太鼓の達人
太鼓の達人(たいこのたつじん)とはナムコ(現、バンダイナムコゲームス)より発売されている業務用音楽ゲームシリーズ。後に家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機にも移植されている。本シリーズのジャンルは「バラエティお祭りゲーム」となっている。
概要
AC筐体は、中央のディスプレイ、その手前の太鼓を模した入力デバイス2つ、更に各々の太鼓の下にあるバチ袋に入っている2本ずつのバチ、合計4本のバチからなる(「10」以前は太鼓の間に4本置かれていた)。プレイヤーはどちらか片方の太鼓の前に立ち、バチを2本持ってゲームを行う。2つの太鼓と4本のバチを使う事で2人プレイも可能である。
家庭用はPS2版では太鼓型専用コントローラーの「タタコン」、Wii版では「太鼓とバチ」がソフトに一つ付属されており、ソフト単品バージョン(PS2版は、第1作には単品Ver.は存在しない)もある。操作方法についてはゲーム内でのモード「初心者道場」などで説明されている。
このゲームのプレイヤーの通称名として、「ドンだー」という用語がある。広義にはプレイヤー全員を、狭義には上級者を指す。
演奏中は下に踊り子と呼ばれるキャラクターがいるが、魂ゲージが溜まると増加する。通常は本作のキャラクターだが、曲によっては他作品のキャラクターが出てくる。
注意事項
バチを使用して太鼓を叩くというスタイルのため、他のゲームに比べ注意・配慮すべき点がある。
- バチを無闇に扱わない
- デモ画面でも注意があるが、周囲への配慮としてバチを振り回したり、太鼓の面と縁以外のものを叩くべきではない。太鼓の胴の部分には何も入っていないが、胴を叩くことはマナー違反とされている。また、無闇に強く叩くのもゲーム機の破壊や怪我の元となる。備え付けのバチ以外を使用して筐体を破損した場合、弁償しなければならない可能性がある。
- 怪我に注意する
- プレイによって手の皮が剥けたり、筋肉痛になることがある。
- 無闇にプレイヤーに近付かない
- 特に小さな子どもについて、プレイ中の人間に無闇に近付いたり触ったりすることは、プレイの邪魔になることはもちろん、バチに当たって怪我をする場合もあるので行うべきではない。
- 騒音・振動に注意する(家庭用のみ)
- 特に専用コントローラ(タタコン/太鼓とバチ)を使用した場合、騒音や階下への振動などに配慮することが使用する際の必須条件となっている。
全体として、周囲への影響や怪我に配慮することが必要である。
シリーズ一覧
この節は、発売前あるいは配信・稼働開始前のコンピュータゲームを扱っています。 情報が解禁されていくに従い、この項目の内容も大きく変化することがありますのでご注意ください。 |
業務用
業務用シリーズは「アミューズメントマシン 太鼓の達人 x(バージョン名)」という形で表記される。また、「太鼓の達人AC版」と呼称する場合もある。複数人プレイ防止のためか、面と縁を同時に叩いても操作を受け付けないようになっている。
日本版
- 太鼓の達人(2001年2月21日稼動 全25曲)
- シリーズ初の作品。
- 難易度は「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の3種類。
- 選曲時間は30秒だった。
- 太鼓の達人2 (2001年8月6日稼動 全36曲)
- 最高難易度である「ドンだフル!」(現「おに」)のみ全曲で遊ぶことができる。
- 「ふつう」の☆×5、「むずかしい」の☆×7は1曲目では選ぶことができない。
- 選曲時間が50秒に延長。
- 太鼓の達人3(2002年3月15日稼動 全44曲)
- 画面構成やフォントが変更された。
- 譜面が3連符刻みに対応された。
- 太鼓の達人4(2002年12月12日稼動 全48曲)
- 「むずかしい」「ドンだフル!」で曲選択画面でハイスコアが表示されるようになった。
- 50・100・以降100コンボ毎にアナウンスされるようになった。
- この作品のみドンの音が派手になっている。
- 太鼓の達人5(2003年10月6日稼動 全54曲)
