ストライクウィッチーズの登場人物
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ストライクウィッチーズの登場人物では、島田フミカネ及びProjekt Kagonish原作のメディアミックス作品である『ストライクウィッチーズ』に登場する人物について記述する。
本作の登場人物のうち、ウィッチの大半が実在の第二次世界大戦期のエース・パイロットをイメージモデルとし、その他の登場人物も大半が実在の第二次世界大戦期の人物をイメージモデルとしている。プロフィールやバックグラウンドの設定にもイメージモデルが反映されている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
アニメ版
連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」
- 宮藤 芳佳(みやふじ よしか)
- 声 - 福圓美里
- 年齢14歳(アニメ版の節では以下全て物語開始時点(1944年)の年齢)、身長150cm、誕生日8月18日。
- 所属 - 扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊288航空隊、階級は軍曹(OVA版では上等飛行兵曹)。
- 使用機材 - A6M3a零式艦上戦闘脚二二型甲(第1期最終話にて本来の所有機は喪失しているため、第2期では美緒の同型機を引き継いで使用している)、第2期第8話以降はJ7W1震電。使用武器は九九式二号二型改13mm機関銃、M712シュネルフォイアー。使い魔は豆柴の「九字兼定」。日本海軍で言う兵用第二種軍装の上衣と、その下にスクール水着に似たボディスーツを着用。通称「ちびっ子」、「豆藤」。
- イメージモデル - 大日本帝国海軍航空隊の通称「空の宮本武蔵」武藤金義(撃墜数35)[1]。
- 本作アニメ版の主人公。扶桑・横須賀第四中学校の女学生だったが、ウィッチとしての高い潜在能力を見込まれて美緒にスカウトされた新人。元々は治癒能力者であり当然物語開始当初は実戦どころか飛行経験すらゼロであった。誰とでもすぐに仲良くなれる明るい性格で、純朴で何事にも前向きで一所懸命。時にその真っ直ぐさゆえに周りが見えなくなり、戦闘でのピンチを招くこともある。自らの魔力の強大さを自覚しつつ、それを人々を救う力として使いたいと強く願っており、いざという時にはその潜在能力を発揮し、驚くべき活躍を見せることがある。
- 働き者で平時はリネットと共に基地の家事を担っている。料理も得意だが和食限定で、人の好みよりも栄養や健康に対する効果を重視する傾向がある。OVA版では、隊の皆に納豆を振る舞い、ペリーヌから「腐った料理を出しての嫌がらせか」と誤解による抗議を受けており、テレビアニメ版でも似たような展開が見られた。胸は小さめである。一方でリネットやシャーロットの巨乳を見て少々よこしまな感情を抱くような感性も併せ持っているようである。
- ストライカーユニットの開発者である宮藤一郎博士を父に持つ。母親と祖母もウィッチで、成人しても治癒能力を失っておらず診療所を営んでいる。本人もいずれは診療所を継ぐ意向で、父の訃報のトラウマから戦争を嫌い美緒のスカウトにも応じなかったが、父の消息を確かめるため渡英した際に対ネウロイ戦の現実を知り、自身の果たすべき役割を悟って「STRIKE WITCHES」に入隊した。漫画版『天空の乙女たち』では扶桑で醇子に勧誘されて入隊し、横須賀の養成学校で訓練を受けた後にブリタニアに配属されている。
- その血筋のせいか、強大な魔力を秘めており、ストライカーユニットを初めて装着しての飛行に成功し、潜在能力の証でもある防御シールドはネウロイの集中砲火においても余裕で受け止められる程の巨大なシールドを展開できる。しかしあまりにも強大すぎるため、力の制御は上手く出来ない。半ば勢いで軍に志願したため、軍隊の内務事情や知識には疎い(自分が本来は扶桑の航空隊に所属していることすら知らなかった)。
- ガリア解放後は扶桑に帰国して復学し、中学卒業後は当初の予定通り自宅の診療所を手伝っていたが、ネウロイの再侵攻を知り、かつての仲間達を救うために美緒の制止を押し切って参戦する。一度は強大になりすぎた自らの魔力を零式ストライカーが受けとめきれず、空を飛べなくなるという失望を味わった[2]が、父・一郎の残したテクノロジーによって完成した扶桑最強の新型機「震電」によってケタ違いの防御力と攻撃力を得ることになった。これによっていわゆる「ひよっ子」の状態を抜け出し、一人前のウィッチに成長しつつある。また、この時は死を賭して扶桑艦隊を退避させようとしたリネットの行動に狼狽し、リネットを追い詰め、結果的にいたぶる形になった新型ネウロイに対し激怒するなど、これまでになかった表情をみせている。ロマーニャのネウロイとの最終決戦で烈風丸に自身の魔法力を全て注ぎ込み「真烈風斬」にて美緒を取り込んだネウロイを倒すが、それと引き換えに自身の魔法力を全て使い果たしたため、ウィッチとして空を飛べなくなった。ロマーニャ解放後は、軍を退役して自宅の診療所を手伝っている。
- 坂本 美緒(さかもと みお)
- 声 - 千葉紗子(第1期)→世戸さおり(第2期)
- 年齢19歳、身長165cm、誕生日8月26日。
- 所属 - 扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊288航空隊、階級は少佐(OVA版では少尉)。
- 使用機材 - A6M3a零式艦上戦闘脚二二型甲(第1期)→N1K5-J紫電改五型(第2期)。使用武器は九九式二号二型改13mm機関銃、扶桑刀(銘なしの刀)(第1期)→扶桑刀「烈風丸」(第2期)。使い魔はドーベルマン。日本海軍で言う士官用第二種軍装の上衣と、スクール水着に似たボディスーツを着用。通称「サムライ」。
- イメージモデル - 大日本帝国海軍航空隊の通称「大空のサムライ」坂井三郎(撃墜数64)[3]。
- 芳佳と同じ部隊所属の上官。今次大戦の開戦以来、数多くの戦いを経てきたベテラン。部隊では現場での戦闘指揮官と、芳佳ら新人を鍛える教官を務める。右目は魔眼で、普通より遥かに遠くを見渡す事ができ、ネウロイの弱点である「コア」の位置を見分ける能力を持つが、普段は眼帯で隠している。地上雑務の多いミーナに代わって戦闘指揮を執る事が多い。
- 豪放磊落で気さくであり、「はっはっはっ」と高笑いする姿が印象的である。マンツーマンの訓練は時に厳しく、周囲から鬼教官とみられることもある。しかし、それは部下や同僚を未熟なまま戦わせて失いたくない一心ゆえである。芳佳の才能に期待をかけ、厳しくも温かく導こうとする[4]。現在の容姿や振る舞いはかつての自らの師、北郷章香と似通っており[5]、自らが若者を指導する立場となった現在でもかつての師に対する憧れを持っている。皇国海軍の慣習に従い芳佳とは階級でなく名前で呼び合っている。
- 零式などのストライカーユニットの開発にも深く関わっており、宮藤一郎博士とも面識があった。漫画版『ストライクウィッチーズ零』では、ウィッチになったばかりの幼い頃の姿が、また小説『スオムスいらん子中隊シリーズ』ではルーデルの語りの中で少尉時代の彼女が描かれている。
- ガリア解放後は扶桑に帰国して海軍教練所の教官を務めていたが、ネウロイの再侵攻により前線復帰する。第2期では20歳になっており、年齢による魔力の衰えのため、魔法シールドは張れないが新型魔導エンジンを備えたストライカーユニット「紫電改」と自身の魔法力を込めて打った扶桑刀「烈風丸」を用いて戦う。烈風丸は刀身に術式が施してあり、刀自体がシールドのようなものであるため、ネウロイのビームを斬ることができるが、使用するウィッチの魔力を吸い取る諸刃の剣[6]としての側面を持ち、本人は残り少ない魔力も吸い尽くされることを承知で、扶桑に伝わる奥義「真烈風斬」を会得するために必要であると語っていた。そして、最終決戦を前に飛ぶことも困難になるほど魔力が減耗した彼女は、ミーナに戦いを止められるも、「11人の仲間でいさせてくれ」と号泣しながら懇願した。最後まで現役ウィッチであることにこだわり続けた美緒は、勝利の代償として自らと芳佳のウィッチとしての力を失ってしまうことになった。しかし、芳佳と共に「願いを叶えた」彼女は穏やかな心で物語の結末を迎えた。
- ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(Minna-Dietlinde Wilcke)
- 声 - 田中理恵
- 年齢18歳、身長165cm、誕生日3月11日。
- 所属 - カールスラント空軍JG3航空団司令、階級は中佐。
- 使用機材 - Bf109G-2(第1期)→Bf109K-4(第2期)。使用武器はMG42。使い魔は灰色狼。穿いているものはエンジ色のローレグ(第1期)→濃い赤紫色のローレグ(第2期)。通称「スペードのエース」、「フュルスティン(女公爵)」。
- イメージモデル - 旧ドイツ空軍の通称「フュルスト(公爵)」ヴォルフ・ディートリッヒ・ヴィルケ(撃墜数162)[7]。
- 「STRIKE WITCHES」の隊長。なんでもそつなくこなせるが、特に歌が得意。幼少のころから歌手を目指していたが、戦争のために断念し、ウィッチになる道を選んだ。
- 物腰は柔和で、その思考も型にはまらず部下に自発的に自由に行動させる主義である。常に笑顔を絶やさないが、本気で怒ると容赦がなく、ペリーヌやフランチェスカもそんな時の彼女の前には恐れをなすほどである。また、部下を犠牲にするような理不尽な指令に対しては、上層部に対して真っ向から対決する気概も持つ[8][9]。しかし、その心根はやはり歳相応の少女のそれであり、過去の悲しい体験から、大切な人を失うことを何よりも恐れている。そして、心理的に追い詰められると逆に規則にすがって融通の利かない言動に凝り固まることもある。人間として大きな欠点はないが、唯一変わった所は、「味覚が一般的な人のそれとは違う」ことである[10]。
- ウィッチとしても戦闘力は高く、150機を超える撃墜スコアを挙げている。固有魔法による超感覚で、遠くの声や気配を知ることができ、しかもそれを立体的に空間として把握することも可能である。また、美緒と手を繋ぎ、魔眼と一緒に使うことで巨大対象物の内部構造を知るという複合技も見せた。
- ガリア解放後はカールスラントの前線に戻り、エーリカ、ゲルトルートと共に祖国を奪還する戦いに身を投じていた。しかし、ロマーニャでのネウロイ出現により、501部隊の再結成を上層部に呼びかけてアドルフィーネのお墨付きを得た上で、芳佳と美緒の救援に駆けつける。以前に比べてデスクワークや航空管制を執る事が多くなって出撃の機会が激減しており、撃墜数も199機で止まっていたが、第2期第7話で基地に侵入していた小型ネウロイを本人にとっては不本意なかたちで「撃破」した事により撃墜200機を達成、これまでの部隊指揮官としての功績と合わせて、本国より勲章(宝剣付柏葉騎士鉄十字章)を授与された。
- リネット・ビショップ(Lynette Bishop)
- 声 - 名塚佳織
- 年齢15歳、身長156cm、胸のサイズは88㎝、誕生日6月11日。
- 所属 - ブリタニア空軍第11戦闘機集団610戦闘機中隊[11]、階級は軍曹(第1期)→曹長(第2期)。
- 使用機材 - スピットファイアMk.IX(第1期)→スピットファイアMk.22(第2期)。使用武器はボーイズMk.I対装甲ライフル、ブレン軽機関銃Mk.I。使い魔はスコティッシュホールド(立ち耳種)。穿いているものは白のローレグ。通称「リーネ」。
- イメージモデル - このキャラのみ他のものとは異なる元ネタの取り方がされており、OVA版付属のイラスト集のキャラ紹介の文章でも元ネタにはもう一ネタ仕込んであるとの記述がある。姉であるウィルマともども、第一次世界大戦のエースであるイギリス空軍に所属したカナダ人のウィリアム・ビショップに関係の深い人物だと思われるが、公式な見解は明らかになっていない[12]。
- 芳佳と同期に配属された新人である[13]。裁縫、編み物が得意で家庭的。基地では芳佳と共に家事を担っている。仲間たちへの気配りを欠かさない。
- 対装甲ライフルでの長距離射撃に秀でており、固有魔法で視力を上げることによりスコープなしでも約1km先の標的も狙撃することができるが、故国ブリタニアを守る使命感から来るプレッシャーもあって、訓練での成績を実戦でなかなか発揮できずにいた。最初は才能を買われてやってきた芳佳に対して距離をとるが、2人で訓練を重ねることで次第に心を通わせ、協同で初撃墜の戦果を挙げて以後は親友となる。以降は公私共に2人ペアで行動する事が多い。
- 基本的に争いは好まない性格だが、大切に思う人のためにはすべてを投げ出す覚悟を見せるときがあり、こうだと決めると頑固なところもある。芳佳が人型ネウロイとの接触のため脱走した際も、一度は行動を共にしようとし、最後には彼女を信頼して送り出している。
- 密かにシャーロットに次ぐ巨乳だが、本人はあまりその点に言及されたく無いようであり、サイズを実測値より明らかに小さく自己申告している。
- ガリア解放後はペリーヌと共にガリア復興の事業に参加していたが、ロマーニャでの異変を知り世界中に向けて救援を呼びかけ、ネウロイ討伐に参戦し芳佳と再会した。
- ペリーヌ・クロステルマン(Perrine-H.Clostermann)[14]
- 声 - 沢城みゆき
- 年齢15歳、身長152cm、誕生日2月28日。
- 所属 - 自由ガリア空軍第602飛行隊、階級は中尉。
- 使用機材 - VG.39(第1期)→VG.39bis(第2期)。使用武器はレイピア、ブレン軽機関銃Mk.I。使い魔はシャルトリュー。穿いているものは黒のストッキング。通称「クロステル」、「ブループルミエ(青の一番)」。
- イメージモデル - 自由フランス空軍のフランス人トップエースピエール・クロステルマン(撃墜数33)[15]。
- ガリアはパ・ド・カレーの貴族の子女で、家族と故郷をネウロイとの戦いで無くし、ブリタニアに渡って自由ガリア軍に志願してウィッチとなった。非常にプライドが高い上、自分より能力で劣る者にきつく当たることが多いが、自らの使命のために虚勢を張っている節もある。また金髪で眼鏡をかけており、エイラからは「ツンツンメガネ」と呼ばれている。胸は小さく、芳佳には勝っているもののいい勝負であり、本人としてはかなりコンプレックスを感じているらしい。
- 美緒の人柄に心酔しており[16]、当初、彼女と親しげな新人の芳佳を「豆狸」と呼ぶなど目の敵にしていた。しかし、ゲルトルートに関わる戦いの中でミスをしてしまい、その時からは芳佳の能力を認めるようになった。
- 戦闘では協調性を欠き、衣装も支給の軍服でなく自己調達である。しかし、故国ガリアを失地回復することに強いノブレス・オブリージュ(高貴な義務)を感じており、ウィッチとしての誇りは人一倍強い。ガリア解放後もその気持ちは変わっておらず、アニメ第2期中では給料、貯金の全てをガリア復興財団に寄付しているとの描写がある。
- 第1期のラストで故国の解放を成し遂げた彼女は、リネットと共に荒廃した国土の復興に力を振るう。そして、ロマーニャの異変に呼応して美緒の元に馳せ参じた。第2期においては、故国を取り戻したことにより精神的に余裕が生まれたのか、口の悪さは相変わらずながらもリネットや芳佳への気遣いが見られるようになった。また、以前はやや険悪な雰囲気すらあったエイラ、サーニャ、フランチェスカ、シャーロットとも関係の改善が見られ、部隊の仲間とより溶け込みつつある。
- 固有魔法は雷撃系で、戦闘時には一定の範囲内にいる標的に雷で攻撃することができる。また、そのエネルギーを掌に集中させることにより高威力で放電し、分厚い装甲板をも切り裂くことが可能である。しかし使用した後は静電気で髪の毛などが逆立つため本人はあまり使いたがらない。この技を使う時彼女は「トネール」と叫ぶがこれはガリア語(現実世界でのフランス語)でいう「雷鳴」(tonnerre)であり、また「畜生!」「この野郎!」という意味のスラングでもある。
