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ポップコーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ポップコーン

ポップコーン (popcorn) とは、トウモロコシを炒った食品である。主にスナック菓子として食べられている。別名:「爆弾あられ」。

製法

トウモロコシの品種である小粒で種皮が固いポップ種(爆裂種(ばくれつしゅ))を乾燥させた粒を、油やバターをひいたフライパンなどで数分間炒り続け、粒の中の水蒸気が膨張し、中の圧力に耐えられなくなった固い種皮が弾けて大きくなったものに食塩粉チーズ醤油、またはシロップキャラメルなどの甘い味の調味料や香料をかけて、そのまま食べるのが一般的である。また、一般的に食べられている同じトウモロコシのスイート種(甘味種(かんみしゅ))では種皮が柔らかい為ポップコーンには向かない。(仮に乾燥させた物を炒ったとしても全く弾けず黒焦げになるだけである)

爆裂種とは別の品種であるジャイアントコーンを圧力窯や穀類膨張機に入れて加熱し、減圧を利用して急激に膨張させて出来あがったものの表面に砂糖をかけ、乾燥させてそのまま食べるものは、「ジャンボコーン」や「ポリコーン」などと称されている。

販売形態

  • ポップコーンとして出来上がったものを袋詰めにして販売する
  • 映画館縁日などで、ポップコーン製造機で作成したものを販売する。特に映画館などでは、ポテトチップ煎餅とは異なり、観客が食べても音が出にくい事から興行側も好んで販売する。
  • 自動ポップコーン製造機(カップに入ったトウモロコシを電子レンジで加熱してポップコーンにする)で無人販売する。おもちゃ売り場、ゲームコーナーなどにあることが多い。
  • アルミ箔製の、簡易なフライパンの中にトウモロコシを入れ、ガスレンジで温めることで出来立てのポップコーンが出来るようにしているものを販売する
  • ポップコーン用の粒をそのまま販売する
  • 電子レンジで加熱することでポップコーンができる商品として販売する

食品以外の用法

ポップコーンは軽く、人や物に当たっても傷つけない特性から、パーティー会場で用いられることもしばしばである。

また、タンカーの座礁などによる重油漏れの事故の為の訓練を、味付けをしていない大量のポップコーンでおこなうこともある。ポップコーンはの餌となる為、自然に悪影響を与えないのである。

関連項目

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