- 同一曲を複数回選択することができる。
- 曲を選んでから難易度を選択できる「曲から選ぶ!」モードが追加された。但しこのモードを選んだ場合「ドンだフル!」で遊ぶことはできない。
- 選曲時間が60秒に延長。
- 太鼓の達人6(2004年7月15日稼動 全58曲)
- 同一曲を複数回選択できるのは「曲から選ぶ!」のみとなった。
- 太鼓の達人7(2005年7月15日稼動 全80曲)
- キャッチコピー「ドカッと大幅リニューアル!」の通り、システム基板がSYSTEM246に変更された。それに伴いデザインやシステムも大幅変更された。
- 全曲全難易度で遊べるようになった。
- 総合ランキングも全難易度通じて同じになり、総合得点の平均で称号が決まるようになった。全9段階で、現在は1つ増えている。表記は初心者→見習い→駆け出し→修行中→一人前→玄人→名人→鉄人→達人→大達人。なお「6」以前では合計得点による5段階だった。
- 譜面分岐の演出が変更された。
- 細かく分けられていたジャンルが、J-POP・アニメ・童謡・バラエティ・クラシック・ナムコオリジナルの6つに統一された。
- 選曲時間が99秒に延長。
- QRコードを撮ることで全国ランキングに登録できるようになった(現在では「14」以外全て終了している)。
- 主にサビの部分で配点が高くなる「ゴーゴータイム」が登場した。譜面の背景色が変わり、どんが「ゴーゴー踊り」と呼ばれる腕を振るダンスを踊る。
- 版権曲の音源が変更され、よりリアルになった。
- 曲選択時に殆んどの曲が最初からではなく、サビ等から流れるようになった。
- フルコンボするとどん(かつ)がアナウンスするようになった。また今作のみ音声の一部が現在と違って甲高い声になっている。
- バトルコースが廃止された。
- 太鼓の達人8(2006年3月23日稼動 全90曲)
- 「おに」の得点配分が変わり、他のコースと同じ方式となった。
- 曲のジャンルに「ゲームミュージック」が追加された。
- コンティニューサービスとして、復活ルーレットが登場した。
- 太鼓の達人9(2006年12月20日稼動 全100曲)
- 1曲ごとに難易度とオプションを設定できるようになったが、曲のソートはジャンル別のみになった。
- 大音符の判定枠やリザルト画面で良・可・不可の数が表示されるようになった。
- 太鼓の達人10(2007年7月26日稼動 全105曲/3曲隠し)
- 「むずかしい」と「おに」で曲ソートをレベル順とジャンル別に並べ替えられるようになった。しかし同じ☆の曲はジャンル別に並ぶため完全なレベル順とは言えない。
- 曲選択画面で自分が選択している難易度での人気ランキングが10位まで表示されるようになった。
- 80★PANの「夏のドナサマー」とタイアップしており、プレイ後の太鼓新聞に広告されることがある。
- ゲーム終了時のメッセージが、「ゲームオーバー」から「おしまい」に変わった。
- 特定のコマンドを入力すると隠し曲が出現するようになった(スタート画面に曲数が表示されていれば解禁済み)。
- 太鼓の達人11(2008年3月18日稼動 全114曲/6曲隠し/4曲裏譜面あり)
- 備え付けのバチが従来のものより細く、軽くなった。また太鼓の下にバチを収納する「バチ袋」が作られた。しかし本作は内部ソフトウェアを更新できる仕様のため、古い筐体がそのまま使われている店舗ではこの限りではない。
- 「かんたん」の一部の曲に対して、1人プレイでも両方の太鼓から演奏ができ、子供と保護者で一緒に遊べる「パパママサポート」が導入された。
- 太鼓新聞が廃止された。
- リザルト画面で連打数が表示されるようになった。
- レベル順ソートが同じ☆の数でも譜面の難易度順に並ぶようになった。
- 復活ルーレットが復活連打に変更された。
- 隠しコマンドは3つ(うち1つは「ハズレ」と出るが裏譜面コマンド)。今作はスタート画面の曲数表示は1次・2次解禁用がある。
- 公式サイトの紹介内容が向上した。
- 太鼓の達人12(2008年12月11日稼動 全115曲/3曲隠し/10曲裏譜面あり)
- 数字の読みが英語から日本語に変更された。