- エーリカ・ハルトマン(Erica Hartmann)
- 声 - 野川さくら
- 年齢16歳、身長154cm、誕生日4月19日。
- 所属 - カールスラント空軍JG52、階級は中尉。
- 使用機材 - Bf109G-6(第1期)→Bf109K-4(第2期)。使用武器はMG42、MP40。使い魔はダックスフント[17]。穿いているものは薄緑のローレグ。通称「フラウ」[18]、「黒い悪魔」。
- イメージモデル - 旧ドイツ空軍の通称「黒い悪魔」と呼ばれた史上最多の撃墜王エーリヒ・ハルトマン(撃墜数352)[19]。
- 200機(作品の途中から250機、さらに第2期開始前の時点で300機)を超える撃墜数を誇り、幼い外見にそぐわず、その能力に関しては非の打ち所が無い。
- エースにありがちな自身の力に頼りすぎるところが無く、これまでの戦闘で編隊を組む僚機を敵に撃墜されたことが無い。危険を冒さず、仲間を失わずに戦うかを常に考えて実行できる超人的な戦いのセンスを持つ。しかし、普段の生活では非常にずぼらで、常に眠たそうな気だるい感じの振る舞いをしており、自分の部屋の掃除もままならないほどである。格式ばった典礼主義を嫌い、上官に反抗することがあるなど軍規にも忠実とは言えず、何度も自室禁固などの懲罰を受けている[20]。
- 朗らかな人物で、誰とでも仲が良い。サーニャとは交友があり、長時間話し込んでいることもある[21]。ゲルトルートには小言を言われつつも友情を感じているようで、彼女の危機を救った芳佳に謝辞を述べ(1期)、マルセイユが馬鹿にした際には珍しく怒りの感情を露わにしている(2期)。部隊で最年少のフランチェスカに次ぐ貧乳。しかし彼女自身は「自然体です」と気にしていない様子。もともと医者になるのが夢で、平和になったら夢をかなえて家族と暮すつもりでいる。
- ガリア解放後はミーナ、ゲルトルートと共にカールスラントの前線に戻っていたが、ロマーニャの異変により、3人そろってネウロイ討伐に向かい、再び501部隊の一員となることになった。
- 固有魔法として、大気(とエーテル)を操り、身体の周りに強力な風を発生させることができる。普通は空戦機動の補助など飛行魔法の一部として使っているが、風を発生させつつ回転しながら飛行することにより自ら「衝撃波の竜巻」となり、進行方向の敵を殲滅したり、かく乱することができ、その威力はネウロイの装甲を深くえぐり取るほど。この技を使う時彼女は「シュトゥルム」と叫ぶがこれはカールスラント語(現実世界でのドイツ語)でいう「嵐」(sturm)である。
- ゲルトルート・バルクホルン(Gertrud Barkhorn)
- 声 - 園崎未恵
- 年齢18歳、身長162cm、誕生日3月20日。
- 所属 - カールスラント空軍JG52第2飛行隊司令、階級は大尉。
- 使用機材 - Fw190D-6プロトタイプ(第1期)→Fw190D-9(第2期)、Me262v1(第2期第4話)。使用武器はMG42、MG131、MG151/20他多数。使い魔はジャーマンポインター。穿いているものは水色のローレグ。通称「トゥルーデ」。
- イメージモデル - 旧ドイツ空軍のゲルハルト・バルクホルン(撃墜数301)[22]。
- ミーナの副官的存在。現実主義者で、自身にも他人にも厳格である。エーリカの戦友でもあり、自身も250機の撃墜を記録している。
- 力持ちでスタミナにも優れており、威力の高い武装を多く使いこなしている。また、ストライカーユニットの助けを借りなくてもその固有魔法による怪力は凄まじく、大の男をたやすくのしてしまったり、地面に埋められた鉄骨を引き抜いてしまうほどである。
- 故郷と妹のクリスをネウロイから守りきれなかった過去を悔やんでおり、それを戦いの原動力として、必要以上に自分の命を危険に晒していた。そして、芳佳が部隊にやってきて間もなくの頃に、その姿にクリスの面影を重ねてしまい心のバランスを崩してしまう。しかし、芳佳の真っ直ぐな思いに打たれ、ミーナの「私たちは家族でしょう」という言葉に本来の自分を取り戻す。
- 正反対の性格であるエーリカと行動を共にすることが多く、日常的にだらしないエーリカの世話を焼くのが常になっている。模範的なカールスラント軍人として理性的に行動しようとしているが、本来は熱くなりやすい性格であり、一線を越えるととたんにタガが外れてしまう場合がある。特に妹や、それを思わせる年頃の少女には極端に弱く、それらが絡むといつもと正反対の節操の無い行動に出て、その点をエーリカなどに指摘されると激しく照れて狼狽してしまう[23]。シャーロットとは規律面でよく衝突するが、根本的には似たもの同士で良きライバルである。
- ガリア解放後はカールスラントの前線に戻り、ミーナ、エーリカと共に祖国を奪還する戦いに身を投じていた。だが、新たなネウロイの出現と芳佳の危機を知り、クリスと過ごすはずだった休暇を棒に振ってまで参戦。ネウロイを機銃の台尻で殴って破壊するという新戦法を披露する活躍を見せた。新基地ではエーリカと相部屋になり、ゴミ屋敷状態のエーリカの領域との境界(通称ジークフリート線)の維持に腐心している。
- 部隊の記録係[24]であり、カメラ等の撮影機器を扱う事が多いが、複雑な機械などの類には疎いようである[25]。車の運転も苦手で、クリスを見舞う際も運転はエーリカに任せていた[26]。料理は不得手でなく、得意料理はアイスバイン[27]。
- フランチェスカ・ルッキーニ(Francesca Lucchini)
- 声 - 斎藤千和
- 年齢12歳、身長148cm、誕生12月24日。
- 所属 - ロマーニャ公国空軍第4航空団第10航空群第90飛行隊[28]、階級は少尉。
- 使用機材 - G55チェンタウロ(第1期)→G55Sストレーガ(魔女)(第2期)。使用武器はM1919A6、ブレダ-SAFAT 12.7mm機関銃、ベレッタM1938A。使い魔は黒ヒョウ。穿いているものは青縞のローレグ。通称「フランカ」、「ガッティーノ(子猫)」。
- イメージモデル - 旧イタリア空軍のフランコ・ルッキーニ(撃墜数26)[29]。
- 部隊の最年少隊員。戦闘に関して天才的な能力を持ち、特に射撃においては本人曰く「十発十中」だが、普段は歳相応に振る舞っている。美食家で昼寝好き、気ままに行動していることが多く、訓練や整備をサボるのもしょっちゅうでである。だが、小説『乙女の巻』では地元の年下の子供たちと姉貴分的な立場で仲良くなったり、結構面倒見のいい面も見せている。胸の大きさで他人を判断する癖があり、部隊一の巨乳で同じ楽天主義者のシャーロットに懐いており、「残念賞」の芳佳とも性格面でウマが合う一方、双方で相性の悪いペリーヌをからかうことが多い。
- 原隊にいた頃は、猪突猛進な戦いや母を恋しがって基地を抜け出すなどの問題行動ばかりが目立ち、厄介者扱いされていた。だが、「STRIKE WITCHES」に転属してシャーロットに出会ってからは、本来の力を発揮するようになっていった。
- ガリア解放後はどの部隊にも所属せずにシャーロットと共に各地を放浪、ひょんなことから統合戦闘飛行隊「アフリカ」に参戦し、砂漠を舞台に戦っていた。しかし、ロマーニャでの新たなネウロイ出現により部隊を抜けだして故国に戻り、扶桑からの補給の知らせを聞いてシャーロットと一緒に喜び勇んで向かい、芳佳と再会することになった。
- 固有魔法は光熱エネルギーを身体の前に一点集中に展開し、一気に放出する事で相手に大ダメージを与える攻撃特化魔法である。非常に魔力消費が激しい上に、ほぼ零距離で当てないと効果がないが、シャーロットの魔法(高速)とのコンビネーション(スピードに乗せて思いっきり投げる)により、フランチェスカ自身が「光熱の弾丸」となって巨大な対象物ですら破壊することができる。また魔力抜きでも、高所からダイブしてストライカーユニットの挿入口に着地を決めたり、マリアの護衛2人をキックで昏倒させるなどの高い運動能力の持ち主である。
- ちなみにOVA版では、芳佳・リネット同様新人ウィッチとして入隊したばかりで、美緒の猛特訓を受けていた。
- シャーロット・E・イェーガー(Charlotte E Yeager)
- 声 - 小清水亜美
- 年齢16歳、身長167cm、スリーサイズはB94 W61 H86、誕生日2月13日。
- 所属 - リベリオン合衆国第8航空軍第357戦闘飛行群第363戦闘飛行隊[30]、階級は中尉、後に大尉(OVA版では大尉)。
- 使用機材 - P-51D。使用武器はBAR、トンプソンM1A1、コルト・ガバメント1911A1、M1919A6。使い魔はウサギ。穿いているものは薄紫のローレグ。通称「グラマラス・シャーリー」[31]。
- イメージモデル - アメリカ陸軍の「世界で初めて水平飛行で音速を超えた人間」「ジェット戦闘機初撃墜者」チャック・イェーガー(撃墜数11.5)。ちなみに、彼の搭乗したベルX-1は彼に「グラマラス・グレニス」という愛称をつけられた(グレニスは妻の名)[32]。
- マイペースで楽天的、結果オーライの能力主義者。しかし、一本筋の通った人生観を持ち、常に前向きに挑戦する事を忘れない。その言動は豪快で気風がいいが、可愛らしい下着を着けたり、きれい好きだったりという一面もしっかり持っている。「STRIKE WITCHES」の中ではおそらく一番の巨乳であり、フランチェスカや芳佳に揉まれても全く動じない度量の持ち主。
- メカに造詣が深く、自分の部屋にもバイクを持ち込んでいじりまわしている他、電波探知機などを作成している。魔導エンジン二輪車に乗りボンネビル・ソルトフラッツで時速178.24マイル(286.9キロ)を突破した記録を持っている。その後、更なるスピードの世界を求めてウィッチーズに志願、入隊後もネウロイ追撃の為のストライカーユニットによる飛行速度向上に専心している。そのためのストライカーユニットの無断改造をとがめられて原隊をクビになりかけたところを、能力を惜しんだ一部の上層部によって「STRIKE WITCHES」に送り込まれた。そこの自由な空気は彼女に合ったようで、遺憾なく能力を発揮するようになり、部隊のムードメーカー的存在になっている。フランチェスカとは姉妹か母娘の様な関係を築いている。
- ガリア解放後はフランチェスカと共に各地を放浪の末、統合戦闘飛行隊「アフリカ」に参戦しており、様々なめぐり合わせから、結果的にフランチェスカと2人で真っ先に芳佳と再会した。
- 固有魔法も高速系で、フランチェスカの魔法(光熱エネルギーの集中展開)との協力技ではカタパルトの役目をしている。その能力(と改造ストライカー)によりレシプロストライカーで初めて音速を突破した。しかしそれでも、当人は更なる速度を目指しており、現在使用しているP-51Dの発展型。最新鋭のP-51H型ストライカーを欲してもいる。
- サーニャ・V・リトヴャク(Sanya V.Litvyak)
- 声 - 門脇舞以
- 年齢13歳、身長152cm、誕生日8月18日。
- 所属 - オラーシャ陸軍586戦闘機連隊、階級は中尉。
- 使用機材 - Mig60(第1期)→Migi225(第2期)。使用武器はフリーガーハマー(ロケット砲:劇中ではフリーガーファウストを改良した武器とされている)。使い魔は黒猫。穿いているものは黒のタイツ。通称「リーリヤ(ゆり)」。
- イメージモデル - ソ連労農赤軍航空隊の女性エースパイロット、通称「スターリングラードの白薔薇」リディア・リトヴァク(撃墜数12)[33]。
- 本名「アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク(Alexandra Vladimirovna Litvyak)」。
- 一見して線の細い、儚げな少女。夜間戦闘を専門とするナイトウィッチ。ナイトウィッチに必須の魔導針(哨戒レーダー)を魔力によって頭部に発現させ、地平線までの飛行物体の探査が可能な他、意識を集中させることにより遠方のラジオの電波や、果てはネウロイの「声」まで聴き取ることが出来る[34]。
- 元は音楽生で歌やピアノが得意。ウィーンに両親と共にいた頃に、故国のウィッチの活躍を聞き、憧れを抱いていた。そのためネウロイのオラーシャ侵攻が始まったとき、すぐにウィッチに志願した。その後の戦いで戦線は分断し、彼女は両親と生き別れることになった。
- 夜間の任務を主としていることから、部隊にうまく溶け込めず[8]、昼間はいつも眠そうにしている。エイラに懐いており、夜間任務帰還後に寝ぼけて彼女のベッドに潜り込むことが多い。ある時、共に夜戦を戦った芳佳に対しても好意をいだくようになる。また、エーリカとも仲が良いらしい[35]。
- その一方でナイトウィッチ同士の交流を大切にしており、電離層反射による魔導波の伝播を利用して世界中のナイトウィッチと交信し、QSLカード(交信証明書)を交換している。
- ガリア解放後は両親を探すために、エイラと共に北欧に向かい、スオムスで過ごしていた。しかし、エイラの占いによりロマーニャの危機を知り参戦、芳佳とも再会することになる。
- エイラ・イルマタル・ユーティライネン(Eila Ilmatar Juutilainen)
- 声 - 大橋歩夕(アニメ版第1期当時の芸名は「仲井絵里香」)
- 年齢15歳、身長160cm、誕生日2月21日。
- 所属 - スオムス空軍飛行第24戦隊、階級は少尉(第1期)→中尉(第2期)(OVA版では飛行長(准尉))。
- 使用機材 - Bf109G-2(第1期)→Bf109K-4(第2期)。使用武器はスオミ KP/-31、MG42。使い魔は黒狐。穿いているものは白のタイツ。通称「イッル」、「ダイヤのエース」。
- イメージモデル - フィンランド空軍の通称「無傷の撃墜王」[36]エイノ・イルマリ・ユーティライネン(撃墜数94)[37]。
- 北欧はスオムスのトップエース。一風変わった棒読み調の言葉遣いをし、茶目っ気は多いが、どこかつかみどころのない人物。占いが趣味で、いつもタロットカードを用いて部隊や仲間たちの運勢を鑑定しているが、その結果は逆の方向に当たることも多い。サーニャと仲が良く一緒にいることが多い。昇進するのに十分な能力と戦果を挙げているが、本人が士官教育を嫌がったため少尉に留まっている。だが、第2期でついに中尉に昇進した。
- 小説「スオムスいらん子中隊シリーズ」のエルマとはスオムス時代の先輩後輩の仲であり、義勇独立飛行中隊の事も知っている。また、イラストコラム版のニッカとはスオムス空軍飛行第24戦隊時代の戦友である。
- 固有魔法は未来予知。戦闘においてはその能力を用いて敵の攻撃を見切ることができ、攻撃の回避を得意とする。第2期第5話(ゲーム作品除く)までは実戦で一度もシールドを張ったことがないことを矜持としており、本人曰く「あんなものに頼ってるのは二流だな」[38]とのこと(転じてシールドの扱いを不得手としていたが、第2期第6話のサーニャが成層圏上のネウロイを叩く作戦で必要に迫られ、初めて張っている)。また魔力により相手の行動、未来位置を先読みすることができる。このように戦いでは無敵を誇るエースだが、恋愛に対しては途端にヘタレる傾向にある。サーニャに対して友情に留まらない感情を抱くが、全く関係を進展させることができないでいる。
- ガリア解放後はサーニャの両親を探すためにスオムスに帰還していた。だが、自らの占いで異変を知り、再び戦いに身を投じることになる。
- アニメ公式サイトには「エイラのよくあたるタロット占い」という占いコーナーがあり、そのコーナーやアニメ本編中のエイラのタロットカードのイラストは、漫画家の野上が手がけている。
扶桑皇国
- 宮藤 一郎(みやふじ いちろう)
- 声 - 郷田ほづみ
- 芳佳の父親で扶桑皇国での魔導エンジンの権威。芳佳が6歳の頃にブリタニアに渡り魔導エンジンとストライカーユニットを開発、人類にただ一つネウロイと闘う術をもたらしたが、その後戦災に遭い死亡したとされている(皮肉にも芳佳の10歳の誕生日に死亡通知が届いた)。
