイマ
- 声 - 清水聖
- 掌編「ガイマの野望」に登場。アパートの一室で寝転びながら、犬を飼うことを夢見て独り言を口ずさむ怪人。アニメ版第1期最終回でゴドムとソドラとともに3人で暑苦しく雑魚寝。
その他登場人物
- アーマータイガーの隣室の住人
- 声 - イッキ
- アーマータイガーのアパートの部屋の隣の部屋に住む人物。中年の男性で職業はタクシードライバー。仕事柄、昼間寝て夜働く生活であるため、隣人であるアーマータイガーが昼間に物音を立てると壁を叩いて抗議する。また、相手が怪人だろうと容赦なく殴りつけたり怒鳴りつける。
- アーマータイガーのことは虎ではなく猫だと思っており、釣りから帰ってきた際には、アーマータイガーに釣果をおすそ分けしている。
- 森末さん
- 声 - 鍋井まき子
- フロシャイム川崎支部の向かいの家の住人。猫のミーちゃんを飼っている。9話で「おさわがせ」と言うべき所を「おさがわせ」と言っている。
- 帝王&ジャバ&ベルムス
- 声 - (左から順に)なし、高木俊、村瀬克輝
- 作者の過去の作品GOGO!ぷりん帝国からのクロスオーバー。詳細は原典作品を参照。
- じん君&男の子A・B
- 声 - 並木のり子
- 子供を攻撃出来ないことをいいことに、アニマルソルジャーをいじめる小学生三人組。レッドに注意されるといじめをやめる。
サンレッドの必殺技・装備
必殺技
- 正拳突き
- サンレッドが最も多用する技。フロシャイム怪人との対決においては、ほとんどこれ一発のみで決着がついてしまう。技名は不明だが、サンレッドがアントキラーに絡んだときに「アトミックファイヤーブレードォーッ!!」と叫びながら放ったのに対し、アントキラーは「レッドさんのチンピラ正拳突きじゃないっすか」とツッコミを入れている。ギョウやペリアルに、「鉄パイプで殴られた方が痛くない」と言わせるほど痛いらしい。
- コロナアタック
- 手の中で巨大な火球を作り出して投げつける、バトルスーツ着用時の必殺技。
- ファイアーバードアタック
- アニメFIGHT.26で登場。サンレッドがファイアーバードフォーム時に発動する必殺技。発動時には「不、死、鳥」の文字が浮かび、両拳に「爆炎」の文字が現れる。自身の身体に炎を纏い、巨大な火の鳥と化して突撃する技。
- ファイアーブロウ
- 第2期前期OPで登場。ファイアーバードフォームで放つ、炎の鉄拳。必殺技ナンバーは034。
- バーニングキック
- 第2期前期OPで登場。ファイアーバードフォームで放つ、高角度からの炎の飛び蹴り。必殺技ナンバーは209。
- ブレイジングナックル
- 第2期後期OPで登場。プロミネンスフォームで放つ、炎を纏って飛行しながら打つパンチ。ただし外見は体全体が1つの拳に見える。必殺技ナンバーは416。
- メテオクラッシュ
- 第2期後期OPで登場。プロミネンスフォームで放つ、炎を纏った超々高角度からの飛び蹴り。必殺技ナンバーは628。
バトルスーツ
- ファイアーバードフォーム
- サンレッドが相手を強敵と認めたときのみ発動する究極フォーム。ファイアーバードフォーム用のバトルスーツもあるのだが、現在のところ、自分をそこまで追い詰める相手がいないため、普段は押入れの一番奥にしまわれている。その姿はアニメ14話のOPより公開された。また、溝ノ口太陽族の2番はファイアバードフォームのことを歌っている。
- プロミネンスフォーム
- 通常のバトルスーツやファイアーバードフォームに比べ、飛行に秀でたフォーム。「クーラーと同じでたまに発動しないと壊れる」との理由で河川敷でサンレッドが変身していたところを、買い物帰りのヴァンプに偶然目撃された。また、第2期後期OPではプロミネンスフォームが登場する。
- ヒュペリオンフォーム
- 原作でのFIGHT.125で登場した新たなフォーム。他のフォームと比べ、パワーを重視したフォーム。ちゃんと変身した姿をヴァンプに見せようとしたサンレッドが上記のプロミネンスフォームと間違えて変身した。なお、作者によると名称はギリシャ神話の太陽神「ヒュペリオン」が由来であるとのこと[10]。
装備
- レッドマスク
- サンレッドが常日頃被っている(あるいは素顔)マスク。開口部が見当たらないのになぜか装着したままタバコを吸ったり、食事を摂ることも可能。アニメ版でかよ子の平手打ちを受けた際には「ポンッ」と軽快な音がしていた。毒ガスの中でも問題なく呼吸が出来るとの触れ込みで、実際に川崎支部を蹂躙した花粉は難なく防いでいたが、ヴァンプ将軍に伝染された風邪のウィルスは防げなかった。
- サンシュート
- 拳銃型の携帯武器。戦闘員クラスなら、これだけでイチコロとのことだが現在は紛失中。最後に見たのは2年ほど前に工具箱に入っていたときらしい。
- アニメ第2期のオープニングにおいては見つかったらしく、携帯電話のようにコンセントに繋いで充電されている。
- しかしFight.51OPで120%の過充電をおこない、最終回OPでコロナバスターを発射時に全壊し、不燃ゴミとなった。
- コロナバスター
- アニメ第2期OPでのみ登場。ファイアーバードフォーム時に肩に担ぐ形で召還される、サンシュートがバズーカ型のビーム兵器に変化したもの。前回のOPラストで充電したサンシュートのエネルギー量と連動していて、エネルギー量が十分であれば宇宙の彼方へ飛んでいくほどの威力があるが、エネルギーが尽きかけていると一瞬光を放つ程度にまで威力が落ちる。
- レッド専用バイク
- アニメ版OPのみに登場。二子橋を二子玉川駅方面から川崎側に疾走するがその後にバイクショップ・レッドバロス[11]に売りに出されてしまう。
- 1期OPでは話数を追う毎にバイクの値段が下がっていき第1話で101万5千円が26話では20万代まで値が下がってようやく売れたようである。
