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パチスロ

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パチスロは、パチンコスロットの略で、パチンコスロットマシンのことである。「オリンピアマシーン」とも言われ、正式名称は「回胴式遊技機」と言う。スロットマシーンがリールの自動停止を待つのに対し、パチスロでは遊技者がストップボタンでリールを停止する。これはパチンコとともに法的に遊技者が最低限の技術介入を求められているためである。パチンコと共に庶民に最も身近な遊技のひとつ。

概要

パチスロはスロットマシーンをパチンコ台の島に入るよう製造されたもの(ただし0号機の時代はその限りではなく、筐体はそのまま外国のスロットマシーンと同じものだった)。そのため当初からパチンコを設置している店の一角にパチスロのコーナーが設けられていて、換金方法もパチンコの方式をそのまま流用しているところがほとんどである。ただし換金率は、かつてはパチンコの換金率から換算されていたため同じホールでの換金率はパチンコもパチスロもほぼ同じであったが、最近はパチスロ台の機械割が全体的に低下していることから、パチスロに限り等価交換を導入しパチンコと換金率に差を付けているホールも増えている。

パチンコとの遊戯性の違いは、「ある程度の技術介入」要素が明確であり、出玉に左右されやすい点にある。つまり打ち手のレベルやテクニックによって目に見えて差が開きやすい。しかもパチスロ機が機種により技術介入のアプローチが異なることもあり、比較的単調な遊戯になりがちなパチンコに比べ、若者を中心に流行となる。しかしながらシステムや遊戯方法にある程度の理解が無いと遊戯する上での楽しみや興奮が少なく、始めるに当たり敷居が高い、と思う者も多い。

近年はパチンコのホールをパチスロ専用のホールとして改装する店も増加した。これは最近のパチスロでは店内のBGMや放送及び照明がパチンコのものと両立しなくなってきたためである。もちろん近年のパチスロ人気の高騰も原因の一つ。これはパチンコの出玉に関する規制が一時厳しくなったことで、より爆発力の大きいパチスロに客が流れたことによる。

このことからもわかるように、遊技者は大量のコインを獲得できるような仕様のパチスロ機を求め、設置するホールも客の求める機種を多く設置するため、メーカーもそのような機種を発売する。そのために常にギャンブル性の高さが問題となり、そのたびに当局より規制を受けることになる(パチスロの進化と変遷の項を参照)。

ちなみに全国的にパチスロが普及した後も、三重県では公安委員会がパチスロの導入を認めないという理由でパチスロ台が1台も稼動していない状況が続いていたが、2000年に三重県公安委員会がパチスロの導入を認める方針に転換し、同年7月より三重県内でもパチスロが一斉に導入された。

2005年、これまでのメダルではなく、パチンコ玉にて遊戯するパチスロ機(通称「パロット」)がSANKYOから登場。メダル3枚に相当するパチンコ玉15発が一回の遊戯代となるが、上記のようにスロットとパチンコで換金格差がある関係でどうしてもスロットと同じように遊戯できるという状況ではなく、メダルでの遊技ができるスロット機が主流となっている。