- 彼の墓標には、彼が娘にいつも言っていた言葉「その力を 多くの人を守るために」が刻まれており、ウィッチ達と、芳佳の行動の源にもなっている。
- 美緒のスカウトを断った直後の芳佳の許に一郎からの手紙が届いたのが、芳佳が「STRIKE WITCHES」に入隊するきっかけとなっており、アニメ版第1期最終話(=第2期第1話)でも天姫の手で一郎からの手紙が届けられているが、いずれも検閲による配送の遅れとされており、生存の可能性については定かではない[39]。
- 山川 美千子(やまかわ みちこ)
- 声 - 佐藤有世
- 芳佳の学校での友達で芳佳のはとこ。愛称は「みっちゃん」。学校から芳佳と共にお爺さんのトラクターで帰る途中に事故に遇い、胸に重傷を負うが芳佳の懸命の治療によって命を取り留めた。
- 彼女自身には魔力の才能はないが、魔女への憧れは同年代の女子と比べても人一倍強く、ウィッチに関するあらゆる文献やグッズを集めているマニアである。また、それに関連して扶桑海軍の軍艦にも非常に詳しく、現役の海軍兵士である土方と同等の知識を披露したりもしている。
- なお彼女や他の女生徒も芳佳同様にセーラー服にスクール水着状のボディスーツのスタイルであり、この世界ではこの服装が一般的な物である設定になっている。
- 芳佳と共に中学を卒業し、横浜の師範学校に進学している。
- 宮藤 清佳(みやふじ さやか)
- 声 - 天野由梨
- 芳佳の母。年齢を重ねても魔力を失わず、母と共に診療所を開いている。
- 秋本 芳子(あきもと よしこ)
- 声 - 翠準子
- 芳佳の祖母。娘同様に年齢に関わらず魔力を保ちつづけている。「STRIKE WITCHES」にスカウトされることによって軍隊に取られることになる芳佳の身を案じていた。かつてはその高位の治癒魔法により従軍した過去がある。
- 山川 藤宏(やまかわ ふじひろ)
- 声 - 城山堅
- 芳佳の学校の近くで農家を営んでいる、美千子の祖父で芳佳の祖父の弟でもある(つまり、芳佳の大叔父)。収穫物のスイカを積んだトラクターで芳佳と美千子を乗せて帰る途中、道路に飛び出してきたタヌキをよけようとして畑に転落する事故を起こしてしまった。第2期第1話では、同じような状況で子グマと鉢合わせしてしまうが、今度は事故になることなく無事停止しており、1年の間に運転に慣れたことがうかがえる。
- 土方 圭助(ひじかた けいすけ)
- 声 - 日野聡
- 所属は扶桑皇国海軍、階級は兵曹(第2期)。芳佳をスカウトしようとする美緒の従兵として、芳佳の資料を集めたり車の運転手を務めていた。後に海軍教練所の教官となった美緒の連絡係を務めており、ネウロイ再侵攻によるロマーニャ行きにも同行している。
- 杉田 淳三郎(すぎた じゅんざぶろう)
- 声 - 麦人
- 所属は扶桑皇国海軍、階級は大佐。
- 赤城の艦長。芳佳たちを乗せてブリタニアに向かう艦隊を指揮していた。その途上でネウロイに襲われ、「窮鼠ネコを噛む」という言葉をネウロイに教えてやらんと奮戦するも、赤城を残して艦隊は壊滅。美緒、芳佳、そして基地から駆けつけたフランチェスカらに救われた。一郎の事もそれとなしに知っていた模様。後日ブリタニア寄港時に501基地を訪れ、芳佳に礼として智子の扶桑人形を贈った。
- 終盤で赤城を失うが、第2期では艦隊旗艦・大和の艦長として再登場。再びネウロイと相まみえるも歯が立たず、やむなくリネットを殿に残さざるを得なかった事を恥じている。第11話から最終作戦「オペレーション・マルス」に参加した艦隊総指揮とネウロイ化の大和の指揮官として空母天城に搭乗している。
- 樽宮 敬喜(たるみや けいき)
- 声 - 堀之紀
- 所属は扶桑皇国海軍、階級は中佐。赤城の副長を務める。後に杉田と共に大和の副長となる。
- 有田 隆康(ありた たかやす)(EDクレジットの表記は「参謀」)
- 声 - 滝知史
- 所属は扶桑皇国海軍、階級は中佐。大型ネウロイに対しての最終作戦「オペレーション・マルス」の参謀として空母「天城」に乗艦している。
- 小沢 治三郎(おざわ じざぶろう)(EDクレジットの表記は「将軍C」)
- 声 - 外谷勝由
- 所属は扶桑皇国海軍、階級は中将。
- 人類連合軍の将軍の一人で、第31代連合艦隊司令長官。理知的にして果断に戦う性格。ケッセルリンク・モントゴメリーと共にミーナと美緒に「オペレーション・マルス」の実施を指示した。「オペレーション・マルス」の実施にあたり、連合艦隊の象徴である大和をネウロイ化することには、断腸の思いで決断を下したようである。(他国にとっては、たとえ大和を失っても同型艦の武蔵や信濃が存在する事から上層部にとっては何のことはない損害であるが)
- イメージモデルは、大日本帝国海軍最後の連合艦隊司令長官、小沢治三郎。
- 橋爪壽雄(はしづめ としお)(EDクレジットの表記は「機長」)
- 声 - 里卓哉
- 所属は扶桑皇国海軍横須賀航空隊、階級は大尉。
- 芳佳と美緒を欧州に運んだ二式大艇の機長。
- 海軍の飛行艇パイロットとしては指折りの腕っこきである。高潔な人格にして、部下や同僚の信頼も篤い。途中でネウロイに襲われるアクシデントにも関わらず、二人のウィッチを送り届けるという重要任務を成し遂げた。
- 大林熊二(おおばやし くまじ)(EDクレジットの表記は「パイロット」)
- 声 - 岩崎了
- 所属は扶桑皇国海軍横須賀航空隊、階級は中尉。
- 芳佳と美緒を欧州に運んだ二式大艇の副機長。
- 橋爪大尉とは同じ釜の飯を食った名コンビ。ネウロイとの戦闘中、芳佳の空中発進や美緒の烈風斬に繋げるダイビングをサポートし、見事な腕前を見せた。
- 寺尾大洋(てらお たいよう)(EDクレジットの表記は「整備兵」)
- 声 - 吉開清人
- 宮菱重工業の技師。
- 美緒の紫電改5型の整備のために欧州に同行した。魔導エンジン、マ43の開発担当であり、その構造に精通している。ネウロイの戦闘を前に魔導過給機のトラブルに陥った紫電改を懸命に修繕し、501JFWの面々の集結に間に合わせた。
- その後一度帰国したが、ネウロイ化大和のコアコントロールシステムの技師として再度登場した。
ブリタニア
- チャーチル[40]
- 声 - 渡部猛
- ブリタニアの首相。トレヴァーと共にミーナに接見。強気な発言もするが「結果が出せればよい」と部隊の運用をミーナに一任するなど、度量の大きさを見せている。また、ネウロイのロンドン空襲に際してもあえて避難することなく市民の避難を最優先とし、市民を不安がらせないよう市街地に留まり、自分は悠々と葉巻を咥えて瓦礫の山に腰を下ろすなど、戦時の為政者に相応しい胆力を持つ人物である。
- イメージモデルは第二次世界大戦当時のイギリス首相ウィンストン・チャーチルと思われる[41]。
- トレヴァー・マロニー
- 声 - 秋元羊介
- 所属はブリタニア空軍、階級は大将。
- 「STRIKE WITCHES」の上官。前任者であり、同部隊の創設者であるヒューゴ・ダウディング大将と違って、ウィッチの存在を快く思わず、彼女らの力に頼らない戦力を作り上げようとしている。チャーチルと共にミーナに接見した際には、ネウロイの出現パターンが変化していることに言及し、「STRIKE WITCHES」の運用に口出しをしようとしたが、ミーナに「現場を無視した空論」と一蹴された。
- かねてより、真相を探ろうとするミーナに「深入りするな」との脅迫文を送りつけるなどの牽制を仕掛ける一方で、ブリタニアの上層部にも秘密裏に新兵器「ウォーロック」を作り上げ、戦果を挙げる事により世界の軍事バランスのイニシアチブ(主導権)を握ろうとしていた[42]。しかし、芳佳が「軍人にはあり得ない」行動を起こした事により、ことの発覚を恐れ、ミーナ達に対してある強硬な手段に出る。このことが、アニメ版の物語を一気に終局に導くことになる。
- イメージモデルは第二次世界大戦当時のイギリス空軍の指揮官、トラフォード・リー・マロリーであると考えられる[43]。
- バーナード・モントゴメリー(Bernard Montgomery)(EDクレジットの表記は「将軍B」)
- 声 - 中田譲治
- 所属はブリタニア陸軍、階級は元帥。
- 人類連合軍の将軍の一人。激しやすい性格で知られるが、作戦においては綿密に準備を行い、圧倒的戦力で敵を叩きのめす主義である。
- ケッセルリンク・小沢と共にミーナと美緒に「オペレーション・マルス」の実施を指示し、攻撃の主力から外されたことに抗議する美緒に、「とっくに引退する年齢」と痛いところをつく発言をしていた。
- 同人誌「アフリカの魔女」シリーズでは、アフリカ方面を指揮する三将軍の一人として登場している。
- イメージモデルは第2次世界大戦でのアフリカ戦線のイギリス陸軍指揮官、バーナード・モントゴメリー。
カールスラント
- クリスティアーネ・バルクホルン(Christiane Barkhorn)
- 声 - 真田アサミ
- ゲルトルートの妹。愛称は「クリス」。容貌が芳佳に似ている。ネウロイの襲撃の時にゲルトルートの撃墜したネウロイの破片を浴び、精神的ショックもあって昏睡状態に陥ってしまった。ゲルトルートは給料の全てを彼女の治療費につぎ込んでいた。やがて意識を回復、ゲルトルートとの再会を果たした。
- イメージモデルはゲルハルト・バルクホルンの妻、クリステル。
- クルト・フラッハフェルト(Kurt Flachfeld)
- 声 - 加瀬康之
- ミーナのカールスラント時代の恋人で、音楽家を目指し共に生活していたが、ネウロイ侵攻の際にミーナがステージ衣装を燃やし歌手の道を捨てウィッチに入隊したため、自分も音楽家の道を捨て軍隊に入隊した。
- 戦況が悪化し、カールスラント・ガリア・オストマルク三カ国のブリタニアへの国民大撤退作戦「ダイナモ作戦」が決行された際、ミーナに「ブリタニアに着いたら渡したいものがある」と告げたが、クルトの部隊は撤退が間に合わず、カレー基地にて命を落とした。
- 数年後、カレー跡付近での戦闘時にクルトが乗っていた車を発見、中にはミーナに渡すはずだったステージ衣装が入っておりミーナは涙を流した。そしてミーナはその衣装を着て赤城の乗組員らに『リリーマルレーン』を歌った。
- アルベルト・ケッセルリンク(Albert Kesselring)(EDクレジットの表記は「将軍A」)
- 声 - 石塚運昇
- 所属はカールスラント空軍、階級は元帥。
- 人類連合軍の将軍の一人。優しげな風貌の持ち主で微笑を絶やさない。空軍の将軍であるが、実戦ではむしろ地上戦闘を得手とし、敵から防御する戦況で力を発揮するタイプ。
- モントゴメリー・小沢と共にミーナと美緒に「オペレーション・マルス」の実施を指示し、「オペレーション・マルス」失敗の場合はロマーニャ全土からの撤退もやむなしと言う状況を、ミーナと美緒に告げた。
- イメージモデルは第2次世界大戦での旧ドイツ軍のイタリア戦線指揮官、アルベルト・ケッセルリンク。
ヴェネツィア
- アンナ・フェラーラ(Anna Ferrara)
- 声 - 鳳芳野
- ヴェネツィア南部沿岸の小島に住む老ウィッチ。元ヴェネツィア空軍大尉で退役後も長く飛行教官を務めていた。美緒の命令で訓練に訪れた芳佳・リネット・ペリーヌの3人に昔ながらの箒による飛行試験を課し、ストライカーユニットに頼らず自身の力で魔力を制御する術を教えた。
- かなりの偏屈者で、過去に訓練を受けた美緒にも陰で「クソババア」と言われていた。首都で暮らしていた娘イザベッラ夫婦と孫娘グリゼルダ、ラウラはネウロイの侵攻から疎開し、島を守った芳佳達の活躍により無事に再会を果たした。
- イメージモデルはイタリアの名パイロット、アルトゥーロ・フェラーリン。
- レオナルド・ロレダン(Leonardo Loredan)(EDクレジットの表記は「艦長」)
- 声 - 塾一久
- 所属はヴェネツィア海軍、階級は大佐。
- ヴェネツィア第一戦隊旗艦、ヴィットリオ・ヴェネト艦長。
- 数多くの軍人を輩出した名門貴族の生まれで、彼も海軍軍人としての人生を当然のごとく選んでいる。第2期第2話にて艦隊を率いて、ネウロイX-12に艦砲射撃による撃滅を狙ったが、再生能力の高い相手に敵わず、芳佳の援護を受けて撤退した。この時に、芳佳に対して「君一人を置いてはいけない」とヴェネツィア人男性らしい負け惜しみのセリフを発していた。
- ジョバンニ・コッラルト(Giovanni Collalto)(EDクレジットの表記は「航海士」)
- 声 - 金光宣明
- 所属はヴェネツィア海軍、階級は中佐。
- ヴィットリオ・ヴェネト航海長。
- レオナルドと同様にヴェネツィア貴族の生まれで、一族の多くが陸軍に入る中で、海軍を選んだ変わり者。砲術に長けており、ネウロイX-12に対して次々と命中弾を出していた。
- 撤退を渋るレオナルドに対し、「我が艦隊にはもはや攻撃手段がない」と決断をうながしていた。
ロマーニャ
- マリア・ピア・ディ・ロマーニャ(Maria Pier Di Romagna)
- 声 - 米澤円
- ロマーニャ公国第一公女。まだ10代の少女で公務経験も無かった。ローマ市街での自由行動を巡って従者と争っていた際に、誘拐と勘違いしたフランチェスカにより連れ出される。
- しばし身分を隠して普通の少女としてローマ観光を楽しんだが、まだ幼いフランチェスカが果敢にネウロイを撃退して街を救う姿を見て、改めて自身のノブレス・オブリージュを悟る。翌日の初公務における声明でフランチェスカの活躍を称えると共に、501基地に援助物資を贈った。アニメ版第2期第6話以降基地内の調度やピアノなどが増えたのは彼女の支援の賜物である。
- イメージモデルは大戦時のイタリア王女、マリーア・ジョゼ・デル・ベルジョと、映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンが演じたアン王女。
- アレッシア・コルチ(Alessia Corti)
- 声 - 北西純子
- ロマーニャ501基地勤務のウィッチ専門の女医。28歳独身。医学大学院を出たてで経験は浅いが腕は確か。第2期第8話でストライカーユニットでの飛行に支障をきたした芳佳の診察を行っている。
小説版 スオムスいらん子中隊シリーズ
スオムス義勇独立飛行中隊
- 穴拭智子(あなぶき ともこ)
- 年齢16歳[44](小説版の節では以下全て物語開始時点(1939年)の年齢)、身長160cm。誕生日12月5日。
- 所属は扶桑皇国陸軍明野飛行学校実験中隊、階級は少尉、第2巻より中尉。
- 使用機材はキ27九七式戦闘脚、第2巻よりキ44二式戦闘脚「鍾馗」プロトタイプ。扶桑刀である備前長船(びぜんおさふね)を近接戦兵器として愛用。使い魔はキツネの「コン平」。通称「扶桑海の巴御前」。
- 扶桑海事変で活躍したエース。刀剣を用いての接近格闘戦を身上とし、必殺技「ツバメ返し」による活躍が映画化されて国民的スターとなる。しかし、その功績にも関わらずカールスラント派遣メンバーに選ばれず、辺境のスオムスに送られることになってしまう。(これは1937年時点で既にエースと持て囃され、その驕りで同時期に共に戦っていた駆け出し時代の坂本美緒らへ不遜な思いをもっていたことが要因である。同時に独断専行が目立っていた故に加藤武子に危惧されていたとストライクウィッチーズ零で明かされた)めげずに手柄を立てようとするも、義勇独立飛行中隊のあまりのヘッポコさとやる気のなさに絶望、更にスオムス行きが親友の武子の進言による物だった事を知り自暴自棄となる。しかし、ある出来事によって仲間と共同して戦うことの重要さに気づいてゆく。スラッセン陥落後にエルマから中隊長の座を託され、義勇独立飛行中隊を率いる指揮官となる。性格は超がつく生真面目で堅物。責任感が強く、それゆえに視野狭窄におちいりがちである。一方で案外雰囲気に弱く、流されやすい面もある。そのため糸河に強引に迫られたり、ハルカやジュゼッピーナに襲われてもあまり抵抗できない。本人はあくまでノーマル性癖を主張していたが、ハルカ達に迫られるうちに自ら疑いを抱く様になっている。
