銃皇無尽のファフニール
銃皇無尽のファフニール | |||
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ジャンル | ファンタジー、アクション、ラブコメ | ||
小説 | |||
著者 | ツカサ | ||
イラスト | 梱枝りこ | ||
出版社 | 講談社 | ||
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レーベル | 講談社ラノベ文庫 | ||
刊行期間 | 2013年7月 - | ||
巻数 | 既刊8巻 | ||
漫画 | |||
原作・原案など | 原作:ツカサ キャラクター原案:梱枝りこ | ||
作画 | サブロウタ | ||
出版社 | 講談社 | ||
掲載誌 | good!アフタヌーン | ||
発表号 | 2014年#41 - | ||
発表期間 | 2014年3月7日 - | ||
巻数 | 既刊2巻 | ||
アニメ | |||
原作 | ツカサ | ||
総監督 | 草川啓造 | ||
監督 | 高橋順 | ||
シリーズ構成 | 江夏由結 | ||
脚本 | 江夏由結 | ||
キャラクターデザイン | 安田祥子 | ||
音楽 | R・O・N | ||
アニメーション制作 | ディオメディア | ||
製作 | 銃皇無尽のファフニール製作委員会 TBS | ||
放送局 | 放送局参照 | ||
放送期間 | 2015年1月 - 3月 | ||
話数 | 全12話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ | ||
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『銃皇無尽のファフニール』(じゅうおうむじんのファフニール)は、ツカサによる日本のライトノベル。イラストは梱枝りこが担当している。講談社ラノベ文庫から刊行されている[1]。
概要
本作のタイトルでもある「ファフニール」は、作中では「悪竜」という意味で使用されている[2]。本作について著者のツカサは、企画が始動したのは2013年の2月で、「とりあえず何か、ドラゴンが出てくる物語を書きたい!」という話を担当にしてプロット案を凄まじい勢いでやり取りし、気が付いたら本作ができあがったと語っている[3]。
メディアミックス展開として、漫画版が『good!アフタヌーン』(講談社)にて2014年3月(#41号)よりサブロウタの作画で連載されている[4]。なお、物語のプロローグとなるコミック0話は公式サイトや小説第4巻の終わりに掲載されている[5]。また、2014年7月にアニメ化が発表され[6][7]、2014年9月にはTBS、BS-TBSにて2015年1月より放送されることが発表された[8]。日本国外においては、東立出版社(台湾)より翻訳版が刊行されている[9]。
2013年4月にティザーサイトが公開され、2013年5月に公式サイトが開設された[10]。公式サイトでは、壁紙やTwitterアイコンの配布、さらに小説各巻の冒頭部分(小説第1巻においては第2章まで)の試し読みができる[10]。
登場人物
ミッドガル
ブリュンヒルデ教室
ミッドガルの中でも実戦で最前線に立ち、ドラゴンを討伐する竜伐担当クラス。クラスのメンバーの歳はバラバラで、学年の縛りはない。
- 物部 悠(もののべ ゆう)
- 声 - 松岡禎丞、千本木彩花(幼少期)
- 本作の主人公。ニブル・ミッドガル共通の軍階級は少尉。16歳。ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は8番。
- 世界でただ一人、男の"D"。本来"D"は、ミッドガルに送られるのが普通だが、確保したニブルが情報をアスガルに上げなかったためニブル所属となっていた。
- しかし、妹の深月の権力によってミッドガルへ異動となった。
- ニブルではスレイプニルという部隊にいた。かつての上司であったロキ少佐とは、時々連絡を取っている[注 1]。
- "D"の中では上位元素生成量がずば抜けて少なく、物質変換した場合で換算しても10㎏程度しか作ることが出来ない[注 2]。しかし、他の"D"から上位元素を借りることができれば、ドラゴンを倒せるほどの巨大な物質変換を行うことができる。
- 対竜兵装、遺失兵器(ロストウエポン)の使い手でマルドゥークやネルガル、ジークフリートを主な武装として使う。[注 3]。なお、リヴァイアサン戦後に万有斥力、フレスベルグ戦後に霊顕粒子を上位元素を介して再現できるようになった。
- 対竜兵装は過去取引をしたユグドラシルから得たデータであるが、その膨大な容量に、機能をダウンロードするたびに、記憶を失っていき、最後には、ミッドガルに来る前の深月との思い出すら思い出せなくなっていった。記憶が失っている事を深月に隠し通す事を誓い、戦っていき、イリス、リーザ、レンと事を知る協力者は増え深月にばれないように対ユグドラシル対策を進めるが、ユグドラシル戦において、取引してる事が、深月やクラスの皆にばれてしまうが、ユグドラシルの中枢を支配したティアにより記憶を取り戻す。また、二度目のクラーケン・ツヴァイとの戦闘中にイリス、深月、ティア、リーザ、フィリル、レン、アリエラ、キーリ、クラーケン・ツヴァイを見初め、竜紋を蒼く染め、そのうちイリスとクラーケン・ツヴァイに触れたことで自分のつがいとした。
- 深月とは兄妹の関係であるが、血は繋がっていない。
- イリス・フレイア(Iris Freyja)
- 声 - 日高里菜
- 本作のメインヒロインの一人。軍階級は二等兵。16歳。ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は7番。
- 基本的にドジっ娘だが明るく、元気な性格。
- 海で泳いでいる時に水着を流されてしまい、その水着を探していたところに悠が現れたのが最初の出会い。当初は侵入者だと思い込み、信用していなかったが、誤解を解いていくうちに心を開いていき、今では悠に対して好意を抱いているが、ユグドラシルと彼の契約を知り、記憶を失う前の本当の彼が好きなのは深月であるからと、一歩身引いたりもしている。
- 変換制御力が著しく低く、どんなものでも爆発させてしまう。このため最も頑丈で安定した物質のミスリル生成でさえも爆発により失敗させてしまうためクラスでは落ちこぼれと呼ばれているが、悠は逆にそれを才能と言い、発想を変え攻撃する方法を取得する