また、筐体の変化も様々で、床置きタイプの筐体なども少ないながら存在する。

パチスロの進化と変遷

  • 1964年~:アメリカ統治下の沖縄で「オリンピアマシン」が誕生。筐体の横にスタートハンドルがついている、スロットマシンを流用した筐体で、メダルを3枚投入してリール上の役の組み合わせ有効ラインが5つある形式。近代パチスロの原型といえる。
  • 1977年~:0号機(1985年に施行された風営法以前に作られた機種の総称)の登場。基準など無かった時代なので、極端にスベリの有るものや、反対にスベリの少ないものがあり、目押しの出来るプレイヤーにとっては攻略の対象になった。リールもギアで動くものだった機種では、窓を抑えることでリールを止めることができたものもあった。(この種の機種では、リールが停止してから役の判定をしていたので、「ド突き攻略法」が流行った。但し、ホントはゴトである。)役は、ボーナスゲームと小役ゲームのみで構成され、一度ボーナスゲームが当たると次回のボーナスゲームが高率で当たり、店が設定した打ち止めまで続くようになっていた。また、連チャンの規制も無かったので激荒の波を持った機種もあり、リバティーベルでは50連チャンの話も有った。役の決定方式は、吸い込み方式だったと思われる。尚、パチスロパルサーには独特のリーチ目があって、リーチ目表(大量リーチ目タイプなので代表的なパターンのみ)がホールに張り出されていた。このパターンは現在まで続いていて、パルサーシリーズのウリになっている。。なお、当時は今のように無制限で交換率が5~7枚交換というものではなく、ボーナス1回ごとに交換し交換率も10枚交換などというホールがざらにあった。またリプレイもなかった。コインサンドもまだなく、通貨を50枚単位で包んであるのと同じものをカウンターで1000円で交換していた。今でも高年齢の人が1000円を1本と呼ぶことがあるのはこのときの名残である。
  • 1985年~:1号機(新風営法に基づいた全国統一認定基準)の登場。現在のボーナスシステムと同等のゲーム性を搭載した。その後、不正改造対策により1.5号機が登場。
  • 1988年~:2号機が登場。コインを50枚まで貯留できるクレジット機能が採用され操作性が向上し、シングルボーナスや集中役など新しい遊戯機能が許可されたことにより、ゲーム性が従来と比較して格段に向上した。
    • 代表機種:アラジン(開発:サミー、販売:ニイガタ電子精機)、バニーガール(オリンピア)、センチュリー21(瑞穂製作所)、アニマル(アークテクニコ)
  • 1990年~:3号機が登場。2号機のギャンブル性を抑えた仕様であり、人気のあった集中役に対する規制が強化されたため、ゲーム性が画一化されてしまいつまらなくなり、結果的に連チャンを誘発する仕掛けなど違法な裏モノが多く出回ることになった。それへの対処として大規模な基板改修や再封印が行われた結果、パチスロ人気が急落した。
    • 代表機種:コンチネンタル(瑞穂製作所)、ワイルドキャッツ(アークテクニコ)、リノ(開発:サミー、販売:ニイガタ電子精機)、スーパープラネット(山佐)
  • 1992年~:4号機(リプレイやチャンス予告機能等を搭載)の登場。
    • 4.0号機:「小役回収打法」「リプレイはずし」など、打ち手の技術介入度が高い機種が続々登場。「目押し全盛時代」と言われる。その後、CT機がブーム。
      • 代表機種「クランキーコンドル」、「ニューパルサー」、「サンダーV」
    • 4.1号機 :完全確率をベースとした規制であるが、規定の拡大解釈により、大幅な変貌を遂げる。後期に大量獲得機の登場やATがブームになり、射幸心を扇ぐ形に発展し、2003年にはいくつかの機種は検定を取り消され、4.5号機の早期投入が行われた。また、初の合法ストック機「ブラックジャック777」が登場。また、4.1号機の後期ごろより、リール以外の手段を用いての演出が出来る筐体が登場する。当初は簡易なドット絵やフラッシュが主流であったが、その後4thリールや液晶搭載機の登場などで筐体そのものも大きな進化を遂げた。
    • 4.5号機 :射幸心が高すぎたAT搭載の4.1号機を抑えた規制。ストック機能のマシンがメインに。
  • 2005年~:5号機の登場。ストック機能の排除など、4号機と比較して出玉性能が大幅に制限される反面、技術介入面での差はさほどなくなり,打ち手に平等になった。しかしながら、5号機そのものは、まだ確立されている状態では無い。そのため各メーカーは手探り状態でリリースを試みている。今後、4号機時代の様に様々な解釈方法を反映させた機種が発表される可能性は極めて高い。

なお、この頃に導入された健康増進法が適用されるべき場所であるにもかかわらず、ごく一部のホールを除いて全く対策がなされていない。(『パチスロ機に灰皿が付属している』等)この件に関しては物議を醸している。

遊戯におけるルールやマナー

以下の例は、パチスロを遊戯する上で最低限守るべきマナーや、暗黙のルールを挙げる。地域・ホールにより若干異なる場合があるので、判断が微妙なものは確認を取ることを薦める。いずれにせよ共通するのは「他人に迷惑を掛けず、全てのプレイヤーが楽しく遊戯できる」ためのものである。