- 主な仕様は「中古車 車名なし 年式不明 排気量不明 SUZUOKI製 国名不明 車検なし 新同 ワンオーナー カスタム車 これであなたもヒーロー気分☆」とある
- アントキラーが購入したらしく2期OPで高津消防署の前を押して歩いている。
- 原作およびアニメ本編では、相手はフロシャイムなのでいろいろな意味で必要が無いとサンレッド本人が述べている。
気象戦隊ウェザースリー
『気象戦隊ウェザースリー』(きしょうせんたいウェザースリー)は、くぼたまことが天体戦士サンレッド以前に『コミックバウンド』(エニックス)・『ガンガンYG』(スクウェア・エニックス)で連載していた漫画作品。サンレッドのプロトタイプ作品。
フロシャイムとヴァンプ、話の展開、そして舞台は川崎市なのはサンレッドと同じであるが、正義の味方が3人(ウェザーレッド、ウェザーブルー、ウェザーイエロー)になっており、レッドの彼女も違う人物になっている。なお、作中に登場する怪人の名前は全員「靴」が由来。
『天体戦士サンレッド』との関係については、当初はコラムなどで全く別物であるかのような扱いがなされていたが、次第に、時系列的に過去の話であることが判明する。そのため、レッドやヴァンプ将軍といった登場人物たちは同一人物であり、ブルーやイエローは、戦隊を辞めた、その後の姿で『サンレッド』に登場する。
『コミックバウンド』・『ガンガンYG』の連載分は共にサンレッドの単行本に収録されている。
登場人物
- ウェザーレッド(正式名:ウェザー・サン・レッド)
- 声 - 高木俊
- 立場的には「サンレッド」と同じヒーロー。誰がどう見ても同一人物にしか見えない(コラムでサンレッドが「あの時は俺も若…」という発言をしたことがある)。
- サンレッド本人は否定していたが、FIGHT.66で同一人物であることが確認された。本編時よりもさらに性質の悪い性格になっており、ヴァンプや戦闘員達の思い出になっている。
- ウェザーブルー(正式名:ウェザー・レイン・ブルー)
- 声 - 中村俊洋
- ホストのバイトをしているヒーロー。無気力でわがまま、さらにいい加減な性格で、決闘の日に約束をすっぽかすこともしょっちゅうだったという。その性格からレッドとは私生活で喧嘩が絶えず、ウェザースリー解散の理由も2人の女性問題だった。後に、「サンレッド」にてレッドと和解。たまに一緒に飲みに行くこともある。闘い方は「水の力」というより単なる水責め。また、ムエタイを習っていたらしく、足技も得意。レッドとイエローと違い、頭髪を出している。
- 現在はホストを本業としているらしく、武蔵新城のマンションに住んでいる。
- FIGHT.66より「サンレッド」に登場。
- ウェザーイエロー(正式名:ウェザー・サンダー・イエロー)
- 声 - 菊タロー
- 大阪弁で喋るビール腹のヒーロー。明るい性格で気が良く、引退した現在も、レッドへの挨拶のついでに川崎支部に律儀に挨拶に来ていた。ヴァンプに対しても、ケンカ腰の口調が多いレッドと違い、笑いながら話すほどだが、一方で事なかれ主義の濃い一面も持っている。
- やはり闘い方は凶悪で、バールやコンクリートブロック、栓抜きや常に履いている鉄ゲタを笑顔で振るうという悪役レスラー風で、フロシャイムからは「イエローデビル」と恐れられている。「雷の戦士」という事でスタンガンによる攻撃も躊躇なく行う。
- 現在はヒーローを引退し、地元大阪で家業の建築業を継いでいる。
- ちなみに本名は「きむらたくや」。木村拓也と同姓同名であるため、営業面でもこの名前とマスクで好感を得ている。なお、ウェザーレッド(サンレッド)、ウェザーブルーにも本名があるようだが、互いに名乗ったことがないためイエローは彼らのそれを知らない。
- FIGHT.99より「サンレッド」に登場。
- ヴァンプ将軍
- 外見・性格・名前まで「サンレッド」と同じフロシャイムの将軍。ウェザーレッドと同様、本作品のヴァンプ将軍と同一人物。本作品と違い、ペリアルに「お前」と言ったりするなど、若干違う性格の人物として描かれている。
- あゆみ
- ウェザーレッドの彼女。かよ子とは別人であり、「サンレッド」の時点でレッドの元カノとなっている。ホステスとして働いており源氏名はティファニー。
- かよ子同様ウェザーレッドと同棲しているが、性格は悪く、堂々と自宅に仕事場の客を連れ込みウェザーレッドを追い出したり、すぐにウェザーレッドに「ヒモのくせに」と言う。自分を差し置いてウェザーレッドにストーカー(怪人)が付きまとっていることを知って泣いたことがある。
- ペリアル
- 声 - 大林洋平
- 人型怪人。コミックバウンド版FIGHT.1に登場した。連載順で最初に登場した怪人であると同時に全キャラを通して最初に登場したキャラでもある。フロシャイム川﨑支部の仮眠室で繭から誕生したが、「世界征服を目論む悪の組織」のイメージと自分が置かれた環境のギャップにうろたえる。
- 「サンレッド」ではFIGHT.104で久しぶりに川崎に来た博多支部所属の怪人として登場。「ウェザースリーと戦った伝説の怪人」としてギョウ等からは尊敬されているが、当の本人は川﨑支部にいた頃からすっかり世間慣れしていたらしく、当時常連だった定食屋「みゆき」に明太子を手土産に顔を出している。
- ウェザースリーを「反則魔」(イエロー)・「ムエタイ使い」(ブルー)・「ケンカ屋」(レッド)が揃った訳のわからないヒーローと評している。
その他
単行本第1巻では多くの誤描が目立っていたが[12]、後の巻では改善されている。同じく単行本では簡単に出来るレシピが載っており、3巻では巻頭カラーで写真入りのものを披露するなど他のギャグ漫画と違う色を出している。