- 架空武装には「双翼の杖(ケリュケイオン)」という魔法の杖をイメージしたものを使用する。しかし、他の娘達のように空中浮遊はできない。バジリスクの終末時間(カタストロフ)完全に継承し、架空武装を介さないで使うことが出来るがドラゴン化が進んでいってしまう。しかし、悠のつがいとなったことで同種のドラゴンになり、人間の姿に戻る。
- 1年前にリヴァイアサンが引き起こした竜災によって家族を亡くしている。その時に自分が"D"であることを悟り、自らの意志でミッドガルにやってきた。
- 物部 深月(もののべ みつき)
- 声 - 沼倉愛美
- 本作のメインヒロインの一人。軍階級は中佐。16歳。ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は3番。
- ミッドガル学園の生徒会長であり、竜伐隊の隊長でもある。このため、学園内でもかなり人気が高いが、過去にドラゴン化した生徒1人を殺したという経歴がある。
- 物部悠の妹であるため、学園でただ一人の男である悠が風紀を乱さぬように監視・管理をしている。その中には兄に対する独占欲のようなものもあり、他の女の子と一緒にいるとどことなく不機嫌になるところがある。
- 架空武装「五閃の神弓(ブリューナグ)」の使用者。世界で唯一、クラーケンの能力であった反物質が使える。
- 幼い頃に両親を亡くしており、隣に住んでいた物部家に養子として引き取られた。
- リーザ・ハイウォーカー(Lisa Highwalker)
- 声 - 金元寿子
- ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は1番。16歳。
- クラスのリーダー的存在で誰よりもクラスメイトのことを気にかけている。また、クラスメイトのことを家族同然に見ているが、深月だけはなぜか素気ない態度をとってしまう。いわゆるツンデレ。
- 架空武装「射抜く神槍(グングニル)」の使用者。近接攻撃では直接貫き、また陽電子砲による遠距離攻撃もできる。
- 当初は男という理由で悠とは距離感を作っていたが、リヴァイアサン戦で勝利を収めたことで彼の見方を変えている。学園祭にて、親の婚約話を振り切る際に悠と恋人役を演じている。それ以来、悠に対し「恋人」という単語を連発している。
- フィリル・クレスト(Firill Crest)
- 声 - 花澤香菜
- ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は2番。15歳。
- 趣味は読書で、いつも何かしらの本を持ち歩いており、授業以外はほとんど本を読んでいる。
- 架空武装「架空の魔書(ネクロノミコン)」の使用者。
- エルリア公国の王族であるクレスト家の娘。フレイズマル戦、フレスベルグ戦において自分を守ってくれた悠に対して好意を抱いており、ブリュンヒルデ教室のメンバーの中では一番積極的に悠にアプローチしている。[注 4]。
- アリエラ・ルー(Ariella Lu)
- 声 - 徳井青空
- ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は5番。15歳。
- ボーイッシュでさっぱりとした性格の持ち主。思ったことをそのまま口にする癖がある。
- 架空武装「牙の盾(アイギス)」の使用者。幼少時に大切な人たちの魂を奪ったフレスベルグを憎み、子どものころから武道を身に着け戦闘訓練を積んでいたため、格闘技術は中々のもの。書類上、レンの姉。
- レン・ミヤザワ(Ren Miyazawa)
- 声 - 内村史子
- ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は6番。13歳。
- 基本的に喋ることはなく、会話は小型の携帯端末を使用する。
- 架空武装「粉砕する灼槌(ミヨルニル)」の使用者。常にパソコンを操作している。基本、電子機器等で会話する。一応、悠以外とは会話するらしい。(アニメ版は電子機器等で会話せず言葉が少ない)しかし、日本で遊園地に行ってからは悠のことを「お兄ちゃん」と呼んでいる。
頭脳は天才の領域に達し学年を飛び級しているため、ブリュンヒルデ教室に在籍している。
- ティア・ライトニング(Tear Lightning)
- 声 - 佐倉綾音
- 原作2巻から登場。
- 本名不明。ティアと言う名はキーリが彼女の一家を襲い、彼女にいままで人生は全部偽物という刷り込みを施し、過去と決別させるために、ティアマトから名を取りティアと名づけた。
- ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は9番。本来は初等教育を受ける年齢だが、初めは悠以外に興味すら持たない上、全校集会で深月に攻撃し、全校生徒に恐怖を植え付けてしまったため、ブリュンヒルデ教室に所属。後にクラス全員と打ち解ける。
- 架空武装「竜の紅翼(ティアマト)」の使用者。背中から翼を生やし、雷撃で攻撃する。
- バジリスクに見初められたDが居るという情報を得たニブルがバジリスクの進行方向にある街を虱潰しに捜索した際に保護され、ミッドガルに収容された。その前はドラゴン信奉者団体に崇められ育ったため、自分は人間ではなくドラゴンであると思い込んでいた。
- 過去、とあるマフィア組織に上位元素で宝石を生み出すために捕まっていたところ、悠に助けられたことがあり、その恩義から好意を抱くようになった。キーリにより対ユグドラシルの切り札として、育てられ、ユグドラシル戦において中枢を乗っ取る事に成功。ティア・ライトニング・ユグドラシルとなり、ユグドラシルの力と記憶を持ち、本物のドラゴンの存在に辿り着く。
- 篠宮 都(しのみや みやこ)
- 声 - 神田沙也加[11]
- ブリュンヒルデ教室にかつて所属していた生徒で出席番号は4番。艶やかな黒髪を持っており、大和撫子という表現がしっくりくる。
- 深月とほぼ同時期にミットガルへ転入してきた。深月とはルームメイトであり、深月が唯一敬語を使わずに話す仲でもあった。
- しかし、2年前クラーケンに見初められ、クラーケン化した。
教育者
- 篠宮 遥(しのみや はるか)
- 声 - 山口立花子
- 悠たちが所属しているクラスの担任。年齢は20歳前後。軍階級は大佐。ミッドガルの司令官であり、"D"関連の授業全てを受け持っている。
