徳島県
とくしまけん 徳島県 | |||
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国 | 日本 | ||
地方 | 四国地方 | ||
団体コード | 36000-7 | ||
ISO 3166-2:JP | JP-36 | ||
面積 |
4,147.00km2 | ||
総人口 |
685,357人[編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||
人口密度 | 165人/km2 | ||
隣接都道府県 | 香川県、愛媛県、高知県、兵庫県、和歌山県(紀伊水道を挟む) | ||
県の木 | ヤマモモ | ||
県の花 | すだちの花 | ||
県の鳥 | シラサギ | ||
他のシンボル |
県の歌 : 徳島県民の歌 マスコットキャラクター : すだちくん | ||
徳島県庁 | |||
知事 | 後藤田正純 | ||
法人番号 | 4000020360007 | ||
所在地 |
〒770-8570 徳島県徳島市万代町一丁目一番地 北緯34度3分56.7秒 東経134度33分33.4秒 / 北緯34.065750度 東経134.559278度 | ||
外部リンク | 徳島県 | ||
ウィキポータル | 日本の都道府県/徳島県 | ||
ウィキプロジェクト |
徳島県(とくしまけん)は、日本の県の一つである。四国の東部に位置する。県庁所在地は徳島市。
概要
県北部は粟が多く収穫されたことから「粟国」(あわのくに)、県南部は「長国」(ながのくに)であったが、後に統合され、令制国では阿波国(あわのくに)と呼ばれていた。
那賀川や吉野川、四国山地、紀伊水道をはじめとする自然が多く残っており、鳴門の渦潮や祖谷渓、大歩危・小歩危、阿波踊りなどの観光資源を有する。産業では農作物と養鶏が盛ん。
地理・地域
県北部の徳島平野を除いては全体的に山地の多い地形で、特に徳島平野以南に峙える四国山地は、西日本でも有数の険しい山岳地帯となっている。この山々は昔から現在に至るまで徳島県内の物流や交流の大きな障害となって来た。その一方で、山間部からは吉野川、勝浦川、那賀川など、水量の豊富な河川が多数流れ出しており、豊かな水資源をもたらしてくれている。河川が少なく水不足に陥りやすい隣の香川県とは対照的であるが、逆に治水に長年悩まされている。また那賀川下流域ではほぼ毎夏、工業用水などの渇水が深刻化している。なお徳島県内で最長の河川は吉野川(徳島県側延長109km※)ではなく那賀川(延長125km)である(※総延長194kmから高知県側85km(高知県海洋局HPより)を引き算出)。
広袤(こうぼう)
国土地理院地理情報によると徳島県の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは107.37km、南北の長さは79.03kmである。
気候
一般的にどの地域も温暖で、夏季と秋季は多雨となり冬季の降水量や降雪量は少ない。概ね徳島平野以北は瀬戸内海式気候、四国山地以南は太平洋側気候に属する。
- 県北東部
徳島平野に当たる地域は典型的な海洋性気候で、年中温暖で放射冷却が起きにくく氷点下まで下がることは稀である。日照時間が全国でも指折りの多い地域である。徳島市や吉野川市のある吉野川以南の地域は瀬戸内海式気候に属するが、梅雨、秋雨、台風やそれに伴う太平洋からの湿った気流の影響を夏から秋に受けやすいため、一般的な瀬戸内海式気候とはやや異なる。鳴門市や阿波市付近の吉野川以北に当たる地域は典型的な瀬戸内海式気候となっており、温暖少雨である。山間部(勝浦郡付近)は県南部の気候に近く朝晩は冷え込み、平野部に比べると降水量も多く、南海型太平洋側気候に属する。
- 県西部
全域が内陸性の気候で、朝晩は放射冷却が起きやすく日較差も大きい。雪も県北東部に比べると降雪・積雪しやすく、山間部では路面凍結も多い。徳島平野に当たる平野部は典型的な瀬戸内海式気候で隣の香川県や愛媛県の気候に近い。四国山地である山間部(祖谷地方など)では太平洋側気候に当たり、降水量が多く県南部や高知県の気候に近い。
- 県南部
全域が典型的な南海型太平洋側気候であり、沿岸部は年中温暖で日照時間も多い地域であるが、山がちである為に県北東部に比べて日較差が大きい。また、四国山地に当たる山間部は台風や梅雨、秋雨の季節には記録的な降水量になることが多く、24時間降水量の日本記録を保持する地域(那賀郡那賀町)があることから、日本で最も降水量が多い地域の一つである。
平年値 (月単位) |
北東部 | 西部 | 南部 | ||||||||
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徳島 | 美馬市 穴吹 |
三好市 池田 |
三好市 京上 |
剣山 | 那賀町 木頭 |
海陽町 宍喰 |
海陽 | 美波町 日和佐 |
阿南市 蒲生田 | ||
平均 気温 (°C) |
最暖月 | 27.4 (8月) |
25.1 (8月) |
22.7 (8月) |
15.3 (8月) |
24.1 (8月) |
26.4 (8月) |
26.8 (8月) |
26.7 (8月) | ||
最寒月 | 6.0 (1月) |
3.4 (1月) |
1.3 (1月) |
−6.9 (1月) |
2.4 (1月) |
6.5 (1月) |
6.6 (1月) |
6.5 (2月) | |||
降水量 (mm) |
最多月 | 284.2 (9月) |
214.1 (9月) |
345.6 (9月) |
547.8 (9月) |
528.2 (9月) |
452.8 (6月) |
375.7 (6月) |
289.1 (9月) | ||
最少月 | 39.3 (12月) |
51.1 (1月) |
68.2 (12月) |
90.8 (12月) |
63.5 (12月) |
76.1 (12月) |
66.1 (12月) |
57.5 (12月) |
地形
- 主な海
- 主な河川
|
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- 主な平野