サンレッドの服に書かれた文字はテレビ神奈川の番組名やその出演者名であることが多い(「saku saku」「新車情報」のような比較的メジャーな番組名はもとより、「み’」「しゃこいれ娘。」のマイナーな番組名まで幅広く引用されている)。
また、『増刊ヤングガンガン』において、『ヤングガンガン』の他の漫画家とのコラボ版が掲載され、レッドたちが「別人のような」姿を見せており、時には漫画家以外のコラボをすることもある。
- 増刊ヤングガンガンVol.03(2008年6月) - DOUBLE-S(死がふたりを分かつまで)とのコラボ版
- 増刊ヤングガンガンVol.04(2008年10月) - 太田垣康男(FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE)とのコラボ版
- 増刊ヤングガンガンVol.05(2009年2月) - 五十嵐あぐり(BAMBOO BLADE)とのコラボ版
- 増刊ヤングガンガンVol.06(2009年6月) - 蜷川ヤエコ(新撰組刃義抄 アサギ作画)とのコラボ版
- 増刊ヤングガンガンVol.07(2009年10月) - 朴晟佑(黒神作画)、ヒロユキ(マンガ家さんとアシスタントさんと)とのコラボ版
この号では『完全保存版 ヤングヴァンプ』として別冊付録になった。その他にも漫画家やイラストレーター11名によるコラボイラストが寄稿されている。 - 増刊ヤングガンガンVol.08(2010年2月) - バカリズム(バカリズムマン対怪人ボーズ)とのコラボ版
なお、くぼたのブログによると単行本収録の予定はないとのこと。
単行本
- 2005年8月25日初版 ISBN 978-4-7575-1508-6
- 2006年1月25日初版 ISBN 978-4-7575-1610-6
- 2006年8月25日初版 ISBN 978-4-7575-1743-1
- 2007年2月25日初版 ISBN 978-4-7575-1934-3
- 2007年8月25日初版 ISBN 978-4-7575-2052-3
- 2008年2月25日初版 ISBN 978-4-7575-2210-7
- 2008年9月25日初版 ISBN 978-4-7575-2387-6
- 2009年1月24日初版 ISBN 978-4-7575-2478-1
- 2009年8月25日初版 ISBN 978-4-7575-2622-8
- 2010年1月25日初版 ISBN 978-4-7575-2781-2
CD
タイトルは「溝ノ口豪華絢爛歌謡祭」。これまで番組内で流れた曲を集めたコンピレーションアルバム。
- 「溝ノ口太陽族」(manzo)
- 「天体戦士サンレッドのテーマ」(manzoと屋根裏キッズ)
- 「鳥取戦士サキューンのテーマ【Full Size】」(柿島伸次)
- 「僕らのヒーローサンレッド」(柿島伸次)
- 「シャチホコイダーGのテーマだぎゃぁ【でら Size】」(柿島伸次)
- 「鶏タンゴ鍋」(森野熊八)
- 「続・溝ノ口太陽族 JAPAN」(manzo)
- 「ウェザースリーのテーマ」(柿島伸次)
- 「ふたりは恋人 〜バカップル☆ in カラオケBOX」(かよ子とレッド[13])
- 「闇のヒーロー・ナイトマン」(柿島伸次)
- 「溝の口音頭」(柿島伸次)
- 「黄昏の決意 〜ヴァンプ将軍 愛のテーマ〜」(藤岡孝章)
- 「男だったら前を向いて行け!」(柿島伸次)
- 「【ルシュカが歌ってみた】溝ノ口太陽族&続・溝ノ口太陽族【CDに収録してみた】」(ルシュカ[14])
- フロシャイム川崎支部の歌「われらフロシャイム川崎支部」(ヴァンプ将軍)
- 溝の口Forever(森野熊八)
- 川崎市民の歌「好きです かわさき 愛の街」(芹洋子)
テレビアニメ
2008年にテレビアニメ化。本作品は地上波がテレビ神奈川(tvk)のみの単独放送だが、放送後にニコニコ動画にて1週間限定で無料配信するという特殊な放送スタイルを採っている。過去放送分はニコニコアニメチャンネル内『天体戦士サンレッドちゃんねる』にて有料で配信されている。ただし、FIGHT.01とFIGHT.27は常時無料で視聴可能。2009年にはネット配信を増量し、バンダイチャンネルとモバイルアニメイト.chでもニコニコ動画とほとんど同じ条件で視聴可能となった。2010年にはBSフジでの放送も開始された。
また、収録方式は日本アニメでは珍しくプレスコ方式を採用している。これは監督を務めた岸誠二の「原作の雰囲気を大事にしたい」という思いと、「日常会話を再現したい」という音響へのこだわりからである[15]。そのため、声優らのアドリブや作画段階でのお遊び的要素もうまく採用されており原作の雰囲気を損なわない出来になっている。
なおシーズンを通して放送カウントが続いており、放送タイトルが変わっていないためシリーズが続いていると解釈し、この記事では1期と2期の話数カウントを統一する。
第1期概要
2008年10月から2009年3月にテレビ神奈川(tvk)にてテレビアニメを放送。全26話。毎週、地上波放送直後にはニコニコ動画の公式アニメチャンネルにて無料配信された。
2009年2月6日から2月27日には、『ファイト!川崎フロンターレ』の中で川崎フロンターレとのコラボアニメーション『KAWASAKI Frontale×天体戦士サンレッド』が放送された[16]。
OPアニメは7話から大幅に動画が追加されており、さらに14話からクレジット表記が光弾状に現れて煙状に消えるという演出が加えられ、25話では効果音が追加されている。最後のシーンでサンレッドがレッドバロスグループに売却したと思われるバイクの値札が表示されるが、この価格表示も毎回異なるという演出がされている。なお、23話にてアントキラーと思わしきシルエットが確認できる。