- かつて竜伐隊の隊長を務めており遥自身も"D"であったが、今は"D"としての力を失っている。
- シャルロット・B・ロードと血の契約を結んでおり、彼女の血を体内取り込んでおり、常人より高い回復能力を持つ。
- シャルロット・B・ロード
- 声 - 松田利冴
- ミッドガルの学園長。年齢は悠より年下のようだが、経験値は悠よりもはるかに多く、そのオーラは退役間近の古強者に似た落ち着きがある[注 5]。
- ミッドガルのことをハーレムと呼び、自分は男に興味がないと豪語している。さらに身体検査が早く終わった悠を、女子の身体検査を一緒に覗きにいかないかと提案するほどの女好き。自分の先代は自らを”灰”のヴァンパイアと呼称していた。本人も、不老不死であり、体液を介して他人の傷を一瞬で治せる。
- マイカ・スチュアート
- 声 - 東内マリ子
- シャルロットの専属秘書。シャルロットが暴走した際のストッパー役も兼ねている。すごい力の持ち主で、シャルロットを片手で持ち上げることができる。
ニブル
- ロキ・ヨツンハイム
- 声 - 檜山修之
- ニブル時代の悠の上司。軍階級は少佐。今でも時々悠と連絡を取っている。悠を発見した時にミッドガルへ情報を上げず自らの部下とした。彼のことをファフニールと呼び誰よりも彼に固有しているが、多くのことは謎に包まれている人物。
- フレイズマル
- ロキ直属の護衛。戦闘能力はとても高く。全身を装甲服で包んでおり、また喋らないことから得体の知れない部分が多い。
- ディラン
- 声 - 斧アツシ
- 階級は少将。対バジリスク用大型兵器「ミストルテイン」を完成させ、バジリスクを倒すことに全力を注いでいる。意外とロリコンだったりする。(実際、ティアに対して自分のことを「おじさん」と言っている。)
その他の人物
- キーリ・スルト・ムスペルヘイム
- 声 - 井上麻里奈
- 女性で身長は160cmくらい、本人曰く自分はヴリトラが上位元素で作り出した存在であると語っているが、ヴリトラも彼女を「娘」と言い、触れられたくない秘密がある態度をとり詳細は不明。
- 3年前からドラゴン信奉者団体「ムスペルの子ら」のリーダーとして活動している。関わったとされるテロ事件は300件を超え、推定殺害人数は少なく見積もっても10万人を超える。このため災害指定を受け、殲滅の対象となっている。ニブルでは「ドラゴンより多くの人間を殺した魔女」と呼ばれている。3年前に悠の住んでいた町で、悠と会っている。悠に好意を抱いてる。生体変換で容姿を変えることが出来、頭部以外の多少のキズなら致命傷にならずにすぐに治すことができる。
- 立川 穂乃花
- 声 - 早見沙織
- キーリがミッドガルに侵入する際に、生体変換を使ったときの名前。ティアを連れ戻し、バジリスクのつがいにしようとしたが、失敗した。
- ジャン・オルテンシア
- 本名 ジャンヌ・オルテンシア。スレイプニルの狙撃手。プラチナブロンドと全てを射抜くかのような金色の瞳が特徴。
- 女性であるが、悠にだけはその事を隠している。スレイプニルの隊長だった頃から悠のことを尊敬しており、フレイズマルとの戦闘によって悠が殺されることを危惧し命令違反をしてでもキーリを殺そうとするほど悠への思い入れは強い。
- 悠とフレイズマル戦でフレイズマルの中身を見てしまい、ロキに疑念を抱き、キーリと行動を共にすることになる。
- アルバート・クレスト
- フィリルの祖父。エルリア公国の民主化を推し進めとても豊かな国へと変化させたことから、国内では英雄のような存在となっている。また、フィリルが"D"として覚醒した時には"D"の人権保護を呼びかけミッドガルの独立を支援し、"D"の収容所から自治教育機関としての十分な体制が整うまでフィリルをアスガルに引き渡すのを拒み続けるなど、とても孫想いな部分もある。
- 宮沢 健也(みやざわ けんや)
- 日本でドラゴンに関する研究を行っており、アスガル極東支部第一研究所の所長を務めている人物。
- クラーケン・ツヴァイ
- クラーケンと篠宮都のつがいとなったことで生まれたドラゴン。上位元素も扱える。
- 第二世代の複合竜種(ハイブリット・ドラゴン)
- ヴリトラ
- 25年前に、ユグドラシルから逃げるようにかくれていた。しかし、ヘカトンケイルを復活させたことで位置がばれ、ユグドラシルの苗床にされていた。が、ティアが中区意識を乗っ取ったことで復活し、ティアに会談を申し入れてきた。本人は「事の協力(本物のドラゴンとの)」と言っているが、悠たちを攻撃するため、本当のことは定かではない。Dの権限(コード)を因子化し、ヘカトンケイルを使って撒き散らしていた。
- 物部良美
- 物部悠の実の母親。
- 物部櫂
- 物部悠の実の父親。
- オハギ
- 物部の実家で飼っている黒猫。悠が拾ってきたが、世話をあまりしていないのに悠に1番懐いている。キーリと初めて会ったときに拾った。
用語
"D"関連
- "D"
- ヴリトラが現れたのと同時期に現れた異能の子供たちの総称。"D"またはタイプ・ドラゴンと呼ばれる。
- ドラゴンと同じ、上位元素生成能力を備えており、何もないところから上位元素を生成し、任意の物質に変換することが出来る。この能力は経済的価値が高く、過去には"D"を取り合う戦争が起こったこともある。このことから国連は"D"をドラゴンの一種と断定し、国際機関アスガルが世界全体の資源として管理することを決めた。
- 現在では"D"なくして産業は成り立たないとされ、ミッドガルからの供給がストップすると、すでに枯渇しかかっている資源の値段は一気に跳ね上がると言われている。また、世界中で竜災を引き起こすドラゴンを倒しうる可能性があるとされるのも、現在のところ"D"のみとされている。
- "D"の発生率はヴリトラが通過した場所ほど高くなる傾向があり、ヴリトラが最初に現れた日本では最も多くの"D"が生まれている。このため、ミッドガルにはアジア系の少女が比較的多い。ミッドガル内の公用語が日本語になっているのもこれが理由となっている。
- "D"には竜紋と呼ばれるあざが必ず存在する。上位元素生成量によって竜紋の大きさは異なる。ドラゴンに見初められた者の竜紋は変色する。竜紋が変色した"D"が見初めたドラゴンに接触すると、接触したドラゴンに変貌するということがクラーケン戦で確認されている。当時見初められた"D"がドラゴンに変化するということは判明していなかったため、ミッドガルの役割を根本から変えざるを得なくなるほど衝撃的なものとなった。
