京王閣競輪場
京王閣競輪場 | |
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京王閣競輪場 TOKYOミリオンナイトレース | |
基本情報 | |
所在地 | 東京都調布市多摩川4-31-1 |
座標 | 北緯35度38分32.03秒 東経139度32分2.11秒 / 北緯35.6422306度 東経139.5339194度座標: 北緯35度38分32.03秒 東経139度32分2.11秒 / 北緯35.6422306度 東経139.5339194度 |
電話投票 | 27# |
開設 | 1949年(昭和24年)9月24日 |
所有者 | 株式会社京王閣 |
施行者 | 東京都十一市競輪事業組合 |
走路 | 400m |
重勝式投票 | Kドリームス |
公式サイト | 京王閣競輪ホームページ |
配信サイト | Ustream東京オーヴァル京王閣ライブ |
実況 | |
担当 | 岩井憲一 |
ナイター競走 | |
愛称 | TOKYOミリオンナイトレース |
開催期間 | 3月 - 11月 |
記念競輪 | |
名称 | ゴールドカップレース |
開催月 | 10月(次回は2018年度以降) |
京王閣競輪場(けいおうかくけいりんじょう)は東京都調布市にある競輪場。通称は東京オーヴァル京王閣(TOKYO OVAL KEIOKAKU)。施設所有は株式会社京王閣。主催は東京都十一市競輪事業組合[1]。競技実施はJKA東日本地区本部関東支部。レース実況は多摩川電気で担当は岩井憲一。
本項では2014年3月30日より場内に開設される地方競馬の場外勝馬投票券発売所であるofft京王閣(オフトけいおうかく)についても記述する。
概要
京王閣競輪場は1949年(昭和24年)9月24日に開設された。もともと敷地は、旧京王電気軌道(現在の京王電鉄の前身)が開設した遊園地「京王閣」であったが、終戦直後に当時の東京急行電鉄(1944年京王電気軌道は東京急行電鉄に合併)が京王閣の敷地の一部を売却し、競輪場が開設された。この経緯により、かつて記念競輪の優勝者には当時の京王帝都電鉄よりトロフィーが贈呈されていた。
開設から、かつての後楽園競輪場に次ぐ都心からの利便性があったことから常にファンでにぎわい、1972年1月3日には、1日の入場者数としては史上最高の72,657人を記録した[2][3]。
近年まで入場者数の多さにもかかわらず、施設面では前時代的な雰囲気を漂わせていたことで知られていたが、21世紀に入り場内スタンドの大規模な改修が行われ、その直後の2001年(平成13年)にGIIの共同通信社杯競輪が開催された。その後は2003年(平成15年)、2006年(平成18年)、2009年(平成21年)、2012年(平成24年)、2015年(平成27年)とKEIRINグランプリが3年周期で開催されている。またGIでは、2013年にオールスター競輪を、2015年と2017年には日本選手権競輪をそれぞれ開催した。他にも、2015年には日韓対抗戦競輪を開催している。
記念競輪 (GIII) の名称は「ゴールドカップレース」で、開催2日目のシード優秀競走は競輪場の通称にちなんで「東京オーヴァル賞」の名称で行われ、毎年10月に開催されるのが通例となっている。なお2009年は6月、2010年は7月に時期を移動して開催されていたが2011年は再び10月に戻っての開催となり、2012年度は2013年1月、2015年度は11月から12月の開催となった。
2002年(平成14年)10月29日からはナイター競走を「TOKYOミリオンナイトレース」として実施している。そして2004年7月からはA級ツイントーナメントを前半が「イレブンカップ」後半が「オーヴァルカップ」の名称で実施していたが2005年6月24日を持って終了した。
トータリゼータシステムは富士通フロンテックを採用している。1991年9月に全国の競輪場で始めてマークシート方式を導入した[4]。なお2009年11月16日より重勝式投票にあたるKドリームスの発売を開始したが、この時にセガサミーホールディングスの子会社であるサミーネットワークスが『競輪TOWN』という独自の投票サイトを立ち上げている。
かつてマスコットキャラクターとして怪獣をモチーフとした「ジャン太」がいたが[5][6]、現在は使われていない。
バンクの特徴