- アニメ版第1期第8話で、芳佳は智子をモデルとした扶桑人形(日本人形の様だが、精巧なフィギュアにしか見えない)を杉田からお礼としてもらっている。人形は、ストライカーユニットを履き、巫女装束、扶桑刀と戦闘時の姿となっている。リネットは人形を可愛いと評価。芳佳はとても気に入っている様で、アニメ版第1期第11話では、自室の机の上に置かれている姿が確認できる。
- イメージモデルは大日本帝国陸軍航空隊の通称「ビルマの桃太郎」穴吹智(撃墜数51)。
- 迫水ハルカ(さこみず はるか)
- 年齢14歳[45]、身長153cm。
- 所属は扶桑皇国海軍横浜航空隊、階級は一等飛行兵曹(1939年)→中尉(1945年)。
- 使用機材はA6M1十二試艦上戦闘脚。護身用に扶桑皇国の八ミリ拳銃を携帯。使い魔は三毛猫。
- 智子と一緒にスオムス派遣部隊の一員となった少女。智子に憧れてウィッチを目指したが、射撃・格闘・航法全部下から数えて一番と言うダメ隊員っぷりで、これではカールスラント方面の激戦に耐えられないと辺境のスオムスに送られることになった。ダメウィッチであることをのぞけば、お菓子作りが趣味で弓道が特技の一応普通の女の子である。しかし、智子に対しては単なる憧れではなく、性別を越えた感情を抱いており、一時アホネンの元にいた時に「テクニック」を覚えてしまう。やがて智子に所構わずスキンシップを行い、毎晩夜ばいを仕掛けるようになってしまった。時々「コト」を済ませた翌日には智子に対しジゴロみたいな口調で会話をしたりする。逆に智子とジュゼッピーナの「関係」など、他の女性と親密な関係に気付いた時には過剰に嫉妬深い性格となり、智子に容赦なく追求し、ジュゼッピーナに殺意すらはらんで決闘を申し込んだりと、物語が進むにつれその言動は段々とエスカレートしている。
- ド近眼であり、ビン底のような度の強いメガネを使っているが、智子にメガネをかけた姿を見られたくないという理由から、戦闘中でさえいざという時にしかかけない。
- 漫画版『キミとつながる空』では、1945年の時点で義勇独立飛行中隊を改編した507部隊で中尉となっており、アホネン同様の危険人物と化している事がエイラの口から語られている。使用機材は数度の転換を経て零式五二型となり、「ネウロイのマークに矢」という独特の撃墜マークが描かれている。[46]
- イメージモデルは大日本帝国海軍航空隊の「米軍機のマークに矢」という独特の撃墜マークで有名になった谷水竹雄(撃墜数18)。
- エルマ・レイヴォネン
- 年齢15歳、身長162cm。
- 所属はスオムス空軍、階級は中尉。
- 使用機材はG50、第2巻よりBf109E。
- 義勇独立飛行中隊の隊長。天然ボケで、何も無い所ですっ転ぶことができるほどのドジ娘。あらゆる行動がスベりまくり、極めて臆病な上に発想がすぐにネガティブになってしまう。しかし、仲間のみんなや祖国を守りたいという意思は誰よりも強く、落ち込んでも意外に立ち直りが早いのが救いである。スラッセン陥落後に隊長の座を智子に譲り、以降はプレッシャーから解放されたのか意外にのびのびと戦っている。アニメ版のエイラとは先輩後輩の仲である。「みんな、がんばろうね」が口癖。
- ウルスラ・ハルトマン
- 声 - 野川さくら
- 年齢10歳(1939年)[47]→16歳(1945年)、身長148cm。
- 所属はカールスラント空軍第3防衛飛行中隊(1939年)→ノイエ・カールスラント技術省(1945年)、階級は曹長(1939年)→中尉(1945年)。
- 使用機材はHe 112、第3巻よりFw190A-0先行量産型、ほか多数。
- 使用武器は、MG131,M151/15、ほか多数。使い魔はアナグマ。
- アニメ版のエーリカの双子の妹で、眼鏡を掛けている事を除くと容姿は瓜二つだが、姉とは対照的に全ての行動原理がマニュアル主義で、習っていないことは一切応用が利かず、実際の戦闘技術はさっぱりである。そのため姉に対して多少なりともコンプレックスを抱いているようである。極めて寡黙で、周囲の状況を一切意に介さず、読書や奇妙な研究に没頭している。ディオミディアを撃墜するためにロケット弾を開発した(これがアニメ版のサーニャが使用するフリーガーハマーの原型となる)。しかし、研究に凝りすぎて幾度も実験し居住区の部屋を3つも爆破してしまった。悔しい時など唇を噛むクセがある。
- 後に彼女もエースに成長して戦果を挙げている[48]。アニメ版の時代には中尉に昇格、ノイエ・カールスラントの技術省で新兵器開発に関わっており、第2期第4話でジェットストライカーMe262v1の開発者として登場した。スオムス時代に比べるとかなり人格が丸くなっている。智子の人形を除けば、小説版「スオムスいらん子中隊シリーズ」の登場人物がアニメに登場したのはこれが初となる。
- イメージモデルはエーリヒ・ハルトマンの妻、ウルスラ。
- エリザベス・F・ビューリング
- 年齢18歳、身長165cm。誕生日12月6日。
- 所属はブリタニア空軍403飛行隊、階級は少尉[49]。
- 使用機材はハリケーンMk.II、第3巻よりスピットファイアMk.V。近接戦用武器としてグルカナイフを愛用。使い魔はダックスフント。
- ブリタニア空軍きっての問題児として有名なウィッチ。協調性に欠け、独断専行や命令不服従・上官反抗をしては営倉に入ることを繰り返し、また、銃殺刑になりかけたことも数回あった。しかし、優れた飛行技術と異様なまでの撃墜への執着を見せる強引な射撃から「銀狐(シルバーフォックス)」と呼ばれたほどの歴戦の勇士でもあり、戦いの腕は確かである。過去のある出来事のために自分の死に場所を求めており、常に厭世的な雰囲気を漂わせていた。しかし、次第に智子をサポートする役目に己の居場所を見出し、その言動も和らぎつつある。視野狭窄に陥った時の智子や他の隊員を的確にサポートできる程の冷静な判断力から実質的に義勇独立飛行中隊の副官的立場となっている。暇さえあればタバコを吸っているヘビースモーカーでもある。バイク(ブラフシューペリア)に乗ったりもする。酒が好きでキャサリンやウルスラを連れて昼間から酒場で飲んでいた時期もあった。
- イメージモデルはイギリス空軍のカナダ人エースジョージ・F・バーリング(撃墜数31)。
- キャサリン・オヘア
- 年齢17歳、身長167cm。誕生日3月13日。
- 所属はリベリオン海軍航空母艦レキシントン所属第3戦闘中隊、階級は少尉。
- 使用機材はF2Aバッファロー。第3巻よりF4Fワイルドキャット。使い魔はアライグマ。
- テキサス出身の底抜けに能天気なポニーテールの巨乳田舎娘。海と空両方に憧れて海軍に志願したが、空中機動のセンスが絶無であり、配属された空母レキシントンの搭載機(ワイルドキャット32機)を事故で全損させ、部隊のウィッチたちをも負傷させてしまった。この事件により、彼女は「クラッシャー(壊し屋)オヘア」として全リベリオン軍に知られるようになり、これ以上戦わずして貴重な機体を壊されてはかなわないと、海軍は彼女をスオムス送りにしたのである。そんな経緯にも拘らず彼女本人は全く気にしておらず、無駄に明るいムードメーカーっぷりを発揮している。ウルスラとは意外と仲がよく、ともに行動することも多い。ストライカーの頑丈さゆえに、義勇独立飛行中隊の防御を受持つことが多い。語尾に「~ね」とつけたり「~ねー」という癖のある喋り方をする。
- イメージモデルはアメリカ海軍初のエースエドワード・H・オヘア(撃墜数12)。
- ジュゼッピーナ・チュインニ
- 年齢16歳、身長156cm、誕生日2月27日。
- 所属はロマーニャ空軍第四航空軍第二大隊、階級は准尉。
- 使用機材はG50。使用武器は12.7mmSAFAT機関銃。使い魔はヤマネコ。
- スラッセン奪回後に義勇独立飛行中隊の補充兵としてスオムスにやってきた。カールスラントの最前線で戦う優秀なウィッチだったが、ある時敵の勢力圏内で撃墜され、行方不明となる。生存は絶望視されたが、1週間後徒歩で帰還した。しかし、記憶が失われており最前線では使い物にならないためにスオムス行きとなった。全ての記憶がないにも拘らず、なぜか初対面の智子のことを知っており、おまけに訓練で見た戦闘技術をまるでコピーするように身に付けていく。やがて智子に対して「あなたのすべてが知りたい」と接近してくるようになり、ハルカの激しい嫉妬を買うことになる。本来は陽気で積極的な性格で、智子のことも元々憧れており、加えて同性趣味であった。記憶を取り戻した後は、当然の如くハルカを相手に智子を巡っての争奪戦を繰り広げている。ハルカからは「パスタ准尉」と呼ばれている。
- 記憶を失う前は戦闘もさることながら爆撃の名手であり、爆弾を水面に跳ねさせて喫水線上にある目標を撃破する「チュインニ方式」(いわゆるスキップボミング)の創始者である。
- イメージモデルは旧イタリア空軍の戦闘爆撃機乗り、「ワルツを踊る小人」ジュゼッペ・チェンニ(撃墜数8)。
その他の機械化航空歩兵
- 加藤武子(かとう たけこ)
- 年齢17歳。
- 所属は扶桑皇国陸軍明野飛行学校実験中隊、階級は少尉。
- 使用機材はキ43一式戦闘脚「隼」。
- 智子の戦友で、共に幾多の戦場を駆け抜けてきたエース。欧州派遣部隊の一員として、カールスラントへ渡ることになる。沈着で部下想い。常に大局を見据えた判断をする理想的な指揮官。個人での撃墜数よりも部隊全体の戦果を重んじる。やや情にもろいのが軍人としての欠点でもあり、個人の技量に頼った戦いに拘る智子の身を深く案じている。また若手時代の智子に見られた独断専行の傾向や驕りを戒めるためにスオムス派遣を推薦した。つまりは智子がいらん子中隊に送られた原因を作った張本人である。
- イメージモデルは大日本帝国陸軍航空隊の「加藤隼戦闘隊」隊長加藤建夫(撃墜数30?)。
- ミカ・アホネン
- 所属はスオムス空軍、階級は大尉。
- 使用機材はBf109E。
- スオムス空軍飛行第1中隊の隊長。金髪縦ロールのおでこちゃんという、マンガ的お嬢様スタイルの士官。性格は高慢ちきで高飛車。義勇独立飛行中隊を「いらん子中隊」と初めに呼んだのも彼女である。おまけに真性のレズで、自分の隊の娘達もレズであり、娘達を「いもうと」と呼び、自分のことは「お姉さま」と呼ばせている。ハルカも目を付け、自分の隊に引き込んだ事があり、体を積極的に触っていた。しかし、戦闘技術は本物で、編隊で行動する際も撃墜数よりも味方の損害を最小限におさえるように気配りしながら指揮するなど隊長としても優秀であり、祖国の行く末を案じる気持ちは真剣である。当初は、『アホネン』と言う馬鹿な名字で智子とハルカの爆笑を買い、智子にビンタする等、仲が悪かったが、良い物は良いと素直に認めることが出来る一面もあり、「いらん子中隊」の事を次第に認める様になっていく。
- ハンナ・ルーデル
- 所属はカールスラント空軍第二急降下爆撃航空団第十飛行中隊、階級は大尉。
- 使用機材はJu87シュツーカ。
- カールスラントの急降下爆撃隊のエースで、鼻の上に傷跡がある。今まで15回も撃墜されつつも地上への精密爆撃でネウロイを相手に多大な戦果を挙げてきた。しかし、昼間の制空権の失われた欧州戦線では、鈍足な爆撃機は逆にネウロイ戦闘機隊の餌食になってしまうため、スラッセン陥落後、スオムスに派遣されることとなった。最初、智子に対して挑発的態度を取るが、それは彼女の指揮官としての技量を推し量るためであった。エリザベスとはオストマルク戦線以来の旧知の仲でもある[50]。スラッセン奪回後はスオムスで編み出した戦術を他部隊に教導するため、再びカールスラントへと戻った[51]。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の史上最多戦車撃破王、通称「ソ連人民最大の敵」「スツーカ大佐」ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(撃墜数9機、被撃墜数30回(全て対空砲のみ)、戦車撃破数519輌、装甲車・トラック撃破数800台以上、戦艦1隻大破着底)[52]。
- アーデルハイト
- 所属はカールスラント空軍第二急降下爆撃航空団第十飛行中隊、階級は少尉。
- 使用機材はJu87シュツーカ。
- ルーデルの副官であり、氷のバラのような美貌を持つ。その容貌にふさわしく、感情を見せずに淡々と任務をこなす。
- イメージモデルはルーデルの後席を長く務めた旧ドイツ空軍の通称「スツーカ・ドクトル」エルンスト・ガーデルマンと思われる。
その他
- ハッキネン
- 所属はスオムス空軍カウハバ基地司令部、階級は大尉、第2巻より少佐。
- 智子たちが所属するカウハバ基地の管制士官。スラッセン陥落時に司令部要員が負傷したため基地司令官となる。白い肌に常に失わないその冷静さと、声に潜む冷たさから「雪女」とあだ名される。眼鏡をかけた理知的な女性[53]。
- 「レキシントン」艦長
- キャサリンが所属していたレキシントンの艦長。とんでもないスケベオヤジであり、同艦に配備されたウィッチ達をまるで孫娘のように猫かわいがりし、自らを「おじさま」と呼ばせるなどして、他の乗組員たちを呆れさせていた。一方で「壊し屋」のキャサリンの扱いは酷く、彼女が着艦事故を起こしそうになった際は本気で撃墜命令を出している。
- 佐久間(さくま)
- 所属は扶桑皇国在スオムス大使館付き陸軍、階級は中佐。
- 大使館付き陸軍武官で、主に情報関係の将校。堅物な性格で、智子の度重なる突発的行動に頭を悩ます「気苦労の絶えない人」であり、その立場上悪役的描かれ方になってしまうという、ある意味では「気の毒な人」である。
- 糸河衛(いとかわ まもる)
- 扶桑皇国の航空機メーカー、中島飛行脚[54]の技師。新型飛行脚、キ44二式戦闘脚「鍾馗」の開発と実戦テストのためにスオムスに軍属として派遣されてきた。中性的で、気障な風体の人物。旧式化したキ27での戦いに行き詰まった智子に鍾馗を与え、これまでの格闘戦中心の戦法を改めるように奨める。また、単なるウィッチと技師の関係に留まらず、「一目惚れ」だと智子を口説き始める。やがて智子と相思相愛になるも、ある理由によりあっけなく破局し、帰国した。
- イメージモデルは中島飛行機の技師で戦後日本の宇宙開発・ロケット開発の父と呼ばれる、糸川英夫。
- マンネルハイム
- スオムス軍総司令官。ウィッチがネウロイに立ち向かえる事ができる唯一の手段と分かりつつも、年端もいかない少女達を戦地に赴かせる事に申し訳ないと思っている。スラッセン大攻勢計画当日には参加する全てのウィッチ達の前に立ち、感謝と激励の訓示を述べた。
- イメージモデルは第二次世界大戦当時のフィンランド軍最高司令官・大統領、「白い将軍」カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム元帥。
小説版 ストライクウィッチーズ2 ヴィジュアルショートストーリー 500overs in Africa
第31統合戦闘飛行隊「ストームウィッチーズ」
- ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ(Hanna-Justina Marseille)
- 声 - 伊藤静
- フルネームはハンナ・ユスティーナ・ヴァーリア・ロザリンド・ジークリンデ・マルセイユ。
- 身長172cm。誕生日12月13日。
- 所属はカールスラント空軍JG52第4中隊、後に第31統合戦闘飛行隊「ストームウィッチーズ」。
- 階級は少尉(1939年)→中尉(1942年)→大尉(1944年)。
- 使用機材はBf109E-4→Bf109F-4Trop。使用武器はMG34。使い魔は鷲。通称「アフリカの星」。
- 持ち前の明るさと美貌、そして輝かしい戦果でアフリカ戦線を支えるウルトラエース。
- ウィッチになって間もなくの頃は、気ままで破天荒な言動や、編隊による共同戦法を無視した単機突撃など、素行不良な一面が目立っていた。しかしアフリカに移ってからは驚異的な能力を発揮し、超然とした落ち着きを身につけるようになった。
- まるで「敵が勝手に射線に飛び込んでいく」かのように見えるという超人的な見越し射撃で、最小限の弾薬消費で敵機を撃墜、その実力は人類最高とまで評される。