- 上位元素(ダークマター)
- "D"のみが生成することのできる万能因子の総称。この世界におけるありとあらゆる物質や現象に変化することができる。最も応用範囲が広い物質転換は空気で、指向性や圧縮率を変換時に調整すれば、攻撃だけでなく防御や移動にも使用することができる。
- 上位元素理論
- 学者が立てた仮説の名称。上位元素はどんな物質でも現象でもなく、物理的な定義でいえば存在すらしていない物質となる。このため普通の人間には感覚すらないが"D"は感覚により理解することができる。このことから立てられた仮説が上位元素理論となる。
- 上位元素は三次元世界において任意のものへ変換することができることから、一つ次元が上の物質であると考えられている。上位元素を四次元物質と仮定すると、存在を定義するために必要な軸は4本となる。4本目の軸が何であるかははっきりとはしていないが、生成者の意志によって在り方が変わることから精神に近い何かであるという説が有力となっている。
- ミスリル
- 本作に登場する物質の一つ。上位元素を用いることでしか作ることができない。理論上は最も頑丈で安定した物質で、生成に失敗しても比重が異なったり近い金属に変換する程度となる。
- 災害指定
- "D"の能力がマフィアやテロリストに使用されるのは珍しいことではないが、稀に"D"自らが率先して悪事を行うことがある。その"D"をマークするために行う行為が災害指定となる。災害指定された"D"は人間としての扱いを受けず殲滅対象となる。
ドラゴン
- ドラゴン
- 25年前、何の前触れもなく日本上空に出現した正体不明の巨大生物。移動するだけで甚大な被害をまき散らす[注 6]。世界のどの国のニュース番組でも、ドラゴンたちが発生させる竜災とその被害予測に関する話題は最優先に報道されるほど影響と被害は大きい。
- ブラック・ドラゴン / "黒"のヴリトラ
- 25年前に突如現れた1体目のドラゴン。
- 国際機関アスガルは、ブラック・ドラゴンが古代インドの聖典に登場する"宙を覆う者(ヴリトラ)"と同種である可能性が非常に高いと発表した[注 7]。以後、ブラック・ドラゴンは「"黒"のヴリトラ」と呼ばれるようになった。権能は上位元素(ダークマター)
- ブルー・ドラゴン / "青"のヘカトンケイル
- 伝説上の巨人ヘカトンケイルが名前の由来となっている。
- 幾度攻撃を受けても復元し、体全てを吹き飛ばされても復活することから、今では誰もがその行く手を阻むことを無意味であるといい、戦う力のある大国でさえも立ち向かうことはない。ヘカトンケイルから身を守るには進行方向上から避難し、やり過ごすことが最も賢明であると言われている。大きさのわりには意外と軽い。ドラゴンの一体に数えられているが、実はヴリトラの創り出した架空武装である。権能は不死不滅(アンデッド)
- ホワイト・ドラゴン / "白"のリヴァイアサン
- 旧約聖書に登場する海中の怪物リヴァイアサンが名前の由来となっている。
- 太平洋を周遊している、斥力を操りあらゆる攻撃を防ぐ高い防御力を持つドラゴン。権能は万有斥力(アンチグラビディ)
- グリーン・ドラゴン / "緑"のユグドラシル
- 声 - 堀勝之祐
- ガイア最古の竜種。トゥーエ、アハトによる呼称はキスカヌもしくはユグドラシル。
- 北欧神話に登場する巨大樹ユグドラシルが名前の由来となっている。
- 樹木に酷似した外見をしているが、普通の植物と違い根のような足で移動することができる。
- ノルウェーの山岳地帯に出現し、デンマークとドイツの国境付近で動きを止めていた。権能は全知回路(アカシックレコード)
- イエロー・ドラゴン / "黄"のフレスベルグ
- フレスベルグという名前は神話にも登場し、魂を喰らう魔鳥であると語られている。
- 神話の通り、魂を実体化させて喰らうことができる。権能は霊顕粒子(エーテルウィンド)
- レッド・ドラゴン / "赤"のバジリスク
- ヨーロッパの想像上の生物であるヘビの王バジリスクが名前の由来となっている。
- その体は赤みを帯びたダイヤモンドの鱗に覆われており、眼から放たれる光線はあらゆるものを風化させる。
- 長い間サハラ砂漠で眠りについていたためミッドガルによって討伐計画が練られていたが、2巻の際に活動を再開した。権能は終末時間(カタストロフ)
- パープル・ドラゴン / "紫"のクラーケン
- 2年前に討伐されたドラゴン。伝説上のクラーケンが由来。
- 触手はミスリルによってできており、紫色の眼球から放たれる反物質弾はあらゆる物体を消滅させることができる。権能は絶対矛盾(アブソリュート)
- グレー・ドラゴン / "灰"のヴァンパイア
- 不老不死に近い自己治癒力を持つ。人間を支配することができる力を持ちながら、人間に対して友好的な姿勢を示している。
- ドラゴンとは少し異なる存在で、自身がドラゴンであるかは定かでないと述べている。権能は支配。
本物のドラゴン
本物のドラゴンによって過去八度の厄災があった。
- ファースト・ドラゴン / "死海"のゲへナ
- 1度目は、寿命を終えし異界
- セカンド・ドラゴン / "究慧"のアトランティス
- 2度目は、無限を超えた来訪者
- サード・ドラゴン / "真滅"のラグナロック
- 3度目は、神々を喰らう黄昏
- フォース・ドラゴン / "重震"のノヴァ
- 4度目は、抗えぬ揺らぎ
- フィフス・ドラゴン / "恒生"のバハムート
- 5度目は、単完なる絶対生命
- シックス・ドラゴン / "異暁"のナイアラトテップ
- 6度目は、定まらぬ混沌
- セヴンス・ドラゴン / "災化"のアポカリプス
- 7度目は、暴虐の波濤
- エイス・ドラゴン / "霊超"のヒューマノイド
- 8度目は再臨した叡智
- ナインス・ドラゴン /
- 9度目は、そして未来の滅び 約束された終末
国家・組織
- 日本
- "黒のヴリトラ"が最初に出現した場所で、"D"という存在が最初に確認された国。最もドラゴンと関係の深い国であることから、ドラゴンを信奉する人々にとっては聖地に等しく、ドラゴンや"D"を排斥しようとする人々にとっては全ての元凶であり呪われた地とされている。
- 日本の首都である東京にはその両極端な思想を持つ人々が多く集まり、新興宗教的性質を持つ団体がいくつも存在しており、ドラゴン信奉団体とドラゴン排斥者団体による小競り合いが社会問題となりつつある。