- 主な山
- 主な島
隣接都道府県
- 香川県:高松市、東かがわ市、さぬき市、木田郡(三木町)、仲多度郡(まんのう町)、三豊市、観音寺市
- 愛媛県:四国中央市
- 高知県:安芸郡(東洋町、北川村、馬路村)、安芸市、香美市、長岡郡(大豊町)
- 兵庫県:南あわじ市
- 和歌山県:紀伊水道を挟んで
自然公園
自治体
以下の8市8郡15町1村がある。徳島県の構成町村は、町はすべて「ちょう」、村は「そん」と読む。なお、かつて存在した脇町(現美馬市)は「まち」と読んでいた。
地域としては北部と南部、または北東部と北西部と南部に分かれる。愛媛県における東予・中予・南予、香川県における東讃・中讃・西讃のような地域の呼称は一般的ではなく、北西部を「西部」、北東部を「央部」や「東部」と呼ぶことも多い。人口密集地の北東部のみを指して「北部」と呼ぶことや、名西郡以西を「西部」と呼ぶこともまれにある。
北部(北東部と北西部)は香川県との繋がりがあるが、県都・徳島市から西へ離れるにつれて徳島県の影響力が弱まり、相対的に香川県の影響力が強まる傾向にある。県内地域間の人口移動は、北東部への移動が大半である。北西部や南部への人口移動は少なく、北西部・南部間の移動は皆無に近い状況である。
徳島県の出先機関である南部総合県民局と西部総合県民局についても関連を示した。
北東部(央部、東部)
県内では京阪神との繋がりが最も深い地域であり、近畿圏の一部として扱われる場合もある。その一方で、四国他県や中国地方との繋がりは浅く、言葉や方言なども含め、ほぼ完全な近畿志向の地域となっている。政経両面において、近畿の一員として扱われることも珍しくない。大阪市の民放各局のニュース番組では、正確を期するため「近畿と徳島」という表現がなされている。
西部(西部総合県民局)
総面積の約33%を占める。県の北東部とは異なり、近畿地方に加えて香川県・愛媛県や中国地方との交流が盛んで、特に近年は高速道路の開通により、それまでの高松市に加え、愛媛県四国中央市や新居浜市のショッピングセンターなどにもしばしば買い物へ出掛けるようになった。そのため、同じ県内でも北東部在住の県民と北西部在住の県民とでは交流面での感覚が異なっている。
瀬戸大橋開通後は、山陽地方の岡山市などへ気軽にアクセスできるようになっている。
県都から離れた中山間地のため、かつては権力者の力が末端まで及ばず、権力者の支配への抗争が多発していた。山岳武士が権力者の主導する改宗に反抗したり、6つの山村を中心に百姓一揆が連鎖発生(上郡一揆)して大きな動きとなった。
別子銅山、土佐藩の参勤交代道、借耕牛や金毘羅宮参拝等を通じた他県との交流も知られている。
南部(南部総合県民局)
沿岸部の他、内陸部でも在阪民放のテレビが視聴できるため、関西志向が強い。その一方で県内では最も道路整備の遅れている地域であり、県外資本は勿論、県内資本のチェーン店ですら阿南市以南の地域には殆ど店を出店していないのが現状である。このため、経済面・物流面において取り残されつつあり、今後の道路整備に地域発展の強い期待が寄せられている。
市町村合併
- 貞光村(1889年(明治22年)発足、美馬郡太田村・貞光村)
- 端山村(1889年(明治22年)発足、美馬郡東端山村・西端山村)
- 一宇村(1889年(明治22年)発足、美馬郡一宇口山村・一宇奥山村)
- 東祖谷山村(1889年(明治22年)分割、美馬郡祖谷山村)
- 西祖谷山村(1889年(明治22年)分割、美馬郡祖谷山村)
- 脇町(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 江原村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 岩倉村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 郡里村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 重清村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 三島村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 穴吹村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 口山村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 半平山村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 木屋平村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 半田奥山村(1889年(明治22年)発足、美馬郡)
- 三野村(1889年(明治22年)発足、三好郡清水村・加茂野宮村・勢力村・芝生村・太刀野村・太刀野山村)
- 昼間村(1889年(明治22年)発足、三好郡東山村・昼間村)
- 箸蔵村(1889年(明治22年)発足、三好郡州津村・西山村)
- 池田村(1889年(明治22年)発足、三好郡池田村・池田町)
- 佐馬地村(1889年(明治22年)発足、三好郡白地村・馬路村・佐野村)
- 三縄村(1889年(明治22年)発足、三好郡中西村・漆川村・中津川村・松尾村・大利村・川崎村)
- 三名村(1889年(明治22年)発足、三好郡西宇村・上名村・下名村)
- 加茂村(1889年(明治22年)発足、三好郡東加茂村・中加茂村・西加茂村)
- 三庄村(1889年(明治22年)発足、三好郡毛田村・中庄村・西庄村)
- 池田町(1905年(明治38年)町制施行、三好郡池田村)
- 貞光町(1907年(明治40年)町制施行 美馬郡貞光村)
- 半田町(1916年(大正5年)町制施行 美馬郡半田村)
- 八千代村(1917年(大正6年)名称変更 美馬郡半田奥山村)
- 三野町(1923年(大正12年)町制施行、三好郡三野村)
- 穴吹町(1924年(大正13年)町制施行、美馬郡穴吹村)