- 選曲時間が120秒に延長。
- 音色の種類が増えた。
- レベル順ソートが☆の最高曲のみに適用され、それ以外の曲は「10」と同じくジャンル別に並ぶようになった。
- 「おに」に限り1曲目選択時はジャンル看板化された(なおレベル順ソートにすると通常の曲選択となる)。
- 称号が1人用と2人用に分かれた。
- 「大達人」が平均80万点以上→100万点になった。
- 稼動から一定日数経過するとスタート画面に曲数が表示され、隠し曲が解禁する。
- 太鼓の達人12 ド~ン!と増量版(2009年7月14日稼動 全155曲/10曲隠し/18曲裏譜面あり)
- 「12」の収録曲に新たに30曲以上追加された。前作の収録曲を全て次作に引き継ぐのは今回が初。
- レベル順ソートが「11」と同様に戻った。
- 隠しコマンドは5つで、全て常時解禁である。また今作から常時解禁のものには右下に解禁済みマークがそれぞれ表示される。
- 今作は数量限定だったようで、バージョンアップされず「13」に持ち越された店舗が多い。
- 太鼓の達人13(2009年12月17日稼動 全159曲/7曲隠し/19曲裏譜面あり)
- 「12.5」のような全曲の引き継ぎはなかった。
- ジャンルの童謡・民謡がどうように名称変更された。
- 全ての難易度(「かんたん」はアニメ・どうよう以外)でジャンル看板化された。「むずかしい」以下でナムコオリジナルの曲を選ぶにはレベル順ソートにするか、そのジャンル看板を叩く必要がある。
- オープニングが縮小された代りに、デモで新曲紹介枠が新設された。
- 選曲時間が30秒と5秒を切った時にアナウンスされるようになった。
- 「達人」が平均50万点以上→60万点になり、同時に「鉄人」以下の称号も厳しくなった。
- 4つの隠しコマンドがあり、うち3つが常時解禁である。
- 2010年1月9日に日本一決定戦が開催された。「キャンパスナイトフジ」同年3月12日放送分で決勝大会の様子が紹介されている。
- 太鼓の達人14(2010年9月8日稼動 全170+5曲/13曲隠し/27+1曲裏譜面あり)
- 事前に公式サイトよりオリジナル楽曲の復活アンケートが行われた(なお上位5曲が通常収録)。
- AC版で初めてフルコンボの演出がされるようになった。
- 太鼓道場がTwitterに対応するようになった。
- 常時解禁のコマンドが7つある。なお1次解禁コマンドを入力すると次プレイ時よりスタート画面が変更される。
- 10周年記念と「日本一決定戦2011」への対応として7月7日に楽曲が追加された。これらの曲はデモで10周年のロゴが表示されていればプレイできる。
亞洲版
初のアジア版で、ゲーム内の音声や表記の殆んどが中国語になっている。ただし、J-POPの曲名やC-POP以外の曲自体などは日本語。主に中国や台湾・香港などで稼働しているほか、日本でも稼働している店舗がある。基本的なルールや機能は日本版と同じだが、ジャンル「バラエティ」やオプション「ドロン」がなく、ランクインの名前入力は英語やアラビア数字で入力する。
- 太鼓の達人11 亞洲版(2008年4月25日稼動 全114曲/6曲隠し)
- 収録曲数は日本版と同じ114曲(隠し6曲含む)だが、収録曲は日本版にはないC-POPがあり、全体の収録曲も日本版「11」とは多少異なる。
- ドンは「咚」、カツは「喀」と表記。
- 太鼓の達人12 亞洲版(2009年6月23日稼動 全145曲/2曲隠し)
- 「11」同様、日本版「12」とは収録曲が多少異なる。
- カツは「咔」と表記が変更された。
家庭用
アミューズメントマシンが1、2、3…と続くのに対し、家庭用のプレイステーション2では後にx代目となっている。「ドドンがドン」が初代、「春祭り」が二代目にあたる。
プレイステーション2
- 太鼓の達人 タタコンでドドンがドン(2002年10月24日発売 全30曲/6曲隠し)
- 最初の家庭用作品。この作品だけ隠し曲の出現方法が他と異なり、一定の曲の選択によって出現する。
- 太鼓の達人 ドキッ!新曲だらけの春祭り(2003年3月27日発売 全34曲/5曲隠し)