- 東京は25年前にヴリトラが出現したことによってかなりの被害を受けており、復興の際に大規模な区画整理を行っている。そのため25年前とそれ以降では街の風景が全く異なる。
- エルリア公国
- フィリルの祖国。西ヨーロッパの内陸部に位置する小国。希少資源の輸出で近年目覚ましい経済成長を遂げている。
- 周囲は高い山で囲まれており、外部との交通はほとんど空路に頼っている。陸路は基本的に山越えとなり、山間を通る河川は流れが速く国の外へ出るだけの一方通行だったため、空港ができるまでは周囲から完全に取り残されており、「陸の島国」と呼ばれていた。
- 何百年もの間エルリア公国はクレスト家が統治していたが、フィリルの祖父であるアルバート・クレストが王に即位した時に、自ら権力を手放した。その結果、エルリア公国は民主化の道を歩むようになり、希少な資源が採掘できる国有地を民間に開放したこともあって、とても豊かな国に変貌を遂げた。第二次世界大戦後に独立するまでは大国の一領地で、王様も独立前は大公様と呼ばれていたことから、独立後も公国がその当時の名残として残されている。
- また、"D"の人権回復やミッドガルの自治権獲得に多大な貢献をしており、現在もミッドガルへ巨額の寄付を行っている。ミッドガルへの出資額は"D"の発生率が最も高い日本と、エルリア公国が群を抜いて高い。このことから"D"にまつわる近代史の授業ではエルリア公国の名前がよく登場する。さらに竜災と経済不況で苦しんでいたヨーロッパ諸国へも多額の援助を行っており、周辺諸国に強い影響力を発揮している。
- 葬儀とお祭りは同じものであるというのがエルリア公国の考えであり、死者は賑やかに天国へ送り出してあげるのが習慣となっている。
- 有名な観光スポットは「エルリアの大瀑布」という滝。
- アスガル
- 国境を越えて発生するドラゴン関連の諸問題に対処するために20年前に設立された国際機関。傘下には軍事組織ニブルと教育機関ミッドガルの二つの組織が存在する。
- 非常時はアスガル指示の下で合同作戦を行うことが想定されている。このため、ミッドガルの学園生にもニブルと共通した軍階級が与えられている。
- 軍事組織ニブル
- 対ドラゴン戦を想定した武装・戦術の研究開発や、日常的に起こる竜災害への対応を行っている軍事組織。悠が所属していた組織でもある。
- ドラゴンが通過したことで治安が乱れた国や地域を武力で平定させるのが、ニブルの活動の上で最も大きなウエイトを占めている。また、世界中の"D"を保護という名目でとらえ、ミッドガルに隔離するのも仕事の一つとなっている。
- 教育機関ミッドガル
- "D"を集め管理をし、教育を行うための自治教育機関。ミッドガルの基本的な役割は"D"に教育をすることだが、2年前のクラーケン戦より、メスに飢えたドラゴンを返り討ちにするための迎撃要塞の役割を兼ねるようにもなっている。少し前まではニブルの管理下にあったが、現在は完全に対等な立場になっている。
- 日本の遥か南、赤道付近に位置する直径数㎞程度の小さな孤島を徹底的に改造し学校を作った。周辺には環状多重防衛機構(ミドガルズオルム)という自動迎撃システムが設置されており、許可のない船舶や航空機は容赦なく排除される。
- 敷地内には3階建の校舎が4つ並んでいるが全校生徒は70人ほどしかいないため、殆どが物置や空き教室となっている。教室はブリュンヒルデ教室、ゲルヒルデ教室、ヘルムヴィーゲ教室、シュヴァルトライテ教室、オルトリンデ教室、ジークルーネ教室、ヴァルトラウテ教室、グリムゲルゲ教室、ロスヴァイセ教室[注 8]の9つに分かれており、通常は年齢によって分けられているがレンのように極めて頭が良い者やティアのように事情があって例外的に配属されている者もいる。各教室の名前は北欧の戦乙女(ワルキューレ)から取られており、"ドラゴンに立ち向かう乙女"という意味も込められている。
- ミッドガルの大きな特徴として、生徒一人ひとりにノート型の個人端末が与えられる。端末には教科書などの授業に使うもの全てがインストールされている。また、生徒一人ひとりが口座を持っており、最低限の生活費に加えて、依頼物資の生成やニブルの任務に従事した時に支払われる給与、成績に応じての報酬が振り込まれる。希少金属やエネルギー資源の物質変換を身に付けるのがお金を稼ぐ近道とされている。更に、学生証は身分証明の他にも買い物で使うことが出来る。支払いの際の上限は口座にある分までとなっている。
- 一度ミッドガルへ入った"D"は自身の能力が消滅するまでは、ミッドガルから外へ出ることは出来ない。これは"D"を様々な悪意から遠ざけるためと、普通の人間を"D"から護るための2つの理由からなっている。
- ムスペルの子ら
- 世界最大のテロ組織。ドラゴン信奉者が集まっており、ドラゴンを倒そうとしている国や組織にテロを仕掛け活動を妨害し続けている。当然ながらアスガルやミッドガルも対象となっており、竜災が起こった地域に入り込み布教活動を行うため、ニブルと衝突することも少なくない。
- ハイウォーカー・グループ
- リーザの実家が運営する西ヨーロッパの大財閥。多数の企業を傘下に収めており、中にはニブルで使用される武器の多くを製造する軍需産業を担う企業もある。またミッドガルの大口スポンサーでもある。
- アスガル極東支部第一研究所
- 東京にあるアスガルの研究所。宮沢健也が所長を務めている。ビル一つが全て研究所になっており、地下は5階、上は20階まである。クラーケン・ツヴァイの幼生体が地下に保管されていた。
- ファフニール計画
- ニブルで密かに行われていると噂になっている計画。ドラゴンが特殊な能力を持つように人間にも何か失われた力があるのではという期待から始まったとされる。
武器
架空武装
- ジークフリート
- 物部悠の架空武装。銃の形状。
- 五閃の神弓(ブリューナグ)
- 物部深月の架空武装。弓の形状。
- 夜裂く刃(クサナギ)
- 篠宮都の架空武装。薙刀の形状。
- 双翼の杖(ケリユケイオン)
- イリス・フレイアの架空武装。杖の形状。
- 射抜く神槍(グングニル)
- リーザ・ハイウォーカーの架空武装。槍の形状。
- 架空の魔書(ネクロノミコン)
- フィリル・クレストの架空武装。本の形状。
- 粉砕する灼槌(ミヨルニル)
- レン・ミヤザワの架空武装。ハンマーの形状。
- 牙の盾(アイギス)
- アリエラ・ルーの架空武装。手甲の形状