- 1942年10月の戦闘で、受領したばかりの新型ストライカーを駆っての戦闘の途中、使い魔の鷲が死亡、機体はトラブルに見舞われたが、仲間のウィッチに助けられて彼女は命拾いした。その後も新たな使い魔を得て戦いを続け、1944年現在もアフリカ防衛の要となる存在である。その為か、現在使用しているG型よりも過去のF型を、今でも気に入っている模様。
- アニメ版第2期の第10話に登場。ネウロイに制圧されたマルタ島の奪回作戦に参加するため501部隊を訪れる。エーリカ、ゲルトルートとはカールスラント時代の元同僚で、シャーロット、フランチェスカとはアフリカでの元同僚。エーリカとの人類最強ウィッチの座を賭けた勝負にこだわりを見せていて、同エピソードにおいてその決着をつけようとしたが、結局決着はつかず引き分けという形で終わった。エンディングでは501メンバー以外で唯一歌唱を担当している。
- 同人誌「スフィンクスの魔女vol.2」収録「砂漠の夜の夢」には柏葉付騎士鉄十字章を授章していると思われる記述がある(1942年~1943年時点)。またアニメ第2期第10話のクリスへのサイン入り写真(ブロマイド?)では柏葉剣付騎士鉄十字章(もしくはそれ以上)と思われる勲章を佩用している(1945年時点)。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の通称「アフリカの星」ハンス・ヨアヒム・マルセイユ(撃墜数158)。
- ライーサ・ペットゲン
- 声 - 楠見藍子
- 所属はカールスラント空軍第27戦闘航空団、後に第31統合戦闘飛行隊「ストームウィッチーズ」。階級は少尉(1942年)。
- 使い魔はモズ。
- マルセイユの列機を務めるウィッチ。常にその背後と上空を守り続ける。子供っぽい見かけながら、家庭的で面倒見のいい性格。マルセイユの変則的機動についていきながら、彼女の戦果を確認していくという至難の業をこなす技量を持ちながらも、決して前面に出ることはなく列機のポジションに徹している。マルセイユに対して、崇拝に近いほどの思いを抱いており、彼女のサポート役を自認しつつも、プライベートでは一定の距離を置いている。アニメ版第2期最終話エンディングでマルセイユと共に1カットのみ登場。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍のライナー・ペットゲン。
- マティルダ
- 年齢、誕生日、本名は不詳(マティルダと言う名前も自称)。
- マルセイユの従卒。マルセイユ個人所有のバーと住居を兼ねたテントの管理と身辺警護を務める。
- アフリカ大陸南部の出身で、鷲の化身を探せ、という自らの信仰する神の神託に従い、マルセイユに仕えている。陸戦型のストライカーを駆って戦闘に参加することもあるが、正式の軍人ではない。シールドや肉体強化と言ったウィッチの能力を持っているが、魔法行使に使い魔を必要としない独特の魔法体系を身に付けていると思われる。また、もともとの身体能力も非常に優れており、視力・聴力のそれは魔法によるものと誤解されるほどである。
- 一応、普通の火器も使えるが、槍やスリングを投擲しての攻撃の方が得意。実際に、小型ネウロイを難なく破壊するほどの威力を持ち、周囲の人間たちを驚かせている。
- 決して活発ではなく落ち着いた性格だが、ジョーク好きで陽気でもある。なお、本人曰く高所恐怖症のため、絶対に空は飛びたくないようである。
- イメージモデルはハンス・ヨアヒム・マルセイユの従卒であった黒人、マティアス。
- 加東圭子(かとう けいこ)
- 所属は扶桑皇国陸軍、後に第31統合戦闘飛行隊「ストームウィッチーズ」(隊長)、年齢25歳(1945年)、階級は少佐。使い魔はキタキツネ。
- 第31統合戦闘飛行隊「ストームウィッチーズ」の指揮官。本来はすでに「あがり」を迎えてウィッチを引退していたが、成り行きからこの隊の指揮を任されることになってしまった。かろうじて飛べる程度の魔力しかないため、直接戦闘には参加しないが、的確な判断力で隊をまとめあげている。
- 扶桑海事変ではトップエースとして活躍したが、『扶桑海の閃光』主演には智子が選ばれた。これは、近接格闘が得意な智子に対し、圭子が中距離からの見越し射撃を得意としたため映像化に不向きとされた事、事変の戦勝記念式典における曲技飛行で墜落するという失態を犯してしまった事などによる。この事故の負傷によって長期の療養を余儀なくされたため、その間にあがりを迎えてしまった。一旦退役した際の最終階級は大尉。
- その後、従軍記者としてアフリカを訪れていたが、マルセイユとの出会いにより刺激をうけ、再び空を飛ぶ決意する。そして、本土での教官任務に付くべく現役復帰願いを出したが、陸軍上層部がアフリカ独立飛行中隊を送り込むに当たり、体よく指揮官の任を押し付けられてしまった。さらにマルセイユに中隊の飛行場の確保の相談を持ちかけたところ、マルセイユは以前からあった統合戦闘飛行隊の構想にかこつけて、圭子を隊長に祭りあげてしまったのである。こうして、第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」が誕生し、圭子は現役復帰することになった[55]。その後、「アフリカ」は「ストームウィッチーズ」と改名されて現在に至っている。
- イメージモデルはノモンハン事変で活躍した旧日本陸軍航空隊の加藤正治(撃墜数23)
- 稲垣真美(いながき まみ)
- 所属は扶桑皇国陸軍、後に第31統合戦闘飛行隊「ストームウィッチーズ」、年齢16歳(1945年)、階級は軍曹(1942年)→曹長(1945年)。
- 使用機材は三式戦闘脚。使用武器は88ミリ砲。使い魔は扶桑猫。
- 『扶桑海の閃光』を観てウィッチに憧れて陸軍に入隊、後に「アフリカ」に志願配属された。身長120cm程度と小柄で、切りそろえたおかっぱ頭と大きな目に白い肌といった容貌は、扶桑人形を思わせる[55]。だが、88ミリ砲を使用するなどかなりの怪力。部隊の炊事も担当しており、その味は人種・民族の壁を超えての好評を得ているほどである。
その他
- ロンメル
- 所属はカールスラント陸軍。
- 北アフリカに展開する、カールスラント軍アフリカ軍団の最高司令官。マルタ島の陥落を圭子に伝えるためにストームウィッチーズの基地を訪れた。しかし、それをダシに真美の扶桑の朝ご飯を食べに来るのが目当てだったフシがある。そして、ブリタニア海軍によるマルタ攻撃が失敗するや、マルセイユを送り込む作戦を提案し、扶桑の潜水艦を使用することを含めてお膳立てをするしたたかさを見せた。
- 同人誌『アフリカの魔女』シリーズでは、モントゴメリーと同様にアフリカの人類連合軍を指揮する三将軍の一人として登場している。
- イメージモデルは旧ドイツ軍アフリカ軍団の指揮官。「砂漠の狐」エルヴィン・ロンメル。
漫画版
蒼空の乙女たち
- 諏訪天姫(すわ あまき)
- 声 - 花澤香菜
- 年齢17歳(1945年)、身長160cm、誕生日4月30日
- 所属は扶桑皇国陸軍航空審査部付属福生学校、アニメ版では同軍独立飛行47中隊→第504統合戦闘航空団。階級は少尉。
- 使用機材はキ61-II改三式戦闘脚II型改「飛燕」。使用武器はホ103 12.7mm機関砲。
- 扶桑皇国陸軍航空審査部付属福生学校に所属する飛行学生。新型戦闘脚「飛燕」の装着候補生だが、機体が未完成なのと本人の能力がまだ開花していないために、飛行には至っていない(以上は「蒼空の乙女たち」連載時の状況)。性格は真っ直ぐでひたむき、しかし天然でドジなメガネっ子である。扶桑と欧州の間の連絡役としてたびたび行き来しており、実戦経験はまだ少ない。
- 「天空の乙女たち」では「最前線で戦っている」と説明されている。アニメ第1期最終話(及びアニメ第2期第1話)では芳佳の診療所に宮藤博士の手紙を届けるために登場。第2期最終話エンディングではロマーニャの504部隊に配属されている。
- 中島錦(なかじま にしき)
- 声 - 三瓶由布子
- 所属は扶桑皇国陸軍航空審査部付属福生学校、アニメ版では第504統合戦闘航空団。階級は少尉。
- 使用機材はキ44-II二式戦闘脚II型「鍾馗」。使用武器はホ301 40mm噴射砲。
- 既に実戦経験を持つウィッチだが、機種転換教育のために天姫と同じ福生学校で訓練をつむことになる。新型戦闘脚「鍾馗II型」の開発に携わり、天姫の姉貴分として面倒を見ることになる(以上は「蒼空の乙女たち」連載時の状況)。一人称が「俺」の男勝りで、口が悪いが根はさっぱりとして単純、直情径行な姉御タイプ。
- 扶桑のウィッチとしては珍しく一撃離脱戦法を得意とし、大威力のロケット砲であるホ301を使いこなす。
- 『天空の乙女たち』では天姫同様「最前線で戦っている」と説明されており、アニメ版第2期最終話エンディングでは天姫と共に504部隊に配属されている。Xbox360版『白銀の翼』ではダウンロードコンテンツの追加キャラクターとして配信されている。
天空の乙女たち
- 竹井醇子(たけい じゅんこ)
- 声 - 浅野真澄
- 年齢19歳(1945年)、身長165cm、誕生日2月13日。
- 所属は扶桑皇国海軍遣欧艦隊リバウ航空隊、第504統合戦闘航空団(戦闘隊長)。階級は少尉、第2巻より大尉。
- 使用機材は零式艦上戦闘脚(型式は不詳)。アニメ版504所属時は紫電改二型。使用武器は九九式二号二型改13mm機関銃。使い魔は紀州犬の血統と思われる白犬。通称「リバウの貴婦人」。
- アニメ版の美緒と共に欧州を戦い抜いたエース。新人教育のため横須賀基地に赴任している。ある事件によって基地にやってきた芳佳と出会い、そのウィッチとしての才能をいち早く見抜く。しっかり者で、実年齢よりも大人びた頼りになるお姉さんタイプ。リバウで師事していた[56]美緒とは戦友であり、下の名で呼び合うほどの親密な仲である。天空の乙女たちにて、年齢故に魔力の減衰によるシールドの強度の低下が始まっているようで、ネウロイとの戦闘時にそれを自覚し始めているシーンがある。
- 芳佳の「STRIKE WITCHES」配属後、第504統合戦闘航空団に配属され、ロマーニャへの派遣が決まるが、五色達の密航によって、ブリタニアまで来ることになってしまう。
- イメージモデルは大日本帝国海軍航空隊の通称「ラバウルの貴公子」「ラバウルのリヒトホーフェン」「軍鶏」笹井醇一(撃墜数27)。
- ニンテンドーDS版ゲームソフト『蒼空の電撃戦 新隊長 奮闘する!』の主人公で、Xbox360版「白銀の翼」では一部の実績にも関わる隠しキャラクターとして登場。
- アニメ版第2期では連合軍第504統合戦闘航空団の戦闘隊長として登場、冒頭で人型ネウロイとの接触実験「トラヤヌス作戦」を実行するが、新たなネウロイ勢力の出現により失敗する。
- 諏訪五色(すわ ごしき)
- 所属は扶桑皇国陸軍航空審査部付属福生学校、階級は軍曹。
- 使用機材はキ100五式戦闘脚。使い魔はキツネ。
- 芳佳が編入された横須賀基地のウィッチーズ養成学校の飛行学生。醇子に憧れの心を持ち、航空歩兵となってネウロイと戦うことに強い意志を抱いている。最初は芳佳に対して嫉妬を感じるが、彼女の純粋さと「自分の力で目の前の人々を助けられるようになりたい」と言う願いにシンパシーを覚えて以後はそのわだかまりも無くなった。芳佳曰く「キレイな子」。『蒼空の乙女たち』の天姫の妹であるが、直接の血のつながりはない。天然ボケの姉と違ってかなりしっかりしている。兼定とは良い喧嘩相手でもある。
- 芳佳の「STRIKE WITCHES」配属後、正式にウィッチとなり、醇子達と共に第504統合戦闘航空団に配属が決まるが、芳佳に会いたいがために、ブリタニアへ密航してしまう。
- 中島疾風(なかじま はやて)
- 所属は扶桑皇国陸軍航空審査部付属福生学校、階級は軍曹。
- 使用機材はキ84四式戦闘脚「疾風」。使い魔はネコ。
- 五色と同じく芳佳の養成学校でのクラスメイトである飛行学生。高い潜在能力を秘めるといわれ、周囲からは天才と噂されている。基本的に無口で普段からボケっとしたような表情をしている。初対面の芳佳をいきなり呼び捨てしたりちょっと言動がヘンテコな娘。この疾風がボケて五色がツっこむドツキ漫才的場面が多い。「その子そういう子だから」とは五色の言。「蒼空の乙女たち」の中島錦の妹。
- 芳佳の「STRIKE WITCHES」配属後、五色と同様、第504統合戦闘航空団に配属が決まるが、五色と共にブリタニアへ密航してしまう。
- 九字兼定(くじ かねさだ)
- 芳佳の使い魔。ある物を封印するために建てられていた、社の守り刀の化身である。芳佳の魔力の強さに惹かれて封印を破って姿を現し、強引に使い魔として契約してしまった。外見は少々目つきが悪いだけの可愛らしい豆柴の子犬だが、本性はムッツリなスケベオヤジであり、五色によると「すごいシブイ声」でしゃべる。だが芳佳の前ではその本性を見せずにかわい子ぶっている。芳佳に対してはその純朴さにほれ込んでおり、五色たちには「芳佳は俺のものだ」と公言するほどである。芳佳の「STRIKE WITCHES」配属後はリネットたち他の隊員にセクハラを繰り返している。
- OVA版では芳佳の出撃シーンで姿を見せている。アニメ版第2期エンディングの芳佳のシンボルマークにもその姿が描かれている。
- 朋子(ともこ)
- 横須賀基地のウィッチーズ候補生の一人。訓練飛行中にストライカーのトラブルで、農作業をしていた芳佳の目の前に墜落、負傷した。芳佳によって診療所に運び込まれ、結果的に芳佳がウィッチーズに触れるきっかけを作った。
- 西澤・本田・太田(にしざわ・ほんだ・おおた)
- 醇子の部下であるウィッチたち。芳佳が巻き込まれた土砂崩落の災害で救助にあたったり、兼定の封印されていた社の警備をしたりと地味な役目のモブキャラクターである。
- 名前は台南空「笹井中隊」における笹井醇一の部下西澤広義、太田敏夫、本田敏秋から取られたと思われる(あくまで名前だけ)。
ストライクウィッチーズ零(ZERO) 1937 扶桑海事変
- 北郷章香(きたごう ふみか)(史実同様に南郷としている資料もあり)
- 所属は扶桑皇国海軍舞鶴海軍航空隊。年齢19歳(1937年)、階級は少佐。
- 講道館剣術の免許皆伝であり、師範代として舞鶴海軍付属小学校のウィッチ候補生たちに稽古をつけている。
- まだ幼い坂本美緒の実力を評価しており彼女の師とも呼べる存在。豪快な人柄にして一流の戦闘能力を持ち、新しい航空戦術や空戦技術の考案にも長け、駐欧武官を務めたことがあるなど、頭脳も明晰である。扶桑の軍内部でも、「軍神」と呼ばれ畏敬されている。容貌はポニーテールにストレートの長髪をまとめており、後々の坂本美緒とほぼ同じであるが、常に海軍士官服の前を開いたままであるため、スクール水着状のボディスーツが見えっぱなしでより豪放かつ一種のセクシーさも感じさせる姿となっている。
- 戦闘では二本の扶桑刀を駆使し戦う。
- イメージモデルは日中戦争初期に活躍したエースパイロット南郷茂章。史実同様に南郷茂男大尉に相当する兄弟(あるいは姉妹)がいるかは不明。
- 江藤敏子(えとう としこ)
- 所属は扶桑皇国陸軍飛行第1戦隊戦隊長、階級は中佐。
- ウラルの前線基地において、穴拭智子、加藤武子、加東圭子、黒江綾香の4人を配下に置く。
- 章香の率いる海軍ウィッチの練度の低さに不安を持った智子の提案により、陸海合同の模擬戦を仕掛けることになる。
- イメージモデルはノモンハン事件において第1戦隊戦隊長を務めた「操縦の神様」加藤敏雄。
- 若本徹子(わかもと てつこ)
- 所属は扶桑皇国海軍海軍舞鶴海軍航空隊→扶桑皇国海軍253飛行隊、階級は中尉(年次は不明)。年齢12歳(1937年)。
- 美緒と共に章香に師事する少女。12歳ながら既にウィッチとして戦闘に参加しており、その一方で同学年で剣の腕も立つ美緒をライバルとして見ているフシがある。
- 彼女は後に扶桑最強のウィッチと呼ばれる事になる。後年の彼女のストライカーユニットには桜の花をあしらった撃墜マークが多数描かれている。