- 昼間町(1925年(大正14年)町制施行、三好郡昼間村)
- 徳島市(1926年(大正15年)編入、名東郡沖洲村・斎津村)
- 古宮村(1927年(昭和2年)名称変更、美馬郡半平山村)
- 江原町(1928年(昭和3年)町制施行、美馬郡江原村)
- 徳島市(1937年(昭和12年)編入、名東郡八万村・加茂町・加茂名町)
- 郡里町(1940年(昭和15年)町制施行、美馬郡郡里村)
- 鳴南市(1947年(昭和22年)3月15日発足、板野郡撫養町・鳴門町・瀬戸町・里浦村)
- 鳴門市(1947年(昭和22年)5月名称変更、鳴南市)
- 鳴門市(1950年(昭和25年)編入、板野郡大津村)
- 三好郡東祖谷山村(1950年(昭和25年)所属郡変更、美馬郡東祖谷山村)
- 三好郡西祖谷山村(1950年(昭和25年)所属郡変更、美馬郡西祖谷山村)
- 徳島市(1951年(昭和26年)編入、勝浦郡勝占村・多家良村)
- 小松島町(1951年(昭和26年)4月1日編入、那賀郡立江町)
- 小松島市(1951年(昭和26年)6月1日市制施行、勝浦郡小松島町)
- 鳴門市(1951年(昭和26年)編入、板野郡北灘村)
- 岩倉町(1951年(昭和26年)町制施行、美馬郡岩倉村)
- 加茂町(1952年(昭和27年)町制施行、三好郡加茂村)
- 富岡町(1954年(昭和29年)3月発足、那賀郡富岡町・大野村(一部)・宝田村・長生村・中野島村)
- 羽ノ浦町(編入、那賀郡大野村(富岡町と合併した部分を除く))
- 富岡町(1955年(昭和30年)1月編入、那賀郡加茂谷村)
- 富岡町(1955年(昭和30年)3月編入、那賀郡見能林村)
- 橘町(1955年(昭和30年)3月発足、那賀郡橘町・新野町・福井村・椿町)
- 徳島市(1955年(昭和30年)編入、名東郡新居村・名西郡入田村・名東郡上八万村・板野郡川内村)
- 富岡町(1955年(昭和30年)4月編入、那賀郡桑野町)
- 穴吹町(1955年(昭和30年)発足、美馬郡三島村・穴吹町・口山村・古宮村)
- 三好町(1955年(昭和30年)発足、三好郡昼間町・足代村)
- 那賀川町(1956年(昭和31年)9月発足、那賀郡平島村・今津村)
- 小松島市(1956年(昭和31年)9月30日編入、那賀郡坂野町)
- 半田町(1956年(昭和31年)発足、美馬郡半田町・八千代村)
- 貞光町(1956年(昭和31年)発足、美馬郡貞光町・端山村)
- 池田町(1956年(昭和31年)編入、三好郡箸蔵村)
- 山城町(1956年(昭和31年)発足、三好郡山城谷村・三名村)
- 美馬町(1957年(昭和32年)発足、美馬郡郡里町・重清村)
- 阿南市(1958年(昭和33年)5月1日発足、那賀郡富岡町・橘町)
- 脇町(1958年(昭和33年)発足、脇町・江原町・岩倉町)
- 池田町(1959年(昭和34年)発足、三好郡池田町・三縄村・佐馬地村)
- 井川町(1959年(昭和34年)発足、三好郡辻村・井内谷村)
- 三加茂町(1959年(昭和34年)発足、加茂町・三庄村)
- 徳島市(1966年(昭和41年)編入、板野郡応神村)
- 徳島市(1967年(昭和42年)編入、名東郡国府町)
- 鳴門市(1967年(昭和42年)1月1日編入、板野郡大麻町)
- 吉野川市(2004年(平成16年)10月1日発足、麻植郡鴨島町・川島町・山川町・美郷村 ⇒麻植郡が消滅
- 美馬市(2005年(平成17年)3月1日発足、美馬郡脇町・美馬町・穴吹町・木屋平村)
- つるぎ町(2005年(平成17年)3月1日発足、美馬郡半田町・貞光町・一宇村)
- 那賀町(2005年(平成17年)3月1日発足、那賀郡鷲敷町・相生町・上那賀町・木沢村・木頭村)
- 阿波市(2005年(平成17年)4月1日発足、板野郡吉野町・土成町・阿波郡市場町・阿波町)⇒阿波郡が消滅
- 三好市(2006年(平成18年)3月1日発足、三好郡三野町・池田町・井川町・山城町・東祖谷山村・西祖谷山村)
- 東みよし町(2006年(平成18年)3月1日発足、三好郡三好町・三加茂町)
- 阿南市(2006年(平成18年)3月20日編入、那賀郡那賀川町・羽ノ浦町)
- 海陽町(2006年(平成18年)3月31日発足、海部郡海南町・海部町・宍喰町)
- 美波町(2006年(平成18年)3月31日発足、海部郡由岐町・日和佐町)
歴史
先史
約2万年前の遺物と推定できる国府型ナイフ形石器[1]が、徳島県域でも49遺跡から見つかっている。戦国時代には、三好郡を拠点にしていた三好氏が、東四国から山城国までの八国を支配した。
「徳島県」と「名東県」
元々、徳島市は名東郡に属する都市だったので、廃藩置県の第一次府県統合(1871年(明治4年))当時の徳島県は、名東県という名称であった。当初の名東県は、現在の徳島県に当たる旧阿波国の外に、旧淡路国(淡路島)も範囲としていた。さらに、1873年(明治6年)2月20日には香川県も編入した。
しかし、第二次府県統合により、1875年(明治8年)9月5日に旧讃岐国部分が香川県として分立再置県され、1876年(明治9年)8月21日に淡路国部分が兵庫県に編入され、阿波国部分は高知県に編入された。
この後の1880年(明治13年)3月2日に、旧名東県が高知県から分離されて、現在の徳島県が発足した。
尚、宮武外骨の説(→都道府県#名称)では、徳島藩は当初「曖昧藩」だったから、徳島藩の首府であった徳島市の所在する名東郡から名前を取って「名東県」となったということになる。しかし、復活の際に、なぜ都市名を取った「徳島県」に変更されたのかは定かではない。
近・現代
- 明治2年(1869年)7月25日(旧暦6月17日) - 版籍奉還により全国に府藩県三治体制が実施される。
- 明治4年(1871年)8月29日(旧暦7月14日) - 廃藩置県実施。徳島県設置(旧徳島藩の阿波国・淡路国)。全国は3府302県となる。
- 明治4年(1871年)12月26日(旧暦11月15日) - 徳島県を名東県(みょうどうけん)へ名称変更。徳島藩の藩庁所在地(今の徳島市が名東郡に属していたこと)が名称の由来。全国的にいわゆる第一次府県統合(明治4年12月10日(旧暦10月28日)~明治5年1月2日(明治4年旧暦11月22日))実施により全国は3府72県となる。