- 竜の紅翼(ティアマト)
- ティア・ライトニングの架空武装。竜の翼の形状
- 渦炎界(ムスペルヘイム)
- キーリ・スルト・ムスペルヘイムの能力。周囲に不可視の上位元素を生成し、熱エネルギーに変換。それを攻防に利用する。
遺失兵器(ロストウエポン)
- マルドゥーク
- 対ドラゴン戦での切り札として、物部 悠が幾度と使用する対竜兵装である。ユグドラシルより得た兵器データの中でも、本兵装は現在の科学技術ではどうやっても再現不可能であるとされ、Dの力を使って構築するときも他の"D"から上位元素を借り受ける必要がある。遥か過去に存在した前文明のテクノロジーであるとされ、現代にはそのデータは一切残存していない。本来のマルドゥークは多数の種類の砲台からなる巨大な兵器であるが、"D"の力を使って構築してもその全てを完全に構築することができず、砲台の一部分のみを必要最小限に構築するという手法で戦いに使用している。現在までに登場した砲台は、ヘカトンケイルを殲滅した特殊火砲「境界を焼く蒼炎(メギド)」、リヴァイアサンを殲滅した主砲「天を閉ざす塔(バベル)」、フレスベルクを殲滅した念式連装砲「彼岸を貫く方舟(ノア)」。念式連装砲のみ小型なことから作中では唯一完全な形で構築している。この3つでマルドゥークの全部なのかどうかは不明。
- ネルガル
- 旧文明の対人兵装で、射出式のスタンガンである。対人制圧用の非殺傷兵器であるが、かなり危険な代物。命中すれば確実に相手の意識を奪い、仮に目覚めても数時間はまともに歩くことができなくなるほどの威力を持つ。
- 物部悠が使用するAT・ネルガルとスレイプニルが使用する現代技術で量産化したMP・ネルガルの2種類がある。
- エンリル
- 弾丸が特殊な振動を付加する兵器。旧文明の対甲兵装で、装甲の内部に対し強力な振動を与えることで被弾者に対しダメージを与える。構造が複雑すぎるがゆえに現代技術では量産化できなかった。
- イシュタル
- 旧文明の対物兵装。高威力長射程のアンチマテリアルライフル。
その他の武器
- ウルク73E
- ニブルの戦車などに用いられている対爆装甲。
- ダマスカス09P
- ニブルで使用されている、対物装甲。
- ゲイボルグ
- 対ドラゴン用ICBM(大陸間弾道ミサイル)。先端部分にはミスリルが使用されている。ニブルの切り札の1つ。
最高速度はマッハ40。
- 戦術高エネルギーレーザー
- レーザー兵器であるため、速度はゲイボルグより大きく上回る。
- ミストルテイン
- ニブルが開発した対バジリスク用の大型爆弾。ミスリルを用いて耐久力を厳密に計算し、バジリスクまで到達するように設計されていた。だがバジリスク戦ではバジリスクまで届かず、サードアイからの閃光を受け消滅した。
書籍
小説
講談社ラノベ文庫より刊行。日本国外においては、東立出版社(台湾)より翻訳版が刊行されている[9]。
タイトル | 発売日 | ISBN | 表紙 | |
---|---|---|---|---|
1 | 銃皇無尽のファフニール 1 ドラゴンズ・エデン | 2013年7月2日[12] | ISBN 978-4-06-375312-7 | イリス[12] |
2 | 銃皇無尽のファフニール 2 スカーレット・イノセント | 2013年10月2日[13] | ISBN 978-4-06-375326-4 | ティア[13] |
3 | 銃皇無尽のファフニール 3 クリムゾン・カタストロフ | 2013年12月27日[14] | ISBN 978-4-06-375351-6 | 深月[14] |
4 | 銃皇無尽のファフニール 4 スピリット・ハウリング | 2014年4月2日[15] | ISBN 978-4-06-375363-9 | フィリル[15] |
5 | 銃皇無尽のファフニール 5 ミドガルズ・カーニバル | 2014年7月2日[16] | ISBN 978-4-06-375379-0 | リーザ[16] |
6 | 銃皇無尽のファフニール 6 エメラルド・テンペスト | 2014年10月2日[17] | ISBN 978-4-06-381406-4 | レン[17] |
7 | 銃皇無尽のファフニール 7 ブラック・ネメシス | 2014年12月26日[18] | ISBN 978-4-06-381435-4 | キーリ[18] |
8 | 銃皇無尽のファフニール 8 アメジスト・リバース | 2015年4月2日[19][20] | ISBN 978-4-06-381453-8 | イリス[19][20] |
ドラマCD付き限定版 | ISBN 978-4-06-358756-2 |
漫画版
2013年10月にコミカライズの決定が発表された。2014年3月(#41号)より『good!アフタヌーン』(講談社)にて連載されている[21]。漫画はサブロウタが担当する[4]。
タイトル | 発売日 | ISBN | 表紙 | |
---|---|---|---|---|
1 | 銃皇無尽のファフニール 1 | 2014年10月2日[22] | ISBN 978-4-06-387998-8 | イリス[22] |
2 | 銃皇無尽のファフニール 2 | 2015年1月7日[23] | ISBN 978-4-06-388024-3 | 深月[23] |
テレビアニメ
2014年7月に本作のアニメ化が発表された[6]。2015年1月より3月までTBS、CBC、サンテレビ、BS-TBS他にて放送された。なお、オープニングテーマを担当するTRUSTRICKもゲスト声優として参加しており、メンバーのBillyは本作が声優初挑戦となる[11]。
スタッフ
- 原作 - ツカサ(講談社ラノベ文庫刊)
- 原作イラスト - 梱枝りこ
- 総監督 - 草川啓造
- 監督 - 高橋順
- シリーズ構成・脚本 - 江夏由結
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 安田祥子
- クリーチャーデザイン・アクション作画監督 - 相坂直紀
- エフェクト作画監督 - 福島秀機
- 美術監督 - 武藤正敏
- 色彩設計 - 林由稀
- 撮影監督 - 伊藤康行
- CGディレクター - 佐藤淳也
- 編集 - 小島俊彦
- 音響監督 - 飯田里樹
- 音楽 - R・O・N
- 音楽制作 - 日本コロムビア
- 音楽プロデューサー - 植村俊一
