コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

グランゼコール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。220.221.118.34 (会話) による 2006年1月11日 (水) 21:15個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (代償っては否定的な意味合いに使われる言葉ですよね~)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

グランゼコール(またはグランド・ゼコール) (Grandes Écoles) とは、フランス独自の教育機関で高校卒業後、バカロレア試験に合格し、 その後グランゼコール準備学級で2年勉強した後でさらに、グランゼコールの入試に受かったものだけが入学が許される高等教育機関のこと。いずれも難関で知られ、入学難易度の高さは世界的にも屈指で、日本の東大京大、アメリカのハーヴァード大学等を越えるとも言われている。その対価として、学生は聴講官とよばれる国家公務員として扱われて給金が支給され、卒業後もエリートとしての要職が約束されている。

ちなみに日本においては有名校(優秀な学校)として認識されているパリ大学(少なくともその前身のひとつであるソルボンヌ)は、歴史もあり確かにかつてはフランスを代表する大学であったが、フランスにおける学制改革に伴いグランゼコールが設立されてからは普通の大学の位置付けになっている。なお、パリの国立大学は、1969年にすべてパリ大学となり、数字をつけて、「パリ第1大学」(Université Paris I)というぐあいに呼ばれる。一方、通称も使われ、たとえばパリ第4大学は、「パリ・ソルボンヌ」(Paris Sorbonne)である。

なお、日本では「グランゼコール」という表記が流布しているが、フランス語の発音をより忠実に日本語に写し取るとすれば、「グランド・ゼコール」のほうがより適切な表記となるであろう。

主なグランゼコール

');