1周400m。クセがなく直線の長さも標準的なバンクだが、カントが若干緩く全速で外側に膨れる傾向があり、併走時にはイン側有利。
バックスタンド裏は道路を挟んで多摩川の河川敷となっているため、風が強い時は場内へ吹き込む影響がある。ただし地理的に内陸部のため、常に風が吹くようなことはない。
大画面映像装置は1センターに設置されている。なお以前は500型相当のスクリーンが使用されていたが、2015年10月19日の開催から完全デジタル化に伴い、約32:9の1100型スクリーン(競輪界最大)が使用開始された[7][8][9]。
場外車券売場
歴代記念競輪優勝者
年 | 優勝者 | 登録地 |
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2002年 | 伏見俊昭 | 福島 |
2003年 | 伏見俊昭 | 福島 |
2004年 | 岡部芳幸 | 福島 |
2005年 | 吉岡稔真 | 福岡 |
2006年 | 山崎芳仁 | 福島 |
2007年 | 後閑信一 | 東京 |
2008年 | 石丸寛之 | 岡山 |
2009年 | 後閑信一 | 東京 |
2010年 | 後閑信一 | 東京 |
2011年 | 後閑信一 | 東京 |
2013年 | 志智俊夫 | 岐阜 |
2015年 | 松坂英司 | 神奈川 |
2016年 | 岡田征陽 | 東京 |
- ※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。
offt京王閣
offt京王閣 | |
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基本情報 | |
開設日 | 2014年3月30日 |
施設設置者 | 株式会社京王閣 |
管理施行者 | 特別区競馬組合(大井競馬場) |
発売窓口 | 自動発売機9台・有人窓口1窓 |
発売単位 | 全賭式100円以上100円単位 |
最寄駅 | 京王多摩川駅 |
最寄IC | 調布IC |
2014年3月30日よりバックスタンド3階を改装し、地方競馬の会員制場外勝馬投票券発売所『offt京王閣』を開設した。発売されるレースは大井競馬場を中心とした南関東公営競馬4場と、その他の地方競馬の一部レースが対象となる。競輪場内に競馬の場外馬券売場が設置されるのは国内初[10]。
なお施設は会員制となり、入場には入会金1000円と登録が必要となる。年会費無料(3年有効)
アクセス
- 京王相模原線京王多摩川駅下車。南側臨時改札より徒歩1分。
- 競輪開催終了時には特急・準特急・急行が当駅に臨時停車することがある。
- JR南武線矢野口駅より京王自動車運行の無料送迎バスで約5分。もしくは徒歩15分。
- 周辺に有料駐車場が400台分ある。
脚注
- ^ 昭島市、青梅市、小金井市、国分寺市、小平市、調布市、八王子市、東村山市、日野市、町田市、武蔵野市による一部事務組合。
- ^ 1日当たりの入場者数記録 2014年版 競輪年間記録集 p.64
- ^ これは馬インフルエンザの流行で近隣の東京競馬場が開催中止となり、その客が流れ込んできた影響も含まれている。
- ^ 門司競輪の歴史 - 小倉けいりん
- ^ 熊本競輪場(87#)オフィシャルサイト 〜KEIRINライブラリー / 関東エリア〜
- ^ 中部競輪Note-book
- ^ 東スポWeb 2015年10月20日
- ^ スポーツ報知 2015年10月19日14面「京王閣に1100型スクリーン」
- ^ 競輪場最大規模!大型映像装置が新しくなりました
- ^ ~競輪場と競馬が日本初のコラボ!!~ オフト京王閣の開設について - 2014年2月25日・東京シティ競馬
関連項目
- 京王閣 - 戦前に京王電気軌道(現・京王電鉄)が経営していたレジャー施設。
- 京王遊園 - 戦前の京王閣の近隣にかつて存在した遊園地。跡地の東側部分は京王テニスクラブとなっている。
- 京王フローラルガーデンANGE - かつての京王百花苑。
- 京王遊園・京王百花苑ともに戦後、京王閣競輪場と同時期に開設されている。
- 東京都四市競艇事業組合 - 当場内に事務所を置いている。ボートピア市原の管理施行者。
- 藤原マキ - 舞台女優。夫の漫画家つげ義春が寡作になり、生活苦になった1975年に受付嬢として働いていた。