入店待ち
基本的に遊技者自身が並び、物品による場所取りは禁止行為。ホールによっては抽選入場の場合もある。
台キープ
両替・トイレ等で遊技台を少し離れる際、下皿にコインが無い場合は、ライターなどの私物を置いて席を離れる。逆に空き台に私物が置いてあるのはキープ済みという意味。私物なら何でもかまわないが、貴重品(財布・携帯など)は避けるべき。一般的にはライター、タバコやハンカチなど私物色が明快で、且つ無くしても困らない物が良い。また、食事や外出等で10分以上離れる際は、従業員に申告し休憩札を使う。離れる際は通常時であることが望ましく、ボーナスなどのBGM発生中は避け、周囲の迷惑にならないこと。
シマ
「機種ごとのコーナー」のこと。「北斗のシマ」「吉宗のシマ」等と呼ぶ。
メダル
他店のメダルは使用禁止。財布の中に残っていても我慢する(本来、持ち帰り自体禁止行為である)。
メダル貸出
2台で1つのコインサンドを利用する店では、コインを購入したらすぐに自分の下皿に移す。
メダル投入
クレジット機能があるので、50枚まで入る。最初に50枚入れても構いはしないが、少しずつ入れながら遊戯するのが早く回すコツ。但しリプレイ時、払出時、リール回転中、既にクレジットが50の時は投入を受け付けず、戻ってきてオロオロして恥ずかしい思いをしてしまうので注意すること。
両替
ヨレヨレや破損紙幣は受け付けないことが多い。取り忘れに要注意。前の人が忘れていたら、声をかけるか店員に届ける事。
遊戯中の飲食
飲み物は不問であるが、台を汚さないこと。食事はおにぎりなどの軽食程度なら左程問題は無いが、食べながらの遊戯そのものがあまり歓迎される行為ではないので注意が必要。休憩コーナーを利用するのも手段。
目押し
自分でうまく狙えない場合、勇気を出して隣の人にお願いしてみるのも方法の一つ。大抵の人は快く応じてくれる。また、呼び出しボタンを押せば従業員が揃えてくれる。他人が失敗してもご愛嬌。店員以外のお客さんにしょっちゅう揃えてもらっている場合は、お礼にコーヒー等を渡すのがマナー。ちなみにお礼に自分のメダルを渡すのは禁止。そして「目押し出来ないから・・・」といって全く挑戦しないのは上達に繋がらないので、毎回2~3ゲーム挑戦してみると良い。また、難易度の高いリプレイはずし等を他人にお願いするのはNG。
エラー
何らかのトラブルで台が動かない、コインが出てこない場合などは、あれこれやるより呼び出しボタンを押して店員に見てもらった方が早い。液晶付きの台ではトラブル原因が明確に表記されているが、それ以外の機種では払い出しランプに略称が表示される。下記の3つは比較的頻繁に目撃する例なので、覚えておくと便利。
  • HE」表示:ホッパーエンプティーエラーの略。中のコインタンクが空の状態なので払い出しが停止する。
  • HJ」表示:ホッパージャンクションエラーの略。中のコインタンクが一杯で投入を受け付けられない状態。
  • CJ」表示:コインジャンクションエラーの略。メダル投入口が詰まりなどで、コインを受け付けない状態。
ドル箱
遊戯台上に置いてあるコインを入れる箱。どんな入れ方でも問題ないが、不必要に音を立てないのがマナー。私物は入れないこと
やめる時
やめる際は、クレジットにコインが残っていない、私物を忘れない点に注意。箱が多くて持てない際は、店員を呼んで運んでもらう。声が聞こえにくいので、従業員と目が合ったら両手または両方の人指し指で「×」とジェスチャーを行うのが通。
流す
カウンターにメダルを流す際は、管理上従業員が立ち会うことが多い。流す際には従業員を呼ぶこと
ハイエナ
すぐにこれ見よがしに狙うのは賛否両論であるが、やめようとする際にライター等を投げ込むのは失礼。ヤメたと判断したら、思い切って「これ打っていいですか?」と聞いて予め了承を得るのがマナー。
一旦交換(途中交換)
そのまま遊戯するが、コインを先に流してしまうこと。台にある程度コインを残すか、私物を置いたままコインを流す。当然ながらすぐに戻って来なければならない。
台移動
出玉を持って他の台を打つこと。ホール・地域により異なる。あまり明記していない場合が多いので、店員に聞いてみると教えてくれる。当然掛け持ちはダメ。
コイン共有
1台で得た出玉を2人以上で共有して遊戯すること。禁止しているホールが多い。容認しているホールは堂々と明記している場合が殆ど。また、黙認しているホールには要注意。
交代
2人以上で1つの台を交代で打つこと。大抵が禁止。
椅子
遊戯しない場合は、椅子に座ってはならない。連れが見学(?)する場合は、パイプ椅子を貸してくれたりする。但し、原則的に周囲に歓迎される行為では無い為、注意が必要。
遊戯中
台の挙動に喜怒哀楽するのは構わないが、あくまでも心の中だけにすること。また、周囲の台が爆発していても八つ当たりせず、自分の台に集中するか、気分転換を計るべき。
調子が悪い
自分のヒキ、では無く台の稼動状態が「コインが詰まりやすい」「リールの動きがおかしい」等、遊戯に何かしらの不便がある場合は、従業員を呼んで点検してもらうこと。
周囲の迷惑行為
自分から直接言うといらぬトラブルに巻き込まれる事があるため、こっそり従業員に教えて対応してもらう。きちんとしたホールでは、そういった対応も万全なので、ホールの健全さを伺う機会でもある。逆に、お願いしたにも関わらず、黙認している場合はホール自体が要注意。
初心者への対応
システムや狙う箇所を聞いてくる人がいたら、簡単に応じてあげるのが良い。自信が無い場合は「自分も分からない」ときちんと言ってあげること。
トラブル
明らかに自分に非がある場合(キープしていた台を知らずに取ってしまった等)は潔く認めて謝るのが第一。逆に言われの無い無茶な言いがかりに対しては、安易に答えず従業員に報告するのがベストである。
景品交換
交換所では、景品数のカウントにミスが無いか注意。その場で申告しないと無効となる。交換レシートが必要な店舗が多くなっているので紛失に注意。