- イメージモデルは大日本帝国海軍航空隊最強の撃墜王、通称「零戦虎徹」岩本徹三(撃墜数202)。
イラストコラム版
- ウィルマ・ビショップ(Wilma Bishop)
- 年齢21歳(1945年)、身長155cm、誕生日5月20日。
- 所属はブリタニア連邦王立ファラウェイランド空軍416飛行中隊、階級は軍曹。
- 使用機材はスピットファイアMk.II。使用武器は12.7mmM2重機関銃、M1919A6。使い魔は妹のリネットと同じくスコティッシュフォールド。
- 11人家族の長姉であり、幼い頃からウィッチの才能に恵まれていた。しかし堅苦しいブリタニア空軍を嫌い、母親の母国である新大陸ファラウェイランドの少女飛行学校に入ってウィッチとなり、その後部隊ごとブリタニア防衛の任に着くと言う変わった経歴をたどることになった。イラストコラムにおいては、1941年にドーバー海峡上でネウロイの強行偵察機を僚機とともに撃墜する姿が描かれている。防空・護衛任務が多かったため戦果に恵まれず、昇進しないまま退役を迎えている。アニメ版のリネットの姉であり、小説「スオムスいらん子中隊シリーズ」のエリザベスの元同僚でもある。
- 控えめな妹とは対照的に、極めて行動的。漫画版「キミとつながる空」ではガリア復興に尽力する妹リネットのために各国のウィッチを引き連れて応援に現れた。年上の「おじさま」が趣味で、20歳でウィッチを引退した後30歳差のファラウェイランド軍将校と結婚、周囲を驚かせた。
- イメージモデルはリネットと同様、ウィリアム・ビショップと関係の深い人物だと思われるが、公式な見解は明らかになっていない[12]。
- ヘルマ・レンナルツ(Helma Lennartz)
- 所属はカールスラント空軍131先行実験隊「ハルプ」第三中隊、階級は曹長。
- 使用機材はMe262。使い魔は黒猫。
- 新型の「噴流式」ストライカーユニットの実戦テスト部隊に所属するウィッチ。同ストライカーによって初めてネウロイを撃墜し、その後も戦果を挙げつづけて「大物食い」として知られることとなる。
- 部隊には、その設立の経緯ゆえにベテランのウィッチが多い中、若い[57]彼女が抜擢されたのは異例のことであった。性格は生真面目で几帳面、「航空歩兵たるもの、全軍人の模範たるべし」と、上官のウィッチにまで意見することも多数。しかし、幼さゆえかまともには相手されておらず、むしろその真面目な言動が可愛がられて隊のマスコット的存在となっている。ゲルトルートを理想のウィッチとして崇拝しており、漫画版『キミとつながる空』で共に特別任務に就いた際はエーリカの更生を目指して意気投合している。
- イメージモデルは初めてMe262でB-17を撃墜したドイツのパイロット、ヘルムート・レンナルツ(撃墜数13)と思われる。
- アドルフィーネ・ガランド(Adolfine Galland)
- 年齢23歳(1945年)、身長170cm、誕生日3月19日。
- 所属はカールスラント空軍、階級は少将。
- 使用機材はBf109F-2スペシャル、Me262、他。使用武器はMG42S。固有魔法は「魔眼」[58]。
- カールスラント空軍ウィッチ隊総監。近代国家の軍事組織に組み込まれたウィッチとして、最高の階級を持つ。100機を超える撃墜スコアを数える優秀なウィッチであると共に、極めて有能な指揮官であり、カールスラント皇帝フリードリヒ4世の信任も厚い。部隊編成の裁量権も彼女が握っており、ロマーニャの危機に際して501JFWを再結成する時にも少なからず影響力を行使したようだ[59]。
- ヒスパニアでの怪異発生の際にカールスラントの義勇部隊「コンドル軍団」の一員として参戦。当時は地上攻撃部隊に所属していたが、これは彼女の本意ではなく、後に粘り強く戦闘機部隊への転属を願い出て、ついにはこれを許可されている。
- 扶桑海事変では観戦武官として派遣され、坂本美緒と出会い、「魔眼」の使いこなし方を教えている。
- 後には将官に昇進し、「噴流式」ストライカーユニットの試作型を着用。その優秀性と「天使に後押しされている」如き高速性能に惚れ込み、自ら試験部隊JV44を設立し開発を進める。カールスラント奪回戦では自ら出撃し、シールドを失っているにも関わらず撃墜スコアを重ねている。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍のJV44「騎士鉄十字勲章部隊」の指揮官アドルフ・ガーランド(撃墜数103)。
- 黒江綾香(くろえ あやか)
- 年齢22歳(1945年)、身長170cm、誕生日2月17日。
- 所属は扶桑皇国陸軍航空審査部飛行実験部、階級は大尉→少佐(1945年)。
- 使用機材はキ27、キ43一式戦闘脚「隼」II型改、P-51C、ほか多数。使い魔は薩摩犬。
- 使用武器は扶桑刀、ほか多数。
- 陸軍のエースで、飛行実験部に属して新型ストライカーの開発に携わっている。元々機械好きで、魔法力によりストライカーユニットの細かい性能を感覚ではなく数値として正確に表現できる。また、近接戦闘では扶桑皇国のウィッチの中でも十指に入る腕で、刀身の切っ先に魔法力を集中させ突きを与えることによりネウロイの装甲を貫通してコアを破壊する技、秘剣「雲耀」で300m級の大型ネウロイを倒したこともある。かつては扶桑海事変で穴拭智子や加藤武子らと共に戦った事があり、実験部に来る前の戦い振りから「魔のクロエ」と味方からも恐れられた腕利きのウィッチである。20歳の時に一時退役したが、航空歩兵を天職と決めて半年後に再志願、魔法力の衰えが遅い体質であったため、前線任務にはつかないとの条件で再び飛行実験部へと所属することになった。
- おおらかで明朗快活、気配りもできる性格で、どの部隊でも部下に慕われていた。趣味は魚釣り。
- 漫画版『キミとつながる空』では、美緒の申し出で模擬空戦を行い、自身が会得に何年もかかった秘剣「雲耀」を見よう見真似で再現して見せた美緒に驚愕していた。
- イメージモデルは大日本帝国陸軍航空隊の「加藤隼戦闘隊」で加藤の戦死後、事実上隊の指揮を取った「魔のクロエ」こと黒江保彦(撃墜数50)。
- 横川和美(よこかわ かずみ)
- 所属は扶桑皇国海軍横須賀海軍航空隊、階級は少尉。
- 横須賀の航空隊において飛行学生を育てる教官を務めている。イラストコラムでは、K5Y九十三式中間練習脚で、飛行学生の西沢義子を指導する姿が描かれている。
テレビアニメDVD限定版各巻付属『第五○一統合戦闘航空団全記録』
- ドロレス・バーダー
- 所属はブリタニア空軍タングミーア航空団指令、階級は中佐。
- 大戦初期に活躍したウィッチで、「不屈のエース」と呼ばれる。
- イメージモデルはイギリス空軍の両足義足の撃墜王、通称「足無しバーダー」ダグラス・バーダー(撃墜数23)。
- テレーザ・マルティノーリ
- 所属はロマーニャ空軍第4航空団第9航空群第73飛行隊、階級は曹長。
- ロマーニャ公国最強のエースウィッチ。優れた視力と射撃の腕、敵発見の能力を兼ね備えていたが、性格が災いして昇進できなかった。
- イメージモデルは旧イタリア空軍のテレシオ・マルティノーリ(撃墜数23)。
- カルラ・ルースポリ
- 所属はロマーニャ空軍第4航空団第9航空群第73飛行隊飛行隊長、階級は大尉。
- ロマーニャ公国映画部部長という変わった肩書きを持つ。自ら映画撮影用カメラを持って飛行し、多くのウィッチの姿をフィルムに記録していった。「STRIKE WITCHES」基地にも出入りしているようで、ゲルトルートらが彼女について語る場面がある[60]。
- イメージモデルは旧イタリア空軍のカルロ・ルースポリ(撃墜数10)。
- エンリーカ・タラントラ
- 所属はロマーニャ空軍第51航空団第151航空群、階級は准尉。
- 504JFW隊長のフェデリカがマルタ島戦線にいた頃の同僚。愛機のG55には、「Dai Banana!(それいけ、バナナ!)」というパーソナルマークが描かれている。これは、彼女の実家が八百屋であることに因んでいる。同時期に戦線にいた504JFWのパトリシアとも親交があり、フェデリカが負傷して落ち込んでいた時に慰めてもらい、一緒にフェデリカの見舞いに出たこともある[61]。
- マリーシャ・ラスコーヴァ
- 所属はオラーシャ陸軍586戦闘機連隊長、階級は少佐。
- オラーシャの伝説的なウィッチ。サーニャにとって憧れの存在であり、彼女がウィッチに志願したきっかけとなった。
- イメージモデルはソ連の女性冒険飛行家であり、後にリトヴァクが所属した女性による飛行連隊を組織したマリーナ・ラスコーヴァ。
- ヴァルトラウト・ノヴォトニー
- 所属はカールスラント空軍第54戦闘航空団指令、階級は大尉。
- 1ヶ月でネウロイ49機撃墜という目覚しい戦果を挙げ、大尉に昇進と同時に第54戦闘航空団の指令に就任したウィッチ。「白の8号機」と呼ばれるFw190A-6を愛機とし、昇進直後に200機撃墜をマークした。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の世界初のジェット戦闘機実戦部隊「コマンド・ノヴォトニー」の司令官として知られるヴァルター・ノヴォトニー(撃墜数258)。
- ヴェーラ・メルダース
- 所属はカールスラント空軍第51戦闘航空団司令、階級は中佐。
- 世界初のネウロイ100機撃墜を果たした大戦前期のエースウィッチ。彼女のストライカーユニットには左側に60機、右側に40機の撃墜マークが描かれた。
- イメージモデルはロッテ戦法を編み出し、史上初の100機撃墜を記録した旧ドイツ空軍のヴェルナー・メルダース(撃墜数115)。
- オズヴェルタ・ベルケ
- 第一次大戦時のカールスラント帝国航空隊のウィッチ。飛行機械による空戦の基本的心得を8箇条にまとめ、単独の戦闘よりもチームワークを重視して、いかに敵と戦うかを部下に徹底させた。この条文は「ベルケの格言」として後のウィッチにも受け継がれていった。
- イメージモデルは第一次世界大戦時のドイツのエースパイロット、オスヴァルト・ヴェルケ(撃墜数40)。
- マキシ・インメルマン
- オズヴェルタの部下の一人。「インメルマンターン」と呼ばれる空戦テクニックを編み出し、後の世に名を残したウィッチである。
- イメージモデルは第一次世界大戦時のドイツのエースパイロットで、インメルマンターンで有名な通称「リールの鷲」マックス・インメルマン(撃墜数15)。
- ミニー・ビショップ
- 第一次大戦時のブリタニアのトップエース。ファラウェイランド出身。部隊全体の戦法よりも個人の技量を重視し、「ネウロイのど真ん中にあるコアを狙い撃つ」ことを目指す射撃技術に基づいた戦術を身上とした。アニメ版のリネットの母であり、娘にもその戦術は受け継がれている。
- イメージモデルは第一次世界大戦時のカナダ出身のエースパイロットで、当時のイギリス軍のトップエース、ウィリアム・ビショップ[12](撃墜数72)。
インターネット「世界の航空歩兵シリーズ」
世界の航空歩兵
- ハイデマリー・W・シュナウファー
- 年齢15歳(1945年)、身長158cm、誕生日2月16日。
- 所属はカールスラント空軍第1夜間戦闘航空団第4飛行隊、階級は大尉。
- 使用機材はBf110G-4。使用武器はMG42、MG151/20。使い魔はシロハヤブサ。
- カールスラント最強のナイトウィッチであり[62]、1944年末で100機に迫る撃墜数を全て夜間戦闘で成し遂げた。
- サーニャと同じく魔導針や夜間視能力を持ち、魔導波でサーニャと交信したこともある。幼い頃はその夜間視能力の制御ができずに目を傷めてしまい、日光を避けて生活しなければならなかった。能力の制御を学んでから後も視力は十分に回復せず、かなり度の強いメガネをかけている。その生い立ちもあって、性格は内向的で繊細、他人とのコミュニケーションが極めて不器用。同世代の友人がおらず、自分の殻に閉じこもりがちである。しかし、その神秘的な雰囲気や、いつも何かに困っている姿によって、周囲の人気は高いが、本人はそれに気づいていない。
- 漫画版『キミとつながる空』では、ベルギカのサン・トロン上空において自らが仕留めそこなったネウロイを一人で決着を付けるために待ちつづけ、他のウィッチに近づかないように警告する姿が幽霊と勘違いされる。しかし、ミーナ、ゲルトルート、エーリカ、ヘルマと出会い、その閉ざしがちの心を開くきっかけを得たようである。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の通称「サン・トロンの幽霊」と呼ばれ、夜戦撃墜数史上最多を記録したハインツ=ヴォルフガング・シュナウファー(撃墜数121)[63]。
- アメリー・プランシャール(Amelie Planchard)
- 声 - 矢作紗友里
- 年齢16歳(1945年)、身長150cm、誕生日11月22日。
- 所属は自由ガリア空軍アルザス飛行隊、階級は軍曹。
- 使用機材はスピットファイアMk.V→VG.39bis。使用武器はブレン軽機関銃Mk.I。
- 使い魔はアナウサギ。
- ガリア北西部、ノルマンディーの農家の出身。一族の家系では初の魔女とあって、国の養成機関に送られたために家族と離れ離れとなった。このことは幼い彼女にはつらい経験となった。
- 魔力も強く、座学も優秀だが、消極的に過ぎるきらいがあり、感動屋でちょっとしたことで大泣きしたりする。寂しがり屋で甘えん坊な彼女だが、少尉時代のペリーヌの列機を務めたことがあり、その全てを失ってもがむしゃらに前進する姿になにか感じるものがあったようである。
- 漫画版「キミとつながる空」ではウィルマと共にガリアのペリーヌの処に馳せ参じている。
- イメージモデルはフランス空軍のアンリ・プランシャール(撃墜数5)。
- マイルズ(Miles)
- 所属はブリタニア王国陸軍第4戦車旅団C中隊(隊長)、階級は少佐。
- 使用機材はマチルダII。
- ブリタニアより派遣され、11名の部下を率いてアフリカの大地で奮戦する陸上装甲歩兵。ネウロイの大攻勢でハルファヤ峠に孤立した連合軍を救うべく戦場に駆けつけ、大型陸戦タイプのネウロイも含め数多くの敵を撃破した。これと、上空でのマルセイユの活躍もあって、しばらくの間ネウロイの勢力を大きく後退させることになった。
- イメージモデルはハルファヤ峠の戦いで戦死したイギリス陸軍第4王立戦車連隊C中隊中隊長のマイルズ少佐。
- ハンナ・ウィンド
- 年齢17歳(44年末)。誕生日7月30日。
- 所属はスオムス空軍第24戦隊第1中隊長、階級は大尉。
- 使い魔はワシミミズク。
- エイラに続く、スオムス空軍第2位ののエースウィッチ。ユニットのマーキングから「白の7」と呼ばれた彼女は、撃墜数を伸ばし、やがて「極北のマルセイユ」ともあだ名されるようになる。あらゆる火器を使いこなし、「射撃のハンナ、回避のエイラ」と並び称されるほどの腕っこきで、極めてバランスの良い弱点の無い万能戦士である。
- スオムス空軍の若手ウィッチのまとめ役であり、全体の状況を笑顔で見守りつつ、やさしく包み込むような暖かい人格の持ち主。
- 同じ隊のニッカとは容姿が瓜二つと言えるほど似ており、たびたび冗談の種となっているが、上級将校が来訪した際に実際に「成りすまし」の演技をしたこともあるようだ。ちなみに本人曰く、見分け方は胸の大きさ(大きい方がニッカ)だそうである。
- イメージモデルはフィンランド空軍の通称「ハッセ」ハンス・ウィンド(撃墜数75)。
- 西沢義子(にしざわ よしこ)
- 所属は扶桑皇国海軍横須賀海軍航空隊。階級は飛曹長。
- 年齢19歳(1944年末)。誕生日1月27日。
- 使い魔は家猫。
- 母がウィッチ用の被服関係の仕事に就いていた関係で、幼い頃からウィッチと触れる機会が多かった彼女は、能力が発現するや航空ウィッチに志願することを決意する。しかし、当初は陸軍用の巫女服型の衣装に憧れていた。こっそり軍に納品前の飛行服を着込んでいるところを、海軍の教官である横川少尉に見つかってしまうが、義子の才能を見込んだ彼女は独断で練習用ストライカーで体験飛行をさせて、海軍への入隊を強く勧めた。その時の横川少尉と共に飛ぶ姿がイラストコラムにおいて描かれている。