- 曲選択画面でハイスコアが見られるようになった。
- 太鼓の達人 あっぱれ三代目(2003年10月30日発売 全39曲/5曲隠し)
- この作品から「~代目」が付くようになった。
- 太鼓の達人 わくわくアニメ祭り(2003年12月18日発売 全19曲/1曲隠し)
- 楽曲は隠し曲を除き、全てアニメソングとなっている。
- 太鼓の達人 あつまれ! 祭りだ!! 四代目(2004年7月22日発売 全40曲/5曲隠し)
- 映像やシステムが一新され、画質が上がった。
- ドンポイントが導入された。このポイントに応じて隠し曲や隠し要素が解禁される。
- 「かんたん」の☆×6(今作と「五代目」のみ)、「ふつう」の☆×7、「むずかしい」の☆×8が新設された。
- アーケードモードを廃止し、演奏モードになった。
- 太鼓の達人 ゴー!ゴー!五代目(2004年12月9日発売 全45曲/5曲隠し)
- 「ゴーゴータイム」が登場した。
- 太鼓の達人 TAIKO DRUM MASTER(2005年3月17日発売 全33曲)
- 太鼓の達人北米版『Taiko: Drum Master』のリメイク版である。
- アメリカで人気の曲が多く収録されている。
- 太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル(2005年8月4日発売 全40曲/4曲隠し)
- 楽曲はアニメソングを中心に収録されている。
- 「おに」の配点が現在と同じものになった。
- 太鼓の達人 わいわいハッピー!六代目(2005年12月8日発売 全48曲/5曲隠し)
- 芋音符を早く叩けば高得点が取れる方式に変更された。
- 隠し曲解禁の際の強制的な演奏が無くなった。
- 連打の時に連打回数が出るようになった。
- 太鼓の達人 ドカッ!と大盛り七代目(2006年12月7日発売 全48曲/7曲隠し)
- 映像やシステムが変更され、リザルト画面と成績確認画面で、良・可・不可の個数まで表示されるようになった。
- 出題される演奏ゲームやミニゲームのお題をクリアしながら冒険する「わくわく冒険ランド」が登場した。
プレイステーション・ポータブル
- 太鼓の達人 ぽ~たぶる(2005年8月4日発売 全60曲/4曲隠し/22曲ネット配信)
- ぽ~たぶるシリーズではメモリースティック デュオを利用したネットによる曲配信サービスがある(PSPから直接ダウンロードできる。パソコンでもダウンロードできるが、メモリースティック上にPSPで生成される本体を識別する鍵の情報を付加したURLが保存され、鍵を生成したPSP以外では機能しないようにプロテクトが掛かっている)。
- 太鼓の達人 ぽ~たぶる2(2006年9月7日発売 全106曲/5曲隠し/44曲ネット配信)
- 前作でネット配信された22曲が全部最初から収録されている。
- ストーリーに沿ってプレイする「おはなしモード」、面とふちの区別が無くなる「どん子モード(但し配点が低くなる)」、譜面の好きなところを自由に叩ける「きままにドンカツ」モードが登場。
- 太鼓の達人 ぽ~たぶるDX(2011年7月14日発売 全80曲/2曲隠し/現在6曲ネット配信/現在10曲裏譜面あり)
- UMD版とダウンロード版の2種類の方式で発売される。
- ストーリーモード「全国おみこしバトル」では相手と演奏で勝負し、陣取り合戦を行う。最終的に陣地を多く占めた方の勝ち。物語を進めると挑戦状が届いたり、ボスと戦ったりする。複数の曲を連続で演奏する「メドレーモード」を収録。通信対戦は今まではスコアによる対決のみだったが、楽曲終了時のコンボ数などでも対決できる。
- 今作はJ-POPなどの版権曲もネット配信されるが有料である。
- 購入者全員に「ポニーテールとシュシュ」の譜面ダウンロード権が、予約すると更に「パステルドリーム」の譜面ダウンロード権が獲得(ダウンロード版は発売後1週間以内に購入で予約特典が貰える)。ローソンで予約した場合のみ、アイドルマスター2の「SMOKY THRILL」の譜面ダウンロード権とどんちゃんの衣装「ローソンセット」が付属する。
ニンテンドーDS