- 1873年(明治6年)2月20日 - 名東県が香川県(旧讃岐国)を合併(香川県廃止)。
- 1875年(明治8年)9月5日 - 香川県が名東県から分立して香川県が再配置となり名東県は再び(旧阿波国・旧淡路国)で設置。
- 1876年(明治9年) - 全国的に県の大規模な合併が実施(いわゆる第2次府県統合)の結果、名東県から淡路島が分離し、同時に、名東県自体が高知県へ編入されて、名東県廃止。全国で38府県まで整理される。
- 1880年(明治13年)3月2日 - 高知県から分立して徳島県(旧阿波国)を設置。
- 1888年(明治21年) - この年までに富山県、福井県、奈良県、鳥取県、徳島県、香川県(1888年(明治21年)12月3日愛媛県から分立再置。全国最後の設置)、佐賀県、宮崎県の8つの県が復活。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市制(同日実施されたのは全国で31市(特別市制施行の京都市・大阪市・赤間関市(現・下関市)を含む))・町村制を実施。徳島市は同年10月1日市制施行(四国で同年4月1日施行は高知市のみ(全国1番)で、徳島市は四国では高知市に次いで2番目(全国36番目)、松山市は同年12月15日(全国39番目)、高松市は翌年1890年(明治23年)2月15日実施(全国40番目)。
- 1890年(明治23年)5月17日 - 府県制・郡制の施行を経て3府43県に統合。現在の都道府県の原型になる。
戦後
- 1945年(昭和20年)8月 - 終戦。徳島城鷲の門戦災にて焼失。
- 1946年(昭和21年)12月 - 南海地震が発生、県南を中心に津波被害が出る。202人が犠牲になる(不明者も含む)。
- 1947年(昭和22年)3月 - 鳴南市が発足。同年5月、鳴門市に改称
- 1949年(昭和24年)5月 - 国立徳島大学が設置される
- 1951年(昭和26年)6月 - 小松島市が発足
- 1953年(昭和28年)11月 - 徳島公園内に県立図書館が完成
- 1957年(昭和32年)11月 - 那賀川上流に長安口ダムが完成
- 1958年(昭和33年)1月 - 小松島から和歌山に向っていた南海丸が沼島沖で遭難、乗客・乗員全員が犠牲になる
- 1958年(昭和33年)5月 - 阿南市が発足
- 1959年(昭和34年)4月 - 四国放送がテレビ放送を開始
- 1960年(昭和35年)5月 - チリ地震で県南に津波被害
- 1961年(昭和36年)4月 - 四国女子短期大学が開校(後の四国大学)
- 1961年(昭和36年)7月 - 小鳴門海峡に小鳴門橋(こなるとばし)が開通
- 1963年(昭和38年)4月 - 徳島市文化センターが完成
- 1963年(昭和38年)7月 - 新徳島火力発電所が完成(現在の阿南発電所)
- 1967年(昭和42年)1月 - 徳島空港ターミナルビルが完成
- 1970年(昭和45年)8月 - 吉野川中流の小歩危ダム建設計画が中止になる
- 1972年(昭和47年)1月 - 板野町と上板町を結んでいた国鉄鍛冶屋原線が廃止になる
- 1972年(昭和47年)7月 - 国道11号吉野川大橋(現在の鳴門方面行き車線)が完成
- 1973年(昭和48年)4月 - 国鉄牟岐線の牟岐~海部間が開通
- 1974年(昭和49年)10月 - 三木武夫が内閣総理大臣に就任(徳島県出身者では初)
- 1975年(昭和50年)3月 - 吉野川中流の池田ダムが完成
- 1976年(昭和51年)7月 - 大鳴門橋の起工式が行われる
- 1981年(昭和56年)10月 - 国立鳴門教育大学が開校
- 1982年(昭和57年)8月 - 徳島県立池田高等学校が第64回全国高等学校野球選手権大会で初優勝
- 1985年(昭和60年)3月 - 国鉄小松島線が廃止になる
- 1985年(昭和60年)6月 - 徳島県と兵庫県を結ぶ大鳴門橋が開通
- 1989年(平成元年)5月 - 第40回全国植樹祭が神山町の神山森林公園で開催される
- 1990年(平成2年)1月 - 徳島市が海洋パーク計画を白紙撤回
- 1990年(平成2年)11月 - 文化の森総合公園が完成。これに合わせて、県立図書館が移転。
- 1991年(平成3年)6月 - 池田町が黒沢湿原のリゾート開発計画を白紙撤回。
- 1992年(平成4年)3月 - 阿佐海岸鉄道の海部 - 甲浦間が開通
- 1993年(平成5年)8月 - 国道55号阿南道路小松島市大林町森ノ本 - 阿南市西路見町江川間が開通
- 1993年(平成5年)9月 - 第48回国民体育大会東四国国体夏季大会が香川県と共同で開催される
- 1993年(平成5年)10月 - 東四国国体秋季大会が開催される
- 1993年(平成5年)10月 - 多目的ホールを備えた大型施設「アスティとくしま」が完成
- 1994年(平成6年)3月 - 県内初の高速道路(高速自動車国道)となる徳島自動車道の藍住 - 脇町間が開通
- 1995年(平成7年)1月 - 阪神・淡路大震災が発生、徳島県では県東で震度3(徳島市は震度4)を記録。
- 1998年(平成10年)3月 - 大塚国際美術館が開館
- 1998年(平成10年)4月 - 明石海峡大橋が開通、これにより徳島と本州が直結した
- 1999年(平成11年)7月 - 阿波踊り会館が完成
- 2000年(平成12年)1月 - 徳島市で吉野川第十堰の可動堰計画を巡る住民投票が行われ、反対が多数を占める
- 2000年(平成12年)3月 - 徳島自動車道が全通。国道55号阿南道路阿南市日開野町北浦 - 阿南市津乃峰町長浜間開通
- 2000年(平成12年)7月 - 県内2ヶ所目の火力発電所となる橘湾発電所が完成
- 2000年(平成12年)8月 - 吉野川の第十堰計画が白紙になる
- 2000年(平成12年)10月 - 那賀川の細川内ダム建設計画が中止になる
- 2000年(平成12年)11月 - 国道55号阿南道路阿南市西路見町江川 - 阿南市日開野町北浦間が開通