パチスロにおける悪いマナーの例

パチスロを打つに当たっては、以下のような行為は他人に迷惑のかかる行為として嫌がられる(時には退店処分などの対象となることもある)。

台叩き
思ったような展開にならなかった時、苛立ちから台を叩くこと。稀に器物破損に発展するケースもある。
ドル箱シャッフル(ドル箱シェーク)
コインをカチ盛る(前述)とき、箱に入れたコインを立てるために箱を振ること。ひどいものになると空き箱を蓋にして重ねて振る場合もある。周囲に対する示威行為となる。周囲にとってはうるさいのも重なって大きな迷惑になる。
チラ見
隣の台の演出や出目をチラチラ見ること。
キョロキョロ
チラ見を含め、自分の台以外の方向に頻りに首を動かすこと。
離席
よく席を立つ人は主に連れ人にボーナスなどの報告をしに行く場合が多いが、遊技中は必要最小限にした方がよい。また、昔の台はボーナス中やAT中等は音が小さくならなかった為、ボーナスが揃った状態やAT中に長時間離席や休憩を取ると嫌がられた。
携帯電話での通話
雑音が大きいため、必然的に声も大きくなり周囲に迷惑を掛ける。
場所取り
開店時などに、一人で他人の分の取り置きをすること。また、開店前に物を置いて順番をキープすること。いずれの場合もホールが禁止している事が多いが、黙認・放置している店舗は要注意である。
座り方
椅子の上でのあぐら、体育座りなど。見た目に苦しむ部分が多く、周囲に極めて不快な印象を与える。椅子の負担も大きい。
連打・強打
ボタンやレバーを連打・強打する行為。台の故障原因となることが多いほか、レバーやボタンを叩く音が周囲にとってうるさい。特にレバーに関するものはレバガチャとも呼ばれる。
スナップ打ち(オーバーアクション)
強打に近いが、ボタンやレバーを押す時に、手を不必要に大きく動かすこと。
データ取り
他人の遊戯している台のデータ機をあれこれ調べる行為。空き台はOK。
歩き煙草
歩きながら煙草を吸うこと。
掛け持ち
2台以上台を占拠すること。
遊戯観戦
他人または連れ人の打っている台を、通路に立ち止まったり、隣の台に着席したりしながら見ること。チラ見とは違い、自分は遊戯していないため、店にとっても迷惑である。移動可能な小型の椅子(主に折りたたみ式)を用意している店では、それを利用して連れ人の台を見る分には特に問題はない。
ピキドゴ
北斗の拳にて、ボーナスの継続が確定している場合のJACゲーム終了後に放たれる「ピキーンドゴーン」という大きな効果音のこと。多くの人は、周囲に迷惑がかかるのと、特に音を鳴らす理由がないことから、これをスキップする。
喫煙
100%迷惑行為、という訳では無い。但し禁煙・分煙化の波がホールに訪れる時代も近く、喫煙者は周囲の非喫煙者に対し、良識を持った行動や配慮が望まれる。