- 太鼓の達人DS タッチでドコドン!(2007年7月26日発売 全35曲/6曲隠し)
- DSの下画面の特定の場所をタッチすることで演奏する。従来のようにボタンでの演奏も可能。
- ワイヤレス通信を利用した最大4人までの対戦ができる。
- ゲーム中の和田どんや和田かつの着せ替えをすることができる。
- 決められた課題曲に挑戦していく「毎日うでだめし道場」が登場した。
- めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険(2008年4月24日発売 全50曲/14曲隠し)
- 「道場やぶり」というRPG風のストーリーモードがある。
- セーブデータ数が2つに減った。
- 太鼓の達人DS ドロロン!ヨーカイ大決戦!!(2010年7月1日発売 全51曲/15曲隠し)
- ストーリーモードとして、RPGとRTAを組み合わせたような「ヨーカイ大決戦」がある。
- 踊り子が業務用と同じ5人になった。
- 通常プレイ時とストーリーモードで別に着せ替えられるようになった。
- ストーリーモードの課題演奏はクリアした瞬間終了するようになった。
- 「毎日うでだめし道場」が「毎日うでだめし」に、「どんのへや」が「どんちゃんのへや」に変わった。
- 「ドン」と「カ」が同時に反応されなくなった(「ドン」のみ反応)。
- 風船連打の1打目の点数が加算されない。
- 「あんごう」システムが追加された。
Wii
- 太鼓の達人Wii(2008年12月11日発売 全70曲/28曲隠し)
- 演奏ゲームの際、1Pと2Pで別々の難易度で遊ぶことができる。
- 歌詞が存在する曲を選択した時、演奏中画面下に歌詞が表示されるようになった(Wii版のみ)。
- 太鼓の達人Wii ドドーンと2代目!(2009年11月19日発売 全70曲/25曲隠し/9曲裏譜面あり)
- フルコンボを達成するかオートにすることで、演奏終了時の画面が変わる(「DS3」でもなる)。
- どんの衣装の一部が「ちゃお」の応募で決まった。
- 太鼓の達人Wii みんなでパーティ☆3代目!(2010年12月2日発売 全71曲/23曲隠し/10曲裏譜面あり)
- シリーズ初の4人同時演奏が可能になった。
- 最大4人まで遊べるアトラクション「ドリームたいこランド」が登場した。
- 「むずかしい」と「おに」では判定が若干後ろにずれている。
iOS
画面の太鼓(踊り子が見やすいよう、半透明にすることも可能)を直接指でタッチして操作する。対応機種はiPhone、iPod touch(『+』のみiPadにも対応)。iOSに搭載されている標準app「Game Center」を使用し、インターネットによる全国ランキングが利用できる。ゲーム終了時点で暫定1位になった場合、1位になった回数が追加される。このランキングは1日(正確には日本時間0時)でリセットされるため、リセット後最初にゲームが終了したユーザーが1位になってしまうという弱点を持っている。
- 太鼓の達人 人気曲ぱっく(2010年2月1日配信 全5曲)
- 太鼓の達人 人気曲ぱっく2(2010年4月15日配信 全5曲)
- 太鼓の達人+(2010年5月28日配信 1曲+追加無料配信4曲+追加楽曲ぱっく75曲)
- アプリ本体は無料で、追加楽曲ぱっく(各5曲、2011年7月8日現在15ぱっく)を購入して楽曲を増やせる。追加楽曲ぱっくにはJ-POP、アニメソング等の版権曲もある。無料楽曲も初期はクラシック1曲のみだったが、その後のアップデートで追加されている。
- 『+』以外の単独アプリと同じ曲を収録した追加楽曲ぱっくも含まれるが、単独アプリ購入者も『+』内でプレイしたい場合は改めて追加楽曲ぱっくを購入する必要がある。
- 下のRIP SLYMEをはじめ、コラボレーションの楽曲ぱっく収録曲では専用の踊り子が登場する。
- 2010年11月11日の更新でBluetoothによる対戦機能が追加された。
- 太鼓の達人RS(2010年7月23日配信 全6曲)
- RIP SLYME関連曲(RSぱっく収録の5曲+無料配信1曲)を単独アプリとしたもの。全て本人歌唱で、踊り子には赤塚不二夫風に描かれたRIPのメンバーが登場する。