- 2001年(平成13年)8月 - 第13回全国農業青年交換大会が開催される
- 2002年(平成14年)3月 - 現職の圓藤寿穂知事が収賄容疑で逮捕される
- 2002年(平成14年)10月19日 - 県立文学書道館が開館
- 2003年(平成15年)6月 - 東洋紡績小松島工場を休止。閉鎖。
- 2004年(平成16年)10月1日 - 吉野川市が発足
- 2004年(平成16年)10月24日 - 第28回全国育樹祭が神山町の神山森林公園で開催される
- 2004年(平成16年)12月22日 - 徳島ヴォルティスのJ2入りが決定、四国初のJリーグチームが誕生する。
- 2005年(平成17年)3月1日 - 美馬市、つるぎ町、那賀町が発足
- 2005年(平成17年)4月1日 - 阿波市が発足。県南部圏域(阿南市・那賀郡・海部郡)に南部総合県民局を開設
- 2005年(平成17年)4月29日 - 四国アイランドリーグが開幕。徳島インディゴソックスが徳島県を本拠地とする。
- 2006年(平成18年)3月1日 - 三好市、東みよし町が発足
- 2006年(平成18年)3月31日 - 美波町、海陽町が発足
- 2006年(平成18年)4月1日 - 県西部圏域(美馬市・三好市・美馬郡・三好郡)に西部総合県民局を開設
- 2006年(平成18年)5月1日 - 徳島赤十字病院が新築移転開院
- 2007年(平成19年)5月12日 - 阿南安芸自動車道日和佐道路美波町田井の由岐IC - 美波町北河内間 (6.2km) が開通
- 2007年(平成19年)5月20日 - 南部健康運動公園(アグリあなんスタジアム)が開園
- 2007年(平成19年)10月27日 - 第22回国民文化祭開幕。後11月4日に閉幕
人口
徳島県(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 都道府県の人口一覧より徳島県の人口の明治・大正・平成の推移
- 1888年(明治21年) - 67万6100人(全国32位、四国2位)
- 1920年(大正9年) - 67万0212人(全国40位、四国4位)
- 2005年(平成17年) - 80万9974人(全国44位、四国3位)
政治・行政
国政
県政
県知事(戦後・公選)
代 | 氏名 | 任期 | 出身 | 備考 |
---|---|---|---|---|
45 | 阿部五郎 | 1947年(昭和22年)4月16日 - 1951年(昭和26年)4月1日 | 徳島県徳島市 | |
46 | 阿部邦一 | 1951年(昭和26年)5月21日 - 1955年(昭和30年)3月3日 | 徳島県吉野川市 | |
47-49 | 原菊太郎 | 1955年(昭和30年)4月25日 - 1965年(昭和40年)9月15日 | 徳島県徳島市 | |
50-53 | 武市恭信 | 1965年(昭和40年)10月9日 - 1981年(昭和56年)10月4日 | 徳島県美馬市 | |
54-56 | 三木申三 | 1981年(昭和56年)10月5日 - 1993年(平成5年)10月4日 | 徳島県吉野川市 | |
57-59 | 圓藤寿穂 | 1993年(平成5年)10月4日 - 2002年(平成14年)4月27日 | 徳島県板野町 | |
60 | 大田正 | 2002年(平成14年)4月28日 - 2003年(平成15年)3月30日 | 徳島県三好市 | |
61-63 | 飯泉嘉門 | 2003年(平成15年)5月18日 - 現職 | 大阪府池田市 | 戦後公選初の県外出身者 |
- 戦前は徳島県知事一覧参照
県議会
財政
平成18年度
- 標準財政規模 2324億3700万円
- 一般会計歳入 5135億円
- 一般会計歳出 5019億円
- 財政力指数 0.32317(都道府県平均 0.46)
- 経常収支比率 96.4%(都道府県平均 92.6%)
- 分かりやすくいうと県知事の自由裁量で使える分が3.6%しかないことを意味する
- 実質収支比率 2.0
- 実質公債費比率 16.1%(都道府県平均 14.7%)
- 人口100,000人当たり職員数 1,629.83人(都道府県平均 1,173.11人)
- ラスパイレス指数 100.1(都道府県平均99.6)
- 人口一人当たり地方債現在高 120万1287円(都道府県平均 62万2416円)
地方債残高
- 普通会計分の地方債現在高 9750億5800万円
- 上記以外の特別会計分の地方債(企業債)現在高 495億9500万円
- 主な内訳 病院事業会計分 約68億円、港湾等整備事業会計分 約340億円
- 第3セクター等の地方債等残高 56億4000万円
- 主な内訳 徳島林業公社 46億1500万円
- 徳島県の地方債等残高合計 1兆0302億9300万円(連結会計)
- 徳島県民一人当たり地方債等残高 129万5917円(連結会計)
平成17年度
- 財政力指数:0.31(2005年(平成17年)度)
経済・産業
農業
吉野川北岸地域・河口付近では野菜の生産が盛んであり、主に京阪神方面へと出荷されている。
- 早場米(阿南市、三好市)
- 鳴門金時(鳴門市)
- カリフラワー(徳島市、吉野川市東部、上板町)
- トウモロコシ(石井町、吉野川市東部)
- スダチ(県内各地、主に神山町)
- タケノコ(阿南市)
- ネギ(徳島市)
- レタス(吉野川北岸地域、主に阿波市)
- レンコン(鳴門市)
- ニンジン(県内各地、主に藍住町と上板町)
- シロウリ(吉野川北岸地域、主に上板町)
- ラッキョウ(鳴門市大毛島)
- タラノメ(県西部、主に三好市山城町)
- 煎茶(上勝町、那賀町:旧相生町)
- イチゴ(県内山間部、主に佐那河内村)
- ブドウ(阿波市、上板町)
- ナシ(鳴門市)
- ウンシュウミカン(県内各地、主に勝浦町)
- ユズ(那賀町:旧木頭村)
- ヤマモモ(小松島市)
- つまもの(上勝町、三好市山城町、神山町)
- 黄金ヒバ(上勝町、三好市山城町、神山町)
- 大根(鳴門市)
畜産業
酪農が盛んに行われており、吉野川市鴨島町には「牛島」(うしのしま。酪農が地名の由来)という名称の地域もある。
