アジア四小龍
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アジア四小龍(アジアよんしょうりゅう、亞洲四小龍、亚洲四小龙、英語: Four Asian Tigers)とは、アジアにおいて経済発展を遂げた4地域の総称である。アジアの4匹の虎などと呼ばれることもある。
概要
以下の4地域を指す。
1960年代の日本の高度経済成長に次いで、東アジアの中華民国(台湾)、大韓民国(韓国)、香港特別行政区(香港)、シンガポールの4地域は、1960年代中期から急速な経済発展を遂げた。国の豊かさをあらわす指標として良く用いられる「1人当たりのGDP購買力平価ベース」の統計を見た場合、シンガポールは世界のトップレベルにあり、香港もアメリカ合衆国と肉薄しており、台湾(21位)および韓国(25位)も日本(24位)と同程度の高い水準となっている[1]。
またG8の日本や、BRICsの中華人民共和国とともに、これらの国の大学は世界大学ランキングのアジアの大学に入っている。
アジア四小龍の経済指標及び人間開発指数(2010年)
国家・地区 |
国内総生産 (購買力平価) |
国内総生産 (為替レート) |
1人当国内総生産 (購買力平価) |
1人当国内総生産 (為替レート) |
輸出 |
輸入 |
人間開発指数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
大韓民国 | 1,4570,6300万ドル | 1,0070,8400万ドル | 2,9836ドル | 2,0591ドル | 4663億ドル | 4179億ドル | 0.877 |
シンガポール | 2917,1200万ドル | 2173,7700万ドル | 5,6522ドル | 4,3117ドル | 3512億ドル | 3156億ドル | 0.846 |
香港 | 3224,8600万ドル | 2264,8500万ドル | 4,5736ドル | 3,1591ドル | 3826億ドル | 4130億ドル | 0.862 |
中華民国 | 8104,8700万ドル | 4269,8400万ドル | 3,5227ドル | 1,8458ドル | 2746億ドル | 2502億ドル | 0.868 |
香港特別行政区 (香港) |
シンガポール |
中華民国 (台湾) |
大韓民国 |
国際機関·組織
国家・地区 | G20 | OECD | APEC | EAS | ASEAN |
---|---|---|---|---|---|
大韓民国 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (APT) |
シンガポール | × | × | ○ | ○ | ○ |
香港特別行政区 | × | × | ○ | ○ | × |
中華民国 | × | × | ○ | × | × |
脚注
- ^ IMF の1人当たりのPPP:World Economic Outlook Database, April 2010の1人当たりのPPP及び1人当たりのPPPの国グループレポート
参考文献
- エズラ・ヴォーゲル『アジア四小龍 - いかにして今日を築いたか』(1991年、ISBN 4121011244)