高齢者向けリハビリテインメントマシン版
- 太鼓の達人RT〜日本の心〜
- RT版とは高齢者や障害のある人がゲームを通じて機能の回復やトレーニング効果を得ることを目的に作られたものであり、通常のものとは以下の点で異なる。
- 太鼓は低い移動式の台座を設置(車椅子の人や立てない人への対応)。
- 握力支援ベルト付バチを使用(握力の落ちた人への対応)。
- 通常モードの他に太鼓を叩くと太鼓の音色と共に画面上に花火が打ち上がる「太鼓を叩く」モードが存在。
- ゲーム内の表現を高齢者にも解り易い表現に変更(「魂ゲージ」の「魂」が「力」など)。
携帯電話アプリ版
現在、iアプリ版・Yahoo!ケータイ版・EZweb版が配信されている。その月にダウンロードされた曲の「むずかしい」のスコアを送信することが可能。各機種別にランキング化されており、上位100人に入ると「おに」が遊べるようになる。
音符の種類
- 赤色(ドン)
- 面を叩く。PSP版のみ縁でも叩ける「どん子音符」もある。
- 青色(カッ)
- 縁を叩く。PSP版のみ面でも叩ける「かつ子音符」もある。
- 黄色(連打)
- 面か縁を連打する。
- 大音符
- 赤・青・黄色の音符には大小があり、AC版では強く叩く、家庭用では両面を同時に叩く、DS版のタッチパネルでの操作は特定の位置(面ならば中心付近、縁ならば太鼓の近く)をタッチする。配点が通常音符の倍となっている。赤の大音符は「1」から。それ以外は「3」以降で登場。
- 手つなぎ音符
- 2人プレイ時専用。両プレイヤーが同時に叩く。大音符で表示されるが、強く叩いたり両手で叩いたりする必要が無い。PSP版のみ縁でも叩ける「手つなぎどん子音符」もある。
- 風船音符(ゲキ連打)
- 「3」以降で登場。次の音符が来るまでに表示された回数分面を叩く。PSP版のみ、縁でも叩ける「風船どん子音符」もある。芋音符との違いは、早くても遅くても指定回数を叩き終わった点数は変わらない。
- 芋音符(イモ連打)
- AC版では「7」・家庭用では「五代目」以降に登場。芋に表示された回数分面を叩く。2人プレイ時は叩く回数が2倍になっており、2人で1つの芋を共有する。風船音符との違いは、早く指定回数をたたくと高得点、遅く指定回数をたたくと低得点となる。
- すずどん(鈴)
- PSP版のみ登場。表示された回数分アナログパッドを回す。AC版では芋音符に変更されている。
- でんでん太鼓
- DS版のみ登場。表示された回数分面と縁を交互に叩く。AC版では風船か芋音符に変更されている。
- アイテム音符
- DS版の通信対戦、「DS2」の「道場やぶり」、Wii版の2人プレイの「なかよく演奏」以外に登場。叩くと自分が有利になったり相手を妨害したりできる。また、通常の音符と同じく判定があり、コンボ扱いもされる。
- バクダン音符
- 「DS2」の「道場やぶり」、「Wii2」の「ボス戦」、「DS3」の「ヨーカイ大決戦」に登場。叩くと自分がダメージを受けてしまう。
- 巨大音符
- Wii版のみ登場。タイミングよく叩けば分裂して音符が増える。
- ゲキトツ連打
- 「Wii2」の「ボス戦」に登場。ボスより多く連打すればダメージを与えられる。逆に、ボスのほうが多く連打すればダメージを受けてしまう。
モード・オプション
モード
- かんたん
- マークは梅。現在の☆の数は5まである。叩いたタイミングの判定が他の難易度に比べかなり緩い。
- ふつう
- マークは竹。現在の☆の数は7まである。この難易度から判定が厳しくなる(特に「良」判定は枠から少しでもずれてはいけないため、他の音楽ゲームの最高判定に比べても厳しい方である)。
- むずかしい
- マークは松。現在の☆の数は8まである。
- おに
- 「7」初出で、マークも鬼になっている。☆の数は10まである。良の数が少なすぎるとフルコンボしてもノルマクリアにならない。AC版では「むずかしい」の位置で右ふちを10回叩くと出現する。亞洲版では「魔王」、「DRUM MASTER」では「Oni」と表記される。
- ドンだフル!