最近は酪農経営・乳牛数共に全盛期の4分の1に落ち込んでいる反面、徳島市における牛乳消費量は都道府県庁所在地の中では最も高い。
現在は県内唯一の牛乳メーカーである日本酪農協同(毎日牛乳)の徳島工場が徳島市内にある。またかつては、名西郡石井町に森永乳業の徳島工場(2011年(平成23年)9月30日に閉鎖)が、吉野川市(旧:麻植郡鴨島町)に旧明治乳業(現:株式会社明治)の徳島工場があった。
水産業
- タイ(鳴門市など)
- ちりめんじゃこ(小松島市和田島町など)
- ハモ(阿南市椿泊など)
- タチウオ(美波町日和佐など)
- アユ(吉野川、勝浦川、那賀川など)
- アワビ(牟岐町など)
- アオリイカ(牟岐町など)
- ワカメ(鳴門市)
- 海苔(吉野川河口付近など)
林業
県南西部の那賀郡には豊かな森林地帯があり、那賀町の旧上那賀町や旧木沢村、旧木頭村を中心に行われているが、高齢化により後継者不足に悩まされている。また、生シイタケの生産量は日本一である。
県内に本社のある主要企業
拠点事業所のある主要企業
- 県内に工場がある主要企業
- 大塚製薬徳島本部、徳島工場及び大塚グループ(徳島市)
- 王子製紙富岡工場(阿南市)
- 王子ネピア徳島工場(阿南市)
- 倉敷紡績徳島工場(阿南市)
- 三洋電機徳島工場(松茂町)
- サンスター徳島工場(松茂町)
- ジェイテクト(旧光洋精工)徳島工場(藍住町)
- 四国化成工業徳島工場(北島町)
- 新日本理化徳島工場(徳島市)
- 大鵬薬品工業徳島工場(徳島市)
- 東亜合成徳島工場(徳島市)
- 日清紡績徳島工場(徳島市)
- 日本製紙小松島工場(小松島市)
- 日本電工徳島工場(阿南市)
- 日本ハム徳島工場(名西郡石井町)
- 富士スレート北島工場(北島町)
- 県内の発電所
生活・交通
警察
交通
航空
- 徳島飛行場 - 通称徳島空港。愛称は徳島阿波おどり空港。
なお徳島県は関西国際空港に近く、同空港にも出資している。
鉄道路線
高架駅舎は、佐古駅、海部駅、宍喰駅の3駅が存在する。橋上駅舎は、阿南駅のみである。47都道府県で唯一、電化区間が全く存在したことがない[2]。よって歴史的に見ても後にも先にも唯一電車列車が全く走ったことがない県である。また、複線区間も存在しない。(佐古-徳島間は、高徳線と徳島線の単線併設。複線区間どころか併設区間も一切存在しないのは宮崎県のみである。ただし宮崎県には電化区間が3路線存在する)
索道
バス
- 阿波観光バス
- 四国交通
- 徳島西部交通
- 三野交通
- 徳島バス
- 徳島バス阿南
- 徳島バス南部
- 市場交通
- 淡路交通
- 鴨島交通
- 藤西阿観光
- 徳島市営バス
- 小松島市営バス
- 鳴門市営バス
- 吉野川市営バス
- 美馬市営バス
- 三好市営バス
- 神山町営バス
- 東みよし町営バス
- 上勝町営バス
- 那賀町営バス
- 海陽町営バス
道路
- 高速道路
- 徳島自動車道(四国縦貫自動車道)
- 高松自動車道(四国横断自動車道)
- 神戸淡路鳴門自動車道(本四連絡道路神戸・鳴門ルート)
- 名称未定(阿南IC~鳴門JCT間)(四国横断自動車道)
- 地域高規格道路
- 一般国道
- 観光道路
- 四国歴史文化道
航路
医療・福祉
教育
マスメディア
新聞
- 地方紙
- 全国紙
タウン情報誌
徳島県内の放送局
テレビ草創期の頃から、徳島県のテレビ放送は長年にわたってNHKと四国放送の2局3波である。これは民放2局目である新規放送局のニュー徳島放送が設立されなかった事が主な理由である。このほか、地元局以外にも在阪局や岡高局等の民放数の多い隣接地域の放送を県内の大半で視聴できた事や、電波銀座の瀬戸内海に面していた為に物理チャンネルが不足していた事も理由の一つとして挙げられる。
- テレビ局(アナログテレビ放送 2011年7月24日運用終了。眉山から送信されていた。)
- テレビ局(デジタルテレビ放送 眉山から送信)
- AMラジオ局
- NHK徳島放送局(第一・徳島945kHz、池田1161kHz(県南部でこの周波数は田辺中継局)、牟岐1584kHz(県西部でこの周波数は観音寺中継局)、山城1503kHz(夜間はNHK秋田第1放送やNHK阿蘇局と混信する可能性あり))※NHK徳島放送局は第二が存在しない(池田局 (1359kHz) はNHK松山放送局の中継局)ため、第二は放送センター(693kHz、高性能ラジオのみ)や名古屋局(909kHz、高性能ラジオのみ)、大阪局 (828kHz)、池田局 (1359kHz)、高松・新居浜局 (1035kHz)、岡山局 (1386kHz)、広島局(702kHz、高性能ラジオのみ)、福山局(1602kHz、県西部で高性能ラジオのみ)、松山局 (1512kHz)、高知局 (1152kHz)、熊本局(873kHz、高性能ラジオのみ)のいずれかを受信する。
- 四国放送(JRN・NRN系列)(1269kHz)
- FMラジオ局
テレビ放送の歴史
テレビ黎明期の1959年にNHK徳島放送局と四国放送がテレビ放送を開始して以降、県内の放送局は開局していない。テレビ放送開始以降から、県東部や県南部を中心に在阪放送局が慣例的に視聴されてきた。これは、在阪放送局の送信所が標高の比較的高い生駒山であること、送信所と県までは遠距離ではあるものの障害物が少ない海を越えて来ること、在阪放送局の大部分がVHF波であったことなどから、アナログ放送においては、在阪民放局のエリア外受信が比較的容易だったためである。この他、家庭用のVHFアンテナで隣県あるいは自県の放送を受信できない山間部では、共同受信設備を設置する事によってテレビを視聴していた。
2000年代後半からの地上デジタル放送に移行する過程で、県内のテレビ局は受信できるものの、県外波の受信ができない世帯が山間部や都市部を中心に増加した。実際に総務省の徳島県テレビ受信者支援センター(デジサポ徳島)では受信相談の大半が「在阪局の視聴について」の相談となっていた。現在ではケーブルテレビの加入経費の助成もあり、ケーブルテレビによる視聴が県内全域で主流となっている(普及率は9割弱程度)。ケーブルテレビでは以前から視聴していたテレビ局の大半がこれまで通り視聴できる。県内の各社ケーブルテレビでは、加入率の高さを生かしてサービスエリア内の地域情報を自主放送で提供している。