2009年1月からtvkにて1度目の再放送(土曜朝10時00分から)を開始したのを皮切りに、数回程再放送が行われている。2010年2月8日から5月6日にかけては4度目の再放送が行われた。
2009年9月より、バンダイチャンネルとモバイルアニメイト.chにて毎週金曜日に1話ずつの無料配信開始。配信終了分は有料配信で視聴可能。
第2期概要
2009年4月25日深夜(26日早朝)、TOHOシネマズ川崎にて開かれた「番外FIGHT イッキミ!川崎駅前侵攻作戦!!」[17]と公式サイト[1]にて、第2期の制作決定が発表された。これは急遽決定したことで[18]、別の監督作品(Angel Beats!)が決定していた岸誠二は総監督に代わり、新たに第1期で作画監督を務めていた松本剛彦が監督に就任。その他にも一部スタッフが変更になっているものの、スタッフ編成は第1期とほとんど同じである。
2009年10月3日より、tvkにて放送開始。またニコニコ動画内の「天体戦士サンレッドちゃんねる」でも1期同様に放送直後の配信がされ、バンダイチャンネルやモバイルアニメイトでも無料配信がされている。なお、第2期第1話はFIGHT.27からのカウントとなる。
ショートコーナーの1つは、原作者の過去作『GOGO!ぷりん帝国』がアニメ化されている。
OPアニメでは第1期でレッドが売ったバイクの購入者と思わしき姿をかよ子が目撃しており、サンレッドのファイアーバードフォーム状態の武器「コロナバスター」の威力が毎回変わっている。さらに同じくサンレッドの武器「サンシュート」の充電率も毎話変動する。また、細かい部分の作画も変化しており、40話から効果音も追加された。
EDアニメは2枚絵で1枚目がヴァンプ、戦闘員、その話に登場した怪人の後姿[19]であり、怪人の絵は毎回変わる。なお、EDを中心に 下記のようなコラボレーションがなされており、1期以上に舞台となっている地域との密着性が強化されていることが伺える。
- EDテーマ『溝の口Forever』にあわせた、地元実写EDの登場[20]
- 高津区長・高津区職員によるEDへの参加
- 川崎市民の歌として親しまれている「好きです かわさき 愛の街」[21]をEDテーマに採用 (FIGHT.33)
- 高津区のイベント「たかつ区民フォーラム」にヴァンプ将軍と戦闘員が参加[22] (FIGHT.34、FIGHT.36)
2010年5月12日からtvkにて、第1期の再放送からそのまま続く形で第2期初の再放送が行われている(月曜深夜25時15分から2本立てで放送)。
定番シリーズ
原作の短編を中心に、いくつかのネタはシリーズ化している。「それいけ!アニマルソルジャー」、「ゴドムとソドラ」、「ガイマの野望」、「Host Club MEN'S 5」など。
「さっと一品」シリーズ
第1期では「ヴァンプ将軍のさっと一品」として、ヴァンプ将軍による、1人暮らしにも便利なかんたんクッキングのコーナーをお送りする。第2期からは「ヴァンプとかよ子のさっと一品」とタイトルを一新し、かよ子をアシスタントに、そして試食及び怪人達に対してつっこむコメント担当としてサンレッドを迎えてリニューアルした。調理説明には森野熊八実演による実写(ただし、写っているのは森野の手元のみ)が使われており、他のシリーズとは異彩を放っている。また、番外編としてFIGHT.33の「さっと一品mini」、FIGHT.39の「ベルムスのささっと一品」がある。
以下に紹介されたメニューを記す。
- 簡単たらこスパゲッティー(サンレッド、戦闘員1号)
- キムチとじゃこの炒め煮(かよ子)
- 簡単釜玉うどん(ウサコッツ)
- トマトトースト(タイザ)
- 親子カツ丼(サンレッド)
- 白菜と豚バラの簡単お鍋(アーマータイガー)
- フライドチキンのシチュー(ヘンゲル将軍)
- 早くてカンタン 野菜炒めカレー(カーメンマン、メダリオ)
- 韓国風卵かけご飯(ゲイラス)
- 大人のたらこスパゲティー(サンレッド、この回からかよ子がレギュラーに加わる)
- アメリカンドッグ風ホットケーキ(戦闘員1号、サンレッド)
- 番外編『さっと一品mini』ヴァンプ特製バーベキューのタレ(サンレッド)
- トリとキャベツの蒸し焼き(ドルゴン、サンレッド)
- ヨコハマサンド(戦闘員1号、サンレッド)
- バナナのサンドイッチ(戦闘員1号、サンレッド)
- 番外編『ベルムスのささっと一品』ベルムス巻き(カーメンマン、メダリオ)
- キャベツともちのお好み焼き風(ゲイラス、サンレッド)
- 鶏ひき肉鍋(デルズ、サンレッド)
- チーズ入りお茶漬け(メダリオ、サンレッド)
- 二子玉丼(ウサコッツ、デビルねこ、サンレッド)
- ちくわのチーズ焼き(タイザ、サンレッド)
(カッコ内はゲスト)
メインキャスト
- サンレッド - 高木俊
- かよ子 - 鍋井まき子
- ヴァンプ将軍 - 山田ルイ53世(髭男爵)
- 戦闘員1号 - ひぐち君(髭男爵)
- カーメンマン - 清水聖(東京タイツ)
- メダリオ - イッキ(東京タイツ)
- ウサコッツ - 間宮くるみ
- 天井 - 河西智美(AKB48)
- 小さい天井 - 板野友美(AKB48)
- ヘンゲル将軍 - 柴田秀勝
- ナレーション - 斧アツシ
- 料理人(実写) - 森野熊八
メインスタッフ
本放映時クレジット。DVD、及びBSフジでの放送では1話よりflying DOG表記。カッコのついていない人物は1期・2期共に共通のスタッフ。
- 原作 - くぼたまこと
- 企画 - 田口浩司、佐々木史朗
- 総監督 - 岸誠二(第2期)
- 監督 - 岸誠二(第1期)、松本剛彦(第2期)
- 助監督 - 仁昌寺義人(第2期)
- シリーズ構成 - 上江洲誠、中村浩二郎(第2期)