- プロデューサー - 田中潤一朗、伊藤洋平、植村俊一、有馬茂晃、中目孝昭、吉川敦史、藍谷厚史
- アニメーションプロデューサー - 江里口武志
- アニメーション制作 - ディオメディア
- 製作協力 - 講談社、日本コロムビア、第一興商、diomedea、日音、レイ、ダックスプロダクション、日本ナレーション演技研究所
- 製作 - 銃皇無尽のファフニール製作委員会、TBS
主題歌
- オープニングテーマ「FLYING FAFNIR」
- 作詞・作曲 - 神田沙也加 / 編曲 - Billy / 歌 - TRUSTRICK
- エンディングテーマ「Ray of bullet」
- 作詞・作曲・編曲 - 園田智也
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 後提供イラスト |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 竜園のミッドガル | 高橋順 | 筑紫大介 | 相坂直紀、飯飼一幸 池田竜也、藤田正幸 |
いみぎむる |
第2話 | 白のリヴァイアサン | 山本秀世 | 矢野孝典 | 森悦史、武本大介 池原百合子、宇津木勇 |
so-bin |
第3話 | 咆哮のファフニール | 齋藤昭裕 | 齋藤昭裕 高橋順 |
相坂直紀、近藤瑠衣 山崎愛、飯飼一幸 |
珈琲貴族 |
第4話 | 竜人のティア | 安藤良 | 夏野庸、深野敏彦 金銀河、李宰昱 朴常昱 |
籠目 | |
第5話 | 禍焔のムスペルヘイム | 高橋知也 | 矢名みどり | 粟井重紀 | ゆーげん |
第6話 | 紅翼のティアマト | 筑紫大介 高橋順 |
畠山茂樹 | 相坂直紀、池原百合子 宇津木勇、武本大介 中山和子、森悦史 |
せんむ |
第7話 | スカーレット・イノセント | 高橋順 | 高橋順 矢野孝典 |
相坂直紀、菊川孝司 重松晋一、飯塚葉子 |
サブロウタ |
第8話 | 侵攻のバジリスク | 吉田泰三 | 佐藤和麿 | 相坂直紀、飯飼一幸 藤田正幸、池田竜也 白石悟 |
karory |
第9話 | 絶海のフロントライン | ワタナベシンイチ | 伊藤史夫 | 韓承煕、石丸史典 野村治嘉、望月俊平 |
なかじまゆか |
第10話 | 赤色のカタストロフ | 高橋知也 黒瀬里美 |
ワタナベシンイチ | 粟井重紀、深野敏彦 飯塚葉子、遠藤省二 |
和泉つばす |
第11話 | 天墜のミストルテイン | 水野和則 | 矢野孝典 畠山茂樹 |
小島絵美、白石悟 千光土海登、飯塚葉子 |
ぴらそん[注 9] |
第12話 | アンリミテッド・ファフニール | 高橋順 | 相坂直紀、飯飼一幸 池田竜也、白石悟 |
河馬子[注 9] |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [26] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2015年1月9日 - 3月27日 | 金曜 2:16 - 2:46(木曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | 製作局 |
2015年1月9日 - 3月27日 | 金曜 3:30 - 4:00(木曜深夜) | CBCテレビ | 中京広域圏 | |
2015年1月11日 - 3月29日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | BS-TBS | 日本全域 | BS放送 |
2015年1月11日 - 3月29日 | 日曜 1:53 - 2:23(土曜深夜) | チューリップテレビ | 富山県 | |
2015年1月12日 - 3月30日 | 月曜 1:30 - 2:00(日曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | |
2015年1月26日 - | TBSチャンネル1 | 日本全域 | CS放送 リピート放送あり |
配信期間 | 更新時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2015年1月12日 - 3月30日 | 月曜 22:00 - 22:30 | ニコニコ生放送 |
月曜 22:30 更新 | ニコニコチャンネル | |
2015年1月20日 - 4月7日 | 火曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル |
関連商品
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
BD限定盤 | BD通常盤 | DVD限定盤 | DVD通常盤 | |||
1 | 2015年3月25日 | 第1話 - 第2話 | XT-3351 | COXC-1121 | XT-3361 | COBC-6751 |
2 | 2015年4月22日 | 第3話 - 第4話 | XT-3352 | COXC-1122 | XT-3362 | COBC-6752 |
3 | 2015年5月27日予定 | 第5話 - 第6話 | XT-3353 | COXC-1123 | XT-3363 | COBC-6753 |
4 | 2015年6月24日予定 | 第7話 - 第8話 | XT-3354 | COXC-1124 | XT-3364 | COBC-6754 |
5 | 2015年7月22日予定 | 第9話 - 第10話 | XT-3355 | COXC-1125 | XT-3365 | COBC-6755 |
6 | 2015年8月26日予定 | 第11話 - 第12話 | XT-3356 | COXC-1126 | XT-3366 | COBC-6756 |
CD
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2015年1月14日 | FLYING FAFNIR | COZA-997/8(TYPE-A) COCA-16961(TYPE-B) |
2015年1月28日 | Ray of bullet | COZC-1013/4(限定盤) COCC-16971(通常盤) |
Webラジオ