- 「2」初出。「おに」の前身で、家庭用では最初から「おに」となっている。マークは黄色の桃。☆の数は「おに」と同じ。「かんたん」の位置で左ふちを10回叩くと出現する。
- バトル
- AC版では「3」・家庭用では「ドドンがドン」初出で、どちらもリニューアル前のモード。マークは爆弾。
オプション
AC版では「おに」の位置で右ふちを5回叩くごとにオプションが変化する。現在の順番は「ばいそく」→「さんばい」→「よんばい」→「ドロン」→「あべこべ」→通常(等速)の繰り返しである。
- 音色
- 文字通り音色を変更するモード。AC版では「11」初出で、「かんたん」(1曲目は「あそびかた」の場合あり)の位置で左ふちを叩くことで変更でき、何度かやると通常の太鼓音に戻る。家庭用では最初からあり、最近のシリーズでは種類が多いものもある。
- オート
- 家庭用(フリーモードと演奏モード)のみのオプション、譜面が全て自動演奏になる。
- ドロン
- AC版では「7」・家庭用では「五代目」初出。譜面が全て消える。亞洲版ではこのモードがない。
- ばいそく/さんばい/よんばい
- AC版では「8」・家庭用では「六代目」初出。譜面のスクロールがそれぞれ上がる。亞洲版ではそれぞれ「二倍速」「三倍速」「四倍速」。
- あべこべ
- AC版では「9」・家庭用では「七代目」初出。譜面の面とふちが入れ替わる。亞洲版では「顛倒」。
- かんぺき
- 「六代目」初出で、家庭用のみのオプション。1つでも叩き損ねたり不可が出ると即終了し、ノルマクリア失敗になる。しかしWii版や「DS3」はノルマを超えていればクリアとなる。
- 裏譜面
- AC版では「11」・家庭用では「Wii2」初出。一部の曲の内容が変更される。AC版(フリープレイ時除く)ではスタート画面で左右のふちを交互に10回叩くと出現する。「11」のみ2次解禁コマンドが入力されている必要がある。家庭用では表譜面と別枠になっており、曲名部分にマークが表示される。AC版では譜面のみが変わる曲は基本的に「おに」のみである。
- 真打モード
- 「14」初出。スコア計算が一定になる。1次解禁コマンドが入力された筺体(裏譜面同様フリープレイ時は除く)のスタート画面で右ふちを10回叩くと使用できる。スコア登録が通常時と別になる。また筐体の曲別スコアやランキングには記録されない。
キャラクター
収録楽曲
オリジナル楽曲
クレイアニメ 太鼓の達人
2005年4月4日よりキッズステーションにて、クレイアニメを放送、DVD4巻。監督はこぐまあつこ。
キャスト
DVD
備考
- 僅かだが難易度が違っても同一譜面になる曲もある。
- 「14」の「〆ドレー2000」を除き、どんなに長い曲でもコンボ数が4桁にない。
- 2人プレイでは片方のノルマクリアでも次の選曲に進める。
- ランキングや曲別のベストスコアで特定の用語を打つとデフォルトの用語にされる(俗に言うNGワード)。
- 実力者などの間では一部コナミの音楽ゲーム(BEMANIシリーズ)の用語が使われている。
- AC版内部設定での難易度の名称は全て英語(「おに」はEXTRA )である。
- アーケードゲームでは珍しく、子供でも実力者が次々現れている。
関連項目
ゲスト出演作品
- THE IDOLM@STER (Xbox 360) - ゲーム内にどん・かつをテーマにしたアクセサリが登場し、それをアイドル候補生達に付けることができる。また「7」からはこのゲームに使われている楽曲が収録され、相互にタイアップされている。アニメ版『XENOGLOSSIA』の関連主題曲は未収録。
- ことばのパズル もじぴったんシリーズ - PS2版・GBA版・DS版にどんとかつが、PSP版・Wii版にどんが登場
- クロノアヒーローズ - どん、かつ、バチお先生が登場。サブイベントで出現する
- ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊 - サポートキャラクターとしてどんが登場する
