群馬八幡駅
群馬八幡駅 | |
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駅舎(2008年) | |
ぐんまやわた Gumma-Yawata | |
◄北高崎 (4.0 km) (4.2 km) 安中► | |
所在地 | 群馬県高崎市八幡町284 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■信越本線 |
キロ程 | 6.4 km(高崎起点) |
電報略号 | クヤ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
971人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)10月15日 |
備考 | 業務委託駅 |
群馬八幡駅(ぐんまやわたえき)は、群馬県高崎市八幡町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅。
概要
高崎駅 - 横川駅間の官設鉄道が開通した当時、この地には駅が設置されていなかった。地元住民が約20年にわたり熱心に駅設置運動を行い、さらに地元八幡村の当時の村長が土地を無償提供した[1]ことにより、1924年(大正13年)10月に当駅が開業した。当初は旅客輸送が少なく、地元住民が貨物輸送の利用を促進するために運送店を開いたりしたという[2]。
当駅は、毎年1月6日 - 7日にかけてだるま市が行われることで有名な少林山達磨寺の最寄り駅である。また周囲には高崎だるまの製造・販売業者も多い。1970年(昭和45年)頃まではだるま市を訪れるため観光客の利用が多かったが[2]、現在では当駅を利用する観光客は少ない。利用客は付近の住宅地に住む住民か、駅周辺に広がる八幡工業団地の従業員が中心である。
駅の入口には「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と書かれただるまのモニュメントが飾られている。
駅構造
単式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。1番線と3番線があるが、かつては2番線があり単式・島式ホーム2面3線となっていた。駅舎は2004年(平成16年)に建て直された2代目のものであり、1番線(上り)側に設置されている。やや広めの駅前広場があり、広場の西半分は駐輪場となっている。
JR高崎鉄道サービスによる業務委託駅。簡易Suica改札機設置。
のりば
1 | ■信越本線(下り) | 高崎方面 |
3 | ■信越本線(上り) | 安中・磯部・横川方面 |
利用状況
- 2010年度の1日平均乗車人員は971人。
駅周辺
乗車人員推移 | |
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年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 1,024 |
2001 | 988 |
2002 | 937 |
2003 | 936 |
2004 | 950 |
2005 | 938 |
2006 | 968 |
2007 | 970 |
2008 | 1,010 |
2009 | 939 |
2010 | 971 |
駅は碓氷川沿いの平野部に位置している。駅舎がある北側は、東方には工業団地が、西方には高崎市郊外の住宅地が広がっている。南側は信越本線から碓氷川に並行して走る国道18号にかけての地域に、工場や住宅、水田などが混在している。西に約500mの位置に、高崎市と安中市の境界がある。
少林山七草大祭(高崎だるま市)で有名な少林山達磨寺は、当駅南方の国道18号と碓氷川を渡った対岸にある。 また、付近には高崎だるまの製造・販売業者が多く立地している[3]。
- 高崎八幡郵便局
- 八幡工業団地
- P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)高崎工場
- NSKニードルベアリング
- 高崎市役所八幡市民サービスセンター
- 高崎市立八幡小学校
- 高崎市立豊岡中学校
- 碓氷川
- 少林山達磨寺
- 観音塚考古資料館
- 観音塚古墳
- 一里塚
- 八幡八幡宮
- スーパーとりせん
路線バス
- 高崎市内循環バスぐるりん(少林山線)
歴史
- 1924年(大正13年)10月15日 - 開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2004年(平成16年)3月 - 2代目駅舎開業。
- 2009年(平成21年)3月14日 - ICカードSuica使用開始。
隣の駅
脚注
- ^ 『新編 高崎市史 通史編4 近代現代』(高崎市市史編さん委員会、高崎市、2004年)
- ^ a b 『駅―上州の鉄道』(読売新聞社前橋支局編、煥乎堂)より
- ^ iタウンページに登録されている、群馬県内のだるま製造・販売業者の大部分が当駅付近に立地している。