- キャラクターデザイン - 森田和明
- ヒーローキャプテン - まさひろ山根
- 色彩設計 - 漆戸幸子
- 美術監督 - 三宅昌和(第1期)、チームティルドーン(第2期)
- 音響監督 - 飯田里樹
- 音響効果 - 奥田維城
- 音響制作 - ダックスプロダクション
- 音楽 - 柿島伸次
- 音楽プロデューサー - 野崎圭一
- 音楽ディレクター - 佐藤正和
- 編集 - 櫻井崇
- プロデューサー - 小松茂明、南健
- アニメーションプロデューサー - 黄樹弐悠
- アニメーション制作 - AIC ASTA
- 製作 - JVCエンタテインメント→flying DOG(第1期14話から)
各話スタッフ
1期・2期共通で、初回担当順に表記。なお、アバンタイトルオープニングやショートコーナーのスタッフも含む。
- 脚本 - 上江洲誠、中村浩二郎
- 絵コンテ - 岸誠二、柳瀬雄之、浅井義之、松本剛彦、小林孝志、内田香代夫、釘宮洋、五十嵐達矢、まさひろ山根、仁昌寺義人、奥野耕太
- 演出 - 岸誠二、唐戸光博、喜多幡徹、奥野耕太、東出太、仁昌寺義人、和田卓也、横田守、五十嵐達矢、松本剛彦、中川聡
- 作画監督 - 兵頭敬、西山忍、森田和明、樋口聡一、西島克彦、末廣直貴、東出太、東海林真一、和田卓也、横田守、鷲北恭太、まさひろ山根、松本剛彦、奥田陽介、李カンミン、神谷智大
- 制作協力 - STUDIO WOLF、スタジオファンタジア、Avalon Media Supply
- 作画協力 - スタジオライン(FIGHT.17、18)
主題歌
- 第2期
-
- オープニングテーマ
- 「続・溝ノ口太陽族」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - manzo
- エンディングテーマ
- 「溝の口Forever」
- 作詞 - 論理鼠 / 作曲 - 藤岡孝章 / 編曲 - 水島康貴 / 歌 - 森野熊八
その他の主題歌
稀に主題歌を用いないオープニングまたはエンディングがある。
- 第10話エンディングテーマ
- 「羞恥心」着メロバージョン
- 作曲 - 高原兄
- 第13話オープニングテーマ
- 「ファミレス太陽族」
- 作曲 - manzo / 編曲 - 柿島伸次
- 第16話エンディングテーマ
- 「天体戦士サンレッドのテーマ」
- 作詞・作曲・編曲 - 天井(作詞:くぼたまこと、作曲・編曲:manzo) / 歌 - 天井&小さい天井
- 第33話エンディングテーマ
- 「好きです かわさき 愛の街」(川崎市民の歌)
- 作詞 - 肥後義子[23] / 補作詞 - 石本美由起 / 作曲 - 山本直純 / 歌 - 芹洋子 / コーラス - ロイヤルナイツ
- 第43話エンディングテーマ(『ナイトマン』エンディングテーマ)
- 「闇のヒーロー ナイトマン」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - 柿島伸次
放送タイトル
第1期
- 第01話「FIGHT. 01(出撃!サンレッド / ゴドムとソドラ / じごくの宮本むさし作戦 / ショートコーナー禁句/出撃!?アーマータイガー)」
- 第02話「FIGHT. 02(炸裂!?ツインデスアタック / フロシャイム 恐怖の潜入作戦 / ヴァンプ将軍のさっと一品)」
- 第03話「FIGHT. 03(ガイマの野望 / ウサコッツ 戦慄の秘密!? / ショートコーナー「ついで」「ばったり」 / 恐怖!フロシャイム作戦第一号)」
- 第04話「FIGHT. 04(危うし!中国からの刺客!? / 危うし!!ヴァンプ将軍 / 激烈!二子玉川の死闘)」
- 第05話「FIGHT. 05(フロシャイム運営資金調達作戦 / ゴドムとソドラ / ショートコーナー月末 / ヴァンプ将軍のさっと一品 / 太古の力を手に入れろ!)」
- 第06話「FIGHT. 06(ダメ出し / 飲んだ悪魔 / ヘンゲル将軍動く / ヴァンプからの電話)」
- 第07話「FIGHT. 07(質問。/ 謎!!シャチホコは出世魚なのか!? / ウサコッツ冷徹に笑う)」
- 第08話「FIGHT. 08(クール宅配便で来た悪魔! / ゴドムとソドラ / ヴァンプ将軍のさっと一品 / 怪人ホライ 戦慄の過去)」
- 第09話「FIGHT. 09(恐怖の軍団 始動 / 戦慄!!デルズの正体!! / ショートコーナー 区内の掟)」
- 第10話「FIGHT. 10( Host Club MEN,S 5 只今28歳OL接客中/それいけアニマルソルジャー!(出撃アニマルソルジャー / 作戦会議 / Pちゃん・改) / ヴァンプ将軍のさっと一品 / ヴァンプのミッション・インポッシブル」
- 第11話「FIGHT. 11(きりえ / サンレッド 砂中に死す!? / ウサは怪人 女は魔物)」
- 第12話「FIGHT. 12(ガイマの野望 / フロシャイム怪人軍団 恐るべき野望 / IQ150の男! / ゴドムとソドラ / ヴァンプ将軍のさっと一品)」
- 第13話「FIGHT. 13(萌えまくり ドキューン ショートアニメ それいけ!ウサコッツ / ショートコーナー ヴァンプ 決意新たに / 天井裏の怪異!レッド逃げ場なし!? / ゴドムとソドラ / それいけアニマルソルジャー 告白 / Host Club MEN,S 5 / それいけアニマルソルジャー 新しい武器 / 新展開!ファイアーバードフォーム!)」
- 第14話「FIGHT. 14(新たなる恐怖 IN 川崎)」