様々な規制の余波

2002年以降、出玉上の規制が行われ、スペックの変化は様々であるが、出玉設計以外の分野においても規制の余波が届いている。

ホール営業

原則的に「来店客に対し、射幸心を煽る店内行為」が自粛されている。

  • 過剰なアナウンスの自粛:「この台は高設定~♪」「今日は爆裂日!」「●番台1万枚突破~!」「ジャンジャンバリバリお出し下さいませ~」など、プレイヤーの射幸心・期待度を極端に煽るおなじみのアナウンスが自粛された。通常空き台の案内やイベント案内程度が主流。
  • 出玉公開・写真:出玉ランキングにおいて、以前のような掲示方法が変わりつつある。大量獲得者の写真は、獲得者が強盗犯罪等に巻き込まれる可能性から、最近では無くなりつつある。ランキングでも「--枚」という表現を避け、「--Point」等、微妙な表現を行うホールが増えている。
  • イベント:設定を断言するなどの行為が自粛される。その代わりに「(設定を)上げ・キープ」「爆裂札」「ゴロゴロ(5656)祭」「エビアン(CR海物語の5・6絵柄であるエビとアンコウ)祭」「ドラゴンボールの星の数で告知」など、巧妙な告知方法が多く、建前上は告知を行っていない、という姿勢をとっている。設定確認も以前ほど多くない。

海外でのパチスロ

パチスロは日本国内だけのものだと思われがちだが、実は北朝鮮平壌市にあるボウリング場「平壌ゴールドレーン」の中にもあり、日本と同様、景品と交換できる。

韓国ではソウル市内を中心に多数の店舗が存在する。台は日本国内で流通してる台がそのまま稼動している。説明書きなどはハングルに直されている場合もある。機種は古いものでは『大花火』、新しいものでは『ヒデキに夢中!』まで確認されている(2006年2月末日現在)。店の規模は40-50台程度のところが多く、ほとんどの店は韓国の法律に照らすと不法営業である。貸しコインは1万ウォン(約1200円)で90枚貸してくれ、交換するときは100枚で1万ウォン分の商品券をくれる。そのまま使えば1万ウォンは1万ウォンだが、現金に(それなりに堂々と)変えてくれるお兄さんを通すとそこから更に10%引かれるので、交換率で言うと6.3枚交換程度になる。

またモンゴルでも、ウランバートル市内で数店舗が営業を行っている。

パチスロに関する法令や許認可等の関係から、日本国内では2007年秋以降4号機以前のパチスロ台を使用したホール営業が事実上困難になるのに対し、海外ではそのような問題が発生しないことから、業界関係者の間では「今後海外のカジノ等で、日本人客の集客アップを狙い旧式のパチスロ機による営業を行うところが増えるのではないか」との声も挙がっている。

日本のメーカー

関連項目