- テイルズ オブ シリーズ
- テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3 - ゲーム内にどんとかつが登場。戦闘時にはゼノサーガのKOS-MOSと一緒にして、同作品のミニゲームもできる。
- テイルズ オブ デスティニー(PS2通常版のみ?) - 本作のパロディとして「陛下の太鼓」というミニゲームが存在する。また、テイルズシリーズなりのアレンジが随所に加えられている。
- 祭の達人 ウィンちゃんの夏祭り - 同作品をモチーフとしたパチスロ機種をPSP版に移植した作品
- みずいろブラッド - ゲーム内にどんとかつがゲストとして登場
- 湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE-2と3DX以降に どん、かつ、どん子、お面小僧が登場し、『湾岸ミッドナイト』のパロディをする
- ミュージックガンガン! 2 - 本作の楽曲である「さいたま2000」が収録され、更に演奏中などでどんとかつが登場する
その他
- メダルの達人 - 本作をモチーフとしたメダルゲーム
- タンバリンの達人 - 本作から派生した、携帯端末のゲーム
- ドンキーコンガ - 任天堂との共同開発による、画面構成の似たゲーム
- Toy'sMarch - コナミの音楽ゲームだが、本作とゲーム内容が酷似している
- 横尾有希子 - 本作のキャラクターデザイナー
- LindaAI-CUE - 同社所属の音楽アーティスト。本作では主に「2000シリーズ」曲を手掛けている。
- 講談社 - 『コミックボンボン』2003年12月号 - 2005年12月号でおおのじゅんじによる作画で連載。内容は四コマ漫画で、一時期オールカラーで連載された。また、2009年3月に別の作者で『たいこえほん』が発売されている。
- エンターブレイン - 『ファミ通DS+Wii』別冊付録「ファミ2コミック」で2007年11月号より連載中。作画は牧野靖弘(2009年2月号まで)、おぎのひとし(2009年3月号から2011年2月号まで)、神楽つな(2011年3月号から)。四コマではなく、ストーリー漫画である。
- テイルズ オブ ヴェスペリア - 作中の「嗜好の楽天地 ナム孤島」における「ナム孤島学園祭」にて、校庭の中心に置かれている和太鼓にどんのイラストが描かれている
- プロ野球ファミリースタジアム - 『2006』『オンライン』「2011」などに「和田どん」という名前で登録されている選手が登場
- ハッピーダンスコレクション - 振り付けの中にどんのような表示がある
- 仮面ライダー響鬼 - バンダイレーベルより発売のPS2版『仮面ライダー響鬼』(2005年12月1日発売)の初回生産版には、テーマソング2曲が遊べる『太鼓の達人スペシャルバージョン』が同梱された
- のだめカンタービレ - 作中で「太鼓の名人」とパロディされたという関連性から、バンダイレーベルより発売のDS版『のだめカンタービレ』内のミニゲームに、「太鼓の達人 いくわよ!のだめスペシャル」が収録されている。収録曲は漫画に登場した「プリごろ太マーチ」やクラシックなど全5曲。
- キャプテン☆ドみの - 番組内で太鼓の達人のシステムをベースにしたゲーム「ドみの☆ザ・ボディービート」を放送
- 行列のできる法律相談所 (ゲーム) - ゲーム内で太鼓の達人が遊べる(全2曲)
- 羽田空港 - 空港内の限定商品として、「太鼓の達人 にぎわい祭り弁当」が発売されている
- 日本マクドナルド - 2010年9月にハッピーセットコラボが実施された。またその記念により、「14」の1次解禁コマンド未入力の筺体では、結果発表後にある収録曲の限定バージョンをプレイできる。
- 日本ハム - 本作をモチーフとした商品「太鼓焼」が発売されている