ケーブルテレビ
- ケーブルテレビ徳島(一部を除く徳島市、美馬市、勝浦郡、海部郡、名東郡、神山町、東みよし町)
- 国府町ケーブルテレビ(徳島市国府町及び隣接地域)
- テレビ鳴門(鳴門市)
- 東阿波ケーブルテレビ(小松島市)
- ケーブルテレビあなん(阿南市)
- 徳島県南メディアネットワーク(阿南市)
- 阿波市ケーブルネットワーク(阿波市)
- 徳島中央テレビ(吉野川市、小松島市)
- ケーブルネットおえ(吉野川市)
- エーアイテレビ(藍住町、板野町)
- 石井町有線放送農業協同組合(石井町)
- 上板町有線テレビ(上板町)
- 池田ケーブルネットワーク(三好市)
- ひのき(北島町、松茂町、上板町)
- 那賀町ケーブルテレビ(那賀町)
- テレビ阿波(美馬市(旧脇町)の一部)
アマチュア無線FM中継局(レピータ)設置場所・周波数
- JR5WE(徳島市川内町小松西)439.52MHz
- JR5WF(板野郡藍住町)439.88MHz
- JR5WG(徳島市一番町)439.84MHz
- JR5WH(三好市池田町馬場)439.54MHz
- JR5WI(小松島市中田町東山)439.96MHz
- JR5WQ(吉野川市山川町木綿麻山)439.46MHz、1291.46MHz
- JR5WT(徳島市福島)1292.10MHz
- JR5WU(吉野川市山川町木綿麻山)1292.48MHz、2425.66MHz
- JR5VE(阿波市秋月乾)1292.34MHz
- JR5VI(阿波市江ノ島)439.94MHz
- JP5VK(板野郡板野町)1292.02MHz
- JP5VO(美馬市脇町西大谷)1292.12MHz、2425.50MHz
- JR5VR(那賀郡 那賀町)439.62MHz
- JR5VT(阿南市日開野町宮原)439.70MHz、2425.58MHz
- JP5YCC(名西郡石井町)2425.42MHz
日本アマチュア無線連盟 (JARL) を免許人とするアマチュア無線用中継局が県内各所に設置されている。徳島県のレピータは南部の JR5VR を除き、都市・集落が多くある吉野川周辺設置されている特徴がある[3]。
文化・スポーツ
県民性
金銭管理に厳しく、悪く言えばケチな県民性だが、おおらかな人が多く、近畿地方の人々とよく似ている。
方言
徳島県内で話される方言は徳島弁(阿波弁)と呼ばれる。四国方言に分類されるが、特に県東部で、近畿方言の影響を強く受けている。
食文化
- 郷土料理
- たらいうどん(阿波市)
- 鳴門うどん(鳴門市)
- 半田そうめん(つるぎ町)
- 祖谷そば(祖谷地方)
- でこまわし(祖谷地方)
- 伊勢エビの味噌汁(美波町)
- こけら寿司(海陽町)
- はんごろし(那賀町)
- 徳島ラーメン(主に県東部地域)
- そば米汁(そば米雑炊)(県西部地域)
- 鰺の押し寿司(主に県南部)
伝統工芸
- 伝統工芸品
伝統芸能
スポーツ
- プロ野球公式戦規格対応野球場(アグリあなんスタジアム、オロナミンC球場)
- ボウリング(徳島市、鳴門市、阿南市、上板町、石井町)
- グラススキー(中尾山高原グラススキー場)
- モータースポーツ(東みよし町(旧三好町)阿讃サーキット)
- サーフィン(宍喰町など)
- カヌー、ラフティング(吉野川、那賀川など)
- パラグライダー、ハンググライダー(三好市山城町塩塚高原、東みよし町(旧三加茂町)風呂塔)
- 本県を本拠地とするスポーツクラブ
- 徳島インディゴソックス(独立リーグプロ野球 四国アイランドリーグplus)
- 徳島ヴォルティス(サッカー J2リーグ)
- 徳島ヴォルティス・セカンド(サッカー 四国サッカーリーグ 旧徳島FCカバロス2002)
- 徳島野球倶楽部(社会人野球 徳島県野球連盟 日本野球連盟)
- 健祥会レッドハーツ(バレーボール V・チャレンジリーグ)
- スポーツに特に力を入れている市町村
観光
名勝
- 山
- 剣山 - 日本百名山・水源の森百選
- 高の瀬峡(那賀町) - 徳島県観光百選1位
- 槍戸峡(那賀町)
- 黒沢湿原 - 県指定天然記念物・四国のみずべ八十八カ所
- 船窪のオンツツジ群落(吉野川市) - 国の天然記念物
- 太龍嶽(阿南市) - 空海『三教指帰』で最初に記した修行地
- 川
- 穴吹川(美馬市) - 12年連続四国河川水質首位(2006年四国地方整備局河川水質調査)・四国のみずべ八十八カ所
- 海部川(海陽町) - 日本清流百選・四国のみずべ八十八カ所、平成の名水百選
- 祖谷渓・大歩危・小歩危(三好市) - 日本百景・日本の秘境100選・美しい日本の歴史的風土100選・人と自然が織りなす日本の風景百選・四国のみずべ八十八カ所
- わじきライン(那賀町) - 阿波八景十二勝・県指定名勝・四国のみずべ八十八カ所
- 美濃田の淵(東みよし町) - 県指定名勝天然記念物・四国のみずべ八十八カ所
- 轟九十九滝(海陽町) - 日本の滝百選・日本百景・水源の森百選・四国のみずべ八十八カ所
- 大釜の滝(那賀町) - 日本の滝百選
- 大轟の滝(那賀町)
- 雨乞の滝(神山町) - 日本の滝百選・四国のみずべ八十八カ所
- 土釜(つるぎ町) - 県指定天然記念物・四国のみずべ八十八カ所
- 海
- 鳴門海峡、鳴門の渦潮、渦の道(鳴門市) - 日本百景・日本の音風景100選・新日本旅行地100選・四国のみずべ八十八カ所
- 橘湾(阿南市) - 阿波の松島・阿波八景1位
- 蒲生田岬、アカウミガメ産卵地(阿南市) - 四国最東端・県指定天然記念物
- 大浜海岸のウミガメ産卵(美波町) - 日本の渚百選・国の天然記念物・四国のみずべ八十八カ所
- 千羽海崖(美波町)
- 恵比須洞(美波町)
- 八坂八浜(海陽町)
- 大里松原(海陽町) - 日本の白砂青松100選
- 水床湾、竹ヶ島海中公園、海中観光船ブルーマリン(海陽町) - 「南海の宝石」と呼ばれる透明度
- その他
- 江川の湧水(吉野川市) - 名水百選
- 剣山御神水(三好市) - 名水百選