- 入隊後はたちまち頭角を現し、遣欧艦隊の一員としてリバウに派遣される。そこで坂本美緒、竹井醇子とも知り合い、「リバウの三羽烏」と揃って称されるようになる。
- 戦いにおいては繊細・華麗にして芸術的な空戦テクニックを見せ、美緒と醇子をして「かなわない」と言わしめるほどであり、「リバウの魔王」の二つ名で呼ばれている。
- 一方で、全ての行動を感覚的に行う天才タイプであり、人の名前や顔を覚えるのが苦手。あまりにも豪快にして奔放なその性格は、指揮官や教官には全く向かない。
- 欧州への派遣が終わったあとは、内地に教官として赴任するように命令されたが、それに従う気は彼女にはさらさらなかった。美緒と醇子も「教官なんて無茶・無謀」と進言したため、結局帰国せずに遣欧艦隊に籍を置いたまま各地を放浪して回っている。
- ウィッチ個人単位としては最強クラスであり、無敵の彼女であるが、唯一の弱点は胃腸が弱い事で食材の鮮度にはことさらうるさい。(ただし、味にはさほどこだわりはない)
- イメージモデルは大日本帝国海軍航空隊の通称「ラバウルの魔王」西澤 廣義(撃墜数120)。
- ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン(heinrike purinzessin zu sayn wittgenstein)
- 所属はカールスラント空軍第5夜間戦闘航空団第4飛行隊司令など。階級は大尉。
- 年齢16歳(1944年末)。
- 使い魔は黒猫。
- オラーシャに起源を発し、カールスラントに移住した貴族の生まれ。ウィトゲンシュタイン家は現在も欧州各地に影響力を及ぼす名家である。
- 幼少の頃から貴族、そしてウィッチとしての使命を厳しくしつけられ、世間知らずに育った。そのため、他人にも過剰に完璧を期するきらいがあり、部下や整備兵にきつくあたってしまうことがある。しかし、褒めるべき時には素直に褒め、己にも同等に厳しくあることを自ら課す態度ゆえに嫌われることはなく、逆にカリスマ性と高貴さに溢れた振る舞いに心酔し、一種の信者と化す者も多いようである。一人称は「わらわ」。
- 同じナイトウィッチであり、年齢も撃墜スコアも近いハイデマリーにライバル意識を持っていたが、やがて彼女の出自とその固有魔法ゆえの苦悩を知り、色々な支援を贈るようになった。ナイトウィッチ同士の通信コミュニケーションについても、「子供の遊び」と馬鹿にしていたが、ハイデマリーの影響もあって参加を検討しているようである。
- 積極果敢な戦いで、ナイトウィッチとしてはカールスラントで3位(人類全体でも3位)のスコアを挙げている。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の貴族にして夜間戦闘機パイロット、ハインリヒ・プリンツ・ツー・ザイン・ヴィトゲンシュタイン(撃墜数83)。
連合軍第502統合戦闘航空団「BRAVE WITCHES」
- グンドュラ・ラル(Gundula Rall)
- 所属はカールスラント空軍第52戦闘航空団第7中隊、第502統合戦闘航空団司令、階級は大尉(後に少佐に昇進)。
- 年齢18歳(1944年末)、誕生日3月10日。
- 使い魔は狼。
- エーリカ、ゲルトルートに次ぐ、カールスラント空軍第三位(つまりは世界第三位)のエース。
- 見越し射撃の名手で、芸術的な空戦技能を持つが、カールスラント撤退戦の折に撃破したネウロイの破片で視界を遮られるという不運から被弾、脊髄骨折の重傷を負う。その後、不屈の精神で治療とリハビリに成功し戦場に返り咲いたが、空戦時には背中の古傷を保護するために魔法繊維で編んだコルセットを着用している。
- さばけた言動の姐さんタイプだが、問題児扱いされていたマルセイユの才能をいち早く見抜くなど、鋭い人物観察眼をもつ。くせ者揃いの航空団がまとまっているのは、彼女の人物配置の妙があってこそである。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の、ギュンター・ラル(撃墜数275)。
- アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン(Aleksandra Ivanovna Pokryshkin)
- 所属は親衛第16戦闘機連隊長、のち第502統合戦闘航空団に所属(戦闘隊長)。階級は大尉。
- 年齢16歳(1944年末)、誕生日3月6日。
- 使用機材はMig60、P-39、La-7、ほか多数。使用武器はDP28軽機関銃、PTRS1941対装甲ライフル。使い魔はホッキョクグマ。固有魔法は映像記憶能力。
- 機械技師の父を持ち、幼い頃より機械に慣れ親しんでおり、整備の腕は一流。
- オラーシャのトップエースの一人で、優れた指揮官として、また高度な戦術家として知られるウィッチ。他部隊との情報交流にも積極的。特に、空戦技術を独学で学んだ際に前大戦のガリアのウィッチ、レーヌ・フォンクの著書を教科書としているため、ガリア人に対して親しみをもっており、多くのガリア亡命ウィッチをスカウトしている。
- 第502統合戦闘航空団はカールスラント奪還を主任務とし、欧州随一の激戦区を担当する攻性部隊である。しかし、ストライカーユニットの消耗率が高いことが頭痛の種であり、彼女自身も、装備が揃わなかったため、オラーシャ撤退戦をリベリオンから供与されたストライカーで戦ったことがある。
- 南部方面の戦線で活躍したころは、ブラウンにカラーリングされたMig60を駆っていた。1945年現在は、MiG i-225のプロトタイプ3号機を使用している。見たものを正確に思い出せるという映像記憶能力が固有魔法であるがゆえか、どんなユニットでも使いこなせる。
- イメージモデルは旧ソ連陸軍のアレクサンドル・ポクルィシュキン(撃墜数59)。
- ヴァルトルート・クルピンスキー(Warutrud Krupinski)
- 所属はカールスラント空軍第52戦闘航空団第6中隊、階級は中尉(原隊では大尉)。
- 年齢18歳(1944年末)、身長175cm、誕生日11月11日。
- 使用機材はBf109G-6。使用武器はMG42。使い魔はワイマラナー。
- 長身と、優雅な身のこなしから、「プンスキー伯爵(グレーフィン・プンスキー)」と呼ばれているウィッチ。ゲルトルート、エーリカとはJG52時代から旧知の仲。エーリカの長機を務めたことが有り、空戦テクニックを教えたのは彼女である。酒好き女好きの享楽主義者。攻撃と防御の二者択一を迫られれば迷わず攻撃を取ると言う猪突猛進型の戦闘スタイルで、ユニットを壊すことも多く、エーリカが着任したその日に炎上しながら着陸したという逸話が有名である。
- ニッカ、直枝と共にユニットを壊しまくることから3人まとめて「ブレイクウィッチーズ」と呼ばれて揶揄されることもある。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の通称「プンスキー伯爵」ヴァルター・クルピンスキー(撃墜数197)。
- エディータ・ロスマン(Edytha Roßmann)
- 所属はカールスラント空軍第52戦闘航空団第7中隊、階級は曹長。
- 年齢19歳(1944年末)、身長151cm、誕生日1月11日。
- 使用機材はBf109G-2。使い魔はキツネ。
- 長い軍歴を持つベテラン。絶対的な撃墜数は100に満たず、カールスラント空軍の中では目立たない数字だが、そのカンや天才的センスに頼らないクレバーな戦闘技術をとる。
- 幼い頃に大病を煩い、年齢の割に華奢で決して丈夫な体ではないことから激しいドッグファイトを避け、入念な観察と一撃離脱による堅実な戦法を常に実践している。
- 人当たりの良さと、教え上手であることから新人教育を任されることが多く、数多のエースウィッチを育てたことで有名。後にウルトラエースとなるエーリカも、初陣のときは彼女の列機を務めた。この時、エーリカはエディータの機体をネウロイと誤認して逃げ回ったあげく、魔力切れで墜落という散々なデビュー戦を経験した[64]。
- イメージモデルは旧ドイツ空軍の、エドムント・ロスマン(撃墜数93)。
- ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン(Nikka Edvardine Katajainen)
- 所属はスオムス空軍第24戦闘機隊第3中隊、階級は曹長。
- 年齢15歳(1945年)、身長160cm、誕生日5月31日。
- 使用機材はBf109G-2、Bf109G-6(イラストコラムではMe109G-6と表記)→Bf109K-4、使用武器はMG42。使い魔はフェレット。通称「ニパ」、「ついてないカタヤイネン」。
- スオムス軍のウィッチで、アニメ版のエイラとは戦友である。度重なる被撃墜や不慮の事故、機体のトラブルに見舞われながら、その度に奇跡的な生還を果たしている。イラストコラムにおいては、ネウロイの大型機と空戦の末に相討ちとなり重傷を負ったが使い魔の治療によって怪我を癒して帰還。破損したストライカーユニットも彼女のファンである男性陸軍兵士達によって回収され、修復・再使用されたと言うエピソードが紹介されている。
- ボーイッシュな容姿で、白黒はっきりつけたがる一本気な性格。あまりにもまっすぐすぎるため、エイラのいたずらに引っ掛けられることが多かった。貴重なストライカーをあまりにも壊すため、一時空戦の任務から外されてハンガーの掃除をやらされていたこともある。固有魔法として超回復能力を持ち、使い魔の治癒能力も相まって多少の怪我はたちまち癒してしまう。また、魔力を体内で循環させているため、墜落の衝撃にもある程度耐えることができる。
- 第502統合戦闘航空団に転属後も運の無さは相変わらずで、ストライカーを壊してはアレクサンドラを悩ませている。
- イメージモデルはフィンランド空軍の通称「ついてないカタヤイネン」ニルス・エドヴァルド・カタヤイネン(撃墜数35.5)。
- ジョーゼット・ルマール(Georgette Lemare)
- 年齢17歳(1945年)、身長158cm、誕生日11月16日。
- 所属はガリア空軍GCI/4第一飛行隊、第502統合戦闘航空団(502JFW)。階級は少尉。
- 使用機材はVG.33、VG.39、使用武器はmle1924/29軽機関銃、ブレン軽機関銃Mk.III。使い魔はペルシャ猫。
- ガリアで小さな宿屋を経営する両親のもとに生まれる。ウィッチ能力の発現が早く、ガリア撤退戦では軍曹として初の実戦を経験した後、西アフリカのダカール軍港へ退避するガリア海軍を護衛した。その後しばらくはガリアの臨時政府が乱立する混乱の中、アフリカの「ガリア軍」に所属することになる。
- 1943年、自由ガリア空軍に合流し、オラーシャの支援を受けたガリア人部隊「ノルマンディ」に参加、少尉に任官された。戦闘では粘り強い防御的戦闘を得意とし、治癒魔法の使い手でもあることから、アレクサンドラが502部隊にスカウトした。
- 幼い頃の手伝い経験から、ベッドメイクや掃除が得意。流されやすい性格で、強いリーダーシップには従順であり、破天荒な人物の多い502部隊の中では常識人故に苦労を抱えることが多い。
- 治癒魔法を使うと「体が熱くなる」体質でやせの大食い。
- イメージモデルはフランス空軍の、ジョルジュ・ルマール(撃墜数13)。
- 管野直枝(かんの なおえ)
- 扶桑海軍・第343海軍航空隊所属。階級は少尉→中尉。
- 年齢15歳(1944年末)、誕生日9月23日。
- 使用機材はA6M3a零式艦上戦闘脚二二型甲→紫電改。使用武器は九九式二号二型改13mm機関銃。使い魔はブルドッグ(元・自宅の番犬)。固有魔法は圧縮式超硬度防御魔方陣。
- 扶桑海軍エースの一人で、自分の事を「オレ」と呼ぶ勇猛果敢、猪突猛進のピュアファイター。その闘争本能むき出しの戦闘スタイルから「デストロイヤー」の異名を持つ。そのためストライカーの破損も多かったが、中尉昇進と紫電改への転換後は改善が見られる。[65]
- 敵は大物ほど落としがいがあると豪語し、上官にも食って掛かる肝の座った娘だが、優しかった姉の面影を感じるアレクサンドラだけには頭が上がらない。厳格な両親のもとで育ったため、幼い頃は読書をたしなむ少女だったという一面もある。
- イメージモデルは大日本帝国海軍航空隊の菅野直(撃墜数72)。
- 下原定子(しもはら さだこ)
- 17歳(1944年末)。
- 所属は扶桑皇国海軍。階級は少尉。
- 使い魔はフソウウサギ。固有魔法は、遠距離視、夜間視の複合魔法視力。
- 扶桑の学者一家の生まれ。
- 訓練生時代より常に中の上の成績を収め、何事もそつなくこなす。
- 扶桑文化を大切にしているが、正座という文化を502に持ち込んだ結果、精神修養や礼儀作法のためという思惑をはずれ、懲罰措置に使われたのは彼女にとって誤算であった。
- 扶桑料理はかなりの腕前で、気むずかしい性格で知られる同部隊の直枝も、彼女とは気軽なつきあいをしている。
連合軍第504統合戦闘航空団「ARDOR WITCHES」
- フェデリカ・N・ドッリオ(federica n doglio)
- 所属は第504統合戦闘航空団司令。階級は少佐。
- 年齢19歳(1944年末)。
- 使い魔はイタリアン・グレーハウンド。
- 元々は軍でストライカーユニット開発に携わっていた技術畑の人間であり、後から空戦ウィッチとしての適性が判明、転身したという珍しい経歴を持つ。
- 当初は技術職へのこだわりからテスト・パイロットの道を選び、民生機の試作・実験において数多くの高度・速度記録を樹立した。しかし、ロマーニャにもネウロイの脅威が迫る中、実戦部隊への復帰を決意する。復帰後は目覚しい戦果を挙げて、「赤ズボン隊(パンタローニ・ロッシ)」に抜擢された。
- マルタ島戦線での激戦の最中重傷を負い、長期の療養を余儀なくされたため、事実上の引退状態にあったが、504JFWの結成時に隊長として前線に復帰した。しかし、年齢的にウィッチとしての限界が近いこともあり、実戦には参加せずに組織運営・管理に専念している。
- 技術者だが理論派ではなく、その時の己の感性にしたがって行動する天才タイプである。ロマーニャの女性らしく明るくサービス精神旺盛な性格で、民間にも有名で人気が高い。赤ズボン隊時代には、兵士の士気を鼓舞するために自らをモデルにしたセクシャルなカレンダーを企画したことがあったが、内容が過激すぎたためにロマーニャ公にやんわりと却下されたと言うエピソードがある。だが、仕事に対しては組織作り・書類の処理を含めてテキパキとこなし、その上で遊び心も忘れない、という主義のようだ。
- 赤ズボン隊の後輩であるフェルナンディアに目をかけて可愛がっているが、504JFWの指揮を任せるにはまだ未熟だと、醇子に現場を一任している。
- イメージモデルは旧イタリア空軍の、フリオ・N・ドッリオ(撃墜数7)。
- 以下の一人は、天空の乙女たちを参照。
- 竹井醇子
- 以下の二人は、蒼空の乙女たちを参照。
- 諏訪天姫
- 中島錦
- フェルナンディア・マルヴェッツィ(Fernandia Malvezzi)
- 声 - 森永理科
- 年齢17歳(以下「赤ズボン」隊の3人は1944年末の年齢)、身長161cm、誕生日10月22日。
- 所属はロマーニャ公国「赤ズボン」隊、隊長、第504統合戦闘航空団。階級は中尉。
- 使用機材はG55S、使用武器はMG42。使い魔はマーモット。
- ロマーニャ公直轄部隊である「赤ズボン隊(パンタローニ・ロッシ)」の出身。
- 勝ち気で自信家。その有無を言わさぬパワーで他人を巻き込んでいく強引な人物である。だが、憎み切れない人懐っこさも併せ持っている。
- ロマーニャのウィッチ養成軍学校の出身。本来、その治癒魔法の才を見込まれて魔法医学科に編入されたが、本人は前線で戦える部署に入ることを強く希望する。そして、ロマーニャ空軍では比較的競争倍率の低い、地上攻撃ウィッチ部隊に配属された。