- 第15話「FIGHT. 15(今明かされるレッドの過去! / それいけアニマルソルジャー かわいくないもんっ / ショートコーナー フロシャイム恐怖の融合 / ヴァンプ将軍のさっと一品 / ショートコーナー 現品限り / Host Club MEN,S 5 LIVE 只今現役ホスト説教中)」
- 第16話「FIGHT. 16(ガイマの野望 / アントキラー死の決意!! / ゴドムとソドラ / それいけアニマルソルジャー(Pちゃんの進化 / アニマルソルジャー 寿司屋へ) / 唄う謎の生物)」
- 第17話「FIGHT. 17(謎の大幹部キングフロシャイム / 魚肉!?フロシャイムソーセージの謎! / ショートコーナー待機 / フロシャイム知られざる過去 前篇 / ガイマの野望 / フロシャイム知られざる過去 後篇)」
- 第18話「FIGHT. 18(ゴドムとソドラ / ショートコーナー 悪の将軍ヴァンプ / ヴァンプ将軍のさっと一品 / フロシャイム地獄の盆休み)」
- 第19話「FIGHT. 19(サンレッド抹殺会議 / 闇の牙がレッドを襲う!? / Host Club MEN,S 5 只今31歳人妻(2児の母)接客中 / ヴァンプ将軍のさっと一品)」
- 第20話「FIGHT. 20(ヴァンプ 殺人ロボットを造る!? / 悪の戦闘員 驚異のプライベート)」
- 第21話「FIGHT. 21(それいけアニマルソルジャー(ライバル視 / ライバル視2) / ショートコーナー ヴァンプの盾 / 登場!新たなる戦士 / ゴドムとソドラ/ヴァンプ将軍のさっと一品」
- 第22話「FIGHT. 22(ガイマの野望 / ウェザースリー正義の大活躍 / ヘンゲル将軍新たなる扉 / Host Club MEN,S 5 只今もえカフェ店員接客中 / ショートコーナー 偏見)」
- 第23話「FIGHT. 23(それいけアニマルソルジャー!(穴掘り / レッドの墓 / 洗濯) / 赤い人質 / 天井のひとり言 / 将軍会議 / レッド燃える!!)」
- 第24話「FIGHT. 24(フロシャイムVSサンレッド 身も凍る闘い / ショートコーナー 週刊誌 / フロシャイム 地獄の剣術特訓 / ゴドムとソドラ / すごいぞウサコッツ)」
- 第25話「FIGHT. 25(Host Club MEN,S 5 只今新人ホスト面接中 / 武蔵溝ノ口駅前で待つ男 / ショートコーナー(けっこんしたい / やっちゃいなよ!ヘルウルフ))」
- 第26話「FIGHT. 26(最終回「愛とか恋とかもーさ、アレだよ!」 / ゴドムとソドラ)」
KAWASAKI Frontale×天体戦士サンレッド
- 第2巻「戦慄!凍りついた食卓」
- 第3巻「衝撃の食卓」「告白」「好きな食べ物」「ガイマの野望」
- 第4巻「出現!ワールド・オブ・K」「できるかな?」「できるかな?にー」「キングフロシャイム?」「できるかな?さーん」
- 第5巻「ゴドムとソドラ」「ルール」「ハイタッチ」「やっちゃいなよ!ヘルウルフ」
DVD映像特典『ショートコーナー』
- 第2巻「お弁当」「事件」
- 第3巻「美術館」「出張」
- 第4巻「宿命の出会い」
- 第5巻「フロあがり・1」「フロあがり・2」
第2期
- 第27話「FIGHT. 27(第2期第1話)(出撃!ウェザースリー / 来襲!?フロシャイム参謀 / アニマルソルジャー危機一髪! / ショートコーナー(レッドからの呼び出し) / 川崎支部の掟)」
- 第28話「FIGHT. 28(第2期第2話)(四面楚歌 レッド危うし! / 教え / フロシャイム恐怖のシミュレーション / ヴァンプとかよ子のさっと一品 / ???)」
- 第29話「FIGHT. 29(第2期第3話)(古代の怪人近代文明にはしる!! / グルゲゲ恐怖のリサーチ / ヴァンプの大胆なる計画 / 2011年 / 肴〜恋愛相談〜 / GOGO!ぷりん帝国)」
- 第30話「FIGHT. 30(第2期第4話)(川崎支部の掟 / 静岡の悪魔達 / フロシャイム翼の会 in 居酒屋 / 川崎で地獄をみた漢)」
- 第31話「FIGHT. 31(第2期第5話)(セミンガ キャストオフ!! / それいけ!アニマルソルジャー フリーマーケット / 唖然!フロシャイム鉄の掟 / ヴァンプとかよ子のさっと一品 / ショートコーナー(夜の通販1 / 夜の通販2))」
- 第32話「FIGHT. 32(第2期第6話)(善VS悪 死闘 IN 川崎/それいけ!アニマルソルジャー なかよし / GOGO!ぷりん帝国 / 大学教授に認められた男)」
- 第33話「FIGHT. 33(第2期第7話)(ショートコーナー(そーゆー日も?) / 怒りのガニメデ / それいけ!アニマルソルジャー 女性専用車両 / フロシャイム 死のバーベキューパーティー / ショートコーナー(アントキラーはいい先輩?) / ヴァンプとかよ子のさっと一品)」
- 第34話「FIGHT. 34(第2期第8話)(ショートコーナー(映画) / フロシャイム地獄の盆休み2 / それいけ!ウサコッツ 新入り / ドライブ/フロシャイムVSサンレッド 息詰まる攻防!? / 川崎支部の掟」
- 第35話「FIGHT. 35(第2期第9話)(ショートコーナー(それはそれで) / 第三の漢 "雷の戦士"登場 / ショートコーナー(バカップルぐつぐつ) / 危うしサンレッド!知将見参!! / ショートコーナー(告白))」
- 第36話「FIGHT. 36(第2期第10話)(がんばれ!!ウサコッツ / フロシャイム悪魔の科学力 / レッドイヤー / ヴァンプとかよ子のさっと一品 / 恐怖!!ツノンガの実力 / GOGO!ぷりん帝国 / 帰ってきた めん吉の行け!行け!ラーメン道)」