- 土柱(阿波市) - 国の天然記念物
- 宍喰浦の化石漣痕(海陽町) - 国の天然記念物・日本の地質百選
- 太刀野の中央構造線 - 県指定天然記念物
- 美郷のホタル生息地(吉野川市) - 国の天然記念物・ふるさといきものの里100選
- 加茂の大クス(東みよし町) - 特別天然記念物
- 樫原の棚田(上勝町) - 日本の棚田百選
- 下影の棚田(三好市) - 日本の棚田百選
- 乳保神社のイチョウ (上板町) - 国の天然記念物
名所・旧跡
伝統的建造物
- 重要伝統的建造物群保存地区
- 城郭
- その他
遺跡
公園など
- 運動公園
- 鳴門・大塚スポーツパーク(鳴門市)
- JAバンク蔵本公園(徳島市)
- 田宮運動公園(徳島市)
- 和田島緑地運動広場(小松島市)
- 徳島県南部健康運動公園(阿南市)
- 蛇王運動公園(海陽町)
- 池田球場(三好市)
- 徳島スポーツビレッジ(板野町) - 四国最大級のサッカー施設
- 観光スポット・テーマパーク
- 徳島市総合動植物公園(徳島市)
- とくしま動物園 - 四国最大級の動物園
- とくしま植物園
- とくしまファミリーランド
- 吉野川遊園地(吉野川市) - 2011年(平成23年)8月末で閉園
- あすたむらんど徳島(板野町)
- イカワエックスパーク(三好市) - 日本有数のゾーブ
- 太龍寺ロープウェイ(那賀町) - 西日本最長ロープウェイ
- その他公園-県北部
- 鳴門公園(鳴門市)
- 鳴門ウチノ海総合公園(鳴門市)
- うずしおふれあい公園(鳴門市)
- 撫養川親水公園(鳴門市)
- 月見ヶ丘海浜公園(松茂町)
- 徳島中央公園、鷲の門(徳島市) - 日本の都市公園100選
- 新町川水際公園(徳島市) - 四国のみずべ八十八カ所
- 藍場浜公園(徳島市)
- 眉山公園(徳島市)
- 小松島ステーションパーク(小松島市) - 世界最大の狸銅像
- 日峯大神子広域公園(小松島市) - 阿波三峰
- 板野町歴史文化公園(板野町)
- 神山森林公園イルローザの森(神山町)
- その他公園-県西部
- その他公園-県南部
レジャースポット
- 海水浴場
- サーフスポット
- ダイビングスポット
- カヌースポット
博物館・美術館等
- 総合施設
- 芸術関係
- 歴史関係
- 自然関係
- 大鳴門橋架橋記念館エディ(鳴門市)
- 日和佐うみがめ博物館カレッタ(美波町) - 世界でも珍しいとされる海亀博物館
- 貝の資料館モラスコむぎ(牟岐町)
- 海洋自然博物館マリンジャム(海陽町)
- 美郷ほたる館(吉野川市)
- ラピス大歩危(三好市)
- 科学関係
- PR施設
- 長安口ダム資料館ビーバー館(那賀町) - 徳島県最大のダム
- 細川内ダム反対資料館(那賀町)
- 福井ダム資料館(阿南市) - 国内第二記録降水量疑似体験
- 温泉
- 紅葉温泉(三好市)
- 祖谷温泉(三好市) - 日本百名湯
- 秘境の湯(三好市)
- 船瀬温泉(阿南市) - 四国最東端温泉
- わじき温泉(那賀町)
- 道の駅もみじ川温泉(那賀町)
- 道の駅宍喰温泉(海陽町)
- 四季美谷温泉(那賀町)
- 月ヶ谷温泉(上勝町)
- 御寶言泉(小松島市)
催事・イベント
- とくしまマラソン(4月) - 四国最大規模のマラソン
- 徳島駅伝(1月)
- はな・はる・フェスタ(4月、徳島市)
- 徳島・海陽 究極の清流 海部川 風流マラソン(2月、海陽町、2009年(平成21年) ~ )
- 観光地引き網(3~11月、阿南市)
- 吉野川フェスティバル(7月、徳島市)
- 阿波踊り(8月12~15日(徳島市)、徳島市など県内各地) - 日本遺産百選・日本の音風景100選
- エキサイティング・サマー・イン・ワジキ(8月、那賀町)
- 木頭杉一本乗り大会(8月、那賀町)
- 赤松神社奉納吹筒花火(10月、美波町)
- 阿波の狸まつり(11月上旬、徳島市)
- 南阿波サンライン黒潮マラソン(11月、牟岐町)
- ヨルイチ(毎週土曜日小松島ステーションパークSL記念広場)
- マチ★アソビ(春、秋 徳島市)
徳島県を舞台とした作品
近年は映画ロケの誘致に力を入れており、有名なものでは「男はつらいよ_寅次郎かもめ歌」や「虹をつかむ男」、「バルトの楽園」の舞台となった。
- 映画
- 阿波の踊子(徳島市)
- 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(鳴門市)
- バルトの楽園(鳴門市)
- AWA DANCE(鳴門市)(2007年公開)
- 眉山(徳島市)(2007年公開)
- 瀬戸内少年野球団(阿南市)
- 奇跡の海(阿南市)
- 虹をつかむ男(美馬市)
- 村の写真集(三好市(旧池田町、旧山城町、旧西祖谷山村など))
- ロード88(県内各地)
- 平成狸合戦ぽんぽこ(小松島市)
- テレビドラマ
- なっちゃんの写真館 (1980年4月7日 - 10月4日放送)(徳島市)
- 雲とオルガン(三好市山城町奥小歩危温泉)
- 俺たちの旅 三十年目の運命(牟岐町、海陽町(旧海部町))
- 高橋英樹の船長シリーズ10 太平洋殺意のうず潮・夫殺し!犯行時若妻は宮崎行フェリーに乗っていた…二重人格の謎 (1998年9月26日放送)(徳島市)
- お祭り弁護士・澤田吾朗3 青森ねぶた祭~徳島阿波おどり、日本縦断二大祭り1600kmを結ぶ連続殺人! (2002年8月31日放送)(徳島市)
- 鉄道捜査官2 私は殺された…鳴門の渦に女の叫び! (2002年10月5日放送)(徳島市、鳴門市、松茂町)
- ウェルかめ (2009年9月28日 - 2010年3月27日放送)(徳島市、阿南市、美波町)
- 小説
- 漫画
徳島県出身の人物
脚注
関連項目
- 徳島県の観光地
- 徳島県の自然景勝地
- 徳島県の企業
- 徳島県の大学
- 徳島県の県道一覧
- 徳島県の城
- 庚午事変 - 「淡路島は元々徳島県のもの」と徳島県民が主張する、明治時代に起こった発端
- 日本の地理、日本の地域
外部リンク
- 行政
- 観光
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