- カールスラント急降下爆撃隊のもとで戦術を修得した彼女は、軍学校での親友であるルチアナ、マルチナの3人でチームを組むようになり、やがて大型の地上ネウロイを撃破する戦果を上げて、赤ズボン隊に認められる栄誉を得た。そして、3人揃って504統合戦闘航空団に編入されることになる。
- ストライカーが戦闘機であるMC.202になってからは、空戦技術にも目覚めた。1944年現在はG55を使用している。チームでは、指揮官ながら前衛を務めている。原隊である赤ズボン隊で隊長だったため、ルチアナ、マルチナからは「隊長」と呼ばれているが、実際の504JFWの隊長はフェデリカであるため、事情を知らない者にはいささか紛らわしい事になっている。
- アニメ版第2期の冒頭とラストにて、醇子と共に画面に登場している。また、ニンテンドーDS版ゲーム「いやす・なおす・ぷにぷにする」に出演している。
- イメージモデルは旧イタリア空軍のフェルナンド・マルヴェッツィ(撃墜数10)。
- ルチアナ・マッツェイ(Luciana Mazzei)
- 声 - 広橋涼
- 年齢18歳、身長173cm、誕生日1月10日。
- 所属はロマーニャ公国「赤ズボン」隊、、第504統合戦闘航空団。階級は少尉。
- 使用機材はG55S、使用武器はボーイズMk.I対装甲ライフル。使い魔はグレイハウンド。
- 「赤ズボン」隊の一員。寡黙で温和な性格だが、運動能力は総じて高く、特に射撃に優れる。
- フェルナンディアとはウィッチ養成軍学校以来の親友。本人はウィッチ用の機材や被服の開発職を希望していたが、フェルナンディアに射撃能力を見込まれてしまい、強引に戦闘部隊に引っ張り込まれることになった。
- 研究に努力を惜しまない理論家で、裁縫が趣味。部隊の事務的な手続きを一手に引き受けており、参謀的存在としてチームをまとめている。戦闘時には狙撃とサポートを担当。
- フェルナンディアと同様に、アニメ版第2期の冒頭とラスト、ニンテンドーDS版ゲーム「いやす・なおす・ぷにぷにする」に出演している。
- マルチナ・クレスピ(Martina Crespi)
- 声 - 水橋かおり
- 年齢16歳、誕生日9月2日。
- 所属はロマーニャ公国「赤ズボン」隊、階級は曹長。
- 使用機材はG55S、使い魔はボロニーズ。
- 「赤ズボン」隊の一員。ロマーニャ南部の良家の娘。まるで少年のようなその言動は、明るくて社交的な一方、名家の淑女としてはいささか行動的過ぎるところもある。
- 柔軟な身体能力を持ち、それを生かした独特の機動センスが持ち味。超接近戦を好み、ネウロイのコアを「蹴って」破壊したという珍しい戦歴がある。しかし、目の前の敵に拘泥しすぎるなど、戦略的な視点に欠ける面も。
- フェルナンディアとはケンカ友達のような関係。ルチアナになついている。戦闘時には遊撃を担当。
- フェルナンディア、ルチアナと同様に、アニメ版第2期の冒頭とラスト、ニンテンドーDS版ゲーム「いやす・なおす・ぷにぷにする」に出演している。
- ジェーン・T・ゴッドフリー(jane t godfrey)
- 年齢17歳(1944年末)。誕生日3月28日。
- 所属はリベリオン陸軍第8航空軍、第504統合戦闘航空団(504JFW)。階級は大尉。
- 使用機材はP-51B。使い魔はダルメシアン。
- リベリオン東海岸の、とある大都市に生まれる。中流の家庭に育ち、比較的順風満帆な人生を送ってきたためか、曲者ぞろいの軍隊のなかでは圧倒されるばかりの「普通人」である。
- ウィッチになって当初は淡々と任務をこなしていたが、ドミニカとの出会いが転機となった。その神がかり的戦闘に驚愕した彼女は、その驚きも冷めやらぬうちにドミニカの強引な申し出で僚機に固定されてしまった。最初は戸惑っていた彼女だが、やがて公私共にドミニカの「女房」役となる。
- 現在ではドミニカを「大将」と呼び、すっかり自他共に認める「夫婦」だが、未だにパートナーの行動には驚かされっぱなしのようである。
- イメージモデルはアメリカ陸軍のジョン・T・ゴッドフリー(撃墜数18)。
- ドミニカ・S・ジェンタイル(dominika s gentile)
- 年齢18歳(1944年末)。誕生日12月6日。
- 所属はリベリオン陸軍第8航空軍、第504統合戦闘航空団(504JFW)。階級は大尉。
- 使用機材はP-51D。使い魔は鷲。
- リベリオンのロマーニャ系移民の末裔であり、決して裕福ではない家庭に育った。航空ウィッチに志願したのも「給料がいい」のが一番の理由である。一見無気力な態度をとっているが、実は心意気と熱血さにあふれた思い切りのいい性格。服務期間の満了で本国への帰還命令が出たとき、これを不服として上層部に退官届けを出し、義勇軍となってまで現地に残ろうとした。更に504JFW基地に強行着陸してユニットを損傷させるというパフォーマンスに出た彼女に対し、結局上層部が折れて、前線勤務の継続を認めることになったのである。
- ボクシングを趣味とし、抜群の体力と動体視力を持つ。相棒のジェーンと共に「ワンツーパンチ」と呼ばれる連携攻撃を行い、「会敵したら、突っ込み、撃ち、墜とす」という単純明快なる戦術を身上とする。
- 僚機のジェーンとは、友情を超えた「夫婦」に近い関係であり、ストレートな愛情表現を隠そうともしない。
- イメージモデルはミーナのモデルであるヴィルケを撃墜したと言われる、アメリカ陸軍のドミニク・S・ジェンタイル(撃墜数22)。
- パトリシア・シェイド(patoricia schade)
- 年齢17歳(1944年末)。
- 所属はブリタニア空軍、第504統合戦闘航空団(504JFW)。階級は中尉。
- 使用機材はスピットファイアMk.22。使い魔は白のイエネコ。
- 実業家である父とウィッチの母の間に生まれ、幼少の頃からブリタニア連邦の各地を祖父や父と共に見聞したため、年齢の割に落ち着きがあり、かつ明るく社交的な性格に育った。彼女の父は、リネットの父と大学時代の学友であり、ライバルの関係であったため、何かとビショップ家を引き合いに出そうとし、しかも娘には極めて親バカである。彼女はそんな父に呆れつつも、憎からず思っているようだ。
- シールドコントロールの名人であり、状況に合わせて大きさや強さを細かく制御して長時間の防御戦闘を行うことができる。
- イメージモデルはイギリス空軍のパトリック・シェイド(撃墜数12)。
- アンジェラ・サラス・ララサーバル(angela salas larrazabar)
- 年齢18歳(1944年末)。誕生日10月1日。
- 所属はヒスパニア空軍派遣部隊「青中隊」(隊長)、第504統合戦闘航空団(504JFW)。階級は中尉。
- 使い魔は馬の一種、アンダルシアン。
- ヒスパニアの厳格な役人の一家に生まれ、幼い頃からウィッチの能力を顕して長年に渡り戦ってきたベテランである。固有魔法は、銃弾に魔力を込めて発射し、標的に命中したときに炸裂させて威力を増す魔法炸裂弾。生い立ちゆえか、極めて寡黙で責任感が強い。一方で褒められることが苦手な照れ屋である。
- 今次大戦の前にヒスパニアがネウロイに襲撃される事変があった際、ロマーニャ義勇軍に志願して参戦、戦果を挙げた彼女はヒスパニア人で構成されたエース部隊、「青中隊」の一員に選ばれた。その後、大戦勃発後はオストマルクに転戦し、カールスラント軍と共に撤退戦を戦い、撤退後にヒスパニア戦役で知り合った赤ズボン隊メンバーと再会、504JFWに参加することになる。
- ヒスパニア人ながら、ロマーニャ「赤ズボン隊」への編入が認められており、同隊の制服を着て出撃することもある。トラヤヌス作戦においては、撤退戦の殿を努め、多数のネウロイを撃破しながら自らも重傷を負い、1945年現在では長期療養中である。
- イメージモデルはドイツ空軍義勇スペイン飛行隊のアンヘル・サラス・ララサーバル(撃墜数23)。
脚注
- ^ 『オフィシャルファンブック』178項より。
- ^ なお、彼女が飛べなくなった理由に気付いたのは美緒、ミーナ、リネット(小説版にて)の3人。
- ^ 『オフィシャルファンブック』174項より。
- ^ テレビ版では豪快・気さくな軍人、他の媒体の作品では鬼教官という印象が強い。
- ^ 「ストライクウィッチーズ零」や第2期3話のアンナ・フェラーラとのやり取りから、幼少の頃は現在のような豪胆さは無く、むしろ「泣き虫」な少女であった事が伺える。
- ^ 2期11話にて芳佳が誤って刀身を鞘から抜いたところ、大量の魔力を吸われている。
- ^ 『オフィシャルファンブック』170項より。
- ^ a b アニメ第1期公式サイトより。
- ^ 漫画版『天空の乙女たち』ではかなり部下に甘い昼行灯な面が目立ち、美緒に叱られる役回りになっている。
- ^ アニメ版第1期第6話では隊の皆が「まずい」と言っていた肝油を、第2期第6話では隊の皆が顔をしかめたジンジャーティーを、笑顔でおかわりしている。また、秘め話CD第3巻では、エイラが持ち込んだサルミアッキを、「おいしい」と言って食べていた。
- ^ 『第五○一統合戦闘航空団全記録 第二集』より。『オフィシャルファンブック』では「ブリタニア空軍610戦闘機中隊」と説明されている。
- ^ a b c 『オフィシャルファンブック』166項において、第二次世界大戦時にウィリアム・ビショップがカナダ空軍の中将であったことと、息子のアーサー・ビショップがスピットファイアのパイロットとして従軍したことに触れられている。ここから、母であるミニーがウィリアムを、ウィルマがアーサーをモデルにしている可能性があると記述されているが、あくまで『オフィシャルファンブック』のライターによる推論であり、スタッフによる公式のものではない。その後発売されたDVD限定版第5巻の『第五○一統合戦闘航空団全記録』第五集により、ミニーがウィリアムをモデルにしていることが確実となった。
- ^ ブリタニア空軍第11戦闘機集団610戦闘機中隊では飛行訓練を受けただけであり、「STRIKE WITCHES」が事実上初めての勤務となる。
- ^ 本名は「ピエレッテ(Pierette。女のピエロという意味)」だが、本人はその名を呼ばれるのを嫌っており、自らペリーヌと名乗っている。
- ^ 『オフィシャルファンブック』162項より。
- ^ 「STRIKE WITCHES」に転属当初、その性格ゆえに孤立していたところを普通に接してくれる美緒に感激したようである。
- ^ 使い魔が垂れ耳のためか、魔法を使う際も獣耳は現れず、髪の先端の色が変化する。
- ^ ウィッチとしてデビューしたときに、部隊でも最年少だったため、仲間たちがからかいの意味も込めて「成人女性」の意味をもつこのあだ名をつけた。これにはエーリカの成長を願う親愛の情も含まれていたとのことである。
- ^ 『オフィシャルファンブック』158項より。
- ^ ゲルトルート曰く、「見た目によらず頑固で、批判的に世界を見ているところがあるから、上層部から嫌われる」とのこと。秘め声CDにおいて、規律や規則が仲間を守る邪魔になるならば無視する旨を公言しており、階級に対する頓着も持っていない。
- ^ 秘め声CD第4巻track62より。
- ^ 『オフィシャルファンブック』154項より。
- ^ 秘め声CD第6巻Track#58より。
- ^ アニメ公式サイト『映像記録鑑賞会』第一回より。
- ^ 秘め声CD第2巻の「システムサウンド」でも、パソコンの扱いに苦慮する台詞がある。
- ^ モデルのバルクホルン夫妻が自動車事故で死去した事に因んでいる。
- ^ 秘め声CD第2巻Track#68より。
- ^ 『第五○一統合戦闘航空団全記録 第三集』より。『オフィシャルファンブック』では「ロマーニャ公国空軍第4航空団」と説明されている。
- ^ 『オフィシャルファンブック』148項より。
- ^ 『第五○一統合戦闘航空団全記録 第三集』より。『オフィシャルファンブック』では「リベリオン合衆国陸軍第363戦闘飛行隊」と説明されている。
- ^ シャーロットとシャーリー(Shirley)は根本的に違う名前であり、シャーロットの愛称がシャーリーということは一般的にない。制作側のミスの可能性が高い。
- ^ 『オフィシャルファンブック』144項より。
- ^ 『オフィシャルファンブック』140項より。
- ^ ちなみに魔導針は扶桑皇国八木・宇田式呪術陣を組み込んだリヒテンシュタイン式魔導針。
- ^ 秘め声CD第5巻track62より。
- ^ 全空戦を通じて被害は主翼をかすった7.7mm弾1発のみ。
- ^ 『オフィシャルファンブック』136項より。
- ^ アニメ第2期第6話におけるエイラの台詞による。
- ^ 第1期第6話でもエイラのタロット占いで再会できるかもしれないと出ていた。
- ^ 名前は小説『乙女の巻』より。
- ^ 『オフィシャルファンブック』124項より。
- ^ そのため小説『乙女の巻』ではダウディングと対立し、謀略でもって失脚させたという噂話がある。
- ^ ちなみにリー・マロリーは、第二次大戦中のバトル・オブ・ブリテンでの防空戦術において、当時の戦闘機軍団司令官であるヒュー・ダウディング大将と対立し、最終的に彼を失脚に追い込んだりしている。そして、彼が提唱した戦術は、しばしば「机上の空論」と後の戦史家から批判の対象になっている。
- ^ 小説版公式サイトより。第1巻第一章では武子と同様「17歳」と説明されている。
- ^ 小説版公式サイトより。第3巻第一章など、智子視点の地の文では「13歳」と説明されている。
- ^ 『第五○一統合戦闘航空団全記録弐 第一集』より。
- ^ 小説版公式サイトより。第1巻プロローグでは「外見12歳ほど」と説明されている。
- ^ 『オフィシャルファンブック』157項より。
- ^ 本来ならスオムス転属の際に、司令官が拒否する交換条件として中尉に昇進させようとしたが、部下を持つ事をめんどくさがるエリザベスがあっさり蹴ってしまった。
- ^ ルーデルの鼻の上の傷跡も、エリザベスが護衛任務に就いた時に撃墜に執着した結果、爆撃隊を窮地にさらした時にできた傷であり、エリザベスは申し訳ないと今でも思っている。
- ^ 「新しい戦術」は低空飛行による大口径機関砲での対地射撃であり、前述のように制空権の失われた戦線で通用するかは疑問が残るが、その点に関しては言及されていない。
- ^ 自分の戦果を他人の戦果にしたり、骨折をしているのに病院を抜けだして戦闘に参加したりしていたため、実際の戦果は戦車撃破数800輌以上といわれている。
- ^ 第1巻81ページの挿絵の左下や『島田フミカネ ART WORKS』44ページにイラストが描かれている。
- ^ 小説版本編では、モデルの社名がそのまま使われているが、後の資料ではもじりを加えた「長島飛行脚」に変更されており、齟齬を生じている。
- ^ a b 同人誌『ストライクウィッチーズ 砂漠の虎』掲載小説「アフリカの星 鷲と月と太陽と」より
- ^ 『第五○一統合戦闘航空団全記録弐 第一集』より。
- ^ 年齢は1944年時で13歳。
- ^ 坂本美緒と同じ能力だが、常に発動状態で眼帯で隠している美緒と異なり、首から下げている小銃用スコープGwZF4を使い、視界を限定することで精神集中し発動することができる。
- ^ アニメ版第2期では501部隊の再編成の便宜を図った事がミーナの口から語られており、小説版では上層部籠絡のためにミーナにパーティで歌唱させるくだりがある。
- ^ 秘め歌コレクションCD第3巻より。
- ^ 「第501統合戦闘航空団全記録弐 第1集」90頁より
- ^ 島田のブログ「digital bs tuners blog」2009年1月28日「打ち合わせ」によると、エーリカ、マルセイユ、ルーデル、ハイデマリーがストライクウィッチーズ世界での昼間エース、対地エース、夜戦エースのスコアナンバーワンという設定で、撃墜スコアベースでの「最強」という意味では、この4人を上回るウィッチは存在しないとのこと。
- ^ 撃墜数は全て夜戦時のもの。
- ^ 当時エディータは大笑いしていたと、ゲルトルートは語っている。
- ^ 『第五○一統合戦闘航空団全記録弐 第一集』より。