- 第37話「FIGHT. 37(第2期第11話)(ショートコーナー(ゆのみ) / 上陸!!狂鬼のジャルゴ / それいけ!アニマルソルジャー(バイリンガル / 英会話教室) / 恐怖の掟 / ヴァンプ 宇宙へ!? / 領土問題 / ドライブ)」
- 第38話「FIGHT. 38(第2期第12話)(川崎支部の掟 / アーマータイガーの闘い / フロシャイム海の会!! IN 居酒屋 / ショートコーナー(お願い) / かよ子のマンション / モルグ!! その未知なる力! / ヴァンプとかよ子のさっと一品)」
- 第39話「FIGHT. 39(第2期第13話)(ゴドムとソドラ / 謎の訪問者、現る! / ベルムスのささっと一品)」
- 第40話「FIGHT. 40(第2期第14話)(年賀状 / 2010年フロシャイムvsサンレッド開戦!! / 初詣 / ショートコーナー(新年のあいさつ) / ファミレスの悪魔達! / 川崎支部の掟 / ヴァンプとかよ子のさっと一品)」
- 第41話「FIGHT. 41(第2期第15話)(年賀状 / 驚愕!!怪人売買!? / かよ子の初日の出 / 壮絶!!地獄よりの使者 / ウサコッツ 戦士の休息 / 帰ってきた めん吉の行け!行け!ラーメン道)」
- 第42話「FIGHT. 42(第2期第16話)(フロシャイム 諸刃のやいば作戦 / ドライブ / 戦慄!!ヴァンプ将軍真の実力 / 花占い / 川崎に魔獣現る!)」
- 第43話「FIGHT. 43(第2期第17話)(川崎支部の掟 / それいけ!アニマルソルジャー 洗濯 / フロシャイム翼の会 in 居酒屋 / ショートコーナー(IQ150でドスケベな漢) / 唖然!?ヴァンプ鬼になる!! / ヴァンプとかよ子のさっと一品 / 悩めるヒーロー ナイトマン登場!!)」
- 第44話「FIGHT. 44(第2期第18話)(ロウファー上陸! / ショートコーナー(レッドとウサ) / 唖然!!怪人を喰う女 / 一匹狼!?ヘルウルフ / ショートコーナー(迷子))」
- 第45話「FIGHT. 45(第2期第19話)(ショートコーナー(招かれざる客/時は金なり) / 恐怖の旋律!笛吹き怪人の罠!! / 怪人 IN 居酒屋1、2 / ムキエビ 恐るべき思惑 / 帰ってきた めん吉の行け!行け!ラーメン道)」
- 第46話「FIGHT. 46(第2期第20話)(フロシャイム恐怖のメントレ / ヴァンプの誤算!! / それいけ!アニマルソルジャー Pちゃんの超進化 / ドライブ / かに)」
- 第47話「FIGHT. 47(第2期第21話)(すごいぞ!アニマルソルジャー 戦隊ごっこ / 虎と獅子 恐怖のタッグ!? / 川崎支部の掟 / 卑劣なる罠!! レッド絶体絶命 / レッドアイ / すごいぞ!アニマルソルジャー 光る宇宙 / ヴァンプとかよ子のさっと一品)」
- 第48話「FIGHT. 48(第2期第22話)(無敵のレゴリス出陣 / それいけ!アニマルソルジャー エラー / IQ150の漢が認めた漢 / 4000年生きてて2歳違いの兄弟の会話I、II、III / レッド抹殺予告!驚愕の犯人!? / 温泉旅行)」
- 第49話「FIGHT. 49(第2期第23話)(フロシャイム新たなる敵! / それいけ!アニマルソルジャー ヴァンプ様の暮らしの知恵 / 悪魔の商人バラピ誕生 / ドライブ/ヴァンプとかよ子のさっと一品)」
- 第50話「FIGHT. 50(第2期第24話)(ショートコーナー(ペロは世界を救う!) / かよ子の買い物 / 遅れて来た男! / ショートコーナー(あったかい) / 潜入!!アリジゴクの住み処 / ヴァンプとかよ子のさっと一品 / ドライブ)」
- 第51話「FIGHT. 51(第2期第25話)(非情の対決!悪魔に魂を売った友!! / ショートコーナー(新人) / フロシャイムの英雄!?再上陸!! / 川崎支部の掟 / 風邪 / すごいぞ!アニマルソルジャー 浦安って東京?)」
- 第52話「FIGHT. 52(第2期第26話)(それいけ!アニマルソルジャー ニューリーダー / 最終回「恋とか愛とかの行方」 / さらば!!アニマルソルジャー 最終回)」
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 系列 | 備考 |
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第1期 | |||||
神奈川県 | tvk | 2008年10月3日 - 2009年3月27日 | 金曜 24時45分 - 25時00分 | 独立UHF局 | 再放送あり |
日本全域 | ニコニコアニメチャンネル | 2008年10月3日 - 2009年4月3日 | 金曜 25時00分 - 1週間 | インターネット配信 | |
キッズステーション | 2008年11月29日 - | 土曜 23時00分 - 23時15分 | CS放送 | リピートあり | |
バンダイチャンネル | 2009年9月4日 - | 金曜 12時00分 - 1週間 | インターネット配信 | ||
モバイルアニメイト.ch | 金曜 - 1週間 | ||||
BSフジ | 2010年4月10日 - 2010年7月3日 | 土曜 26時00分 - 26時30分 | フジテレビ系列 BSデジタル放送 |
2話連続放送[24] 再放送あり | |
第2期 | |||||
神奈川県 | tvk | 2009年10月3日 - 2010年3月27日 | 土曜 23時30分 - 23時45分 | 独立UHF局 | 再放送あり |
日本全域 | ニコニコ動画: 天体戦士サンレッドちゃんねる |
2009年10月3日 - | 土曜 23時45分 - 1週間 | インターネット配信 | |