『ファフニールラジオ〜ミッドガル学園放送部』のタイトルで、2015年1月9日よりTBS公式サイトにて配信されている[28]。2014年12月24日にはプレ配信が行われた[28][29]。パーソナリティは沼倉愛美(物部深月 役)、日高里菜(イリス・フレイア 役)が務めている[28][30]。
脚注
注釈
出典
- ^ “講談社ラノベ文庫既刊案内-2013年7月刊行”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2013年7月13日閲覧。
- ^ 小説第1巻終章文中より。
- ^ 小説第1巻あとがきより。
- ^ a b 公式サイトの記述より。
- ^ 小説第4巻より。
- ^ a b “【公式解禁】『銃皇無尽のファフニール』アニメ化決定!【5巻は本日発売!】”. 講談社ラノベ文庫編集部ブログ. 講談社 (2014年7月2日). 2014年7月2日閲覧。
- ^ “銃皇無尽のファフニール : 講談社ラノベ文庫の話題作がアニメ化”. MANTANWEB. 毎日新聞デジタル (2014年7月2日). 2014年7月2日閲覧。
- ^ “【アニメ情報更新&文庫6巻・コミックス1巻特典紹介】『銃皇無尽のファフニール』”. 講談社ラノベ文庫編集部ブログ. 講談社 (2014年9月26日). 2014年9月26日閲覧。
- ^ a b “銃皇無盡的法夫納 龍之樂園”. 東立Online. 東立出版社. 2014年7月8日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール 原作公式サイト”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年1月15日閲覧。
- ^ a b “テレビアニメ『銃皇無尽のファフニール』、OPを担当する「TRUSTRICK」(神田沙也加さん&Billyさん)がキャストとして出演決定!”. animate.TV. アニメイト. 2015年1月18日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール1 ドラゴンズ・エデン”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール2 スカーレット・イノセント”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール3 クリムゾン・カタストロフ”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール4 スピリット・ハウリング”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール5 ミドガルズ・カーニバル”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール6 エメラルド・テンペスト”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年10月2日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール7 ブラック・ネメシス”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年12月26日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール8 アメジスト・リバース”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年4月3日閲覧。
- ^ a b “ドラマCD付き限定版 銃皇無尽のファフニール8 アメジスト・リバース”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年4月3日閲覧。
- ^ “『銃皇無尽のファフニール』月刊「good!アフタヌーン」 にてコミカライズ決定!”. 講談社ラノベ文庫編集部ブログ. 講談社. 2013年12月20日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール1”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年10月2日閲覧。
- ^ a b “銃皇無尽のファフニール2”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年1月9日閲覧。
- ^ 銃皇無尽のファフニール エンドカードコンテスト ニコニコ静画. 2015年3月27日閲覧。
- ^ “銃皇無尽のファフニール 公式ホームページ”. 2014年12月4日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “銃皇無尽のファフニール 公式ホームページ”. 2014年12月4日閲覧。
- ^ a b c “テレビアニメ『銃皇無尽のファフニール』、OPを担当する「TRUSTRICK」(神田沙也加さん&Billyさん)がキャストとして出演決定!”. animate.TV. アニメイト. 2015年1月18日閲覧。
- ^ “銃皇無尽のファフニール 公式ホームページ”. TBSテレビ (2014年12月24日). 2015年1月9日閲覧。
- ^ “Webラジオ”. 銃皇無尽のファフニール公式ホームページ. TBSテレビ (2014年12月24日). 2015年1月9日閲覧。
外部リンク
- 銃皇無尽のファフニール | 既刊一覧
- 銃皇無尽のファフニール 原作公式サイト
- 銃皇無尽のファフニール 漫画 サブロウタ 原作 ツカサ キャラクター原案 梱枝りこ - アフタヌーン公式サイト - モアイ
- 銃皇無尽のファフニール 公式ホームページ | TBSテレビ
- TVアニメーション「銃皇無尽のファフニール」| 日本コロムビア
- 銃皇無尽のファフニール (@fafnir_anime) - X(旧Twitter)
TBS 金曜2:16(木曜深夜)枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
銃皇無尽のファフニール
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