モバイルアニメイト.ch | 2009年10月3日 - | 土曜 23時45分 - 1週間 | |||
バンダイチャンネル | 2009年10月4日 - | 日曜 0時00分 - 1週間 | |||
キッズステーション | 2009年11月9日 - | 月曜 23時00分 - 23時15分 | CS放送 | リピートあり | |
BSフジ | 2010年7月10日 - | 土曜 26時00分 - 26時30分 | フジテレビ系列 BSデジタル放送 |
2話連続放送 |
脚注
- ^ 「 天体戦士サンレッドと連携した区セールス事業」(高津区公式サイト)
- ^ 時期的には不明だが、既に前の彼女のヒモとなっていた戦隊時代より前と推測される。
- ^ FIGHT.130にて判明。なお、この話が収録された「ヤングガンガン2010年4号」では、出版社やアニメ版の監督が同じである『瀬戸の花嫁』とのコラボ広告が掲載されており、同作品のBlu-ray BOX発売日と、ヒロイン「瀬戸燦」の誕生日がヴァンプと同じ3月3日であった。これは作者がこれらのことを知らずに執筆したために起こった偶然の一致である(作者の公式ブログ、くぼた印「本日の一曲/Corinne Bailey Rae」参照)。
- ^ かよ子のデザインについては単行本3巻、9巻の後書きに詳細が書かれている。また、レッドとの馴れ初め話の回は時期的には「サンレッド」以前の話となるが、容姿は話の整合性を重視して現在のかよ子に近く描かれている。
- ^ くぼた印(くぼたまこと公式ブログ):2008年1月27日「サンレッド」より
- ^ 『フロシャイム便り出張版 天体戦士サンレッドアニメファンブック』(コトブキヤ)P.117
- ^ アニメ版の第52話(2期第26話)の最後では、かよ子に対し、「オメデトウ」と発言したり、エンディングでは、他の怪人たちと一緒に「センキュー」と言っている。
- ^ FIGHT.113における戦闘員の解説によると、世界征服のための作戦を直接実行する機関が支部、情報収集、調査、食料調達等の世界征服に直接関係しない二次的な活動を行うのが出張所であり、基本的に出張所はヒーローとは戦わない。また、支部は複数の怪人が所属するのに対して出張所は所属する怪人は一箇所に付き一人のみ、ヴァンプ、ヘンゲル等支部長の肩書きは「将軍」なのに対して出張所長は将軍の肩書きを持たない、等の違いがある。
- ^ 例えばサンレッドを誘き出すために子供に誘拐させて欲しいとお願いをしたり、毒殺の計画でかよ子が巻き添えにならないように配慮する、自分が息苦しいにもかかわらず雑踏の中で誤って人を突き刺さぬように紙コップでくちばしを覆うなど、がある。
- ^ くぼた印(くぼたまこと公式ブログ):2010年1月27日「ただいま午前三時」より
- ^ 川崎市の246号沿いに実在するバイクショップがモデル。
- ^ 第1巻は連載時のミスを単行本化に際しても展開に問題のない部分の修正をしていないため。第1巻の巻末にて、作者自ら具体例を挙げている。
- ^ 鍋井と高木が歌っている。
- ^ ニコニコ動画にて公開されたもの。
- ^ プレスコ方式の採用については、『フロシャイム便り出張版 天体戦士サンレッドアニメファンブック』(コトブキヤ)P.116からの岸誠二インタビューに詳しい。
- ^ このコラボアニメーションは、DVD第2巻から5巻の映像特典として収録されている。また、中村憲剛、井川祐輔、谷口博之の3選手と、フロンターレの社長である武田信平も出演した。
- ^ 3月28日に第1回(FIGHT.1 - 13まで上映)を開いており、4月26日は第2回(FIGHT.14 - 26まで上映)。どちらのイベントも岸誠二をはじめとしたスタッフやキャストがゲストとして招かれており、トークショーも行なわれた。
- ^ 天才アホマゲドン(上江洲誠公式ブログ):2009年10月3日「天体戦士サンレッド シーズン2 今夜放送!」より
- ^ 下記の実写EDの場合はヴァンプと戦闘員のみ。
- ^ なお、FIGHT48ではOPを歌うmanzo、FIGHT51ではカーメンマン役の清水聖、さっと一品調理・ED担当の森野熊八も出演している。
- ^ この歌は1984年(昭和59年)に川崎市制60周年を記念して作られた歌で、市内を走るゴミ収集車が収集時にオルゴールとして流している。
- ^ 高津区公式サイト にある報告書参照。
- ^ 作詞の肥後義子は一般の川崎市民である(歌詞が市民からの一般公募で選ばれたため)。
- ^ 2010年3月28日日曜16時30分よりFIGHT.01〜02の先行放送あり。先行放送では、定期放送の時間を告知する映像が最後に放送されたが、このとき土曜26時30分放送と誤植されていた。
関連項目
- UHFアニメ一覧
- manzo
- 森野熊八
- 仮面レンジャー田中
- 溝の口
- BAMBOO BLADE - 本作品と同じくヤングガンガンにて連載中の漫画作品。本作のキャラクターが登場するだけでなく、本作アニメ第1期にてヒロインキャラの1人である川添珠姫らしき人物が登場する。
- 川崎フロンターレ - 川崎市をホームにするJリーグクラブ。本作品の舞台が川崎市という事もあり、2009年シーズンの開幕戦では髭男爵の2人が始球式に登場するなど、コラボーレーション企画も多い。
- 川崎市 - 平成21年度川崎市イメージアップ事業に認定しており、半ば市から「公認」された形になっている。またテレビアニメ版33話では「好きです かわさき 愛の街」の音源提供も行っている。
- 高津区 - 『 天体戦士サンレッドと連携した区セールス事業 』 - 本事業の一環として、テレビアニメのエンディングに 高津区長や高津区役所